JPH0517634Y2 - - Google Patents

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JPH0517634Y2
JPH0517634Y2 JP1985039800U JP3980085U JPH0517634Y2 JP H0517634 Y2 JPH0517634 Y2 JP H0517634Y2 JP 1985039800 U JP1985039800 U JP 1985039800U JP 3980085 U JP3980085 U JP 3980085U JP H0517634 Y2 JPH0517634 Y2 JP H0517634Y2
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capacitor
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は機関のシリンダ内圧力、すなわち指圧
線図の計測に用いて好適な圧電型指圧計に関する
ものである。
〔従来の技術〕 一般に、機関のシリンダ内圧力を計測する指圧
計には、機械式、圧力平衡式および電気式等があ
るが、その中でも小型で感度および応答性に優れ
た圧電型の指圧計が主として用いられている。
ところで、このような圧電型の指圧計は、受圧
力の変化に応じて電荷を発生する圧電素子を備え
ており、この電荷を利用して受圧力を測定するよ
うにしている。しかし、一般に圧電素子の発生す
る電荷は極めて少なく、このため圧電素子の発生
する電荷を電圧に変換して外部に増幅して引き出
すためのアンプ回路を用いている。このアンプ回
路は通常耐熱樹脂等で固められ、指圧計に一体的
に組み込まれている。
第3図はこのアンプ回路を有する指圧計の概略
回路図である。図において1は指圧計に内蔵され
る圧電素子であり、2はこの圧電素子1の発生す
る電荷を入力とするアンプ回路である。このアン
プ回路2は主構成回路素子として、超高抵抗3と
コンデンサ4とFET5とを有しており、このア
ンプ回路2に抵抗ROおよびコンデンサCOを介し
て出力端子6aを接続し、この出力端子6aおよ
び接地出力端子6bを用いて、圧電素子1の発生
する電荷に応じた出力電圧を得るようにしてい
る。尚、FET5は抵抗ROを介して定電流が流れ
込むようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなアンプ回路内蔵型の
指圧計によると、アンプ回路2を構成する各回路
素子の各々を配線でつなぎ、半田付けにより接続
している為、半田付接続部の信頼性に乏しいとい
う問題があつた。また、このようなアンプ回路2
を指圧計に一体的に組み込むため、指圧計全体の
大きさが大きくなつてしまうという問題もあつ
た。さらに、指圧計のコンパクト化を図るため
に、上記回路素子として例えばチツプ部品等の様
な小さな部品を使用したとしても、半田付けある
いは組み立て等の作業の効率が非常に悪くなり、
生産効率がダウンしてしまうものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような点に鑑みてなされたもの
で、インシユレータの上面および下面にコンデン
サ用電極を付着し当該インシユレータを誘電体と
してコンデンサ、およびインシユレータの上面お
よび下面に抵抗用電極を付着し当該インシユレー
タをコアとして抵抗器の少なくとも一方をインシ
ユレータに作り込むようにしたものである。
〔作用〕
したがつて本考案の圧電型指圧計によると、さ
らに、薄膜技術を活用することにより、インシユ
レータにコンデンサおよび抵抗器に加えてFET
を作り込むようにすれば、抵抗器、コンデンサ、
FETからなるアンプ回路全体を、半田付け作業
を行うことなく、インシユレータに同時に作り込
むことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る圧電型指圧計を詳細に説明
する。第2図はこの圧電型指圧計の一実施例を示
す側断面図である。図において、7はステンレス
等の金属材よりなる筒状のスリーブで、このスリ
ーブ7の内底面7aにはアルミニウム等より形成
されると共に該材質の線膨張率を利用して指圧計
の温度補正をなす温度補正用マス8が載置されて
おり、この温度補正用マス8の上面には受圧力の
変化に応じて電荷を発生する圧電素子9,9が配
置されている。そして、この圧電素子9,9の下
端部側に断面L字状の下部電極10,10が密着
固定されており、その上端部側にも同様に断面L
字状の上部電極11,11が密着固定されてい
る。そして、圧電素子9,9の上部電極11,1
1同志を互いに密着させ、この上部電極11,1
1の上面に圧電素子9,9の発生する電荷を出力
として取り出す平板状のターミナル12が密接固
定されている。このターミナル12の中央部には
絶縁被覆されたリード線13の一端が接続されて
おり、このリード線13の他端はスリーブ7の上
面開口より嵌挿されたブツシユ部材14の貫通孔
14aを通して該指圧計の外部に導出されてい
る。ブツシユ部材14はステンレス等の金属材よ
りなり、このブツシユ部材14の底面14bとこ
の底面14bに対向するターミナル12の上面1
2aとの間には、水晶あるいはセラミツク等より
なるリング状のインシユレータ15が密閉して設
けられている。また、スリーブ7の上面開口縁周
部にはフランジ7aが一体に形成されており、こ
のフランジ7aに係合する内段部16aを内周壁
面に有する外筒ケース16が図示A方向に所定圧
力でもつて押圧されつつ、すなわち内段部16a
でフランジ7aを所定圧力でもつて押圧しつつ、
外筒ケース16の上面開口部16bがブツシユ部
材14の外周壁面にシーム溶接されている。この
外筒ケース16はステンレス等の金属材よりな
り、その下端部には前記ブツシユ部材14とのシ
ーム溶接の前、すなわち外筒ケース16単体にお
いて、あるいは前記ブツシユ部材14とのシーム
溶接の後において、ダイヤフラム17が所定圧力
でもつて押圧されつつ溶着されている。尚、ダイ
ヤフラム17はステンレス等の金属材により覆わ
れている。
ところで、ブツシユ部材14の底面14bとタ
ーミナル12の上面12aとの間に介在されたイ
ンシユレータ15は、圧電素子9の発生する電荷
をブツシユ部材14側にリークさせないようにす
るために設けられており、第1図aに示す如くそ
の中央部にリード線13を挿通する貫通孔15a
を有している。そして、このインシユレータ15
の上面および下面には第1図dに示す如く対向し
てコンデンサ皮膜コンデンサ用電極15b、例え
ば銀等が付着されており、該インシユレータの材
質である水晶あるいはセラミツク等を誘電体とす
るコンデンサが作り込まれている。したがつて、
このコンデンサが第3図におけるアンプ回路2の
コンデンサ4の働きをなし、アンプ回路2にコン
デンサチツプを設ける必要はない。また、インシ
ユレータ15の両面に第1図b,eの如く抵抗皮
膜(抵抗用電極)15c、例えば炭素皮膜、Ni
−Cr合金、金属酸化物等を付着させれば、イン
シユレータ15の材質がコアとなり容易に抵抗器
となる。すなわち、この抵抗器がアンプ回路2の
抵抗3の働きをなし、抵抗チツプを設ける必要が
なくなる。また、第1図c,fの如くコンデンサ
皮膜15b、抵抗皮膜15cを同時に付着させる
ようにすれば、このインシユレータ15にコンデ
ンサおよび抵抗の両機能をもたせることができ
る。さらに、薄膜技術を最大限活用すれば、イン
シユレータ15にFETを作り込むようにするこ
とができ、抵抗3、コンデンサ4、FET5から
なるアンプ回路2全体をインシユレータ15に同
時に作り込むことも可能となる。このようにする
ことによつて、アンプ回路2における半田付け作
業が不要となり、信頼性が大幅に向上する。ま
た、従来のようにアンプ回路2を耐熱樹脂等で固
めて指圧計に一体に組み込む必要はなく、部品点
数、作業工数が大幅に省略されるばかりでなく、
指圧計全体をコンパクトにすることができる。
また、第1図c,fに示した実施例で代表して
言えば、インシユレータ15の上面に付着された
コンデンサ皮膜15bおよび抵抗用電極15c
が、ブツシユ部材14に当接し、インシユレータ
15の下面に付着されたコンデンサ用電極15b
および抵抗用電極15cが、ターミナル12に当
接するものとなり、インシユレータ15にFET
を作り込むものとした場合、圧電素子9とアンプ
回路2とがリード線を用いることなく接続される
ものとなる。
尚、本実施例においては、アンプ回路2の回路
素子のみをインシユレータ15に作り込むように
したが、アンプ回路2に限ることはなく、他の外
部回路の回路素子をも作り込むようにしてもよい
ことは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による圧電型指圧計
によると、インシユレータの上面および下面にコ
ンデンサ用電極を付着し当該インシユレータを誘
電体としてコンデンサ、およびインシユレータの
上面および下面に抵抗用電極を付着し当該インシ
ユレータをコアとして抵抗器の少なくとも一方を
インシユレータに作り込むようにしたので、半田
付け作業を行うことなく、インシユレータにアン
プ回路機能を持たせることが可能となり、信頼性
および作業効率を大幅に向上させることができ、
指圧計全体をコンパクトにすることも可能とな
る。
また、本願考案によれば、コンデンサと抵抗器
との両方をインシユレータに作り込んだ例で代表
して言えば、インシユレータの上面に付着された
コンデンサ用電極および抵抗用電極が、金属材よ
りなるブツシユ部材に当接し、インシユレータの
下面に付着されたコンデンサ用電極および抵抗用
電極が、圧電素子の発生する電荷を取り出すター
ミナル部に当接するものとなり、圧電素子と上述
したアンプ回路機能とをリード線を用いることな
く接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cおよびd,e,fは本考案に
係る圧電型指圧計に用いるインシユレータに作り
込む回路素子の付着状態を示す平面図および側面
図、第2図はこの指圧計の一実施例を示す側断面
図、第3図はアンプ回路を有する指圧計の概略回
路図である。 2……アンプ回路、9……圧電素子、12……
ターミナル、14……ブツシユ部材、15……イ
ンシユレータ、15b……コンデンサ皮膜、15
c……抵抗皮膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 圧電素子の発生する電荷を出力として取り出す
    ターミナル部と、 このターミナル部に対向して装着される金属材
    よりなるブツシユ部材と、 このブツシユ部材と前記ターミナル部との間の
    絶縁を確保するインシユレータと を具備してなる圧電型指圧計において、 前記インシユレータの上面および下面にコンデ
    ンサ用電極を付着し当該インシユレータを誘電体
    としてコンデンサ、および前記インシユレータの
    上面および下面に抵抗用電極を付着し当該インシ
    ユレータをコアとして抵抗器の少なくとも一方が
    前記インシユレータに作り込まれている事を特徴
    とする圧電型指圧計。
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