JP2543455B2 - 無線通信方式 - Google Patents

無線通信方式

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JP2543455B2
JP2543455B2 JP3353951A JP35395191A JP2543455B2 JP 2543455 B2 JP2543455 B2 JP 2543455B2 JP 3353951 A JP3353951 A JP 3353951A JP 35395191 A JP35395191 A JP 35395191A JP 2543455 B2 JP2543455 B2 JP 2543455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内ページングシステ
ムに用いられる無線通信方式に関するものであり、特
に、基地局と移動局、または基地局を介して複数の移動
局が小電力または微弱電波を利用して互いに通信を行う
無線通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】構内ページングシステムは、製鉄所,石
油化学コンビナートあるいはトンネルや坑道内など、特
定の敷地内で多数の作業者の連絡,作業管理などに利用
され、構内作業を潤滑に行うための通信手段であり、作
業者が携帯する移動無線機や、フォークリフト,車輛等
の移動体に搭載された移動無線機を備えた多数の移動局
が基地局を介して、作業監督者からの一斉指令は勿論の
こと、作業者同志の通話を他の作業者が傍受できるよう
に構成されたシステムである。システム構成は、1つの
基地局と、その基地局無線装置にケーブルで接続され分
散配置された複数のアンテナ付き中継器と、複数の移動
局とからなる。各中継器の間隔は、各中継器のアンテナ
を中心にそれぞれ形成されるゾーン(電波の有効領域)
が互いに一部重複して連なるように設定され、全部のゾ
ーンで構内の所定の領域をカバーする総合サービスエリ
アが形成される。このようにして、総合サービスエリア
内の移動局が基地局を介して相互に通信できるように構
築されている。
【0003】移動局にはそれぞれ個別の送信周波数、例
えば、f1 ,f2 ,〜fn が割り当てられ、基地局には
送信周波数f0 の1波が割り当てられる。従って、移動
局無線装置には、自局に割り当てられた送信周波数の送
信部と基地局送信周波数f0の受信部とが備えられ、基
地局無線装置には、送信周波数f0 の送信部と各移動局
送信周波数の受信部とが備えられている。移動局が自局
の送信周波数によって発信した電波は、当該移動局が位
置するゾーンの中継器のアンテナで受信されケーブルを
介した上り回線で基地局に伝送される。基地局は、発信
移動局からの信号を受信部で受信検波し、その検波出力
を変調波として送信部で変調して周波数f0 の送信波を
下り回線で全移動局に対して送信する。即ち、構内ペー
ジングシステムは、送受同時通話で会議通話方式であ
り、通話(送信)していない移動局でも通話のモニター
受信ができ、多数の作業者が円滑な連携作業を行うこと
ができるシステムである。
【0004】このような構内無線システムに使用する周
波数帯域は、通常、上り回線,下り回線とも同じ周波数
帯が用いられ、周波数帯域,送信出力などの従来使用さ
れている技術的条件には、主に次の2通りがある。その
一つは、周波数帯域が400MHz帯(UHF帯)で送
信出力が10mW以下の小電力と呼ばれる小電力無線局
方式であり、他の一つは周波数帯域が322MHz以下
のVHF帯で3mの距離における電界強度が500μV
/m以下の送信出力の小さい微弱電波と呼ばれる微弱無
線局方式である。電波法による前者の小電力無線局方式
と後者の微弱無線局方式の電界強度を比較すると、小電
力無線局方式の方が大きく、その差は約40dB/μV
である。従って、小電力無線局方式の1つの中継器当た
りの無線ゾーンは中ゾーンであり、微弱無線局方式は小
ゾーンである。いずれの場合も、移動局から基地局に対
する上り回線、基地局から移動局に対する下り回線は、
いずれもその移動局の位置するゾーンの中継器のアンテ
ナとその中継器と基地局を結ぶケーブルで構成され、互
いに通話する移動局はそれぞれの位置するゾーンの中継
器と基地局間の上り回線,下り回線を介して通信が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構内ページングシステムでは次のような欠点があ
る。 (1)地上の空間電波を利用し分散配置された中継器の
アンテナを中心とするゾーンで構築された構内ページン
グシステムの場合。 (イ)送信出力の大きい前者のUHF帯の小電力無線を
上り/下り回線の両方に適用した方式においては、例え
ば、地上に隣接する2つの事業所があって、それぞれ構
内ページングシステムが設置された場合、それぞれの送
信出力が大きいため、使用周波数帯が近いと互いに混信
による妨害が発生する。そこで混信妨害の対策として、
混信が発生したときは一方の構内における通信が終了す
るまで他方の構内のその周波数チャネルによる交信を禁
止するキャリアセンスと呼ばれる手段が設けられてい
る。しかし、このような状態は他方の構内の作業が混乱
し、場合によっては重大な経済的損失となったり人命に
かかわることもあり大きな問題となっている。
【0006】(ロ)一方、後者のVHF帯の微弱電波を
上り/下り回線の両方に適用した方式においては、送信
出力が微弱であるため、隣接構内ページングシステムに
対する混信妨害は発生する恐れは少なく前者のような問
題は殆ど起こらないが、当該構内ページングシステムの
中で、例えば石油化学コンビナートなどで構内の建物や
多数のタンク,配管(パイプ)群などによって電波が妨
げられるため、移動局から基地局に対する送信(上り回
線)は良好であっても、基地局から移動局に対する送
信、即ち移動局側の受信(下り回線)状態が悪く相互通
信が確保できない場合があるという問題がある。この問
題を解決するためには、アンテナ付き中継器を増設して
中継器アンテナを中心とする小ゾーンの半径を小さくし
て総合サービスエリア内の相互通信を確保する手段があ
るが、上り回線と下り回線を双方向中継増幅する中継器
の価格が高く、また既設のシステムでは、増設中継器の
現場据付調整工事に困難をともなうばかりでなく、中継
器の電源を基地局から供給しているため増設数に限度が
あり、構内の総合サービスエリアを十分満足させられな
いとう欠点がある。
【0007】(2)地中の坑道,トンネル内の作業場に
設置された構内ページングシステムでVHF帯の微弱電
波を上り/下り回線の両方に適用した場合。 地上あるいはトンネルの出入口に設けた基地局からトン
ネル内に洩れアンテナとして開放同軸ケーブルを展張
し、所定の区間毎に双方向中継増幅器を挿入設置して各
区間の開放同軸ケーブルの漏洩電波による小ゾーンを連
ねてトンネル内全長に亘る総合サービスエリアが構成さ
れる。このようなトンネル内の構内無線システムの場
合、前記空間波を利用した地上のシステムの場合に対し
て、上り,下り回線において逆の欠点がある。すなわ
ち、基地局から開放同軸ケーブルを介して携帯移動局に
対する下り回線は良好であっても、移動局から上り回線
を介した基地局の受信状態が悪いため、移動局相互に関
する総合サービスエリアを十分満足させられないという
欠点がある。
【0008】この理由は次の通りである。即ち、下り回
線の電波の伝送経路は、開放同軸ケーブル(アンテナ等
価利得をA1 とする。)→移動局受信アンテナ(アンテ
ナ等価利得をA2 とする。)であり、上り回線の電波の
伝送経路は、移動局送信アンテナ(アンテナ等価利得を
2 とする。)→開放同軸ケーブル(アンテナ等価利得
をA1 とする。)である。ここで、上り回線と下り回線
の各無線送信出力電界が等しい場合(例えば電波法で規
定されている微弱電波の場合)、下り回線の受信アンテ
ナ等価利得(A2 )>上り回線の受信アンテナ等価利得
(A1 )であるため、上り回線のサービスエリアは下り
回線のサービスエリアに比べて狭くなる。この場合も、
不具合区間の中間に双方向中継増幅器を挿入増設する手
段はあるが、価格の点,電源供給設備の点,現場据付調
整作業の点などに困難を伴う欠点がある。また、坑道内
では送信電力の上限値が法規制されているので、送信出
力を大きくする改善にも限度がある。例えば、電波法に
より微弱電波(送受同時通話)、または小電力(送受同
時通話)を使用しなければならない。
【0009】請求項1に記載の本発明の目的は、上記の
地上の空間電波を利用した構内ページングシステムにお
けるVHF帯の微弱電波を上り/下り回線に利用したと
き、下り回線の移動局受信状態が悪く、増設する中継器
の数に制限があり、工事が困難、価格が高いという欠点
を解消して、中継器の価格を安くし、増設する場合の増
設数の制限を緩和した無線通信方式を提供することにあ
る。
【0010】また、請求項2に記載の本発明の目的は、
地中のトンネル内などの構内ページングシステムにおけ
るVHF帯の微弱電波を上り/下り回線に利用したと
き、上り回線の基地局受信状態が悪く、増設する中継器
の価格が高く、工事が困難という欠点を解消して、中継
器の価格を安くし、増設する場合の増設数の制限を緩和
した無線通信方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の無線通信方式は、地上の一定の敷地内の構内無線の場
合のように通常アンテナを用いた自由空間における無線
通信方式であり、その構成は、基地局と、該基地局の無
線装置に接続され給電線として地上の構内に展帳された
複数の同軸ケーブルと、該複数の同軸ケーブルのそれぞ
れに所定の間隔で挿入接続され前記構内に分散配置され
前記基地局からの下り回線電波を送信し該基地局に対す
る上り回線電波を受信する送受信アンテナを備えた複数
の中継器と、該複数の中継器の送受信アンテナを中心と
し互いに一部が重なり合うような複数のゾーンによって
構成される総合サービスエリア内の複数の移動局とから
なり、前記基地局と前記複数の移動局にはそれぞれ個別
に1波づつ送信周波数が割り当てられ、前記複数の移動
局のそれぞれは、前記基地局からの下り回線電波を受信
復調する受信部と、自局からの上り回線電波を送出する
送信部とを備え、前記基地局は、前記複数の移動局から
の上り回線電波を前記同軸ケーブルを介して選択受信検
波する受信部と、該検波出力を変調波として自局の送信
周波数に変調をかけた下り回線信号を前記同軸ケーブル
に送出する送信部とを備え、各移動局が前記基地局を介
して相互通信を行う構内ページング用の無線通信方式に
おいて、前記下り回線電波としてVHF帯微弱電波を使
用し、前記上り回線電波としてUHF帯小電力を使用
し、前記複数の中継器は、前記VHF帯微弱電波による
下り回線信号と前記UHF帯小電力による上り回線信号
をそれぞれ中継増幅するとともに該微弱電波を放射する
送信アンテナと該小電力電波を受信する受信アンテナと
を備えた双方向中継器と、前記VHF帯微弱電波による
下り回線信号を中継増幅し前記UHF帯小電力による上
り回線信号を通過させるとともに該微弱電波を放射する
送信アンテナを備えた下り増幅/上りパス中継器と、前
記VHF帯微弱電波による下り回線信号を中継増幅する
とともに該微弱電波を放射する送信アンテナを備えた下
り回線用中継器とから構成され、前記複数の同軸ケーブ
ルは、前記双方向中継器の受信アンテナを中心とする中
ゾーンが互いに一部重なるような間隔で挿入接続された
複数の双方向中継器と、該複数の双方向中継器の間及び
前記基地局との間に前記下り増幅/上りパス中継器の送
信アンテナを中心とする小ゾーンが互いに一部重なるよ
うな間隔で挿入接続された複数の下り増幅/上りパス中
継器と、終端部に前記下り回線用中継器の送信アンテナ
を中心とする小ゾーンが前記双方向中継器による小ゾー
ンと互いに一部重なるように接続された下り回線用中継
器とが設けられた上り/下り兼用同軸ケーブルと、前記
下り回線用中継器の送信アンテナを中心とする小ゾーン
が互いに一部重なるような間隔で挿入接続された複数の
下り回線用中継器が設けられ、前記上り/下り兼用同軸
ケーブルの両側に該上り/下り兼用同軸ケーブルの中継
器によって形成される複数の小ゾーンと互いに一部重な
るような間隔で並行して配置された複数の下り専用同軸
ケーブルとから構成され、前記複数の小ゾーンによるV
HF帯微弱電波の下り回線サービスエリアと前記複数の
中ゾーンによるUHF帯小電力の上り回線サービスエリ
アとがほぼ等しくなるように構成されたことを特徴とす
るものである。
【0012】本発明の請求項2に記載の無線通信方式
は、共同溝やトンネルのような地中の細長い空間の場合
のように開放同軸ケーブルをアンテナとして帯状のサー
ビスエリアを確保するための無線通信方式であり、その
構成は、基地局と、該基地局の無線装置に接続され給電
線と送受信アンテナを兼ねて地下のトンネル内に展帳さ
れた開放同軸ケーブルと、該開放同軸ケーブルに所定の
間隔で挿入配置された複数の中継器と、前記開放同軸ケ
ーブルに沿って構成される帯状の総合サービスエリア内
の複数の移動局とからなり、前記基地局と前記複数の移
動局にはそれぞれ個別に1波づつ送信周波数が割り当て
られ、前記複数の移動局のそれぞれは、前記基地局から
の下り回線電波を受信復調する受信部と、自局からの上
り回線電波を送出する送信部とを備え、前記基地局は、
前記複数の移動局からの上り回線電波を前記開放同軸ケ
ーブルを介して選択受信検波する受信部と、該検波出力
を変調波として自局の送信周波数に変調をかけた下り回
線信号を前記開放同軸ケーブルに送出する送信部とを備
え、各移動局が前記基地局を介して相互通信を行う地下
トンネル内ページング用の無線通信方式において、前記
下り回線電波としてVHF帯微弱電波を使用し、前記上
り回線電波としてUHF帯小電力を使用し、前記複数の
中継器は、前記VHF帯微弱電波による下り回線信号と
前記UHF帯小電力による上り回線信号をそれぞれ中継
増幅する双方向中継器と、前記VHF帯微弱電波による
下り回線信号を中継増幅し前記UHF帯小電力による上
り回線信号を通過させる下り増幅/上りパス中継器とか
ら構成され、前記双方向中継器は、前記開放同軸ケーブ
ルに沿ってほぼ帯状に形成される前記UHF帯小電力に
よる中ゾーンが一部重なるような間隔で該開放同軸ケー
ブルに挿入配置され、前記下り増幅/上りパス中継器
は、前記中ゾーンを形成する開放同軸ケーブルの区間を
前記VHF帯微弱電波による複数の小ゾーンでカバーす
るような間隔で該開放同軸ケーブルに挿入配置され、前
記複数の小ゾーンによるVHF帯微弱電波の下り回線サ
ービスエリアと前記中ゾーンによるUHF帯小電力の上
り回線サービスエリアとがほぼ等しくなるように構成さ
れたことを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】以下、まず、図面により請求項1に記載した
本発明の無線通信方式を詳細に説明する。図1は本発明
の第1の実施例を示すシステム構成図であり、上り回線
にUHF帯の小電力を用い、下り回線にはVHF帯の微
弱電波を用いた地上の一定の敷地内の構内無線システム
であり、通常アンテナを用いた自由空間における無線通
信方式の実施例である。図において、15は基地局無線
装置、11,12,13,14は、例えば、移動局が4
台のときの受信部であり、それぞれ移動局に割り当てら
れたUHF帯小電力の周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4
移動局からの受信波を選択受信復調する。10は送信部
であり、受信部11,12,13,14の復調出力を変
調波として基地局に割り当てられたVHF帯微弱電波の
周波数f0 に変調をかけて全移動局に対する送信波(被
変調波)を送出する。9は結合部である。1−1,1−
3はVHF帯微弱電波による下り回線専用の高周波同軸
ケーブル(例10D2Vタイプ)であり、給電線,電源
線を共用する。1−2はUHF帯小電力による上り回線
とVHF帯微弱電波による下り回線を共用する高周波同
軸ケーブル(例10D2Vタイプ)である。上記の送信
部10および受信部11,12,13,14と、同軸ケ
ーブル1−1,1−2,1−3とは結合部9によって互
いに接続されている。
【0014】7は双方向中継器であり、移動局からの上
り回線用UHF帯受信アンテナ6と移動局に対する下り
回線用VHF帯送信アンテナ3を備えている。8は中ゾ
ーンであり、双方向中継器7のUHF帯受信アンテナ6
を中心として形成されるUHF帯小電力上り回線の無線
ゾーンである。この例の場合、2つの双方向中継器7
は、それぞれの中ゾーン8が互いに一部重なるような間
隔で同軸ケーブル1−2によって接続され配置されてい
る。
【0015】2は下り回線用の中継増幅器であり、移動
局に対する下り回線VHF帯微弱電波送信アンテナ3を
備えている。4は小ゾーンであり、アンテナ3を中心と
して形成されるVHF帯微弱電波下り回線の無線ゾーン
である。下り回線用の中継増幅器2は、この小ゾーン4
が互いに一部重なるような間隔で同軸ケーブル1ー1,
1−3によって接続され配置されている。さらに、同軸
ケーブル1ー2の終端部にも配置されている。
【0016】5は下り回線信号を中継増幅し上り回線信
号を通過させる下り増幅/上りパス中継器であり、移動
局に対する下り回線VHF帯微弱電波送信アンテナ3を
備え、送信アンテナ3を中心とする小ゾーン4が形成さ
れている。この下り増幅/上りパス中継器5は、この中
継器5によって形成される小ゾーン4と双方向中継器7
の送信アンテナ3を中心とする小ゾーン4とが互いに一
部重なるような間隔で同軸ケーブル1ー2の基地局15
と双方向中継器7との間、及び2つの双方向中継器7の
間に接続され配置されている。
【0017】さらに、上記3つの系統の同軸ケーブル1
ー1,1ー2,1ー3の間隔は、図1に示したように、
それぞれの系統の小ゾーン4が互いに一部重なるような
間隔で配置されている。そして、3種類の中継器2,
5,7を上述のように配置することにより、総合サービ
スエリアは次のように構築される。即ち、UHF帯小電
力による上り回線のサービスエリアは、上り下り兼用の
同軸ケーブル1ー2に所定の間隔で配置された複数の双
方向中継器7の受信アンテナ6を中心として互いに一部
重なるように連なった中ゾーン8によって構築される。
そして、VHF帯微弱電波による下り回線のサービスエ
リアは、上り下り兼用の同軸ケーブル1ー2に所定の間
隔で配置された複数の双方向中継器7および下り増幅/
上りパス中継器5と、下り専用の同軸ケーブル1ー1,
1ー3に所定の間隔で配置された複数の下り回線用の中
継増幅器2の送信アンテナ3を中心とた複数の小ゾーン
4が互いに一部重なるように連なり、上り回線のサービ
スエリアを構成する中ゾーン8とほぼ等しいエリアをカ
バーすることによって構築される。
【0018】M1 ,M2 ,M3 ,M4 は上記総合サービ
スエリア内の複数の移動局であり、それぞれ個別に割り
当てられた上り回線のUHF帯小電力の送信周波数f
1 ,f2 ,f3 ,f4 の送信電波を出力する送信部と、
基地局からの下り回線のVHF帯の周波数f0 の微弱電
波を受信する受信部とを備えている。これらの送信部と
受信部は図示を省略した。
【0019】以下第1の実施例における作用を説明す
る。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状態と
する。 (1)移動局M1 が移動局M2 を呼び出して相互同時通
話する場合。 移動局M1 が、移動局M2 を呼び出す音声で変調したU
HF帯小電力の周波数f1 の電波を送信すると、f1
信波(被変調波)は当該中ゾーン8の双方向中継器7の
受信アンテナ6で受信され、双方向中継増幅器7→高周
波同軸ケーブル1−2→下り回線用/上り回線パス中継
器5→ケーブル1−2→結合部9を経て基地局15の受
信部11にて受信検波され、送信部10からその検波出
力で変調されたVHF帯微弱電波の周波数f0 の送信波
(被変調波)が送出され、同軸ケーブル1−1,1−
2,1−3に同時に送出される。ケーブル1−2による
小ゾーン4の1つに位置する移動局M2 は、ケーブル1
−2→下り回線用/上り回線パス中継器5→双方向中継
器7→ケーブル1−2→下り回線用/上り回線パス中継
器5を経て移動局M2 の位置する小ゾーン4の双方向中
継増幅器7の送信アンテナ3から送出される周波数f0
(被変調波)の電波を移動局M2 の受信部で受信する。
【0020】移動局M2 は移動局M1 から呼び出されて
いる音声を聞くことができるから、移動局M2 は自局の
UHF帯小電力の送信周波数f2 を移動局M1 に応答す
る音声にて変調した送信波f2 (被変調波)を送信す
る。送信波f2 (被変調波)は最寄りの双方向中継増幅
器7の受信アンテナ6で受信され、双方向中継増幅器7
→同軸ケーブル1−2→下り回線増幅/上り回線パス中
継増幅器5→同軸ケーブル1−2→双方向中継増幅器7
→同軸ケーブル1−2→下り回線増幅/上り回線パス中
継増幅器5→同軸ケーブル1−2→結合部9を経て基地
局の周波数f2 (被変調波)を選択受信する受信部12
にて受信検波され、送信部10からその検波出力で変調
されたVHF帯微弱電波の周波数f0 の送信波f0 (被
変調波)が送出され、同軸ケーブル1−1,1−2,1
−3に同時に送出される。ケーブル1−1による小ゾー
ン4の1つに位置する移動局M1 は、同軸ケーブル1−
1を経て移動局M1 の位置する小ゾーン4の下り回線専
用の中継増幅器2の送信アンテナ3から送出される周波
数f0 (被変調波)の電波を移動局M1 の受信部で受信
し、移動局M2 の応答音声を聞くことができる。即ち、
移動局M1 と移動局M2 の相互同時通話が、基地局15
を中継して確保される。この状態は、移動局M1 ,M2
が互いに各下り回線用小ゾーン4及び上り回線用中ゾー
ン8を移動する限り確保されることは勿論のことであ
る。
【0021】(2)移動局M2 ,M3 ,M4 がそれぞれ
相手を呼び出して相互同時通話する場合。 例えば、移動局M2 が移動局M3 を呼び出して相互同時
通話する場合、あるいは、移動局M3 が移動局M4 を呼
び出して相互同時通話する場合等の動作説明は、前述し
た移動局M1 が移動局M2 を呼び出して相互同時通話す
る場合の動作説明と全く類似であるので、詳細説明は省
略する。
【0022】以上のように、第1の実施例によれば、上
り,下り回線ともVHF帯微弱電波を利用した場合の下
り回線の基地局受信状態の不具合を、高価な双方向中継
器の数を増やして改善する代わりに、上り回線にUHF
帯小電力を適用して送信出力を大きくし無線ゾーンを中
ゾーンとすることにより双方向中継器の数を減らし、下
り回線に接続する多数の中継器を、価格の安い下り増幅
/上りパス中継器5、及び更に価格の安い下り回線用中
継器2にすることができる。
【0023】次に、請求項2に記載した本発明の無線通
信方式を詳細に説明する。図2は本発明の第2の実施例
を示すシステム構成図であり、トンネル内などで開放同
軸ケーブルを洩れアンテナとして使用した構内無線シス
テムの実施例である。この例も、前述の第1の実施例と
同じく、上り回線にUHF帯の小電力を用い、下り回線
にはVHF帯の微弱電波を用いた。この第2の実施例の
場合は、従来不具合であった上り回線の通信状態を改善
するために、下り回線はVHF帯による微弱電波のまま
であるが、上り回線はUHF帯小電力とし送信出力を上
げて約1mWの移動局設備とすることにより大幅にその
ゾーンの拡大を図り、従来の双方向中継増幅器の少なく
とも半分以上を、上り回線信号はそのまま通過させる上
り回線パスとし下り回線のみ中継増幅するような簡易な
中継増幅器5に変えたことを特徴とするものである。
【0024】図において、16は開放同軸ケーブルであ
る。この開放同軸ケーブル16は、UHF帯小電力上り
回線の受信用と、VHF帯微弱電波下り回線の送信用の
アンテナであり、給電線,電源線を共用する。19は基
地局無線装置、11,12は、例えば、移動局が2台の
ときの受信部であり、それぞれ移動局に割り当てられた
UHF帯小電力の周波数f1 ,f2 の移動局からの受信
波を選択受信復調する。10は送信部であり、受信部1
1,12の復調出力を変調波として基地局に割り当てら
れたVHF帯微弱電波の周波数f0 に変調をかけて全移
動局に対する送信波(被変調波)を送出する。18は結
合部である。送信部10および受信部11,12と、開
放同軸ケーブル16とは結合部18によって互いに接続
されている。17は開放同軸ケーブル16の終端部であ
る。
【0025】5は下り回線信号を中継増幅し上り回線信
号を通過させる下り増幅/上りパス中継器であり、7は
双方向中継器である。21は中ゾーンであり、双方向中
継器7によって区切られるUHF帯小電力上り回線の無
線ゾーンである。20は小ゾーンであり、下り増幅/上
りパス中継器5および双方向中継器7によって区切られ
たVHF帯微小電波の下り回線の無線ゾーンである。下
り増幅/上りパス中継器5は、小ゾーン20が互いに接
するような間隔で開放同軸ケーブル16に接続配置され
ている。この場合の総合サービスエリアは、上り回線の
2つの中ゾーン21と、その2つの中ゾーン21をカバ
ーする4つの下り回線の小ゾーン20とによって形成さ
れる領域となる。
【0026】M1 ,M2 は上記総合サービスエリア内の
複数の移動局であり、それぞれ個別に割り当てられた上
り回線のUHF帯小電力の送信周波数f1 ,f2 の送信
電波を出力する送信部と、基地局からの下り回線のVH
F帯の周波数f0 の微弱電波を受信する受信部とを備え
ている。これらの送信部と受信部は図示を省略した。
【0027】図3は図2の第2の実施例が設置される坑
道の断面図であり、例えばセメント掘り出し用本坑道の
断面図である。本坑道30は幅約3〜5m,高さ約5m
で床上片側にセメント運搬用のベルトコンベア31があ
り、移動無線機を携帯する作業者(移動局M)が、片側
の壁面の約2mの高さに坑道に沿って展張された開放同
軸ケーブル32を介して基地局あるいは他の作業者と相
互通信を行なう。開放同軸ケーブル32は坑道のほぼ中
心軸上に展張されれば理想的であるが、坑道内は狭いの
で側壁面に展張されるのが一般的である。従って、坑道
の断面の幅は、図2の開放同軸ケーブル16より下側ま
たは上側のゾーンの幅に相当する。
【0028】次に、図2の第2の実施例の作用を説明す
る。説明の都合上、基地局送信部10は常時送信状態と
する。 (1)移動局M1 が移動局M2 を呼び出して相互同時通
話する場合。 移動局M1 が移動局M2 を呼び出す音声で変調したUH
F帯小電力の周波数f1 の電波を送信すると、f1 送信
波(被変調波)は、移動局M1 の位置する中ゾーン21
に展張してある開放同軸ケーブル16で受信され、下り
増幅/上りパス中継器5→開放同軸ケーブル16→双方
向中継増幅器7→開放同軸ケーブル16→下り増幅/上
りパス中継器5→開放同軸ケーブル16→結合部18を
経て基地局19の受信部11にて受信検波され、送信部
10からその検波出力で変調されたVHF帯微弱電波の
周波数f0 の送信波f0 (被変調波)が送出され、結合
部18を経て開放同軸ケーブル16へ送出されるので、
16→5→16→7→16→5→16→終端器17によ
り下リ回線用小ゾーン20に放射されるので、移動局M
2 の位置する近傍の開放同軸ケーブル16の洩れ波f0
(被変調波)は移動局M2 の受信部で受信される。
【0029】移動局M2 は、移動局M1 から呼び出され
ている音声を聞くことができるから、自局のUHF帯小
電力送信周波数f2 を移動局M1 に応答する音声で変調
した送信波f2 (被変調波)を送信する。送信波f2
(被変調波)は移動局M2 の位置する小ゾーン20に展
張してある開放同軸ケーブル16で受信され、下り増幅
/上りパス中継器5→開放同軸ケーブル16→結合部1
8を経て基地局19の受信部12で受信検波され、送信
部10からその検波出力で変調されたVHF帯微弱電波
の周波数f0 の送信波f0 (被変調波)が送出され、結
合部18を経て開放同軸ケーブル16へ送出されるの
で、16→5→16→7→16→5→16→終端器17
により下リ回線用小ゾーン20に放射されるので、移動
局M1 の位置する近傍の開放同軸ケーブル16の洩れ波
0 (被変調波)は移動局M1 の受信部で受信され、移
動局M2 からの応答音声を聞くことができる。即ち、移
動局M1 と移動局M2 の相互同時通話が基地局19を中
継して確保される。この状態は、移動局M1 ,移動局M
2 が互いに各下り回線用小ゾーン20及び上り回線用中
ゾーン21を移動する限り確保されることは勿論のこと
である。
【0030】
【発明の効果】以上の動作説明で明白なように、例え
ば、本発明の第1の実施例によれば、移動局M1 が存在
るす小ゾーン4において、下り回線信号の受信状態が現
場の電波環境の都合により不具合いが発生した場合等に
対応するときは、移動局M1 の存在する小ゾーン4の下
り回線の電波伝搬のみを現場調整すれば解決することが
できる。又、本発明の第2の実施例によれば、移動局M
1 が存在する小ゾーン20の下り回線において、上り回
線信号の送信状態が現場の電波環境の都合により不具合
が発生した場合等に対応するときは、移動局M1 の存在
する中ゾーン21の上り回線の電波伝搬のみを現場調整
すれば解決できるので、従来の技術による送信系と受信
系の通信サービスエリアが同一周波数帯域によって構成
された場合に較べて、現場据付工事にともなう電波伝搬
特性の現場調整が容易となることは勿論のこと、現場電
波環境に最も適合するゾーン構築設計が極めて容易とな
るので、移動無線通信の総合安定化のために極めて効果
がある。さらに、本発明によれば、単方向(下り増幅)
中継器および下り増幅/上りパス中継器を構成要素とし
て用いることができるので、価格が安く、現場据付調整
作業が容易になり、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成例図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成例図である。
【図3】坑道の断面図である。
【符号の説明】
1 高周波同軸ケーブル 2 下り回線用中継増幅器 3 送信アンテナ(小ゾーン,下り回線用) 4 小ゾーン(下り回線用) 5 下リ増幅/上りパス中継器 6 受信アンテナ(中ゾーン,上り回線用) 7 双方向中継増幅器 8 中ゾーン(上り回線用) 9 結合部 10 送信部(送信周波数f0 ) 11 受信部(受信周波数f1 ) 12 受信部(受信周波数f2 ) 13 受信部(受信周波数f3 ) 14 受信部(受信周波数f4 ) 15 基地局無線装置 16 開放同軸ケーブル 17 終端器 18 結合部 19 基地局無線装置 20 小ゾーン(下り回線用) 21 中ゾーン(上り回線用) 30 坑道 31 ベルトコンベアー 32 開放同軸ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−181226(JP,A) 特開 昭62−269523(JP,A) 特開 平3−166832(JP,A) 特開 昭63−250224(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、該基地局の無線装置に接続さ
    れ給電線として地上の構内に展帳された複数の同軸ケー
    ブルと、該複数の同軸ケーブルのそれぞれに所定の間隔
    で挿入接続され前記構内に分散配置され前記基地局から
    の下り回線電波を送信し該基地局に対する上り回線電波
    を受信する送受信アンテナを備えた複数の中継器と、該
    複数の中継器の送受信アンテナを中心とし互いに一部が
    重なり合うような複数のゾーンによって構成される総合
    サービスエリア内の複数の移動局とからなり、 前記基地局と前記複数の移動局にはそれぞれ個別に1波
    づつ送信周波数が割り当てられ、 前記複数の移動局のそれぞれは、前記基地局からの下り
    回線電波を受信復調する受信部と、自局からの上り回線
    電波を送出する送信部とを備え、 前記基地局は、前記複数の移動局からの上り回線電波を
    前記同軸ケーブルを介して選択受信検波する受信部と、
    該検波出力を変調波として自局の送信周波数に変調をか
    けた下り回線信号を前記同軸ケーブルに送出する送信部
    とを備え、 各移動局が前記基地局を介して相互通信を行う構内ペー
    ジング用の無線通信方式において、 前記下り回線電波としてVHF帯微弱電波を使用し、前
    記上り回線電波としてUHF帯小電力を使用し、 前記複数の中継器は、前記VHF帯微弱電波による下り
    回線信号と前記UHF帯小電力による上り回線信号をそ
    れぞれ中継増幅するとともに該微弱電波を放射する送信
    アンテナと該小電力電波を受信する受信アンテナとを備
    えた双方向中継器と、前記VHF帯微弱電波による下り
    回線信号を中継増幅し前記UHF帯小電力による上り回
    線信号を通過させるとともに該微弱電波を放射する送信
    アンテナを備えた下り増幅/上りパス中継器と、前記V
    HF帯微弱電波による下り回線信号を中継増幅するとと
    もに該微弱電波を放射する送信アンテナを備えた下り回
    線用中継器とから構成され、 前記複数の同軸ケーブルは、前記双方向中継器の受信ア
    ンテナを中心とする中ゾーンが互いに一部重なるような
    間隔で挿入接続された複数の双方向中継器と、該複数の
    双方向中継器の間及び前記基地局との間に前記下り増幅
    /上りパス中継器の送信アンテナを中心とする小ゾーン
    が互いに一部重なるような間隔で挿入接続された複数の
    下り増幅/上りパス中継器と、終端部に前記下り回線用
    中継器の送信アンテナを中心とする小ゾーンが前記双方
    向中継器による小ゾーンと互いに一部重なるように接続
    された下り回線用中継器とが設けられた上り/下り兼用
    同軸ケーブルと、 前記下り回線用中継器の送信アンテナを中心とする小ゾ
    ーンが互いに一部重なるような間隔で挿入接続された複
    数の下り回線用中継器が設けられ、前記上り/下り兼用
    同軸ケーブルの両側に該上り/下り兼用同軸ケーブルの
    中継器によって形成される複数の小ゾーンと互いに一部
    重なるような間隔で並行して配置された複数の下り専用
    同軸ケーブルとから構成され、 前記複数の小ゾーンによるVHF帯微弱電波の下り回線
    サービスエリアと前記複数の中ゾーンによるUHF帯小
    電力の上り回線サービスエリアとがほぼ等しくなるよう
    に構成されたことを特徴とする無線通信方式。
  2. 【請求項2】 基地局と、該基地局の無線装置に接続さ
    れ給電線と送受信アンテナを兼ねて地下のトンネル内に
    展帳された開放同軸ケーブルと、該開放同軸ケーブルに
    所定の間隔で挿入配置された複数の中継器と、前記開放
    同軸ケーブルに沿って構成される帯状の総合サービスエ
    リア内の複数の移動局とからなり、 前記基地局と前記複数の移動局にはそれぞれ個別に1波
    づつ送信周波数が割り当てられ、 前記複数の移動局のそれぞれは、前記基地局からの下り
    回線電波を受信復調する受信部と、自局からの上り回線
    電波を送出する送信部とを備え、 前記基地局は、前記複数の移動局からの上り回線電波を
    前記開放同軸ケーブルを介して選択受信検波する受信部
    と、該検波出力を変調波として自局の送信周波数に変調
    をかけた下り回線信号を前記開放同軸ケーブルに送出す
    る送信部とを備え、 各移動局が前記基地局を介して相互通信を行う地下トン
    ネル内ページング用の無線通信方式において、 前記下り回線電波としてVHF帯微弱電波を使用し、前
    記上り回線電波としてUHF帯小電力を使用し、 前記複数の中継器は、前記VHF帯微弱電波による下り
    回線信号と前記UHF帯小電力による上り回線信号をそ
    れぞれ中継増幅する双方向中継器と、前記VHF帯微弱
    電波による下り回線信号を中継増幅し前記UHF帯小電
    力による上り回線信号を通過させる下り増幅/上りパス
    中継器とから構成され、 前記双方向中継器は、前記開放同軸ケーブルに沿ってほ
    ぼ帯状に形成される前記UHF帯小電力による中ゾーン
    が一部重なるような間隔で該開放同軸ケーブルに挿入配
    置され、 前記下り増幅/上りパス中継器は、前記中ゾーンを形成
    する開放同軸ケーブルの区間を前記VHF帯微弱電波に
    よる複数の小ゾーンでカバーするような間隔で該開放同
    軸ケーブルに挿入配置され、 前記複数の小ゾーンによるVHF帯微弱電波の下り回線
    サービスエリアと前記中ゾーンによるUHF帯小電力の
    上り回線サービスエリアとがほぼ等しくなるように構成
    されたことを特徴とする無線通信方式。
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