JPH05176567A - 直流電動機のソフトスタート回路 - Google Patents
直流電動機のソフトスタート回路Info
- Publication number
- JPH05176567A JPH05176567A JP3005980A JP598091A JPH05176567A JP H05176567 A JPH05176567 A JP H05176567A JP 3005980 A JP3005980 A JP 3005980A JP 598091 A JP598091 A JP 598091A JP H05176567 A JPH05176567 A JP H05176567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- motor
- output
- resistor
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor And Converter Starters (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機の回転子の回転より得た位相信号の積
算値によってスイッチング電源専用ＩＣのしきい値を変
えることで電動機始動時の電圧を制御してソフトスター
トを行うことができる。 【構成】 直流電動機の回転に応じて出力される位相検
出信号をカウンタＩＣ1が積算し、この積算値に応じて
並列に接続されたトランジスタをＴr1，Ｔr2，Ｔr3，Ｔ
r4の順にＯＮする。電動機へ電圧を供給するスイッチン
グ電源ＩＣ2のしきい値入力端ＲＥＦに各トランジスタ
Ｔr1〜Ｔr4のコレクタが接続されているためスイッチン
グ電源ＩＣ2のしきい値は、始動時には低く、回転速度
があがるにつれて段階的に高くなる。
算値によってスイッチング電源専用ＩＣのしきい値を変
えることで電動機始動時の電圧を制御してソフトスター
トを行うことができる。 【構成】 直流電動機の回転に応じて出力される位相検
出信号をカウンタＩＣ1が積算し、この積算値に応じて
並列に接続されたトランジスタをＴr1，Ｔr2，Ｔr3，Ｔ
r4の順にＯＮする。電動機へ電圧を供給するスイッチン
グ電源ＩＣ2のしきい値入力端ＲＥＦに各トランジスタ
Ｔr1〜Ｔr4のコレクタが接続されているためスイッチン
グ電源ＩＣ2のしきい値は、始動時には低く、回転速度
があがるにつれて段階的に高くなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大出力の直流電動機の
ソフトスタートを行う回路に関するものである。
ソフトスタートを行う回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】直流電動機は、起動時およびロック時に
は巻線に発生する逆起電力がゼロになるため、位相制御
用トランジスタおよび巻線に大電流が流れる。そこで起
動電流がトランジスタの定格を越えてしまうような大出
力の直流電動機では、起動電流を抑えるためにマイコン
制御によって起動時の電圧，電流の制御を行い電動機を
ソフトスタートさせる必要があった。
は巻線に発生する逆起電力がゼロになるため、位相制御
用トランジスタおよび巻線に大電流が流れる。そこで起
動電流がトランジスタの定格を越えてしまうような大出
力の直流電動機では、起動電流を抑えるためにマイコン
制御によって起動時の電圧，電流の制御を行い電動機を
ソフトスタートさせる必要があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなマイコン
制御では、直流電動機を使用する機器のホストＣＰＵに
直流電動機専用のプログラムを入力する必要があり、ま
た直流電動機にかかる負荷によってもソフトスタートの
時間を変える必要があり汎用性がなかった。
制御では、直流電動機を使用する機器のホストＣＰＵに
直流電動機専用のプログラムを入力する必要があり、ま
た直流電動機にかかる負荷によってもソフトスタートの
時間を変える必要があり汎用性がなかった。
【０００４】本発明の目的は、従来の欠点を解消し、電
動機の回転子の回転より得た位相信号の積算値によって
スイッチング電源専用ＩＣのしきい値を変えることで電
動機始動時の電圧を制御してソフトスタートを行うこと
ができるソフトスタート回路を提供することである。
動機の回転子の回転より得た位相信号の積算値によって
スイッチング電源専用ＩＣのしきい値を変えることで電
動機始動時の電圧を制御してソフトスタートを行うこと
ができるソフトスタート回路を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の直流電動機のソ
フトスタート回路は、回転子の回転数を積算する回路を
設け、この積算回路の出力により電源回路の出力を制御
するものである。
フトスタート回路は、回転子の回転数を積算する回路を
設け、この積算回路の出力により電源回路の出力を制御
するものである。
【０００６】
【作用】本発明は、上記方法により簡単な制御回路で、
直流電動機起動時のソフトスタートができる。
直流電動機起動時のソフトスタートができる。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。
【０００８】図１は本発明によるソフトスタート回路を
付加した直流電動機の駆動回路のブロック図である。
付加した直流電動機の駆動回路のブロック図である。
【０００９】１はスイッチング方式の電源回路で、スイ
ッチングレギュレータ専用ＩＣを用い、設定するしきい
値によりチョークコイルとコンデンサのスイッチングを
行いその結果得られる直流電源を出力する。２はトラン
ジスタを使用した位相回路、３は直流電動機、４は位相
回路２を制御する制御回路で、位相回路２と制御回路４
により電動機の位相制御部を構成する。５はホール素子
からなる位相検出回路で、電動機の位相を検出し制御回
路４へフィードバックする。以上の構成で電動機を起動
させると、電源回路１から出力される規定の電力により
位相回路２と直流電動機３に電流が流れる。そこで、本
発明によるソフトスタート回路であるＤ／Ａ変換回路６
とカウンタ回路７を図１に示す位置に置き、起動時には
電源回路１のしきい値を設定値よりも高くして出力電圧
を低くし位相回路２と直流電動機３に流れる電流を制限
する。
ッチングレギュレータ専用ＩＣを用い、設定するしきい
値によりチョークコイルとコンデンサのスイッチングを
行いその結果得られる直流電源を出力する。２はトラン
ジスタを使用した位相回路、３は直流電動機、４は位相
回路２を制御する制御回路で、位相回路２と制御回路４
により電動機の位相制御部を構成する。５はホール素子
からなる位相検出回路で、電動機の位相を検出し制御回
路４へフィードバックする。以上の構成で電動機を起動
させると、電源回路１から出力される規定の電力により
位相回路２と直流電動機３に電流が流れる。そこで、本
発明によるソフトスタート回路であるＤ／Ａ変換回路６
とカウンタ回路７を図１に示す位置に置き、起動時には
電源回路１のしきい値を設定値よりも高くして出力電圧
を低くし位相回路２と直流電動機３に流れる電流を制限
する。
【００１０】次にこのソフトスタート回路の詳細な動作
説明を行う。図２はソフトスタート回路であるＤ／Ａ変
換回路とカウンタ回路の詳細図である。ＩＣ2はスイッ
チングレギュレータ用ＩＣで、しきい値入力(図中ＲＥ
Ｆ)のレベルによって、スイッチング電源の出力電圧を
変える。電動機始動時には可変抵抗器Ｖr1と抵抗器Ｒ9
の分圧値であるしきい値入力によって決定される出力電
圧が電動機に印加される。電動機が始動し回転子が回転
し始めると、ホール素子からなる位相検出回路がそれを
検出し、位相検出信号を発する。位相検出信号はカウン
タＩＣ1のクロック入力端子に入力されカウンタＩＣ1は
位相検出信号を積算し、その積算値によって出力Ｑ0を
出力する。カウンタＩＣ1の出力Ｑ0が発せられると、電
流制限抵抗器Ｒ1を通ってトランジスタＴr1のベースに
入り、それまで可変抵抗器Ｖr1と抵抗器Ｒ9によって決
定されていたしきい値電圧は、可変抵抗器Ｖr1と抵抗器
Ｒ9と抵抗器Ｒ5とによって決定され初期値よりも低くな
る。そのためにスイッチング電源の出力電圧は初期値よ
りも高い電圧となる。電動機に印加される電圧が高くな
るため、回転子の回転スピードは早くなる。以下同様に
してトランジスタＴr2，Ｔr3，Ｔr4が次々にＯＮ状態と
なりしきい値電圧は低くなっていく。そのため図１の電
源回路１の出力は電動機始動時には低電圧であるが、直
流電動機３の回転子の回転により段階的に高い電圧とな
り、位相回路２と直流電動機３に供給される電圧は段階
的に高電圧とすることによりソフトスタートを行う。
説明を行う。図２はソフトスタート回路であるＤ／Ａ変
換回路とカウンタ回路の詳細図である。ＩＣ2はスイッ
チングレギュレータ用ＩＣで、しきい値入力(図中ＲＥ
Ｆ)のレベルによって、スイッチング電源の出力電圧を
変える。電動機始動時には可変抵抗器Ｖr1と抵抗器Ｒ9
の分圧値であるしきい値入力によって決定される出力電
圧が電動機に印加される。電動機が始動し回転子が回転
し始めると、ホール素子からなる位相検出回路がそれを
検出し、位相検出信号を発する。位相検出信号はカウン
タＩＣ1のクロック入力端子に入力されカウンタＩＣ1は
位相検出信号を積算し、その積算値によって出力Ｑ0を
出力する。カウンタＩＣ1の出力Ｑ0が発せられると、電
流制限抵抗器Ｒ1を通ってトランジスタＴr1のベースに
入り、それまで可変抵抗器Ｖr1と抵抗器Ｒ9によって決
定されていたしきい値電圧は、可変抵抗器Ｖr1と抵抗器
Ｒ9と抵抗器Ｒ5とによって決定され初期値よりも低くな
る。そのためにスイッチング電源の出力電圧は初期値よ
りも高い電圧となる。電動機に印加される電圧が高くな
るため、回転子の回転スピードは早くなる。以下同様に
してトランジスタＴr2，Ｔr3，Ｔr4が次々にＯＮ状態と
なりしきい値電圧は低くなっていく。そのため図１の電
源回路１の出力は電動機始動時には低電圧であるが、直
流電動機３の回転子の回転により段階的に高い電圧とな
り、位相回路２と直流電動機３に供給される電圧は段階
的に高電圧とすることによりソフトスタートを行う。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、電動機の回転子の回転
によって得た位相信号の積算値によってスイッチング電
源専用ＩＣのしきい値を変えることで、マイコンによる
制御やタイマーを設けることなく電動機始動時の電圧を
制御してソフトスタートを行うことができる。このため
回路構成が簡単で低原価のソフトスタート回路の実現が
可能であり、その実用上の効果は大である。
によって得た位相信号の積算値によってスイッチング電
源専用ＩＣのしきい値を変えることで、マイコンによる
制御やタイマーを設けることなく電動機始動時の電圧を
制御してソフトスタートを行うことができる。このため
回路構成が簡単で低原価のソフトスタート回路の実現が
可能であり、その実用上の効果は大である。
【図１】本発明のソフトスタート回路を付加した直流電
動機制御システムのブロック図である。
動機制御システムのブロック図である。
【図２】本発明のソフトスタート回路の一実施例を示す
回路構成図である。
回路構成図である。
１…電源回路、 ２…位相回路、 ３…直流電動機、
４…制御回路、 ５…位相検出回路、 ６…Ｄ／Ａ変換
回路、 ７…カウンタ回路、 ＩＣ1…カウンタＩＣ、
ＩＣ2…スイッチングレギュレータ用ＩＣ、 Ｒ1〜Ｒ
4…電流制限抵抗器、Ｒ5〜Ｒ9…分圧抵抗器、 Ｔr1〜
Ｔr4…Ｄ／Ａ変換トランジスタ、 Ｖr1…しきい値可変
抵抗器。
４…制御回路、 ５…位相検出回路、 ６…Ｄ／Ａ変換
回路、 ７…カウンタ回路、 ＩＣ1…カウンタＩＣ、
ＩＣ2…スイッチングレギュレータ用ＩＣ、 Ｒ1〜Ｒ
4…電流制限抵抗器、Ｒ5〜Ｒ9…分圧抵抗器、 Ｔr1〜
Ｔr4…Ｄ／Ａ変換トランジスタ、 Ｖr1…しきい値可変
抵抗器。
Claims (1)
- 【請求項１】 直流電動機の回転子の位相を検出するホ
ール素子からなる検出回路と、該検出回路からの出力を
積算するカウンタ回路と、該カウンタ回路の出力により
電源回路のしきい値を変えて出力電源を制御するＤ／Ａ
変換回路から成ることを特徴とする直流電動機のソフト
スタート回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005980A JPH05176567A (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 直流電動機のソフトスタート回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005980A JPH05176567A (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 直流電動機のソフトスタート回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05176567A true JPH05176567A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=11625976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3005980A Pending JPH05176567A (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 直流電動機のソフトスタート回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05176567A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7710055B2 (en) * | 2007-04-27 | 2010-05-04 | Robert Alan Brannen | DC motor variable kick-start |
| JP2010171199A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 発光ダイオード駆動装置並びにそれを用いた照明器具、車室内用照明装置、車両用照明装置 |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP3005980A patent/JPH05176567A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7710055B2 (en) * | 2007-04-27 | 2010-05-04 | Robert Alan Brannen | DC motor variable kick-start |
| JP2010171199A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 発光ダイオード駆動装置並びにそれを用いた照明器具、車室内用照明装置、車両用照明装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2818327B2 (ja) | ブラシレス直流電流のモータ電流の調整方法 | |
| JP2001251888A (ja) | インバータ冷蔵庫の電流制限回路及びその制御方法 | |
| JPH09201065A (ja) | 電源回路 | |
| JP2002078377A (ja) | ブラシレスモータの制御装置 | |
| EP0108732B1 (en) | A device for controlling a reluctance motor | |
| JP5026652B2 (ja) | 位相シフト・コンデンサ付き単相非同期モータを停止する装置 | |
| JPH05176567A (ja) | 直流電動機のソフトスタート回路 | |
| JPH08172789A (ja) | ブラシレスモータのソフトスタート回路およびそれを内蔵したブラシレスモータ | |
| JPH09140185A (ja) | ブラシレスモーター駆動回路の保護装置 | |
| JP3614693B2 (ja) | 電源制御装置 | |
| JP2664442B2 (ja) | 無整流子電動機の駆動回路 | |
| JPH0552151B2 (ja) | ||
| JP2560855B2 (ja) | プラシレスモータの駆動装置 | |
| JP2671715B2 (ja) | ブラシレスモータ駆動用ｉｃとそれによる駆動回路 | |
| JP3293590B2 (ja) | 高電圧駆動ブラシレスモータ | |
| JPH0965680A (ja) | モータ制御回路 | |
| JP3473290B2 (ja) | 負荷制御装置 | |
| JP2965586B2 (ja) | 高電圧駆動ブラシレスモータ | |
| JP4423455B2 (ja) | 自励発振型電力変換器の間欠駆動装置 | |
| JPH10323078A (ja) | ブラシレスモーター運転制御装置 | |
| JP3288766B2 (ja) | モータ駆動回路 | |
| JP2560489B2 (ja) | ブラシレスモータの駆動装置 | |
| JPS63117684A (ja) | 電動機の制御装置 | |
| JP2913596B2 (ja) | ステッピングモータの制御装置 | |
| JPH08136023A (ja) | 太陽電池駆動送風装置 |