JPH05178246A - 自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置 - Google Patents

自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置

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JPH05178246A
JPH05178246A JP35902491A JP35902491A JPH05178246A JP H05178246 A JPH05178246 A JP H05178246A JP 35902491 A JP35902491 A JP 35902491A JP 35902491 A JP35902491 A JP 35902491A JP H05178246 A JPH05178246 A JP H05178246A
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JP
Japan
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key
capacitor
turned
ignition switch
timer
Prior art date
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Application number
JP35902491A
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English (en)
Inventor
Sadao Kokubu
貞雄 国分
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動二輪車において、エンジンを止めた後、
キーをキーシリンダから抜き忘れることを防止する。 【構成】 キーを抜いた状態では、イグニッションスイ
ッチ6がオフ、リードスイッチ9の接片9cおよび9b
間がオンしており、コンデンサ17は充電状態にある。
キーをキーシリンダに差し込むと、リードスイッチ9の
接片9cおよび9a間がオンし、その後、イグニッショ
ンスイッチ6をオンすると、コンデンサ17がダイオー
ド19、抵抗20を介して放電する。イグニッションス
イッチ6をオフした場合に、キーがキーシリンダに差し
込まれたままになっていると、コンデンサ17、ブザー
21、抵抗14を介してコンデンサ17の充電電流が流
れるため、ブザー21が鳴動し、警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者がキーシリンダ
にキーを付けたまま自動二輪車から離れることのないよ
うに、エンジンを止めた後、キーがキーシリンダに差し
込まれていたとき、警報を発するようにした自動二輪車
のキー抜き忘れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車では、キーシリンダにキーを
差し込んで当該キーを回動操作すると、イグニッション
スイッチがオンされてエンジンが掛かるようになってい
る。そして、キーを逆方向に回すとイグニッションスイ
ッチがオフし、エンジンが停止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンを停止させる
ことは、通常、そこで運転を止めて運転者が自動二輪車
から離れることを意味する。ところが、自動二輪車にあ
っては、自動二輪車から離れる場合、スタンドを立てて
車体を支持する操作を行うため、キーを抜き忘れること
がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、エンジンが止め
られた後、キーがキーシリンダに差し込まれたままにな
っている場合には、警報を発して注意を促すことができ
る自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動二輪
車のキー抜き忘れ防止装置は、キーシリンダに差し込ん
だキーを操作することにより、イグニッションスイッチ
をオンオフさせるようにした自動二輪車において、キー
がキーシリンダに差し込まれたことを検出する検出手段
を設け、イグニッションスイッチがオフされるとタイマ
ー動作を開始して所定時間を計時するタイマー手段を設
け、検出手段が検出動作していることを条件にタイマー
手段のタイマー動作中、警報を発する警報手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の自動二輪車のキー抜き忘れ
防止装置は、キーシリンダに差し込んだキーを操作する
ことにより、イグニッションスイッチをオンオフさせる
ようにした自動二輪車において、キーがキーシリンダに
差し込まれたことを検出する検出手段を設け、イグニッ
ションスイッチがオフされるとタイマー動作を開始する
第1のタイマー手段を設け、この第1のタイマー手段が
所定時間を計時した後、所定時間を計時するタイマー動
作を行う第2のタイマー手段を設け、検出手段が検出動
作していることを条件に第2のタイマー手段のタイマー
動作中、警報を発する警報手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の自動二輪車のキー抜き忘れ防止
装置によれば、イグニッションスイッチをオフしてエン
ジンを止めた後、キーがキーシリンダに差し込まれたま
まになっていると、所定時間、警報装置が警報を発す
る。このため、運転者はキーがキーシリンダに差し込ま
れたままになっていることに気付き、キーを抜き出す。
【0008】請求項2記載の自動二輪車のキー抜き忘れ
防止装置によれば、キーがキーシリンダに差し込まれた
ままになっていた場合、イグニッションスイッチがオフ
された後、所定時間経過してから警報手段が警報を発す
る。このため、イグニッションスイッチをオフしてから
直ぐにキーを抜き出した場合、イグニッションスイッチ
がオフされてからキーが抜き出されるまでの間、警報手
段が警報を発するという不具合を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0010】まず、本発明の第1実施例を図1および図
2により説明するに、キーシリンダ1は図2に示すよう
に、ロータケース2内にロータ3を回動可能に設けてな
るもので、これは自動二輪車の車体(図示せず)に取り
付けられている。
【0011】ロータ3にはキー4が挿入されるキー挿入
口5が形成されており、ロータ3はそのキー4により回
動操作されるようになっている。そして、ロータ3が往
方向および復方向に回動操作されると、図1に示すイグ
ニッションスイッチ6がオンおよびオフするように構成
されている。
【0012】なお、ロータ3をイグニッションスイッチ
6のオン位置を越えて更に回動操作すると、図示しない
スタータモータが通電されるようになっている。
【0013】また、ロータ3の前面側(図2で右側)に
は、キー挿入口5を開閉するためのシャッタ7が開閉回
動可能に取り付けられている。このシャッタ7は、磁性
体、例えば鉄板により形成されたもので、両側には側板
7a(図2に片側のもののみ示す)が設けられている。
【0014】上記ロータ3内におけるシャッタ7の近傍
には永久磁石8が設けられていると共に、ロータ3の外
部にはキー4がロータ3に差し込まれたことを検出する
検出手段としてのリードスイッチ9が永久磁石8の近傍
に位置するようにして設けられている。
【0015】上記シャッタ7は図示しないばねにより閉
鎖方向に回動付勢されて常にはキー挿入口5を閉鎖して
おり、この閉鎖状態ではリードスイッチ9が永久磁石8
の磁気力を受けるようになっている。そして、シャッタ
7がキー4の差し込みにより開放方向に回動されると、
永久磁石8が図2に二点鎖線で示すようにシャッタ7に
より覆われる状態となって、その磁束がシャッタ7を通
るようになる。従って、シャッタ7の開放状態では、リ
ードスイッチ9は永久磁石8の磁気力を受けないように
遮断された状態となる。
【0016】しかして、リードスイッチ9は、図1に示
すように、常閉側および常開側の固定接片9aおよび9
bと可動接片9cとを備えており、シャッタ7の閉鎖状
態においては、永久磁石8の磁気力を受けて接片9cお
よび9b間をオンした状態にある。そして、キー4がロ
ータ3に差し込まれてシャッタ7が開放すると、リード
スイッチ9が永久磁石8の磁気力から遮断される状態と
なって、接片9cおよび9b間をオフし、接片9cおよ
び9a間をオンするように切替わり動作する構成となっ
ている。
【0017】さて、図1は本発明に係るキー抜き忘れ防
止装置の電気回路構成を示すものである。同図に示すよ
うに、電源たるバッテリ10のプラス側端子は、ヒュー
ズ11を介してバッテリ側電源ライン12に接続され、
更にこのバッテリ側電源ライン12はイグニッションス
イッチ6を介して負荷側電源ライン13に接続されてい
る。
【0018】そして、負荷側電源ライン13は、抵抗1
4を介してグランドに接続されていると共に、エンジン
の点火装置15を介してグランドに接続されている。な
お、バッテリ10のマイナス側端子はグランドに接続さ
れている。
【0019】上記バッテリ側電源ライン12には、前記
抵抗14とで時定数回路からなるタイマー手段16を構
成するコンデンサ17の一方の端子が接続されており、
このコンデンサ17の他方の端子は前記リードスイッチ
9の可動接片9cに接続されている。
【0020】そして、キー4をロータ3から抜き出した
状態において、コンデンサ17の充電回路を形成するた
めに、リードスイッチ9の常閉側固定接片9bが抵抗1
8を介して負荷側電源ライン13に接続されている。ま
た、イグニッションスイッチ6をオンしたとき、コンデ
ンサ17の放電回路が形成されるようにするために、ダ
イオード19のアノードが負荷側電源ライン13に接続
されていると共に、そのダイオード19のカソードが抵
抗20を介してコンデンサ17および可動接片9cの共
通接続点に接続されている。
【0021】一方、イグニッションスイッチ6をオフし
た後、キー4がキーシリンダ1に差し込まれていた場合
に、コンデンサ17の充電回路を形成して警報を発する
ために、リードスイッチ9の常開側固定接片9aに警報
手段としてのブザー21の一方の端子が接続されている
と共に、そのブザー21の他方の端子が負荷側電源ライ
ン13に接続されている。
【0022】次に上記のように構成されたキー抜き忘れ
防止装置の作用を説明する。
【0023】キー4をキーシリンダ1から抜き外した状
態では、イグニッションスイッチ6はオフしており、ま
たリードスイッチ9は可動接片9cおよび常閉側固定接
点9b間がオンされている。
【0024】この状態では、バッテリ10のプラス側端
子からヒューズ11、バッテリ側電源ライン12、コン
デンサ17、リードスイッチ9の可動接片9cおよび常
閉側固定接点9b間、抵抗18、負荷側電源ライン13
および抵抗14を経てグランドに至るコンデンサ17の
充電回路が形成されているため、コンデンサ17はその
充電回路により充電された状態にある。
【0025】さて、自動二輪車を運転すべく、キー4を
キーシリンダ1のロータ3に差し込む。すると、シャッ
タ7が開放してリードスイッチ9に対し永久磁石8の磁
気力が及ばないように遮蔽するため、リードスイッチ9
が可動接片9cおよび常開側固定接点9a間をオンする
ように切り替わり動作する。これにより、ブザー21が
コンデンサ17に接続されるが、該コンデンサ17は充
電状態にあるため、ブザー21に電流が流れて鳴動する
ようなことはない。
【0026】しかして、ロータ3に差し込んだキー4を
往方向に回動操作すると、イグニッションスイッチ6が
オンすると共に図示しないスタータモータが駆動されて
エンジンが始動する。そして、このイグニッションスイ
ッチ6のオンにより、バッテリ側電源ライン12、イグ
ニッションスイッチ6、ダイオード19および抵抗20
というコンデンサ17の放電回路が形成されるため、該
コンデンサ17はその放電回路を介して放電する。
【0027】自動二輪車の運転を止めるべく、キー4を
復方向に回動操作すると、イグニッションコイル6がオ
フし、エンジンが停止する。
【0028】ところで、イグニッションスイッチ6をオ
フしてエンジンを停止させたとき、キー4をキーシリン
ダ1に差し込んだままになっていることがある。する
と、リードスイッチ9は可動接片9cおよび常開側固定
接片9a間をオンさせたままの状態を維持するため、バ
ッテリ10のプラス側端子からヒューズ11、バッテリ
側電源ライン12、コンデンサ17、可動接片9cおよ
び常開側固定接片9a間、ブザー21、抵抗14を経て
グランドに至るコンデンサ17の充電回路が形成され
る。
【0029】従って、コンデンサ17および抵抗14か
らなるタイマー手段16がタイマー動作を開始し、すな
わちコンデンサ17への充電が開始され、その充電電流
がブザー21を介して流れる。これにて、ブザー21が
鳴動し、キー4がキーシリンダ1に差し込まれたままに
なっていることを報知する。
【0030】このとき、ブザー21はタイマー手段16
がタイマー動作中、すなわちコンデンサ17の充電所要
時間だけ鳴動を継続するものであり、当該時間はコンデ
ンサ17の静電容量と抵抗14の抵抗値(正確にはブザ
ー21の内部抵抗も含めた抵抗値)によって定まる時定
数によって所定時間に設定されているものである。
【0031】しかして、運転者は、ブザー21の鳴動に
よりキー4がキーシリンダ1に差し込まれたままになっ
ていることに気付き、ブザー21の鳴動終了を待つまで
もなく、キー4をロータ3から抜き出す。すると、リー
ドスイッチ9が可動接片9cおよび常閉側固定接片9b
間をオンとするように切り替わる。これにより、ヒュー
ズ11、バッテリ側電源ライン12、コンデンサ17、
リードスイッチ9の可動接片9cおよび常閉側固定接点
9b間、抵抗18、負荷側電源ライン13および抵抗1
4を経てグランドに至るコンデンサ17の充電回路が形
成され、該コンデンサ17が充電される。
【0032】このように本実施例によれば、イグニッシ
ョンスイッチ6をオフした後、キー4を抜き忘れている
と、ブザー21が鳴動して警報音を発するため、キー4
がキーシリンダ1に差し込まれたまま放置されることを
防止できる、という優れた効果を奏するものである。
【0033】次に図3は本発明の第2実施例を示すもの
で、同図に前記第1実施例と同一部分に同一符号を付し
て異なる部分を説明する。
【0034】すなわち、負荷側電源ライン13には、ダ
イオード22のアノードが接続されており、このダイオ
ード22のカソードは、抵抗18、ダイオード19のア
ノードおよびブザー21の共通接続点に接続されている
と共に、第1のコンデンサ23と前記第1実施例の抵抗
14に相当する抵抗24との並列回路を介してグランド
に接続されている。
【0035】また、バッテリ側電源ライン12とリード
スイッチ9の可動接片9cおよび抵抗20の共通接続点
との間には、前記第1実施例におけるコンデンサ17に
相当する第2のコンデンサ25が接続されている。
【0036】そして、この第1のコンデンサ23と抵抗
24とで第1のタイマー手段26が構成され、コンデン
サ25と抵抗24とで第2のタイマー手段27が構成さ
れている。
【0037】上記構成において、キー4がキーシリンダ
1から抜き出された状態では、バッテリ10のプラス側
端子からヒューズ11、バッテリ側電源ライン12、第
2のコンデンサ25、リードスイッチ9の可動接片9c
および常閉側固定接片9b、抵抗1、第1のコンデンサ
23を介してグランドに至る充電回路が形成されている
ため、第1および第2のコンデンサ23および25は共
に充電状態にある。なお、このとき第1のコンデンサ2
3の充電電圧はバッテリ10の電圧よりも低い状態にな
っている。
【0038】この状態でエンジンを始動すべく、キー4
をロータ3に差し込んで往方向に回動操作すると、リー
ドスイッチ9が可動接片9cおよび常開側固定接片9a
間オンに切り替わると共に、イグニッションスイッチ6
がオンし、イグニッションスイッチ6、ダイオード2
2、19および抵抗20を介する第2のコンデンサ25
の放電回路が形成されると共に、イグニッションスイッ
チ6およびダイオード22を介する第1のコンデンサ2
3の充電回路が形成される。
【0039】このため、第2のコンデンサ25が放電す
ると共に、第1のコンデンサ23が充電され、該第1の
コンデンサ23の充電電圧はバッテリ10の電圧と等し
くなるまで上昇する。これにより、第1のコンデンサ2
3とブザー21との接続点Aの電位はバッテリ側電源ラ
イン12の電位と等しくなる。
【0040】さて、エンジンを停止させるべく、イグニ
ッションスイッチ6をオフする。すると、リードスイッ
チ9の可動接片9cおよび常開側固定接片9a間、ブザ
ー21、抵抗23を介する第2のコンデンサ25の充電
回路が形成されるが、イグニッションスイッチ6がオフ
された時点では、前記A点の電位はバッテリ側電源ライ
ン12の電位と等しいため、第2のコンデンサ25を通
じて充電電流が流れることはない。
【0041】一方、イグニッションスイッチ6がオフさ
れると、第1のコンデンサ23と抵抗24の閉回路が有
効化され、第1のタイマー手段26はタイマー動作を開
始、すなわち第1のコンデンサ23が抵抗24を介して
放電を開始する。この放電により前記A点の電位は次第
に低下し、これに伴って上記第2のコンデンサ25を通
じてその充電電流が流れるが、その電流は未だ小さいた
め、ブザー21が鳴動することはない。
【0042】そして、所定時間経過し、A点の電位が所
定の電位まで低下して第2のコンデンサ25を通じて流
れる電流が大きくなると、その時点でブザー21が鳴動
し始め、警報を発する。このとき、イグニッションスイ
ッチ6がオフされてからブザー21が鳴動するまでの時
間、すなわち第1のタイマー25が所定時間を計時する
までの時間は第1のコンデンサ23の静電容量と抵抗2
4の抵抗値により決定される。
【0043】しかして、ブザー21の鳴動により、運転
者はキー4がキーシリンダ1に差し込まれたままである
ことに気付き、キー4をキーシリンダ1から抜き出す。
【0044】このような第2実施例によれば、第1実施
例と同様の効果を奏する他、イグニッションスイッチ6
をオフした後、所定時間経過するまではブザー21が鳴
動することはないので、イグニッションスイッチ6をオ
フした後、忘れることなく直ちにキー4を抜いた場合、
イグニッションスイッチ6をオフしてからキー4を抜く
までの間、短い時間ではあるがブザー21が鳴動すると
いう不具合を防止できるものである。
【0045】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
同図に前記第1実施例と同一部分に同一符号を付して異
なる部分を説明する。
【0046】すなわち、バッテリ側電源ライン12に
は、PNP形トランジスタ28のエミッタが接続されて
いる。そして、このトランジスタ28のコレクタが検出
手段としてのリードスイッチ29、ブザー21を直列に
介してグランドに接続され、またベースが抵抗30、コ
ンデンサ31および抵抗32を直列に介してグランドに
接続されている。
【0047】なお、この実施例におけるリードスイッチ
29は、前記第1実施例におけるリードスイッチ9の可
動接片9cおよび常開側固定接片9aに相当する接片か
ら構成されており、常閉側固定接片9bに相当する接片
は有していない。
【0048】一方、イグニッションスイッチ6のオフ時
にコンデンサ31の充電回路を形成するために、バッテ
リ側電源ライン12とトランジスタ28のベースおよび
抵抗30の共通接続点との間には抵抗33が接続されて
いる。そして、コンデンサ31はその充電回路中に接続
された抵抗33,30,32と共に、ブザー21の鳴動
時間を決定するタイマー手段34を構成するものであ
る。
【0049】また、イグニッションスイッチ6のオン時
にコンデンサ31の放電回路を形成するために、負荷側
電源ライン13にはダイオード35のアノードが接続さ
れていると共に、そのカソードがコンデンサ31および
抵抗32の共通接続点に接続されている。
【0050】このように構成した本実施例において、キ
ー4がキーシリンダ1から抜き出された状態では、抵抗
33,30、コンデンサ31、抵抗32によりコンデン
サ31の充電回路が形成されているため、該コンデンサ
31は充電状態にあってその充電電圧はバッテリ10の
電圧と同等になっている。従って、トランジスタ28の
ベースの電位はバッテリ側電源ライン12の電位と等し
くなっており、該トランジスタ28はオフ状態にあ
る。。
【0051】この状態でエンジンを始動すべく、キー4
をロータ3に差し込んで往方向に回動操作すると、リー
ドスイッチ29がオンし、且つイグニッションスイッチ
6がオンする。これにより、抵抗30,33、イグニッ
ションスイッチ6、ダイオード35の閉回路からなるコ
ンデンサ31の放電回路が形成され、該コンデンサ31
は放電する。なお、このときトランジスタ28はオフ状
態にあるため、ブザー21に放電電流が流れるようなこ
とはない。
【0052】さて、エンジンを停止させるべく、イグニ
ッションスイッチ6をオフする。すると、バッテリ10
のプラス側端子からヒューズ11、バッテリ側電源ライ
ン12、抵抗33,30、コンデンサ31、抵抗32を
経てグランドに至るコンデンサ31の充電回路が有効化
される。このため、上記B点の電位が瞬間的にグランド
の電位まで低下し、これによりトランジスタ28がオン
してリードスイッチ29およびブザー21を介して電流
が流れ、該ブザー21が鳴動する。
【0053】一方、タイマー手段34はタイマー動作を
開始、すなわちコンデンサ31への充電を開始し、この
充電開始から所定時間経過してコンデンサ31の充電電
圧が所定の電圧まで上昇すると、トランジスタ28がオ
フし、これに伴いブザー21の鳴動が停止する。
【0054】このように構成しても、キー4を抜き忘れ
ていた場合、ブザー21が鳴動するので、前記第1実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0055】図5は本発明の第4実施例を示すもので、
図4と同一部分に同一符号を付して異なる部分のみを説
明する。
【0056】すなわち、この実施例では、抵抗32と並
列に第1のコンデンサ36が接続されており、この第1
のコンデンサ36と抵抗32とで第1のタイマー手段3
7が構成されている。また、前記第4実施例におけるコ
ンデンサ31と同様の第2のコンデンサ38が抵抗30
と抵抗32およびダイオード34の共通接続点との間に
接続されており、この第2のコンデンサ38と抵抗3
3,30,32とで第2のタイマー手段39が構成され
ている。
【0057】この構成によれば、イグニッションコイル
6がオンされると、第2のコンデンサ38の放電回路が
形成されると共に、第1のコンデンサ36の充電回路が
形成され、B点の電位はバッテリ側電源ライン12の電
位と等しくなる。
【0058】そして、エンジンを停止させるべく、イグ
ニッションスイッチ6がオフされると、第1のコンデン
サ36と抵抗32の閉回路が有効化されるため、第1の
タイマー手段37がタイマー動作を開始、すなわち第1
のコンデンサ36が放電を開始する。この第1のコンデ
ンサ36の放電開始から所定時間経過し、B点の電位が
所定電位まで低下すると、トランジスタ28がオンし、
ブザー21が鳴動すると共に、第2のタイマー手段39
がタイマー動作を開始、すなわち第2のコンデンサ38
が充電を開始する。
【0059】そして、ブザー21の鳴動開始から所定時
間経過し、第2のコンデンサ38の充電電圧が所定電圧
まで上昇すると、トランジスタ28がオフし、ブザー2
1の鳴動が停止する。
【0060】このように構成した場合には、イグニッシ
ョンスイッチ6のオフ時点から第1のタイマー手段37
が所定時間を計時したところで、ブザー21が鳴動し始
めるので、前記第2実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0061】図6は本発明の第5実施例を示すもので、
図5と同一部分には同一符号を付して異なる部分のみ説
明する。
【0062】すなわち、ブザー21の一方の端子はリー
ドスイッチ29を介してバッテリ側電源ライン12に接
続され、他方の端子はエミッタをグランドに接続したN
PN形の第1のトランジスタ40のコレクタに接続され
ている。
【0063】また、バッテリ側電源ライン12には、N
PN形の第2のトランジスタ41のコレクタが抵抗42
を介して接続されており、このトランジスタ41のエミ
ッタはグランドに接続されている。
【0064】一方、負荷側電源ライン13には、ダイオ
ード43のアノードが接続されており、このダイオード
43のカソードは抵抗44ないし46を介してグランド
に接続されている。また、抵抗45および46の直列回
路と並列に第1のコンデンサ47が接続されており、こ
れら抵抗45,46および第1のコンデンサ47により
第1のタイマー手段48が構成されている。そして、抵
抗45および46の共通接続点が第2のトランジスタ4
1のベースに接続されている。
【0065】また、第2のトランジスタ41のコレクタ
と抵抗42との共通接続点は第2のコンデンサ49、抵
抗50および51を直列に介してグランドに接続されて
おり、、これら抵抗42、第2のコンデンサ49、抵抗
50および51により第2のタイマー手段52が構成さ
れている。そして、抵抗50および51の共通接続点が
第1のトランジスタ40のベースに接続されている。ま
た、アノードをグランドに接続したダイオード53のカ
ソードが第2のコンデンサ49と抵抗50の共通接続点
に接続されている。
【0066】上記構成において、キー4をロータ3から
抜き出した状態では、抵抗42、第2のコンデンサ4
9、抵抗50および51により第2のコンデンサ49の
充電回路が形成されているため、該第2のコンデンサ4
9は充電状態にあり、その充電電圧はバッテリ10の電
圧と同一である。
【0067】エンジンを始動させるべく、キー4をキー
シリンダ1に差し込んで回動操作すると、リードスイッ
チ29およびイグニッションスイッチ6がオンする。そ
して、イグニッションスイッチ6のオンにより、第1の
コンデンサ47が充電されると共に、第2のトランジス
タ4のベース電位が上昇するため、該第2のトランジス
タ41がオンする。これにより、第2のコンデンサ49
が第2のトランジスタ41およびダイオード51により
形成された放電回路を介して放電する。
【0068】さて、エンジンを止めるべく、イグニッシ
ョンスイッチ6をオフすると、第1のタイマー手段48
がタイマー動作、すなわち第1のコンデンサ47が抵抗
45および46を介して放電を開始する。所定時間経過
すると、第1のコンデンサ47の放電により、両抵抗4
4および45の共通接続点の電位が所定電圧以下となる
ため、第2のトランジスタ41がオフする。すると、第
2のコンデンサ47の放電回路が遮断され、抵抗42、
第2のコンデンサ49、抵抗50および51を介する充
電回路が有効化されるため、第2のタイマー手段52が
タイマー動作、すなわち第2のコンデンサ49が充電さ
れ始める。
【0069】このようにして第2のコンデンサ49が充
電され始めると、抵抗48および49の共通接続点にお
ける第1のトランジスタ40のベース電位が上昇するた
め、該第1のトランジスタ39がオンし、ブザー21が
鳴動する。
【0070】そして、第2のコンデンサ47の充電開始
から所定時間経過し、その充電電流が小となる、第1の
トランジスタ40のベース電位が小となるため、第1の
トランジスタ39がオフし、ブザー21の鳴動は停止す
る。
【0071】このように構成しても、イグニッションス
イッチ6のオフ時点から第1のタイマー手段48が所定
時間を計時したところで、ブザー21が鳴動し始めるの
で、前記第2実施例と同様の効果を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0073】請求項1記載の自動二輪車のキー抜き忘れ
防止装置では、キーがキーシリンダに差し込まれたこと
を検出する検出手段を設け、イグニッションスイッチが
オフされるとタイマー動作を開始して所定時間を計時す
るタイマー手段を設け、検出手段が検出動作しているこ
とを条件にタイマー手段のタイマー動作中、警報を発す
る警報手段を設けたことにより、エンジンが止められた
後、キーがキーシリンダに差し込まれたままになってい
る場合には、警報が発せられるので、キーを抜き忘れる
おそれがない。
【0074】請求項2記載の自動二輪車のキー抜き忘れ
防止装置では、イグニッションスイッチがオフされると
タイマー動作を開始する第1のタイマー手段を設け、こ
の第1のタイマー手段が所定時間を計時した後、所定時
間を計時するタイマー動作を行う第2のタイマー手段を
設け、検出手段が検出動作していることを条件に第2の
タイマー手段のタイマー動作中、警報を発する警報手段
を設けたことにより、忘れずにキーを抜き出した場合、
イグニッションスイッチをオフしてからキーを抜くまで
の間、警報手段が短時間ではあるが警報を発するという
不具合をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気回路構成図
【図2】キーシリンダを一部破断してキーと共に示す側
面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はキーシリンダ、3はロータ、4はキー、6はイグニ
ッションスイッチ、7はシャッタ、8は永久磁石、9は
リードスイッチ(検出手段)、10はバッテリ、15は
エンジンの点火装置、16はタイマー手段、17はコン
デンサ、21はブザー(警報手段)、23,25は第
1,第2のコンデンサ、26,27は第1,第2のタイ
マー手段、29はリードスイッチ(検出手段)、31は
コンデンサ、34はタイマー手段、36は第1のコンデ
ンサ、37は第1のタイマー、38は第2のコンデン
サ、39は第2のタイマー手段、47は第1のコンデン
サ、48は第1のタイマー手段、49は第2のコンデン
サ、52は第2のタイマー手段である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーシリンダに差し込んだキーを操作す
    ることにより、イグニッションスイッチをオンオフさせ
    るようにした自動二輪車において、前記キーがキーシリ
    ンダに差し込まれたことを検出する検出手段と、前記イ
    グニッションスイッチがオフされるとタイマー動作を開
    始して所定時間を計時するタイマー手段と、前記検出手
    段が検出動作していることを条件に前記タイマー手段の
    タイマー動作中、警報を発する警報手段とを具備してな
    る自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置。
  2. 【請求項2】 キーシリンダに差し込んだキーを操作す
    ることにより、イグニッションスイッチをオンオフさせ
    るようにした自動二輪車において、前記キーがキーシリ
    ンダに差し込まれたことを検出する検出手段と、前記イ
    グニッションスイッチがオフされるとタイマー動作を開
    始する第1のタイマー手段と、この第1のタイマー手段
    が所定時間を計時した後、所定時間を計時するタイマー
    動作を行う第2のタイマー手段と、前記検出手段が検出
    動作していることを条件に前記第2のタイマー手段のタ
    イマー動作中、警報を発する警報手段とを具備してなる
    自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置。
JP35902491A 1991-12-27 1991-12-27 自動二輪車のキー抜き忘れ防止装置 Pending JPH05178246A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125118A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Sensatec Co Ltd 電子錠制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3103897B2 (ja) * 1991-03-19 2000-10-30 ソニー株式会社 手振れ補正装置および手振れ補正方法

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