JPH05184725A - 物品管理棚及びこれを用いた物品管理装置 - Google Patents

物品管理棚及びこれを用いた物品管理装置

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JPH05184725A
JPH05184725A JP581492A JP581492A JPH05184725A JP H05184725 A JPH05184725 A JP H05184725A JP 581492 A JP581492 A JP 581492A JP 581492 A JP581492 A JP 581492A JP H05184725 A JPH05184725 A JP H05184725A
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孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】商品払出し時の遊技客へのサービスを向上さ
せ、商品管理を正確にするとともに、店員の労働の軽減
を図ることができる物品管理棚及び物品管理装置を提供
する。 【構成】物品管理棚(20)では、物品棚(21)の各
収納室(21a)の内面に沿って面状のマトリクスセン
サ(22)を設け、物品確認台(30)では、物品台
(31)の上面にマトリクスセンサ(22)を取付け
る。マトリクスセンサの受信線が起電力を変化させると
きの送信線と受信線とを検出して、その交差位置から金
属の位置、形状を把握する。コンピュータ(50)を用
いて、物品管理棚から取り出された商品と物品確認台上
に載せられた商品とが一致するか否かを見て、商品の管
理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技場における景品や
商店における商品等の物品の管理及び払出し作業を簡単
かつ確実なものとするのに好適な物品管理棚及びこれを
使用した物品管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、遊技場における景品や、商店に
おける商品は、通常棚に載せられて展示され、その景品
等を欲する顧客によりあるいはその指定を受けた店員に
より取出されて、いわゆるレジ等において払出処理され
る。この際、店員は、常に棚にある景品の数量を監視し
て、数量が不足していればこれを追加し、またいわゆる
万引等を防止すべく棚の景品が不当に持ち去られないよ
う棚の前で品定めする顧客の挙動を監視しなければなら
ない。
【0003】また、払出金額の計上あるいはPOSシス
テムのための払出景品の種別,金額,数量等の情報入力
は、例えば店員がPOSレジスターのキー操作を行なう
ことにより、景品毎に行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、棚の景品の
管理あるいは警備等が面倒であり、また、払出処理が面
倒で時として不正確であり問題であった。すなわち、棚
に置かれている景品の種類と数量を常にチェックするこ
とは、店員の労働を過重なものとし、人件費の上昇を招
くという問題があった。また、多くのキーの中から、顧
客が払い出そうとする景品の景品名をキー操作で迅速に
選定することは、経験を必要とし、経験を積んでいて
も、景品の数量が多い場合には、時間と手間がかかった
り、打ち間違いが多発したりして、顧客へのサービスが
低下したり、景品管理が正確さに欠けるという問題があ
った。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、景品等の物品の管理及び払出処理
を簡易かつ確実にすることができる物品管理棚及びこれ
を使用した物品管理装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 複数の物品収納室を有する物品棚(21)と、物品
の表面に形成された符号(13a,13b)を読取るこ
とにより物品の種類及び接近位置を検出するセンサ(2
2)とを備え、前記センサは、前記物品収納室(21
a)内に積載された物品の種類と個数とを検知すべく、
前記物品収納室内の底面及び側面を含む複数の内面にそ
れぞれ設けられていることを特徴とする物品管理棚。
【0007】2 前記符号は、金属材料により形成され
た金属符号であり、前記センサは、物品の表面に形成さ
れた前記金属符号の接近によって生じる局部的な磁界の
変化により、物品の種類及び接近位置を検出する面状の
マトリクスセンサであることを特徴とする項1記載の物
品管理棚。
【0008】3 項1又は2記載の物品管理棚と、物品
の最低保有数量を物品の種類毎に記憶する最低数量記憶
手段と、前記センサにより検知された前記物品棚内の物
品の保有数量と、前記最低数量記憶手段に記憶された最
低保有数量とを物品の種類毎に比較判断し、前記保有数
量が最低保有数量より少ない種類があるときには、この
種類の物品を補充すべきことを知らせる補充信号を出力
する補充判断手段とを備えることを特徴とする物品管理
装置。
【0009】4 項1又は2記載の物品管理棚と、物品
台の上面に前記センサが取付けられてなり、前記物品管
理棚から取り出された物品の確認処理が行なわれる物品
確認台とを備えることを特徴とする物品管理装置。
【0010】5 前記センサにより検知されている前記
物品管理棚内の物品の保有数量及び前記物品確認台上の
物品の数量を常に読取って比較照合することにより、前
記物品管理棚から取り出された物品が、一定時間経過し
ても、前記物品管理棚に戻されずかつ前記物品確認台に
載置されないことが判定されたときには、その種類の物
品が行方不明であることを知らせる物品不明信号を出力
する照合判断手段を備えることを特徴とする項4記載の
物品管理装置。
【0011】6 前記物品管理棚のセンサにより検知さ
れている物品の数量を常に読取って、その数量の低下を
累積することにより、前記物品管理棚から取り出された
物品の数量を種類毎に累積して記憶する取出数量記憶手
段と、前記物品確認台のセンサにより検知されている物
品の数量を常に読取って、新たに検知される毎にその数
量を加算することにより、前記物品確認台上に載置され
た物品の数量を種類毎に累積して記憶する確認数量記憶
手段と、手動またはタイマー等によりト−タル照合の処
理が指令されると、前記取出し数量記憶手段と確認数量
記憶手段とに記憶された数量を物品の種類毎に比較する
ことにより、前記物品管理棚内から取り出された全物品
の種類及び数量と、物品確認台上で計数された全物品の
種類及び数量とを照合し、一致した場合には異常がない
ことを知らせるOK信号を出力し、不一致の場合には行
方不明の物品があることを知らせる物品不明信号を出力
するトータル照合判断手段とを備えることを特徴とする
項4又は5記載の物品管理装置。
【0012】7 前記景品不明信号は、音や音声や光に
よるもの、CRTやLCD上に表示するもの、あるいは
プリンタにより不明物品の種類及び数量を用紙に印刷す
る方式のものであることを特徴とする項5又は6記載の
物品管理装置。
【0013】
【作用】本発明の物品管理棚(20)によると、収納室
(21a)内面の複数の面に取付けられたセンサ(2
2)によって、収納室内の物品の符号(13a,13
b)を少なくとも底面と側面とから検出できるので、収
納室内に物品が多段状に積載されていても、すべての物
品についてその種類と積載位置を検出することができ
る。すなわち、物品の底面と側面とに符号を形成してお
けば、収納室の底面から離間した位置に積載されて底面
のセンサではその底面の符号が検出されない状態の物品
であっても、少なくともその側面の符号が収納室側面に
取付けられたセンサで検出できる。
【0014】このため、例えば遊技場における景品の陳
列棚として用いる場合に、景品が多段状に積載されたと
しても、確実にすべての景品の種類と配置位置を検出
し、陳列棚にある各種景品の保有数量を容易に管理する
ことができる。
【0015】すなわち、最低数量記憶手段と、補充判断
手段とを備える場合には、物品管理棚に積載された物品
の中で、その保有数量が最低数量記憶手段に記憶された
最低保有数量より少ない種類があるときには、この種類
の物品を補充すべきことを知らせる補充信号が補充判断
手段より出力されるので、店員は景品の保有数量を一定
量以上に維持するために、常に棚を監視している必要は
なくなる。
【0016】また、本発明の物品管理装置であると、セ
ンサが台上に取付けられた物品確認台を備えているた
め、この物品確認台のセンサを払出処理における物品情
報の入力手段として用い、また、物品管理棚のセンサに
より検出される取り出された物品の情報を、物品確認台
のセンサから入力される情報と照合することにより、払
出処理を容易かつ確実に行なうことができる。
【0017】すなわち、照合判断手段を備える場合に
は、物品管理棚から取り出された物品が、一定時間経過
しても、物品管理棚に戻されずかつ物品確認台に載置さ
れないときには、照合判断手段がその種類の物品が行方
不明であることを知らせる物品不明信号を出力するの
で、例えば商店に用いたときには顧客の挙動を監視して
いなくても商品の万引等を防止することができる。
【0018】また、取出数量記憶手段と確認数量記憶手
段とトータル照合判断手段とを備える場合には、物品管
理棚から取り出された物品の数量と、物品確認台により
払出処理された物品の数量とが累積して記憶され、これ
ら累積値を任意の時点で照合して、物品の取出しと払出
処理に不一致がないかどうか総合的に確認することがで
きる。すなわち、商店等においては、一日の営業が終了
したときにこのようなトータル照合作業を行なうのが通
常であるが、指令を与えるだけで、あるいはタイマーを
セットしておくだけで、この作業が自動的に行なわれる
ことになる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の一実施例につ
いて説明する。図1〜図17は本発明の一実施例を示し
ている。なお、以下の実施例は本発明を商店に適用した
例であるが、本発明は、パチンコ遊技場における景品の
陳列,払出し、図書館における書籍の陳列,貸出等に同
様に適用でき、特に物品を積載して陳列する場合に効果
を発揮するものである。
【0020】図1に示すように、商店内に、物品管理装
置10が設置されている。物品管理装置10は、マトリ
クスセンサ22を備えた商品陳列用の物品管理棚20
と、いわゆるレジにおけるカウンターとしての物品確認
台30と、この物品確認台30に設置されたカード読取
装置40及びPOS端末としてのレジスター41と、マ
トリクスセンサ22の信号処理システムとりよりなる。
そして、前記信号処理システムは、マトリクスセンサ2
2に取付けられるマトリクスI/O 送信・受信ボード81
と、中継器83a,83bと、コンピュータ50とより
構成されている。
【0021】物品管理棚20は、物品棚21と、マトリ
クスセンサ22(センサ)とを有している。物品棚21
は、正面が開口した複数の物品収納室21aが格子状に
形成されたもので、マトリクスセンサ22は、この場合
各物品収納室21aの底面,両側面及び後面に4個づつ
取付けられている。
【0022】物品棚21の物品収納室内には、種々の商
品11a,11bを収納陳列してある。この場合、商品
11aは、箱形の形状をした商品であり、横2列で物品
収納室内に段状に積載してある。また、商品11bは、
例えば書籍等の薄板状の外形をしたもので横並びに収納
してある。
【0023】各商品11a,11bの底面及び両側面に
は、図2に示す商品ラベル12aまたは図3に示す商品
ラベル12bが貼付されている。商品ラベル12a,1
2bは、マトリクスセンサ22により検出される金属符
号13a,13bを有している。商品ラベル12a,1
2bには、商店名14a、貼付される商品11の品名1
4b、払出に必要な金額が記載されている。
【0024】商品ラベル12aの金属符号13aは、バ
ーコード状の模様により、商品の種類等に関するデータ
を記録したものである。商品ラベル12bの金属符号1
3bは、同心円状の模様により、商品の種類等に関する
データを記録したものてある。また、これら金属符号1
3a,13bは、鉄やアルミニウム、銅等の金属を含ん
だインクによる印刷や箔で構成されている。
【0025】なお、商品ラベル12a,12bは商品の
周囲6面すべてに貼付されていることが好ましく、この
ようにすれば、商品のいずれか一面が物品収納室21a
の内面に対向している限り、商品が左右上下に多層状に
配列されていても、物品収納室21a内のすべての商品
がマトリクスセンサ22により検出できる。
【0026】物品確認台30は、物品台31の上面に、
前記物品管理棚20のマトリクスセンサ22と同様の構
成のものを取付けてなるものである。但し、ここでのマ
トリクスセンサ22は、必ずしも物品管理棚20のマト
リクスセンサ22と同じ大きさである必要はなく、物品
確認台30での作業のし易さを考慮して適宜設定すれば
良い。
【0027】カード読取装置40は、クレジットカード
やプリペイドカード等の料金の支払いのために現金の代
りに使用するカードの情報をコンピュータ50に入力す
るためのものである。(あるいは、遊技場における景品
交換に使用した場合には、記録媒体に記録される商品玉
数データを読取る記録媒体読取装置であるとともに、記
録媒体に記録される商品玉数データを、新たに書換える
記録媒体書換装置である。)レジスター41は、POS
端末として機能するレジスターで、マトリクスセンサ2
2による入力に対して補助的に使用するものである。
【0028】次に、マトリクスセンサ22の構成を説明
する。マトリクスセンサ22は、両側に送信線23と受
信線24とが形成された基板25と、送信線23と受信
線24を覆うようにこの基板25の両面に形成された保
護層26,27とよりなる。
【0029】基板25は、一般のプリント基板(例えば
電子回路基板用のプリント基板)と同様の工程によって
製作されるもので、図4に示すように、その送信線23
と受信線24とは、基板25表面のパターンとして形成
され、基板25の端部でUターンした折り返し状(また
はループ状)となるようにして、基板25の略全面に密
に複数平行に設けられている。
【0030】そして、このマトリクスセンサ22の一辺
側には、基板25のみが突出することにより送信側接続
部28及び受信側接続部29が形成され、これら送信側
接続部28及び受信側接続部29には、それぞれ各送信
線23あるいは受信線24に導通する送信端子23aあ
るいは受信端子24aが、やはり基板25両面のパター
ンとして形成されている。これら送信側接続部28及び
受信側接続部29には、後述のマトリクスI/O 送信・受
信ボード81が取付けられ、送信端子23aあるいは受
信端子24aには、それぞれ後述の送信回路31あるい
は受信回路32が接続される。
【0031】なお、図4は、保護層26が透明なもので
あって、送信線23が表面に表われる場合を示している
が、保護層26,27は必ずしも透明である必要はな
く、磁力線を十分通すもので保護機能を果たすものであ
ればよい。また、送信側接続部28及び受信側接続部2
9の構造は図5に示すものに限られず、接合される相手
方に応じて厚さ寸法を大きくしたい場合には、図6に示
すように、保護層26,27も基板25とともに突出さ
せて、保護層26,27の表面に形成した端子23b,
24bにスルーホール23c,24cを介して送信線2
3あるいは受信線24を接続した構成でもよい。
【0032】そして、各受信線24は、各送信線23と
電磁的に結合し、商品11に付された商品ラベル12
a,12bなどの金属の接近により電磁特性が変化する
よう各送信線23に対する面平行位置に直角の交差方向
で配置されている。
【0033】すなわち、図4の正面図で、交差する各送
信線23と各受信線24とにより囲まれる正方形状の各
包囲部は、電磁特性値たるインピーダンス変化により商
品ラベル12a,12bの情報を感知する検知単位22
a,22a…をなしている。次に、図7〜図12マトリ
クスI/O 送信・受信ボード81と中継器83a,83b
とコンピュータ50とよりなるマトリクスセンサ22の
信号処理システムの構成を説明する。
【0034】図7に示すように、マトリクスセンサ22
は、マトリクスI/O 送信・受信ボード81を介してCP
Uメモリコントロールボード83及びコンピュータ50
のCPU80の統御下にある。CPUメモリコントロー
ルボード83は、中継器83a,83bの要部を構成
し、通信回線でコンピュータ50と接続されている。
【0035】マトリクスI/O 送信・受信ボード81は、
送信回路31と受信回路32とを有している。送信回路
31は各送信線23に所定の周波数の信号を順次送信す
る回路であり、受信回路32は送信回路31と同期して
各受信線24から信号を順次受信する回路である。
【0036】送信回路31は、図8に示すように、送信
コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器4
2およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42お
よびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログマ
ルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に接
続するとともに、送信側接続部28を介して、複数(N
個)の送信線23にそれぞれ接続したN個のPNP+N
PNのトーテムポールドライバ45とにより構成されて
いる。
【0037】チャンネル切替ロジック43は、図9に示
すように、カウンタIC43aを有効に利用して、クロ
ック用とリセット用との2本の制御線で動作を行なうも
のである。
【0038】受信回路32は、図10に示すように、受
信側接続部29を介して、複数(N個)の受信線24に
それぞれ接続したN個のCTトランス(変流器)51
と、CTトランス51に接続したアナログマルチプレク
サ52と、アナログマルチプレクサ52に接続した増幅
器53およびチャンネル切替ロジック54と、増幅器5
3およびチャンネル切替ロジック54に接続した受信コ
ネクタ55とにより構成されている。従って、受信回路
32は、各CTトランス51を介して各受信線24から
信号を受信するようになっている。
【0039】CTトランス51は、各受信線24とアナ
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線24からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路31のチャンネル
切替ロジック43と同様の要素である。
【0040】図11に示すように、CPUメモリコント
ロールボード83は、送信側では、コンピュータ50の
CPUユニット80に接続したCPUコネクタ46と、
CPUコネクタ46を介してCPUユニット80からの
スタート信号に応じて送信クロックを送るシーケンス制
御回路47と、送信クロックを受けて送信信号を送るバ
ンドパスフィルタ48と、送信信号を増幅して送信コネ
クタへ送る増幅器49とを有している。
【0041】また、CPUメモリコントロールボード8
3は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号を
増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパスフ
ィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信号
を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器7
3からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ74
a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信号
を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデジ
タルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバータ
75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御回
路47により制御されて受信データを書込み、CPUコ
ネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCPU
コネクタ46を介してCPUユニット80に送る双方向
RAM76とを有している。
【0042】双方向RAM76は、受信回路32からの
信号に基づいて、マトリクスセンサ22に接近する金属
符号の態様,位置を各送信線23と各受信線24とによ
る検知単位20aの検知データとして記憶するメモリで
あって、内部にカウンタを持っており、前記金属符号の
態様,位置からの商品の種類及び配置位置等を判断する
ためのマトリックスデータの処理は、すべてそのカウン
タにより行なっている。さらに、CPUメモリコントロ
ールボード83は、電源ユニット77を有している。
【0043】コンピュータ50のCPUユニット80
は、図12に示すように、機能的構成要素として、棚内
物品判断手段85と、台上物品判断手段86と、最低数
量記憶手段87と、補充判断手段88と、照合判断手段
89と、取出し数量記憶手段90と、確認数量記憶手段
91と、ト−タル照合判断手段92と、払出処理手段9
3とを備えているものである。
【0044】棚内物品判断手段85は、中継機83aの
双方向RAM76のマトリックスデータの処理結果を読
取って、物品管理棚20内にある商品の種類と数量等の
デ−タをリアルタイムで出力するもので、例えば、物品
管理棚20から商品が取り出されると、この取り出され
た種類の商品の数量データが取り出された数量に応じて
即座に減少するものである。
【0045】台上物品判断手段86も、同様に中継機8
3bの双方向RAM76のマトリックスデータの処理結
果を読取って、物品確認台30のマトリクスセンサ22
上に載置された商品の種類と数量等のデ−タをリアルタ
イムで出力するもので、例えば、物品管理棚20から商
品が取り出されると、この取り出された種類の商品の数
量データが取り出された数量に応じて即座に減少するも
のである。
【0046】最低数量記憶手段87は、商品の最低保有
数量(最低陳列数量)を商品の種類毎に記憶するメモリ
である。補充判断手段88は、棚内物品判断手段85に
より出力されている物品管理棚20内の商品の数量デー
タと最低数量記憶手段87に記憶された最低保有数量と
を商品の種類毎に比較照合し、最低保有数量より少ない
種類があるときには、この補充すべきことを知らせる補
充信号を出力するものである。
【0047】照合判断手段89は、棚内物品判断手段8
5により出力されている物品管理棚20内の商品の数量
データと、台上物品判断手段86により出力されている
物品確認台30上の商品の数量データとを常に読取って
比較照合することにより、物品管理棚31から取り出さ
れた物品が、一定時間経過しても、物品管理棚31に戻
されずかつ物品確認台30に載置されないことが判定さ
れたときに、その種類の商品が行方不明であることを知
らせる物品不明信号を出力するものである。
【0048】取出し数量記憶手段90は、棚内物品判断
手段85により出力されている商品の数量データを常に
読取って、この数量データの低下を加算することによっ
て、物品管理棚20から取り出された商品の数量を種類
ごとに累積して記憶するメモリである。
【0049】確認数量記憶手段91は、台上物品判断手
段86により出力されている物品確認台30上の商品の
数量データを常に読取って、新たに数量が増加する毎に
その数量を加算することにより、物品確認台30上で確
認された商品の数量を種類毎に累積して記憶するメモリ
である。
【0050】トータル照合判断手段92は、例えば物品
確認台30に設けられた照合スイッチ95(図12にの
み図示)又はタイマー等によりト−タル照合の処理が指
令されると、取出数量記憶手段90と確認数量記憶手段
91とに記憶された数量を商品の種類毎に読出して比較
することにより、物品管理棚20内から取り出された全
商品の数量と物品確認台30上で計数された全物品の数
量とを商品の種類毎に照合し、一致した場合には異常が
ないことを知らせるOK信号を出力し、不一致の場合に
は行方不明の商品があることを知らせる物品不明信号を
出力するものである。
【0051】なお、この物品不明信号は、音や音声や光
によるもの、CRTやLCD上に表示するもの、あるい
はプリンタにより不明商品の種類及び数量を用紙に印刷
する方式のもの等各種の態様が有り得る。
【0052】払出処理手段93は、照合判断手段89か
ら指令されて、これに応じた払出処理を行なうものであ
る。
【0053】次に上記物品管理装置10の動作を説明す
る。まず、マトリクスセンサ22においては、受信信号
が変化した受信線24と、そのとき送信した送信線2
3,22…とをスキャンニングにより検出し、その交差
位置から検知マトリクスでの金属符号13a,13bの
位置、形状を把握することができる。すなわち、双方向
RAM76は、受信回路32からの信号に基づいて、受
信信号が変化した受信線24と、そのとき送信した送信
線23との交差位置から、マトリクスセンサ22に接近
した商品の金属符号13a,13bの位置、形状を把握
するためのデータを記憶する。
【0054】次に、コンピュータ50の処理を、図13
に基づきステップ毎に説明する。 ステップS1;物品管理棚20のマトリクスセンサ22
からの検出データ(すなわち、双方向RAM76のデー
タ)を棚内物品判断手段85により常に読取り、物品管
理棚20の商品の保有数量を種類毎に判断する。
【0055】ステップS2;補充判断手段88及び照合
判断手段89が、常に棚内物品判断手段85の出力を監
視し、前記保有数量が少なくなる方向に変化したか否か
判断し、この変化があった場合には、補充判断手段88
あるいは照合判断手段89がそれぞれステップS3ある
いはS5の処理を行なう。この変化がないときには、ス
テップS1に戻る。
【0056】ステップS3,4;数量の低減が判断され
た商品の保有数量が最低数量記憶手段87に登録された
最低保有数量より少ないかどうか判断し、少ない場合に
は、物品不足信号を発し、店員に知らせる。これによ
り、店員はそのデータを確認の上その種類の商品を補充
をする。また、少なくないときには、ステップS1に戻
る。
【0057】ステップS5,6;一定時間内に、物品確
認台30側のマトリクスセンサ22に商品が載せられて
信号が出力されたかどうか、すなわち台上物品判断手段
86の出力する数量データが低減した分だけ増加したか
否か判断し、商品が載せられていなければ物品不明信号
が発せられる。これにより、店員はそれを確認の上、物
品管理装置10を確認に行き、本当に無くなっている
か、または客が未だ持っているのか、商品の置き方が正
しく置かれていないか等確認の上、後者の場合は、商品
の置き方を正常に戻す。
【0058】ステップS8;払出処理手段93が、物品
管理台20から取り出されて物品確認台30で確認され
た商品の種類及び数量データを照合判断手段89から指
定されて、これに応じた払出処理を行なう。すなわち、
POSシステムのデータとしてこの商品の種類及び数量
を図示していないPOSデータ記憶部に入力し、また、
図示していない記憶部からその商品の単価情報を読出し
て払出金額を演算し、この値を中継器83bを介して出
力して例えばPOSレジスター41の表示部に表示させ
る。このため、店員は、この表示された金額を、商品を
取出して払い出そうとする顧客から受取るだけでよい。
【0059】ステップS9〜11;一方、取出し数量記
憶手段90あるいは確認数量記憶手段91では、物品管
理台20から取り出された商品の取出し数量と物品確認
台で確認された商品の数量を累積的に記憶しており、ト
−タル照合の処理が指令されると、トータル照合判断手
段92がこれらに記憶された数量を商品の種類毎に読出
して比較することにより、物品管理棚20内から取り出
された全商品の数量と物品確認台30上で計数された全
物品の数量とを商品の種類毎に照合し、一致した場合に
は異常がないことを知らせるOK信号を出力し、不一致
の場合には行方不明の商品があることを知らせる物品不
明信号を出力する。
【0060】このように、上記物品管理装置であると、
商品の陳列数の不足が自動的に検出されて店員に知らさ
れ、また、払出商品の照合又は払出処理(払出金額の計
上及びPOS情報の入力)あるいは通常一日の営業終了
時に行なうトータル照合が機械的に全自動で行なわれ
る。
【0061】なお、金属符号13a,13bを設けるた
めのラベル貼付作業は、店員が行っても、商品の納入元
が行ってもよい。また、前記コンピュータ50には、仕
入れた商品11に関するデータをテンキー操作等により
入力しておくと、物品管理棚20に商品を並べた時点
で、品名と数量とが自動的に入力され、倉庫の在庫と物
品管理棚20の上の在庫とが分離されて記憶され、表示
と印刷を行うことができる機能を設けてもよいこのよう
にすると、物品棚21及び倉庫の商品と数量が常にわか
っているので、閉店時に店員が行なっていた物品棚21
又は倉庫の残個数の計数チェックが不要となり、閉店時
でも、商品の数量の確認作業の必要がなく、そのまま閉
店することができる。
【0062】なお、上記実施例は、本発明の符号として
金属符号を使用し、センサとしてマトリクスセンサ22
を使用した例であるが、これに限られない。例えば、符
号としてバーコードを使用し、センサとしてこのバーコ
ードを読取るバーコード読取り機が物品の表面に沿って
移動する構成のものを使用しても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明にかかる物品管理棚及び物品管理
装置によれば、物品棚内に積載された全物品の情報はセ
ンサにより検出されて、この物品の保有数量の管理や払
出処理等が機械的に行なわれ、商店の店員の労力が低減
され、しかも作業の確実化が図られるので、顧客に対す
るサービスも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す物品管理装置の斜視図
である。
【図2】商品に付される商品ラベルの正面図である。
【図3】他の態様の商品ラベルの正面図である。
【図4】マトリクスセンサの正面図である。
【図5】マトリクスセンサの部分縦断面図である。
【図6】マトリクスセンサの部分縦断面図である。
【図7】物品管理装置の概略構成図である。
【図8】マトリクスI/O 送信・受信ボードの送信回路の
ブロック図である。
【図9】チャンネル切替ロジックの主要部を示すブロッ
ク図である。
【図10】マトリクスI/O 送信・受信ボードの受信回路
のブロック図である。
【図11】CPUメモリコントロールボードの受信およ
び送信回路のブロック図である。
【図12】物品管理装置の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図13】物品管理装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10…物品管理装置 11a,11b…商品 13a,13b…金属符号 20…物品管理棚 21…物品棚 21a…物品収納室 22…マトリクスセンサ 30…物品確認台 31…物品台 85…棚内物品判断手段 86…台上物品判断手段 87…最低数量記憶手段 88…補充判断手段 89…照合判断手段 90…取出し数量記憶手段 91…確認数量記憶手段 92…ト−タル照合判断手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の物品収納室を有する物品棚と、 物品の表面に形成された符号を読取ることにより物品の
    種類及び接近位置を検出するセンサとを備え、 前記センサは、前記物品収納室内に積載された物品の種
    類と個数とを検知すべく、前記物品収納室内の底面及び
    側面を含む複数の内面にそれぞれ設けられていることを
    特徴とする物品管理棚。
  2. 【請求項2】前記符号は、金属材料により形成された金
    属符号であり、 前記センサは、物品の表面に形成された前記金属符号の
    接近によって生じる局部的な磁界の変化により、物品の
    種類及び接近位置を検出する面状のマトリクスセンサで
    あることを特徴とする請求項1記載の物品管理棚。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の物品管理棚と、 物品の最低保有数量を物品の種類毎に記憶する最低数量
    記憶手段と、 前記センサにより検知された前記物品棚内の物品の保有
    数量と、前記最低数量記憶手段に記憶された最低保有数
    量とを物品の種類毎に比較判断し、前記保有数量が最低
    保有数量より少ない種類があるときには、この種類の物
    品を補充すべきことを知らせる補充信号を出力する補充
    判断手段とを備えることを特徴とする物品管理装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の物品管理棚と、 物品台の上面に前記センサが取付けられてなり、前記物
    品管理棚から取り出された物品の確認処理が行なわれる
    物品確認台とを備えることを特徴とする物品管理装置。
  5. 【請求項5】前記センサにより検知されている前記物品
    管理棚内の物品の保有数量及び前記物品確認台上の物品
    の数量を常に読取って比較照合することにより、前記物
    品管理棚から取り出された物品が、一定時間経過して
    も、前記物品管理棚に戻されずかつ前記物品確認台に載
    置されないことが判定されたときには、その種類の物品
    が行方不明であることを知らせる物品不明信号を出力す
    る照合判断手段を備えることを特徴とする請求項4記載
    の物品管理装置。
  6. 【請求項6】前記物品管理棚のセンサにより検知されて
    いる物品の数量を常に読取って、その数量の低下を累積
    することにより、前記物品管理棚から取り出された物品
    の数量を種類毎に累積して記憶する取出数量記憶手段
    と、 前記物品確認台のセンサにより検知されている物品の数
    量を常に読取って、新たに検知される毎にその数量を加
    算することにより、前記物品確認台上に載置された物品
    の数量を種類毎に累積して記憶する確認数量記憶手段
    と、 手動またはタイマー等によりト−タル照合の処理が指令
    されると、前記取出し数量記憶手段と確認数量記憶手段
    とに記憶された数量を物品の種類毎に比較することによ
    り、前記物品管理棚内から取り出された全物品の種類及
    び数量と、物品確認台上で計数された全物品の種類及び
    数量とを照合し、一致した場合には異常がないことを知
    らせるOK信号を出力し、不一致の場合には行方不明の
    物品があることを知らせる物品不明信号を出力するトー
    タル照合判断手段とを備えることを特徴とする請求項4
    又は5記載の物品管理装置。
  7. 【請求項7】前記景品不明信号は、音や音声や光による
    もの、CRTやLCD上に表示するもの、あるいはプリ
    ンタにより不明物品の種類及び数量を用紙に印刷する方
    式のものであることを特徴とする請求項5又は6記載の
    物品管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034685A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Ricoh Co Ltd サプライ管理システム
JP2012000126A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Glory Ltd 景品払出装置
CN109393868A (zh) * 2018-08-08 2019-03-01 颜沿(上海)智能科技有限公司 一种智能试妆货架及方法

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