JPH05181534A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置Info
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- Feedback Control In General (AREA)
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Abstract
広い範囲で選択することができ、フィードフォワード量
を指令パルス逓倍率に連動させて制御性能の向上を図
り、フィードバックパルス逓倍率を変更しても安定性の
良好なモータ制御装置を提供する。 【構成】指令用カウンタ11の出力をG1倍する第1パ
ルス逓倍器13と、被制御体位置を検出するエンコーダ
26と、エンコーダ26の検出パルスをカウントする帰
還用カウンタ27と、カウンタ27の出力をG2倍する
第2パルス逓倍器29と、パルス逓倍器13,29によ
る逓倍パルス相互の偏差をカウントする偏差カウンタ1
5と、カウンタ15の出力を1/G2にする第1割算器
16と、第1パルス逓倍器13の出力を1/G2にする
第2割算器19と、割算器16,19の出力を加算して
速度指令を出力する加算器18と、加算器18の出力に
応じて被制御体駆動モータ25を駆動する駆動アンプ2
4とを具備する。
Description
モータを駆動して被制御体の位置を制御するためのモー
タ制御装置に関する。
を制御して被制御体の位置を制御するようにしたモータ
制御装置が知られている。図4は、このようなモータ制
御装置の従来例を示す。図4に示すモータ制御装置は、
大きく分けて、位置制御部50と、速度制御部70と、
電流制御部80からなる。位置制御部50には反時計方
向又は時計方向の回転を指令する指令パルスが入力され
る。位置制御部50は、上記指令パルスをG1倍に逓倍
する第1の逓倍器51と、後述のロータリーエンコーダ
63からのフィードバックパルスをG2倍に逓倍する第
2の逓倍器65と、これらの逓倍器51,65で逓倍さ
れた指令パルスとフィードバックパルス相互の偏差をカ
ウントする偏差カウンタ52と、偏差カウンタ52でカ
ウントされた偏差量を1/Cにする割算器53と、割算
器53の出力をアナログ指令信号Bに変換するデジタル
・アナログ変換器54と、上記指令パルスに応じてフィ
ードフォワード制御用パルスを発生するフィードフォワ
ードパルス発生器55と、フィードフォワードパルスを
電圧信号に変換してフィードフォワード量信号Aとする
周波数・電圧変換器56と、このフィードフォワード量
信号Aとアナログ指令信号Bとを加算して速度指令信号
として出力する加算器57とを有してなる。上記逓倍器
51,65の逓倍率および割算器53の割算率は、予め
スイッチによって設定される。
ーダ63からのフィードバック信号を電圧信号に変換す
る周波数・電圧変換器64と、上記速度指令信号と上記
周波数・電圧変換器64による上記フィードバック信号
の変換電圧値との差の信号を出力する減算器58と、減
算器58の出力信号を演算して電流指令信号として出力
する速度演算アンプ59とを有してなる。
に応じてモータ62の印加電圧を演算しかつそれに応じ
たデューティに変換する駆動アンプとしての電流演算ア
ンプおよびPWM部61と、この電流演算アンプおよび
PWM部61によって駆動されるモータ62と、モータ
62の回転速度および回転位置に応じてパルス信号を出
力するロータリーエンコーダ63とを有してなる。モー
タ62は、図示されない被制御体を駆動する。ロータリ
ーエンコーダ63の出力信号は、フィードバック信号と
して、前述のようにフィードバックパルス逓倍器65と
周波数・電圧変換器64に入力される。
器51、フィードバックパルス逓倍器65、偏差カウン
タ52、割算器53、フィードフォワードパルス発生器
55の部分は、特定用途集積回路(ASIC)60で構
成されている。従って、指令パルスの逓倍処理およびフ
ィードバックパルス逓倍処理はハードウエアによって行
われる。
スを入力すると、指令パルスはフィードフォワードパル
ス発生部55でフィードフォワード制御用パルスとされ
る一方、パルス逓倍器51でG1倍に逓倍される。エン
コーダ63の検出パルスはパルス逓倍器65でG2倍に
逓倍される。G1倍に逓倍された指令パルスとG2倍に逓
倍されたエンコーダ63の出力は偏差カウンタ52に入
力され、双方の偏差が検出される。偏差カウンタ52
は、指令パルスとフィードバックパルスとの差をカウン
トして出力する。偏差カウンタ52の出力信号は割算器
53で1/Cにされたあとデジタル・アナログ変換器5
4で指令信号Bに変換される。上記フィードフォワード
制御用パルスは周波数・電圧変換器56で電圧信号でな
るフィードフォワード量信号Aに変換される。上記指令
信号Bとフィードフォワード量信号Aは加算器57で加
算され、速度指令信号として出力される。
で演算されて電流指令信号とされ、この電流指令信号に
応じて電流演算アンプおよびPWM部61がモータ62
を駆動する。モータ62の回転位置および回転速度はロ
ータリーエンコーダ63で検出され、この検出信号はフ
ィードバック信号として上記偏差カウンタ52に入力さ
れるとともに、周波数・電圧変換器64で電圧信号に変
換される。この電圧信号と上記速度指令信号との差が減
算器58で求められ、この差信号が上記速度演算アンプ
59で演算され、電流指令信号として出力されることに
なる。被制御体が、指令パルスによって指令された位置
に達すると、偏差カウンタ52の出力がゼロとなってモ
ータ62が停止し、被制御体が目標位置に位置決めされ
る。また、突然高い周波数の指令パルスが入力される
と、フィードフォワードパルス発生部55を含むフィー
ドフォワードのフローによって大きな速度指令信号が出
力され、これによりモータ62が急激に駆動されて、被
制御体が迅速に目標位置に位置決めされることになる。
「機械設計」1987年11号臨時増刊号の沢井憲司著
「小型ACサーボモータ」の欄に開示されている。
装置によれば、指令パルスの逓倍処理およびフィードバ
ックパルス逓倍処理がハードウエアによって行われるこ
とから、次のような問題点がある。 指令パルスの逓倍率G1は、ビット数やスイッチ数の
関係から1〜16倍程度と狭い範囲しか選択できない。 同様に、フィードバックパルスの逓倍率G2は、1
倍、2倍、4倍というような狭い範囲しか選択すること
ができない。 フィードフォワード量が指令パルス逓倍率G1に連動
しておらず、指令パルスの急激な変化に対する即応性の
改善効果が少ない場合が起こりうる。 位置制御ループの開ループ伝達関数がフィードバック
パルス逓倍率G2により変化するので、フィードバック
パルス逓倍率G2を変更することによって制御の安定性
が変化する。
するためになされたもので、指令パルスの逓倍処理およ
びフィードバックパルス逓倍処理をソフトウエアによっ
て行うようにすることにより、 指令パルスの逓倍率およびフィードバックパルスの逓
倍率を、例えば1〜9999倍というように広い範囲で
選択することができ、 フィードフォワード量を指令パルス逓倍率に連動させ
て、指令パルスの急激な変化に対する即応性をよくする
ことができ、 位置制御ループの開ループ伝達関数がフィードバック
パルス逓倍率により変化することを防止することによ
り、フィードバックパルス逓倍率を変更しても制御の安
定性が変化することを防止することができるモータ制御
装置を提供することを目的とする。
カウントする指令用カウンタと、指令用カウンタの出力
をG1倍する第1のパルス逓倍器と、被制御体の位置を
検出するエンコーダと、エンコーダの検出パルスをカウ
ントする帰還用カウンタと、帰還用カウンタの出力をG
2倍する第2のパルス逓倍器と、第1のパルス逓倍器と
第2のパルス逓倍器による逓倍パルス相互の偏差をカウ
ントする偏差カウンタと、偏差カウンタの出力を1/G
2にする第1の割算器と、第1のパルス逓倍器の出力を
1/G2にする第2の割算器と、第1の割算器の出力と
第2の割算器の出力とを加算して速度指令を出力する加
算器と、加算器の速度指令出力に応じて被制御体駆動用
モータを駆動する駆動アンプとを具備していることを特
徴とする。第1の割算器の出力を定数倍する第1の演算
手段と第2の割算器の出力を定数倍する第2の演算手段
とを設けてもよい。第1の割算器と第1の演算手段の順
序は逆でもよい。第2の割算器と第2の演算手段の順序
は逆でもよい。
と、帰還用カウンタでカウントされかつ第2のパルス逓
倍器でG2倍されたエンコーダの検出パルスとの偏差が
偏差カウンタで検出され、偏差カウンタの出力パルスは
第1の割算器で1/G2にされる。第1のパルス逓倍器
でG1倍された指令パルスは第2の割算器で1/G2にさ
れてフィードフォワード量となり、このフィードフォワ
ード量と第2の割算器の出力が加算器で加算され、加算
器の出力に応じてモータが駆動され、被制御体が位置制
御される。フィードバックパルスの逓倍率G2を変更す
ると、これに応じて指令パルスが第1の割算器で1/G
2にされてバランスがとられ、サーボ系が安定する。ま
た、フィードフォワード量が第2の割算器で1/G2に
されて、フィードフォワード量Aと指令信号Bのバラン
スが保たれる。第1および第2の割算器の出力を定数倍
する第1および第2の演算手段を設けることにより、指
令パルスに対するサーボ系の応答性を任意に設定するこ
とができる。
かるモータ制御装置の実施例について説明する。図1に
おいて、モータ制御装置は、大きく分けて、位置制御部
10と、速度制御部20と、電流制御部30からなる。
電流制御部30に含まれるサーボモータ25は、図示さ
れない被制御体を駆動するようになっている。サーボモ
ータ25はその回転位置を検出するエンコーダ26を有
しており、エンコーダ26の検出パルスを帰還用カウン
タ27でカウントすることによって被制御体の位置を検
出することができる。一方、位置制御部10には指令用
カウンタ11によるカウント値が入力される。指令用カ
ウンタ11および帰還用カウンタ27はアップ・ダウン
カウンタでなる。指令用カウンタ11は、反時計方向へ
の指令パルス入力1パルスにつき値を+1、時計方向へ
の指令パルス入力1パルスにつき値を−1にするように
接続されている。帰還用カウンタ27は、ロータリーエ
ンコーダ26の検出パルスを、モータ25が反時計方向
に回転したとき加算し、時計方向に回転したとき減算す
るように接続されている。
1の出力のT1秒毎の差分をとるサンプリング部12
と、帰還用カウンタ27の出力のT1秒毎の差分をとる
サンプリング部28を有する。ここで、指令用カウンタ
11を例にとり、図2を参照しながら説明する。今回の
サンプリング値をCr(n)、T1秒前の前回のサンプ
リング値をCr(n−1)としたとき、Cr(n)−C
r(n−1)を「T1秒毎の差分」ということにし、こ
の値をΔCr(n)と定義する。図3に示す直線の勾配
により、ΔCr(n)は正の値、負の値又はゼロとな
る。帰還用カウンタ28の場合も同様に、ΔCf(n)
=Cf(n)−Cf(n−1)と定義する。
2でサンプリングされたT1秒間毎の指令パルス数をG1
倍に逓倍する第1の逓倍器13と、サンプリング部28
でサンプリングされたT1秒間毎のフィードバックパル
ス数をG2倍に逓倍する第2の逓倍器29と、これらの
逓倍器13,29で逓倍された指令パルスとフィードバ
ックパルス相互の偏差を求める減算器14と、減算器1
4の偏差出力をカウントする偏差カウンタ15と、偏差
カウンタ15でカウントされた偏差量を1/G2にする
第1の割算器16と、第1の割算器16の出力を定数倍
する第1の演算手段17と、第1の逓倍器13でG1倍
に逓倍された指令パルスを1/G2にする第2の割算器
19と、第2の割算器19の出力を定数倍してフィード
フォワード量信号Aとする第2の演算手段21と、フィ
ードフォワード量信号Aと指令信号Bとを加算して速度
指令信号として出力する加算器18とを有してなる。
7からのフィードバック信号Cfによってモータ25の
速度を検出する速度検出部31と、速度検出部31によ
って検出された速度信号を定数倍する演算手段32と、
上記速度指令信号と演算手段32からのフィードバック
信号との差の信号を出力する減算器22と、減算器22
の出力信号を演算して電流指令信号として出力する速度
演算アンプ23とを有してなる。
に応じてモータ25の印加電圧を演算しかつそれに応じ
たデューティに変換する駆動アンプとしての電流演算ア
ンプおよびPWM部24と、この電流演算アンプおよび
PWM部24によって駆動されるモータ25と、モータ
25の回転速度および回転位置に応じてパルス信号を出
力するロータリーエンコーダ26とを有してなる。
マイクロプロセッサで構成することができ、マイクロプ
ロセッサのソフトウエアによって予め第1、第2の上記
逓倍器13,29の逓倍率G1,G2の値、第1、第2の
割算器16,19の値および第1、第2の演算手段1
7,21の倍率を自由にかつキメ細かく設定できるよう
になっている。図3はこのような各種パラメータを設定
する操作部の例を示すもので、操作盤40に、選択され
たパラメータの種類を番号で表示するパラメータナンバ
ー表示部41と、設定されたパラメータ値を表示するパ
ラメータ値表示部42と、数値をアップ方向に変化させ
るアップボタン43と、数値をダウン方向に変化させる
ダウンボタン44と、設定した数値を登録するセットボ
タン45とを有してなる。
ま、指令パルスを入力すると、これを指令用カウンタ1
1がカウントし、このカウント値のT1秒毎の差分ΔC
r(n)をサンプリング部12が出力し、このサンプリ
ング値を第1のパルス逓倍器13がG1倍に逓倍し、G1
×ΔCr(n)とする。また、エンコーダ26で検出さ
れ、帰還用カウンタ27によってカウントされたフィー
ドバックパルスのT1秒毎の差分をサンプリング部28
が出力し、このサンプリング値を第2のパルス逓倍器2
9がG2倍に逓倍し、G2×ΔCf(n)とする。偏差カ
ウンタ15は、第1、第2のパルス逓倍器13,29の
出力相互の偏差G1×ΔCr(n)−G2×ΔCf(n)
の値をT1秒毎に加算し、あるいは符号によっては減算
していく。偏差カウンタ15のカウント値を第1の割算
器16が1/G2にし、さらに第1の演算手段17が定
数Kpp倍して指令信号Bを作成する。この指令信号B
に応じ、速度制御部20、電流制御部30を通じてモー
タ25が駆動され、偏差カウンタ15の出力値がゼロと
なったとき指令信号Bもゼロとなり、モータ25も停止
する。以上の動作により、図示されない被駆動体が指令
パルスに対応した位置に制御される。
ンタ15の値がゼロになるようにモータ25を制御して
被制御体の位置を制御することになる。例えば、反時計
方向の指令パルスとして2パルス入力するものとし、ま
た、第1のパルス逓倍器13の逓倍率G1=2、第2の
パルス逓倍器29の逓倍率G2=4に設定されている場
合を考える。偏差カウンタ15の出力は2×2=4パル
スとなる。偏差カウンタ15の出力は第1の割算器16
で1/4にされて1パルスとなり、さらに第1の演算手
段でKpp倍されて指令信号Bとなり、指令信号Bによ
ってモータ25が反時計方向に回転駆動される。このモ
ータ25の回転により帰還用カウンタ27に1パルス入
力されてカウントされ、これが第2のパルス逓倍器29
でG2倍(=4倍)されて4パルスとなり、この4パル
スが偏差カウンタ15で引かれて偏差カウンタ15の値
はゼロとなり、モータ25は停止する。すなわち、モー
タ25は(指令パルス入力数)×G1/G2パルス分回転
する。今の例では、2×2/4=1となり、モータ25
は1パルス分回転する。
る。第1のパルス逓倍器13の後からフィードフォワー
ドのループに分岐し、第2の割算器19と第2の演算手
段21を経ることによってG1×ΔCr(n)×Kff
/G2とされたフィードフォワード量信号Aが加算器1
8で指令信号Bに加算され、速度指令信号とされる。第
1のパルス逓倍器13の前にT1秒毎の差分が入ってい
るので、指令用カウンタ11の入力である指令パルスの
周波数が一定の場合には、フィードフォワード量信号A
は一定となる。指令パルスの周波数が変化すればフィー
ドフォワード量信号Aも変化する。例えば、回転数を0
rpmから3000rpmのように立ち上げるときは、
指令パルスの周波数が変化するので、フィードフォワー
ド量が0からある値になり、速度指令を増やす。従っ
て、指令パルスの変化に対するモータ25の回転位置制
御すなわち被制御体の位置制御が迅速に行われることに
なり、位置応答の改善に有効である。
置では、位置制御部50等を含む特定用途集積回路の構
成が複雑になることを避けるために、第1のパルス逓倍
器51の前からフィードフォワードのループを分岐させ
ていた。そのため、第1のパルス逓倍器51の逓倍率G
1が変化すると、指令信号Bに対するフィードフォワー
ド量Aの割合(A/B)が変化し、場合によっては、急
激な指令パルス変化に対する即応性が改善されないとい
う難点があった。
御部10をソフトウエアで構成したものによれば、第1
のパルス逓倍器13の後からフィードフォワードのルー
プを分岐させることは容易で、実際に上記実施例では第
1のパルス逓倍器13の後からフィードフォワードのル
ープを分岐させてあるため、第1のパルス逓倍器13に
よる逓倍率G1が変化しても、指令信号Bに対するフィ
ードフォワード量Aの割合が変化することのない即応性
に優れたモータ制御装置を得ることができる。
成した場合、図1に示す実施例のように偏差カウンタ1
5の後に1/G2の値をもつ第1の割算器16を入れ、
また、フィードフォワードループ中に1/G2の値をも
つ第2の割算器19を入れることも容易である。第1、
第2の割算器16,19を入れることにより、第2のパ
ルス逓倍器29の逓倍率G2と、第1、第2の割算器の
値1/G2とが連動するため、第2のパルス逓倍器29
の逓倍率G2が変化しても、指令信号Bに対するフィー
ドフォワード量Aの割合(A/B)および開ループ伝達
関数は変化せず、上記逓倍率G2の変化によって被制御
体の位置制御性能が変わることを防止することができ
る。
2のパルス逓倍器65による逓倍率G2と、割算器53
の値1/Cとを連動させて1/C=1/G2とするのが
望ましい。こうすれば、G2×1/G2=1となり、位置
制御の開ループ伝達関数がG2に対して不変となり、制
御性能がG2の変化によって変わってしまうという問題
はなくなる。しかしながら、図4に示す従来のモータ制
御装置のように位置制御部50等を特定用途集積回路で
構成したものにおいて、第2のパルス逓倍器65による
逓倍率G2と、割算器53の値1/Cとを連動させよう
とすると、特定用途集積回路の構成が複雑になり、コス
ト高になるという理由から、第2のパルス逓倍器65と
割算器53とを別回路とし、それぞれのパラメータG2
と1/Cをスイッチにより設定していた。このような従
来のモータ制御装置によれば、第2のパルス逓倍器65
による逓倍率G2が変化すると、被制御体の位置制御性
能が変わるという難点がある。
倍率G1,G2や第1、第2の演算手段17,21の定数
Kpp,Kffは、前述のように、図3に示すような操
作部において行う。例えば、G1はパラメータナンバー
1番、G2はパラメータナンバー2番と決めておけば、
図3に示す操作盤40によりG1=1〜9999、G2=
1〜9999のように設定することができる。パラメー
タ値表示部42の表示桁数を増やせしてさらに大きな桁
のパラメータ値を設定するようにすることもできるが、
G1、G2ともに9999まで設定できれば、実用上充分
大きな値である。また、G1、G2の値に対応させて位置
制御の演算ビット数も増やさなければならないので、実
用上満足できるところで止めておく。マイクロプロセッ
サは、G1,G2等のパラメータの設定と被制御体の位置
制御も行うので、位置制御のソフトウエアの中で自由に
G1,G2等のパラメータを使用することができる。
後からフィードフォワードのループを分岐させたため、
第1のパルス逓倍器による逓倍率G1が変化しても、指
令信号に対するフィードフォワード量の割合が変化する
ことのない即応性に優れたモータ制御装置を得ることが
できる。
もつ第1の割算器を入れ、フィードフォワードループ中
に1/G2の値をもつ第2の割算器を入れたため、第2
のパルス逓倍器の逓倍率G2と、第1、第2の割算器の
値1/G2とが連動し、第2のパルス逓倍器の逓倍率G2
が変化しても、指令信号に対するフィードフォワード量
の割合は変化せず、上記逓倍率G2の変化によって被制
御体の位置制御性能が変わることを防止することができ
る。
ードバックパルス逓倍処理をソフトウエアで構成するこ
とができるため、指令パルスの逓倍率G1やフィードバ
ックパルスの逓倍率G2を1〜9999倍というように
広い範囲で選択することができる。
ブロック図。
に応じてモータ25の印加電圧を演算しかつそれに応じ
たデューティに変換する電流演算アンプおよびPWM部
24と、この電流演算アンプおよびPWM部24によっ
て駆動されるモータ25と、モータ25の回転速度およ
び回転位置に応じてパルス信号を出力するロータリーエ
ンコーダ26とを有してなる。前記速度演算アンプ23
と上記電流演算アンプおよびPWM部24とによって駆
動アンプを構成している。
Claims (2)
- 【請求項1】 指令パルスをカウントしてカウント値を
出力する指令用カウンタと、 指令用カウンタの出力をG1倍する第1のパルス逓倍器
と、 被制御体の位置を検出するエンコーダと、 エンコーダの検出パルスをカウントしてカウント値を出
力する帰還用カウンタと、 帰還用カウンタの出力をG2倍する第2のパルス逓倍器
と、 第1のパルス逓倍器と第2のパルス逓倍器による逓倍パ
ルス相互の偏差をカウントする偏差カウンタと、 偏差カウンタの出力を1/G2にする第1の割算器と、 第1のパルス逓倍器の出力を1/G2にする第2の割算
器と、 第1の割算器の出力と第2の割算器の出力とを加算して
速度指令を出力する加算器と、 上記加算器の速度指令出力に応じて被制御体駆動用モー
タを駆動する駆動アンプとを具備してなるモータ制御装
置。 - 【請求項2】 第1の割算器の出力を定数倍する第1の
演算手段と、第2の割算器の出力を定数倍する第2の演
算手段とを具備してなる請求項1記載のモータ制御装
置。
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1992
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JP2002112566A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ制御装置 |
WO2006011519A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | サーボ制御装置 |
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JP2006332893A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Nidec-Shimpo Corp | 高速パルスの生成装置及び高速パルスの生成方法 |
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