JPH05178886A - プレグナ−4,9(11),17(20)−トリエン−3−オンの新規なステロイド誘導体、それらの製造法、プレグナ−4,9(11),16−トリエン−3,20−ジオン型のステロイド化合物の製造への使用及び新規な中間体 - Google Patents

プレグナ−4,9(11),17(20)−トリエン−3−オンの新規なステロイド誘導体、それらの製造法、プレグナ−4,9(11),16−トリエン−3,20−ジオン型のステロイド化合物の製造への使用及び新規な中間体

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JPH05178886A
JPH05178886A JP4145067A JP14506792A JPH05178886A JP H05178886 A JPH05178886 A JP H05178886A JP 4145067 A JP4145067 A JP 4145067A JP 14506792 A JP14506792 A JP 14506792A JP H05178886 A JPH05178886 A JP H05178886A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プレグナ−4,9(11),17
(20)−トリエン−3−オンの新規なステロイド誘導
体及びそれらの製造法を提供する。 【構成】 本発明のステロイド誘導体は、次式(I) 【化1】 (ここで、Halは塩素又は臭素を表わし、Rはアルキ
ル(1〜6C)、アラルキル(7〜15C)又はシリル
化残基を表わし、Kはオキソ基の保護基を表わし、波線
は2種の異性体の存在を表わす)を有する。これらはプ
レグナ−4,9(11),16−トリエン−3,20−
ジオン型のステロイド化合物の製造に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレグナ−4,9
(11),17(20)−トリエン−3−オンの新規な
ステロイド誘導体、それらの製造法、プレグナ−4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン型のステ
ロイド化合物の製造への使用及び新規な中間体に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明の主
題は、次式(I)
【化28】 {ここで、Halは塩素又は臭素原子を表わし、Rは1
〜6個の炭素原子を含有するアルキル基、7〜15個の
炭素原子を含有するアラルキル基又はシリル化残基を表
わし、Kは次式
【化29】 (ここで、nは2又は3である)のオキソ基の保護基を
表わし、波線は異性体形のいずれか一つ又はそれらの混
合物を表わす}の化合物にある。
【0003】
【発明の具体的な説明】式(I)において、Rがアルキ
ル基を表わすときは、それは好ましくはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル又はヘキシル基である。Rが
アラルキル基を表わすときは、それは好ましくはベンジ
ル又はフェネチル基である。Rがシリル化残基を表わす
ときは、それは例えばトリメチルシリル若しくはt−ブ
チルジメチルシリルのようなトリアルキルシリル基、或
いは例えばトリフェニルシリル若しくはジフェニルt−
ブチルシリル基である。
【0004】さらに詳しくは、本発明の主題は、Hal
が塩素原子を表わし、Rが1〜3個の炭素原子を含有す
るアルキル基を表わし、Kが次式
【化30】 (ここで、nは2又は3である)の基を表わす前記のよ
うなの式(I)の化合物、そして特に20−クロル−
3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チオ)]プ
レグナ−4,9(11),17(20)−トリエン−2
1−酸メチルにある。
【0005】また、本発明の主題は、前記のような式
(I)の化合物を製造するにあたり、次式(II)
【化31】 の化合物を強酸の存在下に無水酢酸で処理し、次いで酸
加水分解剤で処理して次式(III)
【化32】 の化合物を得、この化合物の3−オキソ官能基を式HO
−(CH2n −OH、HO−(CH2n −SH又は
HS−(CH2n −SH(ここで、nは上で定義した
通りである)のジオール、チオール又はジチオールの作
用により選択的にブロックして次式(IV)
【化33】 (ここで、Kは上で定義した通りである)の化合物を
得、この化合物に式Hal3 C−CO2 R(ここで、H
al及びRは上で定義した通りである)の化合物を亜鉛
及びルイス酸の存在下に反応させて所期の式(I)の化
合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製造法
にある。
【0006】式(II)の化合物に無水酢酸を反応させる
際に存在させる強酸は、特にp−トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸、過塩素酸或いは塩酸、臭化水素酸又
は硫酸である。それは好ましくは触媒量で使用される。
その場で形成される中間体酢酸エステルの加水分解剤
は、水性の酸、特に塩酸、臭化水素酸又は硫酸、そして
特にぎ酸である。3位置のケトンのブロッキングは酸性
媒質中のジオール、チオール又はジチオールの作用によ
り、特に触媒量の濃塩酸又は臭化水素酸の存在下に或い
は塩化亜鉛、四塩化チタン又は三弗化硼素(好ましくは
エーテラートの形)のようなルイス酸の存在下にエタン
ジチオールの作用により行われる。式(IV)の化合物と
トリハロ酢酸エステルとの反応で使用されるルイス酸
は、例えば塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化ジエチル
アルミニウム又は特に四塩化チタンである。操作は、好
ましくはテトラヒドロフラン又はジオキサンのような環
状エーテル中で行われる。
【0007】また、本発明の主題は、前記のような式
(I)の化合物を次式(A)
【化34】 (ここで、R1 は1〜8個の炭素原子を含有するアシル
基を表わす)の化合物の製造に使用するにあたり、式
(I)の化合物を塩基性媒質中で次式
【化35】 (ここで、Ra 及びRb は、同一であっても異なってい
てもよく、水素原子、1〜4個の炭素原子を含有するア
ルキル基、1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシ基
又はヒドロキシル基を表わす)のフェノールで処理して
次式(V)
【化36】 (ここで、K、R、Ra 及びRb は前記の通りである)
の化合物を得、この化合物に還元剤を作用させて次式
(VI)
【化37】 の化合物を得、この化合物の3−オキソ官能基を脱保護
し、次いでこの化合物をエポキシ化剤で処理して対応す
る17,20位エポキシドを得、この化合物を酸性媒質
中で加水分解して次式(VII)
【化38】 の化合物を得、この化合物のヒドロキシル官能基をアシ
ル化して次式(VIII)
【化39】 (ここで、R1 は前記の通りである)の化合物を得、こ
の化合物に17α−OR1 基の脱離剤を作用させて所期
の式(A)の化合物を得ることを特徴とする式(I)の
化合物の使用方法にある。
【0008】式(I)の化合物に対するフェノールの作
用は、塩基の存在下に行われる。塩基は、例えば、アル
カリ又はアルカリ土金属の水酸化物又は炭酸塩、特にナ
トリウム、カリウム、バリウム又はカルシウムの水酸化
物又は炭酸塩;アルコラート又はアルカリアミド、特に
ナトリウム、カリウム又はリチウムのアルコラート又は
アミド;或いはアルキルリチウム、特にブチルリチウム
であってよい。操作は有機溶媒、例えばアセトン又はメ
チルエチルケトンのようなケトン中で、適当ならば、塩
化メチレンのようなハロゲン化溶媒又はジオキサン若し
くはテトラヒドロフランのようなエーテルと混合して、
行われる。Ra 及びRb がアルキル基を表わすときは、
それは下記の基の一つ:エチル、直鎖状若しくは分岐鎖
状プロピル、直鎖状若しくは分岐鎖状ブチル又は好まし
くはメチルである。Ra 及びRb がアルコキシ基を表わ
すときは、それは下記の基の一つ:エトキシ、直鎖状若
しくは分岐鎖状プロポキシ、直鎖状若しくは分岐鎖状ブ
トキシ又は好ましくはメトキシである。Ra 及びRb
特に好ましいものは水素、ヒドロキシ及びメチルであ
る。還元剤は、特に水素化物、例えばリチウムとアルミ
ニウムの複合水素化物、水素化ジエチルアルミニウム、
水素化ジイソブチルアルミニウム、或いはジヒドロビス
(2−メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウムであっ
てよい。操作は例えばトルエン又はテトラヒドロフラン
中で行われる。また、還元剤は特に水素化硼素アルカ
リ、例えば水素化硼素ナトリウム(適当ならばリチウム
塩又は水素化硼素リチウムで触媒された)であってよ
い。
【0009】ケタールの形でブロックされた3−オキソ
官能基の脱保護は、好ましくは水の存在下に酸の作用に
より行われる。ジチオケタールの場合には、それは、好
ましくは塩基、例えば重炭酸アルカリの存在下に沃素の
作用により、又は酸化剤、例えば過酸化水素の存在下に
触媒量の沃素の作用により、ようかメチル、グリオキシ
ル酸又は水銀若しくはカドミウムのような金属塩の作用
により行われる。操作は、一般に、低級アルカノール、
例えばメタノール若しくはエタノールのような溶媒中
で、水の存在下にハロゲン化溶媒、例えば塩化メチレン
と混合して、行われる。オキサチオランの場合には、脱
保護は、例えば、約100℃で酢酸/酢酸カリウム緩衝
液の存在下に塩化第二水銀のような第二水銀塩により、
上記と同じ条件でラネーニッケルにより、或いは熱塩酸
−酢酸混合物により行われる。エポキシ化剤は、m−ク
ロル過安息香酸、過フタル酸又は過タングステン酸のよ
うな過酸、或いは単独で又はヘキサクロル若しくはヘキ
サフルオルアセトンの存在下に使用される過酸化水素で
あってよい。また、エポキシ化剤は、触媒量のバナジウ
ムアセチルアセトネトの存在下に使用されるt−ブチル
ヒドロペルオキシドのようなヒドロペルオキシドであっ
てよい。操作は、好ましくは、トルエン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン又
は酢酸エチルのような有機溶媒中で行われる。
【0010】17,20位置のエポキシドの加水分解
は、水性の酸(この酸は特に塩酸、硫酸又は硝酸のよう
な無機酸である)の作用により行われる。また、操作
は、緩衝液中で行うことができる。アシル化剤は、好ま
しくは、ぎ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸又は安息香酸
の無水物又は塩化物であり、そして操作は、例えばトリ
エチルアミン、ピリジン若しくはジメチルアミノピリジ
ンのようなアミン、酢酸アルカリ又は炭酸アルカリのよ
うな塩基の存在下におこなわれる。アシル化剤は、好ま
しくは無水酢酸又は塩化アセチルである。17及び21
位置のアシル化は、3位置のエノール型への部分アシル
化を伴う可能性がある。この3−アシル化誘導体は、例
えば塩酸水溶液のような酸により、例えば塩化メチレン
中で操作することにより容易に加水分解することができ
る。 −OR1 基の脱離剤は塩基である。この塩基は、
例えばアルカリ、アルカリ土金属又はアミンの塩、特に
アシル基に相当する酸のナトリウム又はカリウム塩であ
ってよい。操作は、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド又はヘキサメチルホスホトリアミドのような
極性溶媒中で、好ましくは90〜140℃の温度で行わ
れる。
【0011】また、本発明の主題は、前記のような式
(I)の化合物を前記のような式(A)の化合物の製造
に使用するにあたり、式(I)の化合物を塩基性媒質中
で塩基の存在下に式R2 −SO2 −Q(ここで、R2
メチル、フェニル、トリル又はキシリル基を表わす)の
スルフィン酸アルカリにより処理して、けん化及び脱炭
酸した後、次式(IX)
【化40】 (ここで、K及びR2 は前記の通りである)の化合物を
得、この化合物に塩基の存在下にホルムアルデヒドを作
用させて次式(X)
【化41】 の化合物を得、次いでこの化合物にアルカリ性媒質中で
エポキシ化剤を作用させて次式(XI)
【化42】 の化合物を得、この化合物のエポキシ官能基を塩基性媒
質中でR1 O陰イオン(ここで、R1 は上で記載した記
載の通りである)の存在下に開環させて次式(XII)
【化43】 の化合物を得、この3−オキソ官能基を保護して所期の
式(A)の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化
合物の使用方法にある。
【0012】スルフィン酸アルカリの作用は、反応条件
でエステルの鹸化を保証させる塩基性試薬の存在下に行
われる。この塩基性試薬は、例えば、炭酸ナトリウム若
しくはカリウムのような炭酸アルカリ又は苛性ソーダ若
しくはカリのような水酸化アルカリであってよく、好ま
しくは過剰で使用される。操作は、例えばジメチルホル
ムアミド又はジメチルスルホキシドのような中性極性溶
媒中で行われる。脱炭酸は、好ましくは100℃近くの
温度で行われる。また、操作は、均一相で具合よく行な
われる。スルフィン酸アルカリは、好ましくはトルエン
スルフィン酸ナトリウムである。ホルムアルデヒドを縮
合させる際に存在させる塩基は、ナトリウム又はカリウ
ムの炭酸塩又は重炭酸塩のような弱塩基である。水酸化
アルカリ又はアルカリ土金属も使用することができる。
操作は、好ましくは、ジメチルホルムアミド又はジメチ
ルスルホキシド中で60℃近くの温度で行われる。エポ
キシ化剤は、好ましくは過酸水素である。操作は、アル
カリ又はアルカリ土金属、例えばナトリウム、カリウム
又はバリウムの水酸化物又は炭酸塩のような塩基の存在
下に有利に行われる。また、エポキシ化剤は、アルカリ
性媒質中の過酸、バナジウム、タングステン若しくはチ
タンのような金属で触媒され若しくはされないt−ブチ
ルヒドロペルオキシド、或いはオゾンであってよい。操
作は、ジオキサン、テトラヒドロフラン又はメタノール
−塩化メチレン混合物のような溶媒中で具合よく行われ
る。エポキシド官能基の開環は、R1 OH酸のアルカ
リ、アンモニウム又はアミン塩を使用して行われる。反
応の好ましい実施条件では、操作は、酢酸ナトリウム、
カリウム若しくはアンモニウムのような酢酸塩又は一般
的にはアルキルアミン、或いは酢酸−トリエチルアミン
混合物を使用して行われる。操作は、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、メチルエチルスルホン又
はポリエチレングリコールのような有機溶媒中で、好ま
しくは単に反応混合物を加熱するだけで行うことができ
る。また、エポキシ官能基の開環は、塩基性の樹脂、好
ましくは酢酸形の樹脂を使用して行うことができる。ブ
ロックされた3−オキソ官能基の脱保護は上記のような
条件で行われる。
【0013】また、本発明の主題は、前記のような式
(I)の化合物を前記のような式(A)の化合物の製造
に使用するにあたり、式(I)の化合物を塩基の存在下
に前記のような式R2 SO2 Qのスルフィン酸アルカリ
で処理して次式(XIII)
【化44】 (ここで、R、R2 及びKは上で定義した通りである)
の化合物を得、この化合物を塩基の存在下にハロゲン化
剤で処理し、次いでけん化し、脱炭酸して次式(XIV)
【化45】 (ここで、Hal1 はハロゲン原子を表わす)の化合物
を得、この化合物を塩基の存在下にホルムアルデヒドで
処理して前記のような式(XI)の化合物を得、この化合
物を前記のように処理して所望の式(A)の化合物を得
ることを特徴とする式(I)の化合物の使用方法にあ
る。
【0014】スルフィン酸アルカリ(これは好ましくは
トリルスルフィン酸ナトリウムである)の作用は、反応
条件下でエステル官能基を保護する塩基性試薬の存在下
に行われる。この塩基性試薬は、アルカリ、特にナトリ
ウム若しくはカリウムの炭酸塩又は水酸化物、或いはイ
ミダゾール、モルホリン、N−メチルモルホリン、トリ
エチルアミン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、ピ
ロリジン、N−メチルピロリジン、燐酸トリカリウム、
アルミナ、トリエタノールアミン、ピペラジン、N,N
−ジメチルピペラジン、ヘキサメチルジシラザン、ジア
ザビシクロオクタン、ジメチルプロピレン尿素又はヘキ
サメチレンテトラミンであってよい。不足量の塩基が具
合よく使用される。操作は、好ましくは、中性溶媒、例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルアセトアミド若しくはN−メチルピロリドン、又
はアセトニトリル若しくはメチルイソブチルケトン中
で、50〜120℃の間の温度で行われる。
【0015】式(XIII)の化合物のハロゲン化は、特に次
亜ハロゲン酸アルカリ、N−ハロゲノスクシンイミド又
はハロゲンによって行なわれる。好ましくは次亜塩素酸
又は次亜臭素酸ナトリウムが使用され、従ってHal1
は塩素又は臭素原子である。反応は、塩基、例えば水酸
化アルカリ又はアルカリ土金属、特に水酸化ナトリウム
又はカリウム、或いは炭酸又は重炭酸アルカリ、特に炭
酸又は重炭酸ナトリウム又はカリウムの存在下に行わ
れ、そして操作は溶媒、例えばジオキサン若しくはテト
ラヒドロフランのようなエーテル又はハロゲン化溶媒、
特に塩化メチレン若しくはジクロルエタン中で周囲温度
え又は周囲温度以下の温度で行われる。また、操作は、
相移動触媒、例えば塩化トリエチルベンジルアンモニウ
ム又は臭化テトラブチルアンモニウムの存在下に行われ
る。エステルのけん化及び脱炭酸は、好ましくは、強塩
基、例えば水酸化ナトリウム若しくはカリウム又はカル
シウム若しくはバリウムのような水酸化アルカリ若しく
はアルカリ土金属の作用により、適当ならばメタノール
若しくはエタノールのようなアルカノールの存在下に、
要すれば溶液を加熱するだけで、行われ、次いで無機
酸、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、硝酸若しくはりん
酸の作用により行われる。なお、けん化及び脱炭酸は、
式(XIII)の化合物のハロゲン化工程中に既に部分的に介
在させ得ることに注目されたい。これは塩基性媒質中で
行われる。式(XIV) の化合物にホルムアルデヒドを作用
させるとその場でハロヒドリンが発生し、これは所望の
エポキシドに転化される。操作は強塩基の存在下に行わ
れる。強塩基は、特に水酸化又は炭酸アルカリ、例えば
ナトリウム又はカリウム、或いは有機溶媒(これは好ま
しくは塩化メチレンである)中で相移動剤(例えば前記
したものの一つ)の存在下での水酸化テトラメチル又は
テトラエチルであってよい。
【0016】また、本発明の主題は、式(XI)の化合物
をハロゲン化アルカリで処理して次式(XV)
【化46】 (ここで、Hal2 は塩素、臭素又は沃素原子を表わ
し、Kは上で定義した通りである)の化合物を得、この
化合物にアルカリ性媒質中でアシルオキシル化剤を作用
させて前記したような式(XII) の化合物を得、次いで合
成を前記のように続けることを特徴とする上記の使用方
法の一方又は他方にある。
【0017】使用されるハロゲン化アルカリは、リチウ
ム、ナトリウム又はカリウムの塩化物、臭化物又は沃化
物である。好ましくは臭化リチウムが使用される。操作
は、有機溶媒中で行われる。有機溶媒は、例えばメタノ
ール、エタノール及びイソプロパノールのようなアルカ
ノール、又は例えばジメチルホルムアミド及びジメチル
スルホキシドのような中性極性溶媒であってよい。アシ
ルオキシル化剤は、R1 OH酸のアルカリ、アンモニウ
ム又はアミン塩である。好ましくは、例えば酢酸のナト
リウム、カリウムアンモニウム又はアルキルアミン塩、
或いは酢酸−トリエチルアミン混合物が使用される。操
作は溶媒中で行われる。溶媒は、特にジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、メチルエチル
ケトン又は塩化メチレンであてよい。ジメチルホルムア
ミド中の酢酸カリウムが特に好ましい。操作は、酢酸と
水の存在下に行うことができる。また、相移動触媒(前
記したものの一つ)と水の存在下での塩化メチレン中で
の酢酸カリウムが挙げられる。
【0018】また、本発明の主題は、前記のような式
(I)の化合物を前記のような式(A)の化合物の製造
に使用するにあたり、式(I)の化合物を還元剤で処理
して次式(XVI)
【化47】 (ここで、K及びHalは上で定義した通りである)の
化合物を得、この化合物に酸化剤を作用させて次式(XVI
I)
【化48】 の化合物を得、この化合物にアシルオキシル化剤を作用
させて前記のような式(XII) の化合物を得、次いで合成
を前記したように続けることを特徴とする式(I)の化
合物の使用方法にある。
【0019】式(I)の化合物の還元条件は、式(V)
の化合物の還元について前記した条件と同じである。式
(XVI) の化合物と反応させる酸化剤は、例えば、有利に
は弱塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下にジメチ
ルスルホキシド中で操作するピリジン−SO3 錯体、又
はおそらくは燐酸の存在下にジメチルスルホキシド中で
操作するジシクロヘキシルカルボジイミドであってよ
く、或いはより一般的には、アルコール官能基をアルデ
ヒド官能基に酸化するために当業者に知られた任意の酸
化剤であってよい。式(XVII)の化合物に反応させるアシ
ルオキシル化剤は、式(XV)の化合物のアシルオキシル
化について前記したものの一つであってよい。
【0020】最後に、本発明の主題は、新規な工業用化
合物としての、特に、前記のような式(I)の化合物の
使用方法に必要な中間体化合物としての、下記の化合物
にある。 ・次式(B)
【化49】 (ここで、K、Ra 及びRb は上で定義した通りであ
り、XはCH2 OH又はCO2 R基を表わし、Rは上で
定義した通りである)の化合物; ・次式(C)
【化50】 (ここで、K及びR2 は上で定義した通りであり、基=
C=Yは=CH2 、=C=CH2 又は次式
【化51】 の基を表わす)の化合物; ・前記した式(XII) の化合物; ・次式(D)
【化52】 (ここで、K及びR2 は上で定義した通りであり、Zは
CO2 R基を表わし、Rは上で定義した通りであるか又
はハロゲン原子である)の化合物; ・前記した式(XV)の化合物; ・次式(E)
【化53】 (ここで、K及びHalは上で定義した通りであり、W
はCH2 OH又はCHO基を表わす)の化合物。式
(A)の化合物は、例えば仏国特許第1241109号
に記載のように各種の治療学的に活性な化合物の合成に
非常に有用な中間体である。式(II)の化合物は、例え
ば米国特許第3023229号に記載されている。
【0021】
【実施例】下記の実施例は本発明を例示するものであっ
て、それを何ら制限するものではない。
【0022】例1:20−クロル−3,3−[(1,2
−エタンジイル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(1
1),17(20)−トリエン−21−酸メチル工程A :アンドロスタ−4,9−ジエン−3,17−ジ
オン 500gの9α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−
3,17−ジオンと1リットルの無水酢酸を不活性ガス
雰囲気中で混合し、次いで50gのp−トルエンスルホ
ン酸を周囲温度で添加する。得られた混合物を3時間撹
拌し、次いで500ccのぎ酸を周囲温度でゆっくりと
添加する。16時間撹拌した後、反応混合物を3.5リ
ットルの水にゆっくりと注ぎ、周囲温度で2時間撹拌す
る。分離し、水洗し、乾燥した後、463.9gの所期
化合物を得た。 [α]20 D =+212°(c=1%DMF)工程B :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]アンドロスタ−4,9−ジエン−17−オン 3gの工程Aで得た化合物、30ccのエタンジチオー
ルを不活性ガス雰囲気中で混合する。0.1ccの22
度Be塩酸を20/25℃でゆっくりと添加する。混合
物を0/+5℃に冷却し、次いで1時間撹拌し、結晶を
分離し、メタノールで洗浄し、次いで水洗し、乾燥す
る。3.65gの所期化合物を得た。Mp=179℃。IR スペクトル(CH3 Cl3 ) 1733及び1405cm-1(17−ケト)の吸収 1645cm-1(C=CΔ4 )の吸収工程C :20−クロル−3,3−[(1,2−エタンジ
イル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),17
(20)−トリエン−21−酸メチル 150ccのテトラヒドロフランに不活性ガス雰囲気中
で撹拌しながら21.8gの亜鉛粉末を導入し、次いで
13.7ccの四塩化チタンを−15/−20℃でゆっ
くりと添加する。−15℃で15分間撹拌し続け、次い
で30gの3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス
(チオ)]アンドロスタ−4,9−ジエン−17−オン
と15ccのトリクロル酢酸メチルを150ccのテト
ラヒドロフランに溶解してなる溶液を−20℃でゆっく
りと添加する。−20℃で10分間撹拌し、次いで混合
物を20℃に上昇させ、1時間30分後に、150cc
の水−ピリジン混合物(4−1)を+10/+15℃で
添加する。1時間撹拌し、次いで混合物を濃塩酸(50
cc)と氷冷水(150cc)との混合物により+10
/+15℃で酸性化する。塩化メチレンで抽出し、水洗
し、乾燥し、溶媒を蒸発させた後、40gの所期化合物
を得た。この化合物を塩化メチレンに溶解し、シリカ−
アルミナ混合物で処理する。ろ過した後、溶媒を一部蒸
発させ、イソプロピルエーテルを添加し、溶媒を再び部
分的に蒸発させ、次いで氷冷し、結晶を分離する。2回
で35gの所期の結晶化化合物を2種の異性体の形で得
た。IR スペクトル(CHCl3 ) 1649cm-1(C=C4,5)の吸収 1719−1436cm-1(CO2 CH3 )の吸収 1637−1605cm-1(2個のC=Cバンド)の吸
NMR スペクトル(CDCl3 −400MHz−pp
m) ・異性体1:18CH3 =0.95;19CH3 =1.
19;CO2 CH3 =3.79;H11=5.42 ・異性体2:18CH3 =1.00;19CH3 =1.
18;CO2 CH3 =3.81;H11=5.37;H4
=5.49及びCH2 S=3.30
【0023】例2:21−アセトキシプレグナ4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン工程A :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]−20−フェノキシプレグナ−4,9(11),
17(20)−トリエン−21−酸メチル 130ccのメチルエチルケトン、13gの20−クロ
ル−3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]プレグナ−4,9(11),17(20)−トリ
エン−21−酸メチル、8.12gのフェノール及び1
1.95gの炭酸カリウムを不活性ガス雰囲気下に混合
する。混合物を26時間還流撹拌し、溶媒の大部分を留
去し、残留物を重炭酸ナトリウム水溶液で溶解し、酢酸
エチルで抽出し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。生成物を
メタノールから結晶化させ、6.85gの所期化合物を
得た。Mp=184℃。母液をシリカでクロマトグラフ
ィーし、塩化メチレン−シクロヘキサン混合物(7/
3)で溶離し、さらに3.21gの所期化合物を得た。
これは2種の異性体混合物からなる。NMR スペクトル(CDCl3 −400MHz−pp
m) ・異性体1:19CH3 =1.13(s);18CH3
=0.87(s);CH2 S=3.2〜3.4;CO2
CH3 =3.62(s)9;H11=5.32(d) ・異性体2:19CH3 =1.20;18CH3 =1.
10;CO2 CH3 =3.66(s);H11=5.44
(d);H4 =5.29(s);芳香族H=6.88工程B :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]−21−ヒドロキシ−20−フェノキシプレグナ
−4,9(11),17(20)−トリエン 45ccのトルエンと工程Aで得た8.3gの化合物を
不活性ガス雰囲気下に混合し、混合物を0/+5℃に冷
却し、29ccの1.2Mの水素化ジイソブチルアルミ
ニウムのトルエン溶液を+5℃/+7℃でゆっくりと添
加する。反応媒質を+5℃で1時間30分撹拌し続け、
次いで1ccのメタノール、5ccの36度Be苛性ソ
ーダ及び20ccの水を+10℃/+15℃でゆっくり
と添加し。ろ過し、ろ液を水洗し、次いで10%のメタ
ノールを含む塩化メチレンで洗浄する。有機相をデカン
テーションし、水洗し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。粗
生成物を30ccのメタノールで溶解し、氷冷し、分離
する。6.67gの所期化合物を得た。Mp=228
℃。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.85(s);19CH3 =1.13
(s);CH2 S=3.1〜3.4;CO2 OM=4.
16;H11=5.33;H4 =5.47;芳香族H=
6.92(d),6.98(t)及び7.26(t)工程C :21−ヒドロキシ−20−フェノキシプレグナ
−4,9(11),17(20)−トリエン−3−オン 上記工程で得た1.349gの化合物と13.5ccの
メタノール−塩化メチレン−水混合物(5/1/1)を
周囲温度で混合し、混合物を30分間撹拌し、次いで5
4mgの沃素を添加する。次いで、0.4ccの110
容過酸化水素を3時間で添加し、次いで約1時間撹拌し
続ける。混合物を次いで0.2Nチオ硫酸ナトリウムを
添加することにより中和し、塩化メチレンで抽出し、有
機相を水洗し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。粗生成物を
シリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン−酢酸
エチル混合物(6−4)で溶離し、1.005gの所期
化合物を得た。Mp=149℃。IR スペクトル(CHCl3 ) 1662、1613及び866cm-1(Δ4 −3−オ
ン);1596−1491cm-1(Φ−O);3609
(遊離OH);1596cm-1+1591cm-1の肩
(Φ−O−C=C)の吸収工程D :プレグナ−4,9(11)−ジエン−17α,
21−ジオール−3,20−ジオン 上記工程で得た1.5gの化合物と15ccのトルエン
を不活性ガス雰囲気下に混合し、混合物を+5℃に冷却
し、13.8mgのバナジウムアセチルアセトナトを添
加する。この溶液に0.5ccの70%t−ブチルヒド
ロペルオキシドを+5℃で15分間で添加し、次いで溶
液を周囲温度に戻し、1時間撹拌する。次いで0.1c
cのt−ブチルヒドロペルオキシドを添加し、2時間1
5分撹拌し、次いで2ccの0.5Mチオ硫酸ナトリウ
ム溶液を添加する。15分撹拌し、6ccの2N塩酸を
添加し、3時間撹拌し続ける。10%の水を含む塩化メ
チレンで抽出物した後、有機相を塩化ナトリウム飽和水
で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固させる。残留物をエタノー
ル−塩化メチレン混合物で還流下に溶解し、塩化メチレ
ンを追い出し、次いで氷冷し、分離し、1.14gの生
成物を得た。これを上記のようにして塩化メチレン−メ
タノール混合物で処理する。1.015gの所期化合物
を得た。Mp>264℃。NMR スペクトル(CDCl3 +ジュウテロピリジン−
300MHz−ppm) 18CH3 =0.62(s);19CH3 =1.33
(s);CO−CH2 −OH=4.35(d)及び4.
79(d);H11=5.55(d);H4 =5.74
(s);その他のプロトン=5.71工程E :17α,21−ジアセトキシプレグナ−4,9
(11)−ジエン−3,20−ジオン 上記工程に記載の方法に従って得た4gの化合物、0.
15gのジメチルアミノピリジン、16ccのトルエン
及び5.9gの無水酢酸を不活性ガス雰囲気下に混合す
る。混合物を20時間還流させ、次いで冷却した後、1
ccの水を添加し、蒸発乾固する。残留物を塩化メチレ
ンで溶解し、1.2ccの22度Be塩酸を添加する。
周囲温度で1時間撹拌し、次いで水洗し、乾燥し、蒸発
乾固する。4.9gの所期化合物を得た。これをアルミ
ナの存在下に40ccの塩化メチレンに溶解する。10
分間撹拌した後、ろ過し、約10容のメタノールを添加
し、溶液を結晶化が達成されるまで加熱濃縮する。結晶
を冷却し、分離し、メタノールで洗浄し、乾燥する。
2.69gの所期化合物を得た。IR スペクトル(CHCl3 ) OHの不存在 1735cm-1(−OAc)、1665及び1614c
-1(Δ4 −3−オン)の吸収工程F :21−アセトキシプレグナ−4,9(11),
16−トリエン−3,20−ジオン 180ccのジメチルホルムアミドと3gの酢酸カリウ
ムを不活性雰囲気中で混合し、混合物を沸点までもたら
し、60ccのジメチルホルムアミドをゆっくりと留去
し、生じた混合物を115℃に冷却し、上記工程で得た
30gの化合物を導入する。次いでこの混合物を115
℃に3時間保持し、溶媒の一部を留去し、混合物を約4
0℃に冷却し、撹拌しながら200ccの水を添加す
る。周囲温度で1時間撹拌し、生じた結晶を分離し、乾
燥する。結晶を50ccのメタノールに溶解し、45℃
に加熱し、次いで0℃に冷却し、結晶を分離し、乾燥す
る。16.2gの所期化合物を得た。 [α]20 D =+166°±2.5°(c=1%DMF)
【0024】例3:21−アセトキシプレグナ−4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン工程A :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]−17−[[(4−メチルフェニル)スルホニ
ル]メチル]アンドロスタ−4,9(11),16−ト
リエン 12ccのジメチルホルムアミド、200mgのフェノ
ール、300mgの炭酸カリウム、2gのトリルスルフ
ィン酸ナトリウム及び2gの例1で得た化合物を周囲温
度で不活性ガス雰囲気中で混合する。混合物を105℃
に22時間加熱し、次いで0.7gの炭酸カリウム及び
1.5ccの水を添加する。この混合物を100℃に1
時間もたらし、次いで10ccの2N苛性ソーダを添加
し、混合物を100℃で4時間保持する。10℃に冷却
した後、混合物を60ccの2N塩酸中にゆっくりと注
ぎ、3時間撹拌し、生成物を分離する。これを塩化メチ
レンで洗浄し、水洗し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。残
留物をシリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン
−酢酸エチル混合物(8−2)で溶離し、メタノールで
結晶化した後、1.65gの所期化合物を得た。Mp=
198℃。IR スペクトル(CHCl3 ) 1643cm-1(Δ4 )、1598、1494、131
7、1303及び1150cm-1(トシル)の吸収NMR スペクトル(CDCl3 −400MHz−pp
m) 18CH3 =0.63(s);19CH3 =1.16
(s);H11=5.37;H4 =5.49;H16=5.
77;Hエタンジイル=3.20〜3.40(m);H
芳香族=7.33(d)、7.75(d)(J=8H
z);トシルCH3=2.45(s);H20=1.0
1、1.44及び1.77〜2.42(m)、3.76
(d)及び3.82(d)(J=15Hz)工程B :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]−20−[(4−メチルフェニル)スルホニル]
プレグナ−4,9(11),16,20−テトラエン 1.5ccのジメチルホルムアミド、0.3gの工程A
で得た化合物、0.1gの炭酸カリウム及び0.1gの
パラホルムアルデヒドを不活性ガス雰囲気下に周囲温度
で混合し、混合物を20時間撹拌し、次いで約60℃に
3時間もたらす。混合物を+10℃に冷却し、10cc
の水を添加し、30分間撹拌し、次いで分離する。結晶
を塩化メチレンで溶解し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。
残留物をシリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサ
ン−酢酸エチル混合物(7−3)で溶離し、0.28g
の所期化合物を得た。IR スペクトル(CHCl3 ) OHの不存在NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.67(s);19CH3 =1.15
(s);H11=5.34(m);H4 =5.48;Hエ
タンジイル=3.20〜3.40;H16=6.40
(m);H21=5.94及び6.48;H芳香族=7.
28(d)及び7.68(d);トシルCH3 =2.4
2(s)工程C :20,21−エポキシ−3,3−[(1,2−
エタンジイル)ビス(チオ)]−20−[(4−メチル
フェニル)スルホニル]プレグナ−4,9(11),1
6−トリエン 工程Bに記載のようにして得た2gの化合物、12cc
のジオキサン及び2ccの水を周囲温度で不活性ガス雰
囲気中で混合し、3.23ccの2N苛性ソーダと0.
39ccの50%過酸化水素をほぼ11のpHで1時間
にわたり同時に導入する。全混合物を周囲温度で撹拌
し、2時間後に0.3ccの2N苛性ソーダ及び0.0
6ccの50%過酸化水素を添加し、7時間後に、0.
03ccの50%過酸化水素を添加する。周囲温度で1
6時間後に、反応媒質を塩化ナトリウム飽和水中に注
ぎ、塩化メチレンで抽出する。抽出物を0.5Mチオ硫
安ナトリウム溶液で洗浄し、次いで水洗し、乾燥し、溶
媒を蒸発させる。残留物をシリカでクロマトグラフィー
し、塩化メチレン−ヘキサン混合物(8−2)で溶離
し、1.55gの所期化合物を得た。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.31(s)及び0.66(s);19
CH3 =1.12(s)及び1.13(s);CH3
Φ=2.44(s)及び2.47(s);CH2 −Oエ
ポキシド=2.85(d)、2.99(d)及び3.6
8(d);チオケタール=3.2〜3.4;H11=5.
19及び5.32;H4 =5.47;H16=6.29
(m)及び6.39(m);ΦSo2 =7.33(m)
及び7.73(m)工程D :21−アセトキシ−3,3−[(1,2−エタ
ンジイル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),
16−トリエン−20−ジオン 7.5ccのポリエチレングリコール、1gの工程Cで
得た化合物及び0.8gの酢酸ナトリウムを不活性ガス
雰囲気下に混合する。混合物を48℃の浴で2時間45
分加熱し、0/+5℃に冷却し、氷冷水中に注ぎ、次い
で30分間撹拌し、分離し、結晶を水洗し、塩化メチレ
ンに溶解する。溶液を乾燥し、乾固させる。残留物を塩
化メチレンで溶解し、イソプロピルエーテルを添加し、
塩化メチレンを追い出す。冷却後、生じた結晶を分離す
る。ろ液を蒸発乾固させ、残留物をシリカでクロマトグ
ラフィーし、塩化メチレンで溶離する。0.62gの所
期化合物を得た。Mp=172℃。IR スペクトル(CHCl3 ) 酢酸エステル1748cm-1 共役ケトン−C=C1589cm-1 Δ4 1644cm-1 NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.85(s);19CH3 =1.19
(s);OAc=2.19(s);CO−CH2 O=
4.91及び5.05(d,J=16);H11=5.4
5(m);H4 =5.50;H16=6.76(m)工程E :21−アセトキシプレグナ−4,9(11),
16−トリエン−3,20−ジオン 工程Dで得た1gの化合物と12ccのメタノール−水
−塩化メチレン混合物(5−1−2)を周囲温度で混合
物する。0.042gの沃素を添加し、15分間撹拌
し、次いで0.32ccの50%過酸化水素を3時間で
添加する。生じた混合物を16時間撹拌し続け、次いで
6ccの0.2Nチオ硫酸ナトリウム溶液を添加する。
塩化メチレンで抽出し、抽出物を水洗し、乾燥し、蒸発
乾固する。残留物をシリカでクロマトグラフィーし、シ
クロヘキサン−酢酸エチル混合物(1−1)で溶離し、
0.66gの所期化合物を得た。これをイソプロピルエ
ーテルで結晶化する。Mp=128℃。IR スペクトル(CHCl3 ) 1748cm-1(酢酸エステル)、1684、166
4、1614及び1590cm-1(共役ケトン)の吸収NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.89(s);19CH3 =1.36
(s);H11=5.55(m);H4 =5.76
(d);H21=4.91及び5.06(d,J=16H
z)
【0025】例4:21−アセトキシプレグナ−4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン工程A :3,3−[(1,2−エタンジイル)ビス(チ
オ)]−20−[(4−メチルフェニル)スルホニル]
プレグナ−4,9(11),16−トリエン−21−酸
メチル 60ccのジメチルホルムアミド、25ccのトルエ
ン、10gのトリルスルフィン酸ナトリウム、1gのフ
ェノール、2gの炭酸ナトリウム及び0.56ccのト
リス[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アミンを
周囲温度で不活性ガス雰囲気中で混合する。混合物をト
ルエンの還流温度にもたらし、水を蒸留除去する。生じ
た混合物を90/100℃に冷却し、10gの例1で得
た化合物を添加する。混合物を約100℃に10時間保
持し、2gのトリルスルフィン酸ナトリウムを添加し、
6時間加熱し続ける。混合物を5/10℃に冷却し、7
gの燐酸モノナトリウムを含有する500ccの水−氷
混合物中にゆっくりと注ぐ。塩化メチレンで抽出し、有
機相を水洗し、乾燥し、蒸発乾固させる。残留物をシリ
カでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン−酢酸エチ
ル混合物(90−10)で溶離し、9.9gの所期化合
物を得た。IR スペクトル(CHCl3 ) 1743cm-1(C=O)、1330、1148cm-1
(SO2 )、1598、1493cm-1(芳香族)、1
645cm-1(C=CΔ4 )の吸収NMR スペクトル(CDCl3 −400MHz−pp
m) 18CH3 =0.65(s);19CH3 =1.17
(s);H14=1.04及び1.45〜2.45
(m);Φ−CH3 =2.45(s);S−CH2 −C
2 −S=3.24〜3.40(m);COOCH3
3.66及び3.72(2s);H20=4.53及び
4.55(2s);H11=5.38(m);H4 =5.
50(s);H16=6.00及び6.15(2s);H
3 及びH5 Φ=7.33(d,J=8Hz);H2 及び
6 =7.72及び7.77(2d,J=8Hz)工程B :17−[クロル−[(4−メチルフェニル)ス
ルホニル]メチル]−3,3−[(1,2−エタンジイ
ル)ビス(チオ)]アンドロスタ−4,9(11),1
6(17)−トリエン 14ccのジオキサンと6.4gの工程Aで得た化合物
を不活性ガス雰囲気中で混合する。13ccの次亜塩素
酸ナトリウムと3.4gのペレット状苛性カリとの混合
物を20/25℃でゆっくりと添加し、全体を1時間3
0分撹拌し、次いで+10℃に冷却し、1.4gのチオ
硫酸ナトリウム(5H2 O)を1.4ccの水に溶解し
てなる溶液、次いで1.4ccの32度Be苛性ソーダ
溶液をゆっくりと添加する。温度を20/25℃に上昇
させ、次いで40℃に3時間もたらす。次いで+10℃
に冷却した後、60ccの2N塩酸をゆっくりと添加す
る。氷浴で1時間撹拌し、生じた結晶をろ過し、水洗
し、塩化メチレンで溶解する。溶液を乾燥し、溶媒を蒸
発させる。残留物をシリカでクロマトグラフィーし、塩
化メチレンで溶離する。3.75gの所期化合物を得
た。Mp=約250℃。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.75及び0.81;19CH3 =1.
19(s);CH3 −Φ=2.47;S−CH2 −CH
2 −S=3.2〜3.4;SO2 −CH−=5.01及
び5.04;H11=5.41;H4 =5.50;H16
6.20及び6.41;Φ−SO2 =7.36(d)及
び7.83(d、解離)工程C :20,21−エポキシ−3,3−[(1,2−
エタンジイル)ビス(チオ)]−20−[(4−メチル
フェニル)スルホニル]プレグナ−4,9(11),1
6−トリエン 2.7ccの塩化メチレン、0.55gの工程Bで得た
化合物、0.2gのパラホルムアルデヒド、0.03g
の塩化ベンジルトリメチルアンモニウム及び2ccの3
2度Be苛性ソーダ液を不活性ガス雰囲気下に+10℃
で混合する。温度を20/25℃に上昇させながら混合
物を撹拌する。2時間30分後に、0.075gのパラ
ホルムアルデヒドを添加し、1時間撹拌し続ける。混合
物を塩化ナトリウム飽和水溶液中に注ぎ、塩化メチレン
で抽出し、抽出物を乾燥し、蒸発乾固する。残留物をシ
リカでクロマトグラフィーし、塩化メチレンで溶離し、
0.462gの所期化合物を得た。NMR スペクトル(CDCl3 −ppm) 18CH3 =0.31−0.66;19CH3 =1.1
2−1.13;H1 =5.19(d)−5.32;S−
CH2 −CH2 −S=3.24(m−1H)−3.3
6;H4 =5.47;H16=6.30及び6.39;C
2 −エポキシド=2.86(d)−2.99−3.6
8;Φ−CH3 =2.44(d)−2.47及び7.3
3(d)−7.77(d)工程D :21−アセトキシプレグナ−4,9(11),
16−トリエン−3,20−ジオン 例3の工程D及びEに示すようにして操作を行い、所期
化合物を得た。
【0026】例5:21−アセトキシプレグナ−4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン工程A :21−ブロム−3,3−[(1,2−エタンジ
イル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),16
−トリエン−20−オン 例4の工程Cで得た1.55gの化合物と8ccの塩化
メチレンを不活性ガス雰囲気下に混合する。この混合物
に−1/+1℃で0.95gの臭化リチウム、次いで
0.18ccのメタノールを添加する。混合物を−1/
+1℃で7時間撹拌し続け、次いで6ccの水を最高2
2℃で添加する。10分間撹拌した後、有機相をデカン
テーションし、水洗し、次いで活性炭で脱色し、乾燥す
る。このようにして、所期化合物の塩化メチレン溶液を
得、これをそのまま次の工程に使用する。溶媒を蒸発さ
せることにより得られた化合物の試料を分析のために単
離した。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.85(s);19CH3 =1.20
(s);チオケタール=3.2〜3.4;CO−CH2
−X=4.17;H11=5.46;H4 =5.50;H
16=6.83(m)工程B :21−アセトキシ−3,3−[(1,2−エタ
ンジイル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),
16−トリエン−20−オン 工程Aに記載のようにして得た約9.5ccの21−ブ
ロム化合物を塩化メチレンに溶解してなる溶液を蒸発せ
てその容積を半分にし、次いで4ccのジメチルホルム
アミドを添加し、塩化メチレンの蒸留を続ける。次い
で、得られた懸濁液に不活性ガス雰囲気下に約25℃で
0.8gの酢酸カリウム、0.08ccの酢酸及び0.
04ccの水を添加し、次いで全混合物を25℃で1時
間撹拌し続ける。次いでこれを約60℃に1時間加熱
し、次いで1.4ccの水をゆっくりと導入する。混合
物を20℃に冷却し、結晶を分離し、水−ジメチルホル
ムアミド混合物で洗浄し、乾燥する。1.54gの所期
化合物を得た。これは例3の工程Dで得たものと同一で
あり、またこの例に記載のように精製することができ
る。工程C :21−アセトキシプレグナ−4,9(11),
16−トリエン−3,20−ジオン 例3に記載のようにして操作を行い、所期化合物を得
た。
【0027】例6:21−アセトキシプレグナ−4,9
(11),16−トリエン−3,20−ジオン工程A :20−クロル−3,3−[(1,2−エタンジ
イル)ビス(チオ)]−21−ヒドロキシプレグナ−
4,9(11),17(20)−トリエン 100ccのトルエンと6gの例1で得た化合物を不活
性ガス雰囲気下に混合し、混合物を−20℃に冷却し、
38ccの水素化ジイソブチルアルミニウムをゆっくり
と導入する。1時間撹拌し、次いで3ccのメタノール
及び50ccの水をゆっくりと添加する。30分間撹拌
し続け、次いで2N塩酸を添加し、酢酸エチルで抽出
し、有機相を水洗し、乾燥し、蒸発乾固する。残留物を
20ccのイソプロピルエーテル中でペースト状にし、
氷冷し、ろ過し、生成物を乾燥する。5.113gの所
期化合物を得た。Mp=198℃。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.88及び0.90;19CH3 =1.
18(s);H11=5.40(m)及び5.49
(m);S−CH2 −CH2 −S=3.2〜3.4;H
4 =5.5;CH2 OH=4.19(m)−4.27
(dd)及び4.40(dd)工程B :20−クロル−3,3−[(1,2−エタンジ
イル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),17
(20)−トリエン−21−アール 1gの工程Aで得た化合物、6ccのジメチルスルホキ
シド及び3.3ccのトリエチルアミンを不活性ガス雰
囲気下に周囲温度で混合する。15分後に、温度を+2
0/+22℃に保持しながら1.47gのピリジン−S
3 錯体をゆっくりと添加する。この温度で16時間撹
拌し続け、反応媒質を15ccの2N塩酸と20ccの
氷冷水との混合物中に注ぎ、30分間撹拌する。不溶性
部分を分離し、水洗し、塩化メチレンで溶解する。有機
溶液を乾燥し、溶媒を蒸発させる。残留物をシリカでク
ロマトグラフィーし、シクロヘキサン−酢酸エチル混合
物(8−2)で溶離し、5ccのイソプロピルエーテル
で再結晶した後、0.622gの所期化合物を得た。M
p=230℃。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.99(s)−1.08(s);19C
3 =1.20(s);H11=5.44(m);S−C
2 −CH2 −S=3.2〜3.4(m);H4 =5.
52(s);CHOのH=9.73(s)−9.91
(s);H16及びその他のH=1.40〜2.95
(m)工程C :21−アセトキシ−3,3−[(1,2−エタ
ンジイル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(11),
16−トリエン−20−オン 10ccのジメチルスルホキシドと0.7gの酢酸ナト
リウムを不活性ガス雰囲気下に混合し、混合物を60℃
となし、1.2gの工程Bで得た化合物をゆっくりと導
入する。混合物を70℃で3時間撹拌し続け、冷却し、
20ccの塩化ナトリウム飽和水を添加し、全体を30
分間撹拌し、分離する。残留物を水洗し、塩化メチレン
で溶解し、次いで乾燥し、溶媒を蒸発させる。残留物を
シリカでクロマトグラフィーし、シクロヘキサン−酢酸
エチル混合物(8−2)で溶離し、0.89gの所期化
合物を得た。これをイソプロピルエーテルで再結晶す
る。 Mp=183℃。NMR スペクトル(CDCl3 −300MHz−pp
m) 18CH3 =0.85(s);19CH3 =1.19
(s);H11=5.45(m);S−CH2 −CH2
S=3.2〜3.4;H4 =5.50(s);アセチル
CH3 =2.19(s);CH2 21=4.91(d,
J=16)−5.06(d,J=16)工程D :21−アセトキシプレグナ−4,9(11),
16−トリエン−3,20−ジオン 工程Cで得た化合物を使用して例3の工程Eに示したよ
うに操作を行う。所期化合物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン・ディオレ フランス国パレゾー、アレ・デ・ルージュ ゴルジュ、6 (72)発明者 ミシェル・ビバ フランス国ラニイ・スュール・マルヌ、シ ュマン・ド・ロトストラード、14 (54)【発明の名称】 プレグナ−4,9(11),17(20)−トリエン−3−オンの新規なステロイド誘導体、それらの 製造法、プレグナ−4,9(11),16−トリエン−3,20−ジオン型のステロイド化合物の製造 への使用及び新規な中間体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) 【化1】 {ここで、Halは塩素又は臭素原子を表わし、Rは1
    〜6個の炭素原子を含有するアルキル基、7〜15個の
    炭素原子を含有するアラルキル基又はシリル化残基を表
    わし、Kは次式 【化2】 (ここで、nは2又は3である)のオキソ基の保護基を
    表わし、波線は異性体形のいずれか一つ又はそれらの混
    合物を表わす}の化合物。
  2. 【請求項2】 Halが塩素原子を表わし、Rが1〜3
    個の炭素原子を含有するアルキル基を表わし、Kが次式 【化3】 (ここで、nは2又は3である)の基を表わす請求項1
    記載の式(I)の化合物。
  3. 【請求項3】 20−クロル−3,3−[(1,2−エ
    タンジイル)ビス(チオ)]プレグナ−4,9(1
    1),17(20)−トリエン−21−酸メチル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の式(I)の化合物を製造
    するにあたり、次式(II) 【化4】 の化合物を強酸の存在下に無水酢酸で処理し、次いで酸
    加水分解剤で処理して次式(III) 【化5】 の化合物を得、この化合物の3−オキソ官能基を式HO
    −(CH2n −OH、HO−(CH2n −SH又は
    HS−(CH2n −SH(ここで、nは請求項1記載
    の通りである)のジオール、チオール又はジチオールの
    作用により選択的にブロックして次式(IV) 【化6】 (ここで、Kは請求項1記載の通りである)の化合物を
    得、この化合物に式Hal3 C−CO2 R(ここで、H
    al及びRは請求項1記載の通りである)の化合物を亜
    鉛及びルイス酸の存在下に反応させて所期の式(I)の
    化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製造
    法。
  5. 【請求項5】 無水酢酸を式(II)の化合物に反応させ
    る際に存在させる強酸がp−トルエンスルホン酸であ
    り、酸加水分解剤がぎ酸であり、3−オキソ官能基のブ
    ロック剤が触媒量の濃臭化水素酸又は塩酸の存在下に使
    用されるエタンジチオールであり、ルイス酸が四塩化チ
    タンであることを特徴とする請求項4記載の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の式(I)の化合物を次式
    (A) 【化7】 (ここで、R1 は1〜8個の炭素原子を含有するアシル
    基を表わす)の化合物の製造に使用するにあたり、式
    (I)の化合物を塩基性媒質中で次式 【化8】 (ここで、Ra 及びRb は、同一であっても異なってい
    てもよく、水素原子、1〜4個の炭素原子を含有するア
    ルキル基、1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシ基
    又はヒドロキシル基を表わす)のフェノールで処理して
    次式(V) 【化9】 (ここで、K及びRは請求項1記載の通りであり、Ra
    及びRb は前記の通りである)の化合物を得、この化合
    物に還元剤を作用させて次式(VI) 【化10】 の化合物を得、この化合物の3−オキソ官能基を脱保護
    し、次いでこの化合物をエポキシ化剤で処理して対応す
    る17,20位エポキシドを得、この化合物を酸性媒質
    中で加水分解して次式(VII) 【化11】 の化合物を得、この化合物のヒドロキシル官能基をアシ
    ル化して次式(VIII) 【化12】 (ここで、R1 は前記の通りである)の化合物を得、こ
    の化合物に17α−OR1 基の脱離剤を作用させて所期
    の式(A)の化合物を得ることを特徴とする式(I)の
    化合物の使用方法。
  7. 【請求項7】 Ra 及びRb が水素原子、ヒドロキシル
    基又はメチル基を表わし、アシル化剤が無水酢酸又は塩
    化アセチルであることを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の式(I)の化合物を請求
    項6に記載のような式(A)の化合物の製造に使用する
    にあたり、式(I)の化合物を塩基性媒質中で塩基の存
    在下に式R2 −SO2 −Q(ここで、R2 はメチル、フ
    ェニル、トリル又はキシリル基を表わす)のスルフィン
    酸アルカリにより処理して、けん化及び脱炭酸した後、
    次式(IX) 【化13】 (ここで、K及びR2 は前記の通りである)の化合物を
    得、この化合物に塩基の存在下にホルムアルデヒドを作
    用させて次式(X) 【化14】 の化合物を得、次いでこの化合物にアルカリ性媒質中で
    エポキシ化剤を作用させて次式(XI) 【化15】 の化合物を得、この化合物のエポキシ官能基を塩基性媒
    質中でR1 O陰イオン(ここで、R1 は請求項6記載の
    通りである)の存在下に開環させて次式(XII) 【化16】 の化合物を得、この3−オキソ官能基を保護して所期の
    式(A)の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化
    合物の使用方法。
  9. 【請求項9】 スルフィン酸アルカリがトルエンスルフ
    ィン酸ナトリウムであり、エポキシドの開環が酢酸イオ
    ンの存在下に行われることを特徴とする請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の式(I)の化合物を請
    求項6記載のような式(A)の化合物の製造に使用する
    にあたり、式(I)の化合物を塩基の存在下に前記のよ
    うな式R2 SO2 Qのスルフィン酸アルカリで処理して
    次式(XIII) 【化17】 (ここで、R、R2 及びKは上で定義した通りである)
    の化合物を得、この化合物を塩基の存在下にハロゲン化
    剤で処理し、次いでけん化し、脱炭酸して次式(XIV) 【化18】 (ここで、Hal1 はハロゲン原子を表わす)の化合物
    を得、この化合物を塩基の存在下にホルムアルデヒドで
    処理して請求項8記載に記載のような式(XI)の化合物
    を得、この化合物を請求項8記載に記載のように処理し
    て所望の式(A)の化合物を得ることを特徴とする式
    (I)の化合物の使用方法。
  11. 【請求項11】 使用するスルフィン酸アルカリがトル
    エンスルフィン酸ナトリウムであり、使用するハロゲン
    化剤が次亜塩素酸又は次亜臭素酸ナトリウムであり、エ
    ポキシドの開環が酢酸イオンの存在下に行われることを
    特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 式(XI)の化合物をハロゲン化アルカ
    リで処理して次式(XV) 【化19】 (ここで、Hal2 は塩素、臭素又は沃素原子を表わ
    し、Kは上で定義した通りである)の化合物を得、この
    化合物にアルカリ性媒質中でアシルオキシル化剤を作用
    させて請求項8記載のような式(XII) の化合物を得、次
    いで合成を請求項8記載のように続けることを特徴とす
    る請求項8又は10記載の方法。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化アルカリが臭化リチウムで
    あり、アシルオキシル化剤が酢酸カリウムであることを
    特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の式(I)の化合物を請
    求項6記載のような式(A)の化合物の製造に使用する
    にあたり、式(I)の化合物を還元剤で処理して次式(X
    VI) 【化20】 (ここで、K及びHalは請求項1記載の通りである)
    の化合物を得、この化合物に酸化剤を作用させて次式(X
    VII) 【化21】 の化合物を得、この化合物にアシルオキシル化剤を作用
    させて請求項8記載のような式(XII) の化合物を得、次
    いで合成を請求項8記載のように続けることを特徴とす
    る式(I)の化合物の使用方法。
  15. 【請求項15】 新規な工業用化合物としての次式
    (F) 【化22】 {ここで、Kは請求項1記載の通りであり、Lは次式 【化23】 (ここで、Ra 及びRb は同一であっても異なっていて
    もよく、水素原子、1〜4個の炭素原子を含有するアル
    キル基、1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシ基又
    はヒドロキシル基を表わす)の基を表わし、MはCH2
    OHまたはCO2 R基を表わし、Rは1〜6個の炭素原
    子を含有するアルキル基、7〜15個の炭素原子を含有
    するアラルキル基又はシリル化残基を表わすか、或いは
    Lは塩素又は臭素原子を表わし、MはCH2 OH又はC
    HO基を表わし、波線は異性体形のいずれか一つ又はそ
    れらの混合物を意味する}の化合物。
  16. 【請求項16】 新規な工業用化合物としての次式
    (G) 【化24】 {ここで、Kは請求項1記載の通りであり、C−P基は
    CH2 、C=CH2 又は次式 【化25】 の基を表わし及びC−J基はC−SO22 基を表わす
    か、或いはC−P基はC=O基を表わし及びC−J基は
    C−CH2 OR1 又はC−CH2 −Hal2 基を表わす
    か、或いはC−P基は次式 【化26】 の基を表わし及びC−J基は次式 【化27】 の基又はC−Hal1 の基を表わし、R1 は1〜8個の
    炭素原子を含有するアシル基を表わし、R2 はメチル、
    フェニル、トリル又はキシリル基を表わし、Rは1〜6
    個の炭素原子を含有するアルキル基、7〜15個の炭素
    原子を含有するアラルキル基又はシリル化残基を表わ
    し、Hal1 はハロゲン原子、特に塩素又は臭素原子を
    表わし、Hal2 は塩素、臭素又は沃素原子を表わし、
    波線は異性体形のいずれか一つ又はそれらの混合物を意
    味する}の化合物。
JP4145067A 1991-05-23 1992-05-12 プレグナ−4,9(11),17(20)−トリエン−3−オンの新規なステロイド誘導体、それらの製造法、プレグナ−4,9(11),16−トリエン−3,20−ジオン型のステロイド化合物の製造への使用及び新規な中間体 Expired - Lifetime JP3037507B2 (ja)

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