JPH0518164B2 - - Google Patents
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- JPH0518164B2 JPH0518164B2 JP60005628A JP562885A JPH0518164B2 JP H0518164 B2 JPH0518164 B2 JP H0518164B2 JP 60005628 A JP60005628 A JP 60005628A JP 562885 A JP562885 A JP 562885A JP H0518164 B2 JPH0518164 B2 JP H0518164B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/265—Structure or manufacture of a head with more than one gap for erasing, recording or reproducing on the same track
- G11B5/2652—Structure or manufacture of a head with more than one gap for erasing, recording or reproducing on the same track with more than one gap simultaneously operative
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1875—"Composite" pole pieces, i.e. poles composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、比較的低い飽和磁化を有する軟磁性
材料のコアを有し、該コアのギヤツプを構成する
2つのギヤツプ境界面の各々がコア材料よりも高
い飽和磁化を有する軟磁性材料層で被覆され、前
記コアと該軟磁性材料層との間に低磁性の転移領
域が存在する磁気ヘツドに関するものである。
材料のコアを有し、該コアのギヤツプを構成する
2つのギヤツプ境界面の各々がコア材料よりも高
い飽和磁化を有する軟磁性材料層で被覆され、前
記コアと該軟磁性材料層との間に低磁性の転移領
域が存在する磁気ヘツドに関するものである。
このような磁気ヘツドは、特開昭55−58824号
公報(特願昭53−131358号)から既知である。前
記磁気ヘツドのコアの軟磁性材料はフエライトで
ある。磁気ヘツド用磁気コア材料としてフエライ
ト、特に単結晶Mn−Zn−フエライトの使用は、
特に磁気記録再生装置、例えば、オーデイオ及び
ビデオテープレコーダに非常に好適であるが、磁
気デイスクを有する記憶装置にも好適である。フ
エライトは、高い耐摩滅性、比較的高い電気比抵
抗率、及び良好な磁気的性質、例えば、低保磁
力、高透磁率及び良好な周波数特性を有する。
公報(特願昭53−131358号)から既知である。前
記磁気ヘツドのコアの軟磁性材料はフエライトで
ある。磁気ヘツド用磁気コア材料としてフエライ
ト、特に単結晶Mn−Zn−フエライトの使用は、
特に磁気記録再生装置、例えば、オーデイオ及び
ビデオテープレコーダに非常に好適であるが、磁
気デイスクを有する記憶装置にも好適である。フ
エライトは、高い耐摩滅性、比較的高い電気比抵
抗率、及び良好な磁気的性質、例えば、低保磁
力、高透磁率及び良好な周波数特性を有する。
磁気媒体上に情報を書き込むために磁気ヘツド
によつてギヤツプの区域に発生される磁界は、磁
気ヘツドのコア材料の飽和磁化によつて制限され
る。今日のビデオレコーダ用磁気ヘツドは、一般
にMn−Zn−フエライトのコアを有する。このタ
イプの材料は室温において約0.5テスラの飽和磁
化を有する。この飽和磁化は、室温より僅かに高
い温度まで、慣例のテープ、例えば約56KA/m
の保磁力Hcを有するCrO2テープへの情報の書き
込みに課せられた要求を満たす。
によつてギヤツプの区域に発生される磁界は、磁
気ヘツドのコア材料の飽和磁化によつて制限され
る。今日のビデオレコーダ用磁気ヘツドは、一般
にMn−Zn−フエライトのコアを有する。このタ
イプの材料は室温において約0.5テスラの飽和磁
化を有する。この飽和磁化は、室温より僅かに高
い温度まで、慣例のテープ、例えば約56KA/m
の保磁力Hcを有するCrO2テープへの情報の書き
込みに課せられた要求を満たす。
しかしながら、ビデオ記録の品質を改良するた
め、もつと高い保磁力を有する磁気テープ、例え
ば、約80〜160KA/mの保磁力Hcを有する純鉄
を主成分とするテープが従来の磁気テーパにとつ
て代ろうとしている。
め、もつと高い保磁力を有する磁気テープ、例え
ば、約80〜160KA/mの保磁力Hcを有する純鉄
を主成分とするテープが従来の磁気テーパにとつ
て代ろうとしている。
飽和磁化の比較的低い軟磁性材料のコアを有す
る磁気ヘツドは、このようなテープにうまく書き
込むことができない。事実、大きな保磁力を持つ
テープに書き込むためには、磁気ヘツドの磁界も
大きくする必要があるが、この磁界をコア材料の
飽和磁化よりも大きくすることができないとう問
題がある。飽和効果は最初にギヤツプの緑で起こ
る。
る磁気ヘツドは、このようなテープにうまく書き
込むことができない。事実、大きな保磁力を持つ
テープに書き込むためには、磁気ヘツドの磁界も
大きくする必要があるが、この磁界をコア材料の
飽和磁化よりも大きくすることができないとう問
題がある。飽和効果は最初にギヤツプの緑で起こ
る。
特開昭55−58824号に開示されている磁気ヘツ
ドにおいては、飽和効果を、各ギヤツプ境界面上
にコア材料よりも高い飽和磁化を有する軟磁性材
料層を設けることによつて抑えている。前記飽和
効果は、コアの磁化の増大につれて最初にギヤツ
プの緑で起こるので、この既知の磁気ヘツドは一
層強く磁化することができる。
ドにおいては、飽和効果を、各ギヤツプ境界面上
にコア材料よりも高い飽和磁化を有する軟磁性材
料層を設けることによつて抑えている。前記飽和
効果は、コアの磁化の増大につれて最初にギヤツ
プの緑で起こるので、この既知の磁気ヘツドは一
層強く磁化することができる。
しかしながら、コアと、このコアの材料よりも
飽和磁化が高い軟磁性材料の被覆層との間に疑似
ギヤツプが形成されることが前記の特開昭55−
58824号に述べられている。この疑似ギヤツプは、
フエライトと被覆軟磁性層との間の低磁性の転移
領域の結果として形成される。この結果、磁気ヘ
ツドは、いわば、主ギヤツプと2個の補助ギヤツ
プとを有する。このようなギヤツプ配置は特に磁
気ヘツドによる再生に悪影響を及ぼすことは明ら
かであろう。特に磁気ヘツドの周波数特性は悪影
響を受ける。前記の特開昭55−58824号において
は、低磁性転移領域に不規則な輪郭を与えること
によつて、この欠点を僅かに軽減しようとする企
ててがなされている。しかし、この手段は、渦電
流及び接着の問題を避けるには主ギヤツプを真直
にすべきであると共に被覆軟磁性層を比較的薄く
すべきであるので、実施が技術的に困難であり、
十分な効果をもたらさない。
飽和磁化が高い軟磁性材料の被覆層との間に疑似
ギヤツプが形成されることが前記の特開昭55−
58824号に述べられている。この疑似ギヤツプは、
フエライトと被覆軟磁性層との間の低磁性の転移
領域の結果として形成される。この結果、磁気ヘ
ツドは、いわば、主ギヤツプと2個の補助ギヤツ
プとを有する。このようなギヤツプ配置は特に磁
気ヘツドによる再生に悪影響を及ぼすことは明ら
かであろう。特に磁気ヘツドの周波数特性は悪影
響を受ける。前記の特開昭55−58824号において
は、低磁性転移領域に不規則な輪郭を与えること
によつて、この欠点を僅かに軽減しようとする企
ててがなされている。しかし、この手段は、渦電
流及び接着の問題を避けるには主ギヤツプを真直
にすべきであると共に被覆軟磁性層を比較的薄く
すべきであるので、実施が技術的に困難であり、
十分な効果をもたらさない。
本発明の目的は、前記の補助ギヤツプの悪影響
を著しく減少させた磁気ヘツドを提供することで
ある。本発明の他の目的は、非常に高い周波数ま
で用いることができる磁気ヘツドを提供すること
である。本発明のさらに他の目的は、高い保磁力
を有する磁気記録材料に書き込むことができる磁
気ヘツドを提供することである。
を著しく減少させた磁気ヘツドを提供することで
ある。本発明の他の目的は、非常に高い周波数ま
で用いることができる磁気ヘツドを提供すること
である。本発明のさらに他の目的は、高い保磁力
を有する磁気記録材料に書き込むことができる磁
気ヘツドを提供することである。
本発明は、冒頭の段落に記載された種類の磁気
ヘツドにおいて、異なる厚さの軟磁性材料層を、
ギヤツプ境界面上に設けたことを特徴とする。
ヘツドにおいて、異なる厚さの軟磁性材料層を、
ギヤツプ境界面上に設けたことを特徴とする。
本発明は、このような本発明磁気ヘツドによれ
ば、主ギヤツプの信号と補助ギヤツプの信号との
間の位相を調整することができるという事実の認
識に基づくものである。この自由度によつて、選
択した周波数範囲における周波数特性への悪影響
を補償することができ、その結果コア材料より飽
和磁化が高い材料の層の本来の目的、すなわち、
飽和効果を避ける目的は達成されたままとなる。
ば、主ギヤツプの信号と補助ギヤツプの信号との
間の位相を調整することができるという事実の認
識に基づくものである。この自由度によつて、選
択した周波数範囲における周波数特性への悪影響
を補償することができ、その結果コア材料より飽
和磁化が高い材料の層の本来の目的、すなわち、
飽和効果を避ける目的は達成されたままとなる。
本発明磁気ヘツドにおいては、転移領域を特
に、コアの材料に軟磁性材料層を接着するための
中間層とすることができる。このような中間層が
しばしば必要であることが確かめられている。そ
の理由は、例えば、フエライトのような、酸化物
材料への軟磁性材料の接着性がしばしば悪いから
である。
に、コアの材料に軟磁性材料層を接着するための
中間層とすることができる。このような中間層が
しばしば必要であることが確かめられている。そ
の理由は、例えば、フエライトのような、酸化物
材料への軟磁性材料の接着性がしばしば悪いから
である。
本発明磁気ヘツドの特定の実施例においては、
2つのギヤツプ境界面上の軟磁性材料層の厚さの
比を、1.15〜2にする。
2つのギヤツプ境界面上の軟磁性材料層の厚さの
比を、1.15〜2にする。
以下本発明を添附図面につきさらに詳細に説明
する。
する。
第1図は、2個のコア部分3及び4から成るコ
ア2を有する磁気ヘツド1を示す。これらのコア
部分3及び4は、比較的低い飽和磁化を有する材
料、本例ではフエライト、特に単結晶Mn−Zn−
フエライトから成り、これらのコア部分を接着材
料(例えばガラス)によつて領域5及び6におい
て互いに接着させる。領域6における接着材料層
の厚さにより記録方向のギヤツプ13の厚さが決
まる。記録媒体は磁気テープ7として示してあ
る。磁気コア2はさらに巻線開口部8を備える。
磁気ヘツド1による書き込み及び読み出しは、コ
イル9及び装置10によつて既知の方法にてなさ
れる。
ア2を有する磁気ヘツド1を示す。これらのコア
部分3及び4は、比較的低い飽和磁化を有する材
料、本例ではフエライト、特に単結晶Mn−Zn−
フエライトから成り、これらのコア部分を接着材
料(例えばガラス)によつて領域5及び6におい
て互いに接着させる。領域6における接着材料層
の厚さにより記録方向のギヤツプ13の厚さが決
まる。記録媒体は磁気テープ7として示してあ
る。磁気コア2はさらに巻線開口部8を備える。
磁気ヘツド1による書き込み及び読み出しは、コ
イル9及び装置10によつて既知の方法にてなさ
れる。
領域6において、これらのコア部分3及び4
は、コア材料よりも高い飽和磁化を有する軟磁性
材料層11及び12を具える。これらの軟磁性材
料層11及び12間にギヤツプ13が位置する、
これらの軟磁性材料層11及び12は、既知のよ
うに、最初にギヤツプ13に生ずる磁気ヘツド2
の飽和効果を避けるのに、或は単にこの飽和効果
がもつと高い磁界強度で生ずるようにするのに役
立つ。これらの層11及び12は、例えばFe83.2
%、Al6.2%、Si10.6%(重量%)を有する「セ
ンダスト」と称するFe−Al−Si−合金のスパツ
タ層、又はCo70Fe5B10Si15又はCo71Mn7B14Si8
(インデツクスは%を示す)のようなアモルフア
ス金属合金のスパツタ層から成る。
は、コア材料よりも高い飽和磁化を有する軟磁性
材料層11及び12を具える。これらの軟磁性材
料層11及び12間にギヤツプ13が位置する、
これらの軟磁性材料層11及び12は、既知のよ
うに、最初にギヤツプ13に生ずる磁気ヘツド2
の飽和効果を避けるのに、或は単にこの飽和効果
がもつと高い磁界強度で生ずるようにするのに役
立つ。これらの層11及び12は、例えばFe83.2
%、Al6.2%、Si10.6%(重量%)を有する「セ
ンダスト」と称するFe−Al−Si−合金のスパツ
タ層、又はCo70Fe5B10Si15又はCo71Mn7B14Si8
(インデツクスは%を示す)のようなアモルフア
ス金属合金のスパツタ層から成る。
第2図は、領域6におけるギヤツプ13、軟磁
性材料層11及び12、及びコア部分3及び4の
配置を模式的に示す。非磁性である転移領域14
及び15が、それぞれ、軟磁性材料層11及び1
2と、コア部分3及び4との間に存在する。これ
らの転移領域14及び15は、すでに述べたよう
に、磁気ヘツド2の周波数特性に悪影響を及ぼす
いわば疑似ギヤツプを形成する。転移領域14及
び15は、軟磁性材料層11及び12をコア部分
3及び4に良好に接着するための例えばガラス又
はチタンの中間層によつて形成されることもあ
る。これらの種々の層及びギヤツプの厚さは、第
2図にG1、P1、G、P2及びG2で示してある。既
知の磁気ヘツドにおいては、軟磁性材料層11及
び12は同じ厚さを有し、従つてP1=P2である。
本発明による磁気ヘツドでは、P1をP2に等しく
しない。
性材料層11及び12、及びコア部分3及び4の
配置を模式的に示す。非磁性である転移領域14
及び15が、それぞれ、軟磁性材料層11及び1
2と、コア部分3及び4との間に存在する。これ
らの転移領域14及び15は、すでに述べたよう
に、磁気ヘツド2の周波数特性に悪影響を及ぼす
いわば疑似ギヤツプを形成する。転移領域14及
び15は、軟磁性材料層11及び12をコア部分
3及び4に良好に接着するための例えばガラス又
はチタンの中間層によつて形成されることもあ
る。これらの種々の層及びギヤツプの厚さは、第
2図にG1、P1、G、P2及びG2で示してある。既
知の磁気ヘツドにおいては、軟磁性材料層11及
び12は同じ厚さを有し、従つてP1=P2である。
本発明による磁気ヘツドでは、P1をP2に等しく
しない。
第3図〜第11図は、P1に対するP2の変化の
影響を示すものである。第3図〜第11図の全図
に対してG=0.3μm、G1=0.04μm、G2=0.04μm
及びP1=1μmである。ヘツド−テープ速度は3.14
m/sである。このテープは高い保磁力Hc=
115KA/mを有する。各図には周波数を、0〜
8MHzまで横軸に沿つて線形に目盛つてある。縦
軸に沿つてこの磁気ヘツド2の誘導電圧をdB単
位で目盛つてある。0MHzに近づくと勿論誘導電
圧は0になる。各図のグラフは、入力として最適
に書き込まれたテープに対する磁気ヘツド1の周
波数特性を示す。
影響を示すものである。第3図〜第11図の全図
に対してG=0.3μm、G1=0.04μm、G2=0.04μm
及びP1=1μmである。ヘツド−テープ速度は3.14
m/sである。このテープは高い保磁力Hc=
115KA/mを有する。各図には周波数を、0〜
8MHzまで横軸に沿つて線形に目盛つてある。縦
軸に沿つてこの磁気ヘツド2の誘導電圧をdB単
位で目盛つてある。0MHzに近づくと勿論誘導電
圧は0になる。各図のグラフは、入力として最適
に書き込まれたテープに対する磁気ヘツド1の周
波数特性を示す。
第3図においては、P2=P1=1.0μmである。こ
の周波数特性は明らかに非常に不規則な変動を示
し、この変動はフイルタによつて補償するのが非
常に困難である。
の周波数特性は明らかに非常に不規則な変動を示
し、この変動はフイルタによつて補償するのが非
常に困難である。
第4図においては、P2=1.1μm及びP1=1.0μm
である。このP2の値を用いても周波数特性はま
た非常に不規則である。
である。このP2の値を用いても周波数特性はま
た非常に不規則である。
第5図においては、P2=1.2μm及びP1=1.0μm
であつて。周波数特性はすでに可成りスムーズに
なりつつある。
であつて。周波数特性はすでに可成りスムーズに
なりつつある。
第6図においては、P2=1.25μm及び=P1=
1.0μmである。この場合には周波数特性が図示の
範囲全体にわたつて最適に一様均等になつてい
る。
1.0μmである。この場合には周波数特性が図示の
範囲全体にわたつて最適に一様均等になつてい
る。
第7図においては、P2=1.3μm及びP1=1.0μm
であつて、周波数特性は極めて良好である。
であつて、周波数特性は極めて良好である。
第8図においては、P2=1.4μm及びP1=1.0μm
であつて、周波数特性の下降部が約7MHzにおい
て再び起こる。
であつて、周波数特性の下降部が約7MHzにおい
て再び起こる。
第9図においては、P2=1.5μm及びP1=1.0μm
であつて、周波数特性が僅かにさらに不規則的に
変化し始める。
であつて、周波数特性が僅かにさらに不規則的に
変化し始める。
第10図において、P2=1.6μm及びP1=1.0μm
であり、第11図においては、P2=1.7μm及びP1
=1.0μmであり、高い周波数における周波数特性
が不規則になるが、低い周波数では良好に補償さ
れる。
であり、第11図においては、P2=1.7μm及びP1
=1.0μmであり、高い周波数における周波数特性
が不規則になるが、低い周波数では良好に補償さ
れる。
第3図〜第11図から、所定の値のG1、G2、
G及びP1に対しP2/P1の比は好ましくは1.15と
1.35との間の値にすべきであること明らかであ
る。しかしながら、この比は、再生すべく周波数
範囲に加えて、G1、G2、G及びP1にも僅かに依
存し、各磁気ヘツドの設計ごとに最適にする必要
がある。
G及びP1に対しP2/P1の比は好ましくは1.15と
1.35との間の値にすべきであること明らかであ
る。しかしながら、この比は、再生すべく周波数
範囲に加えて、G1、G2、G及びP1にも僅かに依
存し、各磁気ヘツドの設計ごとに最適にする必要
がある。
再生すべき周波数範囲が3.5MHzまでの場合に
は、最初の2つの下降部を補償する必要があるだ
けである。この場合の最適比P2/P1は第10図
及び第11図から見て1.5〜2.0である。第3図〜
第11図から明らかなように、P2/P1の比が大
きくなるにつれて周波数特性の直線部分が低い周
波数の方へシフトする。また、P2/P1の最適比
は層厚P1が小さくなると大きくなる。その理由
は、層厚P1が小さくなるとピークと谷とがこれ
に対応して大きな周波数範囲で離間されるように
なるからである。これは、小さな層厚及び1〜
8MHzである再生周波数範囲においては、最初の
下降部のみを補償する必要があるということを意
味する。これがため最適比P2/P1は1.15〜2であ
る。
は、最初の2つの下降部を補償する必要があるだ
けである。この場合の最適比P2/P1は第10図
及び第11図から見て1.5〜2.0である。第3図〜
第11図から明らかなように、P2/P1の比が大
きくなるにつれて周波数特性の直線部分が低い周
波数の方へシフトする。また、P2/P1の最適比
は層厚P1が小さくなると大きくなる。その理由
は、層厚P1が小さくなるとピークと谷とがこれ
に対応して大きな周波数範囲で離間されるように
なるからである。これは、小さな層厚及び1〜
8MHzである再生周波数範囲においては、最初の
下降部のみを補償する必要があるということを意
味する。これがため最適比P2/P1は1.15〜2であ
る。
最後に、テープがギヤツプから出る側に厚い方
の層を設けるのが最良であることが実験により確
かめられた。
の層を設けるのが最良であることが実験により確
かめられた。
以上要するに本発明によれば、飽和磁化が比較
的低い軟磁性材料のコアと、ギヤツプ境界面上に
被覆されたコア材料よりも飽和磁化が高い軟磁性
材料の層とを有する磁気ヘツドが提供される。コ
ア材料と軟磁性材料の層との間の、いわば補助ギ
ヤツプを形成する非磁性の転移領域の悪影響を避
けるため、ギヤツプ境界面上の軟磁性材料の層が
異なる厚さを有する。
的低い軟磁性材料のコアと、ギヤツプ境界面上に
被覆されたコア材料よりも飽和磁化が高い軟磁性
材料の層とを有する磁気ヘツドが提供される。コ
ア材料と軟磁性材料の層との間の、いわば補助ギ
ヤツプを形成する非磁性の転移領域の悪影響を避
けるため、ギヤツプ境界面上の軟磁性材料の層が
異なる厚さを有する。
第1図は本発明による磁気ヘツドを示す斜視
図、第2図はギヤツプ領域におけるギヤツプの幅
と層の厚みを模式的に示す図、第3図〜第11図
は種々のギヤツプ構成の磁気ヘツドの周波数特性
を示す図である。 1……磁気ヘツド、2……コア、3,4……コ
ア部分、5,6……接着領域、7……磁気テー
プ、8……巻線開口部、9……コイル、10……
装置、11,12……軟磁性材料層、13……ギ
ヤツプ、14,15……転移領域。
図、第2図はギヤツプ領域におけるギヤツプの幅
と層の厚みを模式的に示す図、第3図〜第11図
は種々のギヤツプ構成の磁気ヘツドの周波数特性
を示す図である。 1……磁気ヘツド、2……コア、3,4……コ
ア部分、5,6……接着領域、7……磁気テー
プ、8……巻線開口部、9……コイル、10……
装置、11,12……軟磁性材料層、13……ギ
ヤツプ、14,15……転移領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 比較的低い飽和磁化を有する軟磁性材料のコ
アを有し、該コアのギヤツプを構成する2つのギ
ヤツプ境界面の各々にコア材料よりも高い飽和磁
化を有する軟磁性材料層が被覆され、前記コアと
前記軟磁性材料層との間に低磁性の転移領域が存
在する磁気ヘツドにおいて、 異なる厚さの軟磁性材料層を、前記2つのギヤ
ツプ境界面上に設けたことを特徴とする磁気ヘツ
ド。 2 前記転移領域が、前記軟磁性材料層をコアの
材料に接着するための中間層であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘツド。 3 前記2つのギヤツプ境界面上の軟磁性材料層
の厚さの比が1.15〜2であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の磁気ヘツ
ド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8400140 | 1984-01-17 | ||
NL8400140A NL8400140A (nl) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | Magneetkop. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60160008A JPS60160008A (ja) | 1985-08-21 |
JPH0518164B2 true JPH0518164B2 (ja) | 1993-03-11 |
Family
ID=19843336
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0149281B1 (ja) |
JP (1) | JPS60160008A (ja) |
AT (1) | ATE41256T1 (ja) |
DE (1) | DE3477076D1 (ja) |
NL (1) | NL8400140A (ja) |
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-
1984
- 1984-01-17 NL NL8400140A patent/NL8400140A/nl not_active Application Discontinuation
- 1984-12-19 DE DE8484201915T patent/DE3477076D1/de not_active Expired
- 1984-12-19 EP EP84201915A patent/EP0149281B1/en not_active Expired
- 1984-12-19 AT AT84201915T patent/ATE41256T1/de not_active IP Right Cessation
-
1985
- 1985-01-10 US US06/690,338 patent/US4670807A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-01-16 JP JP60005628A patent/JPS60160008A/ja active Granted
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EP0149281A3 (en) | 1985-08-14 |
NL8400140A (nl) | 1985-08-16 |
ATE41256T1 (de) | 1989-03-15 |
EP0149281A2 (en) | 1985-07-24 |
US4670807A (en) | 1987-06-02 |
EP0149281B1 (en) | 1989-03-08 |
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