JP2650783B2 - 物品管理システム - Google Patents

物品管理システム

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JP2650783B2
JP2650783B2 JP50641792A JP50641792A JP2650783B2 JP 2650783 B2 JP2650783 B2 JP 2650783B2 JP 50641792 A JP50641792 A JP 50641792A JP 50641792 A JP50641792 A JP 50641792A JP 2650783 B2 JP2650783 B2 JP 2650783B2
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signal
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JP50641792A
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孝俊 武本
一成 川島
繁 半田
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の分野】
本発明は、ゲームによって獲得したゲーム媒体を景品
等に交換する景品交換所などに設置され、景品などの物
品を管理するための物品管理システムに係り、特に、景
品等の物品を載置するための物品管理台、景品などの物
品に付される物品ラベルおよび管理のためのコンピュー
タを含む物品管理システムに関する。
【背景の技術】
遊技場では、ゲーム機でゲームすることにより獲得し
たゲーム媒体、例えば、メダル、チップ、金属ボール等
を、景品と交換することが行なわれることがある。この
ような場合、獲得した媒介物の数量に見合った景品を、
遊技客が選ぶことができる。 このため、遊技客は、獲得したゲーム媒体をゲーム媒
体計数機に投入して計数し、計数した個数をレシートに
記録する。記録したレシートを景品交換所の店員に渡す
と、店員は交換する景品の希望を遊技客に聞く。遊技客
は、景品棚の上に並べられた景品を見て、レシートに記
録される個数の範囲内で希望の景品を店員に告げる。 店員は、その景品の景品名を、コンピュータのキーボ
ードによるキー操作で選定し、数量をテンキーで打込
む。コンピュータは、レシートに記録されるゲーム媒体
の個数から、その数量の景品分のゲーム媒体の個数を減
算し、レシートの個数に達したとき、それを知らせる。 店員は、レシートに記録されるゲーム媒体の個数の範
囲内の景品を、袋に入れ、遊技客に渡す。 このようにして、獲得したゲーム媒体と景品との交換
が、行われている。 また、景品棚に置かれる景品の種類と、それらの数量
とは、店員が見て管理している。 しかしながら、上記従来の技術では、多くのキーの中
から、遊技客が希望する景品の景品名をキー操作で選定
する必要が有る。ところが、景品名をキー操作で迅速に
選定することは、経験を必要とし、熟練が必要である。
また、熟練した者でも、景品の数量が多い場合には、時
間と手間がかかったり、打ち間違いが多発したりして、
遊技客へのサービスが低下したり、景品管理が正確さに
欠けるという問題点があった。 また、景品棚に置かれる景品の種類と数量とを、常に
チェックする必要がある。しかし、多数の遊技客が出入
りする遊技場では、景品の交換も頻繁に起こり、多種多
様の景品が遊技客の要求に応じて、渡されるため、景品
の在庫管理は、容易ではない。このため、この管理を店
員に行なわせると、過重な労働を強いることとなるとい
う問題がある。
【発明の開示】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、景品選定時の遊技客へのサービスを向上さ
せ、景品管理を正確にするとともに、店員の労働の軽減
を図ることができる物品管理台、物品ラベルおよび物品
管理装置を提供することを目的としている。 上記目的を達成するため本発明の一態様によれば、物
品を載置した管理する物品管理台と、物品管理台に置か
れる物品の出入りを管理する物品管理装置を備え、物品
管理装置は、物品を検出するための面状のマトリクスセ
ンサと、マトリクスセンサを駆動すると共に、マトリク
スセンサ上に置かれる物品の検出を行なう信号処理シス
テムとを備え、マトリクスセンサは、前記物品管理台の
上面に配置されることを特徴とする物品管理システムが
提供される。 物品管理台は、物品を載置しておくための物品載置台
と、物品載置台から取り出す物品を一旦載置して確認す
るための物品確認台とを有することができる。物品載置
台と物品確認台とは、それぞれに、マトリクスセンサが
設置される。 マトリクスセンサは、例えば、並列して配置される複
数本の送信線と、並列して配置される複数本の受信線
と、これらを支持する基板とを有して構成される。ここ
で、送信線と受信線とは、互いに交差して配置される。
また、送信線および受信線は、それぞれ往路と復路とが
並列する折り返し状に構成されるものであり、送信線お
よび受信線の交叉部分に検知単位が構成されるものとす
ることができる。 信号処理システムは、マトリクスセンサの送信線に信
号電流を供給すると共に、受信線からの出力信号を受信
して、金属体の存在する検知単位を検出する機能を有す
るものをもちいることができる。 また、本発明の物品管理システムにおいては、上記マ
トリクスセンサで検出できる符号を付した物品ラベルを
用いることができる。この物品ラベルは、検出対象とな
る物品に貼付されるものとすることができる。なお、物
品ラベルは、渦電流を発生することができる金属で符号
が達成される金属符号体を有するものを用いることがで
きる。 物品管理装置は、物品装置台からの物品に関する情報
と、物品確認台からの物品に関する情報とを照合して、
物品の出入りの管理を行なうコンピュータをさらに備え
ることができる。 コンピュータは、前記物品載置台からの信号を計数
し、受信データ数として記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶される受信データ数を計数し、所定数以下の
とき、補充信号を出力する補充演算手段とを有すること
ができる。また、コンピュータは、物品載置台上の物品
が取出されたことにより、そこに発生した物品信号の変
化を記録しておく手段、物品確認台のマトリクスセンサ
上に物品が載せられたかどうかをチェックし、予め定め
た時間、経過しても物品が載せられず、信号出力が出な
い場合には、物品不明チェック信号を出力する手段とを
有することができる。 本発明の物品管理システムは、遊技場に設置すること
ができる。すなわち、物品管理台と、物品管理装置と
が、遊技場の景品交換所に備えられるものである。 物品管理装置は、ゲーム機において遊技客が獲得した
ゲーム媒体の個数を検出する手段をさらに備えることが
できる。 また、コンピュータは、物品確認台に載置された物品
の物品ラベルに記載される情報を検出して、該物品を景
品として交換するに要するゲーム媒体個数を読み取り、
上記ゲーム媒体の個数を検出する手段で検出されたゲー
ム媒体個数と比較して、獲得したゲーム媒体個数で、物
品確認台に載置される物品と交換できるか否かを判定す
る手段を有することができる。 物品管理台のマトリクスセンサは、例えば、送信回路
から複数の折り返し送信線に所定の周波数の信号を順次
送信して磁界を発生させると、その送信線と電磁的に結
合した受信線には相互誘導作用により起電力が発生す
る。このとき、物品が物品台に置かれて、物品に付され
た物品ラベルなどの金属がマトリクスに接近すると、金
属の表面にはマトリクスセンサによる磁束を打ち消す方
向に渦電流が発生する。その渦電流の影響で磁束の変化
がおき、これに応じて、受信線の起電力の大きさが変化
する。このときの送信線と受信線とを検出して、その交
差位置から物品管理台の上の金属の位置、形状を把握す
ることができる。 物品管理装置では、例えば、物品載置台からの受信デ
ータ数が所定数以下のとき、補充信号を出力することに
より、物品管理台の上の物品の個数を管理することがで
きる。 また、物品管理装置では、例えば、物品載置台の上に
置かれた物品をマトリクスセンサにより検出し、物品の
種類・数量を判断する。物品載置台の上に置かれた物品
の種類・数量が変化すると、その変化を生じさせた物品
の種類・数量を知ることができる。 物品管理台の上面に沿った面状のマトリクスセンサに
より、その上の物品を検出することができるので、遊技
場の景品交換所などで景品交換の際、時間や手間がかか
らず、景品選定時の遊技客へのサービスを向上させ、景
品管理を正確にする。また、物品管理台により、その上
に置かれる景品の種類と数量のチェックを行うことがで
きるので、店員の労働の軽減を図ることができる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の物品管理システムの一実施例を示す
斜視図である。 図2は、物品に付される物品ラベルの正面図である。 図3は、他の態様の物品ラベルの正面図である。 図4は、実施例のシステムの構成要素であるマトリク
スセンサの正面図である。 図5は、マトリクスセンサの部分縦断面図である。 図6Aは、マトリクスセンサを有する基板の拡大断面図
である。 図6Bは、図6A中に円で示した部分の拡大断面図であ
る。 図7は、マトリクスセンサの送信線の詳細な正面図で
ある。 図8は、マトリクスセンサのワイヤの接続状態を示す
送信線の拡大断面図である。 図9は、マトリクスセンサの送信端子の拡大正面図で
ある。 図10は、図4に示すマトリクスセンサのX−X線断面
図である。 図11は、実施例のシステムを構成する物品管理装置の
概略構成図である。 図12は、物品管理装置のマトリクスI/O送信・受信ボ
ードの送信回路のブロック図である。 図13は、チャンネル切替ロジックの主要部を示すブロ
ック図である。 図14は、マトリクスI/O送信・受信ボードの受信回路
のブロック図である。 図15は、CPUメモリコントローラボードの受信および
送信回路のブロック図である。 図16は、物品管理装置での処理を示すフローチャート
である。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、図面に基づき、本発明の物品管理システムの一
実施例について説明する。 図1に示すように、本実施例のシステムは、景品等の
物品を管理するための物品管理台10と、物品管理装置1
とを有する。本実施例のシステムは、遊技場の景品交換
所に設置されるものの例である。 本実施例のシステムでは、物品管理台10としては、物
品載置用の物品載置台20と、物品確認用の物品確認台30
とが配置される。また、物品管理装置1は、物品載置台
20および物品確認台30にそれぞれ配置されるマトリクス
センサ22と、物品確認台30に配置され、記録媒体に対し
てデータのの読み取りおよび書き込みを行なう読取・書
込装置40と、管理を実行するコンピュータ50と、マトリ
クスセンサ22および読取・書込装置40とコンピュータ50
とを接続する中継器82とを有している。さらに、本シス
テムでは、景品などの物品を識別するため、物品に付さ
れる物品ラベルが用いられる。 物品載置台20および物品確認台30は、物品台21と、マ
トリクスセンサ22とを有している。物品台21は、基台21
aと、その上方に間隔を置いて配置された複数の景品棚2
1b,21c,21dとから構成されている。マトリクスセンサ22
は、物品台21の上面に配置されている。物品台21の上に
は、ゲーム媒体と交換するための景品として種々の物品
11が載置される。 物品11の底面には、図2に示す物品ラベル12aまたは
図3に示す物品ラベル12bに貼付されている。物品ラベ
ル12a,12bは、マトリクスセンサ22により検出される金
属符号体13a,13bを有している。物品ラベル12a,12bに
は、遊技場の名称14a、貼付される物品11の品名14b、交
換に必要なゲーム媒体の個数14cが記載されている。物
品ラベル12aの金属符号体13aは、バーコード状の模様に
より、物品の種類と数量に関するデータを記録したもの
である。物品ラベル12bの金属符号体13bは、同心円状の
模様により、物品の種類と数量に関するデータを記録し
たものてある。 4符号体13a,13bは、磁束によって、渦電流が発生する
材料、例えば、鉄やアルミニウム、銅等の金属を含んだ
インクによる印刷や、箔で構成されている。 読取・書込装置40は、カードなどの記録媒体に記録さ
れる景品個数データを読取る記録媒体読取装置であると
ともに、記録媒体に記録される景品個数データを、新た
に書換える記録媒体書換装置である。 コンピュータ50は、図示していないが、中央処理ユニ
ット(CPU)と、その動作プログラム、データ等を記憶
する記憶装置と、表示装置とを少なくとも有する。 マトリクスセンサ22は、図4に示すように、基板24
と、この基板24に配置される複数の送信線23および各受
信線25とを有する。複数の送信線23および各受信線25
は、金属体を検知する複数の検知単位を構成する。これ
らの検知単位は、基板24上に、マトリクス状に、かつ、
面状に配置される。なお、基板24および後述する各種の
基板は、例えば、ガラス、セラミックス、合成樹脂等の
絶縁性の材料により形成される。 各送信線23は、折返部61でUターンした平行の折り返
し状(またはループ状)となるように配置される。複数
の送信線23は、一方向に並列して、基板24の片面に配置
して取付けられている。各受信線25は、同様に、1本の
受信線25がUターンして平行の折り返し状(またはルー
プ状)となるように配置される。複数の受信線25は、一
方向に並列して、図5に示すように、基板24の反対面に
配置して取付けられている。送信端子26および受信端子
27は、基板24の一端に集中して配置されている。なお、
図4では、外側以外のパターンを図示を省略してある。 各受信線25は、各送信線23と電磁的に結合して、物品
11に付された物品ラベル12a,12bなどの金属の接近によ
り電磁特性が変化するよう各送信線23に対する面平行位
置に直角の交差方向で配置される。 図4の正面図で、交差する各送信線23と各受信線25と
により囲まれる正方形状の各包囲部は、電磁特性値たる
磁束変化により、ゲーム媒体を感知する検知単位22a,22
a…をなしている。 図6Aに、基板24の拡大断面図を、図6Bに、図6Aで破線
により丸く囲んだ部分の拡大図を示す。図6Aおよび図6B
において、基板24は、受信線25のための保護シートであ
る保護板24a、受信側ベース基板24b、送信側ベース基板
24c、送信線23のための保護シートである保護板24dの4
重積層の構成を有している。基板24は、一端24pが露出
している。 図5に示すように、保護板24aと受信側ベース基板24b
との間には、複数の並列した折り返し状の受信線25が挾
装され、送信側ベース基板24cと保護板24dとの間には、
複数の並列した折り返し状の送信線23が挾装されてい
る。従って、基板24は、送信側ベース基板24cの一方の
面上に送信線23を接着剤層26aにより貼り合わせて配置
し、その上を覆うように保護板24dを接着剤層26bにより
貼り合わせ、受信側ベース基板24bの他方の面上に受信
線25を接着剤層26cにより貼り合わせて配置し、その上
を覆うように保護板24aを接着剤層26dにより貼り合わ
せ、送信側ベース基板24cの他方の面と、受信側ベース
基板24bの他方の面とを接着剤層26eにより貼り合わせて
構成される。 図4に示すように、図7に、中間部を省略して示すよ
うに、四角形状の送信側ベース基板24cには、その縦方
向の一辺に沿って細長いフレキシブルプリント基板(FP
C)からなる送信側折返基板27aが接着される。送信側折
返基板27aは、送信線23を折り返すための配線部分を構
成する。この送信側折返基板27aは、図7に、中間部を
省略して示すように、銅箔から成る導体パターンにより
複数本、具体的には32本の弧状の折返部61を一列に形成
される。各折返部61の一端61aには、ワイヤ62の一端62a
が、半田63を用いた半田付けにより接続される。接続
は、例えば、溶接により接続してもよい。図8に、これ
らの断面構造を示す。 また、送信側ベース基板24cには、図4に示すよう
に、送信側折返基板27aを設けた辺と異なる縦方向の他
の辺および下端の辺の一部に沿って、略L字状に展開さ
れる。同じくフレキシブル基板からなる送信側引回基板
27bが接着される。送信側引回基板27bは、外部接続用の
送信端子26と、送信線23を送信端子26に接続するための
引き回しを行なう引回部64とを有している。送信端子26
は、送信側引回基板27bの、送信側ベース基板24の下端
側に位置する部分に設けられる。すなわち、図9に示す
ように、送信側引回基板27bの縁上に、辺の一部に沿っ
て、銅箔から成る導電体パターンにより複数本、具体的
には64本の、縦方向にのびる外部接続用の送信端子26が
形成される。各送信端子26への引回部64は、導体パター
ンにより送信側引回基板27bに形成され、各送信端子26
から送信側引回基板27bに沿って延びている。 各折返部61の一端61aからのびるワイヤ62の他端62b
は、ワイヤ62に張りを持たせ、対応する端子側の引回部
64の始点64aに、半田63を用いた半田付けまたは溶接に
より接続して、引回部64を介して送信端子26に接続され
ている。なお、引回部64は、高周波障害を除去するた
め、2本の直線部分を円弧部64Rで接続している。 同様に、四角形状の受信側ベース基板24bは、その横
方向の上端の一辺に沿って受信側折返基板29aを接着
し、横方向の下端の辺の一部に沿って細長い受信側引回
基板29bを接着している。受信側折返基板29aは、送信側
折返基板27aと同様に構成されている。受信側引回基板2
9bは、図9に示すように、送信側と同様に、銅箔から成
る導体パターンにより複数、具体的には64本の縦方向に
のびる外部接続用の受信端子27と、各受信線25から各受
信端子27への引回部64とが形成されている。 なお、送信端子26と受信端子27とは、図6Aに示すよう
に、送信側ベース基板24cに受信側ベース基板24bを貼り
合わせたとき、互いに重ならない非対向位置に、配置さ
れる。 送信線23と受信線25とは、このように、各折返基板27
a,29aに形成された各折返部61と、各引回基板27b,29bに
形成された各引回部64と、各ワイヤ62と、送信線23の端
部をなす送信端子26、受信線25の端部をなす受信端子27
とにより構成されている。 図10に示すように、マトリクスセンサ22には、受信側
ベース基板24bおよび送信側ベース基板24cの下端部に、
コネクタ取付板66が設けられている。 コネクタ取付板66には、図4に示すように、送信端子
26および受信端子27に対応する位置に送信コネクタ67a
と受信コネクタ67bとが固定されている。送信コネクタ6
7aは各送信線23の送信端子26に接続され、受信コネクタ
67bは各受信線23の受信端子27に接続されている。 マトリクスI/O送信・受信ボード81は、図10に示すよ
うに、プリント基板からなる取付基板81aと、取付基板8
1aを収容するマトリクスI/Oケース82とを備えている。
取付基板81aには、マトリクスセンサ22の複数の送信線2
3へ送信する送信回路31と、複数の受信線25から受信す
る受信回路32と、送信コネクタ67a(図4参照)および
受信コネクタ67bとそれぞれ接続する接合コネクタ33と
が取り付けられている。 送信コネクタ67aおよび受信コネクタ67bと接合コネク
タ33とは、互いに接続することにより、送信端子26を送
信回路31に接続し、受信端子27を受信回路32に接続する
ようになっている。 物品11を検知する物品管理装置1を構成する信号処理
システムは、図11〜図16に示すとおりである。 図11に示すように、マトリクスセンサ22は、マトリク
スI/O送信・受信ボード81を介してCPUメモリコントロー
ルボード82の統御下にある。CPUメモリコントロールボ
ード82は、中継器を構成し、図1に示すように、通信回
線83で、コンピュータ50と通信可能となっている。 マトリクスI/O送信・受信ボード81は、送信回路31を
設けた送信回路基板(図示せず)と、受信回路32を設け
た受信回路基板(図示せず)とを有している。送信回路
31は、各送信線23に所定の周波数の信号を順次送信する
回路であり、受信回路32は、送信回路31と同期して各受
信線25から信号を順次受信する回路である。 送信回路31は、図12に示すように、送信コネクタ41
と、送信コネクタ41に接続した増幅器42およびチャンネ
ル切替ロジック43と、増幅器42およびチャンネル切替ロ
ジック43に接続したアナログマルチプレクサ44と、アナ
ログマルチプレクサ44に接続するとともに、送信コネク
タ67a(図4参照)を介して複数、具体的には32回路の
送信線23側にそれぞれ接続した32個のPNP+NPNのトーテ
ムポールドライバ45とにより構成されている。 チャンネル切替ロジック43は、図13に示すように、カ
ウンタIC43aを有効に利用して、クロック用とリセット
用との2本の制御線で動作を行なうものである。 受信回路32は、図14に示すように、受信コネクタ67b
(図4参照)を介して複数、具体的には32回路の受信線
25側にそれぞれ接続した32個のCTセンサ(変流器)51
と、CTセンサ51に接続したアナログマルチプレクタ52
と、アナログマルチプレクサ52に接続した増幅器53およ
びチャンネル切替ロジック54と、増幅器53およびチャン
ネル切替ロジック54に接続した受信コネクタ55とにより
構成されている。従って、受信回路32は、各CTセンサ51
を介して各受信線25から信号を受信するようになってい
る。 4センサ51は、各受信線25とアナログマルチプレクサ52
とを絶縁するとともに、各受信線25からの信号を10倍に
増幅するものである。アナログマルチプレクサ52は、各
CTセンサ51から信号を順次受信する。増幅器53はアナロ
グマルチプレクサ52からの信号を増幅するものである。
チャンネル切替ロジック54は、送信回路31のチャンネル
切替ロジック43と同様の構成を有する論理回路である。 図15に示すように、CPUメモリコントロールボード82
は、送信側では、CPU(中央処理ユニット)80に接続し
たCPUコネクタ46と、CPUコネクタ46を介してCPU80から
のスタート信号に応じて、送信クロックを送るシーケン
ス制御回路47と、送信クロックを受けて送信信号を送る
バンドパスフィルタ48と、送信信号を増幅して送信コネ
クタへ送る増幅器49とを有している。 また、CPUメモリコントロールボード82は、受信側で
は、受信コネクタ55からの受信信号を増幅する増幅器71
と、増幅信号を受けるバンドパスフィルタ72と、バンド
パスフィルタ72からの受信信号を受ける全波整流・増幅
器73と、全波整流・増幅器73からの受信信号を受ける2
段のローパスフィルタ74a,74bと、ローパスフィルタ74b
から出力される受信信号を受け、シーケンス制御回路47
により制御されてデジタルデータを双方向RAM76に送るA
/Dコンバータ75と、そのデジタルデータを受け、シーケ
ンス制御回路47により制御されて受信データを書込み、
CPUコネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCPU
コネクタ46を介してCPU80に送る双方向RAM76とを有して
いる。 双方向RAM76は、受信回路32からの信号に基づいて、
物品ラベル12a(または12b)の位置を各送信線23と各受
信線25とによる検知単位20aの検知データとして記憶す
るメモリであって、内部にカウンタを持っており、物品
ラベル12a(または12b)のマトリックスデータの処理
は、すべてそのカウンタにより行なっている。さらに、
CPUメモリコントロールボード82は、電源ユニット77を
有している。 次に、本実施例の動作について、図16をさらに参照し
て説明する。 景品交換所では、物品載置台20に、必要な景品11を補
充載置しておく。景品には、それぞれ図2または図3に
示す物品ラベル12aまたは12bを予め貼付しておく。そし
て、この物品ラベルが、物品載置台20上のマトリクスセ
ンサ22に接するように、景品を該物品載置台20に載置す
る。 この状態で、コンピュータ50は、初期設定を行なう
(ステップ1001)。初期設定は、先ず、マトリクスセン
サ22を駆動するようCPUメモリコントロールボード82に
指示を与える。なお、マトリクスセンサ22は、連続駆動
状態としておいてもよい。このようにすれば、物品が持
ち去られることを監視することができる。また、始業時
に、コンピュータ50は、物品載置台20のマトリクスセン
サ22からの景品信号をCPUメモリコントロールボード82
を介して取り込み、景品の位置、名称および個数を記憶
する。マトリクスセンサ22は、各検知単位22aにより、
その上に存在している金属、この例では、物品ラベル12
aの金属符号体13aまたは13bを検出し、その位置を検知
することができる。 ここで、マトリクスセンサ22の動作原理について、簡
単に説明する。 マトリクスセンサ22の送信線23に信号電流が通電され
ると、それに応じた交番磁束が発生し、その磁束が受信
線に誘導電流を誘起させる。この時、検知単位22aのい
ずれかに、金属が接近していると、金属に渦電流が生じ
て、その部分の磁束が変化する。その結果、受信線25の
誘導電流が変化することになる。この変化を検出して、
そのときの送信線23と、誘導電流が変化した受信線25と
を知ることにより、金属が存在している検知単位22aを
知ることができ、金属の存在位置を特定することができ
る。 次に、マトリクスセンサ22からの情報を監視し、状態
にに変化が生じたかどうかについて、常に確認をとる
(ステップ1002,1003)。景品信号に変化があった場
合、物品載置台20上の景品量が設定された値以下かどう
かを確認し、設定値より少ない場合には、景品不足信号
を発し、店員に知らせる(ステップ1004,1005,1006)。
店員に知らせる方法としては、音や光により知らせる方
式と、画面やプリンタにより、不足景品名と数量を表示
する方式とがある。そして、店員に景品の補充をすべき
ことをメッセージ等で知らせる。そのデータを確認の
上、店員が景品補充をすると、不足状態が解消され、次
のステップに進む。 次に、遊技客が、獲得したゲーム媒体を景品と交換す
るため、店員にたいして、希望の景品を告げると、店員
は、その景品を物品載置台20から問って、物品確認台30
上に置く。そこで、物品確認台30側のマトリクスセンサ
22に景品が載せられるか否かの監視が行なわれる(ステ
ップ1007)。コンピュータ50は、物品載置台20から景品
が消えたことを検知すると、景品ごとにタイマを起動す
る。そして、物品確認台30側のマトリクスセンサ22に景
品が載せられることが検知されると、コンピュータ50
は、物品載置台20から景品が消えてからある一定時間以
上経過しているか否かを監視する(ステップ1008)。一
定時間以上経過すると、景品不明チェック信号を発する
(ステップ1009)。 これは、光や音で知らせると同時に、画面やプリンタ
により不明景品を表示する。店員がそれを確認の上、物
品載置台20を確認に行き、本当に無くなっているか、ま
たは客が未だ持っているのか、景品の置き方が正しく置
かれていないか等を確認するように、メッセージを表示
する(ステップ1010)。後者の場合は、景品の置き方を
正常に戻す。 次に、読取・書込装置40の読み取り動作の監視を行な
う(ステップ1011)。遊技客は、獲得したゲーム媒体
を、有意義状に設置してある、ゲーム媒体計数器(図示
せず)にかけて、獲得したゲーム媒体の個数を計数す
る。この計数値は、記録媒体、例えば、磁気カードに書
き込まれて、遊技客に渡される。 カードが読取・書込装置40に投入されると、読取・書
込装置40は、ゲーム媒体個数の読み取りを行なう。読み
取りがあると、物品確認台30上の景品についての点数
(その景品との交換に必要な媒体個数)と、読取・書込
装置40に投入されたカードから読み取られたゲーム媒体
個数との照合が行われる。“点数=ゲーム媒体数”であ
った場合、物品載置台20の払出総数と物品確認台30側で
の取扱い総数とを照合する作業を選択する手順がある
(ステップ1015)。これは、店員の手作業または閉店後
のタイマー設定により選択する。トータル照合を行うよ
う設定すると、物品載置台20からの景品信号と、物品確
認台30からの景品交換信号とを照合し、合っている場合
は、OK信号を出す。照合が合わなかった場合には、景品
不明チェック信号を出し、店員が確認調査するよう促
す。原因がわかり、正しい信号処理ができると、OK信号
に変わる。 トータル照合をしない場合は、残りゲーム媒体数に相
当するゲーム媒体を返却するか否か確認する(ステップ
1020)。返却しない場合には、残りが有れば残りゲーム
媒体を取込んで(ステップ1024)、景品を渡す(ステッ
プ1025)し、残りがなければそのまま、景品を渡す(ス
テップ1025)。 残りゲーム媒体を返却する場合は、カードで返却する
かを確認し(ステップ1021)、カードの場合はカードの
内容を書換えて、カードと景品を渡す(ステップ1022,1
025)。書換えたカードは、再び使うことができる。 カードによる返却ができない場合は、ゲーム媒体を相
当する数分、返却し、景品も渡す(ステップ1023,102
5)。 ステップ1012で、“点数=ゲーム媒体数”でなかった
場合、“点数>ゲーム媒体数”であるかを確認し、点数
の方が多かった場合には、“点数≦ゲーム媒体数”とな
るよう景品を物品載置台20に返却する(ステップ1013,1
014)。 一方、点数の方が小さいと判断された場合、景品を追
加するか否かを遊技客に確認し、追加する場合には、景
品を物品載置台20から取って、物品確認台30のマトリク
スセンサ22で景品を読取り、“点数=ゲーム媒体数”の
チェックを再度行う。 景品追加を行わない場合には、残りゲーム媒体を返却
するかどうかの確認を行い(ステップ1020)、返却を行
わない場合には、残りゲーム媒体を取込み、景品を渡す
(ステップ1024,1025)。 残りを返却する場合には、カードによる返却か否かを
確認し、カードによる場合は、カード内容を書換えたカ
ードと景品を渡す(ステップ1021,1022,1025)。カード
による返却でない場合は、残りのゲーム媒体を返却し、
景品を渡す(ステップ1023,1025)。 景品交換所の景品を載せて置く物品載置台20は、すべ
てマトリクスセンサ22を上面に有しており、その上に
は、物品11が一段で並べられている。各物品11の底面に
は、物品11ごとに物品ラベル12aまたは12bが付されて、
各物品11は、その物品11の種類およびゲーム媒体数量を
特有のパタンの金属符号13a,13bにより識別してある。
このラベル貼付作業は、店員が行っても、物品の納入元
が行ってもよい。この金属符号13a,13bは、マトリクス
センサ22で検出することが可能なものとなっている。 物品ラベル12a,12bを付した物品11を物品台21の上面
のマトリクスセンサ22の上に置くと、マトリクスセンサ
22は、金属符号13a,13bを読取る。この読み取り結果
は、上述したようにコンピュータ50に送られて、識別さ
れ、物品11の種類がどの場所に何個あるかが集計され
る。このとき、各物品11を一か所にまとめて並べておい
ても、ばらばらに置いておいても、置き方に無関係に物
品11ごとの集計を行うことができる。 物品載置台20からの受信データ数が、物品台21に並べ
ておく物品11の最低の個数として設定した所定数以下の
とき、景品不足信号から補充信号を出力することによ
り、店員が即補充できるので、物品載置台20の上の物品
11の個数を過不足ないよう管理することができる。 すなわち、物品載置台20の上の物品11が所定の個数以
下になったとき、メッセージを出すように指令をしてお
くことにより、メッセージが出されたとき、店員が不足
した物品11を物品載置台20に並べれば、景品管理を行う
ことができる。また、従来は、景品棚に残った景品の数
量を店員が計数し、払い出した点数と計算して在庫のチ
ェックを行い、景品棚に追加分を補充し、その補充した
景品名と数量をコンピュータに入力してから閉店してい
たが、この方式の場合、景品棚上の景品と数量が常にわ
かっているので、閉店時でも、物品の数量の確認作業の
必要がなく、そのまま閉店することができる。 仕入れた物品11に関するデータをテンキー操作により
入力しておくと、コンピュータ50による自動処理を行う
ことができる。物品載置台20に物品11を並べた時点で、
品名と数量とが自動的にコンピュータ50に入力され、倉
庫の在庫と物品載置台20の上の在庫とが分離されて記憶
され、表示と印刷を行うことができる。 物品載置台20の上に置かれた物品11をマトリクスセン
サ22により検出し、その第1受信信号からその物品11の
種類・数量を判断する。すなわち、客が品定めのため
に、物品台21から物品11(例えばa)を1個取った場
合、当該物品11(a)が1個なくなったことを検出す
る。次に、その客が他の物品11(例えばb)を取ると、
前と同様に、他の物品11(b)がなくなったことを検出
する。さらに、客が前の物品11(a)を物品台21の上に
返却し、他の物品11(b)をもう1個取ると、前の物品
11(a)については存在を検出し、他の物品11(b)が
2個なくなったことを検出する。 客が物品載置台20から物品11を選び、景品交換所の物
品確認台30の上に載せるまでの間は、物品11は、データ
の上で一時的に消えるので、その物品11を重点的に注意
することができる。 また、物品確認台30の上に置かれた物品をマトリクス
センサ22により検出し、その受信信号からその物品11の
種類・数量を判断する。判断した物品11の種類・数量
が、物品載置台20の上で変化を生じさせた物品11の種類
・数量と一致するとき、または、少ないときは、営業中
においては正常と判断できる。 すなわち、景品交換所で、客が物品台21から持ってき
た物品11を物品確認台30のマトリクスセンサ22の上に載
せると、マトリクスセンサ22がその底面の物品ラベル12
a,12bを検出して、その物品11の種類と数量とそれに対
応したゲーム媒体数を判断し、集計を行う。このとき、
確認スイッチを店員が押すと、精算処理が行われて、客
の獲得したゲーム媒体のゲーム媒体数との間で計算と処
理が行われる。 物品確認台30の上に物品11を置くときには、一度に数
個を載せても、1個ずつ載せてもよい。 物品確認台30の上に物品11を載せた時点で、物品載置
台20の上から消えた分の物品との照合が行われ、物品確
認台30の物品11と物品載置台20から消えた物品11との照
合がなされた場合には、その物品11が確実に景品として
客に払い出されたと判断し、処理される。 コンピュータ50には、物品載置台20からの物品11の品
名と数量、物品確認台30からの物品11の品名と数量が記
録され、さらに読取・書込装置40が読取ったカードのゲ
ーム媒体数とが入力される。 また、コンピュータ50では、差データ信号により物品
載置台20の上の物品11の変化を知った後、所定時間以内
に信号を受けないとき、景品不明チェック信号により不
明信号を出力して、物品載置台20の上から物品確認台30
の上に物品が移っていないことを知らせる。 すなわち、物品載置台20から消えた分の物品11が一定
時間以上経過しても、物品確認台30の上で確認されない
場合には、不明信号による警報を発し、これを知らせ
る。物品載置台20から物品11が消えた情報がないのに、
物品確認台30上で検出されたり、数量が多く検出された
場合にも、警報を発し、知らせる。 客がいったん手に取った物品11を物品載置台20の上に
戻した場合、物品ラベル12a,12bがマトリクスセンサ22
に正しく載らずに、逆さまに載せたり、置き方が悪い場
合には、検出をすることができないので、一定時間が経
過しても、物品確認台30で確認されないため、コンピュ
ータからの警報により、速やかにチェックし、修正する
ことができる。 物品確認台30上で物品11の精算を行った場合、物品11
の総ゲーム媒体数がゲーム媒体数より多くなった場合に
は、オーバー分の物品11を物品確認台30から物品載置台
20に返却すればよく、他の処理は不要である。 また、最終的にトータル照合を行う場合、手動スイッ
チまたはタイマーにより照合モードにすることによっ
て、物品確認台30の上に置かれた物品11の種類・数量
が、物品載置台20の上で変化を生じさせた物品11の種類
・数量と一致するとき、一致した物品11の種類・数量を
比較し、正しけければOK信号を出力し、違っていれば景
品不足チェック信号を出力することにより店員が調査
し、修正処理ができれば、OK信号が出される。 記録・書込装置40は、店員側からカードを挿入するこ
とも、客側から挿入することもでき、カードに記録され
るゲーム媒体のゲーム媒体数が表示されるようになって
いる。 この場合に、一致した物品11の種類・数量で演算した
点数が、カードのゲーム媒体記録データより大きいと
き、景品返却信号が出て処理することができる。 なお、マトリクスセンサ22では、受信信号が変化した
受信線25と、そのとき送信した送信線23とをスキャンニ
ングにより検出する。この検出情報を、CPU80に送っ
て、その交差位置から検知マトリクスでの金属符号体13
a,13bの位置、形状を把握する。 双方向RAM76は、受信回路32からの信号に基づいて、
受信信号が変化した受信線25と、そのとき送信した送信
線23との交差位置からマトリクスセンサ22でのゲーム媒
体の位置を各送信線23と各受信線25とによる検知単位22
aの検知データとして記憶する。 CPU80は、必要に応じて読出スタート信号により双方
向RAM76に記録されたゲーム媒体の位置に関する検知デ
ータを読込み、演算処理を行なう。CPU80は、この処理
を繰返す。 マトリクスセンサ22は、送信コネクタ67aおよび受信
コネクタ67bが接合コネクタ37と着脱可能であるため、
故障した場合にも、ガラス基板24をマトリクスI/O送信
・受信ボード81から取り外して、容易に交換や取付けを
することができ、また、マトリクスセンサ22を搭載して
いない景品棚にマトリクスセンサ22を取り付けることも
容易に行なうことができる。 なお、物品管理台、物品ラベルおよび物品管理装置
は、小売店などで、商品を管理するために用いることが
できる。この場合には、物品管理装置との連係で、レジ
スタでトータル金額を表示して料金を受け取り、受け取
った金額をテンキーにより入力すると、釣り銭金額表示
とレシートが出てくるようにし、レシートに品名、数
量、金属等が印刷されて出てくるようにしてもよい。 また、記録媒体は、カードのほか、レシートであって
もよい。カードやレシートに記録される金額は、獲得し
たゲーム媒体のゲーム媒体数で記録されてもよい。 また、記録・書込装置40の代わりに、ゲーム媒体計数
器や、メダル計数器が接続されてもよい。 以上に示した実施例は、一例にすぎない。本発明は、
この実施例に限定されるものではない。

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の存否を管理するための物品管理シス
    テムにおいて、 物品を載置して管理する物品管理台と、物品管理台に置
    かれる物品の出入りを管理する物品管理装置とを備え、 物品管理装置は、物品を検出するための複数の検知単位
    がマトリクス状に配列された面状のマトリクスセンサ
    と、 マトリクスセンサを駆動すると共に、マトリクスセンサ
    上に置かれる物品の検出を行なう信号処理システムとを
    備え、 上記マトリクスセンサは、前記物品管理台の上面に配置
    され、交番磁束を生成して、物品の存否に応じて生じる
    磁束変化を検知単位ごとに検知するものであること を特徴とする物品管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物品管理システムにおい
    て、物品管理台は、物品を載置しておくための物品載置
    台と、物品載置台から取り出す物品を一旦載置して確認
    するための物品確認台とを有することを特徴とする物品
    管理システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の物品管理システムにおい
    て、物品載置台と物品確認台とは、それぞれに、マトリ
    クスセンサが設置されることを特徴とする物品管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の物品管理システムにおい
    て、マトリクスセンサは、並列して配置される複数本の
    送信線と、並列して配置される複数本の受信線と、これ
    らを支持する基板とを有し、送信線と受信線とは、互い
    に交差して配置され、 送信線および受信線は、それぞれ往路と復路とが並列す
    る折り返し状に構成されるものであり、送信線および受
    信線の交叉部分に検知単位が構成されるものであること
    を特徴とする物品管理システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の物品管理システムにおい
    て、信号処理システムは、マトリクスセンサの送信線に
    信号電流を供給して、当該送信線により交番磁束を生成
    させると共に、受信線からの出力信号を受信し、出力信
    号の変化した検知単位を検出して、金属体が近接して存
    在する検知単位を検出する機能を有するものであること
    を特徴とする物品管理システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の物品管理システムにおい
    て、上記マトリクスセンサで検出できる符号を付した物
    品ラベルがさらに用いられ、この物品ラベルは、検出対
    象となる物品に貼付されるものであることを特徴とする
    物品管理システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の物品管理システムにおい
    て、物品ラベルは、渦電流を発生することができる金属
    で符号が構成される金属符号体を有することを特徴とす
    る物品管理システム。
  8. 【請求項8】請求項3記載の物品管理システムにおい
    て、物品管理装置は、物品載置台からの物品に関する情
    報と、物品確認台からの物品に関する情報とを照合し
    て、物品の出入りの管理を行なうコンピュータをさらに
    備えることを特徴とする物品管理システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の物品管理システムにおい
    て、コンピュータは、前記物品載置台からの信号を計数
    し、受信データ数として記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶される受信データ数を計数し、所定数以下の
    とき、補充信号を出力する補充演算手段とを有すること
    を特徴とする物品管理システム。
  10. 【請求項10】請求項8記載の物品管理システムにおい
    て、コンピュータは、物品載置台上の物品が取出された
    ことにより、そこに発生した物品信号の変化を記録して
    おく手段、物品確認台のマトリクスセンサ上に物品が載
    せられたかどうかをチェックし、予め定めた時間、経過
    しても物品が載せられず、信号出力が出ない場合には、
    物品不明チェック信号を出力する手段とを有することを
    特徴とする物品管理システム。
  11. 【請求項11】請求項8記載の物品管理システムにおい
    て、物品管理台と、物品管理装置とが、遊技場の景品交
    換所に備えられるものであることを特徴とする物品管理
    システム。
  12. 【請求項12】遊技場の景品交換所に設置され、景品交
    換のための物品の存否を管理するための物品管理システ
    ムにおいて、 物品を載置して管理する物品管理台と、物品管理台に置
    かれる物品の出入りを管理する物品管理装置とを備え、 物品管理装置は、 物品を検出するための面状のマトリクスセンサと、 マトリクスセンサを駆動すると共に、マトリクスセンサ
    上に置かれる物品の検出を行なう信号処理システムと、 信号処理システムにより処理された情報に基づいて物品
    の管理を行なうためのコンピュータと、 遊技客が獲得したゲーム媒体の個数を検出する手段とを
    備え、 上記物品管理台は、物品を載置しておくための物品載置
    台と、物品載置台から取り出す物品を一旦載置して確認
    するための物品確認台とを有し、かつ、物品載置台と物
    品確認台には、それぞれに、マトリクスセンサが設置さ
    れ、 上記コンピュータは、上記情報処理システムから送られ
    る、上記物品載置台に設置されたマトリクスセンサから
    の信号に基づく物品に関する情報と、上記物品確認台に
    設置されたマトリクスセンサからの信号に基づく物品に
    関する情報とを照合して、物品の出入りの管理を行なう
    手段を有する ことを特徴とする物品管理システム。
  13. 【請求項13】請求項12記載の物品管理システムにおい
    て、 コンピュータは、物品確認台に載置された物品の物品ラ
    ベルに記載される情報を検出して、該物品を景品として
    交換するに要するゲーム媒体個数を読み取り、上記ゲー
    ム媒体の個数を検出する手段で検出されたゲーム媒体個
    数と比較して、獲得したゲーム媒体個数で、物品確認台
    に載置される物品と交換できるか否かを判定する手段を
    有する ことを特徴とする物品管理システム。
  14. 【請求項14】物品の存否を管理するための物品管理シ
    ステムにおいて、 予め物品ラベルが付された物品を載置して管理する物品
    管理台と、 物品管理台に置かれる物品の出入りを管理する物品管理
    装置とを備え、 上記物品管理装置は、 上記物品ラベルを検出するための複数の検知単位がマト
    リクス状に配列された面状のマトリクスセンサと、 マトリクスセンサを駆動すると共に、マトリクスセンサ
    上に置かれる物品の検出を行なう信号処理システムとを
    備え、 上記マトリクスセンサは、前記物品管理台の上面に配置
    され、 上記物品ラベルは、それが近接した位置の近傍にある、
    上記マトリクスセンサの1または2以上の検知単位に電
    気信号を誘起させる符号を有するものであること を特徴とする物品管理システム。
  15. 【請求項15】請求項14記載の物品管理システムにおい
    て、 上記物品ラベルの符号は、金属で構成されることを特徴
    とする物品管理システム。
  16. 【請求項16】請求項15記載の物品管理システムにおい
    て、 上記マトリクスセンサは、交番磁束を生成して、上記符
    号に渦電流を生じさせて、その渦電流による磁束変化を
    検知単位ごとに検知するものであること を特徴とする物品管理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112241780A (zh) * 2019-07-16 2021-01-19 北京京东乾石科技有限公司 获取物品数量的装置和方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215354A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Canon Inc Digitizer

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