JPH0518065A - 排水構造 - Google Patents
排水構造Info
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- JPH0518065A JPH0518065A JP15791691A JP15791691A JPH0518065A JP H0518065 A JPH0518065 A JP H0518065A JP 15791691 A JP15791691 A JP 15791691A JP 15791691 A JP15791691 A JP 15791691A JP H0518065 A JPH0518065 A JP H0518065A
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Abstract
雨水の凍結や積雪により排水機能が損なわれないように
することができる排水構造を提供する。 【構成】 バルコニー床Dの上方に設けられている軒樋
1にエルボ2及び呼樋3を介して竪樋4が接続され、該
竪樋4の下端部が、バルコニー床Dの上面に配設された
這樋5に接続され、該這樋5が、バルコニー床Dの下側
に配設された横樋6に雨水を導く勾配で、前記竪樋4と
横樋6との間に設けられている。
Description
建物の排水構造に関する。
る軒が存在する場合、その軒先に沿って設けられた軒樋
(横樋)は、通常、竪樋に接続されており、その竪樋
が、地上まで雨水が落ちる時の流路を形成している(特
開昭63−189544号公報参照)。
地上付近まで延在させると、軒下に設けられているバル
コニー床に落ちた雨水は、また別の流路で地上まで落と
さなければなければらなず、その流路を形成するための
竪樋を別個に配管しなければならない。従って、建物の
外側には、軒樋の雨水が落ちる竪樋と、バルコニー床に
設けられた横樋の雨水が落ちる竪樋とが配管され、複雑
な竪樋の配管により建物の美観が損なわれると共に、施
工も複雑になるという問題がある。
は、軒樋の雨水をバルコニー床に落とすように竪樋を配
管したものがある。すなわち、軒樋に集められた雨水
は、バルコニー床に落ちた後、バルコニー床の上面を勾
配に沿って流れ、バルコニー床の下に設けられた別の流
路で地上まで落ちる様になっている。
うな従来の排水構造は、軒樋の雨水の流路がバルコニー
床の上で終了しているので、次に述べる問題が生じてい
た。
上面を流れるので、バルコニー床に屋根や軒樋などの汚
れが運ばれ、バルコニー床が汚れる。
れて凍結し、その凍結により竪樋の下端部が閉塞されて
雨水の排水機能が損なわれる。
の下端部が閉塞され、雨水の排水機能が損なわれる。
ルコニー床が汚れないようにすると共に、雨水の凍結や
積雪により排水機能が損なわれないようにすることがで
きる排水構造を提供することを目的としている。
に、本発明の排水構造は、バルコニー床の上方に設けら
れている横樋に竪樋が接続され、該竪樋の下端部が、バ
ルコニー床の上面に配設された這樋に接続され、該這樋
が、バルコニー床の下側に配設された横樋に雨水を導く
勾配で、前記竪樋と横樋との間に設けられている。な
お、この場合、這樋をバルコニー床の勾配に沿って設置
し、這樋の水上側端部に竪樋の下端部を接続することが
好ましい。
される底部材と、該底部材を覆って設けられるカバー部
材とで閉塞断面に形成されていると共に、竪樋の下端部
に嵌合させる嵌合孔を有するジョイントボックスを備え
ているものを使用することが好ましい。また、そのよう
な這樋を使用した場合には、這樋のカバー部材の上面と
バルコニー床の仕上げ材の上面を、ほぼ同じ高さでフラ
ットに形成することが好ましい。
けられている横樋に竪樋が接続され、該竪樋の下端部
が、バルコニー床の上面に配設された這樋に接続され、
該這樋が、バルコニー床の下側に配設された横樋に雨水
を導く勾配で、前記竪樋と横樋との間に設けられている
ので、横樋から竪樋に流れ込んだ雨水は、這樋を通って
バルコニー床の下側に配設された横樋に流れ込む。つま
り、本発明の排水構造では、バルコニー床の上方に設け
られている横樋に集まった雨水が落ちる流路が、バルコ
ニー床の下方に設けられた横樋まで連続しているので、
雨水に混じって運ばれた屋根や横樋などの汚れが、バル
コニー床の上面に広がらないようにすることができる。
バルコニー床の勾配に沿って設け、その這樋の水上側端
部に竪樋の下端部を接続するだけで、這樋に必要な勾配
を設定することができるので、施工が容易である。
集まった雨水が落ちる流路が、バルコニー床の下方に設
けられた横樋まで連続しているだけでなく、閉塞断面で
形成されているので、竪樋に流れ込んだ雨水が外気にさ
らされて凍結しないようにすることができると共に、バ
ルコニー床に積もった雪によって流路が閉塞されること
もない。
上面とバルコニー床の仕上げ材の上面がほぼ同じ高さで
フラットに形成されているので、外観的に這樋が目立た
ないようにすることができる。
て詳述する。図1は本実施例の排水構造を備えた建物を
示す図、図2は図1の要部IIを示す斜視図、図3は前記
排水構造を示す分解斜視図、図4は図2のIV-IV 断面図
である。
宅であり、1階部分が基礎Aの上に設置された建物ユニ
ットBによって構成され、2階部分がその上に設置され
た建物ユニットCとバルコニー床Dによって構成され、
屋根が屋根ユニットEによって構成されている。また、
2階の建物ユニットCは、1階の建物ユニットBからセ
ットバックして設けられており、バルコニー床Dは、セ
ットバックによって張り出した1階の建物ユニットBの
上に設置されている。また、このバルコニー床Dには、
2階の建物ユニットB側が水上となる勾配が設けられて
いる。
軒先に沿って軒樋(横樋)1が設けられており、この軒
樋1にはエルボ2及び呼樋3を介して竪樋4が接続され
ている。なお、この竪樋4は、2階の建物ユニットBの
外壁に固定されている。
ー床Dの勾配に沿って這樋5が設けられており、この這
樋5の水上側端部に前記竪樋4の下端部が接続されてい
る。また、バルコニー床Dの下側には横樋6が設けられ
ており、この横樋6には竪樋7の上端部が接続されてい
る。この竪樋7は、1階の建物ユニットBの外壁に固定
されており、この竪樋7の下端部には地中に埋設された
排水管(図示省略)が接続されている。また、竪樋7の
下端部と排水管との接続部の外周には、カバー8が装着
されている。なお、前記呼樋3及び竪樋4,7には、パ
イプが使用されている。
に、底部材51とカバー部材52とジョイントボックス
53とで構成されており、全長にわたって閉塞断面に形
成されている。
両側縁に立設された側板部512,512と、一端縁に
立設された止水部513と、他端縁に垂下された水切り
部514とで構成されており、前記止水部513が水上
側端部となり、水切り部514が水下側端部となる向き
でバルコニー床Dの上面に設置されている。また、水切
り部514が、バルコニー床Dに形成された排水口(図
示省略)のほぼ真上に位置するように配設されている。
その両側縁に立設された側板部522,522と、前記
上板部521の下面から垂下された2本のリブ523,
523とで構成されており、前記底部材51を覆って設
けられている。また、このカバー部材52の側板部52
2と前記底部材51の側板部512とはリベット54に
より結合されている。更に、このカバー部材52は、断
面溝形に折り曲げ加工した3枚の金属板を溶接などで接
合させて構成されており、上を人が歩く程度の荷重には
十分に耐えうる強度が確保されている。
31と、その外周に立設された側板部532とで構成さ
れており、前記上板部531には、竪樋4の下端部に嵌
合させる嵌合孔533が形成されている。また、このジ
ョイントボックス53は、前記底部材51の水上側端部
に被さるように設けられており、リベットなどで底部材
51の側板部512に固定されている。
上げ材(人工芝など)dの厚さとほぼ等しい高さに形成
されており、這樋5のカバー部材52の上面とバルコニ
ー床Dの仕上げ材dの上面が、ほぼ同じ高さでフラット
に形成されている。
竪樋4に流れ込み、その竪樋4に沿ってバルコニー床D
まで下方に落ちた後、這樋5に流れ込む。更に雨水は、
這樋5に沿ってバルコニー床Dを横に流れ、バルコニー
床Dの下側に配設された横樋6に流れ込む。この横樋6
には、バルコニー床Dに落ちた雨水も排水口から流れ込
む。そして、横樋6に流れ込んだ雨水は、その下の竪樋
7に流れ込み、その竪樋7に沿って地上まで落ちた後、
更に地中の排水管へと流れ込む。
けられている軒樋1に集まった雨水を落とすための流路
が、従来のようにバルコニー床Dの上で終了せずに、バ
ルコニー床Dの下方に設けられた横樋6まで連続してい
るので、雨水に混じって運ばれた屋根や軒樋1などの汚
れが、バルコニー床Dの上面に広がらないようにするこ
とができる。
3と竪樋4と這樋5とで構成されており、これらの各樋
3,4,5が全て閉塞断面で形成されているので、軒樋
1と横樋6との間で雨水が外気にさらされて凍結しない
ようにすることができる。また這樋5が閉塞断面で形成
されているので、バルコニー床Dに積もった雪によって
雨水の流路が閉塞されることもない。
面とバルコニー床Dの仕上げ材dの上面がほぼ同じ高さ
でフラットに形成されているので、外観的に這樋5が目
立たないようにして美観の向上を図ることができる。
って設け、その這樋5の水上側端部に竪樋4の下端部を
接続するだけで、這樋5に必要な勾配を設定しているの
で、施工が容易である。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、竪樋の上端部が軒樋に接続されている例を示した
が、3階建の建物で、3階にもバルコニー床が設けられ
ている場合には、竪樋の上端部を3階のバルコニー床の
下に設けられている横樋に接続させてもよい。また、実
施例では、底部材とカバー部材とジョイントボックスで
構成されている這樋を使用したが、竪樋や呼樋と同様
に、パイプを這樋として使用してもよい。
にあっては、バルコニー床の上方に設けられている横樋
に集まった雨水を落とすための流路が、バルコニー床の
下方に設けられた横樋まで連続しているので、雨水に混
じって運ばれた屋根や横樋などの汚れがバルコニー床の
上面に広がらないようにして、バルコニー床が汚れない
ようにすることができるという効果が得られる。
バルコニー床の勾配に沿って設け、その這樋の水上側端
部に竪樋の下端部を接続するだけで、這樋に必要な勾配
を設定することができるので、施工が容易である。
ニー床の上方に設けられている横樋に集まった雨水が落
ちる流路が、全長にわたって閉塞断面で形成されている
ので雨水の凍結による排水機能の損失を防止することが
できると共に、バルコニー床に雪が積もった場合でも排
水機能を保持することができる。
上面とバルコニー床の仕上げ材の上面がほぼ同じ高さで
フラットに形成されているので、外観的に這樋が目立た
ないようにして美観の向上を図ることができる。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 バルコニー床の上方に設けられている横
樋に竪樋が接続され該竪樋の下端部が、バルコニー床の
上面に配設された這樋に接続され、該這樋がバルコニー
床の下側に配設された横樋に雨水を導く勾配で、前記竪
樋と横樋との間に設けられていることを特徴とする排水
構造。 - 【請求項2】 這樋がバルコニー床の勾配に沿って設置
され、這樋の水上側端部に竪樋の下端部が接続されてい
る請求項1記載の排水構造。 - 【請求項3】 這樋が、バルコニー床の上面に設置され
る底部材と、該底部材を覆って設けられるカバー部材と
で閉塞断面に形成されていると共に、竪樋の下端部に嵌
合させる嵌合孔を有するジョイントボックスを備えてい
る請求項1または2記載の排水構造。 - 【請求項4】 這樋のカバー部材の上面とバルコニー床
の仕上げ材の上面がほぼ同じ高さでフラットに形成され
ている請求項3記載の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15791691A JP2894646B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15791691A JP2894646B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518065A true JPH0518065A (ja) | 1993-01-26 |
JP2894646B2 JP2894646B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=15660263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15791691A Expired - Fee Related JP2894646B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894646B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001279909A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Takiron Co Ltd | 床用ドレイン材とこれを用いた床構造 |
JP2007113180A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Toli Corp | ドレイン排水溝部材、及びドレイン排水床構造 |
JP2007315121A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Takiron Co Ltd | ドレン排水溝材 |
JP2009264461A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Takiron Co Ltd | ドレンホース接続具 |
JP2015101926A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | ロンシール工業株式会社 | ドレイン床構造 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15791691A patent/JP2894646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001279909A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Takiron Co Ltd | 床用ドレイン材とこれを用いた床構造 |
JP4518614B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2010-08-04 | タキロン株式会社 | 床用ドレイン材とこれを用いた床構造 |
JP2007113180A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Toli Corp | ドレイン排水溝部材、及びドレイン排水床構造 |
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JP2015101926A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | ロンシール工業株式会社 | ドレイン床構造 |
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