JPH0518496U - 平面マツト乾燥機 - Google Patents

平面マツト乾燥機

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JPH0518496U
JPH0518496U JP7564191U JP7564191U JPH0518496U JP H0518496 U JPH0518496 U JP H0518496U JP 7564191 U JP7564191 U JP 7564191U JP 7564191 U JP7564191 U JP 7564191U JP H0518496 U JPH0518496 U JP H0518496U
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JP
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nozzles
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JP7564191U
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守孝 大田
紀義 畠中
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Inamoto Manufacturing Co Ltd
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Inamoto Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯されたマット(絨毯)を平らにした状態
で乾燥させる装置に関するもので、形状寸法の異なるマ
ットを連続的に供給して能率良く乾燥することができる
装置であって、構造および運転操作が簡単な装置を提供
する。 【構成】 幅広の通気性ベルト12で形成された上下2
段以上の搬送路9、10、11を備え、各段の搬送路の
連接部に反転移送部15、16が設けられる。最上段の
搬送路9に対向させて熱風の噴出孔となるスリット8を
備えたノズル3をマット20の搬送方向に複数列配置し
ている。隣接するノズル3と3の間には、搬送路9の幅
方向に延びる両端が開放された帯状の空間23が形成さ
れ、この帯状空間23の流路面積をノズル3のスリット
8に比べて充分大きな面積としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、洗濯処理されたマット(絨毯)を乾燥する装置に関するもので、 マットを平らに展伸させた状態で乾燥させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洗濯処理されたマットを乾燥させる装置として、従来は他の洗濯物と同様に回 転乾燥機が用いられていた。周知のように回転乾燥機は、水平軸または傾斜軸ま わりに回転する筒体内に洗濯物を投入し、筒体を回転させながら熱風を送り込ん で洗濯物を乾燥させるものである。回転乾燥機では、筒体の回転によって洗濯物 が反転変移させられるので、比較的小さな装置で洗濯物を万遍なく乾燥すること ができるという特徴がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしマットのような剛性が大きくかつ重量のある洗濯物を回転乾燥機で乾燥 すると、マットの隅部分がこすれて損傷しやすいという問題があった。
【0004】 特に近年は、事務所やホテルで使用されるマットとして、柱やカウンタなどの 形状に合わせて周縁を切り欠いた異形マットや細長い形状の長尺マットが用いら れる割合が多くなってきており、このような異形マットや長尺マットは、回転乾 燥機で乾燥すると、絡まったり引っ掛かったりして破れることがあり、また方形 マットに比べて隅部分の傷みも激しい。更にこのような異形マットや長尺マット は、損傷したときに代替品を入手するのに時間がかかるため、乾燥中に損傷する と損害が非常に大きくなる。
【0005】 そこで乾燥中に損傷する虞が少しでもあるときには、洗濯されたマットを拡げ て天日乾燥しているが、このような方法では、乾燥に時間がかかり、マットの数 が多いときは大きな敷地が必要になるという問題がある。
【0006】 そこでこの出願の考案者らは、展伸したマットの上に熱風を吹き付けてマット を乾燥させることを試みた。この試験によって展伸したマットの上に単に熱風を 供給するだけでは、マットの乾燥に非常に時間がかかり、短時間で乾燥させるた めには、マットの表面に接近させたノズルの先端からかなり速い速度で熱風を噴 出させる必要があることが分かった。
【0007】 マットの表面に速い速度で熱風を噴出するには、展伸したマットの表面に対向 してスリットないし点状の噴出孔を備えたノズルを多数配置し、噴出速度に見合 う量の熱風をこれらのノズルに連なるダクトに供給してやれば良い。
【0008】 ところが乾燥させるマットの寸法には大小があり、前述したように異形のもの も多い。そこで最大寸法のマットに合わせてノズルを配置する必要があるが、そ のような装置に寸法の小さなマットを供給して乾燥させる場合、ノズルのマット に対向する部分のみが噴出孔を塞がれたような状態となり、この部分から充分な 速度で熱風が噴射されず、従ってマットの乾燥を効率良く行うことができないと いう問題が発生する。
【0009】 この問題を回避する方法は、乾燥しようとするマットの形状寸法に合わせて、 不要となるノズルの噴出孔を閉鎖することであるが、そのような方法を採用する と、装置の構造が複雑になるとともに、運転時の段取作業が非常に面倒になり、 形状寸法の異なる複数枚のマットを連続的に供給しながら乾燥させるという処理 も不可能になってしまう。
【0010】 この考案は、上述の問題点に鑑み、形状寸法の異なるマットを連続的に供給し つつ展伸状態で能率良く乾燥することができる装置であって、その構造および運 転操作が簡単な装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】 この考案の平面マット乾燥機は、幅広のメッシュベルトのような通気性ベルト 12で形成された上下2段ないし3段の搬送路9、10、11を備えており、各 段の搬送路の連接部には、マットが上段から下段へと反転して移送されるように 反転移送部15、16が設けられている。乾燥したマットを装置のマット供給口 14と同じ側に排出するときには、搬送路は上下2段となり、反対方向に排出す るときには、搬送路は上下3段となる。もし装置コストの上昇を厭わないのであ れば、4段以上の搬送路を設けることもできる。
【0012】 最上段の搬送路9には、その上面に対向させて熱風の噴出孔となるスリット8 を備えたノズル3をマット20の搬送方向に複数列配置してある。各ノズル3の スリット8は、搬送路9の幅方向に互いに平行に配置され、搬送路9の幅いっぱ いに開口している。
【0013】 ノズル3は、これに熱風を供給するダクト2の下面から断面V形の畝状に突出 しており、その先端にスリット8が開口している。
【0014】 隣接するノズル3と3の間には、ノズル3をダクト2の下面に畝状に突出形成 したことにより、搬送路9の幅方向に延びる帯状の空間23が形成される。この 帯状空間23の両端は、搬送路9、10、11を収容している装置の筺体1で囲 まれた空間に、最上段の搬送路9の両側部分において開口している。この帯状空 間23がノズル3のスリット8の断面積に比べて充分大きな断面積となるように 、ノズル3の突出高さを充分に高くする。
【0015】
【作用】
洗濯処理されたマットは、ピンチローラで絞られた後、この考案の装置の最上 段の搬送路9に表面を上にして供給される。供給されたマットは、通気性ベルト 12の移動に伴って搬送され、ノズル3の先端部を通過するときに、そのスリッ ト8から噴出される熱風に曝される。熱風の噴出速度は20m/sec 程度とする のが良く、マット表面に直接噴射される高速の熱風がマット20の奥深くまで進 入し、これによってマットの速やかな乾燥が保証される。
【0016】 この考案の装置では、ノズル相互間に充分な断面積の帯状空間23を設けてい るので、ノズルのスリット8から噴出した空気は、マット20の表面に当たって 反転し、帯状空間23を流れてその両端から速やかに排出される。従ってマット がノズル3の先端に対向しても、その部分のノズル先端の外圧が上昇するという 事態が避けられ、ノズルのスリット8からの熱風の噴出速度の低下が生じない。
【0017】 装置に挿入されたマット20の表面は、複数列のノズル3からの熱風を受けて 乾燥され、第1段目の反転移送部15で裏返しにされて、第2段目の搬送路16 を通過する。この2段目の搬送路10では、帯状空間23を通って最上段の搬送 路9の両側から流出した熱風、およびマットが存在しない部分の通気性ベルト1 2を通過した熱風が搬送されるマットの上面に流れ込み、マットの裏面を乾燥さ せる。マットの裏面は、通常ゴム引き等の平滑な面となっているので、流動する 加熱空気中を移動させることによって容易に乾燥することができる。
【0018】 搬送路を3段に設けたものでは、第2の反転移送部16でさらに反転させられ た後、表面を上にして加熱空気中を通過した後、装置外へと排出される。
【0019】
【実施例】
次に図面に示す実施例について説明する。図中の符号の付していない矢印は、 加熱空気の流動方向を示し、符号aを付した矢印は、マットの搬送方向を示す。
【0020】 図1において、装置全体を覆う筺体1の内部上方には、横U字状のダクト2が 配置され、このダクト3の最下面に図1の紙面直角方向に延在する畝状のノズル 3が多数配置されている。ダクト2には、電動機4によってベルト駆動されるシ ロッコファン5から空気が供給され、ヒータ6で加熱されてノズル3へと供給さ れる。シロッコファン5は、筺体1で囲まれた空間内の空気を吸入してダクト2 へ送り込んでおり、筺体1内の空気の湿度が高くなって乾燥効率が悪くなるのを 避けるために、ファン7で定期的に筺体1内の空気を一部入れ換えている。
【0021】 二次元平面に配置されたノズル3の先端には、スリット8が開口しており、こ のノズル3に対向して上段の搬送路9が形成され、その下方に中段の搬送路10 が、そのさらに下方に下段の搬送路11が形成されている。これらの搬送路9、 10、11は、ガラス繊維製の5mm角の網目を持ったメッシュベルト12を備 えたベルトコンベアである。
【0022】 上段の搬送路9の図の左端は、マットの供給口14となっており、上段の搬送 路9の右端と、中段の搬送路10の右端の連接部は、そのベルト12相互を互い にオーバーラップさせることによって、第1の反転移送部15が形成されており 、同様な構造の第2の反転移送部16が中段の搬送路10と下段の搬送路11と の間に形成されている。下段の搬送路11の右端は、乾燥処理されたマットの排 出口17となっており、この排出口にはマットの両面に冷風を当ててマットを冷 却するするためのファン18、18が配置されている。搬送路9、10、11の メッシュベルト12は、電動機19によって図示しないチェーンにより同期駆動 されている。
【0023】 ダクト2および搬送路9、10、11は、図2に示すように、マット20の搬 送方向と直交する方向に等しい幅を備えており、ノズル3の先端のスリット8も 、これらに等しい幅で開口している。この幅は本考案の装置によって乾燥処理さ れる最大寸法のマットの幅によって決定される。
【0024】 ダクト2および搬送路9、10、11の幅方向両端と装置の筺体1の側壁21 との間には、空気流路となる間隙22が残されており、ノズル3から上段の搬送 路9に噴射された加熱空気は、マットが存在しない部分のコンベアのメッシュを 通過するか、あるいはノズル3の間に形成された帯状空間23からこの両端の間 隙22を通過して、中段あるいは下段の搬送路10、11へと流れる。
【0025】 また装置の筺体1は、マットの供給口14と排出口17とを残して、閉じた空 間を形成しており、ノズル3から噴出された空気は筺体1内を流動した後、再び シロッコファン5に吸い込まれてダクト2内に供給される。そして定期的に運転 されるファン7によって筺体1内の空気が外部に排出され、それに見合う量の空 気がマット供給口14および排出口17から筺体1内に流入して、筺体1内の空 気の湿度が過度に上昇するのを防止している。
【0026】 ノズル3は、図3に示すように、マット20の搬送方向に直交する方向の畝状 に形成されており、ダクト2の下面から大きく突出させることによって、隣接す るノズル3、3の間に断面積の大きな帯状空間23が形成されるようにしている 。好ましい仕様の一例を示せば、加熱空気の温度摂氏130度、ノズル先端から の加熱空気の噴出速度20m/sec 、ノズルのスリット8の開口面積と帯状空間 23の断面積の比が1対15〜20である。
【0027】 図示実施例の装置では、L形に屈曲した帯板を互い違いに接合することによっ てノズル3とダクトの下面24とを形成し、下辺を鋸歯状にした側板25を溶接 してスリット8の側面を閉鎖するとともに、帯状空間23の両端が開放されるよ うにしている。
【0028】
【考案の効果】
この考案の装置によれば、上記作用の項で述べたように、マットの乾燥を速や かに行うことができ、マットの寸法の大小や形状に関わりなく、装置を一定状態 で運転しながら、寸法や形状の異なるマットを連続的に供給して乾燥させること ができ、供給するマットの寸法や形状によって乾燥状態が変化することもない。 またこの考案の装置は、マットを平面状に展伸して乾燥させるものであるから、 どのような形状のマットであってもマットを損傷させる虞はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す装置全体の断面側面
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】ノズルと溝状流路を示す拡大部分斜視図
【符号の説明】
3 ノズル 8 スリット 9 上段の搬送路 11 中断の搬送路 12 メッシュベルト 15 第1の反転移送部 23 帯状空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性ベルト(12)で形成された少なくと
    も上下2段の搬送路(9) 、(10)を備え、各段の搬送路
    (9) 、(10)の連接部には反転移送部(15)が設けられ、最
    上段の搬送路(9)の上面に対向して熱風の噴出孔(8) を
    備えたノズル(3) が平面的に配置され、このノズル(3)
    を突出形成することにより、隣接するノズル(3) 、(3)
    の間に噴出孔(8) から流出した空気を流出させる空気流
    出空間(23)を形成したことを特徴とする、平面マット乾
    燥機。
JP1991075641U 1991-08-26 1991-08-26 平面マット乾燥機 Expired - Lifetime JP2591312Y2 (ja)

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JPH0518496U true JPH0518496U (ja) 1993-03-09
JP2591312Y2 JP2591312Y2 (ja) 1999-03-03

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938789U (ja) * 1972-07-13 1974-04-05
JPH01106895U (ja) * 1988-01-12 1989-07-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938789U (ja) * 1972-07-13 1974-04-05
JPH01106895U (ja) * 1988-01-12 1989-07-19

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