JPH05180671A - 軸流羽根車式水道メータ - Google Patents

軸流羽根車式水道メータ

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JPH05180671A
JPH05180671A JP82392A JP82392A JPH05180671A JP H05180671 A JPH05180671 A JP H05180671A JP 82392 A JP82392 A JP 82392A JP 82392 A JP82392 A JP 82392A JP H05180671 A JPH05180671 A JP H05180671A
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Hajime Onoda
元 小野田
Masaaki Okabe
正明 岡部
Hideki Okamoto
秀樹 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピーク値を低下させるとともに、微小流量域
から大流量域まで器差性能の向上を図ることができる軸
流羽根車式水道メータを提供することにある。 【構成】 一端に流入口、他端に流出口を有したケース
の内部に流通路を形成し、この流通路に流体の流体圧を
受けて回転する羽根車を設けた軸流羽根車式水道メータ
において、前記羽根車6を、羽根車軸12を有するボス
18と、このボス18に対して等間隔に放射状に配設さ
れ且つ流体の流通方向に対して傾斜する12枚の羽根1
9とから構成し、前記12枚の羽根19のうち等間隔に
配設された3枚を他の9枚の羽根19よりも肉厚にする
と共に、その肉厚の羽根19aの下流側端面をカットし
て傾斜面を設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道管の途中に据え
付けられ、流体の流体圧を受けて回転する羽根車を有す
る軸流羽根車式水道メータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸流羽根車式水道メータは、円筒
状のケースの一端に流入口、他端に流出口が設けられて
いる。そして、ケースの内部に流通路が形成され、この
流通路には流体の流体圧を受けて回転する羽根車が設け
られている。
【0003】前記羽根車は、羽根車軸を有するボスと、
このボスに対して等間隔に放射状に配設された複数枚の
羽根とからなり、この羽根はその面で流体圧を受けるよ
うに流体の流通方向に対して傾斜し、しかもすべて同一
の厚みに形成されている。
【0004】すなわち、25mmのメータについて説明
すると、羽根車軸を有するボスの周囲には12枚の羽根
が放射状に設けられ、これら羽根の厚さはすべて1.5
mmに形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水道メータ
においては、微小流量域から大流量域まで器差が±0に
近い、つまり器差性能の平坦性と感度の良いことが要求
されている。しかし、器差性能の平坦性と感度との間に
は相反する関係があり、感度を上げるとピーク値が増
え、平坦性が損なわれる傾向にある。
【0006】図5は器差性能曲線図であり、羽根車軸を
有するボスの周囲に12枚の羽根が設けられ、これら羽
根の厚さをすべて1.5mmに形成した従来の羽根車を
25mmのメータに組み込んで計量した場合であり、破
線曲線に示すように、微小流量域での感度は良いが、ピ
ーク値が増えて器差性能の平坦性が損なわれている。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、器差性能曲線のピー
ク値を低下させるとともに、微小流量域から大流量域ま
で器差性能の向上を図ることができる軸流羽根車式水道
メータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、流体の流体圧を受け
て回転する羽根車を、羽根車軸を有するボスと、このボ
スに対して等間隔に放射状に配設され且つ流体の流通方
向に対して傾斜する複数枚の羽根とから構成し、前記羽
根のうち等間隔に配設された数枚を他の羽根よりも肉厚
にすると共に、その肉厚の羽根の下流側端面をカットし
たことにある。また、請求項2は、前記肉厚の羽根の厚
みを、他の羽根の2〜3倍としたことにある。
【0009】
【作用】ボスに対して等間隔に放射状に配設された例え
ば12枚の羽根のうち等間隔に配設された例えば3枚を
他の羽根よりも2〜3倍肉厚にすると、肉厚の羽根と隣
合う羽根との間隔、つまり流体の流通路が狭くなり、流
速が増加して微小流量域で効果が上がる。さらに、肉厚
の羽根の下流側端面をカットすることにより、抵抗が小
さくなり、その分の羽根車の回転数が上がることにな
る。この結果、器差性能曲線のピーク値を低下させると
ともに、微小流量域から大流量域まで器差性能の向上を
図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0011】図4は縦型の軸流羽根車式水道メータを示
し、1は円筒状のケースである。ケース1の下端側には
流入口2を形成する口金3がケース1に対してねじ込み
固定され、ケース1の上端側には流出口4が設けられて
いる。
【0012】ケース1の内部には流通路5が形成され、
この流通路5には後述する羽根車6が設けられている。
流通路5の内部における羽根車6の上流側および下流側
には整流器7,8が固定され、上流側の整流器7の整流
器ボス7aにはピボット軸9がナット10によって固定
され、このピボット軸9に前記羽根車6が回転自在に支
持されている。前記下流側の整流器8の整流器ボス8a
には支持穴11が設けられ、この支持穴11には前記羽
根車6の羽根車軸12が嵌合されている。
【0013】前記整流器7の一部には枢支軸13を支点
として回動自在な回動板14が設けられ、この回動板1
4の自由端側には横方向に突出するピン15が設けられ
ている。
【0014】前記ピン15に対向する前記ケース1の側
壁にはケース1の外部から回転可能な調整軸16が設け
られ、この調整軸16には前記ピン15と係合するスリ
ット17が設けられている。そして、調整軸16を回す
ことにより、ピン15を介して回動板14を枢支軸13
を支点として回動でき、羽根車6に向かう流体の流通方
向を可変することにより、器差調整を可能としている。
【0015】前記羽根車6は、図1〜図3に示すよう
に、羽根車軸12を有するボス18と、このボス18に
対して等間隔に放射状に配設され、且つ流体の流通方向
に対して傾斜する12枚の羽根19とから構成されてい
る。
【0016】前記12枚の羽根19のうち等間隔に配設
された3枚の羽根19aは他の9枚の羽根19よりも2
〜3倍厚く形成されている。したがって、肉厚の羽根1
9aに隣合う羽根19,19との間隔は、肉厚増加分だ
け羽根19,19相互間の間隔よりも狭くなっている。
さらに、前記肉厚の羽根19aの下流側端面は20゜の
角度にカットされており、傾斜面20が形成されてい
る。
【0017】また、前記羽根車軸12はその軸心部に前
記ピボット軸9に嵌合する嵌合穴21が設けられ、この
嵌合穴21の底部にピボット軸受22が設けられてい
る。さらに、羽根車軸12の上端部には軸心を挟んで異
極を対称的に配置した磁石23が埋設されている。
【0018】前記ケース1の内部で前記整流器8よりも
下流側には流通路5内に突出する突出部24が一体に設
けられ、この突出部24には前記磁石23に近接する磁
気センサ25が埋設されている。
【0019】一方、ケース1の外側部にはベース26が
設けられ、このベース26には指示部ケース27が装着
され、この指示部ケース27の内部には前記磁気センサ
25からのパルス信号を演算処理して積算表示する制御
回路28、電池29が設けられ、表示部30に表示する
ようになっている。
【0020】このように構成された軸流羽根車式水道メ
ータによれば、流入口2から流入した流体が流通路5に
入り、羽根車6の羽根19,19aが流体の流体圧を受
けると、羽根車6は羽根車軸12を軸心として回転す
る。
【0021】羽根車軸12の回転によって磁石23も一
体的に回転する。磁石23は回転軸心を中心として異極
を対称的に配置されているため、その磁気力によって磁
気センサ25がパルスを発生する。磁気センサ25から
のパルス信号は制御回路28で演算処理して表示部30
に積算表示する。
【0022】この場合、前記羽根車6は、ボス18に対
して等間隔に放射状に配設された12枚の羽根19のう
ち3枚の羽根19aは他の9枚の羽根19よりも2〜3
倍厚く形成されている。したがって、肉厚の羽根19a
に隣合う羽根19,19との間隔は、肉厚増加分だけ羽
根19,19相互間の間隔よりも狭くなっている。さら
に、前記肉厚の羽根19aの下流側端面は20゜の角度
にカットされている。
【0023】したがって、肉厚の羽根19aと隣合う羽
根19,19との間の流通路が狭くなり、流速が増加し
て微小流量域で効果が上がる。さらに、肉厚の羽根19
aの下流側端面がカットされているため、抵抗が小さく
なり、その分の羽根車6の回転数が上がる。この結果、
図5の器差性能曲線図に実線曲線で示すように、器差の
ピーク値を約4%低下させるとともに、微小流量域から
大流量域まで平坦性が得られ、従来の水道メータに比較
して器差性能の向上を図ることができた。
【0024】なお、前記一実施例においては、羽根車の
ボスに対して等間隔に放射状に配設された12枚の羽根
のうち3枚の羽根を他の羽根よりも2〜3倍厚く形成し
たが、12枚の羽根に限定されないとともに、肉厚の羽
根の枚数も3枚に限定されず、4枚でも等間隔に配設す
ることにより、同様の効果が得られることが実験上確認
されている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、羽根車を、羽根車軸を有するボスと、このボスに対
して等間隔に放射状に配設された複数枚の羽根とからな
り、この羽根のうち等間隔に配設された数枚を他の羽根
よりも肉厚にすると共に、その肉厚の羽根の下流側端面
をカットしたことを特徴とする。
【0026】したがって、肉厚の羽根と隣合う羽根との
間隔、つまり流体の流通路が狭くなり、流速が増加して
微小流量域で効果が上がる。さらに、肉厚の羽根の下流
側端面をカットすることにより、抵抗が小さくなり、そ
の分の羽根車の回転数が上がることになる。この結果、
ピーク値を低下させるとともに、微小流量域から大流量
域まで器差性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の軸流羽根車式水道メータ
の羽根車の平面図および縦断側面図。
【図2】同実施例の羽根車の側面図。
【図3】同実施例の羽根車の肉厚の羽根を示す側面図。
【図4】同実施例の軸流羽根車式水道メータの縦断側面
図。
【図5】器差性能曲線図。
【符号の説明】
1…ケース、2…流入口、4…流出口、5…流通路、6
…羽根車、12…羽根車軸、18…ボス、19…羽根、
19a…肉厚の羽根。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に流入口、他端に流出口を有したケ
    ースの内部に流通路を形成し、この流通路に流体の流体
    圧を受けて回転する羽根車を設けた軸流羽根車式水道メ
    ータにおいて、前記羽根車を、羽根車軸を有するボス
    と、このボスに対して等間隔に放射状に配設され且つ流
    体の流通方向に対して傾斜する複数枚の羽根とから構成
    し、前記羽根のうち等間隔に配設された数枚を他の羽根
    よりも肉厚にすると共に、その肉厚の羽根の下流側端面
    をカットしたことを特徴とする軸流羽根車式水道メー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記肉厚の羽根の厚みは、他の羽根の2
    〜3倍であることを特徴とする請求項1記載の軸流羽根
    車式水道メータ。
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