JPH05176448A - 電力系統保護装置 - Google Patents

電力系統保護装置

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JPH05176448A
JPH05176448A JP33844391A JP33844391A JPH05176448A JP H05176448 A JPH05176448 A JP H05176448A JP 33844391 A JP33844391 A JP 33844391A JP 33844391 A JP33844391 A JP 33844391A JP H05176448 A JPH05176448 A JP H05176448A
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trip
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卓 船渡
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文雄 若狭
Yasunobu Fujita
康信 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各母線に挿入された遮断器のうち事故の生じ
た母線の遮断器のみを確実にトリップさせることができ
ること。 【構成】 遮断器14と、遮断器22と、母線連絡遮断
器28と、第1母線12に地絡事故が生じたことを検出
する変流器36と、変流器36に応答して遮断器14を
トリップさせる地絡保護リレー42と、第2母線20に
地絡事故が生じたことを検出する変流器38と、変流器
38の出力信号に応答して遮断器22をトリップさせる
地絡保護リレー44と、第1母線と第2母線に地絡電流
が流れたことを検出する変流器40と、変流器40に応
答して母線連絡遮断器28をトリップさせる46と、母
線連絡遮断器28がトリップしたことを検出するトリッ
プ検出器62と、変流器36,38,40及びトリップ
検出器62の出力信号に応答して遮断器14,22,2
8の開閉を制御する論理回路48を備え、いずれかの母
線でトリップ事故が生じたときに、母線連絡遮断器28
をトリップさせたあと、地絡事故の生じた系統の遮断器
のみをトリップさせるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統保護装置に係
り、特に、複数の母線が母線連絡遮断器を介して接続さ
れた電力系統において、系統に地絡事故が発生したとき
などに系統を保護するに好適な電力系統保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電力系統においては、複数の母線を母線
連絡遮断器を介して接続し、一方の母線から他方の母線
へ電力を供給するシステムが採用されている。このよう
な構成を採用すると、一方の母線の電源が故障した場合
でも、他方の母線の電源から各母線の負荷に電力を供給
することができる。そして各母線で地絡事故などが生じ
たときには各母線毎に配置された遮断器をトリップさせ
ることによって系統を保護するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、各母線が母線連絡遮断器を介して接続されていると
きに一方の母線で地絡事故が生じると、各母線に地絡電
流が流れ、各母線の遮断器が共にトリップし健全な母線
の負荷に電力を供給することができなくなる。すなわち
一方の系統で地絡事故が生じたときでも各母線に接続さ
れた負荷に電力が供給されなくなり、停電範囲が広くな
るという不具合がある。
【0004】なお、特開昭54−15147号公報に記
載されているように、各母線に地絡電流が流れたときに
母線連絡遮断器をトリップし、その後一方の母線の遮断
器をトリップするようにすれば停電範囲を極小化するこ
とも可能である。しかし、この方法を単に採用しても、
キープリレーの作動状態によっては各母線のキープリレ
ーの接点が同時に閉じた状態となり、母線連絡遮断器が
トリップされると共に各母線の遮断器がトリップされ、
事故の生じた母線のみを確実にトリップすることができ
なくなる。
【0005】本発明の目的は、各母線中の遮断器のうち
事故の生じた母線の遮断器のみを確実にトリップさせる
ことができる電力系統保護装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、第1交流電源と第1
負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、第
2交流電源と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された
第2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力
側とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器
と、第1母線に地絡に伴う電気信号が発生したことを検
出する第1地絡検出手段と、第2母線に地絡に伴う電気
信号が発生したことを検出する第2地絡検出手段と、第
1母線と第2母線のうちいずれか一方の母線に地絡に伴
う電気信号が発生したことを検出する第3地絡検出手段
と、母線連絡遮断器がトリップしたことを検出するトリ
ップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出出力と第3地
絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第1起動信号
を出力する第1起動信号発生手段と、第2地絡検出手段
の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を
条件に第2起動信号を出力する第2起動信号発生手段
と、第1起動信号を一定時間以上入力したときに第1タ
イマ信号を出力する第1タイマと、第2起動信号を一定
時間以上入力したときに第2タイマ信号を出力する第2
タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手段の検出出
力との論理積を条件に第1トリップ信号を出力する第1
トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号とトリップ検
出手段の検出出力との論理積を条件に第2トリップ信号
を出力する第2トリップ信号発生手段と、第1トリップ
信号により第1遮断器をトリップする第1トリップ手段
と、第2トリップ信号により第2遮断器をトリップする
第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検出出力によ
り母線連絡遮断器をトリップする第3トリップ手段とを
備えている電力系統保護装置を構成したものである。
【0007】第2の装置として、交流電源に接続された
変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1
遮断器と、発電機と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入
された第2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器
の出力側とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮
断器と、第1母線に地絡に伴う電気信号が発生したこと
を検出する第1地絡検出手段と、第2母線に地絡に伴う
電気信号が発生したことを検出する第2地絡検出手段
と、第1母線と第2母線のうちいずれか一方の母線に地
絡に伴う電気信号が発生したことを検出する第3地絡検
出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたことを検出す
るトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出出力と
第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第1起
動信号を出力する第1起動信号発生手段と、第2地絡検
出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論
理積を条件に第2起動信号を出力する第2起動信号発生
手段と、第1起動信号を一定時間以上入力したときに第
1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2起動信号を
一定時間以上入力したときに第2タイマ信号を出力する
第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手段の検
出出力との論理積を条件に第1トリップ信号を出力する
第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号とトリッ
プ検出手段の検出出力との論理積を条件に第2トリップ
信号を出力する第2トリップ信号発生手段と、第1トリ
ップ信号により第1遮断器をトリップする第1トリップ
手段と、第2トリップ信号により第2遮断器をトリップ
する第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検出出力
により母線連絡遮断器をトリップする第3トリップ手段
とを備えている電力系統保護装置を構成したものであ
る。
【0008】第3の装置として、第1交流電源に接続さ
れた第1変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入さ
れた第1遮断器と、第2交流電源に接続された第2変圧
器と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断
器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結
ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母
線に地絡に伴う電気信号が発生したことを検出する第1
地絡検出手段と、第2母線に地絡に伴う電気信号が発生
したことを検出する第2地絡検出手段と、第1母線と第
2母線のうちいずれか一方の母線に地絡に伴う電気信号
が発生したことを検出する第3地絡検出手段と、母線連
絡遮断器がトリップしたことを検出するトリップ検出手
段と、第1地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段
の検出出力との論理積を条件に第1起動信号を出力する
第1起動信号発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力
と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第2
起動信号を出力する第2起動信号発生手段と、第1起動
信号を一定時間以上入力したときに第1タイマ信号を出
力する第1タイマと、第2起動信号を一定時間以上入力
したときに第2タイマ信号を出力する第2タイマと、第
1タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積
を条件に第1トリップ信号を出力する第1トリップ信号
発生手段と、第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出
出力との論理積を条件に第2トリップ信号を出力する第
2トリップ信号発生手段と、第1トリップ信号により第
1遮断器をトリップする第1トリップ手段と、第2トリ
ップ信号により第2遮断器をトリップする第2トリップ
手段と、トリップ検出手段の検出出力により母線連絡遮
断器をトリップする第3トリップ手段とを備えている電
力系統保護装置を構成したものである。
【0009】第4の装置として、第1交流電源と第1負
荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、第2
交流電源と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第
2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側
とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、
第1母線に発生する零相電流から地絡を検出する第1地
絡検出手段と、第2母線に発生する零相電流から地絡を
検出する第2地絡検出手段と、第1母線と第2母線のう
ちいずれか一方の母線に発生する零相電流から地絡を検
出する第3地絡検出手段と、母線連絡遮断器がトリップ
したことを検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出
手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理
積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信号発生手
段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段
の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を出力する
第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上
入力したときに第1タイマ信号を出力する第1タイマ
と、第2起動信号を一定時間以上入力したときに第2タ
イマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信号とト
リップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第1トリ
ップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段と、第2
タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を
条件に第2トリップ信号を出力する第2トリップ信号発
生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器をトリッ
プする第1トリップ手段と、第2トリップ信号により第
2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、トリップ
検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をトリップす
る第3トリップ手段とを備えている電力系統保護装置を
構成したものである。
【0010】第5の装置として、交流電源に接続された
変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1
遮断器と、発電機と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入
された第2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器
の出力側とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮
断器と、第1母線に発生する零相電流から地絡を検出す
る第1地絡検出手段と、第2母線に発生する零相電流か
ら地絡を検出する第2地絡検出手段と、第1母線と第2
母線のうちいずれか一方の母線に発生する零相電流から
地絡を検出する第3地絡検出手段と、母線連絡遮断器が
トリップしたことを検出するトリップ検出手段と、第1
地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力
との論理積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信
号発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡
検出手段の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を
出力する第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定
時間以上入力したときに第1タイマ信号を出力する第1
タイマと、第2起動信号を一定時間以上入力したときに
第2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信
号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第
1トリップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段
と、第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との
論理積を条件に第2トリップ信号を出力する第2トリッ
プ信号発生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器
をトリップする第1トリップ手段と、第2トリップ信号
により第2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、
トリップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をト
リップする第3トリップ手段とを備えている電力系統保
護装置を構成したものである。
【0011】第6の装置として、第1交流電源に接続さ
れた第1変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入さ
れた第1遮断器と、第2交流電源に接続された第2変圧
器と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断
器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結
ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母
線に発生する零相電流から地絡を検出する第1地絡検出
手段と、第2母線に発生する零相電流から地絡を検出す
る第2地絡検出手段と、第1母線と第2母線のうちいず
れか一方の母線に発生する零相電流から地絡を検出する
第3地絡検出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたこ
とを検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の
検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条
件に第1起動信号を出力する第1起動信号発生手段と、
第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出
出力との論理積を条件に第2起動信号を出力する第2起
動信号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上入力し
たときに第1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2
起動信号を一定時間以上入力したときに第2タイマ信号
を出力する第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検
出手段の検出出力との論理積を条件に第1トリップ信号
を出力する第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信
号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第
2トリップ信号を出力する第2トリップ信号発生手段
と、第1トリップ信号により第1遮断器をトリップする
第1トリップ手段と、第2トリップ信号により第2遮断
器をトリップする第2トリップ手段と、トリップ検出手
段の検出出力により母線連絡遮断器をトリップする第3
トリップ手段とを備えている電力系統保護装置を構成し
たものである。
【0012】第7の装置として、第1交流電源と第1負
荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、第2
交流電源と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第
2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側
とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、
第1母線に短絡事故が発生したことを検出する第1短絡
事故検出手段と、第2母線に短絡事故が発生したことを
検出する第2短絡事故検出手段と、第1母線と第2母線
のうちいずれか一方の母線に短絡事故が発生したことを
検出する第3短絡事故検出手段と、母線連絡遮断器がト
リップしたことを検出するトリップ検出手段と、第1地
絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力と
の論理積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信号
発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検
出手段の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を出
力する第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定時
間以上入力したときに第1タイマ信号を出力する第1タ
イマと、第2起動信号を一定時間以上入力したときに第
2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信号
とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第1
トリップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段と、
第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理
積を条件に第2トリップ信号を出力する第2トリップ信
号発生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器をト
リップする第1トリップ手段と、第2トリップ信号によ
り第2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、トリ
ップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をトリッ
プする第3トリップ手段とを備えている電力系統保護装
置を構成したものである。
【0013】第8の装置として、交流電源に接続された
変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1
遮断器と、発電機と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入
された第2遮断器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器
の出力側とを結ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮
断器と、第1母線に短絡事故が発生したことを検出する
第1短絡事故検出手段と、第2母線に短絡事故が発生し
たことを検出する第2短絡事故検出手段と、第1母線と
第2母線のうちいずれか一方の母線に短絡事故が発生し
たことを検出する第3短絡事故検出手段と、母線連絡遮
断器がトリップしたことを検出するトリップ検出手段
と、第1地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の
検出出力との論理積を条件に第1起動信号を出力する第
1起動信号発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と
第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第2起
動信号を出力する第2起動信号発生手段と、第1起動信
号を一定時間以上入力したときに第1タイマ信号を出力
する第1タイマと、第2起動信号を一定時間以上入力し
たときに第2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1
タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を
条件に第1トリップ信号を出力する第1トリップ信号発
生手段と、第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出
力との論理積を条件に第2トリップ信号を出力する第2
トリップ信号発生手段と、第1トリップ信号により第1
遮断器をトリップする第1トリップ手段と、第2トリッ
プ信号により第2遮断器をトリップする第2トリップ手
段と、トリップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断
器をトリップする第3トリップ手段とを備えている電力
系統保護装置を構成したものである。
【0014】第9の装置として、第1交流電源に接続さ
れた第1変圧器と第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入さ
れた第1遮断器と、第2交流電源に接続された第2変圧
器と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断
器と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結
ぶ母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母
線に短絡事故が発生したことを検出する第1短絡事故検
出手段と、第2母線に短絡事故が発生したことを検出す
る第2短絡事故検出手段と、第1母線と第2母線のうち
いずれか一方の母線に短絡事故が発生したことを検出す
る第3短絡事故検出手段と、母線連絡遮断器がトリップ
したことを検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出
手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理
積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信号発生手
段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段
の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を出力する
第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上
入力したときに第1タイマ信号を出力する第1タイマ
と、第2起動信号を一定時間以上入力したときに第2タ
イマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信号とト
リップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第1トリ
ップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段と、第2
タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を
条件に第2トリップ信号を出力する第2トリップ信号発
生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器をトリッ
プする第1トリップ手段と、第2トリップ信号により第
2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、トリップ
検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をトリップす
る第3トリップ手段とを備えている電力系統保護装置を
構成したものである。
【0015】
【作用】このように構成されることから、本発明によれ
ば、次の作用により上記目的が達成される。すなわち、
各母線が母線連絡遮断器を介して接続されているとき
に、一方の母線で地絡事故が生じると、各母線に地絡に
伴う地絡電流が流れ、第1,第2,第3地絡検出手段か
らそれぞれ地絡検出信号が出力される。これにより第1
起動信号と第2起動信号が同時に出力され第1タイマ及
び第2タイマが共に起動される。各タイマが起動したあ
と第3地絡検出手段の検出出力によって母線連絡遮断器
がトリップされる。このため、地絡事故が発生しない母
線に設けられた地絡検出手段は検出出力の発生が停止さ
れる。例えば、第1母線で地絡事故が発生したときには
第2地絡検出手段の検出出力の発生が停止されると共
に、第2起動信号の発生が停止され、第2タイマの起動
が停止されることになる。一方、第1タイマの起動は継
続され、第1起動信号の発生が一定時間継続されて第1
タイマから第1タイマ信号が出力されると共に、トリッ
プ検出手段によって母線連絡遮断器がトリップしたこと
が検出されると、第1トリップ信号発生手段から第1ト
リップ信号が出力され、第1母線側の第1遮断器がトリ
ップされる。すなわち地絡事故の生じた母線の第1遮断
器のみがトリップされることになる。また第2母線で地
絡事故が生じたときには、母線連絡遮断器が開かれると
共に第1遮断器をトリップするための第2起動信号の発
生が停止されるため、第2母線の遮断器のみがトリップ
されることになる。また各母線で短絡事故が生じたとき
にも、同様な作用によって一方の遮断器のみをトリップ
させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、Δ−Y接続された変圧器10の
一次側は、第1交流電源を構成する変電所に接続され、
二次側は第1母線12に接続されている。第1母線12
中には第1遮断器14が挿入されており、遮断器14は
第1母線12を介して第1負荷16に接続されている。
一方発電機18は第2交流電源として設けられており、
この発電機18の出力側には第2母線20が接続されて
いる。そして第2母線20中には第2遮断器22が挿入
されており、遮断器22は第2母線20を介して第2負
荷24に接続されている。遮断器14の出力側と遮断器
22の出力側には母線連絡線26が配線されており、こ
の母線連絡線26中には母線連絡遮断器28が挿入され
ている。
【0017】変圧器10と発電機18にはそれぞれ中性
線30,32が設けられており、各中性線30,32が
中性線34を介して接地されている。そして中性線30
には変流器36が、中性線32には変流器38が、中性
線34には変流器40がそれぞれ設けられている。変流
器36の出力側は地絡保護リレー42に接続され、変流
器38の出力側は地絡保護リレー44に接続され、変流
器40の出力側は地絡保護リレー46にそれぞれ接続さ
れている。
【0018】地絡保護リレー42は、図2に示されるよ
うに検出部42Aとトリップ駆動部42Bを備え、地絡
保護リレー44は検出部44A、トリップ駆動部44B
を備え、地絡保護リレー46は検出部46A、トリップ
駆動部46Bを備えて構成されており、各検出部42
A,44A,46Bと各トリップ駆動部42B,44
B,46Bとの間に論理回路48が設けられている。検
出部42Aは変流器36によって中性線36に流れる零
相電流が設定レベルを超えたときにトリップ検出信号を
発生するようになっており、検出部44Aは変流器38
によって中性線32に流れる零相電流が設定レベルを超
えたときに地絡検出信号を出力するようになっている。
また検出部46Aは変流器40によって中性線34に流
れる零相電流が設定レベルを超えたときに地絡検出信号
を出力するようになっている。すなわち、変流器36、
検出部42Aは第1地絡検出手段を、変流器38と検出
部44Aは第2地絡検出手段を、変流器40と検出部4
6Aは第3地絡検出手段を構成するようになっている。
【0019】論理回路48はANDゲート50、第1タ
イマ52、ANDゲート54、ANDゲート56、第2
タイマ58、ANDゲート60を備えて構成されてい
る。ANDゲート50は検出部46Aと検出部42Aの
検出出力の論理積を条件に第1起動信号を発生する第1
起動信号発生手段として構成されている。第1タイマ5
2は第1起動信号の入力が一定時間継続されたときに第
1タイマ信号を発生するようになっている。一方AND
ゲート56は検出部46Aと検出部44Aの検出信号の
論理積を条件に第2起動信号を発生する第2起動発生手
段として構成されている。第2タイマ58は第2起動信
号の入力が一定時間以上継続されたときに第2タイマ信
号を発生するようになっている。ANDゲート54は第
1タイマ52からの第1タイマ信号と母線連絡遮断器2
8がトリップされたことを検出するトリップ検出器62
の検出出力との論理積を条件に、第1トリップ信号を発
生する第1トリップ信号発生手段として構成されてい
る。またANDゲート60は第2タイマ信号とトリップ
検出器62の検出信号との論理積を条件に第2トリップ
信号を発生する第2トリップ信号発生手段を構成するよ
うになっている。そして第1トリップ信号はトリップ駆
動部42Bに入力され、第2トリップ信号はトリップ駆
動部44Bに入力される。トリップ駆動部42Bは第1
トリップ信号によって第1遮断器14をトリップする第
1トリップ手段として構成されており、トリップ駆動部
44Bは第2トリップ信号により第2遮断器22をトリ
ップする第2トリップ手段として構成されている。更に
トリップ駆動部46Bは検出部46Aの検出出力に応答
として母線連絡遮断器28をトリップする第3トリップ
手段として構成されている。なお、第1タイマ52及び
第2タイマ58のタイマ時間は各検出部42A,44
A,46Aから検出信号が発生したあとトリップ検出器
62から検出信号が発生される時間以上に設定されてい
る。
【0020】次に本発明に係る実施例の作用を図3のタ
イムチャートに従って説明する。遮断器14,22,2
6が共に閉じた状態にあって各負荷16,24に電力が
供給されているときに、第1負荷16の系統で地絡事故
が生じると、各中性線30,32,34に地絡事故に伴
う地絡電流が流れる。そしてこの地絡電流が各変流器3
6,38,40によって検出されると各検出部42A,
44A,46Aからそれぞれ検出信号が出力される。こ
れによりANDゲート50からは第1起動信号が出力さ
れ、ANDゲート56からは第2起動信号が出力され
る。そして第1タイマ52と第2タイマ58が同時に起
動される。第1タイマ52及び第2タイマ58によって
各起動信号の計時が行なわれているときに、検出部46
Aからの検出信号がトリップ駆動部46Bに入力され母
線連絡遮断器28がトリップされる。これにより中性線
32に流れる地絡電流が零となり、検出部44Aの出力
信号のレベルがハイレベルからローレベルに反転する。
この結果第2起動信号の出力が停止されると共に第2タ
イマ58の起動が停止される。
【0021】一方、ANDゲート50の出力はハイレベ
ルの状態に維持されており、第1タイマ52の計時は継
続されている。そして第1タイマ52によって、第1起
動信号の入力が一定時間以上継続したことが計時される
と、第1タイマ52から第1タイマ信号が出力される。
このとき、母線連絡遮断器28は既にトリップされてい
るので、トリップ検出器62からはハイレベルの信号が
出力され、ANDゲート54からは第1トリップ信号が
出力される。これによりトリップ駆動部42Bによって
第1遮断器14がトリップされることになる。
【0022】このように、本実施例によれば、第1母線
12の系統で地絡事故が生じたときには、母線連絡遮断
器28をトリップしたあと第1遮断器14をトリップさ
せるようにしたため、地絡事故の生じた系統のみを電源
から遮断することができ、健全な系統には継続して電力
を供給することができ、停電範囲を第1負荷16のみに
限定することができる。このため第1母線12と第2母
線20とが母線連絡遮断器28を介して接続されている
系統でも地絡事故に伴う停電範囲を極小化することがで
きる。
【0023】また、前記実施例において、第2母線の負
荷側の系統で地絡事故が生じたときには、母線連絡遮断
器28がトリップされたあと第2遮断器22がトリップ
され、第1遮断器14が閉じた状態に保持されるため、
停電範囲を第2負荷24のみに限定することができる。
【0024】また前記実施例においては、第2母線を発
電機18に接続したものについて述べたが、図4に示さ
れるように、第2母線20をΔ−Y接続された変圧器6
4に接続し、変圧器64を変電所などに接続した電力系
統においても、前記実施例と同様に地絡事故に伴う停電
範囲の極小化を計ることができる。
【0025】また前記実施例においては、電力系統で地
絡事故が発生したときに、この地絡事故から系統を保護
することについて述べたが、各電力系統に短絡事故を検
出する短絡事故検出器を設け、この検出器の出力信号を
論理回路48に接続する構成としても、前記実施例と同
様に、短絡事故から系統を保護することができると共
に、短絡事故から停電となる範囲を一定の範囲に限定す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の母線を母線連絡遮断器を介して接続した電力系統
において、一方の母線で事故が発生したときに、母線連
絡遮断器をトリップさせたあと、事故の生じた系統の遮
断器のみをトリップさせるようにしたため、停電範囲を
事故の生じた系統のみに限定することができ、停電範囲
の極小化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】論理回路の具体的構成図である。
【図3】図1及び図2に示す装置の作用を説明するため
のタイムチャートである。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
【符号の説明】
10 変圧器 12 第1母線 14 第1遮断器 16 第1負荷 18 発電機 20 第2母線 22 第2遮断器 24 第2負荷 28 母線連絡遮断器 30,32,34 中性線 36,38,40 変流器 42,44,46 地絡保護リレー 48 論理回路 62 トリップ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 美保 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1交流電源と第1負荷とを結ぶ第1母
    線中に挿入された第1遮断器と、第2交流電源と第2負
    荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1
    遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡
    線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に地絡に
    伴う電気信号が発生したことを検出する第1地絡検出手
    段と、第2母線に地絡に伴う電気信号が発生したことを
    検出する第2地絡検出手段と、第1母線と第2母線のう
    ちいずれか一方の母線に地絡に伴う電気信号が発生した
    ことを検出する第3地絡検出手段と、母線連絡遮断器が
    トリップしたことを検出するトリップ検出手段と、第1
    地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力
    との論理積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信
    号発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡
    検出手段の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を
    出力する第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定
    時間以上入力したときに第1タイマ信号を出力する第1
    タイマと、第2起動信号を一定時間以上入力したときに
    第2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信
    号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第
    1トリップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段
    と、第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との
    論理積を条件に第2トリップ信号を出力する第2トリッ
    プ信号発生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器
    をトリップする第1トリップ手段と、第2トリップ信号
    により第2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、
    トリップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をト
    リップする第3トリップ手段とを備えている電力系統保
    護装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に接続された変圧器と第1負荷
    とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、発電機
    と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器
    と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ
    母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線
    に地絡に伴う電気信号が発生したことを検出する第1地
    絡検出手段と、第2母線に地絡に伴う電気信号が発生し
    たことを検出する第2地絡検出手段と、第1母線と第2
    母線のうちいずれか一方の母線に地絡に伴う電気信号が
    発生したことを検出する第3地絡検出手段と、母線連絡
    遮断器がトリップしたことを検出するトリップ検出手段
    と、第1地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の
    検出出力との論理積を条件に第1起動信号を出力する第
    1起動信号発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と
    第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第2起
    動信号を出力する第2起動信号発生手段と、第1起動信
    号を一定時間以上入力したときに第1タイマ信号を出力
    する第1タイマと、第2起動信号を一定時間以上入力し
    たときに第2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1
    タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を
    条件に第1トリップ信号を出力する第1トリップ信号発
    生手段と、第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出
    力との論理積を条件に第2トリップ信号を出力する第2
    トリップ信号発生手段と、第1トリップ信号により第1
    遮断器をトリップする第1トリップ手段と、第2トリッ
    プ信号により第2遮断器をトリップする第2トリップ手
    段と、トリップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断
    器をトリップする第3トリップ手段とを備えている電力
    系統保護装置。
  3. 【請求項3】 第1交流電源に接続された第1変圧器と
    第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器
    と、第2交流電源に接続された第2変圧器と第2負荷と
    を結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1遮断
    器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡線中
    に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に地絡に伴う
    電気信号が発生したことを検出する第1地絡検出手段
    と、第2母線に地絡に伴う電気信号が発生したことを検
    出する第2地絡検出手段と、第1母線と第2母線のうち
    いずれか一方の母線に地絡に伴う電気信号が発生したこ
    とを検出する第3地絡検出手段と、母線連絡遮断器がト
    リップしたことを検出するトリップ検出手段と、第1地
    絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力と
    の論理積を条件に第1起動信号を出力する第1起動信号
    発生手段と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検
    出手段の検出出力との論理積を条件に第2起動信号を出
    力する第2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定時
    間以上入力したときに第1タイマ信号を出力する第1タ
    イマと、第2起動信号を一定時間以上入力したときに第
    2タイマ信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信号
    とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第1
    トリップ信号を出力する第1トリップ信号発生手段と、
    第2タイマ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理
    積を条件に第2トリップ信号を出力する第2トリップ信
    号発生手段と、第1トリップ信号により第1遮断器をト
    リップする第1トリップ手段と、第2トリップ信号によ
    り第2遮断器をトリップする第2トリップ手段と、トリ
    ップ検出手段の検出出力により母線連絡遮断器をトリッ
    プする第3トリップ手段とを備えている電力系統保護装
    置。
  4. 【請求項4】 第1交流電源と第1負荷とを結ぶ第1母
    線中に挿入された第1遮断器と、第2交流電源と第2負
    荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1
    遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡
    線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に発生す
    る零相電流から地絡を検出する第1地絡検出手段と、第
    2母線に発生する零相電流から地絡を検出する第2地絡
    検出手段と、第1母線と第2母線のうちいずれか一方の
    母線に発生する零相電流から地絡を検出する第3地絡検
    出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたことを検出す
    るトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出出力と
    第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第1起
    動信号を出力する第1起動信号発生手段と、第2地絡検
    出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論
    理積を条件に第2起動信号を出力する第2起動信号発生
    手段と、第1起動信号を一定時間以上入力したときに第
    1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2起動信号を
    一定時間以上入力したときに第2タイマ信号を出力する
    第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手段の検
    出出力との論理積を条件に第1トリップ信号を出力する
    第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号とトリッ
    プ検出手段の検出出力との論理積を条件に第2トリップ
    信号を出力する第2トリップ信号発生手段と、第1トリ
    ップ信号により第1遮断器をトリップする第1トリップ
    手段と、第2トリップ信号により第2遮断器をトリップ
    する第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検出出力
    により母線連絡遮断器をトリップする第3トリップ手段
    とを備えている電力系統保護装置。
  5. 【請求項5】 交流電源に接続された変圧器と第1負荷
    とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、発電機
    と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器
    と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ
    母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線
    に発生する零相電流から地絡を検出する第1地絡検出手
    段と、第2母線に発生する零相電流から地絡を検出する
    第2地絡検出手段と、第1母線と第2母線のうちいずれ
    か一方の母線に発生する零相電流から地絡を検出する第
    3地絡検出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたこと
    を検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の検
    出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件
    に第1起動信号を出力する第1起動信号発生手段と、第
    2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出
    力との論理積を条件に第2起動信号を出力する第2起動
    信号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上入力した
    ときに第1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2起
    動信号を一定時間以上入力したときに第2タイマ信号を
    出力する第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出
    手段の検出出力との論理積を条件に第1トリップ信号を
    出力する第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号
    とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第2
    トリップ信号を出力する第2トリップ信号発生手段と、
    第1トリップ信号により第1遮断器をトリップする第1
    トリップ手段と、第2トリップ信号により第2遮断器を
    トリップする第2トリップ手段と、トリップ検出手段の
    検出出力により母線連絡遮断器をトリップする第3トリ
    ップ手段とを備えている電力系統保護装置。
  6. 【請求項6】 第1交流電源に接続された第1変圧器と
    第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器
    と、第2交流電源に接続された第2変圧器と第2負荷と
    を結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1遮断
    器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡線中
    に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に発生する零
    相電流から地絡を検出する第1地絡検出手段と、第2母
    線に発生する零相電流から地絡を検出する第2地絡検出
    手段と、第1母線と第2母線のうちいずれか一方の母線
    に発生する零相電流から地絡を検出する第3地絡検出手
    段と、母線連絡遮断器がトリップしたことを検出するト
    リップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出出力と第3
    地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第1起動信
    号を出力する第1起動信号発生手段と、第2地絡検出手
    段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積
    を条件に第2起動信号を出力する第2起動信号発生手段
    と、第1起動信号を一定時間以上入力したときに第1タ
    イマ信号を出力する第1タイマと、第2起動信号を一定
    時間以上入力したときに第2タイマ信号を出力する第2
    タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手段の検出出
    力との論理積を条件に第1トリップ信号を出力する第1
    トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号とトリップ検
    出手段の検出出力との論理積を条件に第2トリップ信号
    を出力する第2トリップ信号発生手段と、第1トリップ
    信号により第1遮断器をトリップする第1トリップ手段
    と、第2トリップ信号により第2遮断器をトリップする
    第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検出出力によ
    り母線連絡遮断器をトリップする第3トリップ手段とを
    備えている電力系統保護装置。
  7. 【請求項7】 第1交流電源と第1負荷とを結ぶ第1母
    線中に挿入された第1遮断器と、第2交流電源と第2負
    荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1
    遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡
    線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に短絡事
    故が発生したことを検出する第1短絡事故検出手段と、
    第2母線に短絡事故が発生したことを検出する第2短絡
    事故検出手段と、第1母線と第2母線のうちいずれか一
    方の母線に短絡事故が発生したことを検出する第3短絡
    事故検出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたことを
    検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出
    出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に
    第1起動信号を出力する第1起動信号発生手段と、第2
    地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力
    との論理積を条件に第2起動信号を出力する第2起動信
    号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上入力したと
    きに第1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2起動
    信号を一定時間以上入力したときに第2タイマ信号を出
    力する第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手
    段の検出出力との論理積を条件に第1トリップ信号を出
    力する第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号と
    トリップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第2ト
    リップ信号を出力する第2トリップ信号発生手段と、第
    1トリップ信号により第1遮断器をトリップする第1ト
    リップ手段と、第2トリップ信号により第2遮断器をト
    リップする第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検
    出出力により母線連絡遮断器をトリップする第3トリッ
    プ手段とを備えている電力系統保護装置。
  8. 【請求項8】 交流電源に接続された変圧器と第1負荷
    とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器と、発電機
    と第2負荷とを結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器
    と、第1遮断器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ
    母線連絡線中に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線
    に短絡事故が発生したことを検出する第1短絡事故検出
    手段と、第2母線に短絡事故が発生したことを検出する
    第2短絡事故検出手段と、第1母線と第2母線のうちい
    ずれか一方の母線に短絡事故が発生したことを検出する
    第3短絡事故検出手段と、母線連絡遮断器がトリップし
    たことを検出するトリップ検出手段と、第1地絡検出手
    段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との論理積
    を条件に第1起動信号を出力する第1起動信号発生手段
    と、第2地絡検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の
    検出出力との論理積を条件に第2起動信号を出力する第
    2起動信号発生手段と、第1起動信号を一定時間以上入
    力したときに第1タイマ信号を出力する第1タイマと、
    第2起動信号を一定時間以上入力したときに第2タイマ
    信号を出力する第2タイマと、第1タイマ信号とトリッ
    プ検出手段の検出出力との論理積を条件に第1トリップ
    信号を出力する第1トリップ信号発生手段と、第2タイ
    マ信号とトリップ検出手段の検出出力との論理積を条件
    に第2トリップ信号を出力する第2トリップ信号発生手
    段と、第1トリップ信号により第1遮断器をトリップす
    る第1トリップ手段と、第2トリップ信号により第2遮
    断器をトリップする第2トリップ手段と、トリップ検出
    手段の検出出力により母線連絡遮断器をトリップする第
    3トリップ手段とを備えている電力系統保護装置。
  9. 【請求項9】 第1交流電源に接続された第1変圧器と
    第1負荷とを結ぶ第1母線中に挿入された第1遮断器
    と、第2交流電源に接続された第2変圧器と第2負荷と
    を結ぶ第2母線中に挿入された第2遮断器と、第1遮断
    器の出力側と第2遮断器の出力側とを結ぶ母線連絡線中
    に挿入された母線連絡遮断器と、第1母線に短絡事故が
    発生したことを検出する第1短絡事故検出手段と、第2
    母線に短絡事故が発生したことを検出する第2短絡事故
    検出手段と、第1母線と第2母線のうちいずれか一方の
    母線に短絡事故が発生したことを検出する第3短絡事故
    検出手段と、母線連絡遮断器がトリップしたことを検出
    するトリップ検出手段と、第1地絡検出手段の検出出力
    と第3地絡検出手段の検出出力との論理積を条件に第1
    起動信号を出力する第1起動信号発生手段と、第2地絡
    検出手段の検出出力と第3地絡検出手段の検出出力との
    論理積を条件に第2起動信号を出力する第2起動信号発
    生手段と、第1起動信号を一定時間以上入力したときに
    第1タイマ信号を出力する第1タイマと、第2起動信号
    を一定時間以上入力したときに第2タイマ信号を出力す
    る第2タイマと、第1タイマ信号とトリップ検出手段の
    検出出力との論理積を条件に第1トリップ信号を出力す
    る第1トリップ信号発生手段と、第2タイマ信号とトリ
    ップ検出手段の検出出力との論理積を条件に第2トリッ
    プ信号を出力する第2トリップ信号発生手段と、第1ト
    リップ信号により第1遮断器をトリップする第1トリッ
    プ手段と、第2トリップ信号により第2遮断器をトリッ
    プする第2トリップ手段と、トリップ検出手段の検出出
    力により母線連絡遮断器をトリップする第3トリップ手
    段とを備えている電力系統保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010051041A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Fuji Electric Systems Co Ltd 電気推進システムの保護方法
JP2011061903A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Toshiba Corp 受変電設備の地絡保護システム
JP2011195049A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fuji Electric Co Ltd 電気推進システムの保護方式

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