JPH05178010A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH05178010A JPH05178010A JP3345535A JP34553591A JPH05178010A JP H05178010 A JPH05178010 A JP H05178010A JP 3345535 A JP3345535 A JP 3345535A JP 34553591 A JP34553591 A JP 34553591A JP H05178010 A JPH05178010 A JP H05178010A
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- JP
- Japan
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- belt
- tire
- belt layer
- layer
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/26—Folded plies
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/22—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10765—Characterized by belt or breaker structure
- Y10T152/10783—Reinforcing plies made up from wound narrow ribbons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量の増加を抑制し、乗心地性能を維持しつ
つ、高速耐久性を向上させることができる空気入りラジ
アルタイヤを提供する。 【構成】 カーカス１とトレッド２との間にベルト層３
を埋設する。ベルト層３は高弾性率のコードからなる上
下２層のベルト層３ａ，３ｂで構成され、ベルト層３ｂ
のタイヤ幅方向両端部をタイヤ赤道側へ折り返した構成
になっている。ベルト層３ｂの両折り返し部分の内側に
は、それぞれ熱収縮性有機繊維からなる補強層４を配置
する。補強層４の幅ｃはベルト層３ｂの折り返し幅ｂの
１０〜７０％にする。
つ、高速耐久性を向上させることができる空気入りラジ
アルタイヤを提供する。 【構成】 カーカス１とトレッド２との間にベルト層３
を埋設する。ベルト層３は高弾性率のコードからなる上
下２層のベルト層３ａ，３ｂで構成され、ベルト層３ｂ
のタイヤ幅方向両端部をタイヤ赤道側へ折り返した構成
になっている。ベルト層３ｂの両折り返し部分の内側に
は、それぞれ熱収縮性有機繊維からなる補強層４を配置
する。補強層４の幅ｃはベルト層３ｂの折り返し幅ｂの
１０〜７０％にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は軽量性及び乗心地性能を
維持しつつ、高速耐久性を向上させた空気入りラジアル
タイヤに関する。
維持しつつ、高速耐久性を向上させた空気入りラジアル
タイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】空気入りラジアルタイヤには、トレッド
を補強するためカーカスとトレッドとの間に少なくとも
２層のベルト層がコード方向を互いに交差させるように
して埋設されている。従来の乗用車用ラジアルタイヤに
おいて、高速走行時におけるベルトエッジのセパレーシ
ョンを防止するため、２層以上のベルト層のうち１層の
タイヤ幅方向両端部をタイヤ赤道側に折り返したものが
ある。
を補強するためカーカスとトレッドとの間に少なくとも
２層のベルト層がコード方向を互いに交差させるように
して埋設されている。従来の乗用車用ラジアルタイヤに
おいて、高速走行時におけるベルトエッジのセパレーシ
ョンを防止するため、２層以上のベルト層のうち１層の
タイヤ幅方向両端部をタイヤ赤道側に折り返したものが
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時の
ように、より高速化が要請されると、上述のような従来
のベルト構造では、ベルト層の折り返し幅を大きくしな
ければ超高速化に対応することができず、或いはベルト
カバー等をベルト層全幅にわたって１層又は複数層配置
する等の処置が必要となる。このような処置を施すと、
高速耐久性は向上するものの、重量の増加及び乗心地性
能の低下を招来するという問題点があった。
ように、より高速化が要請されると、上述のような従来
のベルト構造では、ベルト層の折り返し幅を大きくしな
ければ超高速化に対応することができず、或いはベルト
カバー等をベルト層全幅にわたって１層又は複数層配置
する等の処置が必要となる。このような処置を施すと、
高速耐久性は向上するものの、重量の増加及び乗心地性
能の低下を招来するという問題点があった。
【０００４】本発明の目的は、重量の増加を抑制し、乗
心地性能を維持しつつ、高速耐久性を向上させることが
できる空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
心地性能を維持しつつ、高速耐久性を向上させることが
できる空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気入りラ
ジアルタイヤは、タイヤ周方向に対する角度が１４〜３
３°である高弾性率のコードからなる２層以上のベルト
層を有し、これらベルト層の両端部においてそれぞれ少
なくとも１層の端部をタイヤ赤道側に折り返し、このベ
ルト層の折り返し部分の内側にそれぞれタイヤ周方向に
対する角度が実質的に０°である熱収縮性有機繊維から
なる補強層を配置し、この補強層の幅を前記ベルト層の
折り返し幅の１０〜７０％にしたことを特徴とするもの
である。
ジアルタイヤは、タイヤ周方向に対する角度が１４〜３
３°である高弾性率のコードからなる２層以上のベルト
層を有し、これらベルト層の両端部においてそれぞれ少
なくとも１層の端部をタイヤ赤道側に折り返し、このベ
ルト層の折り返し部分の内側にそれぞれタイヤ周方向に
対する角度が実質的に０°である熱収縮性有機繊維から
なる補強層を配置し、この補強層の幅を前記ベルト層の
折り返し幅の１０〜７０％にしたことを特徴とするもの
である。
【０００６】このように複数のベルト層の両端部におい
て、それぞれ少なくとも１層の端部を折り返した折り返
し部分の内側にそれぞれ熱収縮性有機繊維からなる補強
層を配置することにより、ベルト層両エッジ部の耐セパ
レーション性を向上させ、高速耐久性を向上させること
ができる。また、補強層はその幅をベルト層の折り返し
幅の１０〜７０％としてベルト層の折り返し部分の内側
に選択的に配置されるので、重量の増加を抑制し、乗心
地性能を維持することができる。
て、それぞれ少なくとも１層の端部を折り返した折り返
し部分の内側にそれぞれ熱収縮性有機繊維からなる補強
層を配置することにより、ベルト層両エッジ部の耐セパ
レーション性を向上させ、高速耐久性を向上させること
ができる。また、補強層はその幅をベルト層の折り返し
幅の１０〜７０％としてベルト層の折り返し部分の内側
に選択的に配置されるので、重量の増加を抑制し、乗心
地性能を維持することができる。
【０００７】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照して説明する。図１において、カーカス１とトレッ
ド２との間には、トレッド補強用のベルト層３が埋設さ
れている。このベルト層３はタイヤ周方向に対する角度
が１４〜３３°となるように相互に交差させて積層した
高弾性率のコードからなる上下２層のベルト層３ａ，３
ｂから構成され、ベルト層３ｂのタイヤ幅方向両端部を
トレッド２のショルダー部でタイヤ赤道側へ折り返した
構成になっている。ベルト層３ｂの両折り返し部分の内
側、即ちベルト層３ｂの折り返し部分とベルト層３ａと
の間には、それぞれタイヤ周方向に対する角度が実質的
に０°である熱収縮性有機繊維からなる補強層４が配置
されている。この補強層４の幅ｃはベルト層３ｂの折り
返し幅ｂの１０〜７０％になっている。
参照して説明する。図１において、カーカス１とトレッ
ド２との間には、トレッド補強用のベルト層３が埋設さ
れている。このベルト層３はタイヤ周方向に対する角度
が１４〜３３°となるように相互に交差させて積層した
高弾性率のコードからなる上下２層のベルト層３ａ，３
ｂから構成され、ベルト層３ｂのタイヤ幅方向両端部を
トレッド２のショルダー部でタイヤ赤道側へ折り返した
構成になっている。ベルト層３ｂの両折り返し部分の内
側、即ちベルト層３ｂの折り返し部分とベルト層３ａと
の間には、それぞれタイヤ周方向に対する角度が実質的
に０°である熱収縮性有機繊維からなる補強層４が配置
されている。この補強層４の幅ｃはベルト層３ｂの折り
返し幅ｂの１０〜７０％になっている。
【０００８】本発明においては、ベルト層３ｂのタイヤ
幅方向両端部をタイヤ赤道側に折り返し、その両折り返
し部分の内側に熱収縮性有機繊維からなる補強層４を配
置することにより、ベルト層両エッジ部の耐セパレーシ
ョン性を向上させ、高速耐久性を向上させることができ
る。このように補強層４を設けることにより、ベルト層
３ｂの折り返し幅ｂを大きくする必要がなく、またベル
ト層３ｂの外側にその全幅にわたって補強層を設ける必
要がないので、重量の増加及び乗心地性能の低下を招来
することはない。
幅方向両端部をタイヤ赤道側に折り返し、その両折り返
し部分の内側に熱収縮性有機繊維からなる補強層４を配
置することにより、ベルト層両エッジ部の耐セパレーシ
ョン性を向上させ、高速耐久性を向上させることができ
る。このように補強層４を設けることにより、ベルト層
３ｂの折り返し幅ｂを大きくする必要がなく、またベル
ト層３ｂの外側にその全幅にわたって補強層を設ける必
要がないので、重量の増加及び乗心地性能の低下を招来
することはない。
【０００９】本発明において、図中ではベルト層３ｂを
トレッド側に折り返しているが、上層のベルト層３ａ及
び下層のベルト層３ｂのいずれを折り返してもよく、そ
の折り返し方向はトレッド側及びカーカス側のいずれで
あってもよい。但し、タイヤ製造上の理由から、折り返
し方向はトレッド側にすることが好ましい。ベルト層３
ｂの折り返し幅ｂは、トータルベルト幅ａに対して５〜
４５％（望ましくは１５〜３５％）にすることが好まし
い。この折り返し幅ｂがトータルベルト幅ａに対して５
％未満であると高速耐久性の向上効果が不十分になり、
４５％を超えると乗心地性能が低下すると共に、重量が
増加する。この場合、トータルベルト幅ａとはラジアル
方向のタイヤ断面におけるベルト層３の弧長であり、折
り返し幅ｂとはラジアル方向のタイヤ断面におけるベル
ト層３ｂの折り返し部分の弧長である。
トレッド側に折り返しているが、上層のベルト層３ａ及
び下層のベルト層３ｂのいずれを折り返してもよく、そ
の折り返し方向はトレッド側及びカーカス側のいずれで
あってもよい。但し、タイヤ製造上の理由から、折り返
し方向はトレッド側にすることが好ましい。ベルト層３
ｂの折り返し幅ｂは、トータルベルト幅ａに対して５〜
４５％（望ましくは１５〜３５％）にすることが好まし
い。この折り返し幅ｂがトータルベルト幅ａに対して５
％未満であると高速耐久性の向上効果が不十分になり、
４５％を超えると乗心地性能が低下すると共に、重量が
増加する。この場合、トータルベルト幅ａとはラジアル
方向のタイヤ断面におけるベルト層３の弧長であり、折
り返し幅ｂとはラジアル方向のタイヤ断面におけるベル
ト層３ｂの折り返し部分の弧長である。
【００１０】また、ベルト層３の材料としては、引張弾
性率が 18000〜20000kgf/mm2であるスチールコード、又
は引張弾性率が3000〜13000kgf/mm2であるアラミド繊維
コード等を使用することが好ましい。ここで、上記引張
弾性率とはJIS L 1017に準拠して測定されたものであ
る。一方、補強層４の幅ｃは、折り返し幅ｂに対して１
０〜７０％、望ましくは２５〜５０％にする。この補強
層４の幅ｃが折り返し幅ｂに対して１０％未満であると
高速耐久性の向上効果が不十分になり、７０％を超える
と乗心地性能が低下する。この場合、補強層４の幅ｃと
はラジアル方向のタイヤ断面における補強層４の弧長で
ある。このような補強層４はベルト層３ｂの折り返し部
分に全体が覆われる位置に配置し、折り返していないベ
ルト層３ａの端末を実質的に被覆するようにすることが
好ましい。
性率が 18000〜20000kgf/mm2であるスチールコード、又
は引張弾性率が3000〜13000kgf/mm2であるアラミド繊維
コード等を使用することが好ましい。ここで、上記引張
弾性率とはJIS L 1017に準拠して測定されたものであ
る。一方、補強層４の幅ｃは、折り返し幅ｂに対して１
０〜７０％、望ましくは２５〜５０％にする。この補強
層４の幅ｃが折り返し幅ｂに対して１０％未満であると
高速耐久性の向上効果が不十分になり、７０％を超える
と乗心地性能が低下する。この場合、補強層４の幅ｃと
はラジアル方向のタイヤ断面における補強層４の弧長で
ある。このような補強層４はベルト層３ｂの折り返し部
分に全体が覆われる位置に配置し、折り返していないベ
ルト層３ａの端末を実質的に被覆するようにすることが
好ましい。
【００１１】また、補強層４の材料は、熱収縮性を有す
る有機繊維であれば特に限定されることはなく、例えば
ナイロン、ポリエステル等を使用することができる。
る有機繊維であれば特に限定されることはなく、例えば
ナイロン、ポリエステル等を使用することができる。
【００１２】
【実施例】タイヤサイズを１９５／７０Ｒ１４とし、下
記のようにベルト構造又は補強構造を異ならせた本発明
タイヤ１〜３、従来タイヤ１，２及び比較タイヤ１〜５
を製作した。なお、下記のエンド数とはベルト層又は補
強層をタイヤのラジアル方向に切断した際の５０ｍｍ幅
におけるコード本数であり、角度とはタイヤ周方向に対
する角度である。
記のようにベルト構造又は補強構造を異ならせた本発明
タイヤ１〜３、従来タイヤ１，２及び比較タイヤ１〜５
を製作した。なお、下記のエンド数とはベルト層又は補
強層をタイヤのラジアル方向に切断した際の５０ｍｍ幅
におけるコード本数であり、角度とはタイヤ周方向に対
する角度である。
【００１３】 本発明タイヤ１ ベルト層 構造：図２（ａ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００１４】 本発明タイヤ２ ベルト層 構造：図２（ｂ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００１５】 本発明タイヤ３ ベルト層 構造：図２（ｃ） 補強層 材質：ナイロン 材質：アラミド（1500D/2 ） エンド数：７０ エンド数：５１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 7000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００１６】 従来タイヤ１ ベルト層 構造：図３（ａ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 弾性率： 18000kgf/mm2
【００１７】 従来タイヤ２ ベルト層 構造：図３（ｂ） 材質：スチール エンド数：４１ 角度：２０° 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００１８】 比較タイヤ１ ベルト層 構造：図３（ｃ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００１９】 比較タイヤ２ ベルト層 構造：図３（ｄ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００２０】 比較タイヤ３ ベルト層 構造：図３（ｅ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：３３％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００２１】 比較タイヤ４ ベルト層 構造：図３（ｆ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：８０％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％
【００２２】 比較タイヤ５ ベルト層 構造：図３（ｇ） 補強層 材質：ナイロン 材質：スチール エンド数：７０ エンド数：４１ 角度：０° 角度：２０° 幅ｃ／ｂ：８％ 弾性率： 18000kgf/mm2 折り返し幅ｂ／ａ：２０％ これらの本発明タイヤ１〜３、従来タイヤ１，２及び比
較タイヤ１〜５について、下記の方法により高速耐久性
及び乗心地性能を評価し、その重量を測定し、表１に示
した。
較タイヤ１〜５について、下記の方法により高速耐久性
及び乗心地性能を評価し、その重量を測定し、表１に示
した。
【００２３】高速耐久性：試験タイヤをリムサイズ１４
×５・１／２ＪＪのリムに装着し、空気圧２．１kgf/cm
2 、荷重４８５ｋｇとして走行させた。このとき、初速
度を１２１km/hとし、３０分毎に速度を８km/h増加させ
て、ベルト層エッジ部のセパレーションによる故障が発
生した時点の速度を測定した。その結果は、従来タイヤ
１を基準（１００）とする指数で示した。この指数値が
大きいほど高速耐久性が優れている。
×５・１／２ＪＪのリムに装着し、空気圧２．１kgf/cm
2 、荷重４８５ｋｇとして走行させた。このとき、初速
度を１２１km/hとし、３０分毎に速度を８km/h増加させ
て、ベルト層エッジ部のセパレーションによる故障が発
生した時点の速度を測定した。その結果は、従来タイヤ
１を基準（１００）とする指数で示した。この指数値が
大きいほど高速耐久性が優れている。
【００２４】乗心地性能：ドラム径1707mmのドラム表面
に５mm高さの突起を設けたドラム上に、試験タイヤを空
気圧２．０kgf/cm2 、荷重２００ｋｇ、速度５０km/hの
条件で走行させ、そのときに発生する前後方向の衝撃力
の最大値と最小値との差によって評価した。その結果
は、乗心地性能が優れているものを◎で示し、良好であ
るものを○で示し、不良であるものを×で示した。 重量：従来タイヤ１を基準とする減量を示した。
に５mm高さの突起を設けたドラム上に、試験タイヤを空
気圧２．０kgf/cm2 、荷重２００ｋｇ、速度５０km/hの
条件で走行させ、そのときに発生する前後方向の衝撃力
の最大値と最小値との差によって評価した。その結果
は、乗心地性能が優れているものを◎で示し、良好であ
るものを○で示し、不良であるものを×で示した。 重量：従来タイヤ１を基準とする減量を示した。
【００２５】 この表１から明らかなように、本発明タイヤ１〜３は、
いずれも従来タイヤ１に比べて高速耐久性及び乗心地性
能が優れていると共に、軽量化を図ることができた。こ
れに対して、従来タイヤ２は補強層を設けていないた
め、高速耐久性が劣っていた。比較タイヤ１〜３はベル
ト層の折り返し部分の外側に補強層を配置したため、い
ずれも高層耐久性が劣っていた。また、比較タイヤ４の
ように補強層の幅を大きくすると高速耐久性は向上する
ものの乗心地性能が低下し、比較タイヤ５のように補強
層の幅を小さくすると乗心地性能は向上するものの高速
耐久性が低下していた。
いずれも従来タイヤ１に比べて高速耐久性及び乗心地性
能が優れていると共に、軽量化を図ることができた。こ
れに対して、従来タイヤ２は補強層を設けていないた
め、高速耐久性が劣っていた。比較タイヤ１〜３はベル
ト層の折り返し部分の外側に補強層を配置したため、い
ずれも高層耐久性が劣っていた。また、比較タイヤ４の
ように補強層の幅を大きくすると高速耐久性は向上する
ものの乗心地性能が低下し、比較タイヤ５のように補強
層の幅を小さくすると乗心地性能は向上するものの高速
耐久性が低下していた。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ルト層の折り返し部分の内側にそれぞれタイヤ周方向に
対する角度が実質的に０°である熱収縮性有機繊維から
なる補強層を配置し、この補強層の幅を前記ベルト層の
折り返し幅の１０〜７０％にしたから、重量の増加を抑
制し、かつ乗心地性能を維持しつつ、高速耐久性を向上
させることができる。
ルト層の折り返し部分の内側にそれぞれタイヤ周方向に
対する角度が実質的に０°である熱収縮性有機繊維から
なる補強層を配置し、この補強層の幅を前記ベルト層の
折り返し幅の１０〜７０％にしたから、重量の増加を抑
制し、かつ乗心地性能を維持しつつ、高速耐久性を向上
させることができる。
【図１】本発明に係る空気入りラジアルタイヤを示す半
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明タイヤにおけるベルト構造を示す断面模
式図である。
式図である。
【図３】従来タイヤ及び比較タイヤにおけるベルト構造
を示す断面模式図である。
を示す断面模式図である。
１ カーカス ２ トレッド ３，３ａ，３ｂ ベルト層 ４ 補強層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年２月２０日
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【図１】
【図３】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信田 全一郎 神奈川県平塚市徳延490−1050 (72)発明者 小暮 知彦 神奈川県南足柄市塚原2593
Claims (1)
- 【請求項１】 タイヤ周方向に対する角度が１４〜３３
°である高弾性率のコードからなる２層以上のベルト層
を有し、これらベルト層の両端部においてそれぞれ少な
くとも１層の端部をタイヤ赤道側に折り返し、このベル
ト層の折り返し部分の内側にそれぞれタイヤ周方向に対
する角度が実質的に０°である熱収縮性有機繊維からな
る補強層を配置し、この補強層の幅を前記ベルト層の折
り返し幅の１０〜７０％にした空気入りラジアルタイ
ヤ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345535A JPH05178010A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 空気入りラジアルタイヤ |
| US07/963,220 US5277239A (en) | 1991-12-26 | 1992-10-19 | Pneumatic radial tire including at least one folded belt layer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345535A JPH05178010A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178010A true JPH05178010A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18377250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3345535A Pending JPH05178010A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5277239A (ja) |
| JP (1) | JPH05178010A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001213117A (ja) * | 2000-02-01 | 2001-08-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りラジアルタイヤ |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5566434A (en) * | 1994-06-15 | 1996-10-22 | Jps Automotive Products Corporation | Air bag for use in a motor vehicle and method of producing same |
| US6546983B1 (en) * | 1998-02-16 | 2003-04-15 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with buried overlay |
| WO1999041092A1 (en) * | 1998-02-16 | 1999-08-19 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with buried overlay |
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