JPH05179582A - スチールコード及びその製造方法 - Google Patents

スチールコード及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05179582A
JPH05179582A JP3357952A JP35795291A JPH05179582A JP H05179582 A JPH05179582 A JP H05179582A JP 3357952 A JP3357952 A JP 3357952A JP 35795291 A JP35795291 A JP 35795291A JP H05179582 A JPH05179582 A JP H05179582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
strands
cord
twisted
steel cord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3357952A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Shiraishi
克己 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd, Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3357952A priority Critical patent/JPH05179582A/ja
Publication of JPH05179582A publication Critical patent/JPH05179582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/0646Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2015Strands
    • D07B2201/2022Strands coreless
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2207/00Rope or cable making machines
    • D07B2207/20Type of machine
    • D07B2207/204Double twist winding
    • D07B2207/205Double twist winding comprising flyer

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 素線間の隙間形成性能とともにコード保形性
を高め、ゴム浸透性及び信頼性、を向上するとともに、
タイヤユニホーム性を向上し、また、製造能率とともに
製品精度、信頼性を向上したスチールコード及びその製
造方法を提供する。 【構成】 素線1〜3を撚り合わせて形成したスチール
コードにおいて、素線1,2は同一撚りピツチPで相互
に線接触状に撚り合わせて同様な螺旋状に形成するとと
もに、素線1はピツチ及び波付け高さの異なる型付け
(型付けピツチPaと波付け高さHa)と撚り合わせ
(撚りピツチP、波付け高さH)により素線1に撚り合
わせて複合螺旋状(a,b)に形成し、コード長手方向
にオープン部Xとクローズ部Yを交互に形成し、また、
素線3の直径をd及び撚りピツチをPとすると、素線3
の型付けピツチPaを、下式の範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用タイヤや搬送用
ベルト等にゴム・コード複合体として適用され、特に乗
用車用スチールラジアルタイヤにおけるベルト層の補強
材として好適なスチールコード及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車用スチールラジアルタイヤ
におけるベルト層の補強材としては、3〜5本の素線を
相互に線接触状にして撚り合わせて形成した1×n構造
のクローズ型スチールコードが広く使用されている。し
かし、このスチールコードの中心部にゴムが浸透し難い
空間が形成されて、タイヤ成形加硫時にそのコード内に
空洞ができ、タイヤトレツドからベルト層に達する外傷
を受けると、水がその外傷から前記空洞に入りコード長
手方向に拡散され、コード腐食が助長されてゴムとの接
着性が低下しセパレーション現象を起こす欠点がある。
この問題の解決策としては、例えば、コードの直径を大
きくして各素線間に隙間を形成しゴム浸透性を高めた1
×5構造のオープン型スチールコードが開発されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記オープン型
スチールコードは、コード径の拡大により各素線間に隙
間が形成されて、低荷重時の伸びが大きく変形し易い構
造になつており、ゴム内に埋設して加硫する際に前記隙
間が閉塞されたり、伸び差が生じて形状が不均等になる
などゴム浸透性の低下、タイヤユニホーム性(均一性、
タイヤバランス)低下の原因となる。また、コード径が
増加して接着用ゴムが厚くなりタイヤ重量や燃料消費量
が増加するなどの問題点がある。また、1×3構造のス
チールコードを前記のようなオープン構造にすると同様
な問題点があり課題になつている。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、素
線間の隙間形成性能とともにコード保形性を高め、ゴム
浸透性及び信頼性、即ち耐疲労性、耐久性を向上すると
ともに、タイヤユニホーム性を向上し、また、製造能率
とともに製品精度、信頼性を向上したスチールコード及
びその製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、3本の素線を
撚り合わせて形成したスチールコードにおいて、前記素
線の2本は同一撚りピツチで相互に線接触状に撚り合わ
せて同様な螺旋状に形成するとともに、前記素線の他の
1本はピツチ及び波付け高さの異なる型付けと撚り合わ
せにより2本の前記素線に撚り合わせて複合螺旋状に形
成し、コード長手方向にオープン部とクローズ部を交互
に形成したことにより、また、複合螺旋形状に形成され
た前記素線の直径をd及び前記撚りピツチをPとする
と、同素線の型付けピツチPaを、
【0006】
【数1】上記式の範囲とし、さらに、前記オープン部の
素線間に隙間0.03〜0.09mmを形成するととも
に、荷重5kgf を加えた時のコード伸びを0.2%以下
にすることにより、1本の素線側に隙間を形成し、他の
素線間は線接触状に撚り合わせて、コード長手方向にオ
ープン部とクローズ部を交互に形成した構造とし、適度
の隙間形成とともに、コード伸びを低減し変形し難いコ
ンパクトな形状にしてコード保形性を高めている。ま
た、1本の素線を回転式型付機構により型付けした後、
同素線に2本の素線を前記型付けよりも大きいピツチ及
び波付け高さで異なる位相に撚り合わせて、2本の前記
素線は同じ撚りピツチで相互に線接触状に撚り合わせて
同様な螺旋状に形成するとともに、前記素線の他の1本
はピツチ及び波付け高さの異なる型付けと撚り合わせに
より2本の前記素線に撚り合わせて複合螺旋状に形成
し、コード長手方向にオープン部とクローズ部を交互に
形成することにより、一連の工程で能率良く製造可能と
し、製品精度、信頼性を高めている。
【0007】
【作用】3本の素線を撚り合わせて形成したスチールコ
ードにおいて、前記素線の2本は同一撚りピツチで相互
に線接触状に撚り合わせて同様な螺旋状に形成し、前記
素線の他の1本はピツチ及び波付け高さの異なる型付け
と撚り合わせにより2本の前記素線に撚り合わせて複合
螺旋状に形成し、1本の素線側に隙間を形成し他の素線
間を線接触状に撚り合わせて、コード長手方向に隙間を
形成したオープン部とクローズ部を交互に形成した構造
とし、適度の隙間を形成するとともに、従来のオープン
型コードに比べコード伸びが著しく低減され、コード径
の増加が殆んどなくコンパクトで変形し難い優れたコー
ド保形性を有し、ゴム内に容易に精度良く埋設されて、
優れたゴム浸透性、タイヤユニホーム性が得られる。ま
た、複合螺旋形状に形成された前記素線の直径をd及び
前記撚りピツチをPとすると、同素線の型付けピツチP
aを、
【0008】
【数1】上記式の範囲とし、さらに、前記オープン部の
素線間に隙間0.03〜0.09mmを形成するととも
に、荷重5kgf を加えた時のコード伸びが0.2%以下
にすることにより、隙間の形成性能、コード保形性及び
信頼性がさらに高められる。また、1本の素線を回転式
型付機構により型付けした後、同素線に2本の素線を前
記型付けよりも大きいピツチ及び波付け高さで異なる位
相に撚り合わせることにより、前記のような構成のスチ
ールコードが一連の工程で能率良く製造されて、製品の
精度、信頼性が高められる。
【0009】
【実施例】図1及び図2に本発明のスチールコードの一
実施例、図4にそのスチールコードの製造装置の一実施
例を示す。図中1,2,3は真鍮めっき等の表面処理が
施された素線、dは素線の直径、Hは撚り合わせの波付
け高さ、Haは型付けの波付け高さ、Pは撚りピツチ、
Paは型付けピツチ、Sは素線3と他の素線1又は2と
の間に形成された隙間、Xは素線間に隙間が形成されて
いるオープン部、Yは素線間に隙間が格別に形成されて
ないクローズ部、11はボビン、12は回転式型付機
構、13a,bは中空軸、14a,bは案内輪、15は
弧状の回転ガイド、16はオーバーツイスター、17は
キャプスタン、18は巻取ドラム、19は回転制御用の
駆動モータであり、図1,2に示すスチールコードは、
好ましくは引張り強度250〜400kgf/mm2 の素線
1,2,3で構成され、素線1,2,3を撚り合わせて
形成したスチールコードにおいて、素線1,2は同じ撚
りピツチPで相互に線接触状に撚り合わせて同様な螺旋
状に形成するとともに、素線3はピツチ及び波付け高さ
の異なる型付け(型付けピツチPa,波付け高さHa)
と撚り合わせ(撚りピツチP,波付け高さH)により素
線1,2と撚り合わせて複合螺旋状(a,b)に形成
し、コード長手方向にオープン部Xとクローズ部Yを交
互に形成したスチールコードになつている。また、前記
スチールコードにおいて、複合螺旋形状(a,b)に形
成された素線3の直径をd及び撚りピツチをPとする
と、素線3の型付けピツチをPaを、
【0010】
【数1】前記式の範囲としたスチールコードになつてい
る。さらに、前記スチールコードにおいて、オープン部
Xの素線間(素線3と1又は2の間)に隙間S0.03
〜0.09mmを形成するとともに、荷重5kgf を加えた
時のコード伸びが0.2%以下であるスチールコードに
なつている。また、素線3を回転式型付機構12により
型付けした後、素線3に2本の素線1,2を前記型付け
よりも大きいピツチ及び波付け高さで異なる位相に撚り
合わせて、素線1,2は同じ撚りピツチPで相互に線接
触状に撚り合わせて同様な螺旋状に形成するとともに、
素線1はピツチ及び波付け高さの異なる型付け(型付け
ピツチPa,波付け高さHa)と撚り合わせ(撚りピツ
チP,波付け高さH)により素線1,2と撚り合わせて
複合螺旋状(a,b)に形成し、コード長手方向にオー
プン部Xとクローズ部Yを交互に形成するスチールコー
ドの製造方法になつている。
【0011】図4に示す製造装置は、駆動モータ19に
より伝導機構を介して回転制御される回転型付体12a
と、回転型付体12a内に配設されている複数本(図示
例は4本)の型付ピン12b等からなる回転式型付機構
12、回転型付体12aに対して逆方向に回転制御され
る弧状の回転ガイド15等を具備し、各ボビン11に引
張り強度250〜400kgf/mm2 の素線1,2,3が巻
き取られ、ボビン11から繰り出される素線3は、矢示
方向に回転制御されている回転型付体12a内で複数本
の型付ピン12bにより所望の型付けピツチPa、波付
け高さHaに型付けされ、回転型付体12aの回転速度
により型付けピツチPaが調節され、型付ピン12bの
間隔hにより波付け高さHaが調節される(図2D参
照)。さらに、所定の型付けがなされた素線3に他のボ
ビン11から繰り出される素線1,2が引き揃えられて
中空軸13a内を通過し、矢示の逆方向に回転制御され
ている案内輪14a、弧状の回転ガイド15及び案内輪
14bにより逆方向に2度撚り合わされ、オーバーツイ
スター16、ならしロール、キャプスタン17等を経て
スチールコードに製造されてボビン18に巻き取られ
る。
【0012】引張り強度250〜400kgf/mm2 の素線
を使用して1×3構造にすることにより、強度が適度に
確保されるとともに軽量化される。素線3は、ピツチ及
び波付け高さの異なる型付け(型付けピツチPa,波付
け高さHa、図2D参照)と撚り合わせ(撚りピツチ
P,波付け高さH)が複合されて、交互に形成された低
い波山部aと高い波山部bを有する複合螺旋状(a,
b、図2C参照)に形成され、素線1,2は、通常の同
じ螺旋状(撚りピツチP,波付け高さH、図2A,B参
照)に形成されて、図1に示すように素線1,2は線接
触状に撚り合わされているのに対し素線3は前記のよう
な複合螺旋状に形成され、その素線3と素線1又は2と
の間にコード長手方向に間隔を置き隙間Sが形成され
て、コード長手方向に隙間Sが形成されたオープン部X
と隙間Sが形成されないクローズ部Yが交互に形成され
る。
【0013】前記隙間Sは、0.03mm未満になるとゴ
ムが十分に浸透されず、0.09mmを越えるとコード伸
びが大きくなり変形し易くなつてタイヤユニホーム性
(均一性、タイヤバランス)が損なわれる。また、荷重
5kgf を加えた時の伸び0.2%以下で良好なタイヤユ
ニホーム性が得られ、0.2%を越えると悪くなる。図
3に示すように、素線の直径をd、1×3構造のクロー
ズ型スチールコードにおける各素線の中心部を結ぶ仮想
円の直径をD0 とすると、その仮想円の円周πD 0 、撚
りピツチP及び素線の長さLは図3(B)のような関係
を有し、次のような撚りピツチPと素線3の型付けピツ
チPaの関係式が得られ、
【0014】
【数1】型付けピツチPaを上記式の範囲に設定するこ
とにより、隙間Sが適度に確保されて表2に示すような
評価が得られ、優れたゴム浸透性が得られる。
【0015】
【表1】
【0016】表1,2に示す試料は、直径0.25又は
0.28mmの素線により、1×5構造、1×3構造のク
ローズ型スチールコード、オープン型スチールコードを
試作して従来例、比較例とし、また、型付けピツチP
a、波付け高さHaを変えて前記の複合螺旋状(a,
b)の素線を有する各種の1×3構造スチールコードに
試作して本発明の実施例、比較例としたものであり、各
試料の各種の構造特性、荷重5kgf を加えた時の伸び等
を測定するとともに、また、各試料をゴム内に埋設して
加硫し、そのゴムブロツクを水中に配置して圧縮空気を
送り、ゴムブロツク中のゴムの浸透していない空洞を通
過する空気量を測定する空気透過テストをして、表示の
ような評価が得られた。図中のDHは複合螺旋状(a,
b)の素線を有する本発明の構成を示している。
【0017】
【表2】
【0018】表1,2の評価から明らかなように、各実
施例は、クローズ型スチールコード(比較例1)に比べ
そのコード直径、コード伸び及び強度等の増減が少な
く、従来のオープン型スチールコードに比べると著しく
改善されて、コンパクトで変形し難い優れたコード保形
性を有し、隙間形成には撚りピツチPと型付けピツチP
aが基本的に関連し、前記数式により所要の型付けピツ
チPaが容易に算定される。また、前記隙間Sは0.0
3〜0.09mmの範囲で空気透過量が0となり、荷重5
kgf を加えた時の伸びが0.2%以下で良好なタイヤユ
ニホーム性が得られ、各実施例1〜6において良好な評
価が得られた。本発明はコード長手方向にオープン部X
とクローズ部Yが交互に形成され、隙間Sはオープン部
Xのみに形成されてクローズ部Yには格別に形成されな
いが、前記のように優れたコード保形性を有し、素線の
複合螺旋状(a,b)により形成された前記隙間Sは、
タイヤ成形加硫に際して開に保たれ、ゴムが容易にコー
ド内部に浸入しクローズ部Yの内部にも浸透される。本
発明は、前記実施例のみに局限されるものではなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内で多様な改変を施し得る
ものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、3本の素線を撚り合わせて形
成したスチールコードにおいて、前記素線の2本は同一
撚りピツチで相互に線接触状に撚り合わせて同様な螺旋
状に形成するとともに、前記素線の他の1本はピツチ及
び波付け高さの異なる型付けと撚り合わせにより2本の
前記素線に撚り合わせて複合螺旋状に形成し、コード長
手方向にオープン部とクローズ部を交互に形成したこと
により、また、複合螺旋形状に形成された前記素線の直
径をd及び前記撚りピツチをPとすると、同素線の型付
けピツチPaを、
【0020】
【数1】上記式の範囲とし、さらに、前記オープン部の
素線間に隙間0.03〜0.09mmを形成するととも
に、荷重5kgf を加えた時のコード伸びを0.2%以下
にすることにより、1本の素線側に隙間を形成し、他の
素線間は線接触状に撚り合わせて、コード長手方向にオ
ープン部とクローズ部を交互に形成した構造とし、適度
の隙間形成とともに、コード伸びを低減し変形し難いコ
ンパクトな形状にしてコード保形性を高め、ゴム浸透性
及び信頼性、即ち耐疲労性、耐久性を向上している。
【0021】また、1本の素線を回転式型付機構により
型付けした後、同素線に2本の素線を前記型付けよりも
大きいピツチ及び波付け高さで異なる位相に撚り合わせ
て、2本の前記素線は同じ撚りピツチで相互に線接触状
に撚り合わせて同様な螺旋状に形成するとともに、前記
素線の他の1本はピツチ及び波付け高さの異なる型付け
と撚り合わせて、前記のような構成に形成することによ
り、一連の工程で能率良く製造可能にするとともに、製
品精度、信頼性を高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチールコードの一実施例を側視・要
部断面図
【図2】図1のスチールコードを分解して示す各素線の
側視図(A)(B)(C)と型付け素線の側視図(D)
【図3】素線径と素線長さ及び撚りピツチ等の関連図
(A)(B)
【図4】スチールコード製造装置の一実施例を示す側視
機構図(A)と型付け及び撚り合わせ機構図(B)
(C)である。
【符号の説明】
1,2,3 素線 P 撚りピツチ Pa 型付けピツチ H 波付け高さ(撚りピツチ) Ha 波付け高さ(型付けピツチ) S 隙間 X オープン部 Y クローズ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本の素線を撚り合わせて形成したスチ
    ールコードにおいて、前記素線の2本は同一撚りピツチ
    で相互に線接触状に撚り合わせて同様な螺旋状に形成す
    るとともに、前記素線の他の1本はピツチ及び波付け高
    さの異なる型付けと撚り合わせにより2本の前記素線に
    撚り合わせて複合螺旋状に形成し、コード長手方向にオ
    ープン部とクローズ部を交互に形成したことに特徴を有
    するスチールコード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスチールコードにおい
    て、複合螺旋形状に形成された前記素線の直径をd及び
    前記撚りピツチをPとすると、同素線の型付けピツチP
    aを、 【数1】 上記式の範囲としたことに特徴を有するスチールコー
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のスチールコ
    ードにおいて、前記オープン部の素線間に隙間0.03
    〜0.09mmを形成するとともに、荷重5kgf を加えた
    時のコード伸びが0.2%以下であることに特徴を有す
    るスチールコード。
  4. 【請求項4】 1本の素線を回転式型付機構により型付
    けした後、同素線に2本の素線を前記型付けよりも大き
    いピツチ及び波付け高さで異なる位相に撚り合わせて、
    2本の前記素線は同じ撚りピツチで相互に線接触状に撚
    り合わせて同様な螺旋状に形成するとともに、前記素線
    の他の1本はピツチ及び波付け高さの異なる型付けと撚
    り合わせにより2本の前記素線に撚り合わせて複合螺旋
    状に形成し、コード長手方向にオープン部とクローズ部
    を交互に形成することに特徴を有するスチールコードの
    製造方法。
JP3357952A 1991-12-27 1991-12-27 スチールコード及びその製造方法 Pending JPH05179582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3357952A JPH05179582A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スチールコード及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3357952A JPH05179582A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スチールコード及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05179582A true JPH05179582A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18456788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3357952A Pending JPH05179582A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スチールコード及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05179582A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100493671B1 (ko) * 1998-09-10 2005-08-31 한국타이어 주식회사 래이디얼타이어용스틸코드

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100493671B1 (ko) * 1998-09-10 2005-08-31 한국타이어 주식회사 래이디얼타이어용스틸코드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1042739A (en) Reinforcing cable for elastomeric articles and method and apparatus for its manufacture
KR940007709B1 (ko) 고무제품 보강용 스틸 코드
KR100434750B1 (ko) 강철코드제조방법
JP4402198B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法並びに空気入りラジアルタイヤ
KR100680159B1 (ko) 강화 엘라스토머 제품, 특히 타이어용의 금속 코오드 제작방법 및 장치
JPH09193606A (ja) エラストマー材料の複合体製造物品に使用される金属製の補強コード
JP4741080B2 (ja) エラストマー製品(特にタイヤ)を補強するための金属コードを製造するための方法および装置
JP2995515B2 (ja) スチールコード
JP3368076B2 (ja) タイヤ補強用スチールコード及びこれを用いたラジアルタイヤ
JPH05179582A (ja) スチールコード及びその製造方法
JP3205390B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
CN113308919A (zh) 一种具有1+m+n结构的紧密型钢帘线及其制作方法
JP3191123B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2001003280A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ
JP2001003281A (ja) スチールコードの製造方法およびこの方法に用いる撚線機
JP3481753B2 (ja) スチールコード及びその製造方法
JP3244780B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JPH04308287A (ja) ゴム製品補強用スチールコード
JPH09209283A (ja) ゴム補強用スチールコードおよびラジアルタイヤ
JPH04370283A (ja) スチールコード
JP3636407B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ
JPH09279492A (ja) ゴム製品補強用スチールコード及びラジアルタイヤ
JP4259652B2 (ja) タイヤ補強用スチールコード
JP2000336583A (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法並びに空気入りラジアルタイヤ
JP3210137B2 (ja) ゴム補強用スチールコード及びスチールラジアルタイヤ