JP2000142089A - 自動車用換気装置 - Google Patents
自動車用換気装置Info
- Publication number
- JP2000142089A JP2000142089A JP10316637A JP31663798A JP2000142089A JP 2000142089 A JP2000142089 A JP 2000142089A JP 10316637 A JP10316637 A JP 10316637A JP 31663798 A JP31663798 A JP 31663798A JP 2000142089 A JP2000142089 A JP 2000142089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- temperature
- air
- body outer
- cabin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の自動車用換気装置は、室内空気を換気
して車室内Ｂの温度上昇を防いでいた。しかし、車室内
Ｂは広く、容積が大きいため、車室内Ｂを換気するには
大きな消費電力が必要になっていた。 【解決手段】 ボディ外板１と内装内張２との間に形成
される空気層Ａの空気を送風機４によって換気するよう
に設けたことにより、ボディ外板１から伝わる熱が室外
に排出され、車室内Ｂの温度上昇を抑えることができ
る。空気層Ａの容積は、車室内Ｂの容積に比較して小さ
いため、換気時間が少なくて済み、結果的に消費電力を
抑えることができる。
して車室内Ｂの温度上昇を防いでいた。しかし、車室内
Ｂは広く、容積が大きいため、車室内Ｂを換気するには
大きな消費電力が必要になっていた。 【解決手段】 ボディ外板１と内装内張２との間に形成
される空気層Ａの空気を送風機４によって換気するよう
に設けたことにより、ボディ外板１から伝わる熱が室外
に排出され、車室内Ｂの温度上昇を抑えることができ
る。空気層Ａの容積は、車室内Ｂの容積に比較して小さ
いため、換気時間が少なくて済み、結果的に消費電力を
抑えることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内温度の上昇
を防ぐ自動車用換気装置に関するものである。
を防ぐ自動車用換気装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】停車時や駐車時の際に車室内温度の上昇
を防ぐ技術として、特許番号第２５０３４４６号公報に
開示された技術が知られている。この技術は、送風機に
よって車室内の空気を外部に排出することで、車室内温
度の上昇を防ぐものである。
を防ぐ技術として、特許番号第２５０３４４６号公報に
開示された技術が知られている。この技術は、送風機に
よって車室内の空気を外部に排出することで、車室内温
度の上昇を防ぐものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車室内は広
く、その容積は大きいため、車室内を換気するには大き
な消費電力が必要になる。
く、その容積は大きいため、車室内を換気するには大き
な消費電力が必要になる。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、少ない消費電力で車室内温度の上
昇を防ぐ自動車用換気装置の提供にある。
もので、その目的は、少ない消費電力で車室内温度の上
昇を防ぐ自動車用換気装置の提供にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】ボディ外板と内装内張と
の間の空気を送風機の作動によって換気することによ
り、ボディ外板から伝わる熱を室外に排出することがで
き、車室内の温度上昇を抑えることができる。ボディ外
板と内装内張との間の空気層は、車室内の大容積空間に
比較して容積が小さいため、送風機の消費電力を少なく
抑えることができる。なお、送風機の消費電力の抑制
は、作動時間の短縮、作動電圧の低減、あるいはその両
方によって実現できる。
の間の空気を送風機の作動によって換気することによ
り、ボディ外板から伝わる熱を室外に排出することがで
き、車室内の温度上昇を抑えることができる。ボディ外
板と内装内張との間の空気層は、車室内の大容積空間に
比較して容積が小さいため、送風機の消費電力を少なく
抑えることができる。なお、送風機の消費電力の抑制
は、作動時間の短縮、作動電圧の低減、あるいはその両
方によって実現できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図１〜図
４を参照して説明する。なお、図１は自動車用換気装置
の概略図、図２〜図４は説明図である。自動車のボディ
構造は、図１に示すように、ボディ外板１と内装内張２
との間に空気層Ａが形成されている。
４を参照して説明する。なお、図１は自動車用換気装置
の概略図、図２〜図４は説明図である。自動車のボディ
構造は、図１に示すように、ボディ外板１と内装内張２
との間に空気層Ａが形成されている。
【０００７】炎天下時における車室内Ｂの温度の上昇
は、図２に示すように、窓ガラス３からの熱の侵入Ｑ1
とボディ外板１からの熱の侵入Ｑ2 によるものであり、
室内換気がなされない場合は、車室内Ｂの温度が外気温
度を大きく超えてしまう。ボディ外板１からの熱の侵入
Ｑ2 を図３を用いて説明する。まず、日射によりボディ
外板１が加熱され、その熱が空気層Ａに伝熱し、さらに
内装内張２に伝熱して、車室内Ｂに熱が侵入する。
は、図２に示すように、窓ガラス３からの熱の侵入Ｑ1
とボディ外板１からの熱の侵入Ｑ2 によるものであり、
室内換気がなされない場合は、車室内Ｂの温度が外気温
度を大きく超えてしまう。ボディ外板１からの熱の侵入
Ｑ2 を図３を用いて説明する。まず、日射によりボディ
外板１が加熱され、その熱が空気層Ａに伝熱し、さらに
内装内張２に伝熱して、車室内Ｂに熱が侵入する。
【０００８】自動車用換気装置は、図１、図４に示すよ
うに、ボディ外板１と内装内張２との間の空気を送風機
４の作動によって室外に排出することで、ボディ外板１
からの熱の侵入Ｑ2 を遮断するものである。この実施形
態では、送風機４として車室内空調用の空調ユニットに
搭載された送風機を用いており、この送風機４が作動す
ると外気を空気層Ａへ導き、その後室外へ排出する。こ
の作動によって、空気層Ａの空気を外気に保つことがで
き、結果的にボディ外板１からの熱の侵入Ｑ2を防止す
ることができる。
うに、ボディ外板１と内装内張２との間の空気を送風機
４の作動によって室外に排出することで、ボディ外板１
からの熱の侵入Ｑ2 を遮断するものである。この実施形
態では、送風機４として車室内空調用の空調ユニットに
搭載された送風機を用いており、この送風機４が作動す
ると外気を空気層Ａへ導き、その後室外へ排出する。こ
の作動によって、空気層Ａの空気を外気に保つことがで
き、結果的にボディ外板１からの熱の侵入Ｑ2を防止す
ることができる。
【０００９】この実施形態における空気層Ａの換気作動
の実行手段は、空気層Ａに温度センサ５を設置し、温度
センサ５の検出温度が設定温度以上の時に送風機４を作
動させて、空気層Ａの換気を行うように設けたものであ
る。空気層Ａの容積は、車室内Ｂの容積に比較して小さ
いため、換気時間が少なくて済み、結果的に室内温度上
昇を抑えるための消費電力を少なくできる。また、温度
センサは、空気層Ａではなく車室内Ｂに設置しても良
い。なお、空気層Ａの換気作動の実行手段として、オー
トエアコンのために搭載された内気センサによる室内温
度Ｔｒと、外気センサによる外気温度Ｔａｍとの関係
（例えば温度差）で送風機４の作動制御を行うように設
けても良いし、室内温度Ｔｒだけで送風機４の作動制御
を行っても良い。
の実行手段は、空気層Ａに温度センサ５を設置し、温度
センサ５の検出温度が設定温度以上の時に送風機４を作
動させて、空気層Ａの換気を行うように設けたものであ
る。空気層Ａの容積は、車室内Ｂの容積に比較して小さ
いため、換気時間が少なくて済み、結果的に室内温度上
昇を抑えるための消費電力を少なくできる。また、温度
センサは、空気層Ａではなく車室内Ｂに設置しても良
い。なお、空気層Ａの換気作動の実行手段として、オー
トエアコンのために搭載された内気センサによる室内温
度Ｔｒと、外気センサによる外気温度Ｔａｍとの関係
（例えば温度差）で送風機４の作動制御を行うように設
けても良いし、室内温度Ｔｒだけで送風機４の作動制御
を行っても良い。
【００１０】上記の実施形態では、自動車用換気装置の
送風機４を、空調ユニットの送風機と共用した例を示し
たが、自動車用換気装置用の送風機４を独立搭載しても
良い。上記の実施形態では、送風機４の作動時間を短縮
することで、換気に要する消費電力を低減した例を示し
たが、送風機４の作動電圧を低減したり、作動時間の短
縮と作動電圧の低減の両方で換気に要する消費電力を低
減しても良い。
送風機４を、空調ユニットの送風機と共用した例を示し
たが、自動車用換気装置用の送風機４を独立搭載しても
良い。上記の実施形態では、送風機４の作動時間を短縮
することで、換気に要する消費電力を低減した例を示し
たが、送風機４の作動電圧を低減したり、作動時間の短
縮と作動電圧の低減の両方で換気に要する消費電力を低
減しても良い。
【図１】自動車用換気装置の概略図である。
【図２】熱の侵入経路を示す説明図である。
【図３】ボディ外板から侵入する熱の侵入経路を示す説
明図である。
明図である。
【図４】熱の侵入を防ぐ作動説明図である。
１ ボディ外板 ２ 内装内張 ３ 窓ガラス ４ 送風機 ５ 温度センサ Ａ 空気層 Ｂ 車室内 Ｑ1 窓ガラスからの侵入熱量 Ｑ2 ボディ外板からの侵入熱量
Claims (2)
- 【請求項１】ボディ外板と内装内張との間の空気を、送
風機の作動によって車室外に排出するように設けられた
自動車用換気装置。 - 【請求項２】請求項１の自動車用換気装置において、 前記送風機は、車室内空調用の空調ユニットに搭載され
た送風機を用いたことを特徴とする自動車用換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10316637A JP2000142089A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動車用換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10316637A JP2000142089A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動車用換気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000142089A true JP2000142089A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18079261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10316637A Pending JP2000142089A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動車用換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000142089A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6949021B2 (en) | 2003-02-24 | 2005-09-27 | Denso Corporation | Vehicle air conditioner and vehicle ventilation system |
| CN107696827A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 车辆 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP10316637A patent/JP2000142089A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6949021B2 (en) | 2003-02-24 | 2005-09-27 | Denso Corporation | Vehicle air conditioner and vehicle ventilation system |
| CN107696827A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-02-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 车辆 |
| CN107696827B (zh) * | 2017-10-25 | 2023-11-14 | 珠海格力电器股份有限公司 | 车辆 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050117 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070705 |
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