JPH0518261U - 車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置 - Google Patents

車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置

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JPH0518261U
JPH0518261U JP7214291U JP7214291U JPH0518261U JP H0518261 U JPH0518261 U JP H0518261U JP 7214291 U JP7214291 U JP 7214291U JP 7214291 U JP7214291 U JP 7214291U JP H0518261 U JPH0518261 U JP H0518261U
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clutch
transmission
crankshaft
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武史 杉山
一浩 小田原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機として減速しエンジンを始動させ、始
動後はクランク軸の回転により、発電機とするととも
に、自動変速機に動力を伝達する。エンジンのアイドル
回転時の振動抑制ができ、さらに、車両の走行停止時に
発電容量が増大できる。 【構成】 電動機として回転子10を回転し、トルクコ
ンバータ17のポンプ羽根車18を介し遊星歯車装置3
5で減速し、クランク軸2を始動回転する。始動後はク
ランク軸の回転をポンプ羽根車に伝え、回転子を回転さ
せ発電機とする。一方、ポンプ羽根車によりタービン羽
根車19を回転させ、駆動軸47から自動変速機130
に動力を伝える。車両の走行停止時には、クランク軸の
回転を遊星歯車装置で増速し、ポンプ羽根車を経て回転
子を回転させることにより、発電容量が増大される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、始動電動機としてエンジンを始動させ、始動後はクランク軸の回 転により、発電機として出力し、かつ、自動変速機に動力を伝えるようにした、 車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの始動兼発電装置の公知技術としては、例えば実開昭60−1629 78号公報があげられる。この技術手段では、エンジン枠体側に固定側の電機子 巻線を装着した電機子鉄心を固定するとともに、この電機子鉄心の内径部に間隔 をあけ、界磁巻線を保持した界磁鉄心をエンジン枠体側に固定している。双方の 磁極歯部が円周方向に対し交互に軸方向に出された1対の磁極鉄心を、電機子心 と界磁鉄心間に配して第1及び第2ロータとし、このロータを遊星歯車減速装置 及び一方向クラッチを介し、エンジンのクランク軸に連結している。
【0003】 上記従来装置において、始動時は、界磁鉄心に励磁電流を流すとともに、電機 子巻線に交流を通電し回転磁界を発生させる。これによりロータが回転され、こ の回転を遊星歯車減速装置を介し減速しクランク軸に伝え始動させる。エンジン が始動すると、クランク軸の回転が、一方向クラッチにより遊星歯車減速装置を 介することなく直接ロータを回転させ、電機子巻線に交流電圧を発生させ発電機 として出力するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の車両用始動兼発電装置では、エンジンはアイドル回転時に 低速回転のため振動を発生することがあり、これを抑制するため、基準回転より 下った範囲は電動機として支援回転したい場合がある。しかし、クランク軸とロ ータ間は一方向クラッチ及び遊星歯車減速装置が介在しており、動作に遊びある ので追従性がなく、電動機として支援回転ができないという問題点があった。ま た、加速時に電動機としてトルク支援したい場合があるが、これも上記と同様に 、遊びにより追従性がなく、支援できないという問題点があった。
【0005】 さらに、車両の走行停止時に、前後の窓ガラスの融氷手段用として、あるいは 、排ガス浄化の触媒手段の加熱源としての電力供給容量の増大が求められている が、これらの要望には応じられないという問題点もあった。
【0006】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、始動電動機 としてエンジンを始動させ、始動後は発電機となり出力し、また、エンジンのア イドル回転時の振動を抑制し、加速時のトルク支援ができ、さらに、車両の走行 停止時に、大きい電力を必要とする場合に応じられる車両用始動兼発電装置及び 動力伝達装置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置は、固定側の電機子 と、この電機子の内径側に間隔をあけ対向し、界磁巻線を有する界磁鉄心とを、 エンジン枠体の一端側に固定し、上記電機子と界磁鉄心との間に磁極鉄心を配置 し回転子とし、この回転子をトルクコンバータのポンプ羽根車で保持し、回転を 伝達するようにしている。
【0008】 また、エンジンのクランク軸に伝達軸を直結し、この伝達軸に常時は切りの第 3クラッチを介し上記ポンプ羽根車を連結している。ポンプ羽根車から連結軸を 出し遊星歯車装置に連結し、上記伝達軸の軸端側と遊星キャリアとを常時は入り の第1クラッチを連結している。
【0009】 さらに、遊星歯車装置の内歯車を伝導支持体で一体に結合し、伝導支持体はト ルクコンバータのタービン羽根車に結合した伝導軸に結合されている。内歯車は 外周で駆動軸の円筒状フランジ部の内円周部に結合され、この円筒状部外円はト ルクコンバータ部枠体内側との間に常時は入りの第2クラッチで連結されている 。トルクコンバータ部枠体端には自動変速機を取付けており、上記駆動軸は延長 され自動変速機に動力伝達するようにしている。
【0010】
【作用】
この考案においては、始動時は、第1、第2クラッチは入りで、第3クラッチ は切りであり、始動電動機として回転子を回転させ、トルクコンバータのポンプ 羽根車から遊星歯車装置の太陽歯車に伝え、減速回転し第1クラッチを介しクラ ンク軸側へ伝え始動回転させる。
【0011】 エンジンが始動すると、第3クラッチは入り、第1、第2クラッチは切り制御 され、クランク軸の回転がポンプ羽根車を回転する。この回転によるタービン羽 根車の回転が伝導軸から伝導支持体を経て駆動軸に伝えられ、自動変速機に動力 伝達する。一方、始動後ポンプ羽根車からの回転子の回転により電機子巻線に交 流電力を発生し、発電機となる。
【0012】 また、エンジンが駆動回転中、必要により発電機として出力したり、電動機と してエンジンに対し支援回転したりし、追従性よく動作させられる。さらに、車 両の走行停止中において、供給電力を増大したい場合は、第3クラッチを切り、 第1、第2クラッチを入り制御する。これにより、クランク軸の回転が第1クラ ッチを介し、遊星キャリアに伝えられ、遊星歯車装置で増速回転され、連結軸か らポンプ羽根車に伝えられ回転子を増速回転し、発電容量が増大される。
【0013】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例による車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置の上 半部縦断面図である。1はエンジン枠体で、一端部中心からクランク軸2の端部 が出されている。3はクランク軸2にボルト4により直結された伝達軸、5はエ ンジン枠体1の一端部に取付けられた固定子枠、6は固定子枠に固定された固定 子の電機子鉄心で、電機子巻線7を装着している。8は電機子鉄心6の内径部に 間隔をあけ対向する界磁鉄心で、エンジン枠体に固着された取付け座1aにボル ト15で取付けられている。9は界磁鉄心8内に巻回された界磁巻線、10は電 機子鉄心6と界磁鉄心8との間にそれぞれエアギャップを介し配置された回転子 で、両側1対の異極性磁極鉄心11、12が内周部で非磁性材の結合環13によ り一体に結合されている。磁極鉄心11、12は、磁極歯部11a、12aが円 周方向に対し交互に軸方向に出されている。回転子10はトルクコンバータ17 のポンプ羽根車18に、保持体14により取付けボルト16a、16bで保持さ れている。78は回転子10に対応しエンジン枠体1側に取付けられた複数の回 転角度センサで、始動時に、回転子10の回転角度を検出し、この検出信号によ り制御回路(図示しない)で電機子巻線7への通電を制御する。
【0014】 トルクコンバータ17は、ポンプ羽根車18、タービン羽根車19及び案内羽 根車20からなる。21は固定子枠5に取付けられたコンバータ部枠体である。 なお、枠体21はエンジン枠体1の端部に直接取付けてもよい。
【0015】 22は一端のフランジ部22aでポンプ羽根車18の一端側に一体に結合され 、円筒部が延長された連結軸、23は一端でタービン羽根車19にスプライン2 4で結合された中空の伝導軸、25は一端がスプライン27でスリーブ26に結 合された中空の支持軸、28は案内羽根車20とスリーブ26との間に介在され 、案内羽根車20の回転を規制(例えばクランク軸2及びポンプ羽根車18、タ ービン羽根車19が伝達軸3の他端側から見て反時計方向回転のとき同方向回転 を阻止)する一方向クラッチ、29は案内羽根車20に固着され、スリーブ26 の外周にすき間があけられた1対の当て板、30はフランジ部30aがポンプ羽 根車18の他端側に固着され、円筒部が延長された油ポンプ駆動軸、31はコン バータ部枠体21内に固定され、内径部で支持軸25の他端を固着した第1ブラ ケット、32は枠体21内に固定され、ボルト33により第1ブラケット31に 結合された第2ブラケットで、油ポンプ34(図示は略す)の枠部を形成してい る。第1ブラケット31、第2ブラケット32はボルト79により枠体21に取 付けられている。油ポンプ34は例えば内歯車と外歯車の組合せの歯車ポンプか らなり、外歯車が油ポンプ駆動軸30に固定されていて駆動回転される。
【0016】 35は遊星歯車装置で、次のように構成されている。36は連結軸22の他端 にスプライン37で結合された太陽歯車、38はこの太陽歯車にかみ合った遊星 歯車で、遊星キャリア39に固着された支持ピン40に軸受41を介し支持され ている。42は支持ピン40の他端を固定する支持板、43は遊星歯車38がか み合った内歯車、44はこの内歯車43を一体に固着した伝導支持体で、内径部 が伝導軸23の他端にスプライン45で結合されている。
【0017】 47は一端部の円筒状フランジ部47aの内周部で内歯車43、伝導支持体4 4の外円周部にスプライン48で結合した駆動軸である。
【0018】 50は第1クラッチで多板クラッチからなり次のように構成されている。51 は伝達軸3の他端部にスプライン52で結合された伝達体、53は伝達体51の 凹部内に配置され、外円周部で凹部内径部にスプライン54により結合されたピ ストン、55はピストン53の円筒部内円周にスプライン結合された外クラッチ 板、56はこの外クラッチ板55に交互に組合わされ、遊星キャリア39にスプ ライン結合された内クラッチ板、57、58は止め輪、59は伝達体51に止め 輪61で止められた受け板60に受けられた圧縮ばねで、ピストン53を後退さ せ第1クラッチ50を常時は入りにする。62は油圧室で、油ポンプ34による 圧油が供給されると、圧縮ばね59のばね圧に抗しピストン53を前進させ、第 1クラッチ50を切りにする。63は遊星キャリア39と伝達体51との間に介 在された一方向クラッチで、双方間の反対方向回転を阻止する。
【0019】 65は第2クラッチで多板クラッチからなり次のように構成されている。66 は第1ブラケット31の円筒状突部外周にはめられ、コンバータ部枠体21にス プライン67で結合されたピストン、68はピストン66の円筒部内円周にスプ ライン結合された外クラッチ板、69は駆動軸47の円筒状フランジ部47aの 外円周にスプライン結合され、外クラッチ板68と交互に組合わされた内クラッ チ板、71、72は止め輪、73は受け板74に受けられた圧縮ばねで、ピスト ン66を後退させ、第2クラッチ65を常時は入りにする。75は止め輪、76 は第1ブラケット31とピストン66との間に形成された油圧室で、油ポンプ3 4による圧油が供給されると、圧縮ばね73のばね圧に抗し、ピストン66を前 進させ第2クラッチ65を切りにする。
【0020】 80は第3クラッチで多板クラッチからなり、次のように構成されている。8 1は伝達軸3にスプライン82により結合された伝達支持体、83はポンプ羽根 車18の一端側に固定された囲い体、84は囲い体83内に配置されたピストン 、85は囲い体83の円筒部内円周にスプライン結合された外クラッチ板、86 は伝達支持体81の外円周部にスプライン結合され、外クラッチ板85と交互に 組合わされた内クラッチ板、87は連結軸22の円筒突部22bに止め輪89で 止められた受け板88に受けられた圧縮ばねで、常時はピストン86を後退させ 、第3クラッチを切りにしている。90はポンプ羽根車18の外端とピストン8 4との間に形成された油圧室で、油ポンプ34による圧油が供給されると、圧縮 ばね87のばね圧に抗し、ピストン84を前進させ第3クラッチを入りにする。
【0021】 93〜102は対応する各部品間に介在し半径方向荷重を受ける軸受、105 〜110は対応各部品間に介在するスラスト軸受、115〜125は対応する各 部品にはめられたオイルシールである。
【0022】 130は自動変速機で、変速機枠体131がコンバータ枠体21にボルト79 により結合され、駆動軸47の延長部に連結されていて動力伝達される。自動変 速機130には変速制御装置と動力伝達制御装置(図示しない)を備えており、 動力伝達制御装置は、各油圧室62、76、86への各供給圧油回路の弁の制御 をする。
【0023】 次に、動作を説明する。エンジンの始動は次のようにする。油ポンプ34は動 作していなく、第1、第2クラッチ50、65は入りとなっており、第3クラッ チ80は切りとなっている。蓄電池を電源とし変換手段で多相交流にし、電機子 巻線7に通電し、電機子鉄心6に回転磁界を発生させる。界磁巻線9には直流励 磁電流を流す。これにより、回転子10が駆動軸47側から見て例えば反時計方 向に回転を始める。この回転がポンプ羽根車18から連結軸22を介し、太陽歯 車36に伝えられる。このとき、駆動軸47は第2クラッチ65の入りにより固 定状態で、これにより内歯車43も固定されている。したがって、遊星歯車38 は公転し遊星キャリア39を減速回転させる。遊星歯車装置35による減速比は Zs/(Zs+Zr)(Zs:太陽歯車36の歯数、Zr:内歯車43の歯数) となり、伝達体51、伝達軸3を介しクランク軸2を低速回転させ、エンジンを 始動するのに十分な始動トルクが得られる。
【0024】 エンジンが始動すると油ポンプ34の油圧が上昇し、この油圧が油圧室62、 76、90に作用し、第1、第2クラッチ50、65を切りにし、第3クラッチ 80を入りにする。これにより、遊星キャリア39と伝達体51の連結が解かれ 、伝達体3への伝達が断たれ、駆動軸47のコンバータ部枠体21側への固定拘 束は解除され、また、伝達支持体81と囲い体83とが連結される。したがって 、クランク軸2の回転が伝達軸3、第3クラッチ80を介しポンプ羽根車18に 伝えられ、回転子10を直結状態で回転させる。このとき、電機子巻線7は通電 供給が断たれており、界磁巻線9による界磁鉄心8の磁束により、交流電圧が誘 導され、発電機として電力を供給する。
【0025】 一方、始動されたクランク軸2によるポンプ羽根車18の回転により、タービ ン羽根19が回転され、伝導軸23から伝導支持体44に伝えられ、拘束解除と なっている駆動軸47を回転させ、自動変速機130に動力伝達する。このとき 、ポンプ羽根車18の回転で連結軸22から太陽歯車95を同一回転させるが、 太陽歯車95と内歯車43との回転数差により遊星歯車38はわずかに公転する が、遊歯キャリア39は拘束されておらず空転する。
【0026】 エンジンのアイドル回転時に、振動発生の場合は、回転速度上昇分に対し、界 磁巻線への励磁電流を増して発電機出力を増加させ、回転速度を抑えることによ り、振動制御することができる。また、エンジンの加速時のトルク支援には、電 機子巻線7に蓄電池を電源とし交流変換手段で交流電流を供給し、電動機作用を させ、ポンプ羽根車18を介し回転を加え、トルク支援制御することができる。
【0027】 さらに、車両の走行停止中に、前後の窓ガラスの融氷装置用電源に、あるいは 、排ガス浄化の触媒装置の加熱源用とし、大きい電力供給を要する場合がある。 この場合は、第3クラッチ80を切りとし、第1、第2クラッチ50、65を入 りとする制御をする。これにより、クランク軸2の回転は伝達軸3から伝達体5 1を経て遊星キャリア39を回転させ、公転の遊星歯車38が固定拘束の内歯車 43に転動し、太陽歯車36に増速回転を伝える。この増速回転が連結軸22を 介しポンプ羽根車18に伝えられ、回転子10を増速回転させる。こうして、電 機子巻線7に大きい電力を発生し、負荷に供給することができる。
【0028】 なお、上記実施例では、第1、第2及び第3クラッチ50、65及び80とし て油圧式の多板クラッチを用いたが、これに限らず、電磁式等のクラッチを用い てもよい。また、第1クラッチ50の伝達体51と遊星キャリア39との間に一 方向クラッチ63を介在させたが、場合によってこれを省いてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、始動には、第1、第2クラッチを入りにし 、第3クラッチを切りにし、回転子の回転をトルクコンバータのポンプ羽根車を 経て遊星歯車装置で減速し、伝達軸からクランク軸に伝え始動回転させ、始動後 は第1、第2クラッチを切りに、第3クラッチを入りに制御し、クランク軸の回 転をポンプ羽根車に伝え、回転子を回転させ発電機として出力するとともに、ポ ンプ羽根車の回転によるタービン羽根車の回転を駆動軸に伝え、自動変速機に動 力伝達するようにしたので、始動電動機と発電機が兼用され、小形軽量化される 。また、エンジンのアイドル回転時は、回転の上限を発電機として抑制し、回転 の下限を電動機として支援することにより、振動抑制ができる。さらに、加速時 は電動機としてトルク支援がされる。
【0030】 そのうえ、車両の走行停止時には、クランク軸の回転を遊星キャリアに伝え、 遊星歯車装置で増速し、ポンプ羽根車を経て回転子に増速回転を伝えることによ り、供給発電容量が増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による車両用始動兼発電装置及び動力
伝達装置の一実施例の上半部断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン枠体 2 クランク軸 3 伝達軸 6 電機子鉄心 7 電機子巻線 8 界磁鉄心 9 界磁巻線 10 回転子 11、12 磁極鉄心 17 トルクコンバータ 18 ポンプ羽根車 19 タービン羽根車 22 連結軸 23 伝導軸 35 遊星歯車装置 36 太陽歯車 38 遊星歯車 39 遊星キャリア 43 内歯車 44 伝導支持体 47 駆動軸 50 第1クラッチ 65 第2クラッチ 80 第3クラッチ 130 自動変速機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子巻線を装着した電機子鉄心と、こ
    の電機子鉄心の内径部に間隔をあけ対向し、界磁巻線を
    収容した界磁鉄心とがエンジン枠体端に取付けられ、上
    記電機子鉄心と界磁鉄心間に磁極鉄心からなる回転子を
    配置してなる始動兼発電装置、 ポンプ羽根車に上記回転子を保持し、タービン羽根車に
    は伝導軸が結合されたトルクコンバータ、エンジンのク
    ランク軸に直結された伝達軸と上記ポンプ羽根車との間
    に介在し、始動時は切りにされ、動力伝達時は入りにさ
    れる第3クラッチ、上記伝導軸端に太陽歯車が結合さ
    れ、遊星歯車を支持する遊星キャリアに減速回転を伝え
    る遊星歯車装置、上記遊星キャリアと上記伝達軸側との
    間に介在され、始動時は入りにされ、動力伝達時は切り
    にされる第1クラッチ、上記伝導軸端に結合され上記遊
    星歯車装置の内歯車を固着した伝導支持体、円筒状フラ
    ンジ部が上記内歯車に結合され、延長部で自動変速機に
    連結され動力を伝える駆動軸、固定部と上記駆動軸の円
    筒状部との間に介在され、始動時は入りにされ、動力伝
    達時は切りにされる第2クラッチを備え、 始動時は、電動機として上記回転子を回転させ、上記ポ
    ンプ羽根車から上記遊星歯車装置で減速し、上記クラン
    ク軸に伝え始動回転させ、 始動後は、上記クランク軸の回転を上記ポンプ羽根車に
    伝え、上記回転子を回転させ発電機とし、かつ、ポンプ
    羽根車による上記タービン羽根車の回転を上記駆動軸に
    伝え、 車両の走行停止時には、上記クランク軸の回転を上記第
    1クラッチを介し上記遊星歯車装置で増速し、上記連結
    軸から上記ポンプ羽根車に伝え上記回転子を増速回転さ
    せ、発電容量が増大されるようにしたことを特徴とする
    車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置。
JP7214291U 1991-08-12 1991-08-12 車両用始動兼発電装置及び動力伝達装置 Pending JPH0518261U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000085385A (ja) * 1998-09-07 2000-03-28 Toyota Motor Corp 車両用駆動装置
JP2000094972A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Toyota Motor Corp 車両用駆動装置
JP2003113927A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Suzuki Motor Corp 車両用モータアシスト装置のモータとトランスミッションケースとの結合部構造

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