JP3026618B2 - タービン式流量計 - Google Patents
タービン式流量計Info
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- JP3026618B2 JP3026618B2 JP3018545A JP1854591A JP3026618B2 JP 3026618 B2 JP3026618 B2 JP 3026618B2 JP 3018545 A JP3018545 A JP 3018545A JP 1854591 A JP1854591 A JP 1854591A JP 3026618 B2 JP3026618 B2 JP 3026618B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はタービン式流量計に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】流体の流路に固定翼を設け、そのすぐ下
流に回転翼を配設したタービン式流量計では、固定翼や
回転翼に捩れがあるかないかの違いによって２種のもの
が周知である。
流に回転翼を配設したタービン式流量計では、固定翼や
回転翼に捩れがあるかないかの違いによって２種のもの
が周知である。
【０００３】その一つは、捩れのない固定翼と捩れのあ
る回転翼を用いたもので、圧力損失は小さいが、軸受の
スラスト力が大きくて軸受の耐久性に問題があり、又、
第３図の曲線Ａに示すように小流時に器差が大巾にプラ
ス傾向になるという問題点があった。
る回転翼を用いたもので、圧力損失は小さいが、軸受の
スラスト力が大きくて軸受の耐久性に問題があり、又、
第３図の曲線Ａに示すように小流時に器差が大巾にプラ
ス傾向になるという問題点があった。
【０００４】もう一つのものは、旋流形と呼ばれ、捩れ
のある固定翼と捩れのない回転翼を用いたもので、スラ
スト力は小さいが、圧力損失が大きく、又、第３図の曲
線Ｂに示すように小流時に器差が大巾にマイナス傾向に
なるという問題点があった。
のある固定翼と捩れのない回転翼を用いたもので、スラ
スト力は小さいが、圧力損失が大きく、又、第３図の曲
線Ｂに示すように小流時に器差が大巾にマイナス傾向に
なるという問題点があった。
【０００５】又、上記従来のタービン式流量計は、流量
計に流入する流れが均一でないと計測誤差が大きくなる
ため、流量計の上流側配管に長い直管部を必要し、設置
スペースを要するという問題点もあった。
計に流入する流れが均一でないと計測誤差が大きくなる
ため、流量計の上流側配管に長い直管部を必要し、設置
スペースを要するという問題点もあった。
【０００６】そこで、本考案は、上記問題点を解消する
ことにより、小流時における器差が小さくて器差特性に
直線性を持ち、上流側配管が短くても計測誤差に悪影響
がなく、更に回転翼にかかるスラスト力が小さいタービ
ン式流量計を提供することを目的とする。
ことにより、小流時における器差が小さくて器差特性に
直線性を持ち、上流側配管が短くても計測誤差に悪影響
がなく、更に回転翼にかかるスラスト力が小さいタービ
ン式流量計を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のタービン式流量計は、流路(11)に、整流器
としての入口ガイド(12)と、その下流に捩れのある固定
翼(13b) と、更にその下流に捩れのある回転翼(24b) と
を配設したことを特徴とする。
に、本考案のタービン式流量計は、流路(11)に、整流器
としての入口ガイド(12)と、その下流に捩れのある固定
翼(13b) と、更にその下流に捩れのある回転翼(24b) と
を配設したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】流量計の上流に偏流や旋回流などの乱れがあっ
ても、先ず入口ガイドで整流し、次に固定翼の捩れで流
れに回転を与えることにより上流側の乱れを吸収する。
ても、先ず入口ガイドで整流し、次に固定翼の捩れで流
れに回転を与えることにより上流側の乱れを吸収する。
【０００９】大流時では、固定翼と回転翼の捩れによっ
て回転力を得るが、小流時には、固定翼の影響が小さい
ので回転翼のみの回転力となる。
て回転力を得るが、小流時には、固定翼の影響が小さい
ので回転翼のみの回転力となる。
【００１０】又、前記従来技術の前者に比較して、回転
翼にかかる動圧が小さい分スラスト力が減少する。
翼にかかる動圧が小さい分スラスト力が減少する。
【００１１】
【実施例】第２図は本発明の実施例の気体用タービンメ
ータの正面図で、６はメータケース、７，８はフラン
ジ、９は表示部で液晶表示器10を備えている。
ータの正面図で、６はメータケース、７，８はフラン
ジ、９は表示部で液晶表示器10を備えている。
【００１２】第１図は、第１図の気体用タービンメータ
の縦断面図であるが、表示部９は省略されていて図示さ
れていない。
の縦断面図であるが、表示部９は省略されていて図示さ
れていない。
【００１３】第１図において、６はメータケースで、流
体の流路11を形成するために、全体がほぼ円筒形で、両
端に配管接続用のフランジ７と８がそれぞれ溶接固着さ
れている。12は第１の整流器として働く入口ガイドで、
軸心が前記メータケース１の軸心と同軸である砲弾形部
分12a と、この部分12a から放射状に半径方向へ延びる
複数の整流羽根12b とが一体的に形成され、整流羽根12
b の端部をメータケース６の内周部に固定することで入
口ガイド12が装着されている。
体の流路11を形成するために、全体がほぼ円筒形で、両
端に配管接続用のフランジ７と８がそれぞれ溶接固着さ
れている。12は第１の整流器として働く入口ガイドで、
軸心が前記メータケース１の軸心と同軸である砲弾形部
分12a と、この部分12a から放射状に半径方向へ延びる
複数の整流羽根12b とが一体的に形成され、整流羽根12
b の端部をメータケース６の内周部に固定することで入
口ガイド12が装着されている。
【００１４】13は第２の整流器で、軸心が前記メータケ
ース１の軸心と同軸である円筒形のベアリング受13a
と、このベアリング受13a から放射状に半径方向へ延び
る複数の固定翼13b とからなり、両者13a と13b とが一
体的に形成され、固定翼13b の端部をメータケース６の
内周部に固定することで整流器13が装着されている。な
お固定翼13b は捩れている。ベアリング受13a は２重円
筒状で、外側の円筒の外径は前記砲弾形部分12a の最大
外径と同じである。14は補助部材で、メータを組立てる
ときに、砲弾形部分12a とベアリング受13a とを同心状
態で結合するためのもので、この補助部材14の左端は砲
弾形部分12a の右端に嵌入し、部材14の右端はベアリン
グ受13a の左端に嵌入している。14' はベアリング受13
a を砲弾形部分12a に結合するためのねじである。
ース１の軸心と同軸である円筒形のベアリング受13a
と、このベアリング受13a から放射状に半径方向へ延び
る複数の固定翼13b とからなり、両者13a と13b とが一
体的に形成され、固定翼13b の端部をメータケース６の
内周部に固定することで整流器13が装着されている。な
お固定翼13b は捩れている。ベアリング受13a は２重円
筒状で、外側の円筒の外径は前記砲弾形部分12a の最大
外径と同じである。14は補助部材で、メータを組立てる
ときに、砲弾形部分12a とベアリング受13a とを同心状
態で結合するためのもので、この補助部材14の左端は砲
弾形部分12a の右端に嵌入し、部材14の右端はベアリン
グ受13a の左端に嵌入している。14' はベアリング受13
a を砲弾形部分12a に結合するためのねじである。
【００１５】16, 16はベアリング受13a の軸方向端部に
配置したボールベアリング、15はボールベアリング16,
16に回転可能に軸承された軸、17はマグネットホルダで
ピン18により軸15の左端に固着されている。19はリング
状のマグネットで、マグネットホルダ17の凹部に嵌入固
着され、軸15と共に回転する。20は磁気センサで、マグ
ネット19の回転を検知して電気信号に変換する。21は磁
気センサホルダで、有底円筒形で、その内側底部に磁気
センサ20を内蔵し、ホルダ21は、その上部がメータケー
ス６に溶接固定されており、下部はメータケース６から
砲弾形部分12a 内に挿入され、磁気センサ20がマグネッ
ト19に近接配置されて、回転磁界を検知する。
配置したボールベアリング、15はボールベアリング16,
16に回転可能に軸承された軸、17はマグネットホルダで
ピン18により軸15の左端に固着されている。19はリング
状のマグネットで、マグネットホルダ17の凹部に嵌入固
着され、軸15と共に回転する。20は磁気センサで、マグ
ネット19の回転を検知して電気信号に変換する。21は磁
気センサホルダで、有底円筒形で、その内側底部に磁気
センサ20を内蔵し、ホルダ21は、その上部がメータケー
ス６に溶接固定されており、下部はメータケース６から
砲弾形部分12a 内に挿入され、磁気センサ20がマグネッ
ト19に近接配置されて、回転磁界を検知する。
【００１６】22は補助部材14と磁気センサホルダ21との
間に設けたＯリング、23はベアリングホルダ13a の下流
端（右側）に装着した蓋である。24は羽根車で、前記両
ベアリングの内、下流側のベアリング16から下流方向に
延長された軸15の端部に圧入装着され、前記ベアリング
受13a の外径とほぼ同じ外径を有する円筒形部分24a
と、この部分24a から放射状に半径方向に延びる複数の
回転翼24b とからなり、部分24a と回転翼24b とは一体
的に形成されている。又、回転翼24b は軸15の軸線方向
に対し傾斜し捩れている。
間に設けたＯリング、23はベアリングホルダ13a の下流
端（右側）に装着した蓋である。24は羽根車で、前記両
ベアリングの内、下流側のベアリング16から下流方向に
延長された軸15の端部に圧入装着され、前記ベアリング
受13a の外径とほぼ同じ外径を有する円筒形部分24a
と、この部分24a から放射状に半径方向に延びる複数の
回転翼24b とからなり、部分24a と回転翼24b とは一体
的に形成されている。又、回転翼24b は軸15の軸線方向
に対し傾斜し捩れている。
【００１７】25は羽根車24の下流に配置した出口整流器
で、メータケース１と同一軸心を有する砲弾形部分25a
と、この部分25a から放射状に半径方向へ延びる複数の
整流羽根25b とからなり、両者25a と25b が一体的に形
成され、整流羽根25b の端部をメータケース６の内周部
に固定することで出口整流器25が装着されている。第１
の整流器としての入口ガイド12, 第２の整流器13，補助
部材14，軸15，羽根車24及び出口整流器25とは、何れも
メータケース６の軸心と同軸に配設されている。
で、メータケース１と同一軸心を有する砲弾形部分25a
と、この部分25a から放射状に半径方向へ延びる複数の
整流羽根25b とからなり、両者25a と25b が一体的に形
成され、整流羽根25b の端部をメータケース６の内周部
に固定することで出口整流器25が装着されている。第１
の整流器としての入口ガイド12, 第２の整流器13，補助
部材14，軸15，羽根車24及び出口整流器25とは、何れも
メータケース６の軸心と同軸に配設されている。
【００１８】流体は、メータケース６とベアリング受13
a との間の流路11を右方に向かって流れ、入口ガイド12
で整流されたあと第２の整流器13の固定翼13b で回転を
与えられ、回転翼24b に当って羽根車24を回転させて、
出口整流器25から、図示されてない下流側の配管へと流
れる。羽根車24の回転はマグネット19と磁気センサ20と
で電気信号に変換され、この電気信号（流量信号）を演
算処理して液晶表示器10に表示する。
a との間の流路11を右方に向かって流れ、入口ガイド12
で整流されたあと第２の整流器13の固定翼13b で回転を
与えられ、回転翼24b に当って羽根車24を回転させて、
出口整流器25から、図示されてない下流側の配管へと流
れる。羽根車24の回転はマグネット19と磁気センサ20と
で電気信号に変換され、この電気信号（流量信号）を演
算処理して液晶表示器10に表示する。
【００１９】固定翼13b と回転翼24b の捩れの方向は互
に逆方向でもよいし、同じ方向であってもよいが、同じ
方向の時は捩れの角度を変える。
に逆方向でもよいし、同じ方向であってもよいが、同じ
方向の時は捩れの角度を変える。
【００２０】第３図の曲線Ｃは、本発明のタービン式流
量形の器差特性で、小流量で直線性を持ち、従来技術の
器差特性ＡやＢのように、小流量で大きくプラスになる
とか、マイナスになることがない。
量形の器差特性で、小流量で直線性を持ち、従来技術の
器差特性ＡやＢのように、小流量で大きくプラスになる
とか、マイナスになることがない。
【００２１】
【発明の効果】本発明のタービン式流量計は上述のよう
に構成されているので、上流側の乱れを吸収できるた
め、上流側配管の直管部を長くする必要がなくなり、取
付スペースが改善される。 又、器差性能の直線性が良
くなる。更に又、回転翼にかかるスラスト力が小さいの
で、軸受耐久性が良くなる。
に構成されているので、上流側の乱れを吸収できるた
め、上流側配管の直管部を長くする必要がなくなり、取
付スペースが改善される。 又、器差性能の直線性が良
くなる。更に又、回転翼にかかるスラスト力が小さいの
で、軸受耐久性が良くなる。
【図１】本発明の実施例の縦断面図である。
【図２】本考案の実施例の正面図である。
【図３】本考案と従来技術の器差特性曲線を比較して示
す線図である。
す線図である。
11 流路 12 入口ガイド 13b 固定翼 24b 回転翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01F 1/10 - 1/12
Claims (1)
- 【請求項１】 流路(11)に、整流器としての入口ガイド
(12)と、その下流に捩れのある固定翼(13b) と、更にそ
の下流に捩れのある回転翼(24b) とを配設したことを特
徴とするタービン式流量計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018545A JP3026618B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | タービン式流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018545A JP3026618B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | タービン式流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04256808A JPH04256808A (ja) | 1992-09-11 |
| JP3026618B2 true JP3026618B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=11974609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3018545A Expired - Fee Related JP3026618B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | タービン式流量計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026618B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3018545A patent/JP3026618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04256808A (ja) | 1992-09-11 |
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Legal Events
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