JPH05180542A - 冷媒の回収方法及び回収装置 - Google Patents

冷媒の回収方法及び回収装置

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JPH05180542A
JPH05180542A JP4157912A JP15791292A JPH05180542A JP H05180542 A JPH05180542 A JP H05180542A JP 4157912 A JP4157912 A JP 4157912A JP 15791292 A JP15791292 A JP 15791292A JP H05180542 A JPH05180542 A JP H05180542A
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conduit
recovery
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮性冷媒を冷却システムから回収し、回収
された冷媒を冷媒貯蔵容器に送るための方法及び装置を
提供する。 【構成】 冷媒を冷却システム12から回収し、圧縮機
44で高圧気体とする。高圧気相冷媒は、凝縮器58に
送られ液相冷媒に変わる。液相冷媒は凝縮器から冷媒貯
蔵部26に送られる。所定の結果が得られた時、冷却シ
ステムからの冷媒回収を停止させる。この時点で、回収
装置10は貯蔵部から貯蔵された冷媒の取り出しを開始
し、取り出された冷媒を圧縮機44を用いて圧縮し、冷
媒を凝縮させ、膨脹装置74を通過させる。冷媒がR−
22やR−502等の高圧冷媒でなければ、所定の冷媒
流量絞り有効度を有する膨脹装置を通過させる。冷媒が
高圧冷媒であり周囲温度が所定温度よりも高ければ、膨
脹装置の冷媒流量絞り有効度よりも5〜20倍大きい冷
媒流量絞り有効度をもつ流量制御弁を通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却システムに含まれ
る圧縮性冷媒の回収及び精製に関し、特に、広範な動作
条件において、種々の冷媒を高率に回収することのでき
る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多種多様な機械的冷却システム
が、多種多様な用途に用いられている。これらの用途に
は、家庭用冷却、商業用冷却、空調、除湿、食品の冷凍
・冷蔵・加工プロセス、その他数多くの用途が含まれ
る。機械的冷却システムの大半は、冷媒が流れる閉ルー
プ流体回路を用い、同様な公知の原理に基づいて動作す
るものである。冷却システムの冷媒としては、通常、さ
まざまな飽和フロン化合物及び共沸混合物が用いられ
る。これらの冷媒の代表的なものとしては、R−12、
R−22、R−500、R−502などがある。
【0003】機械的冷却システムは、定期的な保守サー
ビスを必要とする。このような保守サービスには、シス
テム部品の取外し、交換、修理などが含まれる。さら
に、通常のシステム動作の間に、冷却回路内の異物ある
いは冷却システム内の過度の水分により、冷媒の汚染が
起きる。過度の水分の存在により、膨脹弁及びキャピラ
リ管内の結氷、金属や銅めっきの腐食、密閉型圧縮機の
絶縁材の化学的損壊などが生じる。また、モーターの焼
損により冷媒の過熱が起き、酸が生じ得る。このような
焼損は、冷媒を過熱する局部熱点を生じる摩擦発生チッ
プの場合のように、一時的あるいは局部的な性質のもの
であり得る。問題となる主な酸はHCLであるが、オイ
ル・絶縁体・ニス・ガスケット・接着剤の分解生成物と
してその他の酸や汚染物質が生じ得る。このような汚染
は、部品の故障を導くため、冷却システムの動作効率を
改善するために冷媒を交換することが望ましい。
【0004】従来、冷却システムの保守サービス時に
は、冷却システムの点検や修理に先立って冷媒を大気中
に逃すことが行なわれていた。つぎに、回路を真空ポン
プにより排気して、残りの冷媒を大気中に排出し、新し
い冷媒を再充填する。この方法は、現在では、環境問題
から受け入れられないものとなった。特に、フロンの放
出は、大気中のオゾン層を破壊すると考えられている。
そして、オゾン層破壊は環境及び人間の健康に悪影響を
与えると考えられている。さらに、冷媒の価格は、保守
の経費に大きく影響し、回収、精製、再使用し得る冷媒
の使い捨てはもはや許されない。
【0005】そこで、フロンの大気中への放出を避ける
ため、冷却システムから冷媒を回収できるように設計さ
れた回収装置が考案されている。これらの回収装置の多
くは、回収された冷媒を処理して再利用するための手段
を備えている。このような回収装置は、たとえば、米国
特許第4,441,330号、米国特許第4,476,
688号、米国特許第4,766,733号、米国特許
第4,809,520号、米国特許第4,862,69
9、米国特許第4,903,499号、米国特許第4,
942,741号などに開示されている。
【0006】これらの回収装置の動作時には、回収用圧
縮機を用いて保守サービスの対象となる冷却システムか
ら冷媒を回収する。このとき、保守対象の冷却システム
内の圧力が降下するのにつれて、回収用圧縮機の両側の
圧力差が増加してゆく。これは、圧縮機の吸込側の圧力
が漸減するのに対し、圧縮機の吐出側の圧力は一定に保
たれるからである。圧縮機の圧力差が高くなると、圧縮
機の内部部品の損壊が起こり得る。これは、圧力差に付
随して圧縮機内部温度が許容できないほど高くなるこ
と、及び、圧縮機の支持面の応力が増加することによ
る。したがって、圧力差すなわち回収用圧縮機の両側の
圧力比を制限することが必要となる。しかし、このよう
な制限を行なうと、保守対象の冷却システム内に含まれ
る冷媒の総充填量のうち、回収できる割合も制限される
ことになる。
【0007】そこで、2つの動作モードを交互に繰り返
す冷媒回収装置が提案されている。第1の動作モード
は、回収モードであり、冷媒を回収して貯蔵容器に送る
ための回収用圧縮機を用いて冷媒を回収する。第2の動
作モードは、冷却モードであり、貯蔵容器内に貯えられ
た回収冷媒の温度及び圧力を下げ、次の回収サイクルに
おけるさらなる冷媒の回収を容易にするものである。冷
却モードでの動作時には、回収装置は、冷媒貯蔵容器が
満液蒸発器として機能する閉サイクル冷却システムに切
り替わる。
【0008】基本的に、冷却モードは、回収装置を保守
対象の冷却システムから分離すること、及び、冷却シス
テムから回収される冷媒を圧縮するために用いたと同じ
圧縮機を用いて貯蔵容器からの冷媒の取出しを開始する
ことを含む。つぎに、この冷媒は凝縮されて液相冷媒と
なり、適当な膨脹装置を通過して、貯蔵容器に戻り、こ
れにより貯蔵容器とその中に含まれる冷媒とを冷却す
る。
【0009】このような回収装置において、高温の周囲
温度において高圧冷媒を回収する場合、冷却サイクルの
動作により、圧縮機の吐出圧力が許容できないほど高く
なることがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保守
対象の冷却システムから種々の冷媒を極めて高率に回収
することである。
【0011】本発明の別の目的は、保守対象の冷却シス
テムから高温の周囲温度条件下で低圧及び高圧の冷媒を
高率に回収することである。
【0012】本発明のさらなる目的は、回収装置の圧縮
機を過酷な動作状態に陥れることなく、保守対象の冷却
システムから冷媒を高率に回収することである。
【0013】本発明のさらに別の目的は、冷媒を回収す
る第1の動作モードと、回収装置における回収冷媒の温
度と圧力を下げこれにより次の回収サイクルにおける冷
媒の回収を容易にする第2の動作モードを交互にくりか
えす構成の冷媒回収装置の動作の改良である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の及びその他の目的
は、冷却システムから圧縮性冷媒を回収し、回収冷媒を
冷媒貯蔵手段に送るための装置及び方法により達成され
る。本発明の回収装置は、回収される冷媒の種類を決定
するための手段と、周囲温度を決定するための手段を備
えている。本発明による回収方法は、保守対象の冷却シ
ステムから冷媒を回収する過程と、回収された冷媒を圧
縮機において圧縮して高圧気相冷媒を生成する過程とを
含む。高圧気相冷媒は、凝縮器に送られ、凝縮されて液
相冷媒となる。液相冷媒は、凝縮器から冷媒貯蔵手段に
送られる。所定の結果が得られたとき保守対象の冷却シ
ステムからの冷媒の回収を停止するための手段が設けら
れている。
【0015】この時点で、回収装置は、貯蔵手段からの
貯蔵冷媒の取出しを開始する。つぎに、貯蔵手段から取
出された冷媒は、冷却システムから回収された冷媒を圧
縮するのに用いられたと同じ圧縮機において圧縮され
る。ついで、圧縮された冷媒を凝縮し、膨脹装置を通過
させる。冷媒がR−22やR−502などの高圧冷媒で
なければ、所定の冷媒流量絞り有効度をもつ膨脹装置を
通過させる。冷媒がR−22やR−502などの高圧冷
媒であり、周囲温度が所定温度よりも高ければ、膨脹装
置の冷媒流量絞り有効度よりも5〜20倍大きい冷媒流
量絞り有効度をもつ流量制御弁を通過させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0017】図1を参照すると、冷却システム12に含
まれる冷媒を回収し精製するための回収装置10が示さ
れている。冷却システム12は、どんな機械的冷却シス
テムでもよい。
【0018】図において、回収装置10と保守対象の冷
却システム12との接点であるタップは、標準ゲージの
引込マニホルド管14である。マニホルド管14は、公
知の方法で、保守対象の冷却システム12に連結されて
いる。すなわち、第1の管路16が冷却システム12の
低圧側に連結され、第2の管路18が冷却システム12
の高圧側に連結されている。高圧冷媒通路20が、引込
マニホルド管14の連結部22と、高圧冷媒通路20を
回収装置10に連結するための適当な継手(図示せず)
の間に接続されている。
【0019】図1に示すように、回収装置10は2つの
部分を有している。破線24で囲まれた領域内の構成要
素と制御装置は、独立小型ハウジング(図示せず)内に
収容されている。また、冷媒貯蔵部は、破線26で囲ま
れた領域内に含まれている。以下、これらの部分につい
て、及び、その相互接続と相互作用について、詳細に説
明する。
【0020】相互接続路すなわち冷媒通路20からの冷
媒は、電気的に駆動される電磁弁SV3を通過して流れ
る。電磁弁SV3は、開状態において冷媒を通過させ、
閉状態において冷媒の通過を妨げるものである。回収装
置10内に含まれるその他の電磁弁も同様な動作を行な
う。冷媒は、電磁弁SV3から、導管28、逆止弁98
を通過し、電磁弁SV2に至る。冷媒は、電磁弁SV2
から導管30を介して、ドレイン弁34を有するアキュ
ムレータ兼オイルトラップ32の入口に案内される。
【0021】つぎに、気相冷媒は、アキュムレータ兼オ
イルトラップ32から導管36を経て、フィルタードラ
イヤ38に導かれる。フィルタードライヤ38で酸、水
分、異物粒子などの不純物が取り除かれた後、気相冷媒
は導管40を経て圧縮機44の吸込口42に送られる。
液相冷媒が圧縮機の吸込口42に送られないように、吸
込側アキュムレータ46が導管42の途中に配置されて
いる。圧縮機44は、多数の圧縮機製造業者により市販
されている回転型のものが好ましいが、往復型、スクロ
ール型、スクリュー型などの他の種類のものでもよい。
【0022】気相冷媒は、圧縮機の吐出口48から導管
50を介してフロート式オイルセパレータ52に導かれ
る。オイルセパレータ52において、圧縮機44からの
オイルが気相冷媒から分離され、フロート式制御帰還路
54を経て圧縮機の吸込口42と連通する導管40に導
かれる。気相冷媒は、オイルセパレータ52の出口から
導管56を経て熱交換器・凝縮器コイル60の入口58
に送られる。電気的に駆動される凝縮器ファン62を凝
縮器コイル60に組み合わせることにより、回収装置の
動作について後述するように、周囲空気がコイルを通過
して流れる。
【0023】冷媒は、凝縮器コイル60の出口64か
ら、導管66を介して、T字連結部68に導かれる。T
字連結部68から、導管70が電磁弁SV4に向かい、
導管72が冷媒膨脹装置74に向かっている。図示の実
施例では、膨脹装置74はキャピラリ管である。ストレ
ーナー76が、導管72の途中にキャピラリ管の上流側
に配置され、キャピラリ管を詰まらせる虞れのある粒子
を取り除く。膨脹装置74として、一般に市販されてい
るその他の公知の冷媒膨脹装置を使用してもよい。膨脹
装置74が設けられた導管72及び電磁弁SV4が設け
られた導管70は、膨脹装置74と電磁弁SV4の下流
側の第2のT字連結部78において再び連結される。電
磁弁SV4と膨脹装置74は、流体の流れにおいて並列
関係に配置されることが好ましい。したがって、膨脹装
置74の抵抗が高いため、電磁弁SV4が開いていると
きには、冷媒は、実質的に無制限に電磁弁SV4を通過
して流れる。電磁弁SV4が閉じていると、冷媒は、膨
脹装置74により構成される高抵抗の通路を通過して流
れる。
【0024】冷媒膨脹装置74の選択とその冷媒流量絞
り有効度、電磁弁SV4の選択とその冷媒通路のサイズ
とは、相関している。これらの装置の相対的サイズ、あ
るいは、相対的冷媒流量絞り有効度については、回収装
置の動作に関する詳細な説明を通じて明らかになる。
【0025】導管80が第2のT字連結部78と適当な
継手(図示せず)の間に接続され、破線24で囲まれた
部分を、可撓性冷媒通路82を介して、再充填可能な冷
媒貯蔵容器86の液体導入口84へ連結している。貯蔵
容器86は、従来構成を有し、蒸気排出口88を有して
いる。貯蔵容器86は、さらに、不凝縮抽気口90を有
し、液面表示器92が設けられている。液面表示器92
には、たとえば、イモ・デラヴァル社(Imo Delaval In
c.)により製造販売されている小型連続式液面センサを
用いることができる。このような表示器は、貯蔵容器8
6に収容される冷媒の液面レベルを示す電気信号を提供
するものである。
【0026】冷媒通路94を介して、貯蔵容器86の蒸
気排出口88は、電磁弁SV3と電磁弁SV2の間に延
在する導管28の途中のT字連結部96に連結される。
電磁弁SV1が、冷媒通路94の途中に配置されてい
る。逆止弁98が、導管28の途中に、T字連結部96
の下流側に設けられ、電磁弁SV3から電磁弁SV2に
向かう方向の流れを許し、電磁弁SV2から電磁弁SV
3に向かう方向の流れを妨げるように構成されている。
【0027】引き続き図1を参照すると、冷媒汚染物質
検出回路100が回収装置10内に設けられ、流体の流
れにおいて圧縮機44と並列関係に配置されている。汚
染物質検出回路100は、オイルセパレータ52から凝
縮器コイル60の入口58まで延在する導管56と連通
状態にある導入管102を備えている。導入管102
は、導入管102に沿って設けられた電磁弁SV6を有
し、サンプル管ホルダー104の入口に達している。サ
ンプル管ホルダー104の出口は、導管106を介し
て、圧縮機の吸込口42と連通する導管40に連結され
ている。電磁弁SV5が導管106の途中に配置されて
いる。
【0028】電磁弁SV5及びSV6が閉じられている
時には、サンプル管ホルダー104は回収装置から分離
され、サンプル管を容易に交換できる。サンプル管ホル
ダー104として、たとえば、米国特許第4,389,
372号に記載されたものが用いられる。さらに、冷媒
汚染物質試験システムとしては、米国特許第4,92
3,806号に記載されたものが好適である。
【0029】冷媒回収装置10の全構成要素の自動制御
は、電子的制御装置108により行なわれる。電子的制
御装置108は、メモリ記憶ができるマイクロプロセッ
サを含み、すべての電磁弁SV1乃至SV6と圧縮機モ
ーターと凝縮器ファンモーターのマイクロプログラム制
御が可能である。制御装置108には、計測すなわち検
知された多数の制御パラメータが入力される。本実施例
において、これらの制御パラメータには、貯蔵容器86
の温度TSTORが含まれる。貯蔵容器86には、貯蔵容器
86内の冷媒の温度を正確に示す信号を発生するための
温度変換器が設けられている。周囲温度TAMB は、凝縮
器コイルまたは凝縮器ファン62への大気の取入口側に
配置された温度変換器により計測される。圧縮機の吐出
側導管50を流れる冷媒の温度は、導管50に設けられ
た温度変換器110により検知される。
【0030】回収装置の制御装置108への対人インタ
ーフェース、たとえばキーボード109により、使用者
は動作モード及び冷媒の種類を選択できる。本実施例の
回収装置では、回収サイクルの開始時に使用者がR−1
2、R−22、R−500、R−502のいずれかの冷
媒を選択する。制御を行なう上で非常に重要なのは、圧
縮機吸込圧P2及び圧縮機吐出圧P3である。図1に示
すように、第1の圧力変換器P2は、圧縮機の吸込側導
管40と連通状態にあり、第2の圧力変換器P3は、凝
縮器に至る高圧冷媒の導管56と連通状態にある。圧縮
機44の両側の圧力比はP3/P2で表される。制御装
置108には、さらに、液面表示器92からの信号が入
力される。
【0031】図4には、回収装置の動作モードと、電気
的に駆動される構成要素の各動作モードにおける状態が
示されている。待機モードにおいては、回収装置のスイ
ッチを入れたばかりで、すべての機械的要素はまだ駆動
されず動作の準備中である。保守サービスモードにおい
ては、電磁弁SV1乃至SV4をすべて開き、これによ
り回収装置内部の圧力を均等化して、高圧冷媒に遭遇す
る虞れなく保守サービスを行なうことができるようにし
ている。
【0032】図2のフローチャートを参照して、回収モ
ード、貯蔵容器予冷モード、貯蔵容器冷却モードについ
て詳細に説明する。回収モードでは、回収装置10は空
調システム12に連結され、空調システム12から冷媒
を回収する。図2を参照すると、回収サイクルを選択し
たとき制御装置108により実行される第1のステップ
は、圧縮機吐出圧P3を圧縮器吸込圧P2と比較するこ
とである。圧力差(P3−P2)が30psi(約15
51Torr)よりも大きい場合、制御装置108は、
電磁弁SV1〜SV4を開いて回収装置内の圧力を均等
化させる。P3とP2の圧力差が10psi(約517
Torr)まで落ちると、回収装置の動作を回収モード
に進める。P3とP2の差が最初から30psi(約1
551Torr)以下であれば、回収装置は直接、回収
モードに進む。このような比較を行なうのは、圧力差が
30psi(約1551Torr)以下であれば圧縮機
は容易に始動するのに対し、圧力差が30psi(約1
551Torr)より大きければ圧縮機の始動が困難で
両側の圧力差を減少させなければならないからである。
【0033】回収モードの開始時には、制御装置108
は、電磁弁SV2、SV3、SV4を開き、電磁弁SV
1は閉じたままに保つ。図4に示すとおり、電磁弁SV
5及びSV6は、マイクロプロセッサ(制御装置)から
の単一出力により一緒に動作し、電磁弁SV5及びSV
6が開くのは、汚染物質試験プロセスの実施時に限られ
る。したがって、電磁弁SV5及びSV6については、
回収装置の他の動作モードにおける説明は行なわない。
回収モードの開始に際し、圧縮器44と凝縮器ファン6
2も駆動される。
【0034】回収モードにおける動作について、図1を
参照して説明する。電磁弁SV3が開いた状態で、保守
対象の冷却システム12からの冷媒は、冷却システム1
2内の冷媒の圧力と圧縮機44による吸引動作により、
導管20、電磁弁SV3、逆止弁98、電磁弁SV2及
び導管30を経てアキュムレータ兼オイルトラップ32
に送られる。アキュムレータ兼オイルトラップ32にお
いて、保守対象の冷却システムから回収された冷媒に含
まれるオイルは、冷却システムから回収された液相冷媒
とともにトラップの底に落下する。気相冷媒はアキュム
レータ/オイルトラップ32からフィルタードライヤ3
8に送られ、ここで水分、酸、微粒子が除去され、さら
に導管40、吸込側アキュムレータ46を経て圧縮機4
4に送られる。
【0035】圧縮機44は、圧縮機に導入される低圧気
相冷媒を圧縮して高圧気相冷媒とし、導管50を経てオ
イルセパレータ52に送る。オイルセパレータ52にお
いて高圧気相冷媒から分離されたオイルは、回収用圧縮
機44からのオイルであり、このオイルは導管54を経
て圧縮機の吸込側導管40に戻り、圧縮機の潤滑に用い
られる。高圧気相冷媒は、オイルセパレータ52から導
管56を経て凝縮器コイル60に送られる。凝縮器コイ
ル60において、高温圧縮気体は凝縮して液化する。液
化冷媒は、凝縮器コイル60から導管66、T字連結部
68を介して、開状態の電磁弁SV4に送られ、さらに
導管80及び82を通過し、液体導入口84から冷媒貯
蔵容器86に導入される。
【0036】冷媒回収動作の進行中、制御装置108
は、圧力変換器P3及びP2から信号を受けとり、圧力
比P3/P2を計算し、計算値を所定値と比較する。さ
らに、圧縮機吸込圧P2は、単独でも、所定の回収終了
吸込圧と比較される。図2に示すように、所定の回収終
了吸込圧は4psia(約207Torr)であり、P
2がこの値より低くなると回収モードを終了し、制御装
置108は、後述する冷媒品質試験サイクルTOTAL
TESTを開始する。「TOTALTEST」は、キャ
リア・コーポレイション(Carrier Corporation)の
「冷媒内汚染物質試験器」の登録商標である。
【0037】所定の回収終了吸込圧を4psia(約2
07Torr)に選択したのは、圧縮機吸込圧P2が4
psia(約207Torr)以下のとき、回収装置の
動作により保守対象の冷却システムから冷媒の98〜9
9%が回収されるからである。第1の回収モードの間に
この圧力を達成することは異例のことであるが、達成可
能である。一例として、P2は、低温の周囲温度条件に
おいて4psia(約207Torr)の最終値に引き
下げられる。すなわち、凝縮器コイル温度(周囲空気に
より冷却される)が充分低いため、P3が低く保たれ
て、圧力比制限に到達する前に、P2が4psia(約
207Torr)に達し得るのである。
【0038】ここで、圧縮機の圧力比の説明に戻る。図
2に示されるように、本実施例においては、圧力比が1
6psia(約827Torr)以上になると、制御装
置108内のマイクロプロセッサは、回収サイクル試験
を実行する。実行された回収サイクルが第1の回収サイ
クルであり、圧縮機吸込圧P2が10psia(約51
7Torr)以上の場合、動作モードは、貯蔵容器予冷
モードに移行しついで貯蔵容器冷却モードに進む。実行
された回収サイクルが第2もしくはそれ以降の回収サイ
クルであり圧縮機吸込圧P2が10psia(約517
Torr)より小さいときには、制御装置108は、冷
媒回収が完了したものとみなし、冷媒汚染物質試験サイ
クル(TOTALTEST)を開始する。
【0039】後者の条件、すなわち、第2及びそれ以降
の回収サイクルでP2が10psia(約517Tor
r)より小さいというのは、高温の周囲温度において存
在する状態である。たとえば、このような状態は、華氏
105度(約摂氏41度)以上の周囲温度においてR−
22を空調システムから回収する場合に存在する。この
ような状態において、圧縮機吸込圧P2をもっと小さい
値に減少しようという試みは、非効率的である。これ
は、吸込圧をさらにごくわずか低下させるために相当な
長さの動作時間が必要となるからである。また、このよ
うな状態において、後述する貯蔵容器予冷モード及び貯
蔵容器冷却モードへ移行しても、冷却システムから最終
的に回収される冷媒の量はたいして増加しない。したが
って、回収モードを終了し冷媒汚染物質試験サイクルが
開始される。
【0040】回収サイクル試験により、第1の回収サイ
クルであること、あるいは、圧縮機吸込圧P2が10p
sia(約517Torr)以上であることが示された
場合には、制御装置108は、貯蔵容器予冷モード及び
貯蔵容器冷却モードの動作を開始する。
【0041】図4に示されるとおり、貯蔵容器予冷モー
ドにおいて、電磁弁SV1、SV2、SV4が駆動され
て開状態となる。電磁弁SV3は閉じられ、圧縮機モー
タ及び凝縮器ファンは駆動されたままに保たれる。電磁
弁SV3を閉じた状態において、冷媒回収装置10は、
保守対象の冷却システムから切り離される。電磁弁SV
1が開いているため、貯蔵容器86の蒸気排出口88
と、圧縮機の低圧側に連通している導管28の間に流体
通路が形成される。説明の進行にともなって理解される
とおり、多くの場合、電磁弁SV4により、凝縮器62
と貯蔵容器86との間に流体が自由に流動する流体通路
が常に構成されている。
【0042】回収モード終了時点で、冷媒貯蔵容器86
は、部分的に高温高圧液相冷媒で満たされている。貯蔵
容器予冷モードにおいて、上述のとおり電磁弁の状態が
設定されると、圧縮機44はこの高温高圧冷媒を、直
接、貯蔵シリンダから取出し、回路内を自由に循環させ
る。この自由循環により、貯蔵容器冷却モードに先立っ
て、回路内において、回収冷媒の温度及び圧力が速やか
に低下し安定する。
【0043】予冷モードの時間は、制御装置108内の
タイミング回路により制御され、約30秒から3分程度
で、装置内の圧力及び温度が充分に低下し安定する。本
実施例による回収装置において、予冷サイクルは90秒
間実行された。制御装置は、予冷サイクルに続いて貯蔵
容器冷却サイクルを開始させる。
【0044】予冷サイクルにつづき、貯蔵容器冷却サイ
クルの開始に先立ち、制御装置108は、電磁弁SV4
の状態についての決定を行なわなければならない。この
決定と、決定に際して考慮されるべき要因とを説明する
前に、貯蔵容器冷却モードにおける動作について説明す
る。
【0045】図4に示されるとおり、貯蔵容器冷却モー
ドにおいて、電磁弁SV1及びSV2が駆動され、開状
態にされる。電磁弁SV3及びSV4は閉じられ、圧縮
器モータ及び凝縮器ファンモータは駆動されたままに保
たれる。貯蔵容器冷却モードにおいて、回収装置10
は、冷媒貯蔵容器86が満液蒸発器として機能するとこ
ろの、閉サイクル冷却システムに切り替わる。電磁弁S
V3を閉じることにより、冷媒回収装置10は、保守対
象の冷却システム12から切り離される。電磁弁SV1
が開いているため、貯蔵容器86の蒸気排出口88と、
圧縮機44の低圧側と連通する導管28との間に流体通
路が構成される。電磁弁SV4が閉じているため、冷媒
は凝縮器60から冷媒膨脹装置74を通過して流れる。
【0046】貯蔵容器冷却モードにおいて、上述のとお
り電磁弁の状態が設定されると、圧縮機44は、圧縮機
に導入される低圧気相冷媒を圧縮し、高圧気相冷媒を導
管50を経てオイルセパレータ52に送る。高圧気相冷
媒は、オイルセパレータ52から、導管56を経て凝縮
器コイル60に送られる。凝縮器コイル60において、
高温圧縮気体は凝縮して液化する。液化冷媒は、凝縮器
コイル60から、導管66、T字連結部68、ストレー
ナ76、導管72を経て、冷媒膨脹装置74に送られ
る。高圧の液化冷媒は、冷媒膨脹装置74を通過する間
に、圧力が低下し、少なくとも部分的に蒸発して蒸気に
変わる。このようにして得られた気液混合体を、導管7
8及び82を経て冷媒貯蔵容器86に送り、ここで蒸発
させることにより貯蔵容器86内の冷媒から熱を吸収
し、貯蔵容器86内の冷媒を冷却する。
【0047】つぎに、低圧冷媒蒸気は、貯蔵容器86か
ら、蒸気排出口88、導管94、電磁弁SV1を経て、
T字連結部96に至る。さらに、逆止弁98、電磁弁S
V2、オイルセパレータ兼アキュムレータ32、フィル
タードライヤ38、導管40を介して圧縮器44に戻
り、回路が完成する。
【0048】前述の貯蔵容器冷却モードの説明は、たい
ていの状態における動作を説明するものである。しかし
ながら、高温の周囲温度においてR−22やR−502
などのより高圧の冷媒を回収する場合、変換器P3によ
り測定される圧縮機の吐出圧は、貯蔵容器冷却モードの
動作中に、許容可能なレベルを越えてしまう。すなわ
ち、凝縮器60からの冷媒流に対するキャピラリ管膨脹
装置74の抵抗が大きいため、このような条件下では、
吐出圧は許容できないほど高くなる。
【0049】この問題を解決するための対策として、回
収動作を終了させること、あるいは、電磁弁SV4を開
いて吐出圧を許容できるレベルに低減させることが考え
られる。しかしながら、どちらの対策も受け入れられな
い。これは、回収動作を終了させると、保守対象の冷却
システム内に相当量の冷媒が残り、電磁弁SV4を開い
て運転したのでは、貯蔵容器86に何の冷却効果も与え
ないからである。
【0050】本発明によれば、余分なハードウェアや高
価な可変面積制御装置を用いることなく、電磁弁SV4
における流体通路の大きさを実質的に減少させることに
より、上述した問題を解決することができる。すなわ
ち、上述の状態において、電磁弁SV4が開状態にある
とき、電磁弁SV4は、冷媒を少し通過させる膨脹装置
として機能する。このとき、電磁弁SV4は、貯蔵容器
に冷却効果を与えることができ、しかも、圧縮機吐出圧
を最大450psia(約23272Torr)以下に
抑えられる程度の大きさを持っている。
【0051】同時に、電磁弁SV4の開口は、回収装置
が蒸気回収モード、リサイクルモード、冷媒汚染物質試
験モードで動作しているとき、冷媒が電磁弁SV4を自
由に流動できる程度の大きさをもたなければならない。
【0052】従来の回収装置において、冷媒膨脹装置7
4は、内径0.042インチ(約0.1067セン
チ)、断面積0.0014平方インチ(約0.009平
方センチ)の、24インチ(約61センチ)長のキャピ
ラリ管であった。電磁弁SV4は、この種の回収装置に
用いられる、電気的に駆動される従来の電磁弁であり、
5/16インチ(約0.794センチ)の口径と0.0
767平方インチ(約0.495平方センチ)の断面積
を持つ。したがって、従来の電磁弁SV4の断面積は、
明らかに、キャピラリ管の断面積の55倍の大きさをも
つ。
【0053】本発明によれば、バイパス電磁弁SV4
は、電磁弁SV4の流体通路開口の断面積が、キャピラ
リ管膨脹装置74の冷媒流量絞り有効断面積の5〜20
倍の大きさになるように選択される。図示の例では、キ
ャピラリ管膨脹装置74のおよそ9倍の、0.0123
平方インチ(約0.0794平方センチ)の冷媒流量絞
り有効断面積が得られる1/8インチ(約0.3175
センチ)の口径の電磁制御弁により、上述した条件のす
べてが満足され、高温の周囲温度において高圧冷媒を回
収する場合に上昇する吐出圧を自動的に補正することが
可能となった。断面積以外の要因により膨脹装置の冷媒
流量絞り度が与えられるとき、上述の相対断面積と範囲
は装置の冷媒流量絞り有効度に比例する。
【0054】すでに述べたとおり、制御装置108は、
予冷サイクルにつづき、流量制御電磁弁SV4の状態に
ついての決定を行なわなければならない。この決定は、
回収される冷媒の種類と周囲温度に基づいて行なわれ
る。回収される冷媒がR−22であり周囲温度が華氏1
00度(約摂氏38度)よりも高ければ、電磁弁SV4
を開状態に保ち、冷却モードサイクルにおける膨脹装置
として機能させる。同様に、回収される冷媒がR−50
2であり周囲温度が華氏90度(約摂氏32度)より大
きければ、電磁弁SV4を開状態に保ち、冷却モードサ
イクルにおける膨脹装置として機能させる。冷媒の種類
と周囲温度の条件が上記以外の場合には、制御装置10
8は電磁弁SV4を閉じ、膨脹装置74を冷却モードサ
イクルにおける膨脹装置として機能させる。
【0055】貯蔵容器冷却モードの継続中、温度変換器
TSTORにより計測される貯蔵容器86の温度は、冷媒が
連続的に閉冷媒回路を循環するにつれて低下してゆく。
この間に、冷媒は、冷媒精製部、すなわち、オイルセパ
レータ32及びフィルタードライヤ38を何回も通過
し、ますます精製されてゆく。
【0056】再び図2を参照すると、貯蔵容器冷却モー
ドはつぎの3つの状態のいずれが生じたときに終了す
る。(1)温度変換器TSTORにより計測される貯蔵容器
86の温度が周囲温度(TAMB)より低い華氏70度
(約摂氏21度)まで落ちた場合、(2)貯蔵容器冷却
モードが15分間続いたとき、(3)貯蔵容器86の温
度TSTORが華氏0度(約摂氏−18度)に落ちた場合。
貯蔵容器冷却モードの終了がこれら3つの条件のどれに
よるものであっても、結果は実質的に同一である。すな
わち、貯蔵容器86に貯蔵された冷媒の温度(TSTOR
は、周囲温度よりも充分低くなっている。その結果、貯
蔵容器内部の圧力は、温度低下に対応して、回収装置の
その他の部分よりも実質的に低くなっている。
【0057】貯蔵容器冷却モードが終了すると、制御装
置108は、回収装置の動作を第2の回収モードに移行
する。第2の回収モードにおいて、電磁弁、圧縮機及び
凝縮器のモータは第1の回収モードで説明したように駆
動される。しかしながら、冷媒貯蔵容器内の温度TSTOR
が充分低下しているため、回収用圧縮機を高い圧力差に
さらすことなくして、保守対象の冷却システムから冷媒
を回収する能力は格段に向上する。
【0058】図1を参照して、この現象について説明す
る。回収サイクルにおいて、保守対象の冷却システムか
ら回収された冷媒は、圧縮機44から排出され導管56
を介して凝縮器コイル60に送られる。ここで、圧縮機
吐出口48から貯蔵容器86に至り貯蔵容器86を含
む、回収装置内部の圧力は、貯蔵容器86内の温度圧力
条件に左右される。その結果、貯蔵容器86は凝縮器と
しての機能を果たし、過熱蒸気として凝縮器コイル6
0、電磁弁SV4、導管80及び82を介して貯蔵容器
86に送られる回収冷媒を凝縮液化する。
【0059】第2あるいはそれ以降の回収モード(すな
わち貯蔵容器冷却モードの後の回収モード)においては
圧縮機吐出圧P3は非常に低くなるため、回収用圧縮機
44の両側の圧力比を許容範囲に維持しつつ、回収用圧
縮機44により保守対象の冷却システム12の圧力を従
来よりも低下させることができる。
【0060】図2のフローチャートに示されるように、
第2の回収モードにおいて圧力比P3/P2が所定値
(本実施例では16)を超えると、他の条件に応じて、
さらなる貯蔵容器予冷モード及び貯蔵容器冷却モード、
もしくは、終了に移行する。
【0061】引き続き図2を参照して、回収装置10
は、制御装置108が装置の動作を冷媒汚染物質試験
(TOTALTEST)モードに切替える原因となる状
態が生じるまで、上述の動作を行なう。回収サイクルの
開始に先立ち、操作者は、サンプル管がサンプル管ホル
ダー104内に装着されていることを確かめなければな
らない。TOTALTESTモードの開始に際し、電磁
弁SV1、SV2、SV4、SV5及びSV6はすべて
駆動され、開状態にされている。電磁弁SV3は駆動さ
れず閉じられている。流量制御弁の状態が上記のとおり
設定されているとき、回収装置10内の冷媒の流れは、
電磁弁SV4が開いているため冷媒が膨脹装置74に流
れないことを除いて、貯蔵容器冷却モードの場合と同様
である。冷媒がこのようにして回路内を流れ、電磁弁S
V5及びSV6が開いているため、回収装置の高圧側及
び低圧側のあいだに存在する圧力差により、導管10
2、電磁弁SV6、サンプル管ホルダ104(及びこれ
に装着されるサンプル管)、電磁弁SV5、導管106
を介して冷媒が流れ、被験冷媒が圧縮機44の吸込側に
戻される。
【0062】導管102またはサンプル管ホルダ104
には、必要に応じて圧力を低下させるためのノズルが設
けられ、サンプル管ホルダ104に装着されたサンプル
管を流れる冷媒の流速を調整して、TOTALTEST
の動作中にサンプル管に適量の冷媒流が送られるように
構成している。このようにして、冷媒品質試験の信頼性
を保証している。図2を参照すると、冷媒品質試験の動
作時間はX分として表されている。市販されているTO
TALTESTシステムの通常の動作時間は約10分間
である。制御装置のプログラムに、試験時間を上記の長
さ、もしくは、冷媒が異なる場合には異なる長さに設定
すればよい。しかしながら、被験冷媒が多量の酸を含
み、サンプル管内の表示器が設定された動作時間より短
時間で色を変えた場合には、品質試験を早めに終了させ
てもよい。この場合には、冷媒品質試験を終了し追加の
冷媒精製サイクルを開始する。
【0063】追加の精製サイクルは、リサイクルモード
と呼ばれ、動作ロジックのフローチャートが図3に示さ
れている。図4を参照すると、リサイクルモードにおい
て電気的に駆動される構成要素は、貯蔵容器予冷モード
におけるものと同様である。これは、リサイクルモード
の間に回収装置を流れる冷媒の容積流を増加させる。こ
のモードの機能は、厳密にいえば、オイルトラップ32
とフィルタードライヤ38を何度も通過させることによ
り冷媒をさらに精製することである。
【0064】図3を参照すると、リサイクルモードの動
作時間の長さX分の数値は、冷媒の種類と品質及び周囲
温度の関数として変化し、操作者により決定される。冷
媒の種類は既知であり、周囲温度は計測され、品質は冷
媒品質試験サイクルに用いられたサンプル管の評価によ
り決定される。さらに図3を参照して、リサイクルモー
ドの設定時間が終了すると、操作者の選択により、もう
一度品質試験を実行し、この試験の結果によっては、も
う一度リサイクルモードの動作を実施する。
【0065】上述の回収装置と制御手順の目的は、与え
られた周囲条件あるいはシステム条件のもとで、保守対
象の冷却システムからできるだけ多くの冷媒を回収する
とともに、絶えず制御パラメータを監視して回収装置の
圧縮機が過酷な動作条件にさらされないようにすること
である。上述したように、制御パラメータは、回収用圧
縮機44の両側の圧力比P3/P2である。上記の例で
は、圧力比P3/P2の値は16であり、それ以上では
圧縮機に悪影響がある。異なる種類の圧縮機に対しては
このパラメータの値が異なることはもちろんである。
【0066】このような制御手順の究極の目的は、圧縮
機の動作を所定の範囲内に制限することにより、圧縮機
寿命を延長し、信頼性を確保することである。すでに述
べたとおり、圧縮機の内部温度が、動作中の圧縮機の内
部損壊を防ぐための制御要因であることが当業者に知ら
れている。圧力比は、圧縮機の内部温度に関連し、上述
の実施例において好ましい制御パラメータとして選択さ
れた、極めて信頼のおける有効制御パラメータである。
圧力差(すなわちP3−P2)もまた、回収装置を制御
するために有効に用いられる。
【0067】上述のパラメータに限らず、圧縮機吐出側
導管50に設けられた温度変換器110により計測され
る圧縮機吐出温度や、圧縮機吸込圧P2など、その他の
制御パラメータを用いても、圧縮機に悪影響がないよう
に動作させることができる。
【0068】温度については、一般に、潤滑油が劣化し
はじめる圧縮機の内部温度は華氏325度(摂氏約16
3度)とされている。温度がこれ以上に上がると、圧縮
機動作不良及び損壊が予想される。本回収装置におい
て、制御装置108は、温度変換器110により計測さ
れる圧縮機吐出温度が華氏225度(摂氏約107度)
の上限を超えた場合、圧力比の条件にかかわらず装置を
停止するようにプログラムされている。
【0069】変換器110により計測される圧縮機吐出
温度を主要な制御パラメータとして用いる場合には、華
氏200度(摂氏約93度)近傍の温度を境として、回
収装置の動作を回収モードから貯蔵容器予冷モード及び
貯蔵容器冷却モードに切り替え、装置の動作により圧縮
機に悪影響を与えないようにしている。
【0070】上述した別の制御方法によれば、圧縮機の
保護を目的として検知される制御パラメータとして、圧
縮機吸込圧P2を用いてもよい。この場合には、制御装
置108のマイクロプロセッサには、周囲大気温度の範
囲と処理される冷媒の種類に対して、圧縮機動作不良を
起こすと考えられる圧縮機吸込圧P2の境界値が設定さ
れる。一例として、華氏90度(約摂氏32度)の周囲
大気温度で冷媒R−22を処理する場合には、13〜1
5psia(約672〜776Torr)の範囲の吸込
圧P2が、回収モードから貯蔵容器予冷モード及び冷却
モードに切り替えるための設定値としてプログラムされ
る。
【0071】つぎに、本発明による回収装置10の冷媒
回収能力を、具体例により示す。回収装置は、華氏70
度(約摂氏21度)の周囲温度において4.5ポンド
(約2.041キロ)の冷媒R−12が充填された冷却
システムに連結された。このようなシステムは自動車用
空調装置の典型的なものである。
【0072】回収動作が開始されると、第1の回収サイ
クルを8.67分間にわたり実行したところで、圧力比
P2/P3が限界値の16に達した。この時点で、3.
73ポンド(約1.692キロ)の冷媒が冷却システム
から回収された。これは、冷却システムの総充填量の約
82.9%にあたる。一般的な従来システムはこの時点
で停止し、0.77ポンド(約0.349キロ)すなわ
ちシステム内総充填量の17%以上を残した。この残留
分は最終的に大気中に放出される。
【0073】この時点で、動作モードは貯蔵容器予冷モ
ードに移行し90秒間実行し、つぎに貯蔵容器冷却モー
ドに進んだ。貯蔵容器冷却サイクルは15分間実行さ
れ、シリンダ温度(TSTOR)は華氏10度(約摂氏−1
2度)まで下がった。この時点で、システム制御装置に
より、第2の回収サイクルが開始された。第2の回収サ
イクルは3.8分間実行され、吸込圧P2が4.0ps
ia(約207Torr)に落ちたところで回収を終了
した。
【0074】この時点で、回収装置の動作時間合計は2
7.5分間であり、合計4.42ポンド(約2.005
キロ)の冷媒が冷却システムから回収された。これは総
充填量4.5ポンド(約2.041キロ)の約98.2
%にあたり、わずかに0.08ポンド(約0.036キ
ロ)をシステム内に残すのみであった。
【0075】回収・精製の完了後、貯蔵容器86には、
冷却システム12に戻される清浄な冷媒が収容されてい
る。図4を参照すると、再充填モードが選択されたと
き、電磁弁SV1及びSV3を同時に開き、貯蔵容器8
6から冷却システム12に至る直通の冷媒通路を構成す
る。その他の電磁弁と圧縮機及び凝縮器は、このモード
では駆動されない。冷却システム12に送られる冷媒の
量は、操作者により選択され、制御装置108は、液面
センサ92からの入力に基づき、選択された量の冷媒を
正確に冷却システム12に再充填する。
【0076】以上本発明を実施例を参照して説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
当業者により、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱するこ
となく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
種々の制御パラメータを監視しながら動作モードを切り
替えることにより、極めて高率に種々の冷媒を回収でき
るとともに、高温の周囲温度条件下でも、圧縮機に悪影
響を及ぼすなく動作させることができる。さらに、膨脹
装置と並列に流量制御弁を設けて、冷媒の流れを切り替
えることにより、高圧冷媒を回収する場合でも、特別な
装置を設けることなく、吐出圧を安全な範囲に抑えて動
作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による冷媒回収装置の概略構成
図である。
【図2】本発明の冷媒回収装置の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図3】リサイクルモードにおける本発明の冷媒回収装
置の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】各動作モードにおける本発明の冷媒回収装置の
構成要素の状態を示す図である。
【符号の説明】
10…冷媒回収装置 12…冷却システム 14…マニホルド管 16…第1の管路 18…第2の管路 20…冷媒通路 22…連結部 24…回収部 26…貯蔵部 28…導管 30…導管 32…アキュムレータ兼オイルトラップ 34…ドレイン弁 36…導管 38…フィルタードライヤ 40…吸込側導管 42…圧縮機吸込口 44…圧縮機 46…吸込側アキュムレータ 48…圧縮機吐出口 50…吐出側導管 52…オイルセパレータ 54…フロート式制御帰還路 56…導管 58…凝縮器入口 60…凝縮器コイル 62…凝縮器ファン 64…凝縮器出口 66…導管 68…T字連結部 70…導管 72…導管 74…膨脹装置 76…ストレーナ 78…T字連結部 80…導管 82…冷媒通路 84…液体導入口 86…貯蔵容器 88…蒸気排出口 90…不凝縮抽気口 92…液面表示器 94…冷媒通路 96…T字連結部 98…逆止弁 100…冷媒汚染物質検出回路 102…導入管 104…サンプル管ホルダー 106…導管 108…制御装置 109…キーボード 110…温度変換器 SV1…電磁弁 SV2…電磁弁 SV3…電磁弁 SV4…電磁弁 SV5…電磁弁 SV6…電磁弁 P2…圧力変換器 P3…圧力変換器 TSTOR…温度変換器 TAMB…温度変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相冷媒を圧縮するための、吸込口及び
    吐出口を有する圧縮手段と、 上記圧縮手段の上記吸込口に冷却システムを連結するた
    めの第1の導管手段と、 冷媒を通過させるための、入口及び出口を有する凝縮手
    段と、 上記圧縮手段の上記吐出口を上記凝縮手段の上記入口に
    連結するための第2の導管手段と、 冷媒貯蔵手段と、 上記凝縮手段の上記出口を上記冷媒貯蔵手段に連結する
    ための第3の導管手段と、 上記冷媒貯蔵手段を上記第1の導管手段に連結するため
    の第4の導管手段と、 開状態及び閉状態に切替え可能であり、上記第1の導管
    手段内に、上記第4の導管手段と上記第1の導管手段の
    連結部の上流側に設けられた第1の弁手段と、 開状態及び閉状態に切替え可能であり、上記第4の導管
    手段内に設けられた第2の弁手段とを有する、圧縮性冷
    媒を冷却システムから回収するための回収装置におい
    て、 上記第3の導管手段内に冷媒流量制御手段を設け、上記
    冷媒流量制御手段は、 所定温度より高い周囲温度において高圧冷媒の流量絞り
    を有効に行なうには小さすぎる所定の冷媒流量絞り有効
    度を有する冷媒膨脹装置と、 開状態及び閉状態に切替え可能な流量制御弁とを有し、 上記流量制御弁は、内部に流路を有し、上記流路は、上
    記所定温度より高い周囲温度において高圧冷媒の膨脹装
    置として機能できるような大きさをもち、さらに、上記
    流路の大きさは、上記所定温度より低い周囲温度におい
    て冷媒が実質的に無制限に流れることができるような大
    きさであり、 上記膨脹装置と上記流量制御弁は、上記第3の導管手段
    内に、流体の流れにおいて並列関係に配置されているこ
    とを特徴とする回収装置。
  2. 【請求項2】 上記冷却システムから回収される冷媒の
    種類を決定するための手段と、 上記周囲温度を決定するための手段と、 制御手段とを有し、 上記制御手段は、上記冷却システムから冷媒を回収する
    ために、上記圧縮機を駆動し、上記第1の弁手段を開位
    置に、上記第2の弁手段を閉位置に、上記流量制御弁を
    開位置にそれぞれ切替えるように動作し、 上記制御手段は、さらに、上記圧縮機の駆動を継続し、
    上記第1の弁手段を閉位置に、上記第2の弁手段を開位
    置にそれぞれ切替え、上記冷媒が高圧冷媒でなければ上
    記流量制御弁を閉位置に切替え、上記冷媒が高圧冷媒で
    あり上記周囲温度が所定温度より高ければ上記流量制御
    弁を開位置に維持するように動作することを特徴とする
    請求項1の回収装置。
  3. 【請求項3】 上記高圧冷媒はR−22あるいはR−5
    02のいずれかであることを特徴とする請求項2の回収
    装置。
  4. 【請求項4】 上記冷媒はR−22であり、上記所定の
    周囲温度は華氏100度(摂氏約38度)であることを
    特徴とする請求項3の回収装置。
  5. 【請求項5】 上記冷媒はR−502であり、上記所定
    の周囲温度は華氏90度(摂氏約32度)であることを
    特徴とする請求項3の回収装置。
  6. 【請求項6】 a.冷媒を冷却システムから回収し、 b.回収した冷媒を圧縮機において圧縮して高圧気相冷
    媒を生成し、 c.上記高圧気相冷媒を凝縮して液相冷媒を生成し、 d.上記液相冷媒を上記貯蔵手段に送り、 e.所定の結果が得られたとき上記冷却システムからの
    冷媒の回収を停止し、 f.冷媒を上記貯蔵手段から取り出し、 g.上記貯蔵手段から取り出した冷媒を、上記冷却シス
    テムから回収した冷媒の圧縮に用いたと同じ圧縮機にお
    いて圧縮し、 h.上記貯蔵手段から取り出して圧縮した冷媒を凝縮す
    る過程とを含む、冷却システムから圧縮性冷媒を回収
    し、回収された冷媒を冷媒貯蔵手段に送るための方法に
    おいて、さらに、 i.上記冷却システムから回収される冷媒の種類を決定
    し、 j.上記周囲温度を決定し、 k.上記冷媒がR−22及びR−502のいずれでもな
    い場合、上記貯蔵手段から取り出して凝縮した冷媒を、
    所定の冷媒流量絞り有効度を有する冷媒膨脹装置を介し
    て膨脹させ、 l.上記冷媒がR−22であり上記周囲温度が約華氏1
    00度(約摂氏38度)よりも大きい場合、あるいは、
    上記冷媒がR−502であり上記周囲温度が約華氏90
    度(約摂氏32度)よりも大きい場合、上記貯蔵手段か
    ら取り出して凝縮した冷媒を、上記冷媒膨脹装置の冷媒
    流量絞り有効度よりも5〜20倍大きい冷媒流量絞り有
    効度を有する流量制御弁を介して膨脹させ、 m.上記kまたはlの過程において膨脹させた冷媒を上
    記貯蔵手段に戻しこれにより上記貯蔵手段を冷却する過
    程とを含むことを特徴とする方法。
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