JPH05310013A - ランフラット空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
ランフラット空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH05310013A JPH05310013A JP4116167A JP11616792A JPH05310013A JP H05310013 A JPH05310013 A JP H05310013A JP 4116167 A JP4116167 A JP 4116167A JP 11616792 A JP11616792 A JP 11616792A JP H05310013 A JPH05310013 A JP H05310013A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C17/00—Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
- B60C17/0009—Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising sidewall rubber inserts, e.g. crescent shaped inserts
Abstract
ヤを提案すること、 【構成】 カーカスのサイド域内面に弦月形断面の硬質
ゴム層を配置し、これにより空気圧力による輪重に対し
その喪失の下で肩代り支持するようにしたランフラット
空気入りタイヤにおいて硬質ゴム層の肉厚中心よりもタ
イヤ内方寄りの位置をインナーライナとの間にて、少な
くとも硬質ゴム層のタイヤ半径方向の配置範囲にわたっ
て該方向に延びる繊維コード排列になる強化層を硬質ゴ
ムと組合わせたサイド補強をそなえること、
Description
イヤの空気圧がパンクの如きによって抜けはじめ、また
抜け去ってその空気圧による輪重の支持能力が減少・喪
失した場合にも応急的な、すなわち最寄りのサービス施
設に向う走行の間における輪重の肩代り支持を司る構造
物をサイド補強として予め組込んである、いわゆるラン
フラット空気入りラジアルタイヤに関してこの発明は、
ランフラット性能の著大な改善を実現して、サービス施
設に至る走破距離が長いときも安全な運行の継続を確保
することを可能ならしめようとするものである。
き、空気の抜けた状態にて所定の距離を相当程度の速度
で走行し得る、自己支持能力、いわゆるランフラット性
能を付与することは既知であってその改善提案について
特開平2−283508号公報には、ショアA硬さが65°前後
の硬いエラストマー的材料からなる大形のルーネット
(注;弦月形断面のサイド補強ゴム:環状断面部材)と
して、タイヤの側部の半径方向中心線の領域内に位置定
めされかつ環状断面部材の半径方向外端まで軸方向に伸
長する繊維状の補強要素を、少なくとも60°の角度にて
タイヤの円周方向に対して傾斜配置して成るものとする
ことが開示されている。
ルタイヤはサイドウォール外表面における外傷、いわゆ
るサイドカットに対する抵抗に乏しいが、とくにランフ
ラット空気入りタイヤは空気圧力による支持を失ったと
き、これに伴うタイヤ幅の拡大の下でサイドカットを受
け易いうえ、サイドカットを生じると上記したようなサ
イド補強の配置の下でもなおカットの波及効果による、
サイド補強の破損、ひいてはランフラット機能の喪失に
至るうれいがある。
輪重支持が失われたとき、それを肩代りする上記サイド
補強の一層有効な強化を図ること、それもとくに車両の
中心の方に面している側における空気入りタイヤのサイ
ドウォールでは車両のコーナリング走行中に曲率の向き
(符号)が反転する変形に伴い、上記サイド補強の硬質
ゴム層がインナーライラに面する弦側で増加する引張り
応力を受けて裂断することによるサイド補強の破損に対
して殊に有効な強化を実現することにより、空気入りタ
イヤのランフラット耐久寿命を向上した、ランフラット
空気入りタイヤを提案することがこの発明の目的であ
る。
イド状ラジアル排列になる少なくとも1プライのカーカ
スと、このカーカスのクラウン域を取囲んでその中央円
周線に対し比較的小角度のコード交差排列になる少なく
とも2層のベルトとを主補強とするほか、カーカスとそ
の全内周に沿うインナーライナーとの間でカーカスのサ
イド域にわたり実質的に弦月形断面を呈する、JIS硬
さが65°〜88°の硬質ゴム層をサイド補強としてそなえ
ている、ランフラット空気入りラジアルタイヤにおい
て、サイド補強が、硬質ゴム層の厚み中心よりもタイヤ
の内方寄りの位置とインナーライナーとの間にて、少な
くとも硬質ゴム層のタイヤ半径方向の配置範囲にわたっ
て該方向に延びる繊維コード排列になる強化層を有する
ことを特徴とするランフラット空気入りラジアルタイヤ
であり、ここに強化層が、硬質ゴム層とインナーライナ
との界面に挟在する配置になること、また強化層が、硬
質ゴム層の半径方向内、外端を含めてそのカーカスとの
界面の少なくとも一部に沿う包み込み構造になること
が、より好ましい。
ト空気入りタイヤを右半分の断面で示し、図2に在来の
ランフラット空気入りタイヤの同様な断面をあらわし比
較に供した。
ル排列になる少なくとも1プライのカーカス、2はカー
カス1のクラウン域を取囲んでその中央周線に対し比較
的小角度のコード交差排列になる少なくとも2層のベル
トであり、3はカーカス1の全内周に沿うインナーライ
ナー、4はカーカス1のサイド域にわたってこれとイン
ナーライナー3との間に介在するサイド補強で、図示の
ように実質的に弦月形断面を呈するJIS硬さが65°〜
88°の硬質ゴム層からなるほか、5はトレッドゴム、6
はサイドゴム、7はビードコア、8はフイラーゴム、9
はチェファーゴムであり、これらの基本的な構成は両タ
イヤに共通である。
2−283508号公報にあっては硬質ゴム層(サイド補強ゴ
ム)につき、タイヤの側部の半径方向中心線の領域内に
位置定めされる補強要素の配置による強化に言及され、
この補強要素はサイド補強ゴムの肉厚中心それも上半部
への埋設をした例が図解されている。
明らかなように、サイド補強4が、硬質ゴム層の厚み中
心lよりもタイヤの内方寄りの位置とインナーライナ3
との間、より好ましくは硬質ゴム層とインナーライナ3
との界面で、少なくとも硬質ゴムのタイヤ半径方向の配
置範囲にわたって該方向に延びる繊維コード排列にな
る、強化層10を有するものとし、この場合強化層10は硬
質ゴム層のトレッド寄り上端並びにビードコアー7寄り
の下端からわずかにはみ出すか又は、硬質ゴム層とカー
カス1との間に折返して硬質ゴム層を少なくとも一部で
包み込むようになっていてもよい。
ゴムは、JIS硬さが65°より軟かいと、パンクなどで
空気が抜けたときに輪重を肩代り支持する能力が不足
し、またJIS硬さが88°を越えると硬すぎて、サイド
ウォールの柔軟性を害するうれいがあるが、65°〜88°
の範囲内とすることにより、通常の走行条件下で不都合
を伴うことなく、パンクの際における走行時に必要な荷
重支持を成就するように、サイドウォールの曲げ剛性を
高めることができ、ここにこの発明を特色づける強化層
10によって、負荷能力の改善がもたらされる。
よりもタイヤの内方寄りの位置とインナーライナー3と
の間、より好ましくは補強ゴム層とインナーライナー3
との間にて、少なくとも硬質ゴム層のタイヤ半径方向の
配置範囲にわたって該方向に延びる繊維コード排列にな
り、上記硬質ゴム層とともにサイド補強を構成してパン
ク時の負荷能力を高めるのに役立ち、ランフラットの際
におけるタイヤの幅拡がりを抑制してサイドカット損傷
を生じる機会を減じるほか、とくにランフラットの際に
おけるコーナリング時、車両の中心の方に面している側
における空気入りタイヤのサイドウォールの曲率の向き
が反転するような変形をもたらすべき硬質ゴム層の内面
における引張り力に有効に対抗し、該内面での交番的な
引張り応力による硬質ゴム層の内面疲労に由来するゴム
亀裂とその成長ひいては硬質ゴム層の折損を適切に防止
する。この作用は強化層10によって硬質ゴム層を包み込
むことにより、一層助長される。
造上の慣例に従い、サイズ275 −40 ZR 17を同じくする
この発明のタイヤと在来タイヤとを試作しランフラット
性能を比較した。
ルに長さ25mmのカットを入れてカーカス1及び硬質ゴム
層表面に達する裂断きずを生じさせ、空気圧力は0の状
態、車速80Km/hでタイヤに破損を生じ走行不能になる
までのランフラット距離を指数表示であらわした。
にてレーヨンを用いた繊維コードよりなり、ベルト2は
撚り構造1×5×0.23mmφであらわさせるスチールコー
ドを用い、硬質ゴム層のゴム硬度はJIS硬さ82°のも
のを用い、さらにこの発明に従う強化層10としては、芳
香族ポリアシドを用いた繊維コードをカーカスと同角度
にて打ち込み41本/50mmで配列したものである。
イヤの耐久性能に比し、格段の向上改善がみられる。
Claims (3)
- 【請求項1】 コードのトロイド状ラジアル排列になる
少なくとも1プライのカーカスと、このカーカスのクラ
ウン域を取囲んでその中央円周線に対し比較的小角度の
コード交差排列になる少なくとも2層のベルトとを主補
強とするほか、カーカスとその全内周に沿うインナーラ
イナーとの間でカーカスのサイド域にわたり実質的に弦
月形断面を呈する、JIS硬さが65°〜88°の硬質ゴム
層をサイド補強としてそなえている、ランフラット空気
入りラジアルタイヤにおいて、 サイド補強が、硬質ゴム層の厚み中心よりもタイヤの内
方寄りの位置とインナーライナーとの間にて、少なくと
も硬質ゴム層のタイヤ半径方向の配置範囲にわたって該
方向に延びる繊維コード排列になる強化層を有すること
を特徴とする、ランフラット空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 強化層が、硬質ゴム層とインナーライナ
ーとの界面に挟在する配置になる請求項1に記載したラ
ンフラット空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 強化層が、硬質ゴム層の半径方向内、外
端を含めてそのカーカスとの界面の少なくとも一部に沿
う包み込み構造になる請求項1又は2に記載したランフ
ラット空気入りラジアルタイヤ。
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- 1992-05-08 JP JP11616792A patent/JP3157602B2/ja not_active Expired - Fee Related
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