JPH05185504A - 管状体の製造方法 - Google Patents

管状体の製造方法

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JPH05185504A
JPH05185504A JP306892A JP306892A JPH05185504A JP H05185504 A JPH05185504 A JP H05185504A JP 306892 A JP306892 A JP 306892A JP 306892 A JP306892 A JP 306892A JP H05185504 A JPH05185504 A JP H05185504A
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JP
Japan
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sheet material
jig
cylindrical jig
tubular
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP306892A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Asaba
昇 浅場
Koji Nishibe
功而 西部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シ−ト状材料を管状に丸める作業を容易にな
し得るとともに、品質のバラつきを生ずることのない管
状体の製造方法を提供する。 【構成】 シ−ト材挿入用の開口部10aを側面に形成
してなる所定内径の筒状治具10内にシ−ト材Aを押込
みロ−ラ11によって挿入するとともに、押込みロ−ラ
11の圧入と巻込みロ−ラ12の回転により、シ−ト材
Aを筒状治具10の内周面に沿って丸ませながら筒状治
具10の内部に挿入することにより、シ−ト材Aに厚さ
方向に均等に外力が加わり、シ−ト材Aの重なり部分が
ずれることはない。そして、シート材Aを筒状治具10
内に全て巻取った後、巻込みロ−ラ12を前記挿入時と
は反対の方向に回転することにより、シ−ト材Aが筒状
治具10の内周面に圧着し、所定外径の管状体が形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオフロ−ド自転
車のフレ−ム補強部材として用いられる樹脂製パイプ等
の管状体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフロ−ド自転車のフレ−ム補強
部材等に使用される樹脂製パイプは以下のようにして製
造されており、その工程を図4乃至図6に示す。
【0003】図4(a) において、Aはパイプ材料として
のシ−ト材で、PEEK(ポリエ−テルエ−テルケト
ン)カ−ボン繊維等が使用される。まず、図4(b) に示
すようにシ−ト材Aを管状に丸め、先端部に滑り止め1
aを有する棒状の巻付治具1をシ−ト材Aの中心に挿入
し、巻付治具1を矢印方向に回転させながらシ−ト材A
の外径を小さくしてゆく。また、シ−ト材Aの外面の一
部には、後工程で離型フィルムBを巻き付けるためのス
ペ−サテ−プCを貼っておく。次に、シ−ト材Aの外径
(スペ−サテ−プCの厚みを含む)が成型筒2の内径よ
りも小さくなったならば、図4(c) に示すようにシ−ト
材Aを成型筒2内に挿入し、図5(a) に示すように巻付
治具1を矢印方向に逆転させて成型筒2の内面にシ−ト
材Aを圧着させる。そして、図5(b) に示すようにシ−
ト材Aを成型筒2から引き出しながら、ハンダごて3等
を用いてシ−ト材Aの端辺をシ−ト材Aの外面に溶接
し、スペ−サテ−プCを剥がす。そして、図6(a) に示
すように、成型筒2から取出したシ−ト材Aの外周面に
離型フィルムB(例えば、ポリイミドフィルム等)を巻
き付け、シ−ト材Aを再び成型筒2内に挿入する。更
に、図6(b) に示すようにシ−ト材Aの中心に膨張治具
4(例えば、フッ素系樹脂等からなる棒材)を挿入して
加熱することにより、シ−ト材Aが熱処理されるととも
に、膨張治具4が膨張してシ−ト材Aが内外から圧縮さ
れて硬化し、パイプが完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では、シ−ト材Aを管状に丸める際、その重な
り部分がずれて竹の子状になり易く、均一に丸めるため
に多大な手間と労力を要する上に、品質のバラつきを生
じ易いという問題点もあった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、シ−ト状材料を管状
に丸める作業を容易になし得るとともに、品質のバラつ
きを生ずることのない管状体の製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、可塑性のシ−ト状材料を管状に丸めること
により所定外径の管状体を製造する方法において、軸心
方向に延びる開口部を側面に形成してなる所定内径の筒
状治具内に前記シ−ト状材料の一端を該開口部を介して
挿入するとともに、該シ−ト状材料を筒状治具の内周面
に沿って丸ませながら筒状治具の内部に全て挿入した
後、筒状治具内のシ−ト状材料を前記挿入時とは反対の
方向に回転して該シ−ト状材料の外周面を筒状治具の内
周面に圧着させている。
【0007】
【作用】本発明の管状体の製造方法によれば、筒状治具
の開口部にシ−ト状材料の一端を挿入するとともに、該
シ−ト状材料を筒状治具の内周面に沿って丸ませながら
筒状治具の内部に挿入する。その際、シ−ト状材料には
厚さ方向に均等に外力が加わることから、シ−ト状材料
の重なり部分がずれることはない。そして、シ−ト状材
料を筒状治具の内部に全て挿入した後、筒状治具内のシ
−ト状材料を前記挿入時とは反対の方向に回転すること
により、シ−ト状材料の外周面が筒状治具の内周面に圧
着し、所定外径の管状体が形成される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は本発明を適用した管状体製造装置を示すもの
である。また、Aは従来例と同様のシ−ト材であり、簡
単のため離型フィルム及びスペ−サテ−プの図示は省略
する。
【0009】同図において、10は製造しようとするパ
イプの外径とほぼ同一寸法の内径を有する筒状治具で、
その側面には軸心方向に延びるスリット状の開口部10
aが形成され、この開口部10aを介して筒状治具10
内にシ−ト材Aを挿入できるようになっている。
【0010】11はシ−ト材Aを筒状治具10内に挿入
する一対の押込みロ−ラで、それぞれ筒状治具10の外
部に配置されている。各押込みロ−ラ11は筒状治具1
0の開口部10aに臨んで上下に配置され、図示しない
モ−タ等によってシ−ト材送り方向に回転できるように
なっている。また、各押込みロ−ラ11と筒状治具10
との位置関係は、図2に示すように各押込みロ−ラ11
によって送られたシ−ト材Aが筒状治具10の内周面に
沿って挿入されるよう筒状治具10が各押込みロ−ラ1
1の配列方向の一方に偏在している。
【0011】12は筒状治具10内に設けられた巻込み
ロ−ラで、図示しないモ−タ等によって筒状治具10の
軸心回りの両方向に回転できるようになっている。ま
た、巻込みロ−ラ12は、図2に示すようにスプリング
13によって筒状治具10の内面側に付勢されている。
【0012】次に、図1及び図2を参照して、前記管状
体製造装置の動作を説明する。
【0013】まず、図1に示すようにシ−ト材Aを各押
込みロ−ラ11で挟持するとともに、各押込みロ−ラ1
1の回転によってシ−ト材Aを筒状治具10の開口部1
0aに挿入する。この時、筒状治具10内に挿入された
シ−ト材Aは筒状治具10の内周面と巻込みロ−ラ12
との間に挟持され、各押込みロ−ラ11の圧入と巻込み
ロ−ラ12の回転により、図2(a) に示すようにシ−ト
材Aが筒状治具10の内周面に沿って丸められながら筒
状治具10内に順次巻込まれる。次に、シ−ト材Aが筒
状治具10内に全て巻込まれたならば、図2(b) に示す
ように巻込みロ−ラ12を前記挿入時とは反対の方向に
回転する。これにより、シ−ト材Aが筒状治具10の内
周面に圧着し、所定外径の管状体が形成される。この
後、筒状治具10から前記管状体を取出して従来例と同
様の処理を行うことにより、パイプが完成する。
【0014】また、筒状治具10から管状体を取出す方
法としては、図3(a) に示すように、筒状治具10をシ
−ト材Aの幅よりもやや短く形成するとともに、その開
口部10aの一端を筒状治具10の端部まで切り欠き、
管状体のはみ出した部分を把持して引出すようにした
り、或いは図3(b) に示すように、シリンダ14に連結
された押出し治具15を筒状治具10の一端に挿入し、
シリンダ14を作動して筒状治具10内の管状体を押出
すようにしてもよい。
【0015】このように、本実施例の管状体の製造方法
によれば、シ−ト材Aを筒状治具10の内周面に沿って
丸ませながら筒状治具の内部に挿入するようにしたの
で、シ−ト材Aには厚さ方向に均等に外力が加わり、シ
−ト材Aの重なり部分がずれることはない。従って、シ
−ト材Aを管状に丸める際、従来の如くシ−ト材Aが竹
の子状になることがないので、管状体を極めて容易に製
造することができるとともに、品質の安定化を図り得る
という利点もある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管状体の
製造方法によれば、シ−ト状材料を管状に丸める際、従
来の如くシ−ト状材料が竹の子状になることがないの
で、管状体を極めて容易に製造することができるととも
に、品質の安定化を図り得るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す管状体製造装置の全体
斜視図
【図2】管状体製造装置の動作説明図
【図3】管状体の取出方法を示す上面図
【図4】従来のパイプの製造方法を示す工程説明図
【図5】従来のパイプの製造方法を示す工程説明図
【図6】従来のパイプの製造方法を示す工程説明図
【符号の説明】
10…筒状治具、10a…開口部、11…押込みロ−
ラ、12…巻込みロ−ラ、A…シ−ト材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑性のシ−ト状材料を管状に丸めるこ
    とにより所定外径の管状体を製造する方法において、 軸心方向に延びる開口部を側面に形成してなる所定内径
    の筒状治具内に前記シ−ト状材料の一端を該開口部を介
    して挿入するとともに、 該シ−ト状材料を筒状治具の内周面に沿って丸ませなが
    ら筒状治具の内部に全て挿入した後、 筒状治具内のシ−ト状材料を前記挿入時とは反対の方向
    に回転して該シ−ト状材料の外周面を筒状治具の内周面
    に圧着させることを特徴とする管状体の製造方法。
JP306892A 1992-01-10 1992-01-10 管状体の製造方法 Pending JPH05185504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110202778A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 江苏亿豪塑业有限公司 一种聚四氟乙烯管制造设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110202778A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 江苏亿豪塑业有限公司 一种聚四氟乙烯管制造设备
CN110202778B (zh) * 2019-06-28 2020-03-31 江苏亿豪塑业股份有限公司 一种聚四氟乙烯管制造设备

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