JPH0518435U - 真空二重容器 - Google Patents

真空二重容器

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Publication number
JPH0518435U
JPH0518435U JP6391391U JP6391391U JPH0518435U JP H0518435 U JPH0518435 U JP H0518435U JP 6391391 U JP6391391 U JP 6391391U JP 6391391 U JP6391391 U JP 6391391U JP H0518435 U JPH0518435 U JP H0518435U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
fitting
double container
vibration
vacuum double
Prior art date
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Pending
Application number
JP6391391U
Other languages
English (en)
Inventor
守 藤山
厚 桐本
秀紀 椋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP6391391U priority Critical patent/JPH0518435U/ja
Publication of JPH0518435U publication Critical patent/JPH0518435U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振止め金具の脱落を防止する。 【構成】 内瓶1と外瓶2の間を真空にし、内瓶1の底
に振止め金具15を設けた真空二重容器において、外瓶
2の底内面に、前記振止め金具15の下端に対向する段
部9を設けた。衝撃が作用して振止め金具15が下方に
ずれたとしても、振止め金具15は段部9に当接してそ
れ以上のずれが阻止され、脱落が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は魔法瓶、ランチジャー等に適用される真空二重容器に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、内瓶と外瓶とをそれらの口部で接合し、それらの間を真空にした真空二 重容器には、実公平3−14113号公報に示すように、内瓶の共振による溶接 部等の破損を防止するために、振止め金具が設けてある。 この振止め金具は内外面に突起を有するリング状のもので、内面の突起が内瓶 の下部外壁面に、外面の突起が外瓶の下部内壁面にそれぞれ点接触又は線接触す るように、内瓶の下部に嵌入されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような振止め金具を有する従来の真空二重容器では、内瓶 の底外面と外瓶の底内面との間には隙間があるため、落下等によって本体に衝撃 が加わった時に、内瓶の下部に嵌入された振止め金具が下部空間に傾いて滑り込 み、振止め機能を果さなくなるという問題があった。 本考案はかかる問題点を解決するのを課題とし、振止め金具が脱落することの ない真空二重容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は、内瓶と外瓶の間を真空にし、内瓶の底に 振止め金具を設けた真空二重容器において、外瓶の底内面に、前記振止め金具の 下端に対向する段部を設けたものである。
【0005】
【作用】
本考案の真空二重容器では、衝撃により振止め金具が下方にずれても、振止め 金具の下端が外瓶の底内面に設けた段部に当接するので、振止め金具は内瓶から 外れて脱落することはなく、振止め作用は維持される。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に従って説明する。 図1は本考案に係る魔法瓶を示し、図において1は内瓶、2は外瓶であり、い ずれもステンレス鋼からなっている。内瓶1は、内胴3の下端を拡径して形成し た段部4に内底5を嵌合して溶接接合したものである。内底5は、外方に押し出 された突出部6と、該突出部6の中央部分を内方に押し込まれた凹部7を有して いる。
【0007】 外瓶2の外底8には、外周縁を一旦内方に90°屈曲してさらに外方に90° 屈曲することにより段部9が形成され、またこの段部9より内方に90°屈曲し てさらに外方に180°屈曲することにより内方突出部10が形成されている。 この外底8の中央部分には当初は2点鎖線で示すように外方に突出する突出部1 1が形成されている。そしてこの外底8は、外胴12の下端に嵌合されて溶接接 合されている。 前記内瓶1は、外瓶2の外底8を外胴12に溶接接合する前に外胴12内に収 容され、その口部13が外瓶の口部14と溶接接合されている。内瓶1の内底5 の突出部6にはリング状の振止め金具15が嵌合されている。
【0008】 この振止め金具15は、図3に示すように、小径部16aと大径部16bから なっている。小径部16aの内面には、内方に向かって突出し、かつ、軸方向に 延在する突起17aが、周8箇所に一定間隔で形成されている。また、大径部1 6bの外面には、外方に向かって突出し、かつ、軸方向に延在する突起17bが 、周8箇所に一定間隔で形成されている。この大径部16bの突起17bは、前 記小径部16aの突起17aと交互に位置するように内周方向にずらされて形成 されている。
【0009】 この振止め金具15は、図2に示すように、小径部16aの突起17aが内瓶 1の突出部6に線接触することによって、内瓶1の下部に嵌合されている。振止 め金具15の大径部16bの突起17bは、外瓶2の内方突出部10の内周壁面 に近接して、内瓶1の振れに対して口部13,14の接合部を保護している。ま た、振止め金具15の下端は外瓶2の段部9に対向している。
【0010】 内瓶1と外瓶2の間は、図1に示すように、突出部11に取り付けられたチッ プ管18を介して真空排気処理され、そのチップ管18を閉塞することにより真 空封じ込みされている。外底8の突出部11はチップ管18の閉塞後に内方に押 し込まれて凹部11aとなっている。なお、19は内瓶1からの輻射熱を阻止す るアルミ箔又は銅箔である。
【0011】 以上の構成からなる魔法瓶では、振止め金具15は外底8の段部9に対向し ている。このため、落下等により衝撃力が作用して、振止め金具15が下方にず れたとしても、振止め金具15は下端が段部9に当接してそれ以上の下方へのず れが阻止されるので、内瓶3から下部空間に傾いて滑り込むことはなく、振止め 機能は維持される。 このような段部9が無かった従来の魔法瓶では、図2中2点鎖線Aで示す突出 部を押し込む際に、製品毎に押し込み状態がばらつき、2点鎖線Bで示すように 振止め金具との隙間があきすぎて振止め金具を脱落させる原因となったり、押込 みによって底板が振止め金具に接触して保温性を低下させたりしていた。 ところが、本考案では、突出部6の周囲に位置する段部9によって突出部11 の裾野部分が補強され、腰が強くなっている。したがって、チップ管18の閉塞 後に外底8の突出部11を内方に押し込む際に、押し込みの範囲を限りなく段部 9に近付けても、段部9と振止め金具15の間の隙間は所定の寸法に確保される 。
【0012】 なお、前記実施例の段部9は外底8の全周に形成したが、周3箇所程度、部分 的に形成してもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、衝撃力が作用しても、外瓶 の底内面に設けた段部により振止め金具のずれが阻止されるので、内瓶からの脱 落が防止され、振止め金具による振止め機能が維持されて寿命が向上するという 効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る魔法瓶の断面図である。
【図2】 図1の部分拡大断面図である。
【図3】 振止め金具の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1…内瓶、2…外瓶、9…段部、15…振止め金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内瓶と外瓶の間を真空にし、内瓶の底に
    振止め金具を設けた真空二重容器において、外瓶の底内
    面に、前記振止め金具の下端に対向する段部を設けたこ
    とを特徴とする真空二重容器。
JP6391391U 1991-08-13 1991-08-13 真空二重容器 Pending JPH0518435U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6391391U JPH0518435U (ja) 1991-08-13 1991-08-13 真空二重容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6391391U JPH0518435U (ja) 1991-08-13 1991-08-13 真空二重容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518435U true JPH0518435U (ja) 1993-03-09

Family

ID=13243055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6391391U Pending JPH0518435U (ja) 1991-08-13 1991-08-13 真空二重容器

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JP (1) JPH0518435U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018126529A (ja) * 2018-03-12 2018-08-16 象印マホービン株式会社 飲料容器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131761A (ja) * 1982-01-29 1983-08-05 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP3014113U (ja) * 1995-01-30 1995-08-01 盛 西村 易開封性包装袋およびその材料

Patent Citations (2)

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