JPH05185830A - 車両の換気装置 - Google Patents
車両の換気装置Info
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- JPH05185830A JPH05185830A JP4003694A JP369492A JPH05185830A JP H05185830 A JPH05185830 A JP H05185830A JP 4003694 A JP4003694 A JP 4003694A JP 369492 A JP369492 A JP 369492A JP H05185830 A JPH05185830 A JP H05185830A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 日射による車室内の温度分布の片寄りを防止
する。 【構成】 車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合
いを日射量検出手段22により検出する。該日射量の車
幅方向の片寄り度合いに応じて、車室内の車幅方向の温
度分布が均等になるように車幅方向に互いに離れて設け
られている左右換気ダクト手段16及び18に各々含ま
れる左換気ファン16aの左ファンモータ16b及び右
換気ファン18aの右ファンモータ18bに太陽電池1
4の出力を制御手段24により供給する。
する。 【構成】 車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合
いを日射量検出手段22により検出する。該日射量の車
幅方向の片寄り度合いに応じて、車室内の車幅方向の温
度分布が均等になるように車幅方向に互いに離れて設け
られている左右換気ダクト手段16及び18に各々含ま
れる左換気ファン16aの左ファンモータ16b及び右
換気ファン18aの右ファンモータ18bに太陽電池1
4の出力を制御手段24により供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に設けられた太陽
電池の出力により駐車中の車両の車室内の換気を行う車
両の換気装置に関するものである。
電池の出力により駐車中の車両の車室内の換気を行う車
両の換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両がその車室内が密閉された状態で炎
天下に比較的長い時間に亘って駐車していると、車室内
の温度が著しく高くなるため、乗車時に乗員に対して多
大な不快感を与えると共に、車両に装備された冷房装置
の冷房作用の立ち上がりを悪くする。
天下に比較的長い時間に亘って駐車していると、車室内
の温度が著しく高くなるため、乗車時に乗員に対して多
大な不快感を与えると共に、車両に装備された冷房装置
の冷房作用の立ち上がりを悪くする。
【0003】そこで、このような不都合を軽減すべく、
例えば特開平1−145222号公報に示されるよう
に、車両に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車
両の車室内の換気を行う車両の換気装置が提案されてい
る。該換気装置においては、車両が受ける総日射量に比
例して定まる太陽電池の出力を検出し、検出した太陽電
池の出力に応じて作動するファンモータの個数を決定し
ている。
例えば特開平1−145222号公報に示されるよう
に、車両に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車
両の車室内の換気を行う車両の換気装置が提案されてい
る。該換気装置においては、車両が受ける総日射量に比
例して定まる太陽電池の出力を検出し、検出した太陽電
池の出力に応じて作動するファンモータの個数を決定し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両がその
車室内が密閉された状態で例えば夏季の西に傾いた強い
日射を受けると、車室内全体の温度が高められると共
に、車室内の温度分布に片寄りが生じる。このため、車
両が片寄りのない均等な日射を受ける場合と比較して車
室内に非常に温度の高い箇所が局所的に存在することと
なる。
車室内が密閉された状態で例えば夏季の西に傾いた強い
日射を受けると、車室内全体の温度が高められると共
に、車室内の温度分布に片寄りが生じる。このため、車
両が片寄りのない均等な日射を受ける場合と比較して車
室内に非常に温度の高い箇所が局所的に存在することと
なる。
【0005】ところが、上記のように太陽電池の出力に
応じて作動するファンモータの個数が決定される換気装
置においては、車両が受ける総日射量に応じて換気ファ
ンの作動される個数が決定されるだけでいずれの箇所に
配置された換気ファンが作動されるかは何等条件付けさ
れていない。このため、上記のように片寄りのある日射
を受ける場合には、車両の車室内に片寄りのある室温状
況が発生し、車両の車室内の局所的な箇所が高温化する
ことを阻止することができない欠点がある。
応じて作動するファンモータの個数が決定される換気装
置においては、車両が受ける総日射量に応じて換気ファ
ンの作動される個数が決定されるだけでいずれの箇所に
配置された換気ファンが作動されるかは何等条件付けさ
れていない。このため、上記のように片寄りのある日射
を受ける場合には、車両の車室内に片寄りのある室温状
況が発生し、車両の車室内の局所的な箇所が高温化する
ことを阻止することができない欠点がある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、日射による車室内の温度分布の片寄りを防止し、車
室内に局所的な高温箇所を発生させないようにすること
を目的とする。
で、日射による車室内の温度分布の片寄りを防止し、車
室内に局所的な高温箇所を発生させないようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、日射量の車幅方向の片寄り度合いに応じ
て車室内の車幅方向の温度分布が均等になるように複数
の排気ファンのファンモータの出力を制御することによ
り車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生するのを
防止するものである。
め、本発明は、日射量の車幅方向の片寄り度合いに応じ
て車室内の車幅方向の温度分布が均等になるように複数
の排気ファンのファンモータの出力を制御することによ
り車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生するのを
防止するものである。
【0008】具体的に本発明が講じた解決手段は、車両
に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室
内の換気を行う車両の換気装置を対象とし、車幅方向に
互いに離れて設けられ、各々が上記太陽電池の最大出力
と同等の最大出力のファンモータを持つ換気ファンを有
し、車室の内外を連通して車室内の換気を行う複数の換
気ダクト手段と、日射量の車幅方向の片寄り度合いを検
出する日射量検出手段と、該日射量検出手段が検出した
日射量の車幅方向の片寄り度合いに応じて車室内の車幅
方向の温度分布が均等になるように上記複数の換気ダク
ト手段の換気ファンのファンモータの出力を制御する制
御手段とを備えている構成とするものである。
に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室
内の換気を行う車両の換気装置を対象とし、車幅方向に
互いに離れて設けられ、各々が上記太陽電池の最大出力
と同等の最大出力のファンモータを持つ換気ファンを有
し、車室の内外を連通して車室内の換気を行う複数の換
気ダクト手段と、日射量の車幅方向の片寄り度合いを検
出する日射量検出手段と、該日射量検出手段が検出した
日射量の車幅方向の片寄り度合いに応じて車室内の車幅
方向の温度分布が均等になるように上記複数の換気ダク
ト手段の換気ファンのファンモータの出力を制御する制
御手段とを備えている構成とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、日射量検出手段が車両に対
する日射量の車幅方向の片寄り度合いを検出し、制御手
段が車幅方向に互いに離れて設けられている複数の換気
ダクト手段に含まれる換気ファンのファンモータに日射
量の車幅方向の片寄り度合いに応じて車室内の車幅方向
の温度分布が均等になるように太陽電池の出力を供給す
る。これによって、複数のファンモータの出力が制御さ
れるため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生
することを防止することができる。また、車両に対する
日射量の車幅方向の片寄りが極端に大きい場合にも、排
気ファンのファンモータの各々の最大出力が太陽電池の
最大出力と同等であるため、車室内で車幅方向に温度分
布の片寄りが発生することを確実に防止することができ
る。
する日射量の車幅方向の片寄り度合いを検出し、制御手
段が車幅方向に互いに離れて設けられている複数の換気
ダクト手段に含まれる換気ファンのファンモータに日射
量の車幅方向の片寄り度合いに応じて車室内の車幅方向
の温度分布が均等になるように太陽電池の出力を供給す
る。これによって、複数のファンモータの出力が制御さ
れるため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生
することを防止することができる。また、車両に対する
日射量の車幅方向の片寄りが極端に大きい場合にも、排
気ファンのファンモータの各々の最大出力が太陽電池の
最大出力と同等であるため、車室内で車幅方向に温度分
布の片寄りが発生することを確実に防止することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る車両に設
けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室内の
換気を行う車両の換気装置が装備された自動車を示し、
図1において、自動車の車体10のルーフ部12には太
陽電池14が配設されている。太陽電池14は、その受
光面部がルーフ部12の外方に向けられて透明保護板に
より覆われたものとされており、正常に機能するもとで
は受光面部が受ける日射量に比例した出力Aを発生する
ものである。
けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室内の
換気を行う車両の換気装置が装備された自動車を示し、
図1において、自動車の車体10のルーフ部12には太
陽電池14が配設されている。太陽電池14は、その受
光面部がルーフ部12の外方に向けられて透明保護板に
より覆われたものとされており、正常に機能するもとで
は受光面部が受ける日射量に比例した出力Aを発生する
ものである。
【0012】一方、車体10の後部側には、左換気ファ
ン16aを有する左換気ダクト手段16及び右換気ファ
ン18aを有する右換気ダクト手段18が自動車の車幅
方向に互いに離れ、且つ各々が車室の内外を連通するよ
うに設けられている。左換気ファン16a及び右換気フ
ァン18aは左ファンモータ16b及び右ファンモータ
18b(図2参照)をそれぞれ有しており、該左右ファ
ンモータ16b及び18bは太陽電池の最大出力Ama
xと同等の最大出力をそれぞれ持ち太陽電池14の出力
A(≦Amax)により適宜電力が供給される。
ン16aを有する左換気ダクト手段16及び右換気ファ
ン18aを有する右換気ダクト手段18が自動車の車幅
方向に互いに離れ、且つ各々が車室の内外を連通するよ
うに設けられている。左換気ファン16a及び右換気フ
ァン18aは左ファンモータ16b及び右ファンモータ
18b(図2参照)をそれぞれ有しており、該左右ファ
ンモータ16b及び18bは太陽電池の最大出力Ama
xと同等の最大出力をそれぞれ持ち太陽電池14の出力
A(≦Amax)により適宜電力が供給される。
【0013】左換気ダクト手段16において左ファンモ
ータ16bを作動することにより左換気ファン16aを
駆動させ、これによって車室内の車幅方向左側部分の換
気を左換気ダクト手段16を通じて行い、右換気ダクト
手段18において右ファンモータ18bを作動すること
により右換気ファン18aを駆動させ、これによって車
室内の車幅方向右側部分の換気を右換気ダクト手段18
を通じて行う。
ータ16bを作動することにより左換気ファン16aを
駆動させ、これによって車室内の車幅方向左側部分の換
気を左換気ダクト手段16を通じて行い、右換気ダクト
手段18において右ファンモータ18bを作動すること
により右換気ファン18aを駆動させ、これによって車
室内の車幅方向右側部分の換気を右換気ダクト手段18
を通じて行う。
【0014】また、車体10におけるフロントウィンド
シールド20の下方に日射量検出手段22が配置されて
おり、該日射量検出手段22は左日射センサ22a及び
右日射センサ22bと検出回路22c(図2参照)とで
構成されている。左日射センサ22aは車両が受ける総
日射量Bのうち車幅方向左半分が受ける日射量BL に比
例する出力を発生し、一方、右日射センサ22bは車両
が受ける総日射量Bのうち車幅方向右半分が受ける日射
量BR (=B−BL )に比例する出力を発生する。ま
た、検出回路22cは該左右日射センサ22a及び22
bの発生出力を受けて車両に対する日射量の車幅方向の
片寄り度合いα=BL /(BL +BR )を検出し該αの
値に比例する検出出力を発生する回路である。車両に対
する日射量の車幅方向の片寄り度合いαの値は、車両に
対する日射量に車幅方向の片寄りがない場合即ちBL =
BR の場合にはα=0.5となり、車両に対する日射量
に車幅方向の片寄りがあり且つBL >BR の場合には
0.5<α<1となり、車両に対する日射量に車幅方向
の片寄りがあり且つBL <BR の場合には0<α<0.
5となる。
シールド20の下方に日射量検出手段22が配置されて
おり、該日射量検出手段22は左日射センサ22a及び
右日射センサ22bと検出回路22c(図2参照)とで
構成されている。左日射センサ22aは車両が受ける総
日射量Bのうち車幅方向左半分が受ける日射量BL に比
例する出力を発生し、一方、右日射センサ22bは車両
が受ける総日射量Bのうち車幅方向右半分が受ける日射
量BR (=B−BL )に比例する出力を発生する。ま
た、検出回路22cは該左右日射センサ22a及び22
bの発生出力を受けて車両に対する日射量の車幅方向の
片寄り度合いα=BL /(BL +BR )を検出し該αの
値に比例する検出出力を発生する回路である。車両に対
する日射量の車幅方向の片寄り度合いαの値は、車両に
対する日射量に車幅方向の片寄りがない場合即ちBL =
BR の場合にはα=0.5となり、車両に対する日射量
に車幅方向の片寄りがあり且つBL >BR の場合には
0.5<α<1となり、車両に対する日射量に車幅方向
の片寄りがあり且つBL <BR の場合には0<α<0.
5となる。
【0015】そして、車体10の車室内前部には、左右
ファンモータ16b及び18bの出力を制御する制御手
段24が配されている。
ファンモータ16b及び18bの出力を制御する制御手
段24が配されている。
【0016】以下、該制御手段24の制御内容に付いて
図2に基づいて説明する。
図2に基づいて説明する。
【0017】制御手段24は、駐車換気スイッチ30の
出力を受けて駐車中における換気の要否を判定し、エン
ジンキーが挿入されていないときにOFFとなるような
キースイッチ32の出力を受けて駐車状態を検出し、太
陽電池14の出力Aを受けて出力Aが所定値A0 以上で
あるか否かを判定し、日射量検出手段22の検出回路2
2cの検出出力を受けて車両に対する日射量に車幅方向
の片寄りがあるか否かを判定し、車両に対する日射量の
車幅方向の片寄り度合いαに応じて車室内の車幅方向の
温度分布が均等になるように太陽電池14の出力Aを左
右ファンモータ16b及び18bに供給する。
出力を受けて駐車中における換気の要否を判定し、エン
ジンキーが挿入されていないときにOFFとなるような
キースイッチ32の出力を受けて駐車状態を検出し、太
陽電池14の出力Aを受けて出力Aが所定値A0 以上で
あるか否かを判定し、日射量検出手段22の検出回路2
2cの検出出力を受けて車両に対する日射量に車幅方向
の片寄りがあるか否かを判定し、車両に対する日射量の
車幅方向の片寄り度合いαに応じて車室内の車幅方向の
温度分布が均等になるように太陽電池14の出力Aを左
右ファンモータ16b及び18bに供給する。
【0018】上記実施例に係る車両の換気装置は、太陽
電池14、左ファンモータ16bを持つ左換気ファン1
6aを有する左換気ダクト手段16、右ファンモータ1
8bを持つ右換気ファン18aを有する右換気ダクト手
段18、日射量検出手段22及び制御手段24で構成さ
れており、制御手段24による当該車両の換気装置の制
御の流れを図3に基づいて説明する。
電池14、左ファンモータ16bを持つ左換気ファン1
6aを有する左換気ダクト手段16、右ファンモータ1
8bを持つ右換気ファン18aを有する右換気ダクト手
段18、日射量検出手段22及び制御手段24で構成さ
れており、制御手段24による当該車両の換気装置の制
御の流れを図3に基づいて説明する。
【0019】スタートすると、まず、駐車換気スイッチ
30がONであるか否かを判定し(ステップS1)、O
Nである場合にはステップS2に移る一方、ONでない
場合には該ステップS1における判定を繰り返す。
30がONであるか否かを判定し(ステップS1)、O
Nである場合にはステップS2に移る一方、ONでない
場合には該ステップS1における判定を繰り返す。
【0020】ステップS2ではキースイッチ32がOF
Fであるか否かを判定し、OFFである場合には駐車状
態であると判断してステップS3に移る一方、OFFで
ない場合には駐車状態でないと判断してステップS4に
移り、ステップS4では充電モードとして太陽電池14
の有効利用のために太陽電池を車載バッテリ(図示せ
ず)に接続して該車載バッテリの充電を行い、ステップ
S1にリターンする。
Fであるか否かを判定し、OFFである場合には駐車状
態であると判断してステップS3に移る一方、OFFで
ない場合には駐車状態でないと判断してステップS4に
移り、ステップS4では充電モードとして太陽電池14
の有効利用のために太陽電池を車載バッテリ(図示せ
ず)に接続して該車載バッテリの充電を行い、ステップ
S1にリターンする。
【0021】ステップS3では太陽電池14の出力Aが
所定値A0 以上であるか否かを判定し、所定値A0 以上
である場合にはステップS5に移る一方、所定値A0 以
上でない場合には左右ファンモータ16b及び18bを
作動するのに必要なだけの太陽電池14の出力Aがない
と判断してステップS1にリターンする。
所定値A0 以上であるか否かを判定し、所定値A0 以上
である場合にはステップS5に移る一方、所定値A0 以
上でない場合には左右ファンモータ16b及び18bを
作動するのに必要なだけの太陽電池14の出力Aがない
と判断してステップS1にリターンする。
【0022】ステップS5では車両に対する日射量に車
幅方向の片寄りがあるか否かを判定し、片寄りがある場
合にはステップS6に移る一方、片寄りがない場合には
車室内の車幅方向の温度分布は均等となるのでステップ
S7に移る。
幅方向の片寄りがあるか否かを判定し、片寄りがある場
合にはステップS6に移る一方、片寄りがない場合には
車室内の車幅方向の温度分布は均等となるのでステップ
S7に移る。
【0023】ステップS6では車両に対する日射量の車
幅方向の片寄り度合いα(≠0.5)に応じて、左ファ
ンモータ16bには太陽電池14の出力AのうちαAの
電力を供給することにより左ファンモータ16bの出力
をXL =αAに制御する一方、右ファンモータ18bに
は太陽電池14の出力Aのうち(1−α)Aの電力を供
給することにより右ファンモータ18bの出力をXR =
(1−α)Aに制御し、ステップS1にリターンする。
幅方向の片寄り度合いα(≠0.5)に応じて、左ファ
ンモータ16bには太陽電池14の出力AのうちαAの
電力を供給することにより左ファンモータ16bの出力
をXL =αAに制御する一方、右ファンモータ18bに
は太陽電池14の出力Aのうち(1−α)Aの電力を供
給することにより右ファンモータ18bの出力をXR =
(1−α)Aに制御し、ステップS1にリターンする。
【0024】ここで、車両の車幅方向左半分が受ける日
射量BL が車両の車幅方向右半分が受ける日射量BR よ
り大きい場合には、0.5<α<1となるため左ファン
モータ16bの出力XL のほうが右ファンモータ18b
の出力XR より大きくなる。従って、左ファンモータ1
6bを持つ左換気ファン16aを有する左換気ダクト手
段16による車室内の車幅方向左側部分の換気作用のほ
うが右ファンモータ18bを持つ右換気ファン18aを
有する右換気ダクト手段18による車室内の車幅方向右
側部分の換気作用より大きいため、車室内の車幅方向の
温度分布が均等になるような方向に換気が作用すると共
に車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いαに応
じて左右換気ダクト手段16及び18の換気作用の大き
さを制御することになるので車室内で車幅方向に温度分
布の片寄りが発生することを防止できる。
射量BL が車両の車幅方向右半分が受ける日射量BR よ
り大きい場合には、0.5<α<1となるため左ファン
モータ16bの出力XL のほうが右ファンモータ18b
の出力XR より大きくなる。従って、左ファンモータ1
6bを持つ左換気ファン16aを有する左換気ダクト手
段16による車室内の車幅方向左側部分の換気作用のほ
うが右ファンモータ18bを持つ右換気ファン18aを
有する右換気ダクト手段18による車室内の車幅方向右
側部分の換気作用より大きいため、車室内の車幅方向の
温度分布が均等になるような方向に換気が作用すると共
に車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いαに応
じて左右換気ダクト手段16及び18の換気作用の大き
さを制御することになるので車室内で車幅方向に温度分
布の片寄りが発生することを防止できる。
【0025】一方、車両の車幅方向左半分が受ける日射
量BL が車両の車幅方向右半分が受ける日射量BR より
小さい場合には、0<α<0.5となるため左ファンモ
ータ16bの出力XL のほうが右ファンモータ18bの
出力XR より小さくなる。従って、左ファンモータ16
bを持つ左換気ファン16aを有する左換気ダクト手段
16による車室内の車幅方向左側部分の換気作用のほう
が右ファンモータ18bを持つ右換気ファン18aを有
する右換気ダクト手段18による車室内の車幅方向右側
部分の換気作用より小さいため、車室内の車幅方向の温
度分布が均等になるような方向に換気が作用すると共に
車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いαに応じ
て左右換気ダクト手段16及び18の換気作用の大きさ
を制御することになるので車室内で車幅方向に温度分布
の片寄りが発生することを防止できる。
量BL が車両の車幅方向右半分が受ける日射量BR より
小さい場合には、0<α<0.5となるため左ファンモ
ータ16bの出力XL のほうが右ファンモータ18bの
出力XR より小さくなる。従って、左ファンモータ16
bを持つ左換気ファン16aを有する左換気ダクト手段
16による車室内の車幅方向左側部分の換気作用のほう
が右ファンモータ18bを持つ右換気ファン18aを有
する右換気ダクト手段18による車室内の車幅方向右側
部分の換気作用より小さいため、車室内の車幅方向の温
度分布が均等になるような方向に換気が作用すると共に
車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いαに応じ
て左右換気ダクト手段16及び18の換気作用の大きさ
を制御することになるので車室内で車幅方向に温度分布
の片寄りが発生することを防止できる。
【0026】また、車両に対する日射量の片寄りが極端
に大きく且つ車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度
合いαの値が1に極めて近い値である場合には太陽電池
14の出力A(≦Amax)はほとんどすべて左ファン
モータ16bに供給され、車両に対する日射量の片寄り
が極端に大きく且つ車両に対する日射量の車幅方向の片
寄り度合いαの値が0に極めて近い値である場合には太
陽電池14の出力A(≦Amax)はほとんどすべて右
ファンモータ18bに供給される。ここで、左右ファン
モータ16b及び18bの最大出力は太陽電池14の最
大出力Amaxと同等であるので、左右ファンモータ1
6b及び18bは太陽電池14の出力Aから供給される
電力をAの大きさに関係なく常時全部使用することがで
きる。これにより、車両に対する日射量の車幅方向の片
寄り度合いαの値が1に極めて近い値である場合には左
ファンモータ16bの出力XL は略A(≦Amax)と
なり、車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いα
の値が0に極めて近い値である場合には右ファンモータ
18bの出力XR は略A(≦Amax)となる。従っ
て、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生するこ
とを確実に防止することができる。
に大きく且つ車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度
合いαの値が1に極めて近い値である場合には太陽電池
14の出力A(≦Amax)はほとんどすべて左ファン
モータ16bに供給され、車両に対する日射量の片寄り
が極端に大きく且つ車両に対する日射量の車幅方向の片
寄り度合いαの値が0に極めて近い値である場合には太
陽電池14の出力A(≦Amax)はほとんどすべて右
ファンモータ18bに供給される。ここで、左右ファン
モータ16b及び18bの最大出力は太陽電池14の最
大出力Amaxと同等であるので、左右ファンモータ1
6b及び18bは太陽電池14の出力Aから供給される
電力をAの大きさに関係なく常時全部使用することがで
きる。これにより、車両に対する日射量の車幅方向の片
寄り度合いαの値が1に極めて近い値である場合には左
ファンモータ16bの出力XL は略A(≦Amax)と
なり、車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いα
の値が0に極めて近い値である場合には右ファンモータ
18bの出力XR は略A(≦Amax)となる。従っ
て、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生するこ
とを確実に防止することができる。
【0027】ステップS7では左右ファンモータ16b
及び18bに対して太陽電池14の出力Aを等分してA
/2ずつ電力供給することにより左右ファンモータの出
力を均等に制御するので、左右換気ファン16a及び1
8aが均等に駆動して左右換気ダクト手段を通じて車室
内全体の換気を行うため、車室内全体の温度上昇を抑制
することができ、その後ステップS1にリターンする。
及び18bに対して太陽電池14の出力Aを等分してA
/2ずつ電力供給することにより左右ファンモータの出
力を均等に制御するので、左右換気ファン16a及び1
8aが均等に駆動して左右換気ダクト手段を通じて車室
内全体の換気を行うため、車室内全体の温度上昇を抑制
することができ、その後ステップS1にリターンする。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室
内の換気を行う車両の換気装置によると、日射量検出手
段が車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いを検
出し、制御手段が該日射量の車幅方向の片寄り度合いに
応じて車室内の車幅方向の温度分布が均等になるように
車幅方向に互いに離れて設けられている複数の換気ダク
ト手段に含まれる換気ファンのファンモータの出力を制
御するため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが生
じることを防止し車室内に局所的な高温箇所を発生させ
ないようにすることができる。
に設けられた太陽電池の出力により駐車中の車両の車室
内の換気を行う車両の換気装置によると、日射量検出手
段が車両に対する日射量の車幅方向の片寄り度合いを検
出し、制御手段が該日射量の車幅方向の片寄り度合いに
応じて車室内の車幅方向の温度分布が均等になるように
車幅方向に互いに離れて設けられている複数の換気ダク
ト手段に含まれる換気ファンのファンモータの出力を制
御するため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが生
じることを防止し車室内に局所的な高温箇所を発生させ
ないようにすることができる。
【0029】また、車両に対する日射量の車幅方向の片
寄りが極端に大きい場合にも、排気ファンのファンモー
タの各々の最大出力が太陽電池の最大出力と同等である
ため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生する
ことを確実に防止することができる。
寄りが極端に大きい場合にも、排気ファンのファンモー
タの各々の最大出力が太陽電池の最大出力と同等である
ため、車室内で車幅方向に温度分布の片寄りが発生する
ことを確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る車両の換気装置が装備
された自動車を示す斜視図である。
された自動車を示す斜視図である。
【図2】上記車両の換気装置が備えている制御手段の制
御内容を示すブロック図である。
御内容を示すブロック図である。
【図3】上記制御手段の処理の流れを示す流れ図であ
る。
る。
14 太陽電池 16 左換気ダクト手段 16a 左換気ファン 16b 左ファンモータ 18 右換気ダクト手段 18a 右換気ファン 18b 右ファンモータ 22 日射量検出手段 24 検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に設けられた太陽電池の出力により
駐車中の車両の車室内の換気を行う車両の換気装置であ
って、 車幅方向に互いに離れて設けられ、各々が上記太陽電池
の最大出力と同等の最大出力のファンモータを持つ換気
ファンを有し、車室の内外を連通して車室内の換気を行
う複数の換気ダクト手段と、 日射量の車幅方向の片寄り度合いを検出する日射量検出
手段と、 該日射量検出手段が検出した日射量の車幅方向の片寄り
度合いに応じて車室内の車幅方向の温度分布が均等にな
るように上記複数の換気ダクト手段の換気ファンのファ
ンモータの出力を制御する制御手段とを備えていること
を特徴とする車両の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003694A JPH05185830A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 車両の換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003694A JPH05185830A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 車両の換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185830A true JPH05185830A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11564496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4003694A Withdrawn JPH05185830A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 車両の換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05185830A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2699124A1 (fr) * | 1992-12-14 | 1994-06-17 | Shunji Ohba Ohba | Dispositif de ventilation pour voiture. |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP4003694A patent/JPH05185830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2699124A1 (fr) * | 1992-12-14 | 1994-06-17 | Shunji Ohba Ohba | Dispositif de ventilation pour voiture. |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |