JPH0211676Y2 - - Google Patents

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JPH0211676Y2
JPH0211676Y2 JP9367785U JP9367785U JPH0211676Y2 JP H0211676 Y2 JPH0211676 Y2 JP H0211676Y2 JP 9367785 U JP9367785 U JP 9367785U JP 9367785 U JP9367785 U JP 9367785U JP H0211676 Y2 JPH0211676 Y2 JP H0211676Y2
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JP
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inner cylinder
pipe
bellows pipe
bellows
flange
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JP9367785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は伸縮管継手のベローズ管内に挿入さ
れて、このベローズ管内を流動する輸送流体の乱
流防止とベローズ管の保護を行う、流体入側端に
鍔部を有した内筒に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、前記のような伸縮管継手の内筒として、
実公昭56−18777号公報に開示のものが知られて
いるが、この従来の伸縮管継手における内筒は、
該内筒本体の流体入側端部を朝顔型に円弧状部を
もつて形成すると共に、この円弧状部中途より外
方に向けて拡開するテーパ面と、このテーパ部に
連なる鍔部を形成し、伸縮管継手の配管へのフラ
ンジ接合に際して、その接合部分に前記鍔部を介
入挟持させることで、前記テーパ面をもつて内筒
自身に求心作用(ベローズ管に対する内筒の芯出
し作用)をもたせて配設されるように構成されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のようなテーパ面の内筒芯
出しによると、前記鍔部とベローズ管短筒状部の
外方折曲げ片との間にガスケツトや座金等を介入
させてフランジ接合した場合には前記座金等の介
入により内筒テーパ部が芯出し作用をしなくなる
問題があること、内筒本体の流体入側形状が円弧
状部とテーパ面及び鍔部を備えた複雑な形状にな
り加工が大変であること、前記内筒は伸縮管継手
を配管接続しない状態ではベローズ管に対して間
隙をもつたガタガタの挿入状態にあるので、前記
継手の持運び時等において内筒が脱落し損傷した
り怪我をしたりする問題があること、前記内筒に
は内筒本体とベローズ管との環状間隙に発生する
負圧減少を防止するための小孔が設けられている
が、この小孔を内筒芯出し手段(前記テーパ面)
とは別に加工形成しなければならないこと等の問
題がある。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案は前記従来の問題点を解決するため
に、伸縮管継手のベローズ管1内に挿入されて、
このベローズ管1内を流動する輸送流体の乱流防
止とベローズ管1の保護を行う流体入側端に鍔部
11を有する内筒において、この内筒本体10の
鍔部11に接近した外周位置に筒体壁部を内方か
ら外方へ打出して形成した円弧状に湾曲する複数
個の弾性掛止片12と、この弾性掛止片12の打
出し形成によつて開口された複数個の小孔13
(この小孔は内筒本体10とベローズ管1との環
状間隙14に発生する負圧現象および該負圧現象
によつて生じる共鳴等を防止する作用をなす)を
設け、この内筒本体10を伸縮継手のベローズ管
1内に挿入した時に、該ベローズ管1の管端短筒
状部3の内面に前記掛止片12が弾性的に接触係
合して、ベローズ管1に対する内筒の芯出しと脱
落防止が行なわれるようにしたことを特徴とする
ものである。
(考案の実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
ると、図中1は多数の連続する屈曲山2をもつて
形成された金属製のベローズ管であり、このベロ
ーズ管1は両端部に端部屈曲山2aの谷部より延
設した短筒状部3と、この短筒状部3の自由端に
外方に折返し形成した折曲げ片4を有し、この折
曲げ片4をもつて短筒状部3の外周に環状の凹所
5を形成している。そして、この環状凹所5には
ボルト挿通孔6を穿設したフランジ7が回転可能
に外嵌され、このフランジ7を接続配管の管端フ
ランジ(図示せず)と接合することにより、伸縮
管継手の配管接続が行なわれるようになつてい
る。
而して、本考案の伸縮管継手における内筒は、
前記のように構成されたベローズ管1の内部に溶
接を施すことなく挿入掛止できるように形成した
ものである。
即ち、この内筒本体10はベローズ管屈曲山
2,2aの谷部内径より少し小径で且つ両端が開
口した金属筒体で形成され、この筒体の流体流入
側端には外方に略直角に突出する鍔部11が設け
られていると共に、前記内筒本体10の鍔部11
に接近した外周位置に、筒体壁部を内方から外方
へ打出して形成した円弧状に湾曲する複数個(例
えば3個)の弾性掛止片12と、この弾性掛止片
12の打出し形成によつて開口された複数個の小
孔13を設けている。この小孔13は内筒本体1
0とベローズ管1との環状間隙14に発生する負
圧現象および該負圧現象によつて生じる共鳴等を
防止する作用をなす。
前記掛止片12は内筒本体10を伸縮継手のベ
ローズ管1内に挿入した時に、該ベローズ管1の
管端短筒状部3の内面に第1図の如く弾性的に接
触係合して、ベローズ管1に対する内筒の芯出し
作用と脱落防止作用を行なう。なお、第1図の符
号15は内筒鍔部11とベローズ管折曲げ片4と
の間に介入されたガスケツト又は座金を示す。
(考案の効果) この考案の伸縮管継手における内筒は前記のよ
うな弾性掛止片12を設けた構成ものであるか
ら、内筒本体10をベローズ管1内に挿入し、前
記掛止片12をベローズ管1の管端短筒状部3の
内面に接触係合させるだけでもつて、ベローズ管
1に対する内筒の芯出しと脱落防止を確実に行う
ことができ、伸縮管継手を配管接続しない状態で
の継手持運び時等において内筒が脱落し損傷した
り怪我をしたりする従来の問題を簡単に解消する
ことができる。また、前記のように掛止片12に
よる内筒芯出し掛止構造の場合には内筒鍔部11
とベローズ管折曲げ片4との間にガスケツトや座
金15等を介入させてフランジ接合することもで
き、この座金等の介入により内筒が偏心してしま
うような問題は起らない。更に、前記掛止片12
による芯出し掛止構造の場合には内筒本体10の
流体入側鍔部11を従来の如く特殊な形状に加工
する必要がなく製作も容易に行なえる。しかも、
前記掛止片12の打出し形成によつて複数個の小
孔13(内筒本体10とベローズ管1との環状間
隙14に発生する負圧減少を防止する作用をな
す)が同時に開設されるので、内筒芯出し(前記
掛止片12)とは別に負圧防止用孔を加工形成す
る必要がなく、このことからも製作の容易化を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内筒を用いた伸縮管継手の一
部切欠正面図、第2図は本考案の内筒を弾性掛止
片の部分で切断した横断面図である。 1……ベローズ管、3……短筒状部、4……折
曲げ片、7……フランジ、10……内筒本体、1
1……鍔部、12……弾性掛止片、13……小
孔、14……環状間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮管継手のベローズ管内に挿入されて、この
    ベローズ管内を流動する輸送流体の乱流防止とベ
    ローズ管の保護を行う流体入側端に端部を有する
    内筒において、この内筒本体の鍔部に接近した外
    周位置に筒体壁部を内方から外方へ打出して形成
    した円弧状に湾曲する複数個の弾性掛止片と、こ
    の弾性掛止片の打出し形成によつて開口された複
    数個の小孔を設け、この内筒本体を伸縮継手のベ
    ローズ管内に挿入した時に、該ベローズ管の管端
    短筒状部の内面に前記掛止片が弾性的に接触係合
    して、ベローズ管に対する内筒の芯出しと脱落防
    止が行なわれるようにしたことを特徴とする伸縮
    管継手における内筒。
JP9367785U 1985-06-20 1985-06-20 Expired JPH0211676Y2 (ja)

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JP9367785U JPH0211676Y2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20

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JPS622885U JPS622885U (ja) 1987-01-09
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