JPH0518188U - 風切音防止型マイクロホン - Google Patents

風切音防止型マイクロホン

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JPH0518188U
JPH0518188U JP7209091U JP7209091U JPH0518188U JP H0518188 U JPH0518188 U JP H0518188U JP 7209091 U JP7209091 U JP 7209091U JP 7209091 U JP7209091 U JP 7209091U JP H0518188 U JPH0518188 U JP H0518188U
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JP
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microphone
wind noise
sound hole
case
equalizer
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JP7209091U
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文彦 山口
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フオスター電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風切り雑音を低減し、かつ防滴効果を持たせ
た風切音防止型マイクロホンを提供する。 【構成】 有底円筒状のマイクロホンケース(1)内
に、弾性部材からなるマイクホルダー(2)に保持され
たマイクロホンユニット(3)を収納し、このマイクロ
ホンユニット(3)の前面側には中央部に音孔(4a)
を有するプロテクター(4)、所定の厚みの発泡体
(6)、偏心位置に音孔(5a)を有するイコライザー
(5)が配設され、かつその上部に防水性を有する圧縮
材シート(7)を設け、前記マイクロホンケース(1)
に対しマイクロホンキャップ(10)を取付けて構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はオートバイや車のレースなどにおける通信に使用されるヘッドセッ トに用いると好適な風切音防止タイプのマイクロホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のマイクロホンは風切り雑音が少ないことが要求され、従来、その手段 としてマイクロホンケースの外部またはケース内の振動板の前面にウインドスク リーンなどを設ける構造のものがある。また、ローインピーダンス化等をしてマ イクロホンの相対感度を下げ、極端な接話方式で通話するようにしたものがある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような前者の従来例では、風速(相対的な)が増した場 合はその効果が充分でないという課題があった。また、後者のものは絶対感度不 足で使い難いという課題があった。
【0004】 この考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、感 度を特に下げることなく、つまり感度は従来の一般のマイクロホンとほぼ同等で 風切り雑音を低減し、かつ雨などに対する防滴効果をも持たせた風切音防止タイ プのマイクロホンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案、有底円筒状のマイクロホンケース1内に、弾性部材からなるマイク ホルダー2に保持されたマイクロホンユニット3を収納し、このマイクロホンユ ニット3の前面側には中央部に音孔4aを有するプロテクター4、所定の厚みの 発泡6、偏心位置に音孔5aを有するイコライザー5が配設され、かつその上部 に防水性を有する圧縮材シート7を設け、前記マイクロホンケース1に対しマイ クロホンキャップ10を取付けて構成することにより、上記目的を達成している 。
【0006】
【作用】
本考案ではイコライザー5には偏心した位置に音孔5aを形成し、その下方に 発泡体6、中央部に音孔4aを有するプロテクター4を設け、その下方にマイク ロホンユニット3を位置させ、マイクロホンユニット3へ達する風切り音を発泡 体6等によって低減させている。また、イコライザー5の前面に防水性を有する 圧縮材シート7を設け、マイクロホンユニット3側へ水滴が浸入するのを防止す るようにしている。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の分解斜視図、図2はその組立状態を示す断面図であ る。これらの図中1は合成樹脂製又は金属製であって有底円筒状のマイクロホン ケースで、側部上方外周にはネジ部1aが形成されている。また、2はゴム製又 は軟質樹脂製であって同じく有底円筒状のマイクホルダーで内部にマイクロホン ユニット3が入れられ、このマイクホルダー2はマイクロホンケース1内に収納 される。
【0008】 また、4はマイクロホンユニット3の上面に設けられる円板状のプロテクター で、中央部に小径の音孔4aが形成され、このプロテクター4と、その上方に設 けられる円板状のイコライザー5との間には、両者間に容積を持たせるために適 宜の厚みの連続気泡の発泡体6がサンドイッチ状に挟持される。この場合、イコ ライザー5には中心から可能な限り離れた偏心位置に小径の音孔5aが形成され ている。
【0009】 7は防水処理がなされ、かつ音声を透過させるとともに、風速を弱める圧縮材 シートでこの圧縮材シート7は円板状をなし、連続気泡の発泡体を熱圧縮し撥水 剤を含浸させて形成したもので、イコライザー5の上部に設けられる。8はリン グ状をなす密閉用のゴムパッキン、9は保護用のネット、10は開口部10aを 有するマイクロホンキャップである。12はマイクロホンアーム(フレキシブル シャフト)11の固定ネジである。
【0010】 組立てにあたっては、マイクホルダー2内にマイクロホンユニット3を内蔵さ せ、その上部にプロテクター4、発泡体6、イコライザー5を重ね合わせ取付る 。この組立体をマイクロホンケース1内に収納させる。この場合、マイクホルダ ー2の背面は若干の容量をもたせたうえで密閉構造とする。なお、マイクロホン ユニット3の電線3aはマイクホルダー2の底部の孔からマイクロホンケース1 の底部側に引出され、かつ外部からのマイクロホンアーム(フレキシブルシャフ ト)11の中央孔へ導かれ、マイクロホンアーム(フレキシブルシャフト)11 は、マイクロホンケース1の側部に突設された円筒状のコネクター部分1bで接 続される。また、マイクロホンケース1の上部にはゴムパッキン8、ネット9を 配し、マイクロホンキャップ10をマイクロホンケース1のネジ部1aに周知の ようにネジ込んで取付ければマイクロホンを組立てることができる。なお、圧縮 材シート7はマイクホルダー2と接する部分で、接着剤を介し取り付ける。
【0011】 このマイクロホンはオートバイや自動車等のヘルメット用ヘッドセットに用い ると風切音による雑音が少なくて好適である。すなわち、走行時には空気流によ る風雑音が発生するが、このマイクロホンでは、プロテクター4とイコライザー 5の間には、使用状態に応じ、最適な容量を持たせるための厚みに設定された発 泡体6が設けられ、互いにオフセットしている音孔を持ったプロテクター4とイ コライザー5と発泡体6の相互作用により、風雑音が直接マイクロホンに当たる ことなく低減できるようになっている。
【0012】 また、このマイクロホンでは防水処理が施された圧縮材シート7が前方に設け られているため、雨であっても内部へ水滴が浸入するのを防止できる。さらに、 マイクロホンユニット3はゴム製又は軟質樹脂製のマイクホルダー2によって保 持されているため、転倒等の衝撃に対してもそれを緩和でき、故障を防ぐことが できる配慮がなされている。なお、このマイクロホンをオートバイのヘルメット に装着し140km/h程度の走行状態で通話を行ったところ、風雑音の影響を 受けることなく通話可能であった。
【0013】
【考案の効果】
以上のように構成した本考案では、偏心位置に音孔5aを有するイコライザー 5、発泡体6等を内蔵しているため、風雑音を低減し、かつ防水性の圧縮材シー ト7をそれらの前面に設けているため、防滴性を有する使い勝手の良いマイクロ ホンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図。
【図2】同上の組立断面図。
【符号の説明】 1 マイクロホンケース 1a ネジ部 1b コネクタ部 2 マイクホルダー 3 マイクロホンユニット 3a 電線 4 プロテクター 4a 音孔 5 イコライザー 5a 音孔 6 発泡体 7 圧縮材シート 8 ゴムパッキン 9 ネット 10 マイクロホンキャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状のマイクロホンケース(1)
    内に、弾性部材からなるマイクホルダー(2)に保持さ
    れたマイクロホンユニット(3)を収納し、このマイク
    ロホンユニット(3)の前面側には中央部に音孔(4
    a)を有するプロテクター(4)、所定の厚みの発泡体
    (6)、偏心位置に音孔(5a)を有するイコライザー
    (5)が配設され、かつその上部に防水性を有する圧縮
    材シート(7)を設け、前記マイクロホンケース(1)
    に対しマイクロホンキャップ(10)を取付けて成るこ
    とを特徴とした風切音防止型マイクロホン。
JP7209091U 1991-08-13 1991-08-13 風切音防止型マイクロホン Expired - Lifetime JP2556282Y2 (ja)

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