JPH10276127A - 故障検出機能付き無線基地局装置及びそれを用いた移動体通信システム - Google Patents

故障検出機能付き無線基地局装置及びそれを用いた移動体通信システム

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JPH10276127A
JPH10276127A JP9077703A JP7770397A JPH10276127A JP H10276127 A JPH10276127 A JP H10276127A JP 9077703 A JP9077703 A JP 9077703A JP 7770397 A JP7770397 A JP 7770397A JP H10276127 A JPH10276127 A JP H10276127A
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wireless base
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Yoshikazu Seki
義和 関
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試験専用端末や疑似試験機能を用いずに、無線
基地局装置の故障検出を行う。 【解決手段】各無線基地局装置は、所定の周波数の上
り,下り電波にて送受信アンテナ12及び受信専用アン
テナ13を介して移動体端末と相互通信する通話用送受
信機10と、受信専用アンテナ13を介して上り,下り
電波の状態を監視する電界監視用受信機14とを備え、
通話用送受信機10の電力増幅部11のバックオフを解
除して、下り電波を所定以上の送信電力で出力して通話
用送受信機10自身の受信機能を、また隣接無線基地局
装置の電界監視用受信機14にて受信させ、通話用送受
信機10の送信機能を、さらに隣接無線基地局装置から
の下り電波を電界監視用受信機14にて受信して、無線
基地局装置内のすべての故障検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は故障検出機能付き無
線基地局装置及びそれを用いた移動体通信システムに関
し、電界監視用受信機を備え他の無線基地局装置との間
で無線通信を行うことにより自装置の故障検出を行う無
線基地局装置と、これら無線基地局装置で構成される移
動体通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信システムは、その無線
基地局装置の故障検出を行うには、可動式の試験専用移
動端末を用意し、保守者がこの試験用移動端末を被試験
無線基地局装置の近くに移動させて試験を行っている。
【0003】また、一般の無線基地局と同様に交換局や
構内交換機(PBX)に接続された試験専用無線基地局
装置を各無線基地局装置の近くに設置し、この試験用無
線基地局装置を遠隔制御で起動させて試験を行う場合も
ある。
【0004】さらには、一部又はすべての無線基地局装
置に一般の通話処理を行う構成に加えて、試験用モード
の設定時においては移動端末と同様な処理を実行する疑
似試験端末部を設けておき、試験対象の無線基地局装置
及び疑似端末処理部を有する無線基地局装置間で無線通
信させて試験を行う場合もある(特開平7−29834
5号公報(移動体通信システムの基地局試験方法及び基
地局)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線基
地局装置では、その故障検出を行うのに試験専用移動端
末を利用する場合には、保守者が試験を行うごとに試験
用専用端末を被試験無線基地局装置の近くまで移動させ
る必要があり、多数の無線基地局装置を試験するときに
は、必要とされる工数が非常に大きくなるという欠点が
ある。
【0006】また、試験専用無線基地局を各無線基地局
装置に持たせて行う場合は、交換局により遠隔制御が可
能となり、試験専用移動端末による試験方法の課題は存
在しない。しかし、試験専用無線基地局装置を持つこと
により、システム全体の設備効率の低下や多大なコスト
がかかるという欠点がある。
【0007】また、一部又はすべての無線基地局装置に
一般の通話処理を行う構成に加えて、移動端末と同様な
処理を実行する疑似試験端末部を設ける場合は、上記2
つの課題は存在しないが、疑似端末処理部を有すること
で無線基地局装置の小型化、低価格化、低消費電力化を
妨げるという欠点がある。
【0008】本発明の目的は、故障検出を自律的に検出
可能にした故障検出機能付き無線基地局装置と、それを
用いた移動体通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の故障検出機能付
き無線基地局装置は、移動体端末と無線により通信を行
う無線回線ゾーンを有し、他の無線基地局装置とともに
有線を介して交換機に接続され移動体通信システムを構
成する無線基地局装置において、電波を送受信する送受
信アンテナと、電波を受信する受信専用アンテナと、所
定周波数の上り,下り電波にて前記送受信アンテナ及び
受信専用アンテナを通して前記移動体端末と受信ダイバ
ーシチを行いながら相互通話するための通話用送受信機
と、前記受信専用アンテナを通して前記所定周波数の上
り,下り電波の状態を監視する電界監視用受信機とを備
え、前記通話用送受信機及び電界監視用受信機を用いて
前記他の無線基地局装置との間で無線通信を行うことに
より自装置の故障検出を可能とする構成を有する。
【0010】また、上記構成において、前記通話用送受
信機が下り電波の送信電力を任意に制御可能な電力増幅
部を有し、前記移動体端末との間で通話を行う通常運用
時には前記電力増幅部の送信電力にバックオフを与え最
大値より低減させた所定の送信電力で下り電波を出力す
ることにより隣接する無線基地局装置への電波干渉を防
止し、自装置の故障検出を行う故障検出時には、前記電
力増幅部のバックオフを解除し前記所定の送信電力以上
の送信電力で下り電波を出力することにより前記隣接す
る無線基地局装置による当該電波の受信を可能とし自通
話用送受信機の送信機能及び受信機能を確認可能とする
とともに、前記隣接する無線基地局装置から前記所定の
送信電力以上の送信電力で出力された下り電波を受信す
ることにより自電界監視用受信機の受信機能を確認可能
とする構成とすることができる。
【0011】本発明の移動体通信システムは、上記構成
の故障検出機能付き無線基地局装置を複数備え、隣接す
る無線基地局装置相互間で無線通信を行うことにより各
無線基地局装置の故障検出を可能とする構成を有する。
【0012】また、上記構成の移動体通信システムにお
いて、前記各無線基地局装置の通話用送受信機が下り電
波の送信電力を任意に制御可能な電力増幅部を有し、前
記各無線基地局装置が前記移動体端末との間で通話を行
う通常運用時には各無線基地局装置の前記電力増幅部の
送信電力にバックオフを与え最大値より低減させた所定
の送信電力で下り電波を出力することにより隣接する無
線基地局装置相互間の電波干渉を防止し、前記各無線基
地局装置の故障検出を行う故障検出時には、故障検出対
象の無線基地局装置の前記電力増幅部のバックオフを解
除し前記所定の送信電力以上の送信電力で下り電波を出
力することにより前記隣接する無線基地局装置の前記電
界監視用受信機による当該電波の受信を可能とし前記故
障検出対象の無線基地局装置の通話用送受信機の送信機
能及び受信機能を確認可能とするとともに、前記隣接す
る無線基地局装置の前記電力増幅部のバックオフを解除
し前記所定の送信電力以上の送信電力で下り電波を出力
することにより前記故障検出対象の無線基地局装置の前
記電界監視用受信機の受信機能を確認可能とする構成と
することができる。
【0013】以上説明したように、本発明の無線基地局
装置は、送受信アンテナ及び受信アンテナと、所定の周
波数の上り、下り電波にて前記送受信アンテナ及び受信
専用アンテナを経由して、移動体端末と相互通話する通
話用送受信機と、受信専用アンテナを経由して所定の周
波数の上り下り電波状態を監視する電界監視用受信機を
具備し、通話用送受信機の電力増幅部のバックオフを解
除して、下り電波を所定以上の送信電力で出力して通話
用送受信機自身の受信機を、また、隣接無線基地局装置
の電界監視用受信機にて受信させ通話用送受信機の送信
機を、さらに、隣接無線基地局装置からの下り電波を電
界監視用受信機にて受信して、無線基地局装置内のすべ
ての故障検出を行う。このように、本発明によれば、移
動体通信システムの隣接する無線基地局装置相互間を無
線通信を介して接続(送受信)可能とすることにより、
各無線基地局装置の故障検出をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態例である移動
体通信システムの無線基地局装置の故障検出時の無線回
線ゾーン構成を示す図である。図2は、本発明の一実施
形態例の無線基地局装置の構成を示す図であり、本発明
に関わる部分のみを示す。図3は、本例の移動体通信シ
ステムの無線基地局装置の運用時の無線回線ゾーン構成
を示す図である。
【0016】図1及び図3に示すように、本例の移動体
通信システムは、それぞれ無線回線ゾーン(6−1,6
−2,…,6−n及び7−1,7−2,…,7−n)を
有し、無線を介して複数の移動体端末5−1,5−2,
…,5−nとの通信及び制御を行う複数の無線基地局装
置1−1,1−2,…,1−nと、これら無線基地局装
置に対して有線を介して通信及び制御を行う交換機(構
内交換機:PBX)4とを備えている。その他、通常の
移動体通信システムとして必要な装置は周知の適切な技
術で実現可能なので、詳細説明は省略する。
【0017】次に図2に示すように各無線基地局装置1
−1〜1−nはそれぞれ、電波信号の送受信を行うため
の送受信アンテナ12及び受信専用アンテナ13と、通
話CH(チャネル)指定信号に対応した所定の周波数の
上り,下り電波にて送受信アンテナ12及び受信専用ア
ンテナ13を経由して受信ダイバーシチ機能を働かせな
がら移動体端末5−1〜5−nと相互通話する送信機及
び受信機(ともに図示せず)から成る通話用送受信機1
0と、受信専用アンテナ13から無線回線ゾーン内の上
り、下り電波を入力して電界監視CH指定信号に対応し
た所定の周波数の移動体端末5−1〜5−nの上り電波
状態及び隣接基地局装置や近傍の周波数で運用している
他システムの無線基地局装置の下り電波を監視する電界
監視用受信機14と、図示していないが、全体の制御を
行う制御部及び交換機4と有線回線を介して接続するた
めのインタフェース部とを有している。また、通話用送
受信機10の送信機には、送受信アンテナ12を通した
電波信号の送信電力を制御部からの指令により任意に変
更可能な電力増幅部11を含んでいる。図4に、電力増
幅部11の入出力特性の一例を示す。
【0018】次に動作を説明する。以下、本発明をアク
セス方式としてTDMA−FDD方式、変調方式として
π/4DQPSK方式を採用しているデジタル移動体通
信システムに適用した一実施形態例を図面を参照しなが
ら詳述する。
【0019】本例のデジタル移動体通信システムは、交
換機(PBX)4と複数の無線基地局装置1−1〜1−
nの各との間は専用線やISDN回線等で接続され、一
つの交換機4から複数の無線基地局装置1−1〜1−n
それぞれに対し、通信及び制御を行っている。さらに、
各無線基地局装置1−1〜1−nは、予め決められたプ
ロトコルで、複数の移動体端末5−1〜5−nと無線を
介して通信及び制御を行う。
【0020】このようなデジタル移動体通信システムの
通常運用時の無線回線ゾーン6−1〜6−nの回線設計
として、サービスエリア半径Amをカバーレッジするよ
うな場合においては、上り/下りのアンテナの利得、送
信電力、受信感度及び伝送路伝搬損失により、無線基地
局装置1−1〜1−n及び移動体端末5−1〜5−nの
無線仕様は決定される。例えば、半径A=200mでサ
ービスエリアをカバーする場合には、無線仕様の一部で
ある送信電力と受信感度に関しては、無線基地局装置1
−1〜1−n及び移動体端末5−1〜5−nは、200
mW/100mW、感度0dBμV/3dBμVとな
り、無線基地局装置1−1〜1−nと移動体端末5−1
〜5−nとの間は、所定のUP/DOWN LINK、
つまり無線基地局装置1−1〜1−n及び移動体端末5
−1〜5−nに一定の範囲内での受信電界レベルが入力
されるようにシステムレベルダイヤを構築して、音声、
非音声の相互通信を可能としている。
【0021】また、運用回線周波数設定方法としては、
無線基地局装置1−1〜1−n内の電界監視用受信機1
4において、無線基地局装置1−1〜1−nの起動時に
交換機4から命令されたスキャニング動作を開始し、ゾ
ーン内の周波数状態(周波数の値、周波数発生頻度、レ
ベル、回線品質)を検出し、その情報結果を交換機4に
報告している。ここでは、通話用送受信機10と電界監
視用受信機14とは互いに、時間軸的に独立に動作する
ものである。
【0022】報告を受けた交換機4では、有線接続され
ているすべての無線基地局装置1−1〜1−nの周波数
状態報告結果より、各無線基地局装置1−1〜1−nの
運用周波数が電波干渉がなく所定のD/U比を満足でき
る回線品質の高い状態となるように、運用周波数をダイ
ナミックに割り当てる。つまり、ある移動体端末5−1
の回線周波数(F1)と電波干渉を受けないだけのΔf
以上の周波数を離した回線周波数(F2)を他の移動体
端末5−2に割り当てる。
【0023】このような、無線回線ゾーン6−1〜6−
nの運用状態(運用モード)において、無線基地局装置
1−1〜1−nと移動体端末5−1〜5−nとが通信し
ている際には、π/4DQPSK変調の直交性を維持す
るために、通話用送受信機10内の電力増幅部11の直
線性を確保するように10dBのバックオフをとった出
力電力(XmW=200mW)で運用する。つまり、下
りの回線品質を劣化させないような電力増幅部11のバ
イアス値を設定する。
【0024】また当然のことながら、各無線基地局装置
1−1〜1−nは複数の移動体端末5−1〜5−nと送
受信同時に行うために、通話用送受信機10の送信ON
時の受信帯域雑音を抑圧するために必要なアイソレーシ
ョンを持った送受信フィルタを具備して、受信感度を劣
化させないだけのサーマルノイズ値、例えば、−5dB
μVを確保している。なお、この通話用送受信機10の
電力増幅部11はリニアアンプなので、1dBコンプレ
ッションレベル(P1dB=YmW=2000mW)ま
では、入力レベルをあげれば固定利得で出力レベルも比
例して上がっていくものである。
【0025】次に、無線基地局装置1−1〜1−nの故
障検出を行う場合(故障検出モード)においては、例え
ば、トラフィックの少ない時間帯に、交換機4から各無
線基地局装置1−1〜1−nに対して順次、次のような
指令を与える。初めにある故障検出対象の無線基地局装
置1−1に、その通話用送受信機10の周波数指定をF
1とさせ、さらに電力増幅部11の10dBのバックオ
フも解除させる。このとき、無線基地局装置1−1の出
力電力は200mWとなり、例えば、半径500mをカ
バーするような無線回線ゾーン7−1となり、隣接する
無線基地局装置1−2には受信可能限界レベルを供給で
きるようになる(図1の状態)。同時に、交換機4から
は、その隣接する無線基地局装置1−2の電界監視用受
信機14の周波数指定をF1とさせ受信可能な状態にも
しておく。
【0026】この状態で、故障検出対象とした無線基地
局装置1−1の故障検出の第1番目の動作として、交換
機4から、無線基地局装置1−1に対して、故障検出モ
ード信号(例えば2進符号で、11001100・・
・)を下り電波(F1)にてπ/4DQPSK変調さ
せ、出力電力2000mWで送受信アンテナ12より放
射させる。その下り電波(F1)は、周波数や設置環境
及び距離に対応した空間伝搬損失によって減衰され、隣
接して設置されている無線基地局装置1−2の受信専用
アンテナ13にて受信される。その受信された電波(F
1)は電界監視用受信機14にて、変調信号を復調して
故障検出モード信号かどうか判断する。復調信号が故障
検出モード(11001100・・・)と一致したとき
は、無線基地局装置1−1の通話用送受信機10の送信
機は正常と認識される。一方、復調信号が(10101
0・・・)となって不一致したときや、電波が受信不能
な電界情報のときは、通話用送受信機10の送信機は異
常と認識される。ここで、故障検出対象の無線基地局装
置1−1の下り電波の送信機能、つまり通話用送受信機
10の送信機能の故障検出確認動作が完了する。
【0027】次に第2番目として、第1の動作と同時に
通話用送受信機10のバックオフ分の出力UPは、受信
帯域雑音も増加することを意味しており、これを利用し
て受信機能の故障検出を行う。例えば、バックオフ前は
受信帯域雑音が−5dBμVだったのが、バックオフ解
除は10dBUPの+5dBμVとなり、通話用送受信
機10の受信機にて電界検出可能となり、+5dBμV
と報告した場合には正常と認識される。一方、電界検出
報告値が−5dBμVのような無信号時の電界検出値を
報告した場合には異常と認識される。ここで、故障検出
対象の無線基地局装置1−1の上り電波の受信機能、つ
まり通話用送受信機10の受信機能の故障検出確認動作
が完了する。
【0028】次に第3番目として、無線基地局装置1−
1及び無線基地局装置1−2の送信/受信モードを互い
に逆転させる。すなわち、交換機4からは、無線基地局
装置1−1の電界監視用受信機14の周波数指定をF1
とさせ受信可能な状態とし、無線基地局装置1−2から
の下り電波(F1)をその通話用送受信機10の電力増
幅部11のバックオフを解除して放射させる。そこで、
交換機4から無線基地局装置1−2に対して故障検出モ
ード信号(11001100・・・)を下り電波(F
1)にて、π/4DQPSK変調させ、出力電力200
0mWで送受信アンテナ12より放射させる。その下り
電波(F1)は、空間伝搬損失によって減衰され、隣接
して設置されている無線基地局装置1−1の受信専用ア
ンテナ13にて受信される。その受信された電波(F
1)は電界監視用受信機14にて、変調信号を復調して
故障検出モード信号か判断する。復調信号が故障検出モ
ード(11001100・・・)と一致したときは、無
線基地局装置1−1の電界監視用受信機14の受信機能
は正常と認識される。一方、復調信号が(101010
・・・)となって不一致したときや、電波が受信不能な
電界情報のときは、電界監視用受信機14の受信機能は
異常と認識される。ここで、故障検出対象の無線基地局
装置1−1の下り電波の受信機能、つまり電界監視用受
信機14の受信機能の故障検出確認動作が完了する。
【0029】上述した第1番目〜第3番目の動作がすべ
て正常の場合、故障検出対象の無線基地局装置1−1は
正常、いずれか一つでも異常の場合には無線基地局装置
1−1は異常と判断される。
【0030】同様に、他の無線基地局装置1−(m−
1)とその隣接無線基地局装置1−mとで、無線基地局
装置1−(m−1)が送信/受信モード、無線基地局装
置1−mが受信/送信モードとなり、上述の故障検出動
作を繰り返すことにより(ここで、1<m<n)、シス
テム内のすべての無線基地局装置1−1〜1−nの故障
検出を行うことができる。図5に上記の一連の動作フロ
ー図を示す。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、無線基地
局装置内の通話用送受信機の送信電波を利用して、隣接
する無線基地局装置の電界監視用受信機で受信し無線基
地局装置の故障検出を判断できるため、独立に試験用移
動端末を持ったり、無線基地局装置内に疑似試験端末部
を持つことなく、システム全体での設備効率を上げられ
たり、無線基地局装置の小型化、低価格化にも寄与でき
るという利点がある。さらには、交換機から自律的な自
動制御により、通話用送受信機が故障しているのか電界
監視用受信機が故障しているのか判別できるため、保守
性が向上するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の移動体通信システムの
無線基地局装置の故障検出時の無線回線ゾーン構成を示
す図である。
【図2】本発明の一実施形態例の無線基地局装置の構成
を示す図である。
【図3】図1に示す移動体通信システムの無線基地局装
置の運用時の無線回線ゾーン構成を示す図である。
【図4】図2に示す無線基地局装置の電力増幅部の入出
力特性の一例を示す図である。
【図5】本発明の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1−1,1−2,…,1−n 無線基地局装置 4 交換機 5−1,5−2,…,5−n 移動体端末 6−1,6−2,…,6−n 運用時の無線回線ゾー
ン 7−1,7−2,…,7−n 故障検出時の無線回線
ゾーン 10 通話用送受信機 11 電力増幅部 12 送受信アンテナ 13 受信専用アンテナ 14 電界監視用受信機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体端末と無線により通信を行う無線
    回線ゾーンを有し、他の無線基地局装置とともに有線を
    介して交換機に接続され移動体通信システムを構成する
    無線基地局装置において、 電波を送受信する送受信アンテナと、電波を受信する受
    信専用アンテナと、所定周波数の上り,下り電波にて前
    記送受信アンテナ及び受信専用アンテナを通して前記移
    動体端末と受信ダイバーシチを行いながら相互通話する
    ための通話用送受信機と、前記受信専用アンテナを通し
    て前記所定周波数の上り,下り電波の状態を監視する電
    界監視用受信機とを備え、前記通話用送受信機及び電界
    監視用受信機を用いて前記他の無線基地局装置との間で
    無線通信を行うことにより自装置の故障検出を可能とす
    ることを特徴とする故障検出機能付き無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 前記通話用送受信機が下り電波の送信電
    力を任意に制御可能な電力増幅部を有し、前記移動体端
    末との間で通話を行う通常運用時には前記電力増幅部の
    送信電力にバックオフを与え最大値より低減させた所定
    の送信電力で下り電波を出力することにより隣接する無
    線基地局装置への電波干渉を防止し、自装置の故障検出
    を行う故障検出時には、前記電力増幅部のバックオフを
    解除し前記所定の送信電力以上の送信電力で下り電波を
    出力することにより前記隣接する無線基地局装置による
    当該電波の受信を可能とし自通話用送受信機の送信機能
    及び受信機能を確認可能とするとともに、前記隣接する
    無線基地局装置から前記所定の送信電力以上の送信電力
    で出力された下り電波を受信することにより自電界監視
    用受信機の受信機能を確認可能とすることを特徴とする
    請求項1記載の故障検出機能付き無線基地局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の故障検出機能付き無線基
    地局装置を複数備え、隣接する無線基地局装置相互間で
    無線通信を行うことにより各無線基地局装置の故障検出
    を可能とすることを特徴とする移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記各無線基地局装置の通話用送受信機
    が下り電波の送信電力を任意に制御可能な電力増幅部を
    有し、前記各無線基地局装置が前記移動体端末との間で
    通話を行う通常運用時には各無線基地局装置の前記電力
    増幅部の送信電力にバックオフを与え最大値より低減さ
    せた所定の送信電力で下り電波を出力することにより隣
    接する無線基地局装置相互間の電波干渉を防止し、前記
    各無線基地局装置の故障検出を行う故障検出時には、故
    障検出対象の無線基地局装置の前記電力増幅部のバック
    オフを解除し前記所定の送信電力以上の送信電力で下り
    電波を出力することにより前記隣接する無線基地局装置
    の前記電界監視用受信機による当該電波の受信を可能と
    し前記故障検出対象の無線基地局装置の通話用送受信機
    の送信機能及び受信機能を確認可能とするとともに、前
    記隣接する無線基地局装置の前記電力増幅部のバックオ
    フを解除し前記所定の送信電力以上の送信電力で下り電
    波を出力することにより前記故障検出対象の無線基地局
    装置の前記電界監視用受信機の受信機能を確認可能とす
    ることを特徴とする請求項3記載の移動体通信システ
    ム。
JP9077703A 1997-03-28 1997-03-28 故障検出機能付き無線基地局装置及びそれを用いた移動体通信システム Pending JPH10276127A (ja)

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