JPH0517486U - 循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出装置 - Google Patents

循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出装置

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JPH0517486U
JPH0517486U JP7106091U JP7106091U JPH0517486U JP H0517486 U JPH0517486 U JP H0517486U JP 7106091 U JP7106091 U JP 7106091U JP 7106091 U JP7106091 U JP 7106091U JP H0517486 U JPH0517486 U JP H0517486U
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JP
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screw conveyor
grain
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discharging
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JP7106091U
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English (en)
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利彦 佐竹
覚 佐竹
宏文 高村
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Satake Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、循環式穀物乾燥機の穀粒の排出装置
において、乾燥機の揚穀機の高さを従来の高さと変えず
に、穀粒を乾燥機後部へ排出することで、従来と同じス
ペースにおさまり、しかも乾燥機操作部付近の作業スペ
ースの確保ができ、ミニライスセンター等で乾燥機と調
整タンクとの接続がに接続が可能である循環式穀物乾燥
機における穀粒の後方排出装置を提供すること。 【構成】揚穀機上部に設けた排出樋の排出口に張込・循
環用スクリューコンベアの供給部を接続し、該スクリュ
ーコンベアの下方で、かつ乾燥機本体を貫通するように
排出用スクリューコンベアを設け、張込・循環用スクリ
ューコンベアのケース底部に設けた切換バルブを介し
て、穀粒の循環・排出が切換可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の循環式穀物乾燥機の穀粒排出装置は乾燥機前面に設けた操作部側への排 出形式(前方排出形式)が一般的であり、これを図7において説明する。従来の 循環式穀物乾燥機は、揚穀機4により放出された穀粒を誘導する排出樋9の下端 に排出口27が設けられ、排出樋9に連結した上部スクリューコンベア2と排出 口27とを切換えバルブ28により切換自在に形成する構成となっている。乾燥 工程を終えた穀物は、下部スクリューコンベア8及び揚穀機4を経て、前記排出 口27から延長された排出パイプ29により排出される。該排出パイプ29は乾 燥機操作部30の近傍に位置しているため、乾燥機前部では作業スペースが狭く なり、排出作業の能率が悪くなっている。特にミニライスセンター等においては 、調整タンクを乾燥機後方に別途に設置することが多く、前方排出形式の乾燥機 の排出パイプでこの調整タンクと接続すると非常に排出が困難となるため、従来 の前方排出形式の乾燥機の操作部、熱風発生装置等を乾燥機後部に組み替え、乾 燥機操作部30とは反対側に揚穀機4を配置する方法をとっている。これにより 、揚穀機4、排出樋9、排出パイプ29などが乾燥機後部に配置されたことにな り、乾燥機操作部30付近の作業スペースの確保及びミニライスセンターにおけ る調整タンクと排出パイプとの接続が可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のように組み替えを行った乾燥機を農舎や納屋等の屋内へ据付け る場合、揚穀機4側の乾燥機後方を壁際に設置すると、揚穀機頂部が建屋の屋根 傾斜下部と接触し、据付けが困難となる問題が生じる。つまり、揚穀機4の高さ は乾燥機の最大高さであるため、建屋の中央付近(傾斜上部)へ揚穀機4を配置 する必要がある。このため、乾燥機の操作部及び熱風発生装置を乾燥機後部へ組 み替えすることなく、乾燥機前部の揚穀機排出口27から乾燥機後方へ穀粒を誘 導する穀粒排出装置の開発が要請されていた。
【0004】 図5は従来の循環式穀物乾燥機の乾燥機操作部側に設けられた前部排出口21 と新たに乾燥機本体後部に設けた後部排出口22の前・後両方に排出可能である 穀粒排出装置である。この形式は従来の乾燥機の調質室上端に設けられた上部ス クリューコンベア2を調質室後部にまで到達させ、乾燥機の前部排出口21から 乾燥機後部へ穀粒を誘導し、後方排出を行っている。しかし、こものは、穀粒を 穀粒乾燥室へ均平に堆積させる回転式の分散盤を設けることが困難であり、穀粒 の分散装置として止むなく放出シャッター23,23を採用している。したがっ て、穀粒中のゴミ除去をうまく行わなければ調質室内にゴミが偏りやすく、循環 がスムーズに行えず、ムラ乾燥となりやすい。
【0005】 図6は、従来の循環式穀粒乾燥機の調質室上端に設けた上部スクリューコンベ アの供給部24と、これと同様に並設された排出用スクリューコンベアの供給部 25とを揚穀機上部に設けた排出樋9の排出口から二口切換バルブ26を介して 接続された後方排出装置である。この形式は、従来の前方排出形式の揚穀機の高 さに対し、二口切換バルブ分(図6の斜線部分)だけ揚穀機4が高くなってしま い、建屋に据付ける際、従来の乾燥機よりも揚穀機頂部と屋根傾斜部とが接触し やすい。
【0006】 本考案は以上のような諸問題にかんがみて、揚穀機の高さが従来の循環式穀物 乾燥機と変わらず、かつ、回転式穀物分散装置を設けることのできる循環式穀物 乾燥機における穀粒の後方排出装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出 装置においては、揚穀機上部に設けた排出樋の排出口に上部スクリューコンベア の供給部を接続し、該上部スクリューコンベアの下方で、かつ調質室を貫通する ように排出用スクリューコンベアを設け、該排出用スクリューコンベア一端の供 給部を前記上部スクリューコンベアのケース底部に設けた切換バルブを介して前 記排出樋の排出口に連通させるとともに、該排出用スクリューコンベア他端の吐 出部を調質室から突出させて設けたものである。
【0008】 前記排出スクリューコンベアのケース上端面を開放するとともに、該上端面に 近接して傘状のカバーを設けるとよい。
【0009】
【作用】
乾燥機の排出過程において穀物は、下部スクリューコンベア及び揚穀機を経て 排出樋に至る。上部スクリューコンベアのケース底部に設けた切換バルブが開く と、穀粒は排出樋の排出口から上部スクリューコンベアの供給部を経て排出用ス クリューコンベアの供給部へ流下し、排出用スクリューコンベアによって乾燥機 後部の排出口へ誘導される。
【0010】 排出用スクリューコンベアのケース上端面は開放されているので穀粒が過流量 であれば余剰な穀粒はケースからあふれ落ちるとともに、ゴミなどにより穀粒が 詰まる恐れはない。
【0011】 排出用スクリューコンベアは、上部スクリューコンベアの下方へ設けられてい るので、張込・循環過程で飛散盤からの穀粒が排出用スクリューコンベアのケー スに流入すると、乾燥が行われず排出されてしまう。このため、排出用スクリュ ーコンベアのケース上端面に近接して、傘状のカバーを設けている。
【0012】
【実施例】
図面を参照して本考案の一実施例を具体的に説明すると、図1と図2の実施例 において、符号1は乾燥機本体、1aは調質室、2はその調質室1a上端に設け られた上部スクリューコンベアであり、調質室1a中央部に飛散板3を内装して いる。乾燥機本体1の前側には乾燥機本体1の高さよりやや高い揚穀機4が設け られている。上部スクリューコンベア2及び飛散盤3はモーター5及びVベルト により駆動される構造となっている。符号6は調質室1aを貫通するように設け られた排出用スクリューコンベアである。張込・循環過程においては、上部スク リューコンベアのケース底部に設けられた切換バルブ7が閉じた状態になってお り、穀粒は張込ホッパ12から張込まれ、下部スクリューコンベア8、揚穀機4 を経て排出樋9から上部スクリューコンベア2へ供給され、上部スクリューコン ベア2によって誘導されて飛散盤3で平均的に投入される。排出過程においては 図示するように切換バルブ7が開いた状態になっており、穀粒は下部スクリュー コンベア9及び揚穀機4を経て排出樋9に至り、切換バルブ7を落下して排出用 スクリューコンベアの供給部10へ流下し、排出用スクリューコンベア6によっ て乾燥機後部の排出口11へ誘導される。
【0013】 図3においては、張込・循環過程における調質室1a内への張込の状態と、排 出過程において穀粒が過流量である場合のオーバーフロー機能の状態を示してい る。張込・循環時において、上部スクリューコンベア2から搬送された穀粒は、 飛散盤3により調質室内1aへ投入される。このとき、排出用スクリューコンベ アのケース13の上端面は開放されており、このケース13に穀粒が流入しない よう、上端面に近接して傘状のカバー14を設けている。前記ケース13の上端 面が開放されているのは、穀粒が過流量となった場合、余剰な穀粒が容易に調質 室に排出され、排出用スクリューコンベア6が詰まらないようにしたものである 。
【0014】 図4においては、ミニライスセンター等で調質タンクと接続する場合の実施例 である。上記のような後方排出装置を備えた循環式穀物乾燥機は、後部排出口1 1にスロワー受口15及びスロワー16を接続し、排出パイプ17によって容易 に調整タンク18と接続できる構成となっている。循環式穀物乾燥機を調整タン クとともに建屋に据えつける場合、乾燥機の最大高さである揚穀機4の高さは、 図示するように建屋の中央付近(傾斜上部)へ揚穀機が配置されているので、屋 根傾斜部19と接触する恐れはない。また、後部排出口11、排風ダクト20な どが乾燥機後部側に配設されることにより広く乾燥機操作部付近の作業スペース が確保できることとなった。
【0015】
【考案の効果】
本考案の循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出装置は、揚穀機上部に設け た排出樋の排出口に上部スクリューコンベアの供給部を接続し、該上部スクリュ ーコンベアの下方で、かつ調質室を貫通するように排出用スクリューコンベアを 設け、該排出用スクリューコンベア一端の供給部を前記上部スクリューコンベア のケース底部に設けた切換バルブを介して前記排出樋の排出口に連通されるとと もに、該排出用スクリューコンベア他端の吐出部を調質室から吐出させて設ける ことにより、揚穀機の高さが従来の循環式機穀物乾燥機と変わらず、構造が複雑 な他二口切換バルブを用いない循環式穀物乾燥機を提供することができる。更に 、乾燥機操作部付近の作業スペースを確保するとともにミニライスセンターでの 調整タンクとの接続を容易にする効果を奏する。また、調質室内においては飛散 盤が装着可能であって、穀粒排出用スクリューコンベアには開放した上端に近接 して傘状のカバーを設けたので、通常は見ることのできない調質室内におけるコ ンベアの詰まり事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】循環式穀物乾燥機の穀粒の後方排出装置を示す
正面図。
【図2】循環式穀物乾燥機の穀粒の後方排出装置を示す
縦断面図。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図。
【図4】ミニライスセンターに設置する場合の側面図。
【図5】後方排出装置を示す従来例の断面図。
【図6】後方排出装置を示す別の従来例図。
【図7】従来の循環式穀物乾燥機の穀粒の排出装置を示
す正面図。
【符号の説明】 1 乾燥機本体 1a 調質室 2 上部スクリューコンベア 3 飛散板 4 揚穀機 5 モータ 6 排出用スクリューコンベア 7 切換バルブ 8 下部スクリューコンベア 9 排出樋 10 供給部 11 排出口 12 張込ホッパ 13 ケース 14 カバー 15 下部受口 16 スロワー 17 フレキシブルパイプ 18 調整タンク 19 屋根傾斜部 20 排風ダクト 21 前部排出口 22 後部排出口 23 放出シャッター 24 上部スクリューコンベア供給部 25 排出用スクリューコンベア供給部 26 二口切換バルブ 27 排出口 28 切換バルブ 29 排出パイプ 30 乾燥機操作部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥機本体の上部に調質室を設け、下部
    に穀粒乾燥室、熱風室及び排風室を並設し、前記穀粒乾
    燥室の下方に設けた下部スクリューコンベアと前記調質
    室上部とを乾燥機本体の前部に設けた揚穀機、及び調質
    室上端に設けた上部スクリューコンベアを介して連絡し
    た循環式穀物乾燥機において、前記揚穀機の上部に設け
    た排出樋の排出口に前記上部スクリューコンベアの供給
    部を接続し、該上部スクリューコンベアの下方で、かつ
    調質室を貫通するように排出用スクリューコンベアを設
    け、該排出用スクリューコンベアの一端の供給部を前記
    上部スクリューコンベアのケース底部に設けた切換バル
    ブを介して前記排出樋の排出口に連通させるとともに、
    該排出用スクリューコンベアの他端の吐出部を調質室か
    ら突出させて設けたことを特徴とする循環式穀物乾燥機
    における穀粒の後方排出装置。
  2. 【請求項2】 排出用スクリューコンベアのケース上端
    面を開放するとともに、該上端面に近接して傘状のカバ
    ーを設けてなる請求項1記載の循環式穀物乾燥機におけ
    る穀粒の後方排出装置。
JP7106091U 1991-08-10 1991-08-10 循環式穀物乾燥機における穀粒の後方排出装置 Pending JPH0517486U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101347938B1 (ko) * 2012-12-28 2014-01-07 김재칠 고춧가루 및 곡물 건조 장치

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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