JPH05178B2 - - Google Patents

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JPH05178B2
JPH05178B2 JP62018926A JP1892687A JPH05178B2 JP H05178 B2 JPH05178 B2 JP H05178B2 JP 62018926 A JP62018926 A JP 62018926A JP 1892687 A JP1892687 A JP 1892687A JP H05178 B2 JPH05178 B2 JP H05178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
aluminum oxide
abrasive
niobium
weight
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62018926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63191566A (ja
Inventor
Morio Kurasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurasawa Optical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kurasawa Optical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurasawa Optical Industry Co Ltd filed Critical Kurasawa Optical Industry Co Ltd
Priority to JP62018926A priority Critical patent/JPS63191566A/ja
Publication of JPS63191566A publication Critical patent/JPS63191566A/ja
Publication of JPH05178B2 publication Critical patent/JPH05178B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、例えば硝子の鏡面研磨前工程の研
削用に適した研削材に関するものである。 [従来の技術] 硝子の研削用に酸化アルミニウム(アルミナ)
の粉末、特に剛玉(メアリー)と呼ばれるものが
多く使用されてきた。 酸化アルミニウムは必ずしも研削能率は高くな
いが、研削面を傷付けにくい特性があるので硝子
の研削用に重用されている。 しかし、研削にあたり、第一段階として平均粒
径20±1.3μmのもので荒研削し、第二段階で10±
0.8μm、または、8±0.6μmのアルミナ微粉で仕
上研削の手間を要する問題があつた。 [発明が解決しようとする課題] このように研削に手間を要するのは、研削材の
研削力を極めて手間を省くと、表面精度が悪くな
り、次工程の鏡面研磨に多くの時間を必要とする
ためである。 また、従来の研削材で細かい表面精度にしよう
とすると、被研削物が研削材に混入して、研削材
の研削材の能力を低下させるとともに、その分散
を妨げて研削材を凝集させ肥大化させるため、研
削定盤との間でクラツク(キズ)が生じやすい問
題もあつた。 この発明は、このような問題点を解決するため
になされたものたで、研削力が強く、しかも表面
精度を向上させることのできる研削剤を提供する
ことを目的としている。 [課題を解決するための手段] この発明は研削材は、粉末状の酸化アルミニウ
ム(Al2 O3)に、この酸化アルミニウムの重量
に対して0.5〜15重量%のニオブ化合物、NbN、
NbB、NbB2のいずれか一種もしくはこれらの混
合物を粉末状にして混合して遊離状砥粒としたこ
とを特徴としている。 [作用] このように研削材を構成することにより、酸化
アルミニウムに均一に混合された上記ニオブ化合
物は、研削中の酸化アルミニウムを凝集させない
作用と、酸化アルミニウム粉末の有効表面面積を
大きくする作用がある。 このような作用があるため、酸化アルミニウム
は常に新鮮な形で被研削物に対して研削力を及ぼ
すことができる。このため、小径の酸化アルミニ
ウムにも大きな研削力を付与するとともに、研削
材を凝集させないので細かい仕上がりとなり、研
削面積精度を向上させることができる。 「実施例] 以下、この発明の一実施例を説明する。 この実施例では研削材として、不二見研摩材工
業(株)製のFO#1200と呼ばれる粉末状の酸化アル
ミニウムに、この酸化アルミニウムの重量に対し
て、重量比で1〜10%のNbN、NbBまたは
NbB2のニオブ化合物のいずれか一種もしくはこ
れらの混合物の粉末を均等に撹拌混合して、遊離
砥粒状の微粉研削材を調合し、これに水を加えて
研削液とした。 この研削液を研削材として、不二越機械工業(株)
製のロータリ研摩機(研摩、研削共用)を使用し
て硝子の研削を行つた。 その結果、従来の平均粒径24±1.4μmの酸化ア
ルミニウムの研削材を第一段階に用いて研削を行
つた場合は、表面精度が200Åになり、さらに、
平均粒径10±1.8μmの従来の研削材を第二段階に
用いて研削を加えた場合は、表面精度が80Åであ
つた。 これに対して、実施例(平均粒径10±0.8μmの
FO#1200を基材として使用)で研削した場合は、
一度に研削で50Åの表面精度が得られた。 研削時間に関しては、FO#1200の酸化アルミ
ニウム(粒度13μm)のみを使用して、50φBK7
のレンズを150μm研削するのに、平均18分間必
要としたものが、このFO#1200の酸化アルミニ
ウムにホウ素ニオブNbBまたはNbB2を混合した
もので研削した場合は、1〜2重量%の混合比で
16分程度、数%以上10%の混合率で14分程度に短
縮させられることが分かつた。 また、FO#1500の酸化アルミニウム(粒度10μ
m)のみを使用して、50φBK7のレンズを150μm
研削するのに、平均15分間必要としたものが、こ
のFO#1500の酸化アルミニウムに窒化ニオブ
NbNまたはホウ酸ニオブNbBを混合したもので
研削した場合は、1重量%の混合率で14分程度、
数%以上10%の混合率で11〜13分程度に短縮させ
られることが分かつた。 さらに、FO#1500の酸化アルミニウム(粒度
10μm)のみを使用して、30φのジレコニアセラ
ミツクスを100μm研削するのに、平均30分間必
要としたものが、このFO#1500の酸化アルミニ
ウムに窒化ニオブNbNまたはホウ酸ニオブNbB
を混合したもので研削した場合は、1重量%の混
合率で14分程度、数%以上10%の混合率で24〜25
分程度に短縮させられることが分かつた。 これらの実施例で、基材の酸化アルミニウムの
重量に対して、NbN、NbB、NbB2のいずれか
一種もしくはこれらの混合物の混合割合を、1〜
10重量%で変えた場合において、研削力と仕上表
面精度の総合評価を行つた結果、下表のような評
価が得られた。 同表において、◎印は特に良好な場合で、○印
は良好な場合を示している。
【表】 なお、この実験において、混合比が0.5重量%
未満の場合は、混合した効果が充分には発揮され
ず、反対に上限の方は、混合した上記ニオブ化合
物により多少異なるが、全ての場合20%を越える
と、研削による面精度の低下が見られた、この結
果、各ニオブ化合物およびこれらの化合物を混合
物を酸化アルミニウムに混合して効果が期待でき
るのは15重量%までと考えられる。 この実施例の各研削例においては、研削定盤と
の間で生じやすいクラツク(キズ)の発生も見ら
れなかつた。 また、この発明の研削材は、光学硝子、メガネ
等のほかIC基板用ガラス、セラミツクス、金属
類の研削に充分効果を挙げることが確認された。 なお、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、要旨を変更しない範囲で異なつた構成
をとることができる。 上記実施例は、酸化アルミニウム粉末に、ニオ
ブ化合物のNbN、NbB、NbB2のいずれか一種
もしくはこれらの混合物の粉末を混合した実施例
であるが、混合して効果あるニオブ化合物として
は、NbN、NbB、NbB2に限らず、LiNbO3、
NbO2、Nb2O5、Nb3Sn、Nb3Si、Nb3Geおよ
びNb3A等のニオブ化合物も、これら化合物の
性質から考えて同様の作用効果を期待できる。 [発明の効果] この発明による研削材は、研削力が強くしかも
表面精度を向上させることができるので、被研削
物を短時間で細かい仕上が可能になり、研削コス
トの削減と品質向上に寄与することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉末状の酸化アルミニウム(Al2 O3)に、
    この酸化アルミニウムの重量に対して0.5〜15重
    量%のニオブ化合物、NbN、NbB、NbB2のい
    ずれか一種もしくはこれらの混合物を粉末状にし
    て混合したことを特徴とする遊離砥粒状の研削
    材。
JP62018926A 1987-01-29 1987-01-29 研削材 Granted JPS63191566A (ja)

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JPS63191566A JPS63191566A (ja) 1988-08-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190874A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 日本油脂株式会社 高圧相窒化ホウ素含有焼結体及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190874A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 日本油脂株式会社 高圧相窒化ホウ素含有焼結体及びその製造方法

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JPS63191566A (ja) 1988-08-09

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