JPH05175891A - 無線通信方式 - Google Patents
無線通信方式Info
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- JPH05175891A JPH05175891A JP3353951A JP35395191A JPH05175891A JP H05175891 A JPH05175891 A JP H05175891A JP 3353951 A JP3353951 A JP 3353951A JP 35395191 A JP35395191 A JP 35395191A JP H05175891 A JPH05175891 A JP H05175891A
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Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構内無線システムにおけるサービスエリア内の
地上構造物または地中の地形の影響による移動局からの
送信または受信のいずれか一方の通信の不具合を経済的
に改善する。 【構成】地上空間電波を利用する構内無線システムにお
いて、基地局無線装置15に接続された給電用同軸ケー
ブル1−2にそれぞれ所定の間隔で接続された複数の双
方向中継器7の上り回線用受信アンテナ6を中心とする
上り回線用UHF帯ゾーン8と、中ゾーン8の領域を複
数の下り回線用VHF帯小ゾーン4に分割するために基
地局15から展張された同軸ケーブル1−1,1−3の
それぞれ所定の間隔で挿入され下り回線用送信アンテナ
3を備えた複数の中継器2とによって構成した。
地上構造物または地中の地形の影響による移動局からの
送信または受信のいずれか一方の通信の不具合を経済的
に改善する。 【構成】地上空間電波を利用する構内無線システムにお
いて、基地局無線装置15に接続された給電用同軸ケー
ブル1−2にそれぞれ所定の間隔で接続された複数の双
方向中継器7の上り回線用受信アンテナ6を中心とする
上り回線用UHF帯ゾーン8と、中ゾーン8の領域を複
数の下り回線用VHF帯小ゾーン4に分割するために基
地局15から展張された同軸ケーブル1−1,1−3の
それぞれ所定の間隔で挿入され下り回線用送信アンテナ
3を備えた複数の中継器2とによって構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内ページングシステ
ムに用いられる無線通信方式に関するものであり、特
に、基地局と移動局、または基地局を介して複数の移動
局が小電力または微弱電波を利用して互いに通信を行う
無線通信方式に関するものである。
ムに用いられる無線通信方式に関するものであり、特
に、基地局と移動局、または基地局を介して複数の移動
局が小電力または微弱電波を利用して互いに通信を行う
無線通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】構内ページングシステムは、製鉄所,石
油化学コンビナートあるいはトンネルや坑道内など、特
定の敷地内で多数の作業者の連絡,作業管理などに利用
される構内無線システムであり、作業者が携帯する移動
無線機,フォークリフト,車輛等の移動体に搭載された
移動無線機を備えた多数の移動局が基地局を介して互い
に通信を行うために設置されるシステムである。
油化学コンビナートあるいはトンネルや坑道内など、特
定の敷地内で多数の作業者の連絡,作業管理などに利用
される構内無線システムであり、作業者が携帯する移動
無線機,フォークリフト,車輛等の移動体に搭載された
移動無線機を備えた多数の移動局が基地局を介して互い
に通信を行うために設置されるシステムである。
【0003】このような構内無線システムは、使用する
周波数帯域,送信出力などの技術的条件によって次の2
通りに大別される。その一つは、400MHz帯で送信
出力が10mW以下の小電力と呼ばれる方式であり、他
の一つは322MHz以下で送信出力の小さい微弱電波
と呼ばれる方式である。そのいずれの方式も基地局の無
線装置にケーブルで接続され分散配置された複数の中継
器アンテナを中心にそれぞれ形成される小さいサービス
エリア(電波の有効領域)が互いに一部重複して総合サ
ービスエリアが形成され、その総合サービスエリア内の
移動局が基地局を介して相互に通信できるようにシステ
ム構成される。この場合、移動局の送信(上り回線),
受信(下り回線)は、いずれもその移動局の位置する最
寄りの中継器アンテナを介して基地局と結ばれており、
上り回線,下り回線とも該当する同一の小さいサービス
エリアによって通信が行われる。
周波数帯域,送信出力などの技術的条件によって次の2
通りに大別される。その一つは、400MHz帯で送信
出力が10mW以下の小電力と呼ばれる方式であり、他
の一つは322MHz以下で送信出力の小さい微弱電波
と呼ばれる方式である。そのいずれの方式も基地局の無
線装置にケーブルで接続され分散配置された複数の中継
器アンテナを中心にそれぞれ形成される小さいサービス
エリア(電波の有効領域)が互いに一部重複して総合サ
ービスエリアが形成され、その総合サービスエリア内の
移動局が基地局を介して相互に通信できるようにシステ
ム構成される。この場合、移動局の送信(上り回線),
受信(下り回線)は、いずれもその移動局の位置する最
寄りの中継器アンテナを介して基地局と結ばれており、
上り回線,下り回線とも該当する同一の小さいサービス
エリアによって通信が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の構内ページングシステムには次のような欠
点がある。送信出力の大きい前者の方式においては、例
えば、地上に隣接する2つの事業所があって、それぞれ
構内ページングシステムが設置された場合、それぞれの
送信出力が大きいため、使用周波数帯が近いと互いに混
信による妨害が発生する。そこで混信妨害の対策とし
て、混信が発生したときは一方の構内における通信が終
了するまで他方の構内のその周波数チャネルによる交信
を禁止するキャリアセンスと呼ばれる手段が設けられて
いる。しかし、このような状態は他方の構内の作業が混
乱し、場合によっては重大な経済的損失となったり人命
にかかわることもあり大きな問題となっている。
ような従来の構内ページングシステムには次のような欠
点がある。送信出力の大きい前者の方式においては、例
えば、地上に隣接する2つの事業所があって、それぞれ
構内ページングシステムが設置された場合、それぞれの
送信出力が大きいため、使用周波数帯が近いと互いに混
信による妨害が発生する。そこで混信妨害の対策とし
て、混信が発生したときは一方の構内における通信が終
了するまで他方の構内のその周波数チャネルによる交信
を禁止するキャリアセンスと呼ばれる手段が設けられて
いる。しかし、このような状態は他方の構内の作業が混
乱し、場合によっては重大な経済的損失となったり人命
にかかわることもあり大きな問題となっている。
【0005】一方、後者の方式においては送信出力が微
弱であるため、隣接構内ページングシステムに対する混
信妨害は発生する恐れは少なく前者のような問題は殆ど
起こらないが、当該構内ページングシステムの中で、例
えば石油化学コンビナートなどで構内の建物や多数のタ
ンク,配管(パイプ)群などによって電波が妨げられる
ため、移動局から基地局に対する送信(上り回線)は良
好であっても基地局から移動局に対する送信即ち移動局
側の受信(下り回線)状態が悪く相互通信が確保できな
い場合があるという問題がある。この問題を解決するた
めには、アンテナ付き中継器を増設して中継器アンテナ
を中心とする小ゾーンの半径を小さくして総合サービス
エリア内の相互通信を確保する手段があるが、上り回線
と下り回線を双方向中継増幅する中継器の価格が高く、
また既設のシステムでは、増設中継器の現場据付調整工
事に困難をともなうばかりでなく、中継器の電源を基地
局から供給しているため増設数に限度があり構内の総合
サービスエリアを十分満足させられないとう欠点があ
る。以上は地上の空間電波を利用し分散配置された通常
アンテナによる相互通信の場合であるが、地中のトンネ
ル内の作業場に構内ページングシステムを設置する場合
は、地上あるいはトンネルの出入口に設けた基地局から
トンネル内にアンテナとして開放同軸ケーブルを展張し
所定の区間毎に双方向中継増幅器を挿入設置して各区間
の開放同軸ケーブルの漏洩電波による小ゾーンをつらね
てトンネル内全長に亘る総合サービスゾーンが構成され
る。このようなトンネル内の構内無線システムで移動局
が送信出力の微弱なVHF帯の電波による相互通信を行
なう場合、前記空間波を利用した場合と上り,下り回線
において逆の欠点がある。すなわち、基地局から開放同
軸ケーブルを介して携帯移動局に帯する下り回線は良好
であっても基地局に対する移動局からの受信状態(上り
回線)が悪いため移動局相互に関する総合サービスエリ
アを十分満足指せられないという場合がある。この場合
も不具合区間の中間に双方向中継増幅器を挿入増設する
手段はあるが、価格の点,電源供給設備の点,現場据付
調整作業の点などに困難を伴う欠点がある。本発明の目
的は、このような欠点をなくし、増設する中継器の価格
が安く、また既設のシステムに増設する場合の増設数の
制限を緩和した無線通信方式を提供することにある。
弱であるため、隣接構内ページングシステムに対する混
信妨害は発生する恐れは少なく前者のような問題は殆ど
起こらないが、当該構内ページングシステムの中で、例
えば石油化学コンビナートなどで構内の建物や多数のタ
ンク,配管(パイプ)群などによって電波が妨げられる
ため、移動局から基地局に対する送信(上り回線)は良
好であっても基地局から移動局に対する送信即ち移動局
側の受信(下り回線)状態が悪く相互通信が確保できな
い場合があるという問題がある。この問題を解決するた
めには、アンテナ付き中継器を増設して中継器アンテナ
を中心とする小ゾーンの半径を小さくして総合サービス
エリア内の相互通信を確保する手段があるが、上り回線
と下り回線を双方向中継増幅する中継器の価格が高く、
また既設のシステムでは、増設中継器の現場据付調整工
事に困難をともなうばかりでなく、中継器の電源を基地
局から供給しているため増設数に限度があり構内の総合
サービスエリアを十分満足させられないとう欠点があ
る。以上は地上の空間電波を利用し分散配置された通常
アンテナによる相互通信の場合であるが、地中のトンネ
ル内の作業場に構内ページングシステムを設置する場合
は、地上あるいはトンネルの出入口に設けた基地局から
トンネル内にアンテナとして開放同軸ケーブルを展張し
所定の区間毎に双方向中継増幅器を挿入設置して各区間
の開放同軸ケーブルの漏洩電波による小ゾーンをつらね
てトンネル内全長に亘る総合サービスゾーンが構成され
る。このようなトンネル内の構内無線システムで移動局
が送信出力の微弱なVHF帯の電波による相互通信を行
なう場合、前記空間波を利用した場合と上り,下り回線
において逆の欠点がある。すなわち、基地局から開放同
軸ケーブルを介して携帯移動局に帯する下り回線は良好
であっても基地局に対する移動局からの受信状態(上り
回線)が悪いため移動局相互に関する総合サービスエリ
アを十分満足指せられないという場合がある。この場合
も不具合区間の中間に双方向中継増幅器を挿入増設する
手段はあるが、価格の点,電源供給設備の点,現場据付
調整作業の点などに困難を伴う欠点がある。本発明の目
的は、このような欠点をなくし、増設する中継器の価格
が安く、また既設のシステムに増設する場合の増設数の
制限を緩和した無線通信方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信方式
は、地上の一定の敷地内の構内無線の場合のように通常
アンテナを用いた自由空間における無線通信方式、及び
共同溝やトンネルのような地中の細長い空間の場合のよ
うに開放同軸ケーブルをアンテナとして帯状のサービス
エリアを確保するための無線通信方式に適用されるもの
である。
は、地上の一定の敷地内の構内無線の場合のように通常
アンテナを用いた自由空間における無線通信方式、及び
共同溝やトンネルのような地中の細長い空間の場合のよ
うに開放同軸ケーブルをアンテナとして帯状のサービス
エリアを確保するための無線通信方式に適用されるもの
である。
【0007】前者の場合の構成は、基地局に給電線とし
て展帳接続された複数の同軸ケーブルのそれぞれに複数
の中継器が所定の間隔で挿入接続され、該複数の中継器
に設けられ空間電波を送受信するアンテナをほぼ中心と
する複数の小ゾーンからなる総合サービスエリア内の移
動局が前記基地局を介して相互通信を行う無線通信方式
において、前記移動局には、前記中継器からのVHF帯
下り回線用微弱電波を受信し前記中継器に対してUHF
帯上り回線用電波を送信する送受信装置を備え、前記複
数の中継器は、前記総合サービスエリア内の移動局から
の前記UHF帯上り回線用電波を受信し前記VHF帯下
り回線用微弱電波による小ゾーン内の移動局に対して該
微弱電波を送信するとともに上り回線信号と下り回線信
号を中継増幅する双方向中継器と、VHF帯下り回線用
微弱電波による小ゾーン内の移動局に対して該微弱電波
を送信するとともに該VHF帯下り回線用信号は中継増
幅しUHF帯上り回線用信号は通過させる下り増幅/上
りパス中継器と、VHF帯下り回線用微弱電波による小
ゾーン内の移動局に対して該微弱電波を送信するととも
に該VHF帯下り回線用信号を中継増幅する下り回線用
中継器とにより構成され、前記複数の同軸ケーブルのう
ちの1つに前記双方向中継器が挿入接続されて上り回線
用のサービスエリアが形成され、該双方向中継器と前記
基地局無線装置との間に挿入接続された前記下り増幅/
上りパス中継器と該双方向中継器が接続された同軸ケー
ブルおよび他の同軸ケーブルに挿入接続された前記下り
回線用中継器とによって形成される複数の小ゾーンによ
って前記上り回線用のサービスエリアが満たされて前記
総合サービスエリアとなるように構成されたことを特徴
とするものである。
て展帳接続された複数の同軸ケーブルのそれぞれに複数
の中継器が所定の間隔で挿入接続され、該複数の中継器
に設けられ空間電波を送受信するアンテナをほぼ中心と
する複数の小ゾーンからなる総合サービスエリア内の移
動局が前記基地局を介して相互通信を行う無線通信方式
において、前記移動局には、前記中継器からのVHF帯
下り回線用微弱電波を受信し前記中継器に対してUHF
帯上り回線用電波を送信する送受信装置を備え、前記複
数の中継器は、前記総合サービスエリア内の移動局から
の前記UHF帯上り回線用電波を受信し前記VHF帯下
り回線用微弱電波による小ゾーン内の移動局に対して該
微弱電波を送信するとともに上り回線信号と下り回線信
号を中継増幅する双方向中継器と、VHF帯下り回線用
微弱電波による小ゾーン内の移動局に対して該微弱電波
を送信するとともに該VHF帯下り回線用信号は中継増
幅しUHF帯上り回線用信号は通過させる下り増幅/上
りパス中継器と、VHF帯下り回線用微弱電波による小
ゾーン内の移動局に対して該微弱電波を送信するととも
に該VHF帯下り回線用信号を中継増幅する下り回線用
中継器とにより構成され、前記複数の同軸ケーブルのう
ちの1つに前記双方向中継器が挿入接続されて上り回線
用のサービスエリアが形成され、該双方向中継器と前記
基地局無線装置との間に挿入接続された前記下り増幅/
上りパス中継器と該双方向中継器が接続された同軸ケー
ブルおよび他の同軸ケーブルに挿入接続された前記下り
回線用中継器とによって形成される複数の小ゾーンによ
って前記上り回線用のサービスエリアが満たされて前記
総合サービスエリアとなるように構成されたことを特徴
とするものである。
【0008】また、後者の場合の構成は、基地局に給電
線と送受信アンテナを兼ねて展帳接続された開放同軸ケ
ーブルに複数の中継器が所定の間隔で挿入接続され、前
記開放同軸ケーブルをほぼ中心軸とする帯状の総合サー
ビスエリア内の移動局が前記基地局を介して相互通信を
行う無線通信方式において、前記移動局には、前記開放
同軸ケーブルからのVHF帯下り回線用電波を受信し前
記開放同軸ケーブルに対してUHF帯上り回線用微弱電
波を送信する送受信装置を備え、前記複数の中継器は、
前記総合サービスエリア内の移動局からの前記UHF帯
上り回線信号と前記VHF帯下り回線信号を中継増幅す
る双方向中継器と、前記VHF帯下り回線信号を中継増
幅し前記UHF帯上り回線用信号は通過させる少なくと
も1つの下り増幅/上りパス中継器とにより構成され、
前記開放同軸ケーブルの全長を中心軸とするほぼ帯状の
下り回線用サービスエリアが形成され、前記双方向中継
器と前記下り増幅/上りパス中継器とによって区切られ
た前記開放同軸ケーブルを中心軸としてそれぞれ形成さ
れるほぼ帯状の複数の小ゾーンによって前記下り回線用
サービスエリアが満たされて前記総合サービスエリアと
なるように構成されたことを特徴とするものである。
線と送受信アンテナを兼ねて展帳接続された開放同軸ケ
ーブルに複数の中継器が所定の間隔で挿入接続され、前
記開放同軸ケーブルをほぼ中心軸とする帯状の総合サー
ビスエリア内の移動局が前記基地局を介して相互通信を
行う無線通信方式において、前記移動局には、前記開放
同軸ケーブルからのVHF帯下り回線用電波を受信し前
記開放同軸ケーブルに対してUHF帯上り回線用微弱電
波を送信する送受信装置を備え、前記複数の中継器は、
前記総合サービスエリア内の移動局からの前記UHF帯
上り回線信号と前記VHF帯下り回線信号を中継増幅す
る双方向中継器と、前記VHF帯下り回線信号を中継増
幅し前記UHF帯上り回線用信号は通過させる少なくと
も1つの下り増幅/上りパス中継器とにより構成され、
前記開放同軸ケーブルの全長を中心軸とするほぼ帯状の
下り回線用サービスエリアが形成され、前記双方向中継
器と前記下り増幅/上りパス中継器とによって区切られ
た前記開放同軸ケーブルを中心軸としてそれぞれ形成さ
れるほぼ帯状の複数の小ゾーンによって前記下り回線用
サービスエリアが満たされて前記総合サービスエリアと
なるように構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例を示すシステム構成図であ
り、通常アンテナを使用した場合の実施例である。図に
おいて、1−1,1−3は高周波同軸ケーブル(例10
D2Vタイプ)であり、給電線,電源線を共用する。2
は所定の間隔で配置された複数の下り回線用中継増幅器
であり、3はそれに附属する小ゾーン下り回線用送信ア
ンテナである。4は下り回線用小ゾーンである。
図1は本発明の第1の実施例を示すシステム構成図であ
り、通常アンテナを使用した場合の実施例である。図に
おいて、1−1,1−3は高周波同軸ケーブル(例10
D2Vタイプ)であり、給電線,電源線を共用する。2
は所定の間隔で配置された複数の下り回線用中継増幅器
であり、3はそれに附属する小ゾーン下り回線用送信ア
ンテナである。4は下り回線用小ゾーンである。
【0010】1−2は高周波同軸ケーブル(例10D2
Vタイプ)である。5は所定の間隔で配置された複数の
中継増幅器であり、下り回線用中継増幅と上り回線パス
の機能を有する。この中継増幅器に附属する送信アンテ
ナ3によって下り回線用小ゾーン4が形成される。7は
双方向中継器であり、同軸ケーブル1−2に所定の間隔
で配置されている。この複数の双方向中線器7の附属す
る送信アンテナ3と中ゾーン上り回線用受信アンテナ6
とによって、下り回線用小ゾーン4及び上り回線用中ゾ
ーン8が形成される。
Vタイプ)である。5は所定の間隔で配置された複数の
中継増幅器であり、下り回線用中継増幅と上り回線パス
の機能を有する。この中継増幅器に附属する送信アンテ
ナ3によって下り回線用小ゾーン4が形成される。7は
双方向中継器であり、同軸ケーブル1−2に所定の間隔
で配置されている。この複数の双方向中線器7の附属す
る送信アンテナ3と中ゾーン上り回線用受信アンテナ6
とによって、下り回線用小ゾーン4及び上り回線用中ゾ
ーン8が形成される。
【0011】結合部9,送信部(f0 波)10,受信部
(f1 波)11,受信部(f2 波)12,受信部(f3
波),受信部(f4 波)によって基地局15が構成さ
れ、基地局15と同軸ケーブル1−1,1−2,1−3
とは結合部9によって互いに接続されている。M1 ,M
2 ,M3 ,M4 は携帯無線機の携行者であり、それぞれ
M1 の送信部(f1 ),M2 の送信部(f2 ),M3 の
送信部(f3 ),M4 の送信部(f4 )を備えるととも
にそれぞれ同一波(f0 )の受信部(f0 )を備えてい
る。この場合の総合サービスエリアは、上述の下り回線
用小ゾーン4と上り回線用中ゾーン8によって形成され
た領域となる。
(f1 波)11,受信部(f2 波)12,受信部(f3
波),受信部(f4 波)によって基地局15が構成さ
れ、基地局15と同軸ケーブル1−1,1−2,1−3
とは結合部9によって互いに接続されている。M1 ,M
2 ,M3 ,M4 は携帯無線機の携行者であり、それぞれ
M1 の送信部(f1 ),M2 の送信部(f2 ),M3 の
送信部(f3 ),M4 の送信部(f4 )を備えるととも
にそれぞれ同一波(f0 )の受信部(f0 )を備えてい
る。この場合の総合サービスエリアは、上述の下り回線
用小ゾーン4と上り回線用中ゾーン8によって形成され
た領域となる。
【0012】以下第1の実施例における作用を説明す
る。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状態と
する。 (1)M1 がM2 を呼び出して相互同時通話する場合。 M1 がf1 (UHF)波を送信(M2 を呼び出す音声に
て変調されたf0 波)すると、f1 波は受信アンテナ
(中ゾーン上り回線用)6で受信され、双方向中継増幅
器7→高周波同軸ケーブル1−2→中継増幅器(下り回
線用/上り回線パス)5→ケーブル1−2→結合部9を
経て受信部(f1 波)11にて受信検波された音声(M
2 を呼び出す音声)は送信部(f0 波)10の変調入力
となり、10の送信出力(M2 を呼び出す音声で変調さ
れたf0 波)は同軸ケーブル1−1,1−2,1−3に
同時に送出されるので、ケーブル1−2→中継増幅器
(下り回線用/上り回線パス)5→双方向中継増幅器7
を経てM2 の位置する小ゾーン(下り回線用)4の送信
アンテナ(小ゾーン下り回線用)3から送出されるf0
波(M2 を呼び出す音声にて変調されている。)はM2
の受信部(図示略)で受信される。
る。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状態と
する。 (1)M1 がM2 を呼び出して相互同時通話する場合。 M1 がf1 (UHF)波を送信(M2 を呼び出す音声に
て変調されたf0 波)すると、f1 波は受信アンテナ
(中ゾーン上り回線用)6で受信され、双方向中継増幅
器7→高周波同軸ケーブル1−2→中継増幅器(下り回
線用/上り回線パス)5→ケーブル1−2→結合部9を
経て受信部(f1 波)11にて受信検波された音声(M
2 を呼び出す音声)は送信部(f0 波)10の変調入力
となり、10の送信出力(M2 を呼び出す音声で変調さ
れたf0 波)は同軸ケーブル1−1,1−2,1−3に
同時に送出されるので、ケーブル1−2→中継増幅器
(下り回線用/上り回線パス)5→双方向中継増幅器7
を経てM2 の位置する小ゾーン(下り回線用)4の送信
アンテナ(小ゾーン下り回線用)3から送出されるf0
波(M2 を呼び出す音声にて変調されている。)はM2
の受信部(図示略)で受信される。
【0013】M2 はM1 より呼び出されている音声を聞
くことができるから、M2 はf2 (UHF)波を送信
(M1 に応答する音声にて変調されたf2 波)すると、
f2 波は受信アンテナ(中ゾーン上り回線用)6で受信
され、双方向中継増幅器7→高周波同軸ケーブル1−2
→中継増幅器(下り回線用/上り回線パス)5→1−2
→7→1−2→5→1−2→結合部9を経て受信部(f
2 波)12にて受信検波された音声(M1 に応答する音
声)は送信部(f0 波)10の変調入力となり、10の
送信出力(M1 に応答する音声で変調されたf0 波)は
同軸ケーブル1−1,1−2,1−3に同時に送出され
るので、1−1→2を経てM1 の位置する小ゾーン(下
り回線用)4の送信アンテナ(小ゾーン下り回線用)3
から送出されるf0 波(M1 に応答する音声にて変調さ
れたf0 波)はM1 の受信部(図示略)で受信される。
M1 はM2 の応答音声を聞くことができる。即ち、M1
とM2 の相互同時通話が、基地局15を中継して確保さ
れる。この状態は、M1 ,M2 が互いに各小ゾーン(下
り回線用)4及び中ゾーン(上り回線用)8を移動する
限り確保されることは勿論のことである。
くことができるから、M2 はf2 (UHF)波を送信
(M1 に応答する音声にて変調されたf2 波)すると、
f2 波は受信アンテナ(中ゾーン上り回線用)6で受信
され、双方向中継増幅器7→高周波同軸ケーブル1−2
→中継増幅器(下り回線用/上り回線パス)5→1−2
→7→1−2→5→1−2→結合部9を経て受信部(f
2 波)12にて受信検波された音声(M1 に応答する音
声)は送信部(f0 波)10の変調入力となり、10の
送信出力(M1 に応答する音声で変調されたf0 波)は
同軸ケーブル1−1,1−2,1−3に同時に送出され
るので、1−1→2を経てM1 の位置する小ゾーン(下
り回線用)4の送信アンテナ(小ゾーン下り回線用)3
から送出されるf0 波(M1 に応答する音声にて変調さ
れたf0 波)はM1 の受信部(図示略)で受信される。
M1 はM2 の応答音声を聞くことができる。即ち、M1
とM2 の相互同時通話が、基地局15を中継して確保さ
れる。この状態は、M1 ,M2 が互いに各小ゾーン(下
り回線用)4及び中ゾーン(上り回線用)8を移動する
限り確保されることは勿論のことである。
【0014】(2)M2 ,M3 ,M4 がそれぞれ相手を
呼び出して相互同時通話する場合。 例えば、M2 がM3 を呼び出して相互同時通話する場
合、あるいは、M3 がM4 を呼び出して相互同時通話す
る場合等の動作説明は、前述したM1 がM2 を呼び出し
て相互同時通話する場合の動作説明と全く類似であるの
で、詳細説明は省略する。
呼び出して相互同時通話する場合。 例えば、M2 がM3 を呼び出して相互同時通話する場
合、あるいは、M3 がM4 を呼び出して相互同時通話す
る場合等の動作説明は、前述したM1 がM2 を呼び出し
て相互同時通話する場合の動作説明と全く類似であるの
で、詳細説明は省略する。
【0015】次に、図2は本発明の第2の実施例を示す
システム構成図であり、トンネル内などで開放同軸ケー
ブルを使用した場合の実施例である。図において、16
は開放同軸ケーブルであり、給電線,電源線を共用す
る。5は所定の間隔で配置された複数の中継増幅器(下
り回線用/上り回線パス)、7は双方向中継器である。
この5及び7によって上り回線用小ゾーン20及び下り
回線用中ゾーン21が図示の如く配置される。この第2
の実施例の場合は、従来不具合であった上り回線の通信
状態を改善するために、下り回線はVHF帯による微弱
電波のままであるが、上り回線はUHF帯で送信出力を
上げて約1mWの移動局設備とすることにより、従来の
双方向中継増幅器の少なくとも半分以上を、上り回線信
号はそのまま通過させる上り回線パスとし下り回線のみ
中継増幅するような簡易な中継増幅器5に変えたことを
特徴とするものである。結合部18,送信部(f0 波)
10,受信部(f1 波)11,受信部(f2 波)12に
よって基地局19が構成され、基地局19と開放同軸ケ
ーブル16とは結合部18によって相互に接続されてい
る。M1 ,M2 は携帯無線機[図示略。M1 の送信部
(f1 ),M2 の送信部(f2 )であり、各受信部(f
0 )は同一波(f0 )]の携行者である。この場合の総
合サービスエリアは、上述の上り回線小ゾーン20と下
り回線中ゾーン21によって形成される領域となる。図
3は図2の杭道の断面図であり、例えばセメント掘り出
し用本杭道の断面図である。本杭道30は幅約3〜5
m,高さ約5mで床上片側にセメント運搬用のベルトコ
ンベア31があり、作業者Mが移動無線機を携帯し、片
側の壁面の約2mの高さに杭道に沿って展張された開放
同軸ケーブル32を介して基地局あるいは他の作業者と
相互通信を行なう。開放同軸ケーブル32は杭道のほぼ
中心軸に展張されれば理想的であるが、杭道内は狭いの
で側壁面に展張されるのが一般的である。従って、杭道
の断面の直径が開放同軸ケーブルを中心軸とする半径に
相当するように設定される。
システム構成図であり、トンネル内などで開放同軸ケー
ブルを使用した場合の実施例である。図において、16
は開放同軸ケーブルであり、給電線,電源線を共用す
る。5は所定の間隔で配置された複数の中継増幅器(下
り回線用/上り回線パス)、7は双方向中継器である。
この5及び7によって上り回線用小ゾーン20及び下り
回線用中ゾーン21が図示の如く配置される。この第2
の実施例の場合は、従来不具合であった上り回線の通信
状態を改善するために、下り回線はVHF帯による微弱
電波のままであるが、上り回線はUHF帯で送信出力を
上げて約1mWの移動局設備とすることにより、従来の
双方向中継増幅器の少なくとも半分以上を、上り回線信
号はそのまま通過させる上り回線パスとし下り回線のみ
中継増幅するような簡易な中継増幅器5に変えたことを
特徴とするものである。結合部18,送信部(f0 波)
10,受信部(f1 波)11,受信部(f2 波)12に
よって基地局19が構成され、基地局19と開放同軸ケ
ーブル16とは結合部18によって相互に接続されてい
る。M1 ,M2 は携帯無線機[図示略。M1 の送信部
(f1 ),M2 の送信部(f2 )であり、各受信部(f
0 )は同一波(f0 )]の携行者である。この場合の総
合サービスエリアは、上述の上り回線小ゾーン20と下
り回線中ゾーン21によって形成される領域となる。図
3は図2の杭道の断面図であり、例えばセメント掘り出
し用本杭道の断面図である。本杭道30は幅約3〜5
m,高さ約5mで床上片側にセメント運搬用のベルトコ
ンベア31があり、作業者Mが移動無線機を携帯し、片
側の壁面の約2mの高さに杭道に沿って展張された開放
同軸ケーブル32を介して基地局あるいは他の作業者と
相互通信を行なう。開放同軸ケーブル32は杭道のほぼ
中心軸に展張されれば理想的であるが、杭道内は狭いの
で側壁面に展張されるのが一般的である。従って、杭道
の断面の直径が開放同軸ケーブルを中心軸とする半径に
相当するように設定される。
【0016】次に図2の第2の実施例における作用を説
明する。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状
態とする。 (1)M1 がM2 を呼び出して相互同時通話する場合。 M1 がf1 (UHF)波を送信(M2 を呼び出す音声に
て変調されたf1 波)すると、f1 波は、M1 の位置す
る小ゾーン20にて展張してある開放同軸ケーブル16
で受信され、中継増幅器(下り回線用/上り回線パス)
5→開放同軸ケーブル16→双方向中継増幅器7→16
→中継増幅器(下リ回線用/上り回線パス)5→16→
結合部18を経て受信部(f1 波)11にて受信検波さ
れた音声(M2 を呼び出す音声)は送信部(f0 波)1
0の変調入力となり、10の送信出力(M2 を呼び出す
音声で変調されたf0 波)は結合部18を経て16へ送
出されるので、16→5→16→7→16→5→16→
終端器17による下リ回線(f0 波VHF)が下り回線
用中ゾーン21を確保するので、M2 の位置する近傍の
16の洩れ波f0 (M2 を呼び出す音声にて変調されて
いる)はM2 の受信部で受信される。
明する。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状
態とする。 (1)M1 がM2 を呼び出して相互同時通話する場合。 M1 がf1 (UHF)波を送信(M2 を呼び出す音声に
て変調されたf1 波)すると、f1 波は、M1 の位置す
る小ゾーン20にて展張してある開放同軸ケーブル16
で受信され、中継増幅器(下り回線用/上り回線パス)
5→開放同軸ケーブル16→双方向中継増幅器7→16
→中継増幅器(下リ回線用/上り回線パス)5→16→
結合部18を経て受信部(f1 波)11にて受信検波さ
れた音声(M2 を呼び出す音声)は送信部(f0 波)1
0の変調入力となり、10の送信出力(M2 を呼び出す
音声で変調されたf0 波)は結合部18を経て16へ送
出されるので、16→5→16→7→16→5→16→
終端器17による下リ回線(f0 波VHF)が下り回線
用中ゾーン21を確保するので、M2 の位置する近傍の
16の洩れ波f0 (M2 を呼び出す音声にて変調されて
いる)はM2 の受信部で受信される。
【0017】M2 はM1 から呼び出されている音声を聞
くことができるから、M2 はf2 (UHF)波を送信
(M1 に応答する音声で変調されたf2 波)すると、f
2 波はM2 の位置する小ゾーン20に展張してある開放
同軸ケーブル16で受信され、中継増幅器(下り回線用
/上り回線パス)5→開放同軸ケーブル16→結合部1
8を経て受信部(f2 波)12にて受信検波された音声
(M1 に対応する音声)は送信部(f0 波)10の変調
入力となり、10の送信出力(M1 に応答する音声で変
調されたf0 波)は結合部18を経て16へ送出される
ので、16→5→16→7→16→5→16→終端器1
7による下り回線(f0 波VHF)が中ゾーン(下り回
線用)21を確保するので、M1 の位置する近傍の16
の洩れ波f0 (M1 に応答する音声にて変調)はM1 の
受信部(図示略)で受信される。M1 はM2 の応答音声
を聞くことができる。即ち、M1 とM2 の相互同時通話
が基地局19を中継して確保される。この状態は、
M1 ,M2 が互いに各小ゾーン(上り回線用)20及び
中ゾーン(下り回線用)21を移動する限り確保される
ことは勿論のことである。
くことができるから、M2 はf2 (UHF)波を送信
(M1 に応答する音声で変調されたf2 波)すると、f
2 波はM2 の位置する小ゾーン20に展張してある開放
同軸ケーブル16で受信され、中継増幅器(下り回線用
/上り回線パス)5→開放同軸ケーブル16→結合部1
8を経て受信部(f2 波)12にて受信検波された音声
(M1 に対応する音声)は送信部(f0 波)10の変調
入力となり、10の送信出力(M1 に応答する音声で変
調されたf0 波)は結合部18を経て16へ送出される
ので、16→5→16→7→16→5→16→終端器1
7による下り回線(f0 波VHF)が中ゾーン(下り回
線用)21を確保するので、M1 の位置する近傍の16
の洩れ波f0 (M1 に応答する音声にて変調)はM1 の
受信部(図示略)で受信される。M1 はM2 の応答音声
を聞くことができる。即ち、M1 とM2 の相互同時通話
が基地局19を中継して確保される。この状態は、
M1 ,M2 が互いに各小ゾーン(上り回線用)20及び
中ゾーン(下り回線用)21を移動する限り確保される
ことは勿論のことである。
【0018】
【発明の効果】以上の動作説明で明白なように、例え
ば、第1の実施例(図1)において、M1 が存在るす小
ゾーン(下り回線用)4において、M1 の受信状態が現
場の電波環境の都合により不具合いが発生した場合等に
対応するときは、本発明によれば、M1 の存在する小ゾ
ーン(下り回線用)4の電波伝搬のみを現場調整すれば
解決できる。又第2の実施例(図2)において、M1 が
存在する小ゾーン(上り回線用)20において、M1 の
送信状態が現場の電極環境の都合により不具合が発生し
た場合等に対応するときは、M1 の存在する小ゾーン
(上り回線用)20の電波伝搬のみを現場調整すれば解
決できるので、従来の技術による送信系と受信系の通信
サービスエリアを同一領域としてある場合に較べて、現
場据付工事にともなう電波伝搬特性の現場調整が容易と
なることは勿論のこと、現場電波環境に最も適合するゾ
ーン構築設計が極めて容易となるので、移動無線通信の
総合安定化のために極めて効果がある。
ば、第1の実施例(図1)において、M1 が存在るす小
ゾーン(下り回線用)4において、M1 の受信状態が現
場の電波環境の都合により不具合いが発生した場合等に
対応するときは、本発明によれば、M1 の存在する小ゾ
ーン(下り回線用)4の電波伝搬のみを現場調整すれば
解決できる。又第2の実施例(図2)において、M1 が
存在する小ゾーン(上り回線用)20において、M1 の
送信状態が現場の電極環境の都合により不具合が発生し
た場合等に対応するときは、M1 の存在する小ゾーン
(上り回線用)20の電波伝搬のみを現場調整すれば解
決できるので、従来の技術による送信系と受信系の通信
サービスエリアを同一領域としてある場合に較べて、現
場据付工事にともなう電波伝搬特性の現場調整が容易と
なることは勿論のこと、現場電波環境に最も適合するゾ
ーン構築設計が極めて容易となるので、移動無線通信の
総合安定化のために極めて効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成例図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成例図である。
【図3】杭道の断面図である。
1 高周波同軸ケーブル 2 中継増幅器(下り回線用) 3 送信アンテナ(小ゾーン,下り回線用) 4 小ゾーン(下り回線用) 5 中継増幅器(下リ回線増幅/上り回線パス) 6 受信アンテナ(中ゾーン,上り回線用) 7 双方向中継増幅器 8 中ゾーン(上り回線用) 9 結合部 10 送信部(f0 波) 11 受信部(f1 波) 12 受信部(f2 波) 13 受信部(f3 波) 14 受信部(f4 波) 15 基地局 16 開放同軸ケーブル 17 終端器 18 結合部 19 基地局 20 小ゾーン(上り回線用) 21 中ゾーン(下り回線用) 30 杭道 31 ベルトコンベアー 32 開放同軸ケーブル
Claims (2)
- 【請求項1】 基地局に給電線として展帳接続された複
数の同軸ケーブルのそれぞれに複数の中継器が所定の間
隔で挿入接続され、該複数の中継器に設けられ空間電波
を送受信するアンテナをほぼ中心とする複数の小ゾーン
からなる総合サービスエリア内の移動局が前記基地局を
介して相互通信を行う無線通信方式において、 前記移動局には、前記中継器からのVHF帯下り回線用
微弱電波を受信し前記中継器に対してUHF帯上り回線
用電波を送信する送受信装置を備え、 前記複数の中継器は、前記総合サービスエリア内の移動
局からの前記UHF帯上り回線用電波を受信し前記VH
F帯下り回線用微弱電波による小ゾーン内の移動局に対
して該微弱電波を送信するとともに上り回線信号と下り
回線信号を中継増幅する双方向中継器と、VHF帯下り
回線用微弱電波による小ゾーン内の移動局に対して該微
弱電波を送信するとともに該VHF帯下り回線用信号は
中継増幅しUHF帯上り回線用信号は通過させる下り増
幅/上りパス中継器と、VHF帯下り回線用微弱電波に
よる小ゾーン内の移動局に対して該微弱電波を送信する
とともに該VHF帯下り回線用信号を中継増幅する下り
回線用中継器とにより構成され、 前記複数の同軸ケーブルのうちの1つに前記双方向中継
器が挿入接続されて上り回線用のサービスエリアが形成
され、該双方向中継器と前記基地局無線装置との間に挿
入接続された前記下り増幅/上りパス中継器と該双方向
中継器が接続された同軸ケーブルおよび他の同軸ケーブ
ルに挿入接続された前記下り回線用中継器とによって形
成される複数の小ゾーンによって前記上り回線用のサー
ビスエリアが満たされて前記総合サービスエリアとなる
ように構成されたことを特徴とする無線通信方式。 - 【請求項2】 基地局に給電線と送受信アンテナを兼ね
て展帳接続された開放同軸ケーブルに複数の中継器が所
定の間隔で挿入接続され、前記開放同軸ケーブルをほぼ
中心軸とする帯状の総合サービスエリア内の移動局が前
記基地局を介して相互通信を行う無線通信方式におい
て、 前記移動局には、前記開放同軸ケーブルからのVHF帯
下り回線用電波を受信し前記開放同軸ケーブルに対して
UHF帯上り回線用微弱電波を送信する送受信装置を備
え、 前記複数の中継器は、前記総合サービスエリア内の移動
局からの前記UHF帯上り回線信号と前記VHF帯下り
回線信号を中継増幅する双方向中継器と、前記VHF帯
下り回線信号を中継増幅し前記UHF帯上り回線用信号
は通過させる少なくとも1つの下り増幅/上りパス中継
器とにより構成され、 前記開放同軸ケーブルの全長を中心軸とするほぼ帯状の
下り回線用サービスエリアが形成され、前記双方向中継
器と前記下り増幅/上りパス中継器とによって区切られ
た前記開放同軸ケーブルを中心軸としてそれぞれ形成さ
れるほぼ帯状の複数の小ゾーンによって前記下り回線用
サービスエリアが満たされて前記総合サービスエリアと
なるように構成されたことを特徴とする無線通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353951A JP2543455B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 無線通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353951A JP2543455B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 無線通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05175891A true JPH05175891A (ja) | 1993-07-13 |
JP2543455B2 JP2543455B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=18434313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3353951A Expired - Fee Related JP2543455B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 無線通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543455B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249799A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Shimizu Corp | 台車走行システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181226A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-13 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 無線回線中継方式 |
JPS62269523A (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-24 | Iwatsu Electric Co Ltd | 無線ペ−ジング通信方式 |
JPS63250224A (ja) * | 1987-04-06 | 1988-10-18 | Kokusai Denki Eng:Kk | 相互移動無線通信装置 |
JPH03166832A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-07-18 | Pcn One Ltd | 無線通信システム |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3353951A patent/JP2543455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181226A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-13 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 無線回線中継方式 |
JPS62269523A (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-24 | Iwatsu Electric Co Ltd | 無線ペ−ジング通信方式 |
JPS63250224A (ja) * | 1987-04-06 | 1988-10-18 | Kokusai Denki Eng:Kk | 相互移動無線通信装置 |
JPH03166832A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-07-18 | Pcn One Ltd | 無線通信システム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249799A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Shimizu Corp | 台車走行システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543455B2 (ja) | 1996-10-16 |
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