JPH05177420A - ドリル - Google Patents
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- JPH05177420A JPH05177420A JP4001005A JP100592A JPH05177420A JP H05177420 A JPH05177420 A JP H05177420A JP 4001005 A JP4001005 A JP 4001005A JP 100592 A JP100592 A JP 100592A JP H05177420 A JPH05177420 A JP H05177420A
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Abstract
着し、この切刃チップ24の先端からドリル軸線Oに沿
って2条の切屑排出溝25,25を形成する。切刃チッ
プ24の先端面には切屑排出溝25のドリル回転方向後
方に先端逃げ面26を設ける。さらに切刃チップ24の
先端に、ドリル回転中心部Cから切屑排出溝25底面の
ドリル回転方向を向く壁面25aと先端逃げ面26との
交差稜線部に沿ってドリル外周に達し、外周側に向かう
に従いドリル基端側に後退するとともに先端角α,βが
段階的に小さくなる2つの切刃部27a,27bにより
構成される切刃27を形成する。また先端逃げ面26に
はエアーホール29を形成するとともに、切刃27のド
リル外周側には回転中心部Cよりも硬度の高い高硬度部
30を設ける。 【効果】 高い穴精度と良好な生産性とを同時に満足さ
せることができ、特にCFRP素材の加工に最適であ
る。
Description
繊維等の強化材を用いた繊維強化プラスチック(FR
P)の穴明け加工に最適なドリルに関するものである。
ち、例えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、
従前の金属などに比べて比剛性、比強度、耐疲労性、耐
摩耗性、耐薬品性、および振動減衰性等に優れていると
いう数多くの長所を有しており、このようなCFRP素
材を用いた製品は日用品から航空宇宙機器に至るまで幅
広い分野に適用されている。そして、その用途も、2次
構成部材から1次構成部材へと、また小型単純形状部材
から大型単純形状部材へと、さらに小型複雑形状部材か
ら大型複雑形状部材へと拡大しつつあり、これに伴って
このようなCFRP素材を加工する工具に対し、高い生
産性と加工精度とを同時に満足させることが要求される
ようになってきた。
うなCFPR素材の穴明け加工に使用されていた従来の
ドリルである。これらのドリルのうち、図5ないし図7
に示すものはいわゆるガンドリルと称されるものであっ
て、そのドリル本体1は図示しない工作機械の工具把持
部に装着されて当該ドリル本体1の軸線O回りに回転さ
れる円筒状のドライバー2と、このドライバー2の中心
孔に同軸的に嵌合されるシャンク3と、このシャンク3
の先端にロウ付け等により固着された超硬合金製の切刃
チップ4とから構成されている。
からシャンク3にかけて、切刃チップ4の先端面に開口
して当該ドリル本体1の軸線方向基端側に向かう1条の
切屑排出溝5が形成されている。この切屑排出溝5は、
その底面がドリル回転方向(図7において反時計回り方
向)を向く面5aとドリル回転方向後方側を向く面5b
とから構成されていて、図7に示すように上記軸線Oと
直交する断面視において略V字型をなすように形成され
ている。また切刃チップ4の先端面には、この切屑排出
溝5の開口部から上記ドリル回転方向の後方側に連なる
ように先端逃げ面6が設けられている。そして、この切
刃チップ4の先端には、切屑排出溝5の上記ドリル回転
方向を向く面5aと先端逃げ面6との交差稜線部に沿っ
て、ドリル本体1先端の回転中心C近傍から外周に達す
る切刃7が形成されている。
沿ってドライバー2からシャンク3を通り切刃チップ4
にまで、当該ドリル本体1を貫通するように断面円形の
中空管路8が穿設されている。この中空管路8は、ドリ
ル本体1の先端に、冷却や切屑排出のための圧縮空気や
切削油等を供給したりするためのものであって、この中
空管路8の上記軸線方向先端側の一端は、上記先端逃げ
面6に開口せしめられてエアーホール(図示略)を形成
している。
リルと称されるものであって、超硬合金等からなる軸状
のドリル本体11の先端には、ドリル本体11の軸線O
を挟むように、該軸線方向基端側に向かうに従いドリル
本体11の外周側に向かう一対の傾斜面12,12が形
成されている。さらに、これらの傾斜面12,12の両
側部は、当該ドリル本体11先端の回転中心Cから外周
側に向かうに従い上記軸線方向基端側に後退する方向に
切り欠かれていて、ここに一対の切欠面13,13が形
成されており、これによりドリル本体11先端は矢じり
状に成形されている。そして、このドリル本体11先端
の、上記傾斜面12,12のドリル回転方向を向く側部
と切欠面13,13との交差稜線部には、2つの切刃1
4,14が形成されており、その先端角θ1 は一般に鋭
角に設定されている。
タイプと称されるドリルである。このドリルでは、ドリ
ル本体15の外周に2条の螺旋状の切屑排出溝16,1
6が形成されており、一方このドリル本体15の先端に
は、その先端面と上記切屑排出溝16,16の底面との
交差稜線部に沿って2つの切刃17,17が形成されて
いて、この切刃17,17の先端角θ2 は一般に鈍角と
なるように設定されている。
のドリルはそれぞれに、穴明け加工上の、あるいは当該
ドリルを製造する際の成形上の問題点を有している。す
なわち、まず図5ないし図7に示したガンドリルでは切
刃7が1つであるので、切削時に切刃7に作用する切削
抵抗によりドリル本体1がその径方向に受ける力がドリ
ルの回転に伴って逐次変化し、このためドリルの回転軸
が当該ドリル本体11の径方向にぶれてしまって、形成
される穴径の増大を招いたり、真円度や面精度が低下し
たりしてしまう。また、切刃7が一つであるのでドリル
1回転当りの切削量も限られたものとなり、軸方向の送
りを大きくできないなど加工条件も限定されたものとな
る。
トドリルでは、ドリル本体11の先端に該ドリル本体1
1の軸線Oに関して対称となるように2つの切刃14,
14が形成されているため、両切刃14,14に作用す
る切削抵抗の上記径方向の分力が互いに相殺し合うこと
となり、またドリル1回転当りの切削量も切刃が1つの
場合に比べて計算上は2倍とすることができる。
端に2つの切刃14,14を形成する場合には、これら
2つの切刃14,14のドリル回転中心部分の対称軸
を、該切刃のドリル外周側の対称軸、すなわち上記ドリ
ル本体11の軸線Oに正確に一致させるのは極めて困難
であり、上記回転中心部分の対称軸が軸線Oに対して僅
かに偏心してしまうことは避けられない。しかしなが
ら、これらの切刃の部位のうち、上記ドリル回転中心部
分は被削材に食いついて切刃を案内する部位となり、一
方、切刃の外周部分は形成される穴径の精度を決定する
部位となる。従って、これらの部位において切刃14,
14の対称軸にずれが生じるということは、上述したド
リル回転軸にぶれを生じさせる新たな原因となり、これ
によって形成される穴径が増大してしまったり、穴の真
円度や面精度の低下を招く結果となってしまう。
では、上記ガンドリルの先端逃げ面に形成したようなエ
アーホールを設けることが困難となる。これは、すなわ
ち、切刃14,14の先端角θ1 を鋭角に設定すること
によってドリル本体11の先端に形成される傾斜面1
2,12の傾斜角も小さくならざるを得ず、従ってドリ
ル本体11にこれら傾斜面12,12に開口する中空管
路を貫設しても、その開口部は図8に破線で示すように
上記軸線方向基端側に後退した楕円となってしまうから
である。このため、このようなフラットフルートドリル
では、切刃14,14の先端部にまで十分に圧縮空気や
切削油等が供給されず、切削部位が著しく高温となった
り、切屑詰まりや切削抵抗の増大を引き起こすおそれが
ある。そして、特に被削材が上述したようなCFRPな
どの場合には、切削部位が高温となると被削材の材質が
劣化するという弊害が生じてしまう。
うに切刃14,14の先端角θ1 を鋭角に設定すると、
各切刃14は上記軸線方向に長尺化してしまうことにな
る。このため、例えば上記ローソクタイプのドリルなど
先端角が鈍角に設定されたドリルに比べ、軸方向の送り
が同じ場合には切刃の先端が被削材に食いついてから切
刃の後端が被削材を完全に貫通するまでに長時間を必要
とし、加工時間の増加が避けられないという欠点が生じ
る。さらにまた、先端角θ1 が鋭角であるため、切刃強
度の確保が困難で欠けが生じ易いという欠点もある。
リルの場合は、切刃17,17の先端角θ2 が鈍角に設
定されているため、エアーホールをドリル回転中心部C
の近傍に形成することが可能であり、また先端角を鋭角
に設定したことによる加工時間の増加や切刃の欠け等の
欠点は防ぐことができる。しかしながら、2つの切刃1
7,17を有するため、上述したように切刃形成時にお
いて切刃のドリル回転中心部の対称軸と、切刃の外周側
の対称軸、すなわちドリル本体15の軸線Oとのずれを
防ぐことはできず、従って形成される穴の真円度や面精
度の劣化が生じるのは免れない。
場合には、被削材への切刃17,17の食いつきが悪化
し、かつ先端角が鋭角の場合に比べて切刃17,17が
被削材を押し広げながら切削するような切削形態となる
ため、概してドリルの軸方向への案内性が損なわれてド
リルの回転軸にぶれが生じ、形成される穴の真円度や面
精度の劣化を一層助長する結果となる。さらに、切刃1
7,17による被削材の押し広げ作用が強くなることか
ら、例えば被削材に貫通孔を形成する場合の抜けぎわ等
に、バリが発生し易くなってしまう。そして、これは特
に、上記CFRP等に穴明け加工を行う際にその傾向が
顕著となる。さらにまた、このようなローソクタイプの
ドリルでは切屑排出溝が16,16が螺旋状に形成され
ているため、その全長も自ずと長くなり、このため切屑
排出性が悪化してしまうという問題もある。
ル、フラットフルートドリル、およびローソクタイプド
リルの多くは、いずれも上述したような超硬合金や、あ
るいは工具鋼等を材質としているため、特に被削材が上
記CFRPの場合などにはその摩耗が著しく、寿命が早
期に尽きてしまうという問題がある。従って、ドリルの
耐久性を維持することができずに一つのドリルで穴明け
可能な穴の数も限られたものとなってしまうため、この
ような問題が当該ドリルによる生産性の向上を阻害する
要因となっていた。
な課題を解決して高い加工精度と生産性とを同時に満足
し得るドリルを提供するためになされたもので、軸線回
りに回転されるドリル本体の外周に、該ドリル本体の先
端面に開口して上記軸線方向基端側に向かう2条の切屑
排出溝を形成するとともに、上記ドリル本体先端面に上
記切屑排出溝の開口部のドリル回転方向後方側にそれぞ
れ連なるように先端逃げ面を設け、上記ドリル本体の先
端に、当該ドリル本体先端の回転中心部から上記切屑排
出溝のドリル回転方向を向く面と上記先端逃げ面との交
差稜線部に沿って、上記ドリル本体の外周に達する2つ
の切刃を形成してなるドリルにおいて、上記切刃を、上
記回転中心部から外周側に向かうに従い、漸次上記軸線
方向基端側に後退する方向に形成するとともに、上記先
端逃げ面に当該ドリル本体内に形成された中空管路の一
端を開口せしめ、さらに上記切刃のドリル本体外周側
に、上記回転中心部よりも硬度の高い高硬度部を設けた
ことを特徴とするものである。
2つの切刃のそれぞれを、上記回転中心部から外周側に
向かうに従い先端角が段階的に小さくなる複数の切刃部
によって構成することが効果的である。
2つであって各切刃に作用する切削抵抗のドリル径方向
の分力が互いに相殺し合うため、当該分力の作用する方
向がドリルの回転に伴い変化することによるドリル回転
軸のぶれを抑えることができる。また切刃が2つである
ため、ドリル1回転当りの切削量も切刃が1つの場合に
比べて2倍とすることができる。
回転中心部よりも硬度の高い高硬度部を設けることによ
り、上述したような切刃形成時に生じる該切刃のドリル
回転中心部の対称軸とドリル本体の軸線とのずれを修正
することが可能となる。すなわち、上記構成のドリルで
は切削によって切刃が摩耗する際、硬度の高い高硬度部
の摩耗に比べてドリルの回転中心部分の摩耗の方が大き
く、これにより穴明け加工の進行に伴って、切刃のドリ
ル回転中心部分がドリル本体外周側の対称軸、すなわち
ドリル本体の軸線に案内されるように摩耗していくこと
となり、結果的に上記ドリル回転中心部の切刃の対称軸
がドリル本体の軸線に一致することになるのである。
穴径の精度を決定する部位との対称軸が一致することと
なり、これらの対称軸のずれに起因するドリルの回転軸
のぶれを防止することが可能となる。また、最も切刃の
摩耗の大きいドリル本体外周側に高硬度部を設けること
により、切刃の耐摩耗性が高まってドリルの寿命の延長
をなすことができ、これによって1つのドリルで穴明け
可能な穴数の増加が図られて当該ドリルによる生産性の
向上を促すことも可能となる。
ドやCBN(立方晶窒化硼素)を焼結して成る超高圧焼
結体を用いることが望ましく、特にダイヤモンドを主成
分とした超高圧焼結体を用いることは硬度の面から最適
である。また、上記高硬度部上に形成される切刃のドリ
ル軸線方向の長さは、2.4mm〜4.0mmの範囲に設定さ
れることが望ましい。これは、この長さが短すぎると上
述したドリル回転中心部における切刃の摩耗を案内する
等の効果を得られなくなるおそれがあるからであり、逆
にこの長さが長すぎるとこの高硬度部上に形成される2
つの切刃に誤差が生じた場合に、形成される穴面に条痕
が形成されて穴の品位が劣化するおそれが生じるからで
ある。
刃のそれぞれを、上記回転中心部から外周側に向かうに
従い先端角が段階的に小さくなる複数の切刃部によって
構成した場合には、上記ドリル本体の軸線の先端側の切
刃部でその先端角が大きくなるため、これに準じて該切
刃部に連なる先端逃げ面と上記軸線との交差角も大きく
なる。これにより、ドリル本体内に上記軸線に沿って中
空管路を形成した場合、この中空管路の上記先端逃げ面
への開口部、すなわちエアーホールは、上記フラットフ
ルートドリルのように2つの切刃のそれぞれをその外周
側から一様な先端角で形成したドリルに比べ、切刃のド
リル回転中心部側かつ上記軸線方向先端側に形成するこ
とができる。また、このような構成を採ることにより、
切刃が上記軸線方向に占める長さが短縮されて加工時間
の短縮を図ることができるとともに、ドリル回転中心部
における切刃の先端角が大きくなるので、この部分にお
ける切刃の欠けを防ぐことも可能となる。
一様に鈍角側に設定した上記ローソクタイプのドリルに
比べ、切刃のドリル本体外周側に先端角が小さな切刃部
が形成されるため、切刃による被削材の押し広げ作用を
低減することができてドリルの軸方向への案内性を向上
させることができる。また、このように切刃の外周側に
おいて押し広げ作用が低減することから、被削材に貫通
孔を形成する場合の抜けぎわ等のバリの発生を抑えるこ
とも可能となる。
最もドリル回転中心部側の切刃部の先端角が50°〜7
0°の範囲に、また最もドリル外周側の切刃部の先端角
が20°〜40°の範囲に設定されることが望ましい。
これは、まず切刃のドリル回転中心部側の先端角が小さ
すぎると、これに準じて外周側の先端角も小さく設定し
なければならず、また逆に外周側の先端角が大きすぎる
と、これに準じてドリル回転中心部側の先端角も大きく
しなければならず、結果的に切刃が一直線に近い形状と
なってしまって上記作用が得られなくなってしまうから
である。一方、ドリル回転中心部側の先端角が大きすぎ
ると、切刃の先端で上述したような押し広げ作用が生じ
てドリルの案内性が損なわれてしまい、またドリル外周
側の先端角が小さすぎると、ドリル本体の径方向におい
て上記高硬度部上に形成される切刃部分の占める長さが
短くなってしまって、切刃の摩耗が必要以上に進行して
しまうおそれがあるからである。
ものである。本実施例においてドリル本体21は図1に
示すように、工作機械の工具把持部に装着されて当該ド
リル本体21の軸線O回りに回転される円筒状のドライ
バー22と、このドライバー22の中心孔22aに同軸
に嵌合された軸状のシャンク23と、このシャンク23
の先端にロウ付けにより固着された超硬合金製の切刃チ
ップ24とから概略構成されている。
4の先端面に開口し、当該ドリル本体21の軸線方向に
沿ってその基端側に向かう2条の切屑排出溝25,25
が、上記軸線Oを挟むように切刃チップ24からシャン
ク23にかけて形成されている。これらの切屑排出溝2
5,25は、それぞれその底面がドリル回転方向(図3
において反時計回り方向)を向く壁面25aと、このド
リル回転方向の後方側を向く壁面25bとから構成され
ていて、図3に示すようにドリル本体21先端側からの
上記軸線方向視において略V字型をなすように形成され
ている。また、これら両切屑排出溝25,25の各壁面
25a,25a同志、および壁面25b,25b同志は
それぞれ平行となるように成形されている。
切屑排出溝25,25の開口部からそれぞれドリル回転
方向後方側に連なるように、先端逃げ面26,26が設
けられている。ここで本実施例では、この先端逃げ面2
6は、上記切屑排出溝25の開口部のドリル回転方向後
方側に連なり、上記軸線方向基端側に向かうに従いドリ
ル本体21の径方向外周側に傾斜する第1および第2の
逃げ面26a,26bと、これら第1および第2の逃げ
面26a,26bのさらにドリル回転方向後方側に連な
り、やはり上記軸線方向基端側に向かうに従いドリル外
周側に傾斜する第3の逃げ面26cとから構成されてい
る。なお、上記第1および第2の逃げ面26a,26b
は、上記軸線方向の基端側に位置する第2の逃げ面26
bと上記軸線Oとの交差角が、上記軸線方向先端側に位
置する第1の逃げ面26aと上記軸線Oとの交差角より
も小さくなるように設定されている。
回転中心C近傍からは、上記2つの切屑排出溝25,2
5のドリル回転方向を向く壁面25a,25aと、各先
端逃げ面26,26の第1の逃げ面26a,26aとの
交差稜線部に沿って、それぞれ第1の切刃部27a,2
7aが形成されている。また、これら第1の切刃部27
a,27aに連なり、上記壁面25a,25aと第2の
逃げ面26b,26bとの交差稜線部に沿ってドリル本
体21の外周にまで達するように、第2の切刃部27
b,27bが形成されている。そして、これら第1の切
刃部27aと第2の切刃部27bとによって切刃27が
構成されており、従って本実施例では、上記軸線Oを挟
み、かつ該軸線Oに関して対称となるように2つの切刃
27,27が、それぞれ上記ドリル回転中心Cから外周
側に向かうに従い、漸次上記軸線方向基端側に後退する
方向に形成されることとなる。
の逃げ面26a,26bは、上述したようにその軸線O
との交差角が、第2の逃げ面26bの方が第1の逃げ面
26aよりも小さくなるように設定されている。従っ
て、上記第1および第2の切刃部27a,27bの先端
角α,βは、上記ドリル回転中心C側の第1の切刃部2
7aの先端角αよりも、外周側の第2の切刃部27bの
先端角βの方が小さくなる。ちなみに本実施例では、上
記第1の切刃部27aの先端角αは60°に、また第2
の切刃部27bの先端角βは35°に設定されている。
沿って、ドライバー22の中空孔22aからシャンク2
3で分岐して切刃チップ24に至るまで、当該ドリル本
体21を貫通するように断面円形の2つの中空管路2
8,28が穿設されている。そして、これらの中空管路
28,28の上記軸線方向先端側の一端は、上記先端逃
げ面26,26に開口せしめられて、それぞれエアーホ
ール29,29を形成している。なお、本実施例ではこ
れらのエアホール29,29は、それぞれ上記先端逃げ
面26を構成する第1ないし第3の逃げ面26a,26
b,26cの交差稜線の交点上に形成されている。
記切屑排出溝25底面のドリル回転方向を向く壁面25
aと、上記先端逃げ面26の第2の逃げ面26bおよび
切刃チップ24の外周面との交差稜線部分には、これら
の交差稜線の交点に臨んで、図2に示すように扇型の高
硬度部30が設けられている。そして切刃27を構成す
る上記第2の切刃部27bのドリル外周側は、この高硬
度部30上に形成されている。この高硬度部30は、ダ
イヤモンドを主成分とする原料を焼結成形した超高圧焼
結体より成るものであり、切刃チップ24の上記壁面2
5a、第2の逃げ面26b、および外周面との交差稜線
部に臨んで形成された扇型の凹部31にロウ付けによっ
て固着されている。ちなみに本実施例では、上記第2の
切刃部7bのドリル外周側の、当該高硬度部39上に形
成される部分の上記軸線方向の長さeは、3mmとなるよ
うに設定されている。
30の上記軸線方向基端側に連なるようにマージン31
が設けられている。また、上記切刃27,27のドリル
回転中心C部分には、シンニングが施されている。
刃27,27が軸線Oに関して対称となるように形成さ
れており、各切刃27,27に作用する切削抵抗のドリ
ル径方向の分力が互いに相殺し合うため、当該分力の作
用する方向が変化することによって生じるドリル回転軸
のぶれを抑えることができる。また2つの切刃27,2
7を有するため、ドリル1回転当りの切削量を切刃が1
つの場合に比べて2倍とすることができ、軸方向の送り
を増やして穴明け効率の向上を図ることができる。
も硬度の高い高硬度部30を設けて切刃27をこの高硬
度部30上に形成することにより、穴明け加工の進行に
伴う切刃27の摩耗は、高硬度部30上の切刃部分に比
べて回転中心部C近傍の切刃部分の方が大きくなる。従
って切刃27,27は、その回転中心部C側の対称軸が
ドリル外周側の対称軸、つまり上記軸線Oに一致するよ
うに案内されて摩耗していくこととなり、結果的に上記
回転中心部Cの切刃27,27の対称軸が、ドリル本体
21の軸線Oに一致することになる。これにより、当該
ドリルに切刃27,27を形成する際に生じるこれらの
軸のずれが穴明け加工を通じて修正され、該切刃27,
27の被削材に食いつく部位と穴径の精度を決定する部
位とが同軸的に配置されることとなる。このため、上記
軸のずれに起因するドリル回転軸のぶれをも防止するこ
とが可能となり、形成される穴径の精度の向上を図るこ
とができるとともに、真円度や面精度の劣化を防ぐこと
ができる。
ドリル本体21の外周側の切刃27部分を高硬度部30
上に形成することにより、切刃27全体としてはその耐
摩耗性の向上が図られるため、ドリルの寿命の大幅な延
長をなすことができる。そして、これにより1つのドリ
ルで穴明け可能な穴の数を増加させることが可能とな
り、当該ドリルによる生産加工性の向上を図ることがで
きる。このように上記構成によれば、耐摩耗性に富み、
多くの穴明け加工を行うことが可能で高い生産性を発揮
すると同時に、このようにして形成される多くの穴の精
度を高水準に保つことが可能なドリルを提供することが
できる。
に形成される切刃27の上記軸線O方向の長さeを3mm
になるように設定したが、本発明の上記切刃27の長さ
eがこれのみに限定されることはない。しかしながら、
この長さeが短すぎると上述した効果を得られなくなる
おそれがあり、逆に長すぎると2つの高硬度部30,3
0上に形成される切刃27同士に誤差が生じた場合に、
形成される穴に条痕が形成されてしまい、穴の品位が劣
化するおそれがあるとともに、高価なダイヤモンドを含
む超高圧焼結体の部分が大きくなって不経済である。こ
のため、上記高硬度部30上に形成される切刃27の軸
線O方向の長さeは、2.4mm〜4.0mmの範囲に設定さ
れることが望ましい。
の切刃27,27のそれぞれが、上記回転中心部Cから
外周側に向かうに従い先端角が段階的に小さくなる2つ
の切刃部27a,27bによって構成されている。この
ため、ドリル外周側に形成される先端角の小さな第2の
切刃部27bにより、穴明け加工時の切刃27による被
削材の押し広げ作用を抑制することができ、これによっ
てドリル本体21をその軸方向に滑らかに案内しつつ穴
明けを行うことが可能となる。また、このようにドリル
外周側において押し広げ作用が低減することから、例え
ば被削材に貫通孔を形成する場合の抜けぎわのバリの発
生を抑えることができ、被削材が上記CFRP等の場合
でもバリのない品位の高い穴明け加工を行うことができ
る。
の先端側の第1の切刃部27aではその先端角が大きく
なるため、これに準じて上記先端逃げ面26のうち、こ
の第1の切刃部27aに連なる第1の逃げ面26aとド
リル本体21の軸線Oとの交差角も、上述したように大
きくなる。すなわち、該先端逃げ面26がドリル本体2
1の先端で切り落とされたような形状となるため、ドリ
ル本体21内に貫設された中空管路28,28の開口
部、すなわちエアーホール29は、ドリル先端の回転中
心部Cにより近い位置に形成されることになる。そして
これにより、穴明け加工時に切刃27,27の先端に圧
縮空気や切削油等を円滑に供給することが可能となり、
被削材に切刃が食いつく部分の加熱を抑えることができ
る。このため、切削部位の発熱による材質の悪化を防止
することができ、特に被削材が上述したようなCFRP
等の場合に効果的である。また、これにより切屑排出性
の向上を図ることもできる。
の先端角が大きくなっているので、当該切刃の上記軸線
O方向の長さを短縮することができる。このため、例え
ば被削材に貫通孔を形成する場合などに、切刃の先端が
被削材に食いついてから切刃の後端が完全に抜け出すま
での時間を短縮することができ、加工時間を短縮して効
率を高めることが可能となる。さらにまた、ドリルの回
転中心部Cにおける切刃27の先端角が大きくなること
により、この部分における切刃の欠けを防ぐことができ
るため、ドリル寿命をより一層延長することが可能とな
る。
7aの先端角αと第2の切刃部27bの先端角βとをそ
れぞれ60°および35°に設定したが、これらの先端
角α,βは先端角αが50°〜70°の範囲に、また先
端角βが20°〜40°の範囲に設定されることが望ま
しい。これは、まず先端角αが小さすぎると、これに準
じて先端角βも小さく設定しなければならず、また逆に
先端角βが大きすぎると、これに準じて先端角αも大き
くしなければならず、結果的に切刃27が一直線に近い
形状となってしまって上述したような効果が得られなく
なってしまうからである。一方、先端角αが大きすぎる
と、切刃27の先端で上述したような押し広げ作用が生
じてドリルの案内性が損なわれてしまい、また先端角β
が小さすぎると、ドリル本体21の径方向において切刃
27のうち、上記高硬度部30上に形成される部分の占
める長さが短くなってしまって、切刃27の摩耗が必要
以上に進行してしまうおそれがあるからである。
いて実証する。この実験では、図1ないし図3に示すよ
うなドリルを製造して厚さ8mmのCFPR素材に穴径
6.350mmの貫通孔を形成してゆき、この貫通孔の出
口のバリ、拡大代、面粗度、発熱、およびドリルの耐久
性について測定した。ただし、上記先端角α,β、およ
び高硬度部30上に形成される切刃27の軸線O方向の
長さeは上記実施例の通りであり、また高硬度部30に
はダイヤモンドを主成分とする超高圧焼結体を用いた。
この結果を表1に示す。なお、ここで拡大代とは、要求
される穴径と実際に形成された穴の径との差をいうもの
であり、本実験例ではドリル径と形成された穴径との差
として示されている。また、表1においてこの拡大代が
負の値を示しているのは、被削材がCFPRであって形
成された穴が穴明け加工後に縮径する傾向があるからで
ある。
4に示すようなドリルを製造し、上記実験例と同様にC
FPR素材に穴径6.350mmの穴明け加工を施し、そ
の性能を実験例のドリルと比較した。この比較例のドリ
ルは、実験例のドリルと同様、ドリル本体の先端に超硬
合金製の切刃チップ41が設けられ、この切刃チップ4
1の先端から当該ドリル本体の軸線Oに沿って該軸線方
向基端側に向かい2条の切屑排出溝42,42が形成さ
れている。
屑排出溝42開口部のドリル回転方向後方側に連なるよ
うに先端逃げ面43が設けられており、当該ドリルの回
転中心部Cからこれら切屑排出溝42底面のドリル回転
方向を向く壁面25aと先端逃げ面43との交差稜線部
に沿って切刃チップ41の外周に達する2つの切刃4
4,44が形成されている。この切刃44のドリル外周
側には、ダイヤモンドを主成分とする超高圧焼結体より
成る高硬度部45が設けられており、また当該ドリル本
体には上記軸線方向に沿って2つの中空管路が形成され
ていて、この中空管路は上記先端逃げ面43に開口せし
められていてエアーホール46を形成している。
上記回転中心部Cから外周側に向かうに従い上記軸線方
向先端側に向かう第1の切刃部44aと、この第1の切
刃部44aに連なり、ドリル外周側に向かうに従い上記
軸線方向基端側に後退する第2の切刃部44bとから構
成されている。なお、図4に示すように上記2つの切刃
44,44の第1の切刃部44a,44aがなす先端角
γは、この比較例では90゜に設定されており、一方上
記第2の切刃部44b,44bがなす先端角δは20°
に設定されている。さらに、上記高硬度部45上に形成
される切刃44の上記軸線方向の長さfは、3mmとなる
ように設定されている。この比較例による穴明け加工の
結果を、上記実験例と併せて表1に示す。ただし、この
実験例および比較例による穴明け加工において切削条件
は、ドリル回転数が2000r.p.mであり、また軸方向
送りは30mm/minであった。
の発生も少なく、また拡大代も小さく抑えられており、
総じて良好な結果を得ることが出来た。これに対して比
較例のドリルでは、早い段階からバリが発生し、拡大代
も実験例に比較して大きかった。ここで、比較例におい
て拡大代が大きくなったのは、実験例のドリルは切刃4
4,44の第1の切刃部27a,27aがドリルの軸線
方向先端側に突出するような形状であり、このため高硬
度部30上に形成された切刃27の上記対称軸に案内さ
れつつドリル回転中心部Cの摩耗が進行するという本発
明の作用がより効果的に奏功されたのに対し、比較例の
ドリルでは、このドリル回転中心部Cよりも第1の切刃
部44aと第2の切刃部44bとの交差部分の方が軸線
方向先端側に突出しており、この部分の摩耗の方がドリ
ル回転中心部Cの摩耗よりも先に進行した結果、上記作
用が奏功され難くなったためではないかと考察される。
また、面粗度および発熱に関しては、実験例、比較例の
ドリルとも概ね良好な結果が得られた。
のドリルでは従来の超硬合金製のガンドリルやフラット
フルートドリル、あるいはローソクタイプのドリルに対
して格段に高い耐久性を得ることができたのに対し、比
較例のドリルではそれほどの耐久性を得ることはできな
かった。この比較例の折損は、ドリル先端部における摩
耗の進行によって切削動力が上昇し、これによりドリル
本体に無理な力が生じたために発生したものと思われ
る。
ドリル本体外周側に回転中心部よりも硬度の高い高硬度
部を設けることにより、この回転中心部の切刃の摩耗が
ドリル外周側の切刃の摩耗に案内されつつ進行し、これ
により両方の部位の切刃の対称軸が一致するようになる
ので、ドリル回転軸のぶれを抑えて精度の高い穴明け加
工を行うことができる。また、このような高硬度部を設
けることにより耐摩耗性が上昇して高い耐久性が得られ
るので、当該ドリルによる加工生産性の向上を図ること
ができる。このように本発明によれば、高い穴精度と良
好な生産性とを同時に満足させることができ、特に上述
したようなCFPR素材の加工に適したドリルを提供す
ることが可能となる。
を上記回転中心部から外周側に向かうに従い先端角が段
階的に小さくなる複数の切刃部によって構成することに
より、エアーホールをより切刃の先端側に形成すること
が可能となって加工時に生じる熱による被削材の材質悪
化を効果的に防ぐことができるとともに、バリの発生を
も抑制することが可能となり、より品位の高い穴形成を
行うことができる。
である。
大側面図である。
ある。
な断面である。
ある。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 軸線回りに回転されるドリル本体の外周
に、該ドリル本体の先端面に開口して上記軸線方向基端
側に向かう2条の切屑排出溝が形成されるとともに、上
記ドリル本体先端面に上記切屑排出溝の開口部のドリル
回転方向後方側にそれぞれ連なるように先端逃げ面が設
けられ、上記ドリル本体の先端には、当該ドリル本体先
端の回転中心部から上記切屑排出溝のドリル回転方向を
向く面と上記先端逃げ面との交差稜線部に沿って、上記
ドリル本体の外周に達する2つの切刃が形成されてなる
ドリルにおいて、 上記切刃が、上記回転中心部から外周側に向かうに従
い、漸次上記軸線方向基端側に後退する方向に形成され
るとともに、上記先端逃げ面には当該ドリル本体内に形
成された中空管路の一端が開口せしめられており、さら
に上記切刃のドリル本体外周側には、上記回転中心部よ
りも硬度の高い高硬度部が設けられていることを特徴と
するドリル。 - 【請求項2】 上記ドリル本体の、少なくとも上記切刃
の回転中心部が超硬合金より成り、上記高硬度部が超高
圧焼結体より成ることを特徴とする請求項1記載のドリ
ル。 - 【請求項3】 上記超高圧焼結体が、ダイヤモンドを主
成分とする超高圧焼結体であることを特徴とする請求項
2記載のドリル。 - 【請求項4】 上記2つの切刃のそれぞれが、上記回転
中心部から外周側に向かうに従い先端角が段階的に小さ
くなる複数の切刃部によって構成されていることを特徴
とする請求項1、2または3記載のドリル。 - 【請求項5】 上記2つの切刃のそれぞれが、2つの切
刃部によって構成されていることを特徴とする請求項4
記載のドリル。 - 【請求項6】 上記2つの切刃部のうち、上記回転中心
部側の切刃部の先端角が50°〜70°であり、外周側
の切刃部の先端角が20°〜40°であることを特徴と
する請求項5記載のドリル。 - 【請求項7】 上記切刃の上記高硬度部に形成される部
分の長さが2.4mm〜4.0mmであることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、または6記載のドリル。
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