JPH05181423A - 表示部材 - Google Patents

表示部材

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JPH05181423A
JPH05181423A JP3346895A JP34689591A JPH05181423A JP H05181423 A JPH05181423 A JP H05181423A JP 3346895 A JP3346895 A JP 3346895A JP 34689591 A JP34689591 A JP 34689591A JP H05181423 A JPH05181423 A JP H05181423A
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JP
Japan
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thermochromic
layer
electrodes
heating element
display member
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Application number
JP3346895A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobu
真 小夫
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の絵、文字や動画の表示ができて、表示
された情報のメモリー作用があり、低消費電力で、かつ
製造コストの安いフラットタイプの表示部材を提供す
る。 【構成】 互いに対向して設けられた少なくとも一対の
電極と、制御装置により発熱が制御されるサーモクロミ
ック層とを有し、前記電極間にサーモクロミック層を挾
持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サーモクロミックを
用いてシート状に形成した感熱記録体を用いたフラット
パネルの表示部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術において、数字、英字、かた
かなや簡単な図形を表示するフラットパネルの表示部材
には、LED(発光ダイオード)、PDP(プラズ
マ)、VDF(蛍光表示管)やLCD(液晶)などが実
用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の表
示部材は表示作動中に電圧の印加を継続して行わなけれ
ばならないので、低消費電力化には不向きであり、又そ
れらの素子を製造するにはクリーンルームや結晶成長等
の設備が必要であって、製造コストが高いという問題が
ある。
【0004】そこでこの発明の目的は、所望の絵、文字
や動画の表示もできて、表示された情報のメモリー作用
があり、低消費電力で表示部材の製造コストの安いフラ
ットパネルの表示部材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1の発明は、互いに対向
して設けられた少なくとも一対の電極と、制御装置によ
り発熱が制御されるサーモクロミック層とを有し、前記
電極間に前記サーモクロミック層が挾持されていること
を特徴とするものである。請求項2の発明は、互いに対
向して設けられた少なくとも一対の電極と、制御装置に
より発熱が制御される発熱体層と、サーモクロミック層
とを有し、前記電極間に発熱体層と前記サーモクロミッ
ク層とが重ねて挾持されていることを特徴とするもので
ある。請求項3の発明は、互いに対向して設けられた少
なくとも一対の電極と、制御装置により発熱が制御され
る発熱体層と、サーモクロミック層とを有し、前記電極
間に発熱体層を挾持し、一方の電極を挾み、前記発熱体
層の反対側に前記サーモクロミック層が設けられている
ことを特徴とするものである。請求項4の発明は、請求
項1ないし3の発明において、サーモクロミック層が島
状又は格子状のパターンで形成されたものである。請求
項5の発明は、請求項1ないし3の発明において、制御
装置により発熱体層が情報の消去時と書き込み時との2
レベルで制御されるものである。請求項6の発明は、互
いに対向して設けられた少なくとも一対の電極と、制御
装置により発熱が制御される発熱体と、サーモクロミッ
ク体とを有し、前記電極間に前記発熱体を挾持し、この
発熱体の胴体部に密着させてサーモクロミック体が設け
られていることを特徴とするものである。請求項7の発
明は、請求項6の発明において、サーモクロミック体が
島状又は格子状のパターンで形成され、前記サーモクロ
ミック体のパターンの内側又はパターンの周囲に発熱体
が設けられているものである。請求項8の発明は、請求
項6の発明において、制御装置により発熱体が情報の消
去時と書き込み時との2レベルで制御されるものであ
る。請求項9の発明は、互いに対向して設けられた少な
くとも一対の電極と、サーモクロミック層とを有する表
示部材において、前記表示部材の表面に断熱部材が設け
られていることを特徴とするものである。請求項10の発
明は、互いに対向して設けられた少なくとも一対の電極
と、サーモクロミック層とを有する表示部材において、
前記表示部材に恒温部材が設けられていることを特徴と
するものである。請求項11の発明は、互いに対向して設
けられた少なくとも一対の電極と、サーモクロミック層
とを有する表示部材において、前記表示部材に冷却部材
が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1の発
明は、互いに対向して設けられた電極間にサーモクロミ
ック層が挾持されており、その電極間に制御装置により
通電されると、その電極の対向する交点部分のサーモク
ロミック層の発熱が制御されて、サーモクロミック層が
可視化される。請求項2の発明は、互いに対向して設け
られた電極間に制御装置により通電されると、その電極
の対向する交点部分の発熱体層の発熱が制御されて、そ
れが接触している部分のサーモクロミック層が可視化さ
れる。請求項3の発明は、互いに対向して設けられた電
極間に制御装置により通電されると、その電極の対向す
る交点部分に狭持されている発熱体層の発熱が制御され
て、その電極を挾み、前記発熱体層の反対側に設けられ
ているサーモクロミック層のその部分が可視化される。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明
において、サーモクロミック層が島状又は格子状のパタ
ーンで形成されているので、電極間に制御装置により通
電されると、サーモクロミック層がそのパターン毎に可
視化される。請求項5の発明は、請求項1ないし3の発
明において、制御装置により発熱体層に2レベルの発熱
を行わせ、サーモクロミック層に可視化をさせて情報の
書き込みや消去を行う。請求項6の発明は、互いに対向
して設けられた電極間に制御装置により通電されると、
発熱体の発熱が制御されて、発熱体の胴体部に密着させ
て設けたサーモクロミック体が可視化される。請求項7
の発明は、請求項6の発明において、サーモクロミック
体が島状又は格子状のパターンで形成され、前記サーモ
クロミック体のパターンの内側又はパターンの周囲に発
熱体が設けられているので、電極間に制御装置により通
電されると、サーモクロミック体がそのパターン毎に可
視化される。請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、制御装置により発熱体に2レベルの発熱を行わせ、
サーモクロミック体が可視化されて、情報の書き込みや
消去を行う。請求項9の発明は、表示部材の表面に断熱
部材が設けられているので、外部に熱の放射を防止す
る。請求項10の発明は、表示部材に恒温部材が設けられ
ているので、サーモクロミック層に熱バイアスをかけ、
又環境が低温の場合、サーモクロミック層を所定の温度
に保持する。請求項11の発明は、表示部材に冷却部材が
設けられているので、表示部材の異常な加熱を防止す
る。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図1〜8に示す。図1に
示すこの発明の第1実施例とそれ以外の他の実施例とは
多くの部分において共通するので、このような部分につ
いては、第1実施例と同一の符号を引用して、その説明
を省略し、主として異なる部分について説明する。
【0008】この第1実施例を示す図1において、フラ
ットパネルの表示部材1は通電により発熱が制御される
サーモクロミック層3を、互いに対向して設けられてい
る電極2の間に挾み込んで構成する。この第1実施例に
用いる電極2はストライプ状のもので、対向する電極2
は互いに交差するように配置する。図1に表示部材1の
構成断面と電極2の配置の状態を示す。このような構成
において、サーモクロミック層3が可視化する点を決定
するのは対向する一対の電極2の交点であり、その可視
化は印加する電圧による通電量の制御で行う。又それぞ
れの電極2には図示しない導電線が接続されており、図
示しない制御装置に接続されていて、この制御装置が電
極間に所定の電圧を印加することによりサーモクロミッ
ク層3に通電が行われる。制御装置から表示部材1を駆
動する信号が送られてくると、サーモクロミック層3は
その信号によって指令どうりの発熱をし、その熱がサー
モクロミック材に伝わり、加熱温度によりサーモクロミ
ック層3の可視化を可逆的に行い、情報の書き込み、消
去を行う。又サーモクロミック層3を対向して設けられ
た電極2の交点の部分のみに島状に形成してもよい。こ
の形状は島状だけでなくて格子状、斜め格子状でもよ
く、これらは熱の拡散を防ぐのに有効な形状である。
【0009】この第1実施例におけるサーモクロミック
材は発色性の材料を用いたが、サーモクロミック材には
室温で白濁状態にあって、それ以上の所定の温度で透明
化するものも用いることができる。このようなサーモク
ロミック材を慣用されている種々のバインダーと共に混
合し、ブレード、ワイヤーバー、浸漬、印刷又はスプレ
ー塗装等でサーモクロミック基体上に塗布して表示部材
1を製造する。慣用のバインダーは、アクリル酸共重合
体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニー
ル、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリル酸エス
テル類、塩化ビニール/酢酸ビニール共重合体、スチレ
ン共重合体、ポリエステル、ポリウレタン等がある。上
記の材料を用いると黒色をはじめ各色のカラー発色が可
能である。又その製造には前述のような設備を必要とせ
ず、前記のような製膜法でよく、薄層のサーモクロミッ
ク層3をつくることができて、構成材料が安いので、表
示部材1のコストも下げられる。
【0010】前記におけるサーモクロミック材の特性例
を図2に示す。グラフの縦軸は発色濃度(可視化度)
で、横軸はサーモクロミック材を加熱する温度を示す。
図2において、最初に消色状態Aで恒温状態T0にある
表示部材1は温度T2まで昇温すると、濃度はBの値に
なる。温度T2から恒温状態T0に表示部材1の温度を下
げると、濃度Bの状態がほぼ保持され同濃度Cになる。
次に、恒温状態T0で濃度Cにある表示部材1を温度T1
まで昇温すると、点線の状態で濃度が下がり消色状態D
になり、恒温状態T0になっても消色状態Aが保持され
ている。上記の様な特性を示すサーモクロミック材料
を、図1に示すようなストライプ構成の電極2に挾み、
一対の電極2間の交点に電圧印加をすると、通電により
サーモクロミック層3が抵抗体となり、サーモクロミッ
ク層3そのものが発熱する。サーモクロミック層3が発
熱した結果、サーモクロミック材が昇温して図2に示す
発色状態になる。電極2への電圧印加を停止した後もサ
ーモクロミック層3は発色した状態を持続する。サーモ
クロミック層3が抵抗体として機能しない低抵抗の場合
は、フィラーにより抵抗値をコントロールする方法を採
る。
【0011】以上のような構成で情報の書き込みには図
2の特性でサーモクロミック材料層の温度が、T0から
1に昇温する通電量を与える。このような通電量が与
えられると、前に書き込まれた情報がどの濃度にあろう
とも消去され、次の画面で情報が書き込まれなければ、
この通電量で止める。もし次の画面で情報が書き込まれ
るのであれば、更に通電量を上げると、温度T1からT2
にサーモクロミック層3が昇温して発色し、情報が書き
込まれる。温度T1からT2の間では、その温度間の温度
に達した濃度で情報の書き込みが行われる。これは濃度
階調の表現となる。昇温温度をすべてT2になるよう制
御して、通電量を変えるか、又は画素の集合で表現され
る面積階調での表現も可能になる。通電量は、次式で示
される電力密度が1例としてあげられる。従って、その
制御は対向する電極2間に印加される電圧がその1つで
ある。 電力密度=消費電力(mW)/通電部分の面積(cm2
=(電圧2/通電体の抵抗)×(1/通電部分の面積) 又通電量を変える他に、対向する電極2間の面積を変え
ることで、通電部分の面積が変わり電力密度を変えるこ
とができる。
【0012】この発明の第2実施例を図3に示す。この
第2実施例は、サーモクロミック層3が抵抗体として機
能しない低抵抗のものを用いる場合、通電により発熱す
る発熱体層4とサーモクロミック層3とを重ねて構成
し、互いに対向して設けられている電極2と1枚板の電
極5との間に挾んで設けたものである。これはサーモク
ロミック層3の抵抗値が低い場合、サーモクロミック層
3が電極として機能してしまうので、発熱体層4側の電
極2はストライプ状ではなく1ドットの形状としてあ
る。又図3に示すように、その機能を確実にするため
に、サーモクロミック層3側の電極は1枚板の電極5を
用いている。この第2実施例において、電極2と1枚板
の電極5との間に通電されると電極2と発熱体層4との
当接部分が発熱してそこに接しているサーモクロミック
層3のその部分が可視化する。
【0013】この第2実施例に用いる発熱体層4の材料
は、金属の硼化物でランタン、バナジウム、クロム、モ
リブデン、タングステン、チタン、タンタル、ハフニウ
ム、ジルコニウム等があげられる。その他、タンタル-
SiO2の混合物、窒化タンタル、ニクロム、銀-パラジ
ウム合金、シリコン半導体等がある。これらを蒸着やス
パッタリングで所望の形状に成形して発熱体層4を製造
する。又樹脂にカーボンを分散したものを薄層に塗布す
ることで発熱体層4とすることもできる。そのほか酸化
インジウム(ITO)も透明な発熱体層4として使用で
きる。いずれの材料を用いても薄層の発熱体層4を作る
ことができて、これらはいずれも製造コストが安価であ
る。この第2実施例において、ITOの透明発熱体を用
いた場合は、サーモクロミック層3の発色が見えるもの
となる。
【0014】この発明の第3実施例を図4に示す。この
第3実施例は、互いに対向して設けられている電極2の
間に通電により発熱する発熱体層4を挾持し、いずれか
一方の電極を挾み、前記発熱体層4の反対側にサーモク
ロミック層3を設けたものである。この第3実施例にお
いて、対向する電極2はともにストライプ状のもので構
成し、サーモクロミック層3は電気的高抵抗のものを用
いる。
【0015】この発明の第4実施例を図5に示す。この
第4実施例は、第3実施例において、サーモクロミック
層3を互いに対向して設けられた電極2の交点の部分の
みに島状に形成して設けたものである。これはサーモク
ロミック層3の電気的抵抗による構成の制限をなくした
り、熱の拡散を防ぐものである。島状に形成されたサー
モクロミック層3の周囲は、誘電体、可撓性のある耐熱
材8などで構成し、サーモクロミック層3を固定する。
又発熱体層4をサーモクロミック層3と同様に、対向し
て設けられた電極2の交点の部分のみに島状に形成して
もよい。又発熱体層4とサーモクロミック層3との2層
とも島状に形成してもよい。この形状は島状だけでなく
て格子状、斜め格子状でもよい。
【0016】この発明の第5実施例を図6に示す。この
第5実施例は、互いに対向して設けられた電極2の間に
発熱体6を挾持して設け、サーモクロミック体7を発熱
体6と同一の厚さに形成し、発熱体6の胴体部に密着し
て設けたものである。この第5実施例において、発熱体
6のパターンは角柱状としたが、島状、格子状、又は斜
め格子状パターンでもよい。
【0017】図7に図6に示す第5実施例における他の
実施例を示す。この実施例は発熱体6の周囲に円筒状に
サーモクロミック体7を設けたものである。発熱体6の
熱は同心円的に広がり、サーモクロミック体7を加熱し
て可視化させる。図7において、サーモクロミック体7
を発熱体6の周囲に円筒状に設けたが、図示してない
が、サーモクロミック体7が発熱体6を取り囲むように
した1枚の層で構成してもよい。又図示してないが発熱
体6の内側にサーモクロミック体7を設けてもよい。
【0018】この発明の第6実施例を図8に示す。この
第6実施例は、サーモクロミック層3と、電極2に挾持
された発熱体層4とで構成された表示部材1の表面に断
熱シート9のカバーを設けたものである。断熱シート9
の厚さは1mm厚以下の比較的耐熱温度の高い材料が選定
され、表示部材1との間に空気の断熱層12を保ち、可撓
性を持った断熱部材が構成できる。この断熱部材は表示
部材1から放射される熱を遮断して、表示部材1の面の
昇温による熱からオペレータや使用者をより安全に保護
する。
【0019】図9に示すこの発明の第7実施例は、サー
モクロミック層3と、電極2に挾持された発熱体層4と
で構成された表示部材1において、その両端にストライ
プ状の電極11を有するITOの透明発熱体層10がサーモ
クロミック層3の前面に設けてあり、前記断熱シート9
とで恒温部材を構成している。この透明発熱体層10を発
熱させて、サーモクロミック層3の可視化をさせる場
合、加熱のバイアス部材として用い、可視化のための速
度を早めることができたり、低温時に所定の温度までサ
ーモクロミック層3を昇温したり、保温や恒温状態を保
つことを行っている。上述の例に限らず、発熱体層4と
電極2の構成と制御装置の通電制御とにより、同様の目
的を達成することもできる。
【0020】図10に示すこの発明の第8実施例は、サー
モクロミック層3と、電極2に挾持された発熱体層4と
で構成された表示部材1において、表示部材1と、断熱
シート9とで構成された断熱層12内に空気流を作ること
で、均一な熱バイアス状態をサーモクロミック層3に与
え、断熱部材としての機能のほかに冷却機能を持たせた
冷却部材とすることができて表示部材1の過熱を防いで
いる。この冷却機能を高めるために、図示してないがフ
ァンなどの空気強制循環装置やヒートパイプなどの熱交
換手段を設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1の発明は、互いに対向して設けられた少なくとも一対
の電極と、制御装置により発熱が制御されるサーモクロ
ミック層とを有し、前記電極間に前記サーモクロミック
層が挾持されているので、サーモクロミック層を通電に
よる発熱材として可視化を行うことができて、そのメモ
リー作用に電力を消費することなく、又文字や動画など
の表示ができ、更に電極でサーモクロミック層をサンド
イッチにすることで、その厚みを薄く、かつ軽くでき、
運搬性や機能性に優れたフラットタイプの表示部材が安
価に製造できるという効果がある。請求項2の発明は、
互いに対向して設けられた少なくとも一対の電極と、制
御装置により発熱が制御される発熱体層と、サーモクロ
ミック層とを有し、前記電極間に発熱体層とサーモクロ
ミック層とが重ねて挾持されているので、サーモクロミ
ック層と発熱体層を分離することで、サーモクロミック
層自体の通電と発熱の機能が分離できて、機能に見合っ
た最適な材料を選択でき、情報の書き込み、消去の高速
性や演色性に優れた表示部材ができるという効果があ
る。請求項3の発明は、互いに対向して設けられた少な
くとも一対の電極と、制御装置により発熱が制御される
発熱体層と、サーモクロミック層とを有し、前記電極間
に発熱体層を挾持し、一方の電極を挾み、発熱体層の反
対側にサーモクロミック層が設けられているので、サー
モクロミック層と発熱体層を分離することで、サーモク
ロミック層自体の通電と発熱の機能が分離できるので、
サーモクロミック層を通電による劣化から防止できて、
その寿命を長くすることができ、更に機能に見合った最
適な材料を選択でき、情報の書き込み、消去の高速性や
演色性に優れた表示部材ができるという効果がある。請
求項4の発明は、請求項1ないし3の発明おいて、サー
モクロミック層が島状又は格子状のパターンで形成され
ているので、熱拡散が防止されて、熱効率を高め、更に
そのパターン毎に可視化が行われ、その部分が限られた
領域になるので、その面積にばらつきが無くなり、均一
な画素形成ができて、高画質な画像が得られ、又島状や
格子状のパターンでは文字やラインにおける画質が向上
し、特に斜め格子状のパターンでは、絵及び斜線のぎざ
ぎざが改善されて、画質が向上するという効果がある。
請求項5の発明は、請求項1ないし3の発明において、
制御装置が情報の消去時と書き込み時との2レベルの制
御を行うので、通電量を変えることで、1組の電極で書
き込みと消去の両機能を持たせられるため、表示部材の
構成が簡略化できて、製造の歩留まりの向上と製造コス
トの低減ができるという効果がある。請求項6の発明
は、互いに対向して設けられた少なくとも一対の電極
と、制御装置により発熱が制御される発熱体と、サーモ
クロミック体とを有し、前記電極間に発熱体を挾持し、
この発熱体の胴体部に密着させてサーモクロミック体を
設けているので、サーモクロミック体と発熱体とが密着
されていて、サーモクロミック層への熱伝達効率が向上
して、その可視化の応答速度をあげることができるとい
う効果がある。請求項7の発明は、請求項6の発明にお
いて、サーモクロミック体が島状又は格子状のパターン
で形成されているので、熱拡散が防止されて、熱効率を
高め、更にそのパターン毎に可視化が行われ、その部分
が限られた領域になるので、その面積にばらつきが無く
なり、均一な画素形成ができて、高画質な画像が得ら
れ、又島状や格子状のパターンでは文字やラインにおけ
る画質が向上し、特に斜め格子状のパターンでは、絵及
び斜線のぎざぎざが改善されて、画質が向上するという
効果がある。請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、制御装置が情報の消去時と書き込み時との2レベル
の制御を行うので、通電量を変えることで、1組の電極
で書き込みと消去の両機能を持たせられるため、表示部
材の構成が簡略化できて、製造の歩留まりの向上と製造
コストの低減ができるという効果がある。請求項9の発
明は、表示部材の表面に断熱部材を設けたので、発熱の
外部放射を防止して、オペレータへの熱的保護ができ、
安全が確保されるという効果がある。請求項10の発明
は、表示部に恒温部材を設けたので、サーモクロミック
層に熱バイアスをかけることができて、書き込み時の熱
エネルギーの効率化が図れ、書き込みの高速化ができ、
又表示部材の使用環境温度が低温の場合に、充分使用に
耐え得るように保温して、トラブルのない状態で用いる
ことができ、信頼性が向上するという効果がある。請求
項11の発明は、表示部に冷却部材を設けたので、サーモ
クロミック層の異常な加熱を防止し、長時間の連続使用
にもトラブルなく用いることができ、信頼性が向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略斜視図であ
る。
【図2】同上のサーモクロミックの可視的変化の状態と
温度の関係を示す特性図である。
【図3】同上の第2実施例を示す概略斜視図である。
【図4】同上の第3実施例を示す概略斜視図である。
【図5】同上の第4実施例を示す概略斜視図である。
【図6】同上の第5実施例を示す概略斜視図である。
【図7】同上の第5実施例におけるサーモクロミック層
が発熱体を囲む円筒状のものの斜視図である。
【図8】同上の第6実施例を示す概略斜視図である。
【図9】同上の第7実施例を示す概略斜視図である。
【図10】同上の第8実施例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 表示部材 2 電極 3 サーモクロミック層 4 発熱体層 5 1枚板の電極 6 発熱体 7 サーモクロミック体 8 耐熱材 9 断熱シート 10 透明発熱体層 11 ストライプ状電極 12 断熱層 13 パルス電源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して設けられた少なくとも一
    対の電極と、制御装置により発熱が制御されるサーモク
    ロミック層とを有し、前記電極間に前記サーモクロミッ
    ク層が挾持されていることを特徴とする表示部材。
  2. 【請求項2】 互いに対向して設けられた少なくとも一
    対の電極と、制御装置により発熱が制御される発熱体層
    と、サーモクロミック層とを有し、前記電極間に前記発
    熱体層と前記サーモクロミック層とが重ねて挾持されて
    いることを特徴とする表示部材。
  3. 【請求項3】 互いに対向して設けられた少なくとも一
    対の電極と、制御装置により発熱が制御される発熱体層
    と、サーモクロミック層とを有し、前記電極間に前記発
    熱体層を挾持し、一方の電極を挾み、前記発熱体層の反
    対側に前記サーモクロミック層が設けられていることを
    特徴とする表示部材。
  4. 【請求項4】 サーモクロミック層が島状又は格子状の
    パターンで形成されている請求項1ないし3のいずれか
    の表示部材。
  5. 【請求項5】 制御装置により発熱体層が情報の消去時
    と書き込み時との2レベルで制御される請求項1ないし
    3のいずれかの表示部材。
  6. 【請求項6】 互いに対向して設けられた少なくとも一
    対の電極と、制御装置により発熱が制御される発熱体
    と、サーモクロミック体とを有し、前記電極間に発熱体
    を挾持し、この発熱体の胴体部に密着させて前記サーモ
    クロミック体が設けられていることを特徴とする表示部
    材。
  7. 【請求項7】 サーモクロミック体が島状又は格子状の
    パターンで形成され、前記サーモクロミック体のパター
    ンの内側又はパターンの周囲に発熱体が設けられている
    請求項6の表示部材。
  8. 【請求項8】 制御装置により発熱体が情報の消去時と
    書き込み時との2レベルで制御される請求項6の表示部
    材。
  9. 【請求項9】 互いに対向して設けられた少なくとも一
    対の電極と、サーモクロミック層とを有する表示部材に
    おいて、前記表示部材の表面に断熱部材が設けられてい
    ることを特徴とする表示部材。
  10. 【請求項10】 互いに対向して設けられた少なくとも
    一対の電極と、サーモクロミック層とを有する表示部材
    において、前記表示部材に恒温部材が設けられているこ
    とを特徴とする表示部材。
  11. 【請求項11】 互いに対向して設けられた少なくとも
    一対の電極と、サーモクロミック層とを有する表示部材
    において、前記表示部材に冷却部材が設けられているこ
    とを特徴とする表示部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014080046A1 (es) * 2012-11-23 2014-05-30 Vera Llavería David Elemento de recubrimiento y/o decorativo con superficie de diseño cambiante a voluntad mediante control de su temperatura

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WO2014080046A1 (es) * 2012-11-23 2014-05-30 Vera Llavería David Elemento de recubrimiento y/o decorativo con superficie de diseño cambiante a voluntad mediante control de su temperatura

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