JPH0517474U - 冷蔵庫のワイヤコンデンサの取付け構造 - Google Patents

冷蔵庫のワイヤコンデンサの取付け構造

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JPH0517474U
JPH0517474U JP6448091U JP6448091U JPH0517474U JP H0517474 U JPH0517474 U JP H0517474U JP 6448091 U JP6448091 U JP 6448091U JP 6448091 U JP6448091 U JP 6448091U JP H0517474 U JPH0517474 U JP H0517474U
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wire capacitor
fixing
mounting
wire
refrigerator
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JP6448091U
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正 竹中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横置き型のワイヤコンデンサを冷蔵庫の機械
室や冷蔵庫本体の底部にあるワイヤコンデンサ取付け部
に取付ける取付け構造であって、容易にその取付がで
き、さらにワイヤコンデンサから発せられるビビリ音が
冷蔵庫本体に伝わらない構造のワイヤコンデンサの取付
構造を提供する。 【構成】 ワイヤコンデンサ取付け部32に固定台68
を設け、取付け部用固定片74と取付け台用固定片7
6,78とを連結した固定部材72の取付け部用固定片
74を振動吸収体98を介して固定台68にネジ止め
し、取付け台用固定片76,78をワイヤコンデンサ2
2にネジ止めした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷蔵庫に設けられるワイヤコンデンサの取付構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫に設けられるワイヤコンデンサとしては、放熱パイプを蛇行曲成して全 体として平板状に形成し、複数の放熱ワイヤが前記放熱パイプの平板部を上面ま たは下面に前記放熱パイプと交差するように所要間隔をおいて取付けた横置き型 のワイヤコンデンサがある。
【0003】 この横置き型のワイヤコンデンサの取付構造として、種々提案されている。
【0004】 例えば、図9及び図10に示すように、ワイヤコンデンサ122の取付け台1 08に固定する取付脚部110を有した基部112の内面に、放熱パイプ114 の端部を嵌合する複数の支持部を形成する支持板116を突設すると共に、この 支持板116と連通して放熱パイプ114のストッパ118が係合する支持孔1 20を設けてなるものである(実開昭50−41169号)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようなワイヤコンデンサ122の取付構造であると、ワイヤコンデンサ 122を取付脚110を介して取付け台108に直接固定しているため、このワ イヤコンデンサ122から発するビビリ音が直接冷蔵庫本体の騒音レベルを上げ る結果となっている。そのため、ビビリ音を軽減するために、高価な防振ゴムや 遮音板またはブチルゴム等をつけて対応しなくてはならなかったため、コストが かかるという欠点がある。
【0006】 そこで、横置き型のワイヤコンデンサにおいて、容易にその取付ができ、さら にワイヤコンデンサから発せられるビビリ音が冷蔵庫本体に伝わらない構造のワ イヤコンデンサの取付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、放熱パイプを蛇行曲成して全体として平板状に形成し、複数本の放 熱ワイヤが前記放熱パイプの平板部を上面または下面に前記放熱パイプと交差す るように所要間隔をおいて取付けたワイヤコンデンサ(以下、横置き型のワイヤ コンデンサという。)を冷蔵庫の機械室や冷蔵庫本体の底部にあるワイヤコンデ ンサ取付け部に取付ける取付け構造であって、 ワイヤコンデンサ取付け部に固定台を設け、取付け部用固定片とワイコン用固 定片とを連結した固定部材の取付け部用固定片を振動吸収体を介して固定台にネ ジ止めし、ワイコン用固定片をワイヤコンデンサにネジ止めしたものである。
【0008】
【作 用】
上記構成のワイヤコンデンサの取付構造においては、横置き型のワイヤコンデ ンサが、ワイヤコンデンサ取付部に直接固定されておらず、固定台及び振動吸収 体を介して取付けられているため、ワイヤコンデンサからのビビリ音が冷蔵庫本 体に伝わることがない。
【0009】 また、この振動吸収体を取付ける場合に、その取付け作業がワイヤコンデンサ を固定する固定部材と共に処理できるため、その部品点数及び作業工程を削減で きる。
【0010】 さらに、ワイヤコンデンサと固定部材を取付ける作業及び取付部の固定台と固 定部材を取付ける作業は、ネジ止めであるため、ワイヤコンデンサの取付構造が 容易となる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図8に基いて説明する。
【0012】 符号10は、本実施例の冷蔵庫であって、その最下段に野菜室12が設けられ ている。
【0013】 符号14は、野菜室12の背面に設けられた機械室である。この機械室14の 内部には、ファンモータ16、コンプレッサ18、蒸発皿20及びワイヤコンデ ンサ22が設けられている。
【0014】 次に、この機械室14の詳細について、図1及び図2に基づいて説明する。
【0015】 符号24は、機械室14の底面にあたる支持台であって、コンプレッサ18及 び蒸発皿20が載置されている。この支持台24は、その中央部に機械室14を 吸引室14aと吐出室14bとに分ける仕切板26が設けられている。そして、 コンプレッサ18は、この吐出室14bに設けられ、蒸発皿20はコンプレッサ 18の上方に設けられている。また、仕切板26には、ファンモータ16が取付 けられている。
【0016】 符号28は、支持台24の右側前部、すなわち吐出室14bの前部に設けられ た空気の吐出口である。
【0017】 符号30は、支持台24の左側前部、すなわち吸引室14aの前部に設けられ た空気の吸引口である。
【0018】 符号32は、支持台24の左側前部、すなわち、野菜室12の底面に設けられ ているワイヤコンデンサ22の取付け台であって、この取付台32の底面に板状 のワイヤコンデンサ22が取付けられている。そして、この取付台32の前面、 後面は開口しており、この開口した後面が吸引口32に連結されている。これに より、取付台32は、その開口した前面から流入した空気を機械室14に送るダ クトの役割をしている。
【0019】 符号34は、取付け台32の前部、すなわち冷蔵庫10の底部前面に取付けら れる化粧板である。この化粧板34の左側には、取付台32の前面と繋がる空気 の吸込口36が設けられ、右側には空気の吐出口38が設けられている。
【0020】 符号40は機械室14の背面に取付けられる背面板である。この背面板40の 吐出室14b側に吐出口42が設けられている。
【0021】 次に図2の機械室14の平面図に基づいて、空気の流れを説明する。
【0022】 化粧板34の吸込口36から流れ込んだ空気は、ダクトの役割をした取付台3 2を通過してワイヤコンデンサ22の放熱を促す。
【0023】 取付台32の中を通った空気は、支持台24の吸引口30から機械室14の吸 引室14aに入り、ファンモータ16によって吐出室14bに送り込まれる。
【0024】 吐出室14bに送り込まれた空気は、コンプレッサ18を冷却しつつ、背面板 40の吐出口42から排出されると共に、支持台24の前部に設けられた吐出口 28から排出される。この排出された空気は、冷蔵庫10の底面の側方から流れ 出す空気と、化粧板34の吐出口38から流れ出す空気とに分かれる。
【0025】 以上のようにして化粧板34の吸込口36から入った空気は、機械室14内部 を通過し、再び外に吐き出される。
【0026】 次に、機械室14の内部に設けられた各部品の詳細について説明する。
【0027】 まず、ファンモータ16の詳細について図3及び図4に基づいて説明する。
【0028】 符号44は、仕切板26のほぼ中央部に円形に開口した開口部である。
【0029】 符号46は、ファンモータ16を支持するモータ支持部である。このモータ支 持部46は、ファンモータ16の外周からフランジ状に突出すると共に、その下 部に脚部48が設けられている。この脚部48は、ブチルゴム等によって形成さ れた振動吸収体50を介して、支持台24に固定されている。
【0030】 符号52は、ファンモータ16の軸部に取付けられたファンである。
【0031】 符号54は、ベルマウス54を有する固定部材である。このベルマウス56の 内径は、ファン52の直径よりやや径大に設けられ、ファン52とベルマウス5 6の内周部との間にクリアランスAが設けられている。また、ベルマウス56の 外径は、開口部44の内径より径小であり、クリアランスBがある。
【0032】 このリング状の固定部材54の後面からボス58が4個所突出し、ネジ60に よってモータ支持部46と固定されている。また、固定部材54の前面には、リ ング状の両面接着ソフトテープ62が取付けられている。この両面接着ソフトテ ープ62は、仕切板26の開口部44の後面側に接着されている。この場合に、 ベルマウス56が、仕切板26の開口部44に挿入される形となっている。
【0033】 以上のような、ファンモータ16の固定構造であると、モータ支持部46と固 定部材54とをネジ60によって固定したため、ベルマウス56とファン52と のセンタリングがずれることがなく、クリアランスAを最小にすることができ、 送風効率をアップすることができ、低騒音化が図れる。
【0034】 また、仕切板26と固定部材54とを両面接着ソフトテープ62によって固定 するとともに、開口部44とベルマウス56との間にクリアランスBを設けたこ とにより、冷蔵庫10の物流段階での振動によるベルマウス56と仕切板26と の干渉は、適性化でき防止できる。
【0035】 さらに、固定部材54と仕切板26はソフトテープ62によって固定されてい るため、このソフトテープ62がエアーシール材の役割をし、ショートサーキッ トの防止にもなる。
【0036】 次に、ワイヤコンデンサ22を取付け台32に取付ける構造について、図5〜 図7に基づいて説明する。
【0037】 本実施例のワイヤコンデンサ22は、横置き型のものであり、蛇行形状に放熱 パイプ64を折曲して板状に形成し、板状に形成した放熱パイプ64をさらに折 曲して上下2段にしたものである。そして、この放熱パイプ64は、複数本の放 熱ワイヤ66によって固定されている。
【0038】 符号68は、固定台であって、取付け台32の底面にその下段面68aがネジ またはハンダによって取付けられているものであり、また、その上段面68bに ネジ孔70が設けられている。
【0039】 符号72は、固定台68とワイヤコンデンサ20を取付けるワイコン固定部材 である。このワイコン固定部材72は、固定台68に取付けられる取付け台用固 定片74と、上段のワイヤコンデンサ22に取付けられる第1ワイコン用固定片 76と下段のワイヤコンデンサ22に取付けられる第2ワイコン用固定片78と よりなる。
【0040】 取付け台用固定片74は水平に設けられ、その中央にネジ孔80が設けられ、 ネジ孔80の一端に切欠部82が設けられている。
【0041】 第1ワイコン用固定片76は、取付け台用固定片74とほぼ同じ高さになるよ うに、連結片84によって連結され、その片の中央部にネジ孔88が設けられて いる。
【0042】 第2ワイコン用固定片78は、取付け台用固定片74よりやや下方に設けられ ており、連結片90によって連結され、その中央部にネジ孔92が設けられてい る。
【0043】 これら部材を利用して、ワイヤコンデンサ22を取付ける場合には、上段のワ イヤコンデンサ22の放熱ワイヤ66の下方に第1ワイコン用固定片76を位置 させ、ネジ94をネジ孔88に螺合させることにより、放熱ワイヤ66と第1ワ イコン用固定片76を固定させる。
【0044】 また、第2ワイコン用固定片78は、ワイヤコンデンサ22の下段の放熱ワイ ヤ66の下方に位置させ、ネジ96によって、この第2ワイコン用固定片78と 下段の放熱ワイヤ66とを固定する。
【0045】 このようにして、ワイヤコンデンサ22と、ワイコン固定部材72を固定した 後、取付け台用固定片74の切欠部82からほぼ球形状のクッションゴム98を 嵌め込み、このクッションゴム98を挟むようにして、上方からネジ100を固 定台68のネジ孔70に螺合させて、固定台68と取付け台用固定片74を固定 する。
【0046】 上記構成のワイヤコンデンサ22の取付け構造であると、ワイヤコンデンサ2 2から発する振動音を、高価な別部品等を使用しないで、クッションゴム98に よって吸収することができる。このクッションゴム98の固定をワイヤコンデン サ22が固定するワイコン固定部材72によってまかなっているため、その構造 が容易であり、部品点数を削減できる。
【0047】 また、部品点数が少なく、ワイコン固定部材72を取付けやすい構造としてい るため、製造面での工数が削減できる。
【0048】 さらに、固定台68を取付け台32にハンダ付けすると、ワイヤコンデンサ2 2を取付けるネジの先端部が、取付け台32の底面から下方に突出することがな いので、取付け台32と、冷蔵庫10を載置する地面との間を最小限に抑えるこ とができる。
【0049】 なお、本実施例では、上下二段のワイヤコンデンサ22について説明したが、 上下算段以上の場合には、ワイコン固定部材72のワイコン用固定片の数をそれ にあわせてふやせばよい。
【0050】 次に、冷蔵庫10を運搬する場合の底面側の搬送用手掛けの構造について図1 、図2及び図8に基づいて説明する。
【0051】 ワイヤコンデンサ22が取付けられている取付け台32の底面の前部に、手掛 け用の開口部102が複数個設けられている。
【0052】 これにより、冷蔵庫10の底面を手で持つ場合には、この手掛け用の開口部1 02のところに手を入れて搬送することが可能である。そのため、従来のように 、手掛け用のハンドル等を設ける必要がないため、製造性が向上する。
【0053】 また、ワイヤコンデンサ22が取付けられている取付け台32の前後方向の長 さLが長くとることができ、ワイヤコンデンサ22を大型化することができ、こ れにより放熱量がアップする。
【0054】 さらに、手掛け用の開口部102からも空気が流入し、ワイヤコンデンサ22 の冷却効率が上昇する。
【0055】
【考案の効果】
上記構成のワイヤコンデンサの取付構造においては、横置き型のワイヤコンデ ンサが、取付部に直接固定するのではなく、振動吸収体を介して取付けられてい るため、下記のような効果がある。
【0056】 ワイヤコンデンサから発するビビリ音は、高価な別部品を使用しなくても、 振動吸収体によって吸収でき、冷蔵庫本体に振動が伝わらない。
【0057】 振動吸収体の固定は、ワイヤコンデンサを固定する固定部材によって固定で きるため、その部品点数を削減することができ、作業工程も簡素化できる。
【0058】 固定部材とワイヤコンデンサ及び固定部材と取付部の固定台との固定は、ネ ジ止めによるため、その固定方法が簡単であり、作業工程を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す機械室の斜視図であ
る。
【図2】機械室内の空気の流通を示す平面から見た説明
図である。
【図3】ファンモータの取付構造を示す縦断面図であ
る。
【図4】ファンモータの取付状態を示す分解斜視図であ
る。
【図5】ワイヤコンデンサの要部拡大斜視図である。
【図6】ワイヤコンデンサの固定部材の分解斜視図であ
る。
【図7】ワイヤコンデンサを固定部材を介して取付けた
状態の縦断面図である。
【図8】機械室の縦断面図である。
【図9】従来のワイヤコンデンサの取付構造を示す分解
斜視図である。
【図10】従来のワイヤコンデンサを取付る構造の縦断
面図である。
【符号の説明】
10……冷蔵庫 12……野菜室 14……機械室 16……ファンモータ 18……コンプレッサ 20……蒸発皿 22……ワイヤコンデンサ 24……支持台 26……仕切板 28……吐出口 30……吸引口 32……取付け台 34……化粧板 36……吸込口 38……吐出口 40……背面板 42……吐出口 44……開口部 46……支持部 48……脚部 50……支持台 52……ファン 54……固定部材 56……ベルマウス 58……ボス 60……ネジ 62……ソフトテープ 64……放熱パイプ 66……放熱ワイヤ 68……固定台 70……ネジ孔 72……固定部材 74……取付け台用固定片 76……第1ワイコン用固定片 78……第2ワイコン用固定片 80……ネジ孔 82……切欠部 84……連結片 88……ネジ孔 90……連結片 92……ネジ孔 94……ネジ 96……ネジ 98……クッションゴム 100……ネジ 102……手掛け用開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱パイプを蛇行曲成して全体として平板
    状に形成し、複数本の放熱ワイヤが前記放熱パイプの平
    板部を上面または下面に前記放熱パイプと交差するよう
    に所要間隔をおいて取付けたワイヤコンデンサを冷蔵庫
    の機械室や冷蔵庫本体の底部にあるワイヤコンデンサ取
    付け部に取付ける取付け構造であって、 ワイヤコンデンサ取付け部に固定台を設け、 取付け部用固定片とワイコン用固定片とを連結した固定
    部材の取付け部用固定片を振動吸収体を介して固定台に
    ネジ止めし、ワイコン用固定片をワイヤコンデンサにネ
    ジ止めしたことを特徴とする冷蔵庫のワイヤコンデンサ
    の取付け構造。
JP6448091U 1991-08-14 1991-08-14 冷蔵庫のワイヤコンデンサの取付け構造 Pending JPH0517474U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030021824A (ko) * 2001-09-08 2003-03-15 만도공조 주식회사 김치저장고의 송풍용 모터 지지브라켓트의 절연구조
WO2011021798A2 (en) * 2009-08-19 2011-02-24 Lg Electronics Inc. Refrigerator

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