JPH0518257U - 磁気デイスク駆動用モータ - Google Patents

磁気デイスク駆動用モータ

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JPH0518257U
JPH0518257U JP7333791U JP7333791U JPH0518257U JP H0518257 U JPH0518257 U JP H0518257U JP 7333791 U JP7333791 U JP 7333791U JP 7333791 U JP7333791 U JP 7333791U JP H0518257 U JPH0518257 U JP H0518257U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing holder
magnetic disk
drive motor
disk drive
seal cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP7333791U
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English (en)
Inventor
豊 石塚
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受ホルダー開口端における良好な空気遮断
機能を得つつ、シール手段の部品コスト及び組込み作業
の容易化を可能とする。 【構成】 モータ内あるいは磁気ディスク25側へ塵埃
やオイルミスト等の付着を防止するシール手段を、軸受
ホルダー21の開放端に嵌着された簡易な構成のシール
キャップ29と充填剤29aとから構成してなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気ディスクを回転駆動させるための磁気ディスク駆動用モータに 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に用いられているディスク駆動用モータは、例えば図2に示されているよ うな構造になされている。図2に示されているように、中空円筒状の軸受ホルダ ー1の中空内部には、一対の軸受ボールベアリング2,2が軸方向に並設される ようにして圧入されているとともに、これら一対のボールベアリング2,2を介 してシャフト3が回転自在に支承されている。シャフト3の一端部(図示上端部 )には、ハブ4の中心部が装着されており、当該ハブ4の外周面に、磁気ディス ク5が装着されている。
【0003】 また上記ハブ4の図示下側部分には、拡大された外径を有するフランジ部4a がスカート状に設けられており、このフランジ部4aの内周壁面に、環状の駆動 マグネット6が設置されている。一方前記軸受ホルダー1の外周部には、ステー タコア7が固定されており、このステータコア7の外周面が、上記駆動マグネッ ト6の内周側に対面されている。上記ステータコア7には、コア巻線8が装荷さ れている。
【0004】 さらに上記軸受ホルダー1の図示下端側に設けられた開放端には、当該開放端 を閉塞する磁性流体シール9が装着されている。磁性流体シール9は、軸受ホル ダー1の内周面とシャフト3の外周面との間を遮断するシール手段としての機能 を有するものであり、図示下方側の外部からモータ内への空気の流入を遮断する ことによって、空気中の塵埃やボールベアリング2から発生するオイルミスト等 がモータ内あるいは磁気ディスク5側に付着することを防止している。
【0005】 なおこのようなディスク駆動モータの軸受ホルダー1は、本体フレーム11に 設けられた取付穴11a内に挿入されており、これら取付穴11aの内周面と軸 受ホルダー1外周面との間に、接着剤12が充填されて軸受ホルダー1と本体フ レーム11との固定が行われている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上述した従来技術のように、軸受ホルダー1の内周面とシャフト3の 外周面との間を磁性流体シール9によって遮断する場合には、磁性流体シール9 に注入された磁性流体が飛散することがあり、モータ内や磁気ディスク5側が汚 染されるおそれがある。また磁性流体の注入作業に手間がかかり、さらに部品コ スト自体も割高であるため生産性に問題がある。
【0007】 そこで本考案は、簡易な構成によって、モータ内や磁気ディスク側のクリーン 度を良好に維持することができるようにした磁気ディスク駆動用モータを提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、磁気ディスク装着用のハブを支持するシャ フトが、中空円筒状に形成された軸受ホルダーの中空内部に配置されているとと もに、上記軸受ホルダーの内周面とシャフトの外周面との間を遮断するシール手 段が備えられてなる磁気ディスク駆動用モータにおいて、上記シール手段は、軸 受ホルダーの開放端を閉塞するように装着されたシールキャップと、このシール キャップの周縁部を密閉する充填剤とをからなる構成になされている。
【0009】
【作用】
このような構成を備える手段においては、軸受ホルダーの内周面とシャフトの 外周面との間が、簡易な構成のシールキャップ及び充填剤によって良好に遮断さ れるようになっている。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1に示されているように、中空円筒状の軸受ホルダー21の中空胴部内には 、一対の軸受ボールベアリング22,22が軸方向に並設されるようにして圧入 されているとともに、これら一対のボールベアリング22,22を介してシャフ ト23が回転自在に支承されている。シャフト23の一端部(図示上端部)には 、大径円盤状に形成されてなる鍔状固定体23aが一体に設けられているととも に、この鍔状固定体23aに対し、ハブ24の中心部に貫通形成された取付穴2 4aが嵌着されている。ハブ24の全体は、略中空円筒状に成形されており、そ の外周面に、磁気ディスク25が装着されている。前記ハブ24の取付穴24a の内周壁には、軸方向に向かって段部が形成されており、この取付穴24aの段 部に対して、上記シャフト23の鍔状固定体23aが突き当てられるようにして 固定されている。
【0012】 また上記ハブ24の図示下側部分には、拡大された外径を有するフランジ部2 4bがスカート状に設けられており、このフランジ部24bの内周壁面に、環状 の駆動マグネット26が設置されている。一方前記軸受ホルダー21の胴部外周 には、ステータコア27が固定されており、このステータコア27の外周面が、 上記駆動マグネット26の内周側に対面されている。上記ステータコア27には 、コア巻線28が装荷されている。
【0013】 さらに上記中空円筒状の軸受ホルダー21の胴部は、図示下側端部が開放状態 になされており、この軸受ホルダー21の図示下端側開口に、当該開口を閉塞す るシールキャップ29が嵌め込まれている。このシールキャップ29は、皿状部 材からなり、シャフト23及びボールベアリング22の図示下端面に対面するよ うに配置されている。またこのシールキャップ29の周縁部には、充填剤として の接着剤29aが被着されており、当該シールキャップ29と軸受ホルダー21 との隙間の密閉・封止が行われている。
【0014】 このようなディスク駆動モータは、本体フレーム31に取り付けられている。 すなわちまず本体フレーム31には、取付穴31aが設けられているとともに、 この取付穴31a内に、上記ディスク駆動モータにおける軸受ホルダー21の胴 部が挿入されている。この軸受ホルダー21の胴部の途中部分には、外周側に向 かって膨出する係止段部21aが設けられており、この係止段部21aが、本体 フレーム31の図示上面側に当接されることによってディスク駆動モータの位置 決めが行われている。
【0015】 さらに上記軸受ホルダー21の胴部における係止段部21aより図示下端側の 部分は、本体フレーム31の取付穴31a内を貫通している。この貫通部分では 、軸受ホルダー21の胴部外周径が、取付穴31aの内周径よりやや小さく設定 されており、両者の間には環状の隙間が形成されている。そしてこの環状隙間内 にOリング32が介挿されている。Oリング32は、軸受ホルダー21の外周壁 面、及び本体フレーム31の取付穴31aの内周壁面の双方に密着するように装 着されている。
【0016】 軸受ホルダー21における胴部の図示下端部分は、本体フレーム31の取付穴 31aを貫通した後に、図示下方に向かって一定量突出されており、その突出部 分の外周面に雄ねじ部が刻設されている。そしてこの軸受ホルダー21側の雄ね じ部に対して、ナット33の雌ねじ部が螺着されており、当該ナット33の締付 力によって、ディスク駆動モータの軸受ホルダー21と本体フレーム31とが着 脱自在に固定されている。
【0017】 このような構成を備える手段においては、軸受ホルダー21の内周面とシャフ ト23の外周面との間が、簡易な構成のシールキャップ29及び接着剤29aに よって良好に遮断されている。これによって外部からモータ内への空気の流入は なくなり、空気中の塵埃や特に図示下側のボールベアリング22から発生するオ イルミスト等が、空気流に乗ってモータ内あるいは磁気ディスク25側に侵入す ることはない。
【0018】 なおシールキャップ29と軸受ホルダー21との隙間の密閉・封止を行う充填 剤は、上記実施例のような接着剤に限られることはなく、他の各種充填剤を用い ることが可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、モータ内あるいは磁気ディスク側に対する塵埃や オイルミスト等の汚染を防止すべく、軸受ホルダーの開放端を遮断するシール手 段を、簡易な構成のシールキャップと充填剤とから構成したものであるから、従 来のようにシール手段として磁性流体シールを用いたものに比して、シール手段 の部品コスト自体を低減することができるとともに、シール手段の組込みを容易 化することができ、したがって生産性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における磁気ディスク駆動用
モータの取付構造を表わした縦断面図である。
【図2】従来における磁気ディスク駆動用モータの取付
構造を表わした縦断面図である。
【符号の説明】
21 軸受ホルダー 23 シャフト 24 ハブ 25 磁気ディスク 29 シールキャップ 29a 接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装着用のハブを支持するシ
    ャフトが、中空円筒状に形成された軸受ホルダーの中空
    内部に配置されているとともに、上記軸受ホルダーの開
    放端が、シール手段によって閉塞されてなる磁気ディス
    ク駆動用モータにおいて、 上記シール手段は、軸受ホルダーの開放端を閉塞するよ
    うに装着されたシールキャップと、このシールキャップ
    の周縁部を密閉する充填剤と、からなることを特徴とす
    る磁気ディスク駆動用モータ。
JP7333791U 1991-08-20 1991-08-20 磁気デイスク駆動用モータ Pending JPH0518257U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7333791U JPH0518257U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 磁気デイスク駆動用モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7333791U JPH0518257U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 磁気デイスク駆動用モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518257U true JPH0518257U (ja) 1993-03-05

Family

ID=13515251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7333791U Pending JPH0518257U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 磁気デイスク駆動用モータ

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JP (1) JPH0518257U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0438137A (ja) * 1990-05-31 1992-02-07 Nagano Nippon Densan Kk スピンドルモータの防塵シール構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0438137A (ja) * 1990-05-31 1992-02-07 Nagano Nippon Densan Kk スピンドルモータの防塵シール構造

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