JPH05175248A - 感光性電荷結合素子 - Google Patents

感光性電荷結合素子

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JPH05175248A
JPH05175248A JP4139702A JP13970292A JPH05175248A JP H05175248 A JPH05175248 A JP H05175248A JP 4139702 A JP4139702 A JP 4139702A JP 13970292 A JP13970292 A JP 13970292A JP H05175248 A JPH05175248 A JP H05175248A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並置された読出しレジスタを有する感光性電
荷結合素子の転送効率を向上させること。 【構成】 画素の連続する2つの列内で発生された電荷
が種々の読出しレジスタへ転送される。第1の列からの
電荷は第1のレジスタへロードされ、第2の列からの電
荷は第1のレジスタを通して第2のレジスタへロードさ
れる。2つの読出しレジスタは、それらのレジスタのロ
ーディング・ステップ中に独立の電位により制御され
る。本発明により、とくに、読出しレジスタが2相モー
ドで動作する種類のものである場合に、2つの読出しレ
ジスタ間の転送効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電荷結合半導体素子、と
くに、画像センサを製造するために用いられる電荷結合
素子に関するものである。とくに、本発明は、そされら
の素子が狭いピッチで行に配列される画素を構成するよ
うな場合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、表面画像検出器を構成するため
に組織された電荷結合素子(CCD)の標準的な構造を
示す略図である。それらの電荷結合素子は、一般に例え
ばP型シリコン基板の上に製造される。その基板の上で
は同じ型のエピタキシャル層が成長させられる。薄い絶
縁層により絶縁された電極E1〜E4が基板の表面に付
着される。感光領域ZP内のシリコンは照明されると、
光電効果により電荷を生ずる。感光領域ZPは複数の基
本感光領域すなわち画素P1〜P16に分割されてい
る。
【0003】それらの画素P1〜P16は行と列に配列
されている。図1に示す例においては、図示を簡単にす
るために、4行L1〜L4と4列C1〜C4だけが示さ
れているが、もちろん、画像検出器は、より多数の行と
列、またはより少数の行と列を有するものとすることが
できる。
【0004】列C1から列C4の向きにおいては、画素
列がCCDシフトレジスタを構成する。この下の各段は
画素P1〜P16で構成される。以後、それらのレジス
タのことを「列レジスタRC1〜RC4」と呼ぶことに
する。各列レジスタは、対応する列C1〜C4において
発生された電荷を転送の向きD1に転送できるようにす
る。そのために、全ての画素P1〜P16の電極E1〜
E4は、それらの電極の下側に、転送を行わせるのに適
する電位の井戸および電位障壁の交番を促進できる一連
の電位により制御される。これは位相の異なる方形波電
圧パルスにより構成された転送信号ST1〜ST4を電
極E1〜E4に加えることにより行われる。
【0005】電荷は2相モードまたは3相モード、4相
モード、さらにはより多相のモードで転送される。図示
の例では、この転送は4相モードで行われる。そのため
に、各段すなわち各画素P1〜P16は4つの副段に分
割される。すなわち、各段は4個の電極E1、E2、E
3、E4を有する。それら電極は列C1から列C4へ行
く向きで互いに連続する。それら4個の各電極は、同じ
段の他の電極により受信された信号の位相とは異なる位
相を有する転送信号を受ける。従って、3相モードで
は、各段すなわち各画素P1〜P16は、異なる転送信
号をおのおの受ける3個の電極を有する。2相モードで
は、各段は二対の電極を有する。同じ対の2個の電極ど
うしは接続され、同じ転送信号により制御される。
【0006】各段P1〜P16において発生された電荷
は読出し回路CC1およびCC2へ送られねばならな
い。それらの読出し回路の出力端子O1、O2には、読
出された電荷に比例する電圧信号が生ずる。そのため
に、電荷は、最初に列C1〜C4に平行な転送方向D1
に転送され、次に電荷は第1の方向に垂直な第2の転送
方向へ、読出しレジスタRL1,RL2と呼ばれる1つ
または複数のCCDシフトレジスタにより転送される。
【0007】行L1〜L4の画素P1〜P16はピッチ
p1で配列されている。そのピッチは必要に応じて(と
くに、得るべき画像の解像度の関数として)変えること
ができる。ピッチp1(列C1〜C4のピッチを構成す
る)が小さくなると、例えば12ミクロンより小さくな
ると、読出しレジスタRL1,RL2の段を製造するた
めに必要な間隔が画素P1〜P16のピッチp1より大
きいから、1つの読出しレジスタにより第2の転送方向
D2へ転送させることが非常に困難になる。
【0008】実際に、読出しレジスタの段の構造は列レ
ジスタRC1〜RC4の画素P1〜P16の構造とほぼ
同じである。というのは、いくつかの電極を各段に、意
図されている転送方向、すなわち、第2の方向D2に連
続して位置させることが必要であるからである。そうす
ると、各列レジスタRC1〜RC4は、列レジスタの数
と同数の段(ピッチp1に従って配列される)を有する
1つの読出しレジスタの段で終る。
【0009】この問題に対する標準的な解決法が図1に
示されている。この解決法は、まず、読出し段A1とA
2、B1とB2をそれぞれ有する並置された2つの読出
しレジスタRL1,RL2を用いること、第2に、第1
のピッチp1の2倍の第2のピッチp2に従ってそれら
の段を配置することによって構成される。
【0010】2つの読出しレジスタRL1,RL2は互
いに並列であって、列レジスタRC1,RC4に対して
垂直に延長する。それらの列レジスタに関して読出しレ
ジスタRL1,RL2は同じ側に位置させられる。「通
過電極」と呼ばれる第1の電極と第2の電極EP1とE
P2が2つの読出しレジスタRL1,RL2に平行に延
長する。それらの電極の機能は、イネーブル信号SA1
およびSA2の制御の下に、第1の転送の向きD1への
電荷の転送を可能にし、または禁止することである。第
1の通過電極EP1は感光領域ZP内に位置させられ、
第2の通過電極EP2は読出しレジスタRL1,RL2
の間に位置させられる。
【0011】隣接する2個の列C1〜C4内に発生され
た電荷は転送されて、種々の読出しレジスタに属する読
出段へロードされる。従って、図示の例においては、第
2の列C2と第4の列C4(互いに隣接しない列)に含
まれている電荷は、第2の読出しレジスタRL2(2つ
の読出しレジスタのうち最も離れているもの)の第1の
読出段B1と第2の読出し段B2へそれぞれロードされ
る。第1の列C1と第3の列C3の電荷は第1の読出し
レジスタRL1(最も近いレジスタ)の第1の段A1と
第2の段A2へそれぞれロードされる。
【0012】図1に示されている例においては、読出し
レジスタRL1,RL2は2相モードで動作する。した
がって、それの各段は、第2の転送の向きD2に沿って
連続して位置させられる第1の副段Se1と第2の副段
Se2により形成される。各副段は、互いに電気的に接
続されている一対の電極Pe1,Pe2を含む。同じ読
出し段の2つの副段Se1,Se2は位相が異なる(ス
イッチ2相動作の場合には読出し期間中の位相が相補的
である)転送信号SL1とSL2によりそれぞれ制御さ
れる。それらの転送信号SL1,SL2は全ての副段S
e1,Se2へ加えられて、読出し段のローディングの
後で読出し回路CL1,CL2への転送を行わせる。
【0013】第2の読出しレジスタRL2の段B1,B
2にロードさせるために、第2の列C2と第4の列C4
から来た電荷は第1の読出しレジスタRL1を通る。更
に詳しく言えば、図示の例においては、それらの電荷は
第1の読出しレジスタRL1の第1の副段Se1へまず
転送され、そこから第2の読出しレジスタRL2の副段
Se1へ転送される。
【0014】列C2,C4から電荷が転送されるのと同
時に、第1の列C1と第3の列C3から来た電荷は第1
の読出しレジスタRL1の副段Se2へロードされる。
後者の電荷が第2の読出しレジスタRL1へ向かって進
むのを阻止するために、異なる読出しレジスタRL1,
RL2に属し、かつ互いに向き合う2つの第2の副段S
e2の間に絶縁障壁Biを設けるのが一般的である。そ
の絶縁障壁は、第2の通過電極EP2の下側に、たとえ
ば厚い酸化膜の形で、または適切にドープされた領域の
形で設けることができる。
【0015】並置された読出しレジスタのこのやり方
は、現在広範囲に用いられている。しかし、このやり方
には、技術的に複雑である、実現が困難であるというよ
うな欠点がある。この複雑さのために、読出しレジスタ
の間で効率の良い転送を行わせるのに特に困難があり、
その結果として行の解像度が低下する。
【0016】したがって、たとえば、図1に示す装置で
は、2つの読出しレジスタの間の転送を行わせるために
ドーピング濃度を有する、いわゆる「埋込みチャネル」
を2つ形成する必要がある。N形不純物をドープされ
た第1の埋込みチャネル(図示せず)は第2の通過電極
の上流側の電荷を(第1の転送方向に沿って)送り、N
形不純物をドープされた第2の埋込みチャネル(図示
せず)は第2の通過電極EP2の上流側電極を第2の読
出しレジスタRL2へ送る。それら2つのチャネルの間
の接合は第2のゲート電極EP2のほぼ中間に生ずる。
それらの異なるドーピングレベルにより発生された電界
が電荷を転送させる。この種の構成において発生された
電界は、第1の読出しレジスタのブロック段を通って来
た電荷を第2の読出しレジスタへ向かって完全に転送さ
せるには不十分なことがある。この結果として、第2の
転送方向D2に行われた転送の間に、第1の読出し回路
CL1へ向かって転送されている電荷に残っている電荷
が加え合わされ、その結果として画像センサの解像度が
低下することになる。この構成の別の欠点は、読出し回
路に加えられる電圧の値を高くする必要があることであ
る。
【0017】1つの読出しレジスタから別の読出しレジ
スタへの電荷の送りが、通過電極EP2の下側の一時的
記憶装置により行われるようにした別の構造もある。こ
の構造の欠点は、困難をひき起こすことが知られている
領域において、全ての電荷を蓄積できる電位の井戸を設
ける必要があり、したがって精度を非常に高く製造する
必要が生ずる。
【0018】それらの欠点の全ては、読出しレジスタが
2相モードで動作する種類のものである時にとくに著し
く異なるが、そのような読出しレジスタを使用すること
が必要な場合がある。たとえば、電荷を1つまたは複数
の読出し回路へ向かって非常な高速で転移させねばなら
ない時は、3相モードまたは4相モード、あるいはそれ
より多相のモードよりは、2相モードで動作させる必要
がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点のな
い並置された読出しレジスタを有する感光性電荷結合素
子を提供することを目的とするものである。
【0020】「並置された読出しレジスタ」という表現
は、第1に、少なくとも2つの読出しレジスタが列に関
して1つの同じ側にあり、1つの読出しレジスタが他の
読出しレジスタよりも列へより近く、それらのレジスタ
を構成する段は、画素列のピッチp1にレジスタの数を
乗じた値に対応するピッチp2に従って位置され、第2
に、連続する2つの列の電荷が異なる読出しレジスタに
ロードされ、最も遠いレジスタへ転送される電荷が最も
近いレジスタを通るような上記した種類の装置を指すも
のである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、感光領
域すなわち画素のマトリックス配列と、少なくとも2つ
の異なる読出しレジスタとを備え、ある列から来た感光
電荷は第1のレジスタへロードされ、他の列から来た電
荷は第1のレジスタを通って第2のレジスタへロードさ
れ、読出しレジスタへのローディング中に、レジスタは
独立の電位により少なくとも部分的に制御される感光性
電荷結合素子が得られる。
【0022】
【作用】上記構成によれば、読出しレジスタへローディ
ングする間に、第1の読出しレジスタの副段と第2の読
出しレジスタの副段との間に比較的大きい電位差を生じ
させ、それにより、電荷の転送に極めて好ましい電界の
発生を可能にする。
【0023】
【実施例】図2は本発明による感光性電荷結合素子(C
CD)2の概略構成を示すものである。この感光性電荷
結合素子2は、複数の基本感光領域、すなわち画素P1
〜P16で構成された感光領域ZPを有する。
【0024】感光性電荷結合素子2は、図1に示されて
いる感光性電荷結合素子に類似する種類のものであっ
て、画素P1〜P16により発生された電荷を読出し回
路CL1,CL2間で転送させるために並置された読出
しレジスタRL1,RL2を有する。
【0025】画素P1〜P16はN行・M列に配列され
る。第1に、列の数Mは2に等しいか、2より大きく、
第2に、行の数Nは1に等しいか、1より大きい(感光
性電荷結合素子1はただ1つの行を有する直線アレイを
おそらく構成することができる)。ここで説明する非限
定的な例においては、図示を簡単にするために、16個
の画素P1〜P16により構成された4つの行L1〜L
4および4つの列C1〜C4だけが示されている。
【0026】行L1から行L4へ向かう向きで、画素P
1〜P16は、列C1〜C4を配列するピッチを構成す
るピッチP1に従って位置させられる。
【0027】列C1から列C4内の画素P1〜P16の
列がシフトレジスタ(列レジスタRC1〜RC4と呼ば
れる)を構成する。レジスタの各段は1つの画素により
形成される。
【0028】列C1〜C4内で発生された電荷はそれら
のレジスタにより、第1の転送方向へ読出しレジスタR
L1,RL2まで転送される。
【0029】シフトレジスタRL1,RL2は列C1〜
C4の同じ端部に対応する側に、列C1〜C4に対して
垂直に位置させられる。それらのシフトレジスタRL
1,RL2は読出し段A1とA2、B1とB2をそれぞ
れ有する。各シフトレジスタにおいては、それらの読出
し段は、ピッチp1に読出しレジスタの数を乗じたもの
に等しい第2のピッチp2に従って位置させられる。こ
こで説明している例ではp2=p1×2である。
【0030】感光領域ZPに極力近く位置させられる第
1の読出しレジスタRL1は、イネーブル信号SA1に
より制御される第2の通過電極EP1により感光領域Z
Pから分離される。第2のイネーブル信号SA2により
制御される第2の通過電極EP2は2つの読出しレジス
タRL1,RL2の間に位置させられる。
【0031】レジスタRC1〜RC4における転送は2
相モード、3相モード、4相モードまたはより多くの相
のモードで行うことができる。ここで説明している非限
定的な例においては、電荷の転送は4相モードで行われ
る。そのために、各画素P1〜P16は、第1の転送の
向きD1に互いに連続する4個の電極、すなわち副段E
1,E2,E3,E4を有する。それらの電極E1〜E
4は位相の異なる転送信号ST1〜ST4により制御さ
れる。
【0032】図1に示す例におけるように、連続する列
C1〜C4内で発生された電荷は種々の読出しレジスタ
へ転送される。
【0033】図示の例においては、第1の列C1と第3
の列C3で発生された電荷は第1の読出しレジスタA
1,A2にそれぞれロードされ、第2の列C2と第4の
列C4で発生された電荷は、最も近くにある第2の読出
しレジスタRL2の段B1,B2にそれぞれロードされ
る。
【0034】読出しレジスタRL1,RL2は2相モー
ドで動作する種類のものである。したがって、それらの
読出しレジスタの各段は電極対PE1,PE2を有す
る。それらの電極対により段当り2つの副段が形成され
る。すなわち、第1の読出しレジスタRL1の各段中の
第1の副段S1aと第2の副段S2a、および第2の読
出しレジスタRL2の各段中の第1の副段S1bと第2
の副段S1bが形成される。それらの副段は第2の転送
の向きD2に互いに連続する。
【0035】本発明の1つの特徴に従って、最初に、第
1の読出しレジスタRL1へロードされるように構成さ
れている電荷を阻止する際に、第2の読出しレジスタR
L2(最も遠くの読出しレジスタ)へ転送されるように
構成されている電荷だけを前記読出しレジスタへ向かっ
て送ることを許し、第2に第1の読出しレジスタRL1
へロードするように、感光領域ZPと読出しレジスタR
L1,RL2の間に多重化回路CMが位置させられる。
【0036】図示の非限定的な例においては、多重化回
路CMは多重化信号SMにより制御される多重化電極E
Mを有する。多重化電極は、第1の通過電極EP1と、
この通過電極に最も近い行である第4の画素行L4との
間を読出しレジスタRL1,RL2に平行に延長する。
更に詳しく言えば、多重化電極EMは最後の電極E4
(すなわち、向きD1で見ると最後の電極)に部分的に
重なり合う。ここで説明している例においては、それら
の電極E4は画素P13,P14,P15,P16の第
4の副段を構成する。
【0037】読出しレジスタRL1,RL2へロードす
るために転送信号ST1〜ST4の制御の下に行われる
レジスタRL1〜RL4への電荷の転送中に、多重化回
路CMは、まず、たとえば、全ての偶数番目の列(この
例では列C2とC4)内で発生された電荷を第1の読出
しレジスタRL1の第1の副段S1aへ向けて送り、次
に、この第1の読出しレジスタRL2からそれらの電荷
は第2の読出しレジスタRL2の第1の(向き合ってい
る)副段S1bへ向かって進み、奇数列C1,C3の電
荷は多重化回路CMに保持される。
【0038】第2の読出しレジスタの第1の副段S1b
を形成する電極は電気絶縁される、すなわち、第1の読
出しレジスタRL1の第1の副段S1aを形成する電極
とは独立である。これは、それらの電極が接続されて、
同一の信号を常に受けるようになっている従来の技術と
は異なる。
【0039】読出しレジスタへのローディングにおいて
は、第3の制御信号SL3が高いレベルにされている間
は第1の制御信号SL1は低いレベルに置かれ、2つの
読出しレジスタRL1とRL2の間、すなわち、それら
2つのレジスタの互いに向き合う2つの第1の副段S1
aとS1bの間に十分強い電界が存在することに注目す
べきである。この強い電界は転送信号の効率の良い転送
を容易にする。
【0040】また、低いレベルの第2の制御信号SL2
により、同じ読出しレジスタの段間の電荷の通過は、第
1の向きD1に行われるこの転送動作では可能ではない
ことにも注目すべきである。
【0041】それから、第2の読出しレジスタRL2が
偶数列C2,C4の電荷を受けた後で、多重化回路CM
に含まれている電荷と、奇数列C1,C3から来た電荷
が転送されて、第1の読出しレジスタRL1の第2の副
段S2aへロードされる。
【0042】2つの読出しレジスタRL1,RL2にロ
ードされると、第2の向きD2への電荷の転送(読出し
回路CL1,CL2間での電荷の送り)を開始すること
ができる。読出し回路へ向かってのこの転送中に、第1
の副段S1a,S1bは標準的なやり方で制御される。
すなわち、制御信号SL1とSL3の位相は等しく、第
2の副段S2a,S2bに加えられる第2の制御信号S
L2に対して相補的である。
【0043】したがって、読出しレジスタRL1,RL
2の動作は、第2の転送の向きD2で行われる読出し動
作に固有の標準的なやり方で行われる。第2の読出しレ
ジスタRL2の第1の副段S1bを制御するために、第
3の制御信号SL3が第1の制御信号SL1の代りをす
るのは、読出しレジスタRL1のローディングする過程
においてだけである。
【0044】読出し動作、すなわち、読出し回路への電
荷の転送自体の開始の前には、読出しレジスタに含まれ
ている電荷と、他のレジスタに含まれている電荷との間
の位置の違いを無くすように、2つの読出しレジスタR
L1,RL2において電荷が同じランクにある、すなわ
ち、同じ副段にあるように、ローディング動作を終わら
せる必要があることに注目すべきである。そのために、
第2の読出しレジスタRL2の第1の副段S1bがこの
第2の読出しレジスタRL2の第2の副段へ転送される
ように、第2の読出しレジスタRL1,RL2が制御さ
れる。
【0045】第1の読出しレジスタRL1に属する第1
の副段S1aの電極と、第2の読出しレジスタRL2に
属する第1の副段S1bの電極との間の電気的な独立性
が、多重化電極EMを使用することの結果である効果と
は独立に、それら2つの読出しレジスタの間の電荷の転
送効率を高くする。2つの読出しレジスタRL1,RL
2のローディング動作中に独立の電位により、読出しレ
ジスタRL1,RL2の段A1,A2,B1,B2の全
ての電極を制御するように、それらの電極が互いに独立
に製造されているならば、多重化電極を使用しないこ
と、すなわち、ある列から来る電荷を阻止しないことも
可能である。
【0046】図3は図2に類似の上面図であって、多重
化回路CMの可能な実施例の非限定的な例を示すもので
ある。
【0047】向きD1への転送を行うために列C1〜C
4で行われる動作は、感光領域ZPの最後の副段、すな
わち、多重化電極EMに最も近い最後の電極E4により
形成された第4の副段(図示の例では)から始めること
に変更されることに注目すべきである。以下の説明にお
いては、その最後の電極のことを最終電極E4Sと呼ぶ
ことにする。
【0048】画素P1〜P16の種々の副段E1〜E4
を形成する電極は、同じ行L1〜L4の全ての副段のた
めの同じ電極により共通に構成される。このような構成
が、第4の最後の電極すなわち最終電極E4Sに対して
図3に示されている。
【0049】最終電極E4Sは多重化電極と協働する。
その多重化電極へは多重化信号が加えられる。その多重
化信号は高いレベル(ここでは正)と、低いレベル(た
とえば0V、すなわち、種々の電極を支持している半導
体基板の電位)とを有することができる。
【0050】多重化信号SMが低いレベルにあると、最
終電極E4Sの下側に蓄積されている電荷がその電極の
下で阻止され、第1の転送の向きD1へは転送されない
ように、その多重化信号は多重化電極EM(奇数列C
1,C3内の)の下側に電位を生ずる。
【0051】上記動作に従って、それらの電荷の阻止は
奇数列C1,C3に含まれている電荷に対してのみ行わ
れる。
【0052】そのために、多重化電極は最終電極E4S
の上方に製造され(その最終電極から多重化電極は絶縁
層によって標準的なやり方で分離される)、基板と、偶
数列C2,C4の上側の多重化電極EMとの間に挟ま
れ、かつ奇数列の間に挟まれないように、最終電極には
切れ目が設けられる。
【0053】このような構成が図4(a)にも示されて
いる。図4(a)は列C1〜C4に沿う断面図である。
【0054】図4(a)は、基板4の上に形成されて、
行L3,L4に属する副段を形成する一連の電極E1,
E2,E3,E4の、第1の転送の向きD1に沿う略図
を示す。それらの副段の後に多重化電極EMと、第1の
通過電極EP1と、第1の読出しレジスタRL1と、第
2の通過電極RL2と、第2の読出しレジスタRL2と
が続く。
【0055】副段すなわち電極E1,E2,E3,E4
は転送信号ST1,ST2,ST3,ST4を受ける。
それらの転送信号は、最終電極を形成する第4の電極E
4Sを除き、全ての行に対して同一である。
【0056】最終電極E4Sは転送信号ST4Sを受け
る。この転送信号ST4Sは、それの低いレベルが他の
転送信号の低いレベルよりも高い値を持つべきであると
いう点で、特別な信号である。たとえば、他の転送信号
に対して、それの低いレベルの値が0ボルト(たとえば
基板の電位)で、高いレベルの値が+10ボルトである
とすると、転送信号ST4Sの高いレベルの値を同一に
することができるが、電位の井戸を維持させるために、
それの低いレベルの値をたとえば3ボルトにしなければ
ならない。その電位の井戸は、多重化電極EMに加えら
れた多重化信号が低いレベルの時に、電荷を蓄積する。
【0057】図4(a)は、多重化電極EMの下側の破
線により延長させられた最終電極E4Sを示している。
図4(a)が奇数列C1またはC3を表すときに、最終
電極E4Sが多重化電極EMの下側を延長しない場合で
あると解すべきである。このことは、この電極が活性状
態であることを意味する。これに反して偶数列C2,C
4の場合には、最終電極E4Sは多重化電極EMの下側
を延長する。この場合には、多重化電極EMはそれに加
えられる信号SMのレベルとは無関係に何の作用も及ぼ
さない。
【0058】この構成においては、多重化信号が低いレ
ベル(0ボルトまたはそれの近く)で加えられると、そ
れは、図4(b)に示すように、奇数列C1,C3にお
いてのみ、多重化電極EMの下側に電位障壁を構成する
電位を決定する。
【0059】図4(b)は、第2の通過電極EP2と第
2の読出しレジスタRL2を除き、図4(a)に示され
ている種々の電極の下側で、基板4内で発生された電位
を示す。電荷結合回路のために用いられている従来の表
現方法に従って、正の電位が図で下向きに増大する。
【0060】図4(b)に示されている例においては、
転送信号ST1,ST2は高いレベルにある。転送信号
ST3,ST4,ST4Sは低いレベルにある。多重化
信号SMは低いレベルにある。それに対して、第1の通
過イネーブル信号SA1は高いレベルにある。それらの
条件の下で、図4(b)に示す時点より前の時点に最終
電極EASの下側に電荷が蓄積されていると仮定する
と、列が奇数列C1〜C3であるときにはその出力電極
の下側にそれらの電荷は阻止されたままである。その理
由は、多重化電極EMが活性状態にあるために、最終電
極E4Sの下側に蓄積されている電荷が流れ出すことに
対抗する電位障壁BPを形成する低い電位を生ずる、と
言う事実のためである。先に説明したように、これをひ
き起こすためには、信号ST4Sが低いレベルであって
も、転送信号ST4Sが高いレベルの状態にある時に最
終電極E4Sの下側に既に蓄積されている全ての電荷を
含むことが出来る電位の井戸PUが形成されるように、
信号ST4Sの低いレベルは信号ST3およびSMより
も高電位でなければならない。これは、出力電極E4S
の表面区域を活性状態にすることにより得ることができ
る。
【0061】偶数列C2、C4の場合には、多重化電極
EMは動作しない。最終電極E4Sの電位がBPのよう
な電位障壁により構成されないようなやり方で、およ
び、図4(b)に破線矢印12で表されているように電
荷が読出しレジスタRL1へ向かって流されるように、
最終電極EASの電位を定めるのはその最終電極E4S
である。
【0062】もちろん、多重化回路を異なるように構成
することができ、また他の動作も可能である。重要なこ
とは、1つの列から来る電荷を保持すると同時に、近く
の列から来る電荷を通さねばならないことである。
【0063】CCD画像センサの標準的な種類の動作の
1つに従って、動作サイクルが、読出しレジスタのロー
ディング・ステップと読出しステップの和のN倍が続く
電荷蓄積ステップと、再び蓄積ステップなどを有するこ
とを思い出すことができる。ここに、Nは行L1〜L4
のような行の数に等しい。ローディング・ステップは第
1の転送の向きに行われる。いつも、それは1つの段か
ら列C1〜C4への転送と、読出しレジスタの段への、
最終電極E4Sの下側に既に蓄積されている電荷のロー
ディングとを含む。それから読出しステップが行われ
る。その読出しステップは第2の向きD2に行われる転
送より成る。この転送中に、読出しレジスタRL1,R
L2に含まれている全ての電荷は読出し回路へ運ばれ、
その回路により読出される。
【0064】図5(a)〜(g)は、2つの読出しレジ
スタRL1,RL2へのローディング中に、列C1〜C
4において、第1の転送の向きD1に、最終電極E4S
から第2の読出しレジスタRL2へ互いに連続する種々
の電極へ加えられる種々の信号のタイミングを示すもの
である。
【0065】図示の信号は、基板の電位(たとえば0ボ
ルトレベル)に近いか、それに一致する低いレベルと、
基板のドーピングに応じた正または負である高いレベル
との間で変化できる。たとえば、基板がP型であれば、
高いレベルは正である。
【0066】図5(a)は最終電極E4Sに加えられる
転送信号ST4Sを示している。この信号は、他の信号
の値と同じ値を有する高いレベルと、ここでは、上述の
他の信号のレベルよりも正である低いレベルとの間で変
化することができる。
【0067】図5(b)は多重化電極EMに加えられる
多重化信号SMを示す。
【0068】図5(c)は第1の通過電極EP1に加え
られる第1のイネーブル信号SA1を示す。
【0069】図5(d)は読出しレジスタRL1,RL
2の第2の副段Sa2,Sb2に加えられる第2の制御
信号SL2を示す。ローディング・ステップにおける動
作の効率を高くするためには、この制御信号SL2の低
いレベルの値は0ボルトよりも正であって、たとえばそ
の値は転送信号ST4Sの低いレベルの値に等しくされ
る。
【0070】図5(e)は第1の読出しレジスタRL1
の第1の副段Sa1に加えられる第1の制御信号SL1
を示す。この第1の制御信号SL1の低いレベルの値は
第2の制御信号SL2の値と同じであることが好ましい
(しかし、これは必須ではない)。
【0071】図5(f)は第2の通過電極EP2に加え
られる第2のイネーブル信号SA2を示す。
【0072】図5(g)は、第2の読出しレジスタRL
2の第1の副段S1bに加えられる第3の制御信号SL
3を示す。第3の制御信号SL3は低いレベルを有す
る。その低いレベルの値は、第1の制御信号SL1およ
び第2の制御信号SL2のように、0ボルトよりも正で
あることが好ましい。
【0073】ローディング期間に先行する時刻t0にお
いては、−転送信号SL4S(図5(a))は高いレベ
ルであり、−多重化信号SM(図5(b))は低レベル
であり、−第1のイネーブル信号SA1(図5(c))
は低レベルであり、−第2の制御信号SL2(図5
(d))は低レベルであり、−第1の制御信号SL1
(図5(e))は高レベルであり、−第2の可能化信号
SA2(図5(f))は低レベルであり、−第3の制御
信号SL3(図5(g))は高レベルである。
【0074】時刻t0の後でローディング期間PCの始
まりを示す時刻t1においては、−第1のイネーブル信
号SA1は高レベルになり、−第2のイネーブル信号S
A2は高レベルになる。
【0075】時刻t1の後の時刻t2においては、最終
電極E4Sに加えられる転送信号ST4Sは低レベルに
なる。これは、読出しレジスタRL2へ向かう偶数列の
電荷の転送の開始を示す。
【0076】時刻t2の後の時刻t3においては、第1
のイネーブル信号SA1は低レベルになる。
【0077】時刻t3の後の時刻t4では、第1の制御
信号SL1が低レベルになる。
【0078】時刻t4の後の時刻t5においては、第2
のイネーブル信号SA2は低レベルになる。
【0079】時刻t5の後の時刻t6では、−多重化信
号SMは高レベルになり、−第2の制御信号SL2が高
レベルになる。
【0080】時刻t6の後の時刻T7では、−第1のイ
ネーブル信号SA1は高レベルとなる。この結果として
奇数列から電荷が第1の読出しレジスタRL1へ向かっ
て転送され、−第3の制御信号SL3は低レベルとな
る。この結果として、第1の副段S1bから第2の副段
S2bへ進む電荷が第2の読出しレジスタRL2へ転送
される。
【0081】時刻t7の後の時刻t8では、多重化信号
SMは低レベルになる。
【0082】時刻t8の後の時刻t9では、−転送信号
ST4Sは高レベルになり、−イネーブル信号SA1は
低レベルになって、読出しレジスタのローディング期間
の終りを示す。
【0083】時刻t9の後の時刻t10では、−第1の
制御信号SL1と第3の制御信号SL3は高レベルにな
り、第2の制御信号SL2は低レベルになる。これは読
出し期間PLの開始を示す。その期間中は、2つの読出
しレジスタRL1,RL2は含んでいる電荷を読出し回
路へ転送する。
【0084】それら3つの制御信号SL1,SL2,S
L3は、1つの同じ周波数を有する一連の方形波パルス
により構成される。第1の制御信号と第3の制御信号の
位相は同じであって、第2の制御信号の位相に対しては
相補的である。このようにして、読出しレジスタRL1
とRL2に属し、互いに向き合う副段対S1aとS1
b、S2aとS2bは同じ位相により制御される。これ
は、第1の副段S1aと第2の副段S1bに対して特に
分かる。ローディング期間中は、それらの副段は位相の
異なる信号により制御される。
【0085】図6(b)〜(g)は、図6(a)の断面
図に示されている種類の偶数列C2,C4の電極の下側
の基板中に発生される電位を示している。それらの電位
は図5(a)〜(g)を参照して先に説明した時刻に発
生される電位である。
【0086】図6(a)は、最終電極から始まって、第
1の転送の向きD1に従う偶数列C2,C4の一連の電
極を示す。この図は、最終電極E45と、第1の電極を
示している。この図は、最終電極E45と、第1の通過
電極EP1と、第1の読出しレジスタの第1の副段S1
aを形成する電極と、第2の通過電極EP2と、第2の
読出しレジスタRL2の第1の副段S1bを形成する電
極とを図で左から右へ順次示している。それらの電極は
基板4の上で、埋込みチャネルを構成するN型層の上側
に製造される。多重化電極EMは偶数列C2またはC4
においては活性状態にないから、その多重化電極EMは
破線で示されている。
【0087】図6(b)は時刻t0の時の状態を示すも
のであって、最終電極E4Sの下側に、ある量の電荷Q
Paを含むことができる電位の井戸が形成されている様
子を示す。
【0088】図6(c)は時刻t1の時の状態を示すも
のであって、電極E45,EP1,S1a,EP2,S
1bの下側に電荷QPaが分布されていることを示す。
【0089】図6(d)は、時刻t2において、電極E
4Sの下側の電荷が電極EP1,S1a,EP2,S1
bの下側へ流される様子を示す。
【0090】図6(e)は、時刻t3において、第1の
通過電極EP1の下側の電荷が副段S1a、通過電極P
2、副段S1aの下側へ流れたことを示す。
【0091】図6(f)は、時刻t4において、まず、
第2の制御信号SL2が低レベルになること、第2に、
ここで説明している例においては、通過電極EP2の下
側の電位が副段S1bの下側にあったときよりも正の値
が低くなっていることのために、電荷QPaは第2の読
出しレジスタRL2の第1の副段S1bのみに含まれる
(第2のイネーブル信号SA2の高いレベルは他の信号
より、たとえば2ボルトだけ正の値が低い)。これは不
可欠なことではないが、電荷の後戻りを阻止できる。
【0092】図6(g)は、時刻t5において、通過電
極EP2の電位が負となり、したがって副段S1bの下
側の電荷QPaの蓄積を確保することを示す。
【0093】偶数列C2,C4において発生され、第1
の読出しレジスタRL1を横切った後で、第2の読出し
レジスタRL2の第1の副段S1bへ転送された電荷Q
Paの量は、第2の読出しレジスタRL2の第2の副段
S2bまで図の紙面に対して垂直に(第2の転送の向き
に)転送される。
【0094】図7(b)〜(h)は、図7(a)に断面
図により部分的に示されているような種類の奇数列C
1,C3の電極の下側に発生される電位を示す。それら
の電位は図5(a)〜(g)を参照して述べた時刻に発
生されるものである。
【0095】図7(a)は奇数列C1,C3の電極を示
す。それらの電極は最終電極E4Sから始まって、第1
の転送の向きD1へ互いに連続する。最終電極E4Sの
後に多重化電極EMと、通過電極EP1と、第1の読出
しレジスタRL1の第2の副段S2aを形成する電極
と、その第2の副段S2aを越える電荷の転送を阻止す
る絶縁障壁Biとが連続して設けられる。それらの電極
は基板4の、埋込みチャネルを形成するN型層の上側に
設けられる。
【0096】図7(b)は時刻t0に属するもので、奇
数列C1,C3に集められたある量の電荷QPiを含む
電位の井戸が最終電極E4Sの下側に形成されることを
示している。他の電極の下側の電位は最終電極E4Sの
下側に生ずる電位に対して正である。動作効率を一層高
くするためには、多重化電極EMの下側のN型埋込み層
にN型領域を形成するのがよいことに注目されたい(必
ずそうしなければならないというわけではない)。こう
することにより多重化電極EMの下側の電位がより一層
負の値にされる。
【0097】図7(c)は、時刻t1において、全ての
電荷QPiが最終電極E4Sの下側に蓄積されたままで
あることを示す。もっとも、通過電極EP1の下側では
電位は正になることを示す。
【0098】図7(d)は、時刻t2において、電荷Q
Piが最終電極E4Sの下側に保持されたままであり、
この時刻には偶数列C2,C4において電荷はこの電極
を離れることを示す。
【0099】図7(e)は、時刻t3において、最終電
極E4Sの下側に蓄積されている電荷QPiに影響を及
ぼすこともなしに、通過電極EP1の下側の電位が負に
なることを示す。
【0100】図7(f)は、時刻t6において、多重化
電極EMの下側と、第1の読出しレジスタRL1の第2
の副段S2aを構成する電極の下側との電位が、電荷Q
Piの一部が第2の副段S2aへ流されるようにして、
正になることを示す。
【0101】図7(g)は、時刻t7において、第1の
通過電極EP1の下側の電位がより正となり、それか
ら、最終電極E4Sの下側の残っている全ての電荷が第
2の副段S2aへ向かって流れることを示す。
【0102】図7(h)は、時刻t9において、全ての
電荷QPiが第1の読出しレジスタRL1の第2の副段
S2aにより形成された電位の井戸に含まれていること
を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の標準的な感光性電荷結合素子(CCD)
の全体的な構成を示す図。
【図2】本発明の感光性CCDの全体的な構成を示す
図。
【図3】図2に示されている感光性CCDの最終電極の
態様を示す図。
【図4】(a)は図3に示されている電極の断面図、
(b)は(a)の電極の下側に発生された電位を示す図
である。
【図5】(a)〜(g)は図4に示されている電極に加
えられる種々の信号のタイミング図。
【図6】(a)〜(g)は動作中に偶数列に発生された
電位を示す図。
【図7】(a)〜(h)は動作中に奇数列に発生された
電位を示す図。
【符号の説明】
C1〜C4 列 CL1,CL2 読出し回路 CM 多重化回路 E1〜E4 電極 EM 多重化電極 EP1,EP2 通過電極 E4S 最終電極 L1〜L4 行 P1〜P16 画素 RL1〜RC4 列レジスタ RL1〜RC4 読出しレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイ、ブリソ フランス国サン、テグレブ、リュ、デュ、 ミュレ、7 (72)発明者 ブリュノ、ジリ フランス国グルノーブル、ルート、ド、リ ヨン、46

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光領域すなわち画素のマトリックス配列
    と、少なくとも2つの異なる読出しレジスタとを備え、
    ある列から来た感光電荷は第1のレジスタへロードさ
    れ、他の列から来た電荷は第1のレジスタを通って第2
    のレジスタへロードされ、読出しレジスタへのローディ
    ング中に、前記レジスタは独立の電位により少なくとも
    部分的に制御される感光性電荷結合素子。
  2. 【請求項2】前記転送手段は、 第1のレジスタへのローディングを最初に禁止すると同
    時に、第1のレジスタを介する第2のレジスタへのロー
    ディングを可能にし、 次いで第1のレジスタへロードする、 ように構成されている請求項1記載の感光性電荷結合素
    子。
  3. 【請求項3】読出しレジスタは2相モードで動作する種
    類のものである請求項1及び2のいずれかに記載の感光
    性電荷結合素子。
  4. 【請求項4】読出しレジスタの数をNとして、読出しレ
    ジスタは、列のピッチのN倍に等しいピッチに従って配
    置された段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載
    の感光性電荷結合素子。
  5. 【請求項5】各画素は、列の方向に、かつ第1の伝達方
    向に従う互いに連続する少なくとも2個の電極を含み、
    各列において、最後の画素の最後の電極は最終電極と呼
    ばれる電極を構成し、読出しレジスタへ向かう電荷の転
    送を禁止または可能にするために、少なくとも1つの通
    過電極が感光領域と読出しレジスタの間に位置してお
    り、さらに少なくとも1つのいわゆる多重化電極が画素
    と通過電極の間に位置しており、多重化電極は通過電極
    および出力電極と協働して、連続するいくつかの列のう
    ちの少なくとも1つの列に発生された電荷を保持する請
    求項1〜4のいずれかに記載の感光性電荷結合素子。
  6. 【請求項6】読出しレジスタの数は2個であり、多重化
    電極は1つおきの列に1つの電荷を保持する請求項5記
    載の感光性電荷結合素子。
  7. 【請求項7】種々の電極が半導体基板により形成され、
    最終電極は多重化電極と列のみにある基板との間に設け
    られ、それの電荷は多重化電極によっては保持されない
    請求項5または6に記載の感光性電荷結合素子。
  8. 【請求項8】最終電極は、高レベルと低レベルの間で変
    化できる電圧信号により制御され、低レベルの値は、列
    の最終電極の下側に、電位の井戸を、多重化電極と共に
    構成できるようなものであって、最終電極の電荷が保持
    される請求項5、6または7のいずれかに記載の感光性
    電荷結合素子。
  9. 【請求項9】読出しレジスタの各段は、列に対して垂直
    である転送方向に互いに連続する少なくとも2つの副段
    を有し、第1の読出しレジスタの第1の副段と第2の副
    段は第2の読出しレジスタの第1の副段と第2の副段に
    それぞれ対向し、第2の読出しレジスタへ転送される電
    荷は第1の読出しレジスタの第1の副段を通り、第1の
    読出しレジスタの副段を形成する電極は、第2の読出し
    レジスタの第1の副段を形成する電極とは電気的に独立
    している請求項1〜8のいずれかに記載の感光性電荷結
    合素子。
  10. 【請求項10】読出しレジスタへのローディング期間中
    に、第1の読出しレジスタの第1の副段は、第2の読出
    しレジスタの第1の副段を制御する信号の位相とは異な
    る位相を持つ信号により制御される請求項9記載の感光
    性電荷結合素子。
  11. 【請求項11】読出しレジスタの段の全ての電極を読出
    しレジスタのローディング中に独立した電位により制御
    できるようにするために、それらの電極が電気的に独立
    している請求項1、3、4、9または10のいずれかに
    記載の感光性電荷結合素子。
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