JPH03202268A - 研磨用組成物 - Google Patents

研磨用組成物

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JPH03202268A
JPH03202268A JP1343234A JP34323489A JPH03202268A JP H03202268 A JPH03202268 A JP H03202268A JP 1343234 A JP1343234 A JP 1343234A JP 34323489 A JP34323489 A JP 34323489A JP H03202268 A JPH03202268 A JP H03202268A
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JP
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polishing
weight
composition
abrasive powder
alumina abrasive
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JP1343234A
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English (en)
Inventor
Kanji Sato
佐藤 完司
Masahiro Takiyama
雅博 瀧山
Emiko Kiyohara
清原 恵美子
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属、特にステンレス鋼を迅速かつ高精度な
鏡面に研磨する研磨用組成物に関する。
〔従来の技術〕
研磨に用いる研磨用組成物には大別してメカニカル研磨
材、ケミカル研磨剤、メカノケミカル研磨材があるが、
迅速かつ高精度に研磨をするためには、メカノケミカル
研磨材が有効であることが一般に知られている。金属の
鏡面研磨に用いられるメカノケミカル研磨用組成物とし
ては、特開昭63−274782に記載されている様な
研磨砥粒に硝酸水溶液を加えたものや、特開昭54−2
8092の様に酸化クロムを加えたものが一般的である
〔発明が解決しようとするill[) 上記の様な従来の研磨組成物では、高精度な鏡面を得る
ことができず、特にステンレスに対しては研磨面にうね
りや、くもりが発生しやすい。
また、ステンレス板の表面に付着した脂肪分、錆の除去
を目的とした特開昭51−93732や、有機過酸化物
を配合した特開昭56−156781、酸を含有する特
開昭53−123337では、錆、スケール除去には適
するが金属面を研磨することが目的ではないので研磨面
の精度も低いものである。
この様に金属、特にステンレス鋼に最適な鏡面研磨用組
成物は開発されていないのが現状である。
本発明は特別な装置を必要とせず簡略な設備で研磨が可
能で、うねりや傷がない平滑な高精度鏡面を得ることが
でき、加工歪や被研磨物表面の変色が無く、高い除去速
度を有する研磨用組成物を提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、研磨用組成物に関し、鋭意研究を進めた結
果、上記の目的達成のためメカノケミカル研磨が有効で
あることを見出し、その発明の要旨は、アルミナ質研磨
材粉末と塩化鉄(m)水溶液からなることを特徴とする
研磨用組成物である。
本発明の研磨用組成物は、研磨パッドあるいは研磨パフ
と組み合わせて使用するものであり、研磨パッドあるい
は研磨パフを被研磨物に摺動させながら本発明の研磨用
組成物を供給して金属の研磨を実施する。
本発明に用いられるアルミナ質研磨材粉末は、アルミナ
およびアルミナジルコニア研磨材の様なアルミナを主成
分とする研磨材粉末である。アルミナ質研磨材粉末の調
製方法には、溶融法、バイヤー法、液相合成法等がある
が、特に調製方法を限定するものではない。アルミナを
含有する研磨材粉末は、1)硬度が高い、2)粉砕、分
級を施すことにより任意の粒度分布を有する研磨材を得
ることが出来る、等の特徴を有している。このため、高
い研磨速度が安定して得られ、うねりゃ傷がない平滑な
研磨面を得ることが出来る。また、被研磨物の周辺部分
の形状が崩れる、いわゆるフチダレの発生も低く抑えら
れる。また、アルミナ質研磨材粉末は、コロイダルシリ
カのように乾燥してもゲル化して固く凝結することがな
いので傷の発生原因となることもないので良好な表面が
得られる。
本発明に用いられるアルミナ質研磨材粉末の一次粒子平
均径については、平均粒子径5μm以下が好ましい。5
μmを超えると加工面粗さが大きく実用的でない。粒子
径が小さくなる程、加工面粗さは小さくなり好ましいが
、研磨速度も小さくなる。研磨速度を無視して、加工面
粗さのみを重視する研磨組成物なら一次粒子径に下限は
ない。
そこで、加工面粗さと研磨速度を考慮すると、アルミナ
一次粒子のより好ましい平均粒子径は、0゜05〜1μ
mの範囲である。
また1本発明に用いられるアルミナ質研磨材粉末が二次
粒子を形成しているときには、その二次粒子平均径につ
いては、平均粒子径10μm以下が好ましい。−次粒子
径およびその凝集力にもようるが10μmを超えるとス
クラッチが多発して実用的に問題となる。また二次粒子
径が小さい程、高精度な加工面が得られる。加工面粗さ
と研磨速度を考慮すると、アルミナ二次粒子のより好ま
しい平均粒子径は0. 1〜4μmの範囲である。
本発明の研磨組成物中のアルミナ質研磨材粉末の含有量
は任意に選定できる。通常、アルミナ含有量が3〜40
重量%になるように水性スラリー化した研磨組成物を研
磨表面に供給して研磨パッドを用いて研磨に使用する。
3重量%未満では有効な除去速度が得られないし、スク
ラッチの発生することが多い。また40重量%を超える
と、それ程除去速度が高くならず、逆に低下することに
もなる。40重量%前後で、除去速度は最大値をとる。
研磨組成物中のアルミナ含有量は、高いほど研磨速度が
高く加工面粗さが小さくなり有利であるが、経済性を考
慮すると15〜25重量%のものがより好ましい。また
、上記の含有量は研磨面に供給する際の濃度であり、ア
ルミナ含有率が高い濃厚な研磨組成物を用意して、使用
に当たって上記アルミナ含有量の範囲内の所望の濃度に
希釈することも可能である。
つぎに本発明に用いられる塩化鉄(III)水溶液につ
いては、その濃度が高いほど除去速度は高くなるが、う
ねりや表面粗さなど被研磨物の表面状態が悪化する。従
って、実用的には塩化鉄 (m)濃度が0. 2重量%
〜25重量%になるように調製するのが好ましい。塩化
鉄(III)濃度は、研磨するステンレス鋼の材質や、
被研磨物の要求される仕上がり表面状態にもよるが、最
も好ましくは0.2〜2.5重量%である。0. 2重
量%未満では未添加と同じ除去速度であり、25重量%
を超えると研磨面の表面状態が悪化し、ビット、スクラ
ッチ等が発生する。なお、20℃での飽和水溶液濃度は
47.9重量%である。また、上記の塩化鉄(lI[)
濃度は研磨面に供給する際の濃度であり、塩化鉄(II
I)濃度が高い濃厚な研磨組成物を用意して、使用に当
たって上記塩化鉄(m)濃度の範囲内の所望の濃度に希
釈することも可能である。
本発明に用いられる粘度調整剤は、水溶性の高粘度な物
質であり、被研磨物の仕上がり表面状態を良好にする目
的で添加される。水溶性の高粘度物質には、グリセリン
、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルアルコール、ゼラチン、でんぷん等があるが特に
限定するものではない。粘度調整剤を添加したステンレ
ス鋼研磨用組成物の粘度は上昇する。このため、被研磨
物表面近傍に存在する反応済み研磨用組成物が、表面よ
り沖合いに存在する研磨組成物と入れ換わるのが妨げら
る。従って、被研磨物と研磨用組成物との反応は、添加
しない場合に比較して拡散律速側になる。すなわち粘度
調整剤には拡散速度を低下させ、反応を1mやかにする
働きがあると推測される。粘度調整剤には、上記のよう
に種々の物質があるが特にゼラチンが好ましい。ゼラチ
ンの濃度は、O0工重量%以上であれば良く、研磨用組
成物中に均一に分散させる。0. 1重量%未満では効
果がなく、研磨組成物のpH([lI等にもよるが、4
重量%を超えるとゼリー状になり固まってしまう。
以上の様に、本発明は研磨用組成物にアルミナ質研磨材
粉末と塩化鉄(m)水溶液を用いることを特徴とするも
のであるので、研磨組成物に他の成分1例えばアルミナ
質研磨材粉末の分散性を良くする分散剤や界面活性剤を
添加することは、−向差し支えないので、本件発明はこ
れら他の成分の添加によって縮小されるものではない。
ここで本発明と、アルミナと塩化鉄(+111)を用い
る点が類似する。特開昭51−93732および56−
156781について比較する。まず特開昭51−93
732は、ステンレス板の表面の洗浄研磨剤であり、本
発明が目的とする鏡面研磨のための研磨用組成物とは異
なる。そのため、本発明では用いていない成分である洗
浄剤を油脂分の除去、分解及び潤滑剤、安定剤として1
%〜20%添加している。このため特開昭51−937
32に記載される洗浄研磨剤を本発明が目的とする鏡面
研磨に用いると、被研磨物と研磨パッドあるいは研磨パ
フ間の摩擦抵抗が減少し除去速度を著しく低下させる。
また摩擦抵抗の減少により、研磨におよぼすアルミナに
よるメカニカル研磨の割合が低くなり、塩化鉄(III
)によるケミカル研磨の割合が高くなる。このためメカ
ノケミカル研磨がケミカル研磨に偏ることになり、研磨
面にオレンジビールと呼ばれるうねりが多発し、高い研
磨精度が得られない。特開昭56−156781は、上
記のように金属用スケール除去剤であり。
本発明では用いていない成分である有機過酸化物を添加
している。有機過酸化物はその酸化力により金属スケー
ルの反応溶解を速やかに進める目的で添加されているが
、本発明が目的とする鏡面研磨に用いるとその強い酸化
力によって研磨面にくもりやビットが発生する。また、
本発明と塩化鉄を用いる点で類似した特開昭53−工2
3337では、本発明では用いていない成分である塩酸
と硝酸を添加している。これらの成分は上記の有機過酸
化物の場合と同様に鏡面研磨に用いるとその強い酸化力
によって研磨面にくもりやビットが発生する。
〔実施例〕
次に実施例により2本発明を更に詳しく説明する。下記
実施例における研磨特性は次の様な研磨テストで評価し
た。研磨は片面ポリシングマシン(定盤径300φm 
m )を使用し、定盤にはベロアタイプバンド(昭和ポ
リッシングシステム■製SPD  No、32王2)、
ウレタンパッド(昭和ポリッシングシステム■HSPD
  No、  6211)、スェードタイプパッド(昭
和ポリッシングシステム@m  SPD  No、42
35)のうちいずれかを貼り付けた。
アルミナ質研磨材粉末には、WA(昭和電工■ml)と
AZ(昭和電工■製)、仮焼アルミナ(昭和型ニーIり
を用いた。WAは、バイヤー法で精製されたアルミナを
電気炉で溶融し、凝固させた塊を粉砕分級した研磨材粉
末で、コランダム結晶からなり全体として白色をおびて
いる。AZは、ボーキサイトを電気炉で溶融還元し、凝
固させたアルミナと、ジルコンサンドを混合して粉砕分
級した研磨材粉末で、全体としてアルミナをおよそ50
重量%含んでいる。仮焼アルミナは、アルミの水酸化物
を仮焼しα−アルミナ化してIII[し粉砕分級したも
のである。
WA−AZをアルミナ質研磨材粉末として含む研磨組成
物においては、ベロアタイプパッド、ウレタンパッドな
どの比較的硬いパッドを使用し、仮焼アルくす研磨材粉
末をアルミナ質研磨材粉末として含む研磨組成物におい
ては、上記のパッドに比較して柔らかいスェードタイプ
パッドを使用した。
被研磨物として20φmmステンレス鋼5枚を110φ
mmガラス製研磨プレートにワックスで貼り付け20分
間研磨した。ステンレス鋼には材質5US304,41
0,430のうちいずれか一種類を使用した。なお、研
磨条件は下定盤回転数:12Orpm、  加工圧カニ
  100g/cm2である。研磨の間、研磨組成物を
30 m l / m i nの流量で流した。
研磨後ウェハの厚さを測定し、厚さの減少から研磨速度
を求めた。また、触針式表面粗さ計で表面粗さを測定し
、研磨表面を観察して表面状態を評価した。
実施例1 溶融法で得られた一次粒子平均径1.2μmのWA#8
000を組成物中に20重量%含有し、塩化鉄(III
)を組成物中に2. 0重量%含有する水性スラリーを
研磨組成物として用いて 5US304ステンレス鋼を
研磨した。また、研磨にはベロアタイプバンドを使用し
た。
試験の結果を第1表の実施例1の欄に示す。
実施例2 実施例1で使用したベロアタイプパッドの代わりにウレ
タンパッドを用いて研磨を実施した。ベロアタイプパッ
ドをウレタンパッドに変更した以外は、実施例1と同様
の研磨条件で5US304ステンレス鋼を研磨した。そ
の結果を第1表の実施例2の欄に示す。
実施例3 実施例1で使用した一次粒子平均径1. 2μmのWA
#8000の代わりに一次粒子平均径5、 0μmのW
A#2500を用いて研磨を実施した。WAの一次粒子
平均径を 1.2μmから5.01mに変更した以外は
、実施例1と同様の研磨条件で5US304ステンレス
網を研磨した9その結果を第1表の実施例3の欄に示す
実施例4 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(III)を組成物中に2、 0重量%含有す
る水性スラリーを研磨組成物として用いて5US304
ステンレス鋼を研磨した。また、研磨にはスェードタイ
プパッドを使用した。
試験の結果を第1表の実施例4の欄に示す。
実施例5 実施例4で使用した一次粒子平均径0. 1μm、二次
粒子平均径2μmの仮焼アルミナ研磨材粉末の代わりに
一次粒子平均径2μm、二次粒子平均径10ILmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を用いて研磨を実施した。仮焼ア
ルくす研磨材粉末の一次粒子平均径を 0. 1μmか
ら 2μmに、二次粒子平均径を2μmから10μmに
変更した以外は、実施例4と同様の研磨条件で5US3
04ステンレス鋼を研磨した。その結果を第1表の実施
例5の欄に示す。
実施例6 実施例1で使用した溶融法で得られた一次粒子平均径1
.2μmのWA#8000の代わりに一次粒子平均径2
.9μmのAZ#4000を用いて研磨を実施した。W
A#8000をA Z#4000に変更した以外は、実
施例1と同様の研磨条件で5US304ステンレス鋼を
研磨した。その結果を第1表の実施例6の欄に示す。
実施例7 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2Pmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(m)を組成物中に0. 2重量%含有する水
性スラリーを研磨組成物として用いた。すなわち、組成
物中の塩化鉄(III)含有量を2.0重量%から0.
 2重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研磨条
件で SUS  304ステンレス鋼を研磨した。その
結果を第1表の実施例7の欄に示す。
実施例8 一次粒子平均径0.工μm、二次粒子平均径2μmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に 20重量%含有し
、@化鉄([1)を組成物中に0. 5重量%含有する
水性スラリーを研磨組成物として用いた。すなわち、組
成物中の塩化鉄(III)含有量を2. 0重量%から
0. 5重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研
磨条件で SUS  304ステンレス鋼を研磨した。
その結果を第1表の実施例8の欄に示す。
実施例9 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(III)を組成物中に1、 0重量%含有す
る水性スラリーを研磨組成物として用いた。すなわち、
組成物中の塩化鉄(III)含有量を2. 0重量%か
ら1. 0重量%に変更した以外は、実施例4と同様の
研磨条件で 5US304ステンレス鋼を研磨した。そ
の結果を第1表の実施例9の欄に示す。
実施例10 一次粒子平均径0.1μm、二次粒子平均径2μmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し、
塩化鉄(+111)を組成物中に2.5重量%含有する
水性スラリーを研磨組成物として用いた。すなわち2組
成物中の塩化鉄(III)含有量を2.0重量%から2
.5重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研磨条
件で 5US304ステンレス鋼を研磨した。その結果
を第1表の実施例10の欄に示す。
実施例11 一次粒子平均径0.1μm、二次粒子平均径2μmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し、
塩化鉄(m)を組成物中に3.0重量%含有する水性ス
ラリーを研磨組成物として用いた。すなわち、組成物中
の塩化鉄(III)含有量を2.0重量%から3.0重
量%に変更した以外は、実施例4と同様の研磨条件で 
5US304ステンレス鋼を研磨した。その結果を第1
表の実施例1工の欄に示す。
実施例工2 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(m)を組成物中に8、 0重量%含有する水
性スラリーを研磨組成物として用いた。すなわち、組成
物中の塩化鉄(III)含有量を2. 0重量%から8
. 0重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研磨
条件で 5US304ステンレス鋼を研磨した。その結
果を第1表の実施例12の欄に示す。
実施例13 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(III)を組成物中に16.0重量%含有す
る水性スラリーを研磨組成物として用いた。 すなわち
、組成物中の塩化鉄(m)含有量を2.0重量%から1
6.0重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研磨
条件で5US304ステンレス鋼を研磨した。その結果
を第工表の実施例工3の欄に示す。
実施例14 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
。塩化鉄(m)を組成物中に25.0重量%含有する水
性スラリーを研磨組成物として用いた。 すなわち9組
成物中の塩化鉄(III)含有量を2. 0重量%から
25.0重量%に変更した以外は、実施例4と同様の研
磨条件で5US304ステンレス鋼を研磨した。その結
果を第1表の実施例14の欄に示す。
比較例1 一次粒子平均径0.1μm、二次粒子平均径2μmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20!量%含有し、
塩化鉄(m)を組成物中に2、 0重量%含有し、さら
に有機過酸化物としてターシャリ−ブチルハイドロパー
オキサイドを組成物中に4. 0重量%含有する水性ス
ラリーを研磨組成物として用いた。 すなわち、組成物
中にターシャリ−ブチルハイドロパーオキサイドを4.
0重量%含有するように変更した以外は、実施例4と同
様の研磨条件で5US304ステンレス鋼を研磨した。
その結果を第1表の比較例1の欄に示す。
比較例2 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(III)を組成物中に2、 0重量%含有し
、さらに塩酸を組成物中に2.0重量%、硝酸を組成物
中に2− 0重量%含有する水性スラリーを研磨組成物
として用いた。
すなわち、組成物中に塩酸を2. 0重量%、硝酸を2
.0重量%含有するように変更した以外は。
実施例4と同様の研磨条件で5US304ステンレス鋼
を研磨した。その結果を第1表の比較例2の欄に示す。
実施例15 一次粒子平均径0.1μm、二次粒子平均径2μmの仮
焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し、
塩化鉄(III)を組成物中に2、 0重量%含有する
水性スラリーを研磨組成物として用いて5US410ス
テンレス鋼を研磨した。 すなわち、被研磨物を 5U
S304  から5US410に変更した以外は、実施
例4と同様の研磨条件試験した。その結果を第1表の実
施例15の欄に示す。
実施例16 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2お□の
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(m)を組成物中に2゜0重量%含有する水性
スラリーを研磨組成物として用いて5US430ステン
レス鋼を研磨した。すなわち、被研磨物をSUS  3
04  から5US430に変更した以外は、実施例4
と同様の研磨条件試験した。その結果を111表の実施
例16の欄に示す。
実施例17 一次粒子平均径0. 1μm、二次粒子平均径2μmの
仮焼アルミナ研磨材粉末を組成物中に20重量%含有し
、塩化鉄(■)゛を組成物中に2、 0重量%、ゼラチ
ンを組成物中に 0. 1重量%含有する水性スラリー
を研磨組成物として用いて5US304ステンレス鋼を
研磨した。また。
研磨にはスェードタイプパッドを使用した。
試験の結果を第1表の実施例17の欄に示す。
(以下余白) 表上の実施例工〜6は、種々のアルミナ質研磨材粉末と
塩化鉄(III)水溶液を組合せ研磨組成物に使用して
研磨した結果である。これよりアルミナ質研磨材粉末を
使用して研磨した場合は、除去速度が高く、表面粗さも
小さく、良好な鏡面が得られることが認められた。
次にアルミナ質研磨材粉末の一次粒子平均径と研磨性能
について比較する。表土の実施例1、実施例3はそれぞ
れ1. 2μmと5,0μmの一次粒子平均径を有する
WAを用いて研磨した結果である。この結果、−水粒子
の平均粒子径が5. 0μm以下である実施例工、実施
例3の場合には、除去速度が高く、表面粗さが小さく、
表面状態が良好な鏡面に仕上がることが認められた。
次に仮焼アルミナ研磨材粉末の二次粒子平均径と研磨性
能について比較する。表1の実施例4、実施例5は、−
水粒子平均径が5μm以下であり、かつまた 2μmか
ら10μmの二次粒子平均径を有する仮焼アルミナ研磨
材粉末を用いて研磨した結果である。この結果、二次粒
子平均径が 10μm以下である実施例4、実施例5の
場合には。
除去速度が高く、表面粗さも小さく、研磨面の表面状態
が良好で鏡面に仕上がることが認められた。
表1の実施例7〜14は、−水粒子平均径が0、 1μ
mで、二次粒子平均径が2μmの仮焼アルミナ研磨材粉
末と塩化鉄(Ill)を用いて研磨した結果である。こ
の場合、塩化鉄(m)濃度は、0.2重量%から25.
0重量%の範囲で使用した。これより塩化鉄(m)濃度
が0.2重量%から25.0重量%の範囲で研磨した場
合は、除去速度が高く、表面粗さも小さく、鏡面が得ら
れることが認められた。また、塩化鉄(m)濃度が0.
2重量%から2.5重量%の範囲で研磨した場合は、特
に表面粗さが小さく、研磨面も良好な鏡面であった。
表1の比較例1、比較例2は、−水粒子平均径が0. 
1μmで、二次粒子平均径が2μmの仮焼アルミナ研磨
材粉末と塩化鉄(m)、さらにターシャリ−ブチルハイ
ドロパーオキサイドまたは塩酸及び硝酸を用いて研磨し
た結果である。この場台、ターシャリ−ブチルハイドロ
パーオキサイドまたは塩酸及び硝酸の強い酸化力によっ
て研磨面にくもりやピットが発生し研磨面は鏡面とはな
らなかった。
表1の実施例15、実施例16は、−次粒子平均径が(
L  1μmで、二次粒子平均径が2μmの仮焼アルミ
ナ研磨材粉末と塩化鉄(m)水溶液を研磨組成物に使用
して、各種材質のステンレス鋼を研磨した結果である。
これよりいずれの材質に対しても除去速度が高く、表面
粗さも小さく、良好な鏡面が得られ、特にステンレス鋼
の材質は問わないことが認められた。
表1の実施例17は、−次粒子平均径が0. 1μmで
、二次粒子平均径が2μmの仮焼アルミナ研磨材粉末と
ゼラチンを含む塩化鉄(III)水溶液を研磨組成物に
用いて研磨した結果である。これよりゼラチンを添加し
た実施例17は、添加しなかった実施例4に比較して、
さらに表面状態が改善され表面粗さが小さくなっている
ことが認められた。
〔発明の効果〕
本発明による研磨用組成物にアルミナ質研磨材粉末と塩
化鉄(m)水溶液を用いることを特徴とするステンレス
鋼研磨用組成物は、 イ) 特別な装置を必要とせず簡略な設備で研磨が可能
である 口) うねりや傷がない平滑な研磨面を得ることができ
る ハ) 加工歪や被研磨物表面の変色が無い二) 高い除
去速度を有する 等の多くの効果がある。
また、研磨用組成物にアルミナ質研磨材粉末と塩化鉄(
III)水溶液と粘度調整剤を用いることを特徴とする
ステンレス鋼研磨用組成物は、イ)から二)の特徴に加
えて ホ) きわめて小さい表面粗さを達成することが出来る 等の多くの効果がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ質研磨材粉末と塩化鉄(III)水溶液か
    らなることを特徴とする研磨用組成物。
  2. (2)請求項1記載のアルミナ質研磨材粉末の組成物中
    に占める割合が3〜40重量%であり、一次粒子の平均
    粒子径が5μm以下であることを特徴とする研磨用組成
    物。
  3. (3)請求項1または2記載の塩化鉄(III)の組成物
    中に占める割合が0.2〜25重量%であることを特徴
    とする研磨用組成物。
JP1343234A 1989-12-28 1989-12-28 研磨用組成物 Pending JPH03202268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039309A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Nisshin Steel Co Ltd ステンレス鋼研磨用固形研磨剤

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