JPH05179370A - 造粒方法 - Google Patents

造粒方法

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JPH05179370A
JPH05179370A JP35911191A JP35911191A JPH05179370A JP H05179370 A JPH05179370 A JP H05179370A JP 35911191 A JP35911191 A JP 35911191A JP 35911191 A JP35911191 A JP 35911191A JP H05179370 A JPH05179370 A JP H05179370A
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JP
Japan
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water
serpentine
ore
raw material
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JP35911191A
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English (en)
Inventor
Mitsunobu Uda
光伸 右田
Tetsuzo Haga
徹三 芳我
Yukihiro Hida
行博 肥田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少量の水、又はタール、ピッチ等のバインダ
ーで高強度の造粒物を得る。 【構成】 粗粒原料、微粉原料及び水又はバインダーを
混合して造粒するに際し、前記水又はバインダーの一部
または全部を粗粒原料に添加混合した後、前記微粉原料
を添加して造粒することにより前記粗粒原料を微粉原料
で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗粒原料を微粉原料で
被覆する造粒方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、焼結原料として、近年、良質の
鉄鉱石の枯渇化から、余り使用されていなかった高ゲー
サイト鉱石を多量に使用することが試み始められてい
る。しかし、この高ゲーサイト鉱石は、そのままの状態
で焼結原料として使用すると焼結鉱の品質低下に繋がる
ことから、特開平1−191750号公報に提案のよう
に、前記高ゲーサイト鉱石を2〜10mm程度の粗粒と
して、蛇紋石を1mm以下の微粉とし、この両者に水を
添加しつつ、該高ゲーサイト鉱石と蛇紋石をドラムミキ
サー又はパンペレタイザー、マルメライザー等により転
動しつつ造粒(以下転動造粒と称す)することにより、
前記粗粒高ゲーサイト鉱石を微粉蛇紋石で被覆すること
が行われている。その添加水は所定の被覆層厚に造粒出
来、そして造粒した造粒物が所定の強度を得るに必要な
量とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記造粒方法
においては、図6に示すように、粗粒の高ゲーサイト鉱
石30と微粉の蛇紋石40が混在している状態で水を添
加する(図6、a)ことから、水が高ゲーサイト鉱石3
0及び蛇紋石40の両者に付着し、蛇紋石40のみで小
さな擬似粒子50を多量に形成(図6、b)して、その
一部は微粉状態の蛇紋石40と共に高ゲーサイト鉱石3
0の周囲に付着して造粒物60を形成する。又、残りの
前記蛇紋石40の小さな擬似粒子50は相互に付着して
大きな擬似粒子70を造る(図6、c、d)。
【0004】このため、核としての高ゲーサイト鉱石
30を持たない造粒物60が多く発生し、蛇紋石40を
付着粉として利用できる効率が悪く、全ての高ゲーサイ
ト鉱石30の全周を蛇紋石40でまんベんなく、所定の
層厚で覆うには多量の蛇紋石40が必要となる。 更に、微粉の蛇紋石40相互が付着して形成した小さ
な擬似粒子50が高ゲーサイト鉱石30の周囲に付着す
る結果、その付着強度が弱いものであった。 このの両者から、この造粒物60が所定の強度を確
保するには多量の水分を必要とするものであった。しか
し、水分を多くすると焼結機における焼結過程での通気
障害の原因となる等の問題を有するものであった。本発
明は少量の水、又はタール、ピッチ等のバインダーで高
強度の造粒物を得ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記課題を解決するためになされたものであり、その手段
として、粗粒原料、微粉原料及び水又はバインダーを混
合して造粒するに際し、前記バインダーの一部または全
部を粗粒原料に添加混合した後、前記微粉原料を添加し
て造粒することにより前記粗粒原料を微粉原料で被覆造
粒するものである。
【0006】
【作用】本発明者は粗粒原料としての高ゲーサイト鉱石
(粒度構成:3mm以上が80%、3〜0.25mmが
17%、0.25mm以下が8%)と微粉原料としての
蛇紋石(粒度構成:1mm以上が22%、1〜0.25
mmが38%、0.25mm以下が40%)をドラムミ
キサーにより、前記両原料を転動造粒して、該高ゲーサ
イト鉱石を蛇紋石で被覆するに場合における、水分の添
加量と落下強度(高さ2mの位置から鉄板上に自然落下
させた場合における、3mm以下に崩壊しなかった量の
割合)、造粒物の粒度、微粉蛇紋石のみが造る擬似粒子
割合に付いて種々実験検討した。
【0007】その結果、水分を高ゲーサイトに添加して
混合した後、微粉蛇紋石を添加して転動造粒すること
が、従来の造粒方法、つまり、高ゲーサイト鉱石と蛇紋
石の混合物に全水分を添加して転動造粒する場合に比し
て、前記造粒物の落下強度、粒度が向上し、微粉蛇紋石
のみが造る擬似粒子割合を減少することが出来ることを
見出した。
【0008】これは、図2に示すように、まず、高ゲー
サイト鉱石30に水分Iを添加し(図2(a))、高ゲ
ーサイト鉱石30の表面にまんベんなく水分の膜B0
つくり(図2(b))、その後に微粉蛇紋石40を添加
すると、該蛇紋石40は高ゲーサイト鉱石30表面の上
記水分膜B0に付着して薄い付着層80を造る(図2
(c))。これにより、微粉蛇紋石40は水分膜B0
介して粗粒高ゲーサイト鉱石30の表面に確実に付着す
ることから、前記造粒物の落下強度、粒度が向上し、微
粉蛇紋石のみが造る擬似粒子割合を減少することが出来
る。
【0009】しかし、粗粒高ゲーサイト鉱石30の表面
に形成される水分膜B0を介して付着する微粉蛇紋石4
0の層厚は0.5mm程度以下であり、これ以上の微粉
蛇紋石40の層厚を必要とする際には、該微粉蛇紋石4
0を添加した後に、水分IIを添加して、高ゲーサイト鉱
石30に付着した付着層(微粉蛇紋石40層)80の周
囲に更に、微粉蛇紋石40を付着させて所定層厚(0.
5mm以上)の微粉蛇紋石40層を得るものである。
【0010】つまり、図2中、(d)に示すように、微
粉蛇紋石40を添加した後、水分IIを添加して造粒する
ことにより、高ゲーサイト鉱石30の周囲に付着しなか
った1部の蛇紋石40は前記と同様に小さな擬似粒子5
0を形成する。そして、この小さな擬似粒子50は前記
擬似粒子50を形成しなかった微粉蛇紋石40と共に付
着層80の表面に付着する(図2(e)(f))。
【0011】この際、付着層80の表面は凹凸状態にな
っており、しかも、小さな擬似粒子50の表面も凹凸状
態であることから、この両者が付着すると、この凹凸が
噛み合って付着強度が向上すると共に接触面積が増大す
ることにより、比較的滑らかな高ゲーサイト鉱石30表
面に直接小さな擬似粒子50が付着する場合と比較し
て、造粒物60の落下強度、粒度が向上し、微粉蛇紋石
40のみが造る擬似粒子割合を減少することが出来るも
のである。
【0012】図3〜図5は上記粗粒高ゲーサイト鉱石3
0と微粉蛇紋石40の粒度構成の基で、全水分量の20
%を水Iとして添加した後、全水分量の残り80%を水
IIとして添加した本発明例と粗粒高ゲーサイト鉱石30
と微粉蛇紋石40を混合した後、全水分を添加した従来
例で造粒した造粒物の落下強度、粒度、微粉蛇紋石40
のみが造る擬似粒子の割合を示すものである。この図3
〜図5から分るように本発明例は従来例に比して、落下
強度が大幅に向上し、しかも、造粒物の粒度が大きくな
り、更に、蛇紋石40のみで形成する擬似粒子量の割合
が減少し、効率的な造粒が可能となる。又、水を使用し
た場合について説明したが、水で溶いたポルトラルトセ
メント、タール、ピッチ等のバインダーを使用した場合
も同様である。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1を参照して説明する。
1a〜1iは焼結原料を貯留した原料ホッパー、2〜4
はドラムミキサー、6a〜6gはベルトコンベヤー、7
はサージホッパー、8は焼結機である。先ず、原料ホッ
パー1aより粗粒の高ゲーサイト鉱石を切出してベルト
コンベヤー6aを介してドラムミキサー2に装入する。
更に該ドラムミキサー2の入側で水Iを添加し、1分間
混練する。
【0014】そして、このドラムミキサー2で水Iを添
加混練した高ゲーサイト鉱石をベルトコンベヤー6eを
介してドラムミキサー3に装入すると共に原料ホッパー
1bより切出した微粉の蛇紋岩をベルトコンベヤー6
b、6eを介してドラムミキサー3に装入して1分間混
合する。この混合後、残り水がある場合その水IIをドラ
ムミキサー3の後半部で添加しながら5分間混合造粒し
て、高ゲーサイト鉱石を蛇紋岩で被覆した造粒物を得
る。
【0015】一方、各ホッパー1c〜1iから通常の焼
結原料として使用する鉄鉱石としての均鉱、副原料とし
ての石灰石、固体燃料としての粉コークス、さらには返
鉱その他の原料を所定の配合割合で切出して、ベルトコ
ンべヤー6c、6bを介してドラムミキサー4に装入す
ると共に水を加えて5分間造粒して擬似粒子を得る。
【0016】そして、前記ドラムミキサー3から払出さ
れてベルトコンベヤー6fで搬送されて来た造粒物をド
ラムミキサー4から払出されたベルトコンベヤー6gで
搬送されている擬似粒子上に載せて、焼結機8上に設け
たサージホッパー7に搬送装入する。この際、前記ドラ
ムミキサー4から払出された擬似粒子(通常の焼結原
料)と、ドラムミキサー3から払出された造粒物の配合
割合は、5〜20%が焼結鉱品質面から好ましい。そし
て、混合した造粒物と擬似粒子をサージホッパー7から
適宜所定量切り出して焼結機8に装入して焼結するもの
である。
【0017】
【表1】
【0018】このようにして焼結した結果を表1の実施
例I、IIに示す。又、実施例IIIはドラムミキサー3の
みで水を添加した場合の例であり、実施例IVは水に替え
てバインダーとし、水で溶いたポルトラルドセメント
(水の配合重量割合57%)を用いた例である。
【0019】又、従来例I、IIは図1中のドラムミキサ
ー3を設けることなく、原料ホッパー1aより切出した
高ゲーサイト鉱石を原料ホッパー1bより切出した蛇紋
岩と共にドラムミキサー4に装入して混合した後、水を
添加して混合造粒した場合であり、従来例IIIは水に替
えて前記同様のポルトラルドセメントを用いた例であ
る。
【0020】この表1からもわかるように、本実施例は
従来例に比して、造粒物の粒径が大きくなり、しかも、
落下強度が大幅に向上し、微粉蛇紋岩のみので造粒され
た造粒物の量も大幅に低下した。更に、焼結機8での焼
結品特性も良好となった。尚、本実施例では微粒蛇紋岩
で粗粒高ゲーサイト鉱石を被覆造粒する場合について説
明したが、本発明はこれに限ることなく、石炭、コーク
ス、鉄鉱石等何れの原料を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は粗粒原料
と微粉原料を転動しつつ造粒することにより、前記粗粒
原料を微粉原料で被覆する場合、前記水又はバインダー
の一部または全部を粗粒原料に添加混合した後、前記微
粉原料を添加して、混合造粒することにより高強度の造
粒物を造粒することが可能になり、添加する水又はバイ
ンダーの量を低減することが出来、上記焼結原料の造粒
に本発明を適用すると焼結原料の水分を減少することが
出来、焼結機での通気性が良好となり、安定した操業を
行うことが出来る。又、上記セメント、タール、ピッチ
等の高価なバインダーを使用する場合にはバインダーの
コストを低減することが出来る等の多大な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の簡略説明図。
【図2】本発明の造粒過程を示す簡略図。
【図3】添加水分量と造粒物の落下強度との関係を示す
図。
【図4】添加水分量と造粒物の粒度との関係を示す図。
【図5】添加水分量と微粉のみの擬似粒子量との関係を
示す図。
【図6】従来の造粒過程を示す簡略図。
【符号の説明】
1a〜1i 原料ホッパー 2〜4 ドラムミキサー 6a〜6g ベルトコンベヤー 7 サージホッパー 8 焼結機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗粒原料、微粉原料及び水又はバインダ
    ーを混合して造粒するに際し、前記水又はバインダーの
    一部または全部を粗粒原料に添加混合した後、前記微粉
    原料を添加して造粒することにより前記粗粒原料を微粉
    原料で被覆することを特徴とする造粒方法。
JP35911191A 1991-12-30 1991-12-30 造粒方法 Pending JPH05179370A (ja)

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JP35911191A JPH05179370A (ja) 1991-12-30 1991-12-30 造粒方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970107