JP3629074B2 - 流量メータ及び流量メータ用整流器 - Google Patents

流量メータ及び流量メータ用整流器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、羽根車の回転数を計数して水等の流量を計測する流量メータ及び流量メータ用整流器に関するものである。さらに詳しくは、羽根車に向かう水流を調整する整流部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流量メータのうち、水道メータでは、図6に示すように、メータケース101の流路内に形成された計量室102の内部には、回転中心軸111が上流側から下流側に向くように羽根車110が配置されている。回転中心軸111の両軸端部のうち、上流側端部111aは、第1のスラスト軸受け部130によって支持され、下流側端部111dは、第2のスラスト軸受け部120によって支持されている。このため、羽根車110は、計量室102内を流れる水流によって回転するので、その回転数を計測・表示部140内のセンサなどによって検出すれば、流量を計測することが可能である。ここで、第2の軸受け部120は、計量室102と計測・表示部140との仕切り板141から上流側に向けて突出する支持軸170と、回転中心軸111の先端部111dで開口して支持軸170を受ける軸受け孔113とから構成されている。
【0003】
このように構成した水道メータ100では、羽根車110の羽根114に水圧がかかると、この水圧は、矢印Aで示すように、回転中心軸111を第2のスラスト軸受け部120に押し付けるスラスト押圧力として作用する。このため、第2のスラスト軸受け部120では、このスラスト押圧力によって摩耗などが発生しやすく、このような摩耗が進むと、羽根車110の円滑な回転が妨げられることになる。
【0004】
そこで、従来の水道メータ100では、羽根車110の上流側に整流器150が配置されている。整流器150は、メータケース102に対して固定される円筒状の整流器ケース151と、このケース内周面から中心に向かう複数の連結部152を介して整流器ケース151の中心位置に固定された整流体153とから構成されている。ここで、整流体153は、計量室102に流れ込む水に渦流的な水流を発生させることにより、その力を羽根114に作用させ、矢印Bで示すように、スラスト押圧力と反対方向の力(以下、逆スラスト押圧力という。)が回転中心軸111にかかるようにして、第2のスラスト軸受け部120にかかる負荷を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成した水道メータ100において、回転中心軸111にかかるスラスト押圧力及び逆スラスト押圧力の大きさは、いずれも羽根車111の形状や流量によって変化する。従って、羽根車111の形状や流量に応じて、これら2つの力のバランスを調整すべきである。
【0006】
しかしながら、従来の水道メータ100では、逆スラスト押圧力を発生させる整流体153は、整流器ケース151および連結部152と一体に構成されているため、その大きさや形状を簡単に変更できない。それ故、スラスト押圧力と逆スラスト押圧力とのバランスをとることにより第2のスラスト軸受け部120にかかる負荷を低減するということができないため、第2のスラスト軸受け部120で発生する摩耗等を抑えることができず、水道メータ100の長寿命化を図れないという問題点がある。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、羽根車の回転中心軸に対して上流側に向けてかかる力の大きさを羽根車の形状や流量などに応じて簡単に調整することによって、回転中心軸を下流側で支持するスラスト軸受け部にかかる負荷を低減し、長寿命化を図ることのできる流量メータ及び流量メータ用整流器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、本発明では、メータケースの流路内に形成された計量室と、該計量室内で回転中心軸を上流側から下流側に向けるように配置された羽根車と、回転中心軸の両軸端部のうち上流側端部を支持する第1のスラスト軸受け部と、回転中心軸の下流側端部を支持する第2のスラスト軸受け部と、羽根車の上流側において該羽根車に向かう水流を調整するための整流器とを有する流量メータにおいて、整流器は、羽根車に対して下流側端面を向けるようにメータケース内に固定された整流体と、該整流体の下流側端面に着脱自在に取り付けられた補助整流板とを備え、該補助整流板は、その外周縁が前記整流体の外周よりも所定の寸法だけ張り出す大きさの円板状のものであり、前記補助整流板の外周縁外側を通って前記羽根車に向かう水流に発生する渦流的な流れによって、前記羽根車に作用するスラスト押圧力が調整されることを特徴とする。
【0009】
本発明において、第1のスラスト軸受け部は、整流体の下流側端面の中央位置から下流側に向けて突出する支持軸と、回転中心軸の上流側端面で開口して支持軸を受ける軸受け孔とから構成されていることが好ましく、この場合には、補助整流板には、その中央位置に前記支持軸を通すための貫通孔を形成する。
【0010】
本発明では、メータケースの流路内に形成された計量室と、該計量室内で回転中心軸を上流側から下流側に向けるように配置された羽根車とを有する流量メータ内のうち、羽根車の上流側に配置されて該羽根車に向かう水流を調整するための流量メータ用整流器において、この整流器は、羽根車の上流側においてメータケース内に固定される円筒状の整流器ケースと、該整流器ケース内の中央位置に羽根車に下流側端面を向けるように固定された整流体と、該整流体の下流側端面に着脱自在に取り付けられた補助整流板とを有し、該補助整流板は、その外周縁が前記整流体の外周よりも所定の寸法だけ張り出す大きさの円板状のものであり、前記補助整流板の外周縁外側を通って前記羽根車に向かう水流に発生する渦流的な流れによって、前記羽根車に作用するスラスト押圧力が調整されることを特徴とする。
【0011】
本発明において、回転中心軸の上流側端部は、整流体の下流側端面から下流側に向けて突出する支持軸と、回転中心軸の上流側端面で開口して支持軸を受ける軸受け孔とから構成されたスラスト軸受け部によって回転可能に支持されていることが好ましく、この場合には、補助整流板には、その中央位置に前記支持軸を通すための貫通孔を形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の実施例である水道メータ(流量メータ)を説明する。
【0013】
図1は、本発明による水道メータの縦断面図である。
【0014】
図において、水道メータ10は、メータケース11の流入口11eの側がインレットパイプ12を介して水道管に接続され、流出口11fの側もフランジ部11gによって水道管に接続されることによって水道等の流路内に配置される。メータケース11内の流路は、全体として、流入口11eの側(上流側)から流出口11fの側(下流側)に向かって、斜め下向き部分11aと、この斜め下向き部分11aから上方に向かう立ち上がり部分11bと、この立ち上がり部分11bから流出口11fに向かう斜め下向き部分11cとから構成されている。
【0015】
立ち上がり部分11bに相当する流路内には、メータケース11の内部に固定された内ケース13の円筒壁130によって計量室20が形成されている。計量室20は、下方側が上流側に相当し、上方側が下流側に相当する。
【0016】
計量室20の内部には、その中心位置で回転中心軸31を上流側から下流側に向けた状態に配置された羽根車30が配置され、羽根車30は、円筒壁130に対して同軸状に配置された状態にある。回転中心軸31は、その下半部が大径部31aになっており、上半部が小径部31bになっている。回転中心軸31のうち大径部31aの側面部からは、複数枚の羽根32が張り出しており、これらの羽根32は、計量室20を通過する水道水の流れの方向に対して斜めに形成されている。
【0017】
回転中心軸31は、両軸端部のうち上流側端部31c(下端部)が計量室20の上流側に位置する第1のスラスト軸受け部50によって軸線周りに回転可能な状態で支持され、下流側端部31d(上端部)は、計量室20の下流側に位置する第2のスラスト軸受け部40によって軸線周りに回転可能な状態で支持されている。このため、羽根車30は、計量室20の内部に流れ込んだ水から羽根32が流体圧を受けると、その流量や流速に応じた回転数で回転中心軸31を中心に回転するようになっている。
【0018】
図2は、回転中心軸の下流側端部を拡大して示す断面図である。図2において、回転中心軸31の下流側端部31dには、その先端面の中央部分で開口するマグネットホルダ取付け孔33が形成され、この取付け孔には、マグネットホルダ60の基端部が嵌められている。マグネットホルダ60には、その先端面に2つのマグネット61が接着剤等により固着されている。
【0019】
計量室20の上面部を構成する仕切り板71には、下方(上流側)に向けて突出する支持軸72(ピボット)が固定され、マグネットホルダ60の先端面の中央部分には軸受け孔62が開口している。この軸受け孔62に支持軸72が嵌まることによって、第2のスラスト軸受け部40が構成されている。
【0020】
再び、図1において、計量室20の上流側には、整流器80が配置されている。整流器80には、メータケース11内に固定される円筒状の整流器ケース81と、この整流器ケース81に対し、その内周面からその中心に向かって延びる連結部82によって固定され、下流側端面83aを羽根車30に向ける整流体83とが構成されている。整流体83は、下流側から上流側に向かって外径がなだらかに小さくなっている円柱状のブロックであり、羽根車30の上流側位置において羽根車30に向かう水流を調整するためのものである。
【0021】
整流器ケース81は、その下端部に段差部分81aが構成されており、この段差部分をメータケース内の段差部分11hが受けることによって、整流器ケース81は、メータケース11内に固定されている。
【0022】
整流器ケース81の上端部にも段差部分81bが形成され、この段差部分は、内ケース13の下端部(円筒壁130の下端部)を受ける状態にある。なお、内ケース13の上面には、底面側が仕切り板71になっている上ケース73が被せられ、上ケース73とメータケース11との間に内ケース13の上端部分が挟まれた状態にある。この状態で、上ケース73のフランジ部分と、メータケース11のフランジ部分とがボルト14によって固定されていることにより、内ケース13(円筒壁130)は、メータケース11内に固定された状態にある。
【0023】
図3は、整流器を拡大して示す縦断面図である。本例では、整流体83を利用して、第1のスラスト軸受け部50を構成する支持軸86(ピボット)が下流側に向けて突出するように固定されている。すなわち、整流体83は、その上流側端面83bに凹部88が構成され、この凹部88の底部から下流側端面83aに向けては、支持軸86の基部を差し込むための保持孔87が形成されている。保持孔87は、下流側端面83aの側が太くて、凹部88の底部分の側が細い構造になっている一方、支持軸86の基端部86aは、その先端側に比して細くなっており、この部分には雄ねじが形成されている。このため、支持軸86の基端部86aを保持孔87に嵌め込むと、支持軸86の段差部分と保持孔87の段差部分とによって、支持軸86が位置決めされ、かつ、支持軸86の雄ねじ部分にナット89を取り付ければ、支持軸86を整流体83に固定することができる。
【0024】
図1からわかるように、回転中心軸31の上流側端面31eには、その中央部分に軸受け孔34が開口しており、この軸受け孔34に支持軸86が受けられて第1のスラスト軸受け部50が構成されている。
【0025】
図4は、整流器を分解して示す断面図、図5は、それに用いた補助整流板の平面図である。
【0026】
これらの図において、本例では、整流体83として、下流側端面83aのうち、保持孔87の形成位置からずれた位置にビス孔83cが開口するものが用いられている。この下流側端面83aには、ビス84だけで簡単に着脱できる円板状の補助整流板85が取り付けられている。補助整流板85は、整流体83の外周寸法よりやや大きな径を有し、図3に示したように、整流体83の下流側端面83aに取り付けると、その外周縁が整流体83の外周よりも所定の寸法だけ張り出すように構成されている。このため、補助整流板85は、整流体83とともに、羽根車83に向かう水流を調整することができる。補助整流板85は、外周面85bが斜めになるように加工され、そのうちの径の小さな方を上流側に向けるようにして整流体83の下流側端面83aに取り付けられている。また、補助整流板85の中心部分には支持軸61が貫通する貫通孔85aが設けてある。このため、補助整流板85は、支持軸61によっても面方向の位置が規定されているので、1本のビス84だけで簡単に、かつ、安定した状態で整流体83の下流側端面83aに固定されている。ここで、補助整流板85は、厚さ寸法や外径寸法の異なるものが複数種類用意されており、その仕様毎に羽根車30に向かう水流を調整する度合いが異なる。
【0027】
このように構成した水道メータ10では、計量室20内を流れる水の流体圧が羽根32に作用すると、羽根車30が回転中心軸31周りに回転し、マグネット72も一体となって回転する。従って、計量室20に対して仕切り板71によって区画された計測・表示部70において、そこに配置したMR素子等の磁気ヘッドによってマグネット72による回転磁界を検出し、その検出結果に基づいて、計量室20内を流れる水道水の流量や流速を計測し表示することができる。
【0028】
このとき、計量室20を流れる水の流体圧が羽根32に作用すると、羽根車30が回転するとともに、回転中心軸31に対しては、矢印Aで示すように、上流側から下流側に向けてのスラスト押圧力が作用する。また、羽根車30の上流位置には、整流体83が配置されているため、計量室20内を流れ込む水流には、矢印Cで示すように、渦流的な流れが発生し、この力を羽根32が受けると、回転中心軸31は、矢印Bで示すように、スラスト押圧力と反対方向の力(逆スラスト押圧力)が加わる。従って、回転中心軸31を下流側(第2のスラスト軸受け部40の側)に押しつける力が低減する。但し、スラスト押圧力及び逆スラスト押圧力は、いずれも羽根車30の形状や流量によって大きさが変化するので、羽根車30の形状や流量に応じて、これらの2つの力のバランスを調整する必要がある。
【0029】
かかる調整を行うにあたって、本例では、整流体83の方は整流器ケース81と一体になっているが、補助整流板85の方は、ビス84だけで整流体83に簡単に着脱できる。従って、流量などに合わせて適正なサイズの補助整流板85を整流体83に取り付けるだけで、計量室20内を流れ込む水流に発生している渦流的な流れ(矢印Cで示す。)の大きさを調整できる。たとえば、補助整流体85によって発生する渦流的な流れは、補助整流体85の外形が同じものであれば、厚さが薄い程大きくなる傾向があるので、適正な補助整流板85を整流体83に取り付けるだけで、渦流的な流れの大きさを調整できる。すなわち、回転中心軸31において、矢印Aで示すスラスト押圧力と、矢印Bで示す逆スラスト押圧力との間でバランスをとることができる。このため、従来に比して、第2のスラスト軸受け部40にかかる力を低減することができるので、第2のスラスト軸受け部40の摩耗を抑えることができ、水道メータ10の長寿命化を図ることができる。
【0030】
また、第2のスラスト軸受け部40に偏って大きな力が加わる場合と相違して、第2のスラスト軸受け部40に加わる力と、第1のスラスト軸受け部50にかかる力とのバランスをとると、回転中心軸31は、いわゆる両持ち状態で回転するため、羽根車30の回転が滑らかになるという利点もある。
【0031】
なお、補助整流体85によって発生した渦流的な流れを羽根車30に効果的に作用させるためには、補助整流体85と羽根車30との間に異物が引っ掛からない範囲内で補助整流体85をできるだけ羽根車30に近づけた状態に取り付けるのが望ましい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る流量メータ及び流量メータ用整流器において、計量室内に回転中心軸を上流側から下流側に向けるように配置された羽根車の上流側では、水流を調整する整流体の下流側端面に補助整流板を着脱自在であることに特徴を有する。従って、本発明によれば、流量メータ内を流れる流量などに応じて、回転中心軸の下流側端部を支持するスラスト軸受け部にかかるスラスト押圧力の大きさと、それとは反対方向にかかる力の大きさとのバランスをとることのできる適正な補助整流板に簡単に交換できる。それ故、スラスト軸受け部の摩耗を抑えることができるので、流量メータの長寿命化を図ることができる。
【0033】
かかる補助整流板の中心位置に貫通孔を設けた場合には、回転中心軸の上流側端部を支持するスラスト軸受けを整流体から突出する支持軸によって構成する場合でも、支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水道メータの縦断面図である。
【図2】図1に示す水道メータに使用した羽根車における回転中心軸の下流側端部の周辺を示す縦断面図である。
【図3】図1に示す水道メータに使用した整流器の縦断面図である。
【図4】図3に示す整流器を分解して示す縦断面図である。
【図5】図3に示す整流器に用いた補助整流板の平面図である。
【図6】従来の水道メータの縦断面図である。
【符号の説明】
10・・・水道メータ(流量メータ)
11・・・メータケース
20・・・計量室
30・・・羽根車
31・・・羽根車の回転中心軸
32・・・羽根
40・・・第2のスラスト軸受け部
50・・・第1のスラスト軸受け部
62、34・・・軸受け孔
72、86・・・支持軸
80・・・整流器
81・・・円筒状の整流器ケース
83・・・整流体
84・・・ビス
85・・・補助整流板
85a・・・貫通孔
A・・・回転中心軸に対して下流側に加わる力(スラスト押圧力)
B・・・回転中心軸に対して上流側に加わる力(逆スラスト押圧力)
C・・・整流体および補助整流板によって発生する渦流的な水流

Claims (4)

  1. メータケースの流路内に形成された計量室と、該計量室内で回転中心軸を上流側から下流側に向けるように配置された羽根車と、前記回転中心軸の両軸端部のうち上流側端部を支持する第1のスラスト軸受け部と、前記回転中心軸の下流側端部を支持する第2のスラスト軸受け部と、前記羽根車の上流側において該羽根車に向かう水流を調整するための整流器とを有する流量メータにおいて、
    前記整流器は、前記羽根車に対して下流側端面を向けるように前記メータケース内に固定された整流体と、該整流体の前記下流側端面に着脱自在に取り付けられた補助整流板とを備え、該補助整流板は、その外周縁が前記整流体の外周よりも所定の寸法だけ張り出す大きさの円板状のものであり、前記補助整流板の外周縁外側を通って前記羽根車に向かう水流に発生する渦流的な流れによって、前記羽根車に作用するスラスト押圧力が調整されることを特徴とする流量メータ。
  2. 請求項1において、
    前記第1のスラスト軸受け部は、前記整流体の下流側端面の中央位置から下流側に向けて突出する支持軸と、前記回転中心軸の上流側端面で開口して前記支持軸を受ける軸受け孔とから構成され、
    前記補助整流板は、その中央位置に前記支持軸を通すための貫通孔を備えていることを特徴とする流量メータ。
  3. メータケースの流路内に形成された計量室と、該計量室内で回転中心軸を上流側から下流側に向けるように配置された羽根車とを有する流量メータ内のうち、前記羽根車の上流側に配置されて該羽根車に向かう水流を調整するための流量メータ用整流器であって、
    前記羽根車の上流側において前記メータケース内に固定される円筒状の整流器ケースと、該整流器ケース内の中央位置に前記羽根車に下流側端面を向けるように固定された整流体と、該整流体の下流側端面に着脱自在に取り付けられた補助整流板とを有し、該補助整流板は、その外周縁が前記整流体の外周よりも所定の寸法だけ張り出す大きさの円板状のものであり、前記補助整流板の外周縁外側を通って前記羽根車に向かう水流に発生する渦流的な流れによって、前記羽根車に作用するスラスト押圧力が調整されることを特徴とする流量メータ用整流器。
  4. 請求項3において、
    前記回転中心軸の上流側端部は、前記整流体の下流側端面から下流側に向けて突出する支持軸と、前記回転中心軸の上流側端面で開口して前記支持軸を受ける軸受け孔とから構成されたスラスト軸受け部によって回転可能に支持され、
    前記補助整流板は、その中央位置に前記支持軸を通すための貫通孔を備えていることを特徴とする流量メータ用整流器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160091999A (ko) * 2014-01-20 2016-08-03 다카하타 푸레시죤 재팬 가부시키가이샤 날개차 지지 부재, 이것을 사용한 날개차 지지 구조 및 수도 미터

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KR101871612B1 (ko) * 2014-01-20 2018-06-26 다카하타 푸레시죤 재팬 가부시키가이샤 날개차 지지 부재, 이것을 사용한 날개차 지지 구조 및 수도 미터

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