JPH0518507A - ボイラの薬注制御方法 - Google Patents

ボイラの薬注制御方法

Info

Publication number
JPH0518507A
JPH0518507A JP19885491A JP19885491A JPH0518507A JP H0518507 A JPH0518507 A JP H0518507A JP 19885491 A JP19885491 A JP 19885491A JP 19885491 A JP19885491 A JP 19885491A JP H0518507 A JPH0518507 A JP H0518507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler
water
chemical
chemical injection
concentration state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19885491A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuko Isshiki
龍興 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP19885491A priority Critical patent/JPH0518507A/ja
Publication of JPH0518507A publication Critical patent/JPH0518507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラの給水へ腐食防止のために注入する薬
品量を、缶水の状態に応じて適正な値に制御する。 【構成】 ボイラ(1) に、給水ポンプ(2) を挿入して成
る給水ライン(3) を接続し、該給水ラインに、薬注ポン
プ(4) を挿入して成る薬注ライン(5) を連結するととも
に、前記ボイラ(1) に缶水の濃縮状態を検出する濃縮状
態検出センサ(6)を設け、この濃縮状態検出センサから
の信号により、缶水が所定の濃縮状態に達した後の単位
給水量当たりの薬品注入量を、缶水が所定の濃縮状態に
達するまでの単位給水量当たりの薬品注入量より少なく
なるように調節し、薬品の過剰注入を防止するようにし
た構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラの給水へ腐食
防止のために注入する薬品量を、適正な値に制御するた
めの薬注制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ボイラでは、缶内の腐食
を防止するために、ボイラ給水へ薬品(腐食防止剤)を
注入するようにしているが、そのための薬注装置として
は、薬注タンクを設け、この薬注タンクとボイラの給水
ラインとを、薬注ポンプを挿入して成る薬注ラインで連
結して構成したものがある。この装置においては、給水
ポンプと薬注ポンプを連動させて駆動することにより、
一定の濃度で薬品を注入するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボイラ
の運転時間が長くなると缶内の水が濃縮した状態となる
等、ボイラ缶水の状態が変化するため、一定濃度の薬品
注入量ではボイラの運転状況によって適正な薬注制御を
行うことができない場合が生じる。即ち、ボイラを運転
すると下部ヘッダ内の水温が上昇し、缶水の濃縮が進む
に連れてPHが上昇するため、缶水が濃縮した状態で
は、薬品を過剰に注入している状態になってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みて為されたもので、缶水の状態に応じて適正な薬
注制御を行うことを目的とし、具体的には、ボイラに、
給水ポンプを挿入して成る給水ラインを接続し、該給水
ラインに、薬注ポンプを挿入して成る薬注ラインを連結
するとともに、前記ボイラに缶水の濃縮状態を検出する
濃縮状態検出センサを設け、この濃縮状態検出センサか
らの信号により、缶水が所定の濃縮状態に達した後の単
位給水量当たりの薬品注入量を、缶水が所定の濃縮状態
に達するまでの単位給水量当たりの薬品注入量より少な
くなるように調節することを特徴としている。
【0005】
【作用】上述の構成によれば、濃縮状態検出センサから
の信号により、缶水が所定の濃縮状態に達すると単位給
水量当たりの薬品注入量をそれまでの量より少なくなる
ように制御し、缶水の濃縮状態に応じて適正な薬品注入
量に調節することができ、薬品の過剰注入を防止するこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。図中(1) はボイラで、加熱用のバーナ
(7) を備えており、該バーナには燃料供給ライン(8) を
接続するとともに、この燃料供給ラインに燃料ポンプ
(9) 及び燃料用電磁弁(10)を挿設している。ボイラ(1)
の稼動、停止は、負荷の状況に応じて制御し、ボイラ缶
内圧を検出する圧力検出器(11)の信号に基づいて、缶内
圧が設定圧力値以上になれば燃焼を停止し、缶内圧が設
定圧力値以下になれば燃焼を開始するように制御する。
(12)は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位検出器
であり、この検出器の信号に基づいて、給水ライン(3)
中の給水ポンプ(2) をON−OFF稼動させ、缶内の水
位を一定のレベルに保つ。前記給水ライン(3) には、薬
注ポンプ(4) を挿入して成る薬注ライン(5) を連結して
いる。(13)は薬注タンクを示す。
【0007】(14)は気水分離器で、蒸気中の液滴を分離
する働きをし、分離された液滴は、前記気水分離器の底
部に連結された連結管(15)を介してボイラの下部に流入
するようになっている。(6) は、缶水の濃縮状態を検出
する濃縮状態検出センサ(例えば電気伝導度検出セン
サ)で、図示した実施例では前記連結管(15)に設けてあ
るが、センサの取り付け位置はこれに限定するものでは
なく、缶水の濃縮状態を検出することができれば缶体の
他の位置にも取り付けることができる。(16)はブロー用
電磁弁で、前記濃縮状態検出センサ(6) からの信号によ
り、開閉動作して濃縮缶水を排出する働きをする。(17)
は運転制御装置で、上述の各機器の動作を制御する。
【0008】通常、薬品注入量は、ボイラへの給水量に
ほぼ比例させるように制御し、具体的な方法としては、
薬注ポンプと給水ポンプを連動させて駆動したり、給水
量を測定しその給水量の値に応じて薬注ポンプをタイマ
ー制御する方法等がある。給水量の検出は、給水ライン
(3) に流量計を挿設して直接測定するようにしてもよい
が、その他、ボイラの燃焼時間より算出する方法もあ
る。図2に示すように、ボイラ運転中、缶水が所定の濃
縮状態に達するまでは、単位給水量当たりの薬品注入量
を通常注入量としてほぼ一定に制御し、濃縮状態検出セ
ンサ(6) からの信号により缶水が所定の濃縮状態に達し
たのを検出すると、単位給水量当たりの薬品注入量を減
少させ、前記通常注入量より少ない濃縮注入量に調節し
て薬注制御を行う。注入量の変更は、タイマー制御によ
る薬注ポンプ稼動時間を変更したり、或いは薬注ポンプ
自体の単位時間当たりの吐出量を変更すること等により
実施する。その後、缶水をブローして入替えると、薬品
注入量を通常注入量に戻すようにする。
【0009】図3に示すグラフは、初期注入量、通常注
入量、濃縮注入量の3段階に薬品注入量を制御するよう
にしたものである。缶水入替え後の起動時は、水温が低
く、PHも適正な範囲まで上昇していない状態であるの
で、通常より多めに薬品を注入して缶体の腐食を防止す
ることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、濃縮状態検出センサからの信号により、缶水が所定
の濃縮状態に達すると単位給水量当たりの薬品注入量を
それまでの量より少なくなるように制御し、缶水の濃縮
状態に応じて適正な薬品注入量に調節して、薬品の過剰
注入を防止することができる。従って、薬注制御の適正
化により、蒸気乾き度の安定化が図れるとともに、薬品
の使用量を削減しランニングコストを低減することがで
きる。又、新たに特別の機器を設けることなく、検出セ
ンサをブロー用電磁弁の開閉動作を制御するための濃縮
状態検出センサと兼用させて、低コストでの実施が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における一実施例を示す系統図であ
る。
【図2】この発明の一実施例における薬品注入量の変化
を示すグラフである。
【図3】この発明の他の実施例における薬品注入量の変
化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 給水ポンプ 3 給水ライン 4 薬注ポンプ 5 薬注ライン 6 濃状態検出センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボイラ(1) に、給水ポンプ(2) を挿入し
    て成る給水ライン(3) を接続し、該給水ラインに、薬注
    ポンプ(4) を挿入して成る薬注ライン(5) を連結すると
    ともに、前記ボイラ(1) に缶水の濃縮状態を検出する濃
    縮状態検出センサ(6) を設け、この濃縮状態検出センサ
    からの信号により、缶水が所定の濃縮状態に達した後の
    単位給水量当たりの薬品注入量を、缶水が所定の濃縮状
    態に達するまでの単位給水量当たりの薬品注入量より少
    なくなるように調節することを特徴とするボイラの薬注
    制御方法。
JP19885491A 1991-07-11 1991-07-11 ボイラの薬注制御方法 Pending JPH0518507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19885491A JPH0518507A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ボイラの薬注制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19885491A JPH0518507A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ボイラの薬注制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518507A true JPH0518507A (ja) 1993-01-26

Family

ID=16398016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19885491A Pending JPH0518507A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ボイラの薬注制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518507A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117912A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 三浦工業株式会社 ボイラシステム
JP2015166661A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 三浦工業株式会社 ボイラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117912A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 三浦工業株式会社 ボイラシステム
JP2015166661A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 三浦工業株式会社 ボイラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0518507A (ja) ボイラの薬注制御方法
KR940004350B1 (ko) 내연기관제어장치의 센서고장판정방법
JP4109711B2 (ja) 缶水使用量に対する比例制御を行うボイラの給水制御装置
KR0122440Y1 (ko) 온수세정기
JPH0810726Y2 (ja) ボイラの水位制御装置
JP2000171002A (ja) ボイラの濃縮ブロー制御方法
JPH064169Y2 (ja) ボイラなどの給水制御装置
JP3669687B2 (ja) ボイラの濃縮ブロー制御装置
JPH0639207Y2 (ja) 逆止弁異常検出装置
JPH0356725Y2 (ja)
JP3669638B2 (ja) ボイラの濃縮ブロー制御方法
JPH07333190A (ja) ボイラにおける缶水濃縮度センサの故障判定方法
JPH0645128Y2 (ja) ボイラー用水位制御装置
JPH1082503A (ja) ボイラの薬注制御方法
JPS5937401B2 (ja) 多管式貫流ボイラの缶水制御装置
JPH0749211Y2 (ja) ボイラーの水位制御装置
JP2725250B2 (ja) ボイラの水位制御装置
JPH0523921Y2 (ja)
JPH0810725Y2 (ja) ボイラの水位制御装置
JPH07293806A (ja) 純水仕様ボイラの水位制御方法
JPH07233907A (ja) 蒸気ボイラの水位制御方法及びその装置
JP2972125B2 (ja) 給水ポンプ能力検出装置を持った小型貫流ボイラ
JPH07174411A (ja) 自動給湯風呂装置
JPS6026246Y2 (ja) ボイラ−におけるシスタ−ンタンクの配管構造
JPH0749212Y2 (ja) ボイラー用水位制御装置