JPH072282Y2 - フューエルタンクのキャップカバー - Google Patents

フューエルタンクのキャップカバー

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JPH072282Y2
JPH072282Y2 JP1989010128U JP1012889U JPH072282Y2 JP H072282 Y2 JPH072282 Y2 JP H072282Y2 JP 1989010128 U JP1989010128 U JP 1989010128U JP 1012889 U JP1012889 U JP 1012889U JP H072282 Y2 JPH072282 Y2 JP H072282Y2
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JP
Japan
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cap
cap cover
fuel
fuel cap
outer diameter
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JP1989010128U
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JPH02100826U (ja
Inventor
淳一 中野
裕通 西川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のフューエルタンクのキャップカバー
の改良に関する。
[従来の技術] フューエルタンクのインレットパイプの正負圧弁を備え
るフューエルキャップには氷雪の付着や塵埃の進入を防
止するためゴム製等のキャップカバーが嵌着されてお
り、その一例としては、「トヨタ技術公開集」No.2714
に示されるものが知られており、このキャップカバー
は、第5図,第6図に示すように、フューエルタンクA
のインレットパイプBに嵌着されているフューエルキャ
ップCの外径より大径の内径を有する筒部Dを備えるキ
ャップカバーEの開口縁に、インレットパイプBに接す
る凹陥部Fを複数個設け、隣接する凹陥部F間に空気導
入間隙Gを残存させた構造のものである。
また第7図に示されるように、キャップカバーHの筒部
IにインレットパイプBに接する複数の凹陥部Jを形成
し、凹陥部Jの隅角部K,Lを緩曲面として、装脱時にお
けるフューエルキャップCとの接触抵抗を小とするよう
意図されたものも知られている。
[考案が解決しようとする課題] 前述の従来のキャップカバーは、寒冷地等において著し
く低温となったとき、氷雪の付着,凍結によって簡単に
は取り外せなくなるのみでなく、氷雪の付着のない時
季,地域においても、手指で鷲掴みにして取り外そうと
しても取り外しにくい等の問題を有している。
[考案の目的] 前記従来のキャップカバーの現状に鑑み、本考案は、キ
ャップカバーを手指で側方から押圧することにより、該
カバーの筒部の弾性変形により、フューエルキャップと
の係合が外れ、氷雪の付着時を含め、常に鷲掴み状態で
簡単に取り外せるフューエルタンクのキャップカバーを
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、可撓弾性材で成形
されたキャップカバーが、インレットパイプのフューエ
ルキャップの外径より大径の内径に設定された筒部を有
し、該筒部の筒壁には、対向する内面間の間隔が、前記
フューエルキャップの外径より短く設定された複数の係
合部が形成されており、該キャップカバーの筒部の内径
と、前記係合部の内面間の間隔とは、該筒部の係合部間
の筒壁を半径方向内方へ押圧したとき、前記係合部が半
径方向外方へ向って弾性変形し、該筒部の各部内径が、
前記フューエルキャップの外径より大径となりうる寸法
に設定されているという構成とされている。
[作用] キャップカバーは可撓弾性で成形されているので、その
筒部の係合部間の筒壁を手指で挟むように摘み、半径方
向内方へ押圧すると、該部分は扁平化する挙動を示して
両側が半径方向外方へ張り出し、この動きに応じて係合
部も半径方向外方へ張り出す。
この状態において、筒部の各部内径が、フューエルキャ
ップの外径より大径となるよう予めキャップカバーの内
径と、係合部の内面間の間隔とが設定されているので、
フューエルキャップに抵抗なしに嵌着される。
嵌着状態で、前記押圧を解くと、係合部は旧形に戻り、
その内面間の間隔がフューエルキャップの外径より短く
設定されているので、該係合部内面の端部とフューエル
キャップ外周部との係合によりキャップカバーはフュー
エルキャップに不測の脱落を生じないよう係止される。
キャップカバーを外すには、嵌着時と同じく係合部間の
筒壁を押圧し、弾性変形させることにより容易に外すこ
とができ、氷雪の付着が生じても、可撓弾性が失われ
ず、弾性変形が可能である限りは、前述したごとく着脱
でき、しかもその着脱は手指による鷲掴み状態で行なう
ことができる。
[実施例] 第1図ないし第4図は実施の一例を示しており、フュー
エルタンク1のインレットパイプ2の開口部3は、フュ
ーエルキャップ4で閉鎖されている。このフューエルキ
ャップ4が施錠機構と正負圧弁とを備えることは従来の
フューエルキャップと同一である。
キャップカバー5は、軟質ポリエチレンのごとく可撓弾
性材で、頂部6と筒部7とが一体に成形され、筒部7の
内径R1は、フューエルキャップ4の外径R2より大径に設
定されている。
前述のキャップカバー5の筒部7には直径線上対称位置
に係合部8,9が対をなして形成され、その内面間の間隔
Lは、前記フューエルキャップ4の外径R2より短く設定
されている。
前述の係合部8,9は、フューエルキャップ4より下方の
インレットパイプ2に相対する筒部7の筒壁に、周方向
において各略1/4円の範囲に亘って形成されているが、
円周方向長さはこの寸法に限定されるものではない。
係合部8,9の間の筒壁10,11は、各略1/4円の範囲に亘
り、直径R1の筒部7の筒壁がそのまま残存させられてい
る。
また前述の筒部7は、手指によって押圧したとき容易に
弾性変形するが、十分な保形性は保持する肉厚のものと
されている。
キャップカバー5は、第2図に矢印Pで示すごとく、係
合部8,9間の筒部10,11を手指で半径方向内方へ押圧した
とき、該筒壁10,11が扁平化する挙動に伴ない両側12,1
3,14,15が矢印Xで示されるよう半径方向外方へ張り出
す動きに応じ、係合部8,9は、矢印Yで示す半径方向外
方へ弾性変形し、第3図に示す状態となる。
この第3図に示す状態において、係合部8,9、筒壁10,11
の各部の内径r1,r2が、フューエルキャップ4の外径R2
よりなお大径を保ちうるように、前記キャップカバー5
の筒部7の内径と、係合部8,9の内面間の間隔Lとが設
定されている。
前述のキャップカバー5の下端の一部からは、同資材の
連結バンド16が一体に延設され、連結バンド16の下端に
は嵌着リング17が一体に形成されている。
この嵌着リング17の内径は、インレットパイプ2の外径
より大径であり、フューエルキャップ4の外径R2より小
径とされている。
前述の嵌着リング17と連結バンド16の存在により、フュ
ーエルキャップ5をフューエルキャップ4から取り外し
た場合、第4図に示されるように、キャップカバー5は
インレットパイプ2に常に係止されているので、キャッ
プカバー5の放置,紛失の防止が図れる。
本考案の構成によると、氷雪の付着が無い状態では、手
指により筒壁10,11を押圧するよう鷲掴みにすれば、キ
ャップカバー5の装脱は容易に行なうことができるし、
仮に氷雪の付着が生じても、材質が弾性変形可能である
限りは、前記したところと同様に容易に装脱でき、しか
もフューエルキャップの施錠作用,正負圧弁の作用を阻
害することが無く、構造も簡単なものとしうるのであ
る。
なお、図示実施例では、係合部8,9が筒部7において、
角度180度だけ位相を異にして形成されているが、同一
作用を生じる限りは、角度120度あるいはその外の角度
の位相差で形成されてもよいことは勿論である。
[効果] 本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、係
合部間の筒壁を手指により半径方向内方へ押圧すること
により、キャップカバーの各部の内径をフューエルキャ
ップの外径より大径とすることができ、鷲掴み状態での
装脱が容易となり、材質が可撓弾性を失わない限り、氷
雪の付着時にもその装脱は容易であるし、装着状態では
係合部がフューエルキャップと係合して脱出することが
無いので、キャップカバーとしての性能,取り扱いの容
易さを向上させうる効果がある。
またフューエルキャップの施錠性能,正負圧弁作用を良
好に維持でき、構造も簡単であって、コスト高を招くこ
とも無い等の効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の一例の一部を断面として示して側面図、
第2図は第1図中II−II線断面図、第3図は操作時の第
2図同様の断面図、第4図は第1図に示すもののキャッ
プカバー取り外し時の側面図、第5図は従来装置の一例
の一部を断面として示した側面図、第6図は第5図中VI
−VI線断面図、第7図は従来装置の別の例の一部を断面
として示した側面図である。 1:フューエルタンク、2:インレットパイプ、4:フューエ
ルキャップ、5:キャップカバー、7:筒部、8,9:係合部、
10,11:筒壁、R1:筒部の内径、R2:フューエルキャップの
外径、L:係合部の内面間の間隔、r1,r2:変形時の筒部の
各部内径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓弾性材で成形されたキャップカバー
    が、インレットパイプのフューエルキャップの外径より
    大径の内径に設定された筒部を有し、該筒部の筒壁に
    は、対向する内面間の間隔が、前記フューエルキャップ
    の外径より短く設定された複数の係合部が形成されてお
    り、該キャップカバーの筒部の内径と、前記係合部の内
    面間の間隔とは、該筒部の係合部間の筒壁を半径方向内
    方へ押圧したとき、前記係合部が半径方向外方へ向って
    弾性変形し、該筒部の各部内径が、前記フューエルキャ
    ップの外径より大径となりうる寸法に設定されているフ
    ューエルタンクのキャップカバー。
JP1989010128U 1989-01-30 1989-01-30 フューエルタンクのキャップカバー Expired - Lifetime JPH072282Y2 (ja)

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JPH02100826U JPH02100826U (ja) 1990-08-10
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