JPH05185702A - 熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタInfo
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- JPH05185702A JPH05185702A JP485192A JP485192A JPH05185702A JP H05185702 A JPH05185702 A JP H05185702A JP 485192 A JP485192 A JP 485192A JP 485192 A JP485192 A JP 485192A JP H05185702 A JPH05185702 A JP H05185702A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリッジの加速度領域における印字に供さ
れないインクリボンの送出を除去して、ランニングコス
トを低減することのできる熱転写プリンタのインクリボ
ン走行方法および熱転写プリンタを提供する。 【構成】 プラテン3に対して接離自在とされたサーマ
ルヘッド8と、リボンカセットに巻回されているインク
リボンを走行させる巻取り機構12と供給機構13とか
らなるインクリボン走行装置とが搭載されたキャリッジ
6を、プラテン3に沿って往復動し得るように形成され
た熱転写プリンタ1において、前記キャリッジ6が加速
度領域にある場合には、インクリボンの送給を停止させ
る停止手段37を設けたことを特徴とする。
れないインクリボンの送出を除去して、ランニングコス
トを低減することのできる熱転写プリンタのインクリボ
ン走行方法および熱転写プリンタを提供する。 【構成】 プラテン3に対して接離自在とされたサーマ
ルヘッド8と、リボンカセットに巻回されているインク
リボンを走行させる巻取り機構12と供給機構13とか
らなるインクリボン走行装置とが搭載されたキャリッジ
6を、プラテン3に沿って往復動し得るように形成され
た熱転写プリンタ1において、前記キャリッジ6が加速
度領域にある場合には、インクリボンの送給を停止させ
る停止手段37を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドの発熱
により所定の文字等の画像を用紙等の記録媒体に印字す
る熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写
プリンタに関する。
により所定の文字等の画像を用紙等の記録媒体に印字す
る熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写
プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に用紙等の記録
媒体と熱溶融性インクを塗工させたインクリボンとを支
持しておき、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッ
ドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復動させな
がら、印字信号に基づいて前記サーマルヘッドに整列配
置されている発熱素子を印字情報に基づいて選択的に発
熱させることにより、用紙等の記録媒体上に所望の文字
等の画像の印字を行う熱転写プリンタが、高印字品質、
低騒音、低コスト、メンテナンスの容易性等の理由によ
り、コンピュータ、ワードプロセッサ等の出力装置とし
て多用されている。
媒体と熱溶融性インクを塗工させたインクリボンとを支
持しておき、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッ
ドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復動させな
がら、印字信号に基づいて前記サーマルヘッドに整列配
置されている発熱素子を印字情報に基づいて選択的に発
熱させることにより、用紙等の記録媒体上に所望の文字
等の画像の印字を行う熱転写プリンタが、高印字品質、
低騒音、低コスト、メンテナンスの容易性等の理由によ
り、コンピュータ、ワードプロセッサ等の出力装置とし
て多用されている。
【0003】そして、このような熱転写プリンタは、サ
ーマルヘッドとプラテンとが当接した状態でキャリッジ
を移動させ、サーマルヘッドとプラテンとにより挟持さ
れたインクリボンはキャリッジの移動とともに、キャリ
ッジの移動距離と等しいインクリボンを送出するように
なっている。
ーマルヘッドとプラテンとが当接した状態でキャリッジ
を移動させ、サーマルヘッドとプラテンとにより挟持さ
れたインクリボンはキャリッジの移動とともに、キャリ
ッジの移動距離と等しいインクリボンを送出するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタにおいては、1行の印字を行う
場合に、非印字領域においてもインクリボンが送出され
ている。この非印字領域というのは、1行の印字開始前
にサーマルヘッドがプラテンと当接し(ヘッドダウ
ン)、キャリッジが印字に好適な所定の速度に到達する
までの増速時におけるキャリッジの加速度領域(スロー
アップ)と、1行の印字終了後にキャリッジが停止する
までの減速時におけるキャリッジの加速度領域(スロー
ダウン)である。
た従来の熱転写プリンタにおいては、1行の印字を行う
場合に、非印字領域においてもインクリボンが送出され
ている。この非印字領域というのは、1行の印字開始前
にサーマルヘッドがプラテンと当接し(ヘッドダウ
ン)、キャリッジが印字に好適な所定の速度に到達する
までの増速時におけるキャリッジの加速度領域(スロー
アップ)と、1行の印字終了後にキャリッジが停止する
までの減速時におけるキャリッジの加速度領域(スロー
ダウン)である。
【0005】前記キャリッジの加速度領域は、印字の桁
数に無関係で、常に所定の移動距離を設けざるを得ず、
印字桁数の少ない場合では、印字に供しないインクリボ
ンの使用量が多くなる、例えば、1行に10桁の印字を
行うと、印字に供した10桁分のインクリボンの消費量
と同等の10桁分の未使用のインクリボンが送出され、
インクリボンの無駄な消費が増加し、ランニングコスト
も増加するという問題点があった。
数に無関係で、常に所定の移動距離を設けざるを得ず、
印字桁数の少ない場合では、印字に供しないインクリボ
ンの使用量が多くなる、例えば、1行に10桁の印字を
行うと、印字に供した10桁分のインクリボンの消費量
と同等の10桁分の未使用のインクリボンが送出され、
インクリボンの無駄な消費が増加し、ランニングコスト
も増加するという問題点があった。
【0006】さらに、近年の印字速度の高速化という要
求に対応する熱転写プリンタにおいては、前述したキャ
リッジの加速度領域の移動距離を長くせざるを得ず、未
使用のインクリボンの送出量が増加し、ランニングコス
トがさらに増加するという問題点があった。
求に対応する熱転写プリンタにおいては、前述したキャ
リッジの加速度領域の移動距離を長くせざるを得ず、未
使用のインクリボンの送出量が増加し、ランニングコス
トがさらに増加するという問題点があった。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
キャリッジの加速度領域における印字に供されないイン
クリボンの送出を除去して、ランニングコストを低減す
ることのできる熱転写プリンタのインクリボン走行方法
および熱転写プリンタを提供することを目的とする。
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
キャリッジの加速度領域における印字に供されないイン
クリボンの送出を除去して、ランニングコストを低減す
ることのできる熱転写プリンタのインクリボン走行方法
および熱転写プリンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の熱転写プリンタのインク
リボン走行方法は、熱転写プリンタのインクリボン走行
方法において、キャリッジの加速度領域でインクリボン
の送給を停止させることを特徴としている。
ため請求項1に記載の本発明の熱転写プリンタのインク
リボン走行方法は、熱転写プリンタのインクリボン走行
方法において、キャリッジの加速度領域でインクリボン
の送給を停止させることを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の本発明の熱転写プ
リンタは、プラテンに対して接離自在とされたサーマル
ヘッドと、リボンカセットに巻回されているインクリボ
ンを走行させる巻取り機構と供給機構とからなるインク
リボン走行装置とが搭載されたキャリッジを、プラテン
に沿って往復動し得るように形成された熱転写プリンタ
において、前記キャリッジが加速度領域にある場合に
は、インクリボンの送給を停止させる停止手段を設けた
ことを特徴としている。
リンタは、プラテンに対して接離自在とされたサーマル
ヘッドと、リボンカセットに巻回されているインクリボ
ンを走行させる巻取り機構と供給機構とからなるインク
リボン走行装置とが搭載されたキャリッジを、プラテン
に沿って往復動し得るように形成された熱転写プリンタ
において、前記キャリッジが加速度領域にある場合に
は、インクリボンの送給を停止させる停止手段を設けた
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の熱転写プリンタを本発明の熱転写プリ
ンタのインクリボン走行方法に沿って動作させることに
より、キャリッジが加速度領域にある場合にインクリボ
ンの送給を停止させることができるので、キャリッジの
加速度領域でインクリボンが未使用で送出されるという
不都合を除去することができる。
ンタのインクリボン走行方法に沿って動作させることに
より、キャリッジが加速度領域にある場合にインクリボ
ンの送給を停止させることができるので、キャリッジの
加速度領域でインクリボンが未使用で送出されるという
不都合を除去することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5につい
て説明する。
て説明する。
【0012】図1は本発明の熱転写プリンタの一実施例
の全体構成の概略を示す斜視図であり、図2は巻取り軸
の縦断面図であり、図3は巻取り機構を示す要部の斜視
図であり、図4は送り出し軸の縦断面図であり、図5は
供給機構を示す要部の斜視図である。
の全体構成の概略を示す斜視図であり、図2は巻取り軸
の縦断面図であり、図3は巻取り機構を示す要部の斜視
図であり、図4は送り出し軸の縦断面図であり、図5は
供給機構を示す要部の斜視図である。
【0013】図1に示すように、本実施例の熱転写プリ
ンタ1は、フレーム2のほぼ中央部には、平板状のプラ
テン3がその印字面がほぼ垂直となるように配設されて
おり、前記フレーム2の前記プラテン3の前側下方に
は、ガイドシャフト4が前記プラテン3と平行に配設さ
れている。また、前記フレーム2の前端縁には、フラン
ジ状のガイド部5が形成されており、前記ガイドシャフ
ト4および前記ガイド部5には、キャリッジ6が取付け
られている。そして、前記キャリッジ6は、図示しない
1対のプーリに巻回されている駆動ベルト7を図示しな
いステッピングモータにより駆動させて、前記ガイドシ
ャフト4およびガイド部5に沿って往復動自在に駆動さ
れるようになっている。
ンタ1は、フレーム2のほぼ中央部には、平板状のプラ
テン3がその印字面がほぼ垂直となるように配設されて
おり、前記フレーム2の前記プラテン3の前側下方に
は、ガイドシャフト4が前記プラテン3と平行に配設さ
れている。また、前記フレーム2の前端縁には、フラン
ジ状のガイド部5が形成されており、前記ガイドシャフ
ト4および前記ガイド部5には、キャリッジ6が取付け
られている。そして、前記キャリッジ6は、図示しない
1対のプーリに巻回されている駆動ベルト7を図示しな
いステッピングモータにより駆動させて、前記ガイドシ
ャフト4およびガイド部5に沿って往復動自在に駆動さ
れるようになっている。
【0014】前記キャリッジ6の先端部には、前記プラ
テン3に対向するようにして、前記プラテン3に適宜な
機構で接離自在とされたサーマルヘッド8が取付けられ
ており、前記キャリッジ6の上面には、インクリボンを
収納し、このインクリボンを前記サーマルヘッド8とプ
ラテン3との間に案内するリボンカセット(図示せず)
が装着されるようになされている。
テン3に対向するようにして、前記プラテン3に適宜な
機構で接離自在とされたサーマルヘッド8が取付けられ
ており、前記キャリッジ6の上面には、インクリボンを
収納し、このインクリボンを前記サーマルヘッド8とプ
ラテン3との間に案内するリボンカセット(図示せず)
が装着されるようになされている。
【0015】また、前記プラテン3の後方には、用紙
(図示せず)をプラテン3の前方に送る用紙挿入口9が
形成されており、前記用紙挿入口9部分には、所定速度
で前記用紙を搬送する紙送りローラ10が配設されてい
る。この紙送りローラ10の下方には、この紙送りロー
ラ10に圧接される圧接ローラ11が回転自在に配設さ
れており、前記紙送りローラ10とこの圧接ローラ11
との間に用紙挿入口9から挿入される用紙を挟持して搬
送されるようになされている。
(図示せず)をプラテン3の前方に送る用紙挿入口9が
形成されており、前記用紙挿入口9部分には、所定速度
で前記用紙を搬送する紙送りローラ10が配設されてい
る。この紙送りローラ10の下方には、この紙送りロー
ラ10に圧接される圧接ローラ11が回転自在に配設さ
れており、前記紙送りローラ10とこの圧接ローラ11
との間に用紙挿入口9から挿入される用紙を挟持して搬
送されるようになされている。
【0016】また、前記キャリッジ6には、インクリボ
ン走行装置として、巻取り機構12と供給機構13とが
配設されており、インクリボンを図中矢印A方向に走行
させるようになっている。
ン走行装置として、巻取り機構12と供給機構13とが
配設されており、インクリボンを図中矢印A方向に走行
させるようになっている。
【0017】前記インクリボン走行装置についてさらに
説明する。
説明する。
【0018】前記巻取り機構12は、図2および図3に
示すように、巻取り軸14を有している。この巻取り軸
14の下端部には、外方に突出する支持フランジ15が
一体に形成されているとともに、巻取りギア16が前記
巻取り軸14と独立して回転自在に遊嵌されている。ま
た、前記巻取りギア16の下面側と前記巻取り軸14の
支持フランジ15との間には、スリップ機構としてのフ
ェルト17が介設されており、前記巻取り軸14の上端
部には、前記キャリッジ6の上面に露出して前記リボン
カセットの巻取り孔(共に図示せず)に係合される巻取
りボビン18が固着されている。この巻取りボビン18
の外周面には、3個の係合爪19が周方向3等分位置に
突出形成されており、前記巻取りボビン18の下面に
は、環状の保持溝20が形成されている。前記巻取り軸
14の外周側には、上端部が前記巻取りボビン18の保
持溝20に保持されるとともに、下端部が前記巻取りギ
ア16の上面に当接される付勢ばね21が配設されてい
る。この付勢ばね21の付勢力により、前記巻取りギア
16を前記フェルト17を介して前記巻取り軸14の支
持フランジ15に圧接させるようになされている。
示すように、巻取り軸14を有している。この巻取り軸
14の下端部には、外方に突出する支持フランジ15が
一体に形成されているとともに、巻取りギア16が前記
巻取り軸14と独立して回転自在に遊嵌されている。ま
た、前記巻取りギア16の下面側と前記巻取り軸14の
支持フランジ15との間には、スリップ機構としてのフ
ェルト17が介設されており、前記巻取り軸14の上端
部には、前記キャリッジ6の上面に露出して前記リボン
カセットの巻取り孔(共に図示せず)に係合される巻取
りボビン18が固着されている。この巻取りボビン18
の外周面には、3個の係合爪19が周方向3等分位置に
突出形成されており、前記巻取りボビン18の下面に
は、環状の保持溝20が形成されている。前記巻取り軸
14の外周側には、上端部が前記巻取りボビン18の保
持溝20に保持されるとともに、下端部が前記巻取りギ
ア16の上面に当接される付勢ばね21が配設されてい
る。この付勢ばね21の付勢力により、前記巻取りギア
16を前記フェルト17を介して前記巻取り軸14の支
持フランジ15に圧接させるようになされている。
【0019】また、前記巻取りギア16には、インクリ
ボンの巻取りモータ22の回転軸23に固着された駆動
ギア24が噛合されており、前記インクリボンの巻取り
モータ22の回転駆動により前記駆動ギア24を回転さ
せ、前記巻取りギア16を回転させることにより、前記
巻取りギア16の付勢ばね21の付勢力により生じるフ
ェルト17の摩擦力により、この回転駆動力を前記巻取
り軸14に伝達するようになされている。
ボンの巻取りモータ22の回転軸23に固着された駆動
ギア24が噛合されており、前記インクリボンの巻取り
モータ22の回転駆動により前記駆動ギア24を回転さ
せ、前記巻取りギア16を回転させることにより、前記
巻取りギア16の付勢ばね21の付勢力により生じるフ
ェルト17の摩擦力により、この回転駆動力を前記巻取
り軸14に伝達するようになされている。
【0020】なお、前記巻取り機構12は種々の公知の
もでよく、特に、本実施例に限定されるものではない。
もでよく、特に、本実施例に限定されるものではない。
【0021】また、前記供給機構13は、図4および図
5に示すように、送り出し軸26を有している。この送
り出し軸26の下端部には、外方に突出する支持フラン
ジ27が一体に形成されているとともに、フリクション
プレート28が遊嵌されている。また、前記フリクショ
ンプレート28の下面側と前記送り出し軸26の支持フ
ランジ27との間には、スリップ機構としてのフェルト
29が介設されており、前記送り出し軸26の上端部に
は、前記キャリッジ6の上面に露出して前記リボンカセ
ットの送り出し孔(共に図示せず)に係合される送り出
しボビン30が固着されている。この送り出しボビン3
0の外周面には、3個の係合爪19が周方向3等分位置
に突出形成されており、前記送り出しボビン30の下面
には、環状の保持溝20が形成されている。前記送り出
し軸26の外周側には、上端部が前記送り出しボビン3
0の保持溝20に保持されるとともに、下端部が前記フ
リクションプレート28の上面に当接される付勢ばね2
1が配設されている。この付勢ばね21の付勢力によ
り、前記フリクションプレート28を前記フェルト29
を介して前記送り出し軸26の支持フランジ27に圧接
させるようになされている。
5に示すように、送り出し軸26を有している。この送
り出し軸26の下端部には、外方に突出する支持フラン
ジ27が一体に形成されているとともに、フリクション
プレート28が遊嵌されている。また、前記フリクショ
ンプレート28の下面側と前記送り出し軸26の支持フ
ランジ27との間には、スリップ機構としてのフェルト
29が介設されており、前記送り出し軸26の上端部に
は、前記キャリッジ6の上面に露出して前記リボンカセ
ットの送り出し孔(共に図示せず)に係合される送り出
しボビン30が固着されている。この送り出しボビン3
0の外周面には、3個の係合爪19が周方向3等分位置
に突出形成されており、前記送り出しボビン30の下面
には、環状の保持溝20が形成されている。前記送り出
し軸26の外周側には、上端部が前記送り出しボビン3
0の保持溝20に保持されるとともに、下端部が前記フ
リクションプレート28の上面に当接される付勢ばね2
1が配設されている。この付勢ばね21の付勢力によ
り、前記フリクションプレート28を前記フェルト29
を介して前記送り出し軸26の支持フランジ27に圧接
させるようになされている。
【0022】また、前記送り出し軸26の支持フランジ
27の外周部には、適宜な形状の複数の鋸歯状の歯部3
1がインクリボンの送出を停止させる方向に形成されて
いる。そして、キャリッジ6の適宜な位置に突設された
図示しない支軸に回動自在に支持されているベルクラン
ク状のロックレバー32の一方のアーム32aに形成さ
れた鋸歯状の歯部33と前記送り出し軸26の支持フラ
ンジ27の外周部に形成された歯部31とが相互に対向
されて配設されており、互いに噛合されるようになって
いる。さらに、このロックレバー32の他方のアーム3
2bには、適宜な位置に配設されていて、スローアップ
とスローダウンとを検知する制御回路を有する制御部3
4の指令により動作するソレノイド35が固着されてお
り、ロックレバー32の各アーム32a,32bの基部
の連結部の枢着点36を中心として、前記ロックレバー
32の一方のアーム32aに形成された歯部33を前記
支持フランジ27の外周部に形成された歯部31に対し
て接離自在となるように揺動自在にされている。そし
て、全体として、インクリボンの送出を停止させる停止
手段37となされている。
27の外周部には、適宜な形状の複数の鋸歯状の歯部3
1がインクリボンの送出を停止させる方向に形成されて
いる。そして、キャリッジ6の適宜な位置に突設された
図示しない支軸に回動自在に支持されているベルクラン
ク状のロックレバー32の一方のアーム32aに形成さ
れた鋸歯状の歯部33と前記送り出し軸26の支持フラ
ンジ27の外周部に形成された歯部31とが相互に対向
されて配設されており、互いに噛合されるようになって
いる。さらに、このロックレバー32の他方のアーム3
2bには、適宜な位置に配設されていて、スローアップ
とスローダウンとを検知する制御回路を有する制御部3
4の指令により動作するソレノイド35が固着されてお
り、ロックレバー32の各アーム32a,32bの基部
の連結部の枢着点36を中心として、前記ロックレバー
32の一方のアーム32aに形成された歯部33を前記
支持フランジ27の外周部に形成された歯部31に対し
て接離自在となるように揺動自在にされている。そし
て、全体として、インクリボンの送出を停止させる停止
手段37となされている。
【0023】なお、停止手段37はインクリボンの走行
を一時的に停止できるもので有ればよく、特に、本実施
例に限定されるものではない。さらに、停止手段37は
巻取り機構12に設けてもよい。
を一時的に停止できるもので有ればよく、特に、本実施
例に限定されるものではない。さらに、停止手段37は
巻取り機構12に設けてもよい。
【0024】また、前記フリクションプレート28に
は、径方向外側に向かって適宜な形状の突起38が突設
されており、この突起38は、図1に示すように、前記
キャリッジ6に設けた係合凹部39と係止され、このフ
リクションプレート28の回転を防止させている。
は、径方向外側に向かって適宜な形状の突起38が突設
されており、この突起38は、図1に示すように、前記
キャリッジ6に設けた係合凹部39と係止され、このフ
リクションプレート28の回転を防止させている。
【0025】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用を本発明方法とともに説明する。
作用を本発明方法とともに説明する。
【0026】図6は印字動作時におけるキャリッジ6の
移動速度変化を示す図である。
移動速度変化を示す図である。
【0027】図6の領域AAはサーマルヘッド8がプラ
テン3に当接した状態でキャリッジ6が移動を開始して
から所望の速度となるまでの正の加速度領域(スローア
ップ)であり、領域BBはキャリッジ6の移動速度が所
望の速度となり、サーマルヘッド8を駆動させて用紙等
の記録媒体上に印字を行う印字領域であり、領域CCは
印字動作を終了してからキャリッジ6が停止するまでの
負の加速度領域(スローダウン)である。そして、スロ
ーアップとスローダウンとにおいては、用紙等の記録媒
体上に印字がなされないようにされている。
テン3に当接した状態でキャリッジ6が移動を開始して
から所望の速度となるまでの正の加速度領域(スローア
ップ)であり、領域BBはキャリッジ6の移動速度が所
望の速度となり、サーマルヘッド8を駆動させて用紙等
の記録媒体上に印字を行う印字領域であり、領域CCは
印字動作を終了してからキャリッジ6が停止するまでの
負の加速度領域(スローダウン)である。そして、スロ
ーアップとスローダウンとにおいては、用紙等の記録媒
体上に印字がなされないようにされている。
【0028】まず、スローアップにおけるインクリボン
の走行について説明すると、印字指令により、キャリッ
ジ6が移動開始するとともに、サーマルヘッド8がプラ
テン3に対して当接されて、さらに、インクリボン走行
装置が駆動される。
の走行について説明すると、印字指令により、キャリッ
ジ6が移動開始するとともに、サーマルヘッド8がプラ
テン3に対して当接されて、さらに、インクリボン走行
装置が駆動される。
【0029】そして、インクリボン走行装置の巻取り機
構12においては、インクリボンの巻取りモータ22が
駆動され、巻取りギア16と巻取り軸14を介して巻取
りボビン18が回転することでリボンカセット内のイン
クリボンが走行可能とされる。一方、インクリボン走行
装置の供給機構13においては、スローアップとスロー
ダウンとを検知する制御回路を有する適宜な制御部34
の指令によりソレノイド35が動作し、ロックレバー3
2を図5中時計方向に揺動させる。これにより、支持フ
ランジ27の外周部に形成された歯部31と、ロックレ
バー32の一方のアーム32aに形成された歯部33と
が噛合する。すると、供給機構13の送り出し軸26の
上端部に配設された送り出しボビン30のインクリボン
の走行方向への回転がロックされ、インクリボンの走行
を停止させることができる。
構12においては、インクリボンの巻取りモータ22が
駆動され、巻取りギア16と巻取り軸14を介して巻取
りボビン18が回転することでリボンカセット内のイン
クリボンが走行可能とされる。一方、インクリボン走行
装置の供給機構13においては、スローアップとスロー
ダウンとを検知する制御回路を有する適宜な制御部34
の指令によりソレノイド35が動作し、ロックレバー3
2を図5中時計方向に揺動させる。これにより、支持フ
ランジ27の外周部に形成された歯部31と、ロックレ
バー32の一方のアーム32aに形成された歯部33と
が噛合する。すると、供給機構13の送り出し軸26の
上端部に配設された送り出しボビン30のインクリボン
の走行方向への回転がロックされ、インクリボンの走行
を停止させることができる。
【0030】したがって、このスローアップにおいて
は、サーマルヘッド8がプラテン3に対して当接された
状態でキャリッジ6が移動するが、インクリボンは走行
せず、従来と異なり、未使用のインクリボンが送出され
てインクリボンが無駄に消費されるのを防止することが
できる。
は、サーマルヘッド8がプラテン3に対して当接された
状態でキャリッジ6が移動するが、インクリボンは走行
せず、従来と異なり、未使用のインクリボンが送出され
てインクリボンが無駄に消費されるのを防止することが
できる。
【0031】つぎに、印字領域におけるインクリボンの
走行について説明すると、スローアップとスローダウン
とを検知する制御回路を有する適宜な制御部34の指令
によりソレノイド35が前述したのと逆方向に動作し、
ロックレバー32を図5中反時計方向に揺動させる。こ
れにより、支持フランジ27の外周部に形成された歯部
31と、ロックレバー32の一方のアーム32aに形成
された歯部33との噛合状態が解除される。すると、供
給機構13の送り出しボビン30のインクリボンの走行
方向への回転が可能となり、巻取り機構12の巻取りボ
ビン18の回転により、インクリボンが走行されること
となり、印字情報に基づいて印字がなされる。
走行について説明すると、スローアップとスローダウン
とを検知する制御回路を有する適宜な制御部34の指令
によりソレノイド35が前述したのと逆方向に動作し、
ロックレバー32を図5中反時計方向に揺動させる。こ
れにより、支持フランジ27の外周部に形成された歯部
31と、ロックレバー32の一方のアーム32aに形成
された歯部33との噛合状態が解除される。すると、供
給機構13の送り出しボビン30のインクリボンの走行
方向への回転が可能となり、巻取り機構12の巻取りボ
ビン18の回転により、インクリボンが走行されること
となり、印字情報に基づいて印字がなされる。
【0032】つぎに、スローダウンにおけるインクリボ
ンの走行について説明する。
ンの走行について説明する。
【0033】スローダウン時におけるインクリボンの走
行は、スローアップ時におけるインクリボンの走行と同
様であり、インクリボン走行装置の供給機構13で、ス
ローアップとスローダウンとを検知する制御回路を有す
る適宜な制御部34の指令によりソレノイド35が動作
し、ロックレバー32を図5中時計方向に揺動させ、支
持フランジ27の外周部に形成された歯部31と、ロッ
クレバー32の一方のアーム32aに形成された歯部3
3とが噛合し、供給機構13の送り出し軸26の上端部
に配設された送り出しボビン30のインクリボンの走行
方向への回転がロックされ、インクリボンの走行を停止
させることができる。そして、キャリッジ6の印字方向
への移動が所望の位置で停止されて、サーマルヘッド8
がプラテン3から離間される。
行は、スローアップ時におけるインクリボンの走行と同
様であり、インクリボン走行装置の供給機構13で、ス
ローアップとスローダウンとを検知する制御回路を有す
る適宜な制御部34の指令によりソレノイド35が動作
し、ロックレバー32を図5中時計方向に揺動させ、支
持フランジ27の外周部に形成された歯部31と、ロッ
クレバー32の一方のアーム32aに形成された歯部3
3とが噛合し、供給機構13の送り出し軸26の上端部
に配設された送り出しボビン30のインクリボンの走行
方向への回転がロックされ、インクリボンの走行を停止
させることができる。そして、キャリッジ6の印字方向
への移動が所望の位置で停止されて、サーマルヘッド8
がプラテン3から離間される。
【0034】このように、本実施例によれば、インクリ
ボン走行装置の供給機構13に、スローアップとスロー
ダウンとを検知する制御回路を有する適宜な制御部34
の指令により動作するソレノイド35を介して、供給機
構13の送り出しボビン30のインクリボンの走行方向
への回転を停止させることができるので、従来と異な
り、インクリボンの不必要な消費を確実に防止するとと
もに、ランニングコストも低減することができる。
ボン走行装置の供給機構13に、スローアップとスロー
ダウンとを検知する制御回路を有する適宜な制御部34
の指令により動作するソレノイド35を介して、供給機
構13の送り出しボビン30のインクリボンの走行方向
への回転を停止させることができるので、従来と異な
り、インクリボンの不必要な消費を確実に防止するとと
もに、ランニングコストも低減することができる。
【0035】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタによ
れば、キャリッジの加速度領域における印字に供されな
い未使用のインクリボンの送出を確実に防止することが
できるので、インクリボンの消費量を従来より格段に削
減することができ、ランニングコストも確実に低減でき
るという極めて優れた効果を奏することができる。
ンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタによ
れば、キャリッジの加速度領域における印字に供されな
い未使用のインクリボンの送出を確実に防止することが
できるので、インクリボンの消費量を従来より格段に削
減することができ、ランニングコストも確実に低減でき
るという極めて優れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の熱転写プリンタの一実施例の全体構成
の概略を示す斜視図
の概略を示す斜視図
【図2】巻取り軸の縦断面図
【図3】巻取り機構を示す要部の斜視図
【図4】送り出し軸の縦断面図
【図5】供給機構を示す要部の斜視図
【図6】印字動作時におけるキャリッジの移動速度変化
を示す図
を示す図
1 熱転写プリンタ 3 プラテン 6 キャリッジ 12 巻取り機構 13 供給機構 26 送り出し軸 27 支持フランジ 30 送り出しボビン 31 歯部 32 ロックレバー 32a,32b レバー 33 歯部 34 制御部 35 ソレノイド 36 枢着点 37 停止手段
Claims (2)
- 【請求項1】 熱転写プリンタのインクリボン走行方法
において、キャリッジの加速度領域でインクリボンの送
給を停止させることを特徴とする熱転写プリンタのイン
クリボン走行方法。 - 【請求項2】 プラテンに対して接離自在とされたサー
マルヘッドと、リボンカセットに巻回されているインク
リボンを走行させる巻取り機構と供給機構とからなるイ
ンクリボン走行装置とが搭載されたキャリッジを、プラ
テンに沿って往復動し得るように形成された熱転写プリ
ンタにおいて、前記キャリッジが加速度領域にある場合
には、インクリボンの送給を停止させる停止手段を設け
たことを特徴とする熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP485192A JPH05185702A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP485192A JPH05185702A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185702A true JPH05185702A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11595183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP485192A Withdrawn JPH05185702A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱転写プリンタのインクリボン走行方法および熱転写プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05185702A (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP485192A patent/JPH05185702A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |