JPH0518084Y2 - - Google Patents

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JPH0518084Y2
JPH0518084Y2 JP9172487U JP9172487U JPH0518084Y2 JP H0518084 Y2 JPH0518084 Y2 JP H0518084Y2 JP 9172487 U JP9172487 U JP 9172487U JP 9172487 U JP9172487 U JP 9172487U JP H0518084 Y2 JPH0518084 Y2 JP H0518084Y2
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JP
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arm
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cutter
spring
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、本体と、本体に装架された原動機
と、本体に取着されかつその前方へ突出するアー
ムと、アームの先端部に回転可能に取付けられた
カツターと、アームに沿つて延在しかつ原動機の
動力をカツターへ伝達するベルトとを有する種類
のエンジンカツターに関する。
従来の技術 このようなエンジンカツターの従来例として、
本体に後端部を取着しその前方へ突出するアーム
に沿つて延在しかつ例えば、米国特許第4620367
号公報に示される如く、本体の原動機からアーム
先端部のカツターへ動力を伝達するベルトの張力
を調節するために、アームの長手方向に配置され
てアームに螺合しかつ先端部を本体部分に当接さ
せたねじ棒部材を設けており、ベルトの張力の調
節に際し、アームを本体に固定しているナツト等
の固定装置をゆるめ、ねじ棒部材を回動してアー
ムを本体に対して相対的に長手方向へ移動させて
べルトの張力を所望の強さに調節し、この状態で
前記固定装置を再び締付けてアームを本体に固定
する調節手順を要するエンジンカツターが知られ
ている。また、別の従来例として、例えば、米国
特許第3893240号公報に示される如く、本体に設
けられたばね座とアームに設けられたばね座との
間にばねを介在させてアームを本体に対して長手
方向へ押圧し、それによりベルトに張力を与える
ように構成されたエンジンカツターも知られてい
る。
考案が解決しようとする問題点 上記した前者の従来例では、操作者がねじ棒部
材を回動してベルトの張力を確認しながら調節し
なければならず、このため調節作業に時間と手間
がかかるという欠点がある。また、後者の従来例
ではべルトが長時間の使用で比較的長く延びた場
合には、ばね力が弱くなりベルトに適性な張力を
与えることができなくなるという欠点がある。
そこで、本考案はこのような従来のエンジンカ
ツターの問題点を解決するためにアームの位置決
めとは別にばねに一定の押圧力を与えさせてベル
トに所望の張力を得るものであり、ベルトの張力
の調節を迅速かつ容易に行うことができ、ベルト
の張力を常に適正に保つてベルトの長期使用を可
能にしたエンジンカツターを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本考案によれば、前記した種類のエンジンカツ
ターは、アームの溝穴に本体の植込ボルトを通し
かつ植込ボルトにナツトを螺着してアームを本体
に取着し、本体にアームの長手方向に延在するね
じ棒部材を取付けると共にねじ棒部材の先端部を
アームに設けられた案内部に対して長手方向へ移
動可能に支持し、ねじ棒部材の中間部にナツト部
材を螺着すると共に案内部に隣接してばね座部材
をねじ棒部材に対して移動可能に取付け、ナツト
部材及びばね座部材の間にばねを設けてばね座部
材を案内部に当接させ、アームを常時前方へ押圧
し、かつばねを所定の長さに保つ位置にナツト部
材を位置決めするためにナツト部材に対面する前
記アームのカバーの部分に窓を形成した構成を特
徴とする。
作 用 従つて、本考案に係るエンジンカツターは、ア
ームを本体に固定しているナツトをゆるめると、
ナツト部材及び案内部の間に設けられたばねの作
用によつてアームは本体に対して前方へ押圧され
て自動的にベルトに所定の張力を与えることがで
き、またナツト部材とカバーの窓との相対位置に
よりナツト部材を合わせて位置決めすることによ
つて所定のばね力を簡単に維持することができ
る。
実施例 次に、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。
本実施例のエンジンカツターは、図示したよう
に、本体1と、該本体1に原動機として装架され
た内燃機関2と、本体1の一側部に後述するよう
にして後端部を取着しかつ本体1の前方へ突出す
るアーム3と、該アーム3の先端部に回転可能に
取付けられた円板状カツター4と、前記内燃機関
2の出力軸5に取付けられた小径ベルト車6及び
カツター4の回転軸7に取付けられた大径ベルト
車8の間に張設されてアーム3に沿つて長手方向
に延在し、カツター4を回転駆動する無端Vベル
ト9とを含む。
アーム3は、好ましくはアルミニウム合金など
のような、比較的軽くて剛性のある材料で成形さ
れており、かつアーム3の上下両側に長手方向に
延在する台形断面形状の細長い箱形部分10及び
11と、これら箱形部分10及び11の間に一体
に形成された中央部分12とを有する。箱形部分
10及び11はアーム3の長手方向中心線に対し
て互いに対称形に形成されており、かつそれぞれ
の箱形部分は、中央部分12に連続する底部13
がそれと反対側の頂部14より長い幅を有し、か
つ本体1と反対側の側部は外部へ開いており、か
つ取外し可能なカバー15によつて閉じられてい
る。
アーム3の中央部分12は、その後端部寄りに
横方向に厚さを増した厚肉部分16を形成してお
り、この厚肉部分16の厚さは箱部分10及び1
1のそれぞれの底部13の幅より小さくかつ頂部
14の幅より大きい値を有する。厚肉部分16
は、アーム3の長手方向中心線に沿つて長手方向
に離隔して形成された一対の溝穴17及び18を
形成して有し、これら溝穴17,18に、本体1
の側部に植設されて横方向に延びる植込みボルト
19及び20がそれぞれ貫通している。該植込み
ボルト19及び20のそれぞれは、その先端部に
形成されたねじ部にナツト21を螺着され、それ
ぞれのナツト21を締め付けることによつてアー
ム3を本体1に強固に固定する。
本体1の前側の植込みボルト19にねじ棒部材
22が取付けられている。該ねじ棒部材22はそ
の一端に一体に形成された円筒状の頭部23を有
し、該頭部23は横方向穴24を有している。こ
の横方向穴24に前記植込みボルト19が貫通さ
れてねじ棒部材22の頭部23をアーム3の中央
部分12の溝穴17内に配置しかつねじ棒部材2
2を植込ボルト19に対して嵌着している。他方
の植込ボルト20及びねじ棒部材22の頭部23
はアーム3の中央部分12の溝穴17及び18の
上下方向幅より僅かに小さい寸法の外径を有し、
かつ溝穴18及び17とそれぞれ協働してアーム
3の長手方向移動を許すがアーム3の上下方向の
移動を阻止するようになつている。ねじ棒部材2
2はその頭部23から溝穴17内を前方へ延び、
該溝穴17に続くアーム3の厚肉部分16の前方
端部に形成された溝穴25を貫通しかつ更に前方
へ延在している。
アーム3は、厚肉部分16の前方端部の前方
に、長手方向に細長い空所26を形成して有して
いる。更に、アーム3には、前記空所26の中間
部分を上下方向に横切るように配置された案内部
27が箱形部分10及び11と一体に設けられて
いる。案内部27はアーム3の長手方向中心線と
整合するように配置された穴を有しており、この
穴にねじ棒部材22の先端部28が貫通されて摺
動可能に案内保持されている。ねじ棒部材22
は、アーム3の厚肉部分16の前方端の溝穴25
と案内部27との間の空所26内に位置する中間
部の外周にねじ部29を形成しており、このねじ
部29にナツト部材30が螺着されている。更
に、前記ねじ棒部材22はナツト部材30と対向
するようにばね座部材31を摺動可能に支持して
おり、かつナツト部材30及びばね座部材31の
間に圧縮コイルばね32が介装されている。この
ためナツト部材30はばね32の一方の端部を受
けるばね座部材として作用し、かつ他方のばね座
部材31はばね32の他方の端部を受けてそのば
ね力によつて案内部材27に対して圧接され、そ
れにより案内部27を、従つてアーム3全体を本
体1に対して常時前方へ押圧する。アーム3はそ
の空所26を前記カバー15で閉じられており、
該カバー15は前記ナツト部材30に対面する部
分に窓34を形成しており、操作者が外部から窓
34を通してナツト部材30を回動し得るように
なつている。更に、前記窓34の前端縁35は、
ベルト9に所望の張力を与えるばね力を生じるた
めにばね32を所定の長さに維持する位置にナツ
ト部材30がある時に、ナツト部材30の周囲フ
ランジ部36の端面と一致するような位置に形成
されている。
すなわち、前記窓34の前端縁35とナツト部
材30の周囲フランジ部36とが位置決め手段と
して利用される。
上記した構成により、ベルト9の張力を調節す
る時に、操作者は植込ボルト19及び20に螺着
されているナツト21をゆるめる。そうすると、
アーム3は圧縮コイルばね32の作用によつて本
体1に対して相対的に前方へ移動され、かつナツ
ト部材30の周囲フランジ部36の端面がカバー
33の窓34の端縁35と一致する位置に位置決
めされてれば、ばね32のばね力とベルト9の張
力とを自動的に釣合わせる。この状態でナツト2
1を植込ボルト19及び20に対して締付けてア
ーム3を本体1に固定し、ベルト9の張力の調節
を行うことができる。
所定の長さより長目のベルトを使わざるを得ぬ
場合、又は長期間の使用により伸び過ぎているベ
ルトの張力の調節の場合には、ナツト21をゆる
めると、ばね32は比較的長く伸長されてばね力
が弱められるので、ベルトに所望の張力を得るこ
とができない場合が起こる。このような場合に
は、ナツト部材30の周囲フランジ部36の端面
がカバー15の窓34の前端縁35に一致するよ
うにナツト部材30をねじ棒部材22に対して回
動させてナツト部材30をばね座部材31の方へ
前方へ移動させ、ばね32が所望のベルトの張力
を得るに必要なばね力を保有する位置に位置決め
し、前記した手順によつてベルトの張力の調節を
行うことができる。このように、ナツト部材31
の周囲フランジ部36の端面をカバー33の窓3
4の前端縁35を合わせることによつて、ばね3
2の長さ即ちばね力を常に一定に維持することが
でき、ベルト9に所望の張力を容易に与えること
ができる。
考案の効果 以上説明した本考案の構成により、本考案は、
アームの溝穴に本体の植込ボルトを通しかつ植込
ボルトにナツトを螺着してアームを本体に取着
し、本体にアームの長手方向に延在するねじ棒部
材を取付けると共にねじ棒部材の先端部をアーム
に設けられた案内部に隣接してばね座部材を移動
可能に取付け、ナツト部材及びばね座部材の間に
ばねを設けてばね座部材を案内部に当接させ、ア
ームを前方へ押圧し、かつナツト部材をカバーの
窓に合せてばねを所定の長さに保つ位置にナツト
部材を位置決めするように構成されており、この
ためアームを本体に固定しているナツトをゆるめ
るだけで自動的にベルトに所望の張力が与えら
れ、ベルトに張力を付与するばねはナツト部材を
カバーの窓に合せて回動することによつて簡単に
所定のばね力を保有するように一定のばね長さに
設定され、ベルトの張力を常に一定の適正値にし
てベルトの使用寿命を伸ばすことができ、また長
期間の使用によるベルトの過大な弛みに対しても
迅速、正確に対応することができ、エンジンカツ
ターの安定した動作を保証し、かつ、構造が簡単
で便利であるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジンカツターの一実
施例を示す破断側面図であり、第2図は第1図の
エンジンカツターの破断平面図であり、第3図は
第1図の線A−Aに沿つた断面図である。 1……本体、2……原動機、3……アーム、4
……カツター、9……ベルト、17,18……溝
穴、19,20……植込ボルト、21……ナツ
ト、22……ねじ棒部材、27……案内部、30
……ナツト部材、31……ばね座部材、32……
ばね、34……窓、35……前端縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体1と、該本体に装架された原動機2と、前
    記本体に取着されかつその前方へ突出するアーム
    3と、該アームの先端部に回転可能に取付けられ
    たカツター4と、前記アームに沿つて延在しかつ
    前記原動機の動力を前記カツターへ伝達するベル
    ト9とを有するエンジンカツターにおいて、前記
    アームの溝穴17,18に前記本体の植込ボルト
    19,20を通しかつ該植込ボルトにナツト21
    を螺着して前記アームを前記本体に取着し、前記
    本体に前記アームの長手方向に延在するねじ棒部
    材22を取付けると共に該ねじ棒部材の先端部2
    8を前記アームに設けられた案内部27に対して
    長手方向へ移動可能に支持し、前記ねじ棒部材の
    中間部にナツト部材30を螺着する共に前記案内
    部に隣接してばね座部材31を前記ねじ棒部材に
    対して移動可能に取付け、前記ナツト部材30及
    び前記ばね座部材の間にばね32を設けて前記ば
    ね座部材を前記案内部に当接させ、前記アームを
    常時前方へ押圧し、かつ前記ばねを所定の長さに
    保つ位置に前記ナツト部材を位置決めするために
    ナツト部材に対面する前記アーム3のカバー15
    の部分に窓34を形成したことを特徴とするエン
    ジンカツター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19619480C2 (de) * 1995-05-16 2003-07-17 Kioritz Corp Antriebskraftübertragungsvorrichtung für tragbare Arbeitsmaschine

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DE19619480C2 (de) * 1995-05-16 2003-07-17 Kioritz Corp Antriebskraftübertragungsvorrichtung für tragbare Arbeitsmaschine

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