JPH0376243B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0376243B2 JPH0376243B2 JP59204615A JP20461584A JPH0376243B2 JP H0376243 B2 JPH0376243 B2 JP H0376243B2 JP 59204615 A JP59204615 A JP 59204615A JP 20461584 A JP20461584 A JP 20461584A JP H0376243 B2 JPH0376243 B2 JP H0376243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- belt layer
- cord
- tread portion
- fiber cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 32
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims description 32
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 24
- 239000004760 aramid Substances 0.000 claims description 23
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 claims description 23
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 11
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 104
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 12
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 10
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/26—Folded plies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は乗用車用空気入りラジアルタイヤに関
し、さらに詳しくは、高速性及び乗心地性を向上
すると共に、軽量化を図るべくベルト層の構造を
改善した乗用車用空気入りラジアルタイヤに関す
るものである。
し、さらに詳しくは、高速性及び乗心地性を向上
すると共に、軽量化を図るべくベルト層の構造を
改善した乗用車用空気入りラジアルタイヤに関す
るものである。
高速道路の発達と共に、タイヤに対する要求も
次第に過酷なものとなり、この要求に答えるタイ
ヤとして、従来のバイアスタイヤに代つて登場し
て来たのがスチールラジアルタイヤである。
次第に過酷なものとなり、この要求に答えるタイ
ヤとして、従来のバイアスタイヤに代つて登場し
て来たのがスチールラジアルタイヤである。
スチールラジアルタイヤは、左右一対のビード
部間に、補強コードをタイヤ周方向に対して実質
的に90゜に配置したカーカス層を、スチールコー
ドで補強された複数層のベルト層で覆つているた
めに、高速性，操縦安定性，耐摩耗性，低転動抵
抗性等タイヤとして種々の優れた性能を有してい
る。
部間に、補強コードをタイヤ周方向に対して実質
的に90゜に配置したカーカス層を、スチールコー
ドで補強された複数層のベルト層で覆つているた
めに、高速性，操縦安定性，耐摩耗性，低転動抵
抗性等タイヤとして種々の優れた性能を有してい
る。
しかしながら、反面、上記スチールコードで補
強された複数層のベルト層が強固なことに起因し
て乗心地性に問題を残している。
強された複数層のベルト層が強固なことに起因し
て乗心地性に問題を残している。
また、重量の面でも最近、等価サイズのバイア
スタイヤと比較して略同じ程度まで軽量化が図ら
れて来たものの、限界に来つつあるのが現状であ
る。
スタイヤと比較して略同じ程度まで軽量化が図ら
れて来たものの、限界に来つつあるのが現状であ
る。
さらに、スチールコードで補強された複数層の
ベルト層は質量が大きいことから、高速回転によ
るタイヤの遠心力によつてベルト層がせりあが
り、ベルト層の両端部にセパレーシヨン故障が発
生する恐れがある等、高速性の面でも限界に来つ
つある。
ベルト層は質量が大きいことから、高速回転によ
るタイヤの遠心力によつてベルト層がせりあが
り、ベルト層の両端部にセパレーシヨン故障が発
生する恐れがある等、高速性の面でも限界に来つ
つある。
本発明は上述した問題点を解消すべく実験し検
討した結果、導びかれたものである。
討した結果、導びかれたものである。
従つて本発明の目的は、ベルト層の構造を工夫
することにより、高速性及び乗心地性を向上する
と共に、タイヤの軽量化をも図ることができる優
れた乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供する
ことにある。
することにより、高速性及び乗心地性を向上する
と共に、タイヤの軽量化をも図ることができる優
れた乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供する
ことにある。
すなわち本発明は、左右一対のビード部と、こ
のビード部に連なる左右一対のサイドウオール部
と、このサイドウオール部間に位置するトレツド
部からなり、前記左右一対のビード部間に、タイ
ヤ周方向に対するコード角度が70゜〜90゜であるカ
ーカス層が装架され、またトレツド部におけるカ
ーカス層上に、タイヤ周方向に対するコード角度
が10゜〜35゜で互いに交差する複数層のベルト層を
配置してなる乗用車用空気入りラジアルタイヤに
おいて、前記ベルト層のうち、カーカス層側に芳
香族ポリアミド繊維コードからなるベルト層を配
置すると共に、このカーカス層側ベルト層に近接
してトレツド部側に炭素繊維コードからなるベル
ト層を配置し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊
維コードからなるカーカス層側ベルト層の少なく
とも一層の端部をトレツド部側に折り曲げ、この
折曲部によつて前記炭素繊維コードからなるトレ
ツド部側ベルト層の端部を被覆したことを特徴と
する乗用車用空気入りラジアルタイヤを、その要
旨とするものである。
のビード部に連なる左右一対のサイドウオール部
と、このサイドウオール部間に位置するトレツド
部からなり、前記左右一対のビード部間に、タイ
ヤ周方向に対するコード角度が70゜〜90゜であるカ
ーカス層が装架され、またトレツド部におけるカ
ーカス層上に、タイヤ周方向に対するコード角度
が10゜〜35゜で互いに交差する複数層のベルト層を
配置してなる乗用車用空気入りラジアルタイヤに
おいて、前記ベルト層のうち、カーカス層側に芳
香族ポリアミド繊維コードからなるベルト層を配
置すると共に、このカーカス層側ベルト層に近接
してトレツド部側に炭素繊維コードからなるベル
ト層を配置し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊
維コードからなるカーカス層側ベルト層の少なく
とも一層の端部をトレツド部側に折り曲げ、この
折曲部によつて前記炭素繊維コードからなるトレ
ツド部側ベルト層の端部を被覆したことを特徴と
する乗用車用空気入りラジアルタイヤを、その要
旨とするものである。
以下本発明を実施例により図面を参照して具体
的に説明する。
的に説明する。
第１図ａ〜ｄは本発明の各実施例からなる乗用
車用空気入りラジアルタイヤを示し、第１図ａは
第１実施例の一部を切欠した斜視説明図、第１図
ｂ〜ｄは第２〜４実施例の要部を示す説明図であ
る。
車用空気入りラジアルタイヤを示し、第１図ａは
第１実施例の一部を切欠した斜視説明図、第１図
ｂ〜ｄは第２〜４実施例の要部を示す説明図であ
る。
図においてＥは、本発明の実施例からなる乗用
車用空気入りラジアルタイヤで、左右一対のビー
ド部１と、このビード部１に連なる左右一対のサ
イドウオール部２と、この各サイドウオール部２
間に位置するトレツド部３からなり、前記左右一
対のビード部１間に、タイヤ周方向に対するコー
ド角度が70゜〜90゜であるカーカス層４が装架さ
れ、またトレツド部３におけるカーカス層４上
に、タイヤ周方向に対するコード角度が10゜〜35゜
で互いに交差する複数層のベルト層５を配置する
ことにより構成されている。
車用空気入りラジアルタイヤで、左右一対のビー
ド部１と、このビード部１に連なる左右一対のサ
イドウオール部２と、この各サイドウオール部２
間に位置するトレツド部３からなり、前記左右一
対のビード部１間に、タイヤ周方向に対するコー
ド角度が70゜〜90゜であるカーカス層４が装架さ
れ、またトレツド部３におけるカーカス層４上
に、タイヤ周方向に対するコード角度が10゜〜35゜
で互いに交差する複数層のベルト層５を配置する
ことにより構成されている。
そして本発明においては、特に、前記ベルト層
５のうち、カーカス層４側に芳香族ポリアミド繊
維コードＰからなるベルト層５ｄを配置すると共
に、このカーカス層側ベルト層５ｄに近接してト
レツド部３側に炭素繊維コードＣからなるベルト
層５ｕを配置し、さらに、前記芳香族ポリアミド
繊維コードＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄ
の少なくとも一層の端部をトレツド部３側に折り
曲げ、この折曲部５d1によつて前記炭素繊維コー
ドＣからなるトレツド部側ベルト層５ｕの端部を
被覆してある。
５のうち、カーカス層４側に芳香族ポリアミド繊
維コードＰからなるベルト層５ｄを配置すると共
に、このカーカス層側ベルト層５ｄに近接してト
レツド部３側に炭素繊維コードＣからなるベルト
層５ｕを配置し、さらに、前記芳香族ポリアミド
繊維コードＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄ
の少なくとも一層の端部をトレツド部３側に折り
曲げ、この折曲部５d1によつて前記炭素繊維コー
ドＣからなるトレツド部側ベルト層５ｕの端部を
被覆してある。
本発明において上述したように、カーカス層側
ベルト層５ｄの補強コードとして芳香族ポリアミ
ド繊維コードＰを用いたから、 (a) 前述した従来のスチールラジアルタイヤのよ
うにスチールコードで補強されたベルト層と比
較して、ベルト層の面外曲げ剛性を小さくする
ことができる。従つて、突起乗り越し時におけ
る衝撃力を緩和することができ乗心地性を大幅
に向上することができる。
ベルト層５ｄの補強コードとして芳香族ポリアミ
ド繊維コードＰを用いたから、 (a) 前述した従来のスチールラジアルタイヤのよ
うにスチールコードで補強されたベルト層と比
較して、ベルト層の面外曲げ剛性を小さくする
ことができる。従つて、突起乗り越し時におけ
る衝撃力を緩和することができ乗心地性を大幅
に向上することができる。
(b) トータル強度が同じ場合、補強コードとして
スチールコードを用いたベルト層と比較して、
軽量化することがでいる。従つて、高速性を向
上することができる。
スチールコードを用いたベルト層と比較して、
軽量化することがでいる。従つて、高速性を向
上することができる。
なお、カーカス層側ベルト層５ｄと補強コード
として用いる芳香族ポリアミド繊維コードＰは、 引張強度……150Kg／mm2以上。
として用いる芳香族ポリアミド繊維コードＰは、 引張強度……150Kg／mm2以上。
引張弾性率……3000Kg／mm2以上。
の特性を有する芳香族ポリアミド繊維に、下記式
で表される撚り係数Ｋが1000≦K2500の範囲とな
るように撚りを加えてコードとし接着熱処理を加
えたものを用いることが好ましい。
で表される撚り係数Ｋが1000≦K2500の範囲とな
るように撚りを加えてコードとし接着熱処理を加
えたものを用いることが好ましい。
Ｋ＝Ｔ〓Ｄ
但しＫ……撚り係数
Ｔ……コードの撚り数（回／10cm）
Ｄ……コードの総デニール数
さらに、本発明においては上述したように、ト
レツド部側ベルト層５ｕの補強コードとして炭素
繊維コードＣを用いたから、前述した補強コード
として芳香族ポリアミド繊維コードＰを用いたカ
ーカス層側ベルト層５ｄと同様の理由により、従
来のスチールラジアルタイヤと比較して乗心地を
大幅に向上することができる一方、高速性を向上
することができる。
レツド部側ベルト層５ｕの補強コードとして炭素
繊維コードＣを用いたから、前述した補強コード
として芳香族ポリアミド繊維コードＰを用いたカ
ーカス層側ベルト層５ｄと同様の理由により、従
来のスチールラジアルタイヤと比較して乗心地を
大幅に向上することができる一方、高速性を向上
することができる。
なお、トレツド部側ベルト層５ｕの補強コード
として用いられる炭素繊維コードＣは、 引張強度……100Kg／mm2以上。好ましくは200Kg／
mm2以上。
として用いられる炭素繊維コードＣは、 引張強度……100Kg／mm2以上。好ましくは200Kg／
mm2以上。
引張弾性率……5000Kg／mm2以上。好ましくは
15000Kg／mm2以上。
15000Kg／mm2以上。
の特性を有する炭素繊維に、炭素繊維の単位長さ
当りの重量の10〜50％の接着剤を塗布した後、下
記式で表される撚り係数Ｋが０≦Ｋ≦1800の範囲
となるように撚りを加えてコードにしたものを用
いることが好ましい。
当りの重量の10〜50％の接着剤を塗布した後、下
記式で表される撚り係数Ｋが０≦Ｋ≦1800の範囲
となるように撚りを加えてコードにしたものを用
いることが好ましい。
Ｋ＝Ｔ〓Ｄ
但しＫ……撚り係数
Ｔ……コードの撚り数（回／10cm）
Ｄ……コードの総デニール数
また撚り構造は、数本の炭素繊維それぞれにま
づ下撚りを加えた後、さらにそれら数本を合せ上
撚り加えたもろ撚り構造でも良く、また一本の糸
状の炭素繊維に撚り加えるだけの片撚り構造でも
良い。
づ下撚りを加えた後、さらにそれら数本を合せ上
撚り加えたもろ撚り構造でも良く、また一本の糸
状の炭素繊維に撚り加えるだけの片撚り構造でも
良い。
なお、カーカス層４側及びトレツド部３側とと
もに芳香族ポリアミド繊維コードＰからなるベル
ト層を配置すると、タイヤ周方向に対する剛性が
不足し、特に、操縦安定性が従来のスチールラジ
アルタイヤより劣る恐れが有るので好ましくな
い。
もに芳香族ポリアミド繊維コードＰからなるベル
ト層を配置すると、タイヤ周方向に対する剛性が
不足し、特に、操縦安定性が従来のスチールラジ
アルタイヤより劣る恐れが有るので好ましくな
い。
さらに、本発明においては前述したように、特
に、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰからなる
カーカス層側ベルト層５ｄの少なくとも一層の端
部をトレツド部３側に折り曲げ、この折曲部５d1
によつて前記炭素繊維コードＣからなるトレツド
部側ベルト層５ｕの端部を被覆してある。
に、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰからなる
カーカス層側ベルト層５ｄの少なくとも一層の端
部をトレツド部３側に折り曲げ、この折曲部５d1
によつて前記炭素繊維コードＣからなるトレツド
部側ベルト層５ｕの端部を被覆してある。
つまり、炭素繊維コードＣからなるトレツド部
側ベルト層５ｕの端部を、このベルト層５ｕより
耐屈曲疲労性が優れた芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄの折曲部
５d1によつて覆つてある。
側ベルト層５ｕの端部を、このベルト層５ｕより
耐屈曲疲労性が優れた芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄの折曲部
５d1によつて覆つてある。
従つて、炭素繊維コードＣからなるトレツド部
側ベルト層５ｕの端部の保護性を大幅に向上する
ことができ、高速走行時におけるタイヤの遠心力
によるベルト層端部のせりあがりをも防止するこ
とができて、セパレーシヨン故障の発生を阻止す
ることができ、タイヤの耐久性を向上することが
できる。
側ベルト層５ｕの端部の保護性を大幅に向上する
ことができ、高速走行時におけるタイヤの遠心力
によるベルト層端部のせりあがりをも防止するこ
とができて、セパレーシヨン故障の発生を阻止す
ることができ、タイヤの耐久性を向上することが
できる。
第１図ａに示す本発明の第１実施例は、カーカ
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを一層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを一層
し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰ
からなるカーカス層側ベルト層５ｄの左右両端部
をトレツド部３側に折り曲げ、この各折曲部５d1
によつて前記炭素繊維コードＣからなるトレツド
部側ベルト層５ｕの左右両端を被覆した例であ
る。
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを一層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを一層
し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰ
からなるカーカス層側ベルト層５ｄの左右両端部
をトレツド部３側に折り曲げ、この各折曲部５d1
によつて前記炭素繊維コードＣからなるトレツド
部側ベルト層５ｕの左右両端を被覆した例であ
る。
第１図ｂに示す本発明の第２実施例は、カーカ
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを二層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを一層
し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰ
からなる各カーカス層側ベルト層５ｄの一方の端
部を相対向せしめてそれぞれトレツド部３側に折
り曲げ、この折曲部５d1によつて前記炭素繊維コ
ードＣからなるトレツド部側ベルト層５ｕの左右
両端を被覆した例である。
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを二層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを一層
し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コードＰ
からなる各カーカス層側ベルト層５ｄの一方の端
部を相対向せしめてそれぞれトレツド部３側に折
り曲げ、この折曲部５d1によつて前記炭素繊維コ
ードＣからなるトレツド部側ベルト層５ｕの左右
両端を被覆した例である。
第１図ｃに示す本発明の第３実施例は、カーカ
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを一層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを配置
二層し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄの左右両
端部をトレツド部３側に折り曲げ、この各折曲部
５d1によつて前記炭素繊維コードＣからなる各ト
レツド部側ベルト層５ｕの左右両端を被覆した例
である。
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを一層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを配置
二層し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなるカーカス層側ベルト層５ｄの左右両
端部をトレツド部３側に折り曲げ、この各折曲部
５d1によつて前記炭素繊維コードＣからなる各ト
レツド部側ベルト層５ｕの左右両端を被覆した例
である。
第１図ｄに示す本発明の第４実施例は、カーカ
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを二層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを配置
一層し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなる各カーカス層側ベルト層５ｄののう
ち下側のものの左右両端部をトレツド部３側に折
り曲げ、この各折曲部５d1によつて前記炭素繊維
コードＣからなる各トレツド部側ベルト層５ｕの
左右両端を被覆した例である。
ス層４側に芳香族ポリアミド繊維コードＰからな
るベルト層５ｄを二層配置すると共に、このカー
カス層側ベルト層５ｄに近接してトレツド部３側
に炭素繊維コードＣからなるベルト層５ｕを配置
一層し、さらに、前記芳香族ポリアミド繊維コー
ドＰからなる各カーカス層側ベルト層５ｄののう
ち下側のものの左右両端部をトレツド部３側に折
り曲げ、この各折曲部５d1によつて前記炭素繊維
コードＣからなる各トレツド部側ベルト層５ｕの
左右両端を被覆した例である。
本発明の効果を確認するため次のような各試験
を行つた。
を行つた。
（各試験に使用したタイヤの仕様）
＜本発明タイヤ＞
タイヤサイズ……205／60R15。
カーカス層……補強コードとして1000d／２のポ
リエステルコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して90゜になるように
一層配置した。
リエステルコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して90゜になるように
一層配置した。
カーカス層
側ベルト層……補強コードとして1500d／２の芳
香族ポリアミド繊維コードを用いたものを、
コード角度がタイヤ周方向に対して24゜にな
るよう一層配置し、その左右両端をトレツド
部側に折り曲げ、さらに、この各折曲部によ
つて下記炭素繊維コードからなるトレツド部
側ベルト層の左右両端を被覆した。
香族ポリアミド繊維コードを用いたものを、
コード角度がタイヤ周方向に対して24゜にな
るよう一層配置し、その左右両端をトレツド
部側に折り曲げ、さらに、この各折曲部によ
つて下記炭素繊維コードからなるトレツド部
側ベルト層の左右両端を被覆した。
トレツド部
側ベルト層……補強コードとして1800d／２，撚
り係数Ｋ＝600（もろ撚り構造10回／10cm）の
炭素繊維コードを用いたものを、コート角度
がタイヤ周方向に対して21゜になるよう一層
配置した。
り係数Ｋ＝600（もろ撚り構造10回／10cm）の
炭素繊維コードを用いたものを、コート角度
がタイヤ周方向に対して21゜になるよう一層
配置した。
＜従来タイヤ＞
タイヤサイズ……205／60R15。
カーカス層……補強コードとして1000d／２のポ
リエステルコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して90゜になるよう一
層配置した。
リエステルコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して90゜になるよう一
層配置した。
カーカス層
側ベルト層……補強コードとして３×７（0.15）
のスチールコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して24゜になるよう一
層配置し、その左右両端をトレツド部側に折
り曲げ、さらに、この各折曲部によつて下記
トレツド部ベルト層の左右両端を被覆した。
のスチールコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して24゜になるよう一
層配置し、その左右両端をトレツド部側に折
り曲げ、さらに、この各折曲部によつて下記
トレツド部ベルト層の左右両端を被覆した。
トレツド部
側ベルト層……補強コードとして１×５（0.25）
のスチールコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して21゜になるよう一
層配置した。
のスチールコードを用いたものを、コード角
度がタイヤ周方向に対して21゜になるよう一
層配置した。
実験例 １
上述した各タイヤを用い室内において突起試験
機により振動乗心地性能試験を行つた。
機により振動乗心地性能試験を行つた。
上述した突起試験機は、直径2500mmのドラムの
周上一箇所に直径20mmの半円の突起物が配置して
あり、供試タイヤがこの突起上を乗り越した時に
おける前後方向の軸力を検出し、この軸力の大小
で振動乗心地性能の代表値とするものである。
周上一箇所に直径20mmの半円の突起物が配置して
あり、供試タイヤがこの突起上を乗り越した時に
おける前後方向の軸力を検出し、この軸力の大小
で振動乗心地性能の代表値とするものである。
＜試験条件＞
空気圧……2.0Kg／cm2。
荷重……515Kg。
で速度を60Km／hr，80Km／hr，100Km／hr，120
Km／hrで振動乗心地性能試験を行つた。
Km／hrで振動乗心地性能試験を行つた。
試験結果を第２図に示す。なお第２図は従来タ
イヤの試験結果を100とした指数で示されている。
イヤの試験結果を100とした指数で示されている。
第２図に示す試験結果から明らかなように、本
発明タイヤは、従来タイヤと比較して約10％振動
乗心地性能が改善されていることが判る。
発明タイヤは、従来タイヤと比較して約10％振動
乗心地性能が改善されていることが判る。
実験例 ２
上述した各タイヤを用い室内においてドラム試
験機（直径1707mm）により高速性能試験を行つ
た。
験機（直径1707mm）により高速性能試験を行つ
た。
＜試験条件＞
空気圧……3.0Kg／cm2。
荷重……515Kg。
で速度を170Km／hrより10分毎に10Km／hrづつス
テツプアツプして、タイヤが破壊するまで走行さ
せて高速性能試験を行つた。
テツプアツプして、タイヤが破壊するまで走行さ
せて高速性能試験を行つた。
試験結果を第３図に示す。なお第３図は従来タ
イヤの試験結果を100とした指数で示されている。
イヤの試験結果を100とした指数で示されている。
第２図に示す試験結果から明らかなように、本
発明タイヤは、従来タイヤと比較して高速性能を
約５％も向上できることが判る。
発明タイヤは、従来タイヤと比較して高速性能を
約５％も向上できることが判る。
本発明は上述したように、前記ベルト層のう
ち、カーカス層に芳香族ポリアミド繊維コードか
らなるベルト層を配置すると共に、このカーカス
層側ベルト層に近接してトレツド部側に炭素繊維
コードからなるベルト層を配置し、さらに、前記
芳香族ポリアミド繊維コードからなるカーカス層
側ベルト層の少なくとも一層の端部をトレツド部
側に折り曲げ、この折曲部によつて前記炭素繊維
コードからなるトレツド部側ベルト層の端部を被
覆したから、高速性及び乗心地性を向上すること
ができると共に、タイヤの軽量化をも図ることが
できる。
ち、カーカス層に芳香族ポリアミド繊維コードか
らなるベルト層を配置すると共に、このカーカス
層側ベルト層に近接してトレツド部側に炭素繊維
コードからなるベルト層を配置し、さらに、前記
芳香族ポリアミド繊維コードからなるカーカス層
側ベルト層の少なくとも一層の端部をトレツド部
側に折り曲げ、この折曲部によつて前記炭素繊維
コードからなるトレツド部側ベルト層の端部を被
覆したから、高速性及び乗心地性を向上すること
ができると共に、タイヤの軽量化をも図ることが
できる。
第１図ａ〜ｄは本発明の各実施例からなる乗用
車用空気入りラジアルタイヤを示し、第１図ａは
第１実施例の一部を切欠した斜視説明図、第１図
ｂ〜ｄは第２〜４実施例の要部を示す説明図、第
２図は乗心地試験の結果を示す図、第３図は高速
性試験の結果を示す図である。 １…ビード部、２…サイドウオール部、３…ト
レツド部、４…カーカス層、５…ベルト層、５ｄ
…カーカス層側ベルト層、５d1…カーカス層側ベ
ルト層の両端折曲部、５ｕ…トレツド部側ベルト
層、Ｃ…炭素繊維コード、Ｐ…芳香族ポリアミド
繊維コード。
車用空気入りラジアルタイヤを示し、第１図ａは
第１実施例の一部を切欠した斜視説明図、第１図
ｂ〜ｄは第２〜４実施例の要部を示す説明図、第
２図は乗心地試験の結果を示す図、第３図は高速
性試験の結果を示す図である。 １…ビード部、２…サイドウオール部、３…ト
レツド部、４…カーカス層、５…ベルト層、５ｄ
…カーカス層側ベルト層、５d1…カーカス層側ベ
ルト層の両端折曲部、５ｕ…トレツド部側ベルト
層、Ｃ…炭素繊維コード、Ｐ…芳香族ポリアミド
繊維コード。
Claims (1)
- １ 左右一対のビード部と、このビード部に連な
る左右一対のサイドウオール部と、このサイドウ
オール部間に位置するトレツド部からなり、前記
左右一対のビード部間に、タイヤ周方向に対する
コード角度が70゜〜90゜であるカーカス層が装架さ
れ、またトレツド部におけるカーカス層上に、タ
イヤ周方向に対するコード角度が10゜〜35゜で互い
に交差する複数層のベルト層を配置してなる乗用
車用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベル
ト層のうち、カーカス層側に芳香族ポリアミド繊
維コードからなるベルト層を配置すると共に、こ
のカーカス層側ベルト層に近接してトレツド部側
に炭素繊維コードからなるベルト層を配置し、さ
らに、前記芳香族ポリアミド繊維コードからなる
カーカス層側ベルト層の少なくとも一層の端部を
トレツド部側に折り曲げ、この折曲部によつて前
記炭素繊維コードからなるトレツド部側ベルト層
の端部を被覆したことを特徴とする乗用車用空気
入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59204615A JPS6181804A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| EP19860103737 EP0237599B1 (en) | 1984-09-29 | 1986-03-19 | Pneumatic radial tire for passenger car |
| US06/843,432 US4711286A (en) | 1984-09-29 | 1986-03-24 | Pneumatic radial tire for passenger car |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59204615A JPS6181804A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| EP19860103737 EP0237599B1 (en) | 1984-09-29 | 1986-03-19 | Pneumatic radial tire for passenger car |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6181804A JPS6181804A (ja) | 1986-04-25 |
| JPH0376243B2 true JPH0376243B2 (ja) | 1991-12-04 |
Family
ID=26101810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59204615A Granted JPS6181804A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0237599B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6181804A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6416404A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Sumitomo Rubber Ind | Pneumatic tyre |
| US4936366A (en) * | 1987-12-23 | 1990-06-26 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire |
| US5323829A (en) * | 1992-12-28 | 1994-06-28 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with carbon fiber reinforcement |
| DE19528008A1 (de) * | 1995-07-31 | 1997-02-06 | Sp Reifenwerke Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
| US6546983B1 (en) | 1998-02-16 | 2003-04-15 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with buried overlay |
| WO1999041092A1 (en) * | 1998-02-16 | 1999-08-19 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with buried overlay |
| EP3519205B1 (en) * | 2016-09-30 | 2021-03-17 | Kordsa Teknik Tekstil Anonim Sirketi | Carbon fiber composite strips as belt in pneumatic radial tires |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL133483C (ja) * | 1964-12-22 | Michelin & Cie | ||
| FR2049508A5 (ja) * | 1969-06-11 | 1971-03-26 | Michelin & Cie | |
| GB1385704A (en) * | 1971-02-23 | 1975-02-26 | Dulop Ltd | Pneumatic tyres |
| FR2235810B1 (ja) * | 1973-07-04 | 1976-11-12 | Kleber Colombes | |
| GB1486746A (en) * | 1976-02-03 | 1977-09-21 | Toray Industries | Reinforcing yarns |
| US4044540A (en) * | 1976-03-04 | 1977-08-30 | Toray Industries, Inc. | Elastomer coated carbon filament reinforcing yarn or cord, method and article |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP59204615A patent/JPS6181804A/ja active Granted
-
1986
- 1986-03-19 EP EP19860103737 patent/EP0237599B1/en not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6181804A (ja) | 1986-04-25 |
| EP0237599A1 (en) | 1987-09-23 |
| EP0237599B1 (en) | 1991-01-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5385193A (en) | Motorcycle radial tire having a spirally wound belt | |
| EP0204237B1 (en) | Pneumatic radial passenger-car tire | |
| JPH06305302A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP4502418B2 (ja) | ２輪車用の横断曲率の大きいタイヤ | |
| EP0565339A1 (en) | A motorcycle tyre | |
| US4711286A (en) | Pneumatic radial tire for passenger car | |
| JPH0640210A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
| JPH0376243B2 (ja) | ||
| JP3792764B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPS58221703A (ja) | 競技用タイヤ | |
| EP0549311A1 (en) | Motorcycle radial tyre | |
| JPH06443B2 (ja) | ラジアルタイヤ | |
| JPH0376242B2 (ja) | ||
| JPH1178410A (ja) | 乗用車用空気入りラジアル・タイヤ | |
| JP3026651B2 (ja) | 自動二輪車用ラジアルタイヤ | |
| JP3108531B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
| JP4531932B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP4312667B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP4471242B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH01240304A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP3038131B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
| JPS616006A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| JPS63270832A (ja) | 乗用車用ラジアルタイヤ | |
| JPH09142104A (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
| JPH0723045B2 (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |