JPH05174599A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05174599A
JPH05174599A JP3355245A JP35524591A JPH05174599A JP H05174599 A JPH05174599 A JP H05174599A JP 3355245 A JP3355245 A JP 3355245A JP 35524591 A JP35524591 A JP 35524591A JP H05174599 A JPH05174599 A JP H05174599A
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test
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Application number
JP3355245A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Sato
克之 佐藤
Hideo Omori
秀雄 大森
Koji Shinoda
孝司 篠田
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の出力バッファが動作状態とされること
による電源ノイズの大きさならびに電源ノイズによる動
作特性の変化を定量的にかつ効率良く評価・解析しうる
手段を実現し、多ビット構成とされるデュアルポートメ
モリ等の信頼性を高める。 【構成】 デュアルポートメモリ等のベンダテストの一
環として、試験選択信号R0〜R7によって動作状態と
される出力バッファROB0〜ROB7を選択的に指定
しかつこれらの出力バッファから出力される出力信号の
論理レベルを例えばアドレス入力端子A3を介して選択
的に設定しうるテストモードを設ける。これにより、特
別な評価用治具を用意することなく、RAMポート及び
SAMポートに設けられる複数の出力バッファを選択的
に動作状態とし、その出力信号の論理レベルを選択的に
設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、例
えば、複数の出力バッファを備えるデュアルポートメモ
リ等に利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RAMポート(ランダムアクセスポー
ト)及びSAMポート(シリアルアクセスポート)を備
え、例えば画像処理システム等において文字又は図形等
をCRT(陰極線管)ディスプレイに表示するための画
像メモリ(画像用フレームバッファメモリ)として用い
られるデュアルポートメモリがある。デュアルポートメ
モリはいわゆる多ビット構成とされ、そのRAMポート
及びSAMポートには、複数のランダム入出力端子及び
シリアル入出力端子とこれらの外部端子に対応する複数
の出力バッファとが設けられる。
【0003】RAMポート及びSAMポートを備えるデ
ュアルポートメモリについて、例えば、日経マグロウヒ
ル社発行の1986年3月24日付『日経エレクトロニ
クス』第243頁〜第264頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デュアルポートメモリ
のRAMポート及びSAMポートに設けられる複数の出
力バッファは、対応する外部端子に結合された負荷容量
を駆動しうる比較的大きな駆動能力を有し、それぞれ所
定の内部制御信号に従って選択的にかつ一斉に動作状態
とされる。これらの出力バッファが動作状態とされると
き、デュアルポートメモリの電源電圧及び接地電位には
比較的大きな電源ノイズが発生する。これらの電源ノイ
ズは、特に非同期な入出力動作を行うRAMポート及び
SAMポート間において互いの動作に影響を与えあい、
これによってデュアルポートメモリの動作が不安定なも
のとなる。上記に記載される従来のデュアルポートメモ
リにおいて、RAMポート及びSAMポートに設けられ
る複数の出力バッファは、固定的に同時動作される形態
とされ、例えばこれらの出力バッファが動作状態とされ
ることによる電源ノイズを様々な条件で測定するために
一部の出力バッファだけを部分的に動作状態とすること
はできない。また、RAMポート及びSAMポートは非
同期に動作状態とされ、しかもこれらのポート間にはメ
モリアレイを含む比較的大きな論理ブロックが存在する
ことから、各ポートに設けられる出力バッファの動作タ
イミングやその出力信号の論理レベルを容易に設定する
こともできない。その結果、デュアルポートメモリの電
源ノイズの大きさならびに電源ノイズによる動作特性の
変化を定量的にかつ効率良く評価・解析することが困難
となり、その信頼性を低下させる一因となっている。
【0005】一方、これに対処するため、従来の試験工
程では所定の評価用治具を用意し、その端子を選択的に
開放して、RAMポート及びSAMポートに設けられる
複数の出力バッファをハード的に選択動作させる方法を
採っているが、この場合、評価用治具そのものの配線容
量等の外的要因が加わり、チップ内動作や電源ノイズ等
の再現性が低下して、やはり適正な評価・解析が困難と
なる。
【0006】この発明の目的は、複数の出力バッファが
動作状態とされることによる電源ノイズの大きさならび
に電源ノイズによる動作特性の変化を定量的にかつ効率
良く評価・解析しうる手段を提供することにある。この
発明の他の目的は、多ビット構成とされるデュアルポー
トメモリ等の信頼性を高めることにある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、多ビット構成とされるデュア
ルポートメモリ等のベンダテストの一環として、動作状
態とされる出力バッファ又はその数を選択的に指定しか
つこれらの出力バッファから出力される出力信号の論理
レベルを選択的に設定しうるテストモードを設ける。
【0009】
【作用】上記手段によれば、特別な評価用治具等を用意
することなく、RAMポート及びSAMポートに設けら
れる複数の出力バッファを選択的に動作状態とし、その
出力信号の論理レベルを選択的に設定することができる
ため、複数の出力バッファが動作状態とされることによ
る電源ノイズの大きさならびに電源ノイズによる動作特
性の変化を定量的にかつ効率良く評価・解析し、多ビッ
ト構成とされるデュアルポートメモリ等の信頼性を高め
ることができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用されたデュアルポ
ートメモリDPMの一実施例の部分的なブロック図が示
されている。同図をもとに、まずこの実施例のデュアル
ポートメモリDPMの概要とその特徴について説明す
る。なお、図1の各ブロックを構成する回路素子は、公
知の半導体集積回路の製造技術により、単結晶シリコン
のような1個の半導体基板上に形成される。
【0011】図1において、この実施例のデュアルポー
トメモリDPMは、2個のメモリマットMAT0及びM
AT1を備え、これらのメモリマットに共通に設けられ
るランダム入出力回路RIO及びシリアル入出力回路S
IOとXアドレスバッファXB及びYアドレスバッファ
YBならびにタイミング発生回路TG及びベンダテスト
セレクタBTSLを備える。このうち、ランダム入出力
回路RIOは、8個の外部端子すなわちランダム入出力
端子RIO0〜RIO7に結合され、メモリマットMA
T0及びMAT1とともにデュアルポートメモリDPM
のRAMポート(RAM)を構成する。また、シリアル
入出力回路SIOは、同様に8個の外部端子すなわちシ
リアル入出力端子SIO0〜SIO7に結合され、メモ
リマットMAT0及びMAT1とともにこのデュアルポ
ートメモリDPMのSAMポート(SAM)を構成す
る。なお、図1には、2個のメモリマットMAT0及び
MAT1のうちのメモリマットMAT0のみが例示的に
示される。
【0012】メモリマットMAT0及びMAT1は、図
1のメモリマットMAT0に代表して示されるように、
メモリアレイMARYとセンスアンプSA,データレジ
スタDR,XアドレスデコーダXD,RAMポート用Y
アドレスデコーダRYD及びSAMポート用Yアドレス
デコーダSYDならびにSAMポート用アドレスカウン
タSACを含む。このうち、各メモリマットのセンスア
ンプSAは、対応する4組のランダム入出力用相補共通
データ線CDR0*〜CDR3*あるいはCDR4*〜
CDR7*(ここで、例えば非反転共通データ線CDR
0及び反転共通データ線CDR0Bをあわせて相補共通
データ線CDR0*のように*を付して表す。また、そ
れが有効とされるとき選択的にロウレベルとされるいわ
ゆる反転信号又は反転信号線等についてはその名称の末
尾にBを付して表す。以下同様)を介してランダム入出
力回路RIOに結合され、データレジスタDRは、対応
する4組のシリアル入出力用相補共通データ線CDS0
*〜CDS3*あるいはCDS4*〜CDS7*を介し
てシリアル入出力回路SIOに結合される。Xアドレス
デコーダXDには、XアドレスバッファXBからi+1
ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが供給され、RA
Mポート用YアドレスデコーダRYD及びSAMポート
用アドレスカウンタSACには、YアドレスバッファY
Bからi+1ビットの内部アドレス信号Y0〜Yiが共
通に供給される。
【0013】ここで、メモリマットMAT0及びMAT
1のメモリアレイMARYは、同図の垂直方向に平行し
て配置されるm+1本のワード線と、水平方向に平行し
て配置されるn+1組の相補ビット線とをそれぞれ含
む。これらのワード線及び相補ビット線の交点には、
(m+1)×(n+1)個のダイナミック型メモリセル
が格子状に配置される。
【0014】各メモリマットのメモリアレイMARYを
構成するワード線は、対応するXアドレスデコーダXD
に結合され、択一的に選択状態とされる。Xアドレスデ
コーダXDは、XアドレスバッファXBから供給される
内部アドレス信号X0〜Xiをデコードして、対応する
メモリアレイMARYの対応するワード線を択一的にハ
イレベルの選択状態とする。XアドレスバッファXB
は、アドレス入力端子A0〜Aiを介して時分割的に供
給されるXアドレス信号AX0〜AXiを図示されない
内部制御信号に従って取り込み、保持するとともに、こ
れらのXアドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜
Xiを形成して、メモリマットMAT0及びMAT1の
XアドレスデコーダXDに供給する。
【0015】次に、各メモリマットのメモリアレイMA
RYを構成する相補ビット線は、その一方において、セ
ンスアンプSAの対応する単位回路に結合され、その他
方において、データレジスタDRの対応する単位回路に
結合される。
【0016】メモリマットMAT0及びMAT1のセン
スアンプSAは、メモリアレイMARYの各相補ビット
線に対応して設けられるn+1個の単位回路をそれぞれ
備える。これらの単位回路は、一対のCMOSインバー
タが交差結合されてなる単位増幅回路と、これらの単位
増幅回路の非反転及び反転入出力ノードすなわちメモリ
アレイMARYの各相補ビット線とランダム入出力用相
補共通データ線CDR0*〜CDR3*あるいはCDR
4*〜CDR7との間に設けられる一組のスイッチMO
SFETとを含む。このうち、各単位増幅回路は、タイ
ミング発生回路TGから供給される図示されない内部制
御信号に従って一斉に動作状態とされ、メモリアレイM
ARYの選択されたワード線に結合されるn+1個のメ
モリセルから対応する相補ビット線に出力される微小読
み出し信号を増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2
値読み出し信号とする。一方、センスアンプSAの各単
位回路のスイッチMOSFETのゲートは順次4組ずつ
共通結合され、RAMポート用YアドレスデコーダRY
Dから対応するビット線選択信号が供給される。これら
のスイッチMOSFETは、対応するビット線選択信号
がハイレベルとされることで4組ずつ同時にオン状態と
なり、メモリアレイMARYの対応する4組の相補ビッ
ト線とランダム入出力用相補共通データ線CDR0*〜
CDR3*あるいはCDR4*〜CDR7*とを選択的
に接続状態とする。
【0017】RAMポート用YアドレスデコーダRYD
は、YアドレスバッファYBから供給される内部アドレ
ス信号Y0〜Yiをデコードして、上記ビット線選択信
号を択一的にハイレベルとする。YアドレスバッファY
Bは、アドレス入力端子A0〜Aiを介して時分割的に
供給されるYアドレス信号AY0〜AYiを図示されな
い内部制御信号に従って取り込み、保持するとともに、
これらのYアドレス信号をもとに内部アドレス信号Y0
〜Yiを形成して、メモリマットMAT0及びMAT1
のRAMポート用YアドレスデコーダRYDに供給す
る。
【0018】ランダム入出力用相補共通データ線CDR
0*〜CDR7*は、ランダム入出力回路RIOに結合
される。ランダム入出力回路RIOは、後述するよう
に、ランダム入出力端子RIO0〜RIO7に対応して
設けられる8個の入力バッファ及びライトアンプならび
にメインアンプ及び出力バッファを含む。このうち、各
入力バッファの入力端子は、対応するランダム入出力端
子RIO0〜RIO7に結合され、その出力端子は、対
応するライトアンプの入力端子に結合される。各ライト
アンプの出力端子は、対応するランダム入出力用相補共
通データ線CDR0*〜CDR7*に結合される。一
方、各メインアンプの入力端子は、対応するランダム入
出力用相補共通データ線CDR0*〜CDR7*に結合
され、その出力端子は、対応する出力バッファの入力端
子に結合される。各出力バッファの出力端子は、対応す
るランダム入出力端子RIO0〜RIO7に結合され
る。
【0019】この実施例において、ランダム入出力回路
RIOの各出力バッファには、タイミング発生回路TG
から内部制御信号ROEが共通に供給され、アドレス入
力端子A3を介して所定のテストデータが供給される。
これらの出力バッファには、さらに後述するベンダテス
トセレクタBTSLから、対応する試験選択信号R0〜
R7が供給される。試験選択信号R0〜R7は、ランダ
ム入出力回路RIOの対応するメインアンプにも供給さ
れる。
【0020】ここで、内部制御信号ROEは、RAMポ
ート用出力イネーブル信号ROEBをもとに形成され、
デュアルポートメモリDPMがランダム読み出しモード
とされるとき、読み出し信号が確立される所定のタイミ
ングで選択的にハイレベルとされる。デュアルポートメ
モリDPMが後述するベンダテストモードとされると
き、内部制御信号ROEは、ランダム入出力回路RIO
に設けられる8個の出力バッファを動作状態とするため
のタイミング信号となる。なお、デュアルポートメモリ
DPMは、後述するように、ベンダテストセットサイク
ルが実行されることでベンダテストモードとされ、ベン
ダテストリセットサイクルが実行されることでベンダテ
ストモードから解放される。デュアルポートメモリDP
Mがベンダテストセットサイクルとされるとき、アドレ
ス入力端子A3には、ランダム入出力端子RIO0〜R
IO7から出力すべき出力信号の論理レベルを設定する
ためのテストデータが供給される。また、アドレス入力
端子A4〜A6には、ベンダテストモードにおいて動作
状態とすべきランダム入出力回路RIOのメインアンプ
及び出力バッファの数が指定され、これをもとに試験選
択信号R0〜R7が選択的にハイレベルとされる。デュ
アルポートメモリDPMが通常の動作モードとされると
き、試験選択信号R0〜R7はすべてハイレベルとされ
る。なお、デュアルポートメモリDPMのベンダテスト
セットサイクル及びベンダリセットサイクルについて
は、後で詳細に説明する。
【0021】ランダム入出力回路RIOの各入力バッフ
ァは、デュアルポートメモリDPMがランダム書き込み
モードで選択状態とされるとき、ランダム入出力端子R
IO0〜RIO7を介して供給される書き込みデータを
取り込み、対応するライトアンプに伝達する。これらの
書き込みデータは、対応するライトアンプによって所定
の相補書き込み信号とされた後、対応するランダム入出
力用相補共通データ線CDR0*〜CDR7*を介して
各メモリアレイMARYの選択された合計8個のメモリ
セルにパラレルに書き込まれる。
【0022】一方、ランダム入出力回路RIOの各メイ
ンアンプは、デュアルポートメモリDPMがランダム読
み出しモードで選択状態とされるとき、各メモリアレイ
MARYの選択された合計8個のメモリセルから対応す
るランダム入出力用相補共通データ線CDR0*〜CD
R7*を介して出力される読み出し信号をさらに増幅
し、対応する出力バッファに伝達する。これらの読み出
し信号は、対応する出力バッファからランダム入出力端
子RIO0〜RIO7を介してデュアルポートメモリD
PMの外部に送出される。デュアルポートメモリDPM
がベンダテストモードとされるとき、ランダム入出力回
路RIOのメインアンプ及び出力バッファは、対応する
試験選択信号R0〜R7がハイレベルとされることを条
件に選択的に動作状態とされる。なお、ランダム入出力
回路RIOの具体的な構成及び動作については、後で詳
細に説明する。
【0023】次に、メモリマットMAT0及びMAT1
のデータレジスタDRは、メモリアレイMARYの各相
補ビット線に対応して設けられるn+1個の単位回路を
それぞれ備える。これらの単位回路は、一対のCMOS
インバータが交差結合されてなるラッチ回路を含み、さ
らに各ラッチ回路の非反転及び反転入出力ノードと対応
するメモリアレイMARYの相補ビット線との間ならび
にシリアル入出力用相補共通データ線CDS0*〜CD
S3*あるいはCDS4*〜CDS7*との間にそれぞ
れ設けられる2組のスイッチMOSFETを含む。
【0024】このうち、メモリアレイMARYの各相補
ビット線との間に設けられるスイッチMOSFETのゲ
ートは実質的にすべて共通結合され、タイミング発生回
路TGから図示されない内部制御信号TRが供給され
る。これらのスイッチMOSFETは、デュアルポート
メモリDPMがデータ転送モードで選択状態とされ内部
制御信号TRがハイレベルとされることで一斉にオン状
態とされ、各メモリアレイMARYの選択されたワード
線に結合されるn+1個のメモリセルとデータレジスタ
DRの対応するラッチ回路との間のパラレルなデータ転
送を実現する。一方、シリアル入出力用相補共通データ
線CDS0*〜CDS3*あるいはCDS4*〜CDS
7*との間に設けられるスイッチMOSFETのゲート
は4組ずつそれぞれ共通結合され、SAMポート用Yア
ドレスデコーダSYDから対応するレジスタ選択信号が
供給される。これらのスイッチMOSFETは、対応す
るレジスタ選択信号がハイレベルとされることで4組ず
つ同時にオン状態とされ、データレジスタDRの対応す
る4個のラッチ回路とシリアル入出力用相補共通データ
線CDS0*〜CDS3*あるいはCDS4*〜CDS
7*つまりはシリアル入出力回路SIOとの間のシリア
ルなデータ転送を実現する。
【0025】SAMポート用アドレスカウンタSAC
は、デュアルポートメモリDPMがシリアル入力又は出
力モードで選択状態とされる当初において、Yアドレス
バッファYBから供給される内部アドレス信号Y0〜Y
iを図示されない内部制御信号YPSに従って取り込む
とともに、図示されない内部制御信号YCUに従ってそ
の保持内容をカウントアップする。SAMポート用アド
レスカウンタSACの出力信号は、SAMポート用Yア
ドレスデコーダSYDによりデコードされ、これによっ
て上記レジスタ選択信号が択一的にハイレベルとされ
る。これらの結果、この実施例のデュアルポートメモリ
DPMは、一連のシリアル入力又は出力動作を任意のカ
ラムアドレスから開始できるものとなる。
【0026】シリアル入出力用相補共通データ線CDS
0*〜CDS7*は、シリアル入出力回路SIOに結合
される。シリアル入出力回路SIOは、シリアル入出力
端子SIO0〜SIO7に対応して設けられる8個の入
力バッファ及びライトアンプならびにメインアンプ及び
出力バッファを含む。このうち、各入力バッファの入力
端子は、対応するシリアル入出力端子SIO0〜SIO
7に結合され、その出力端子は、対応するライトアンプ
の入力端子に結合される。各ライトアンプの出力端子
は、対応するシリアル入出力用相補共通データ線CDS
0*〜CDS7*に結合される。一方、各メインアンプ
の入力端子は、対応するシリアル入出力用相補共通デー
タ線CDS0*〜CDS7*に結合され、その出力端子
は、対応する出力バッファの入力端子に結合される。各
出力バッファの出力端子は、対応するシリアル入出力端
子SIO0〜SIO7に結合される。
【0027】この実施例において、シリアル入出力回路
SIOの各出力バッファには、タイミング発生回路TG
から内部制御信号SOEが共通に供給され、アドレス入
力端子A3を介して前記テストデータが供給される。こ
れらの出力バッファには、さらにベンダテストセレクタ
BTSLから、対応する試験選択信号S0〜S7が供給
される。試験選択信号S0〜S7は、対応するメインア
ンプにも供給される。ここで、内部制御信号SOEは、
SAMポート用出力イネーブル信号SOEBをもとに形
成され、デュアルポートメモリDPMがシリアル出力モ
ードとされるとき、その読み出し信号が確立される所定
のタイミングでハイレベルとされる。デュアルポートメ
モリDPMが後述するベンダテストモードとされると
き、内部制御信号SOEは、シリアル入出力回路SIO
に設けられる8個の出力バッファを動作状態とするため
のタイミング信号となる。試験選択信号S0〜S7は、
デュアルポートメモリDPMが通常の動作モードとされ
るときすべてハイレベルとされ、デュアルポートメモリ
DPMがベンダテストセットサイクルとされるとき、ア
ドレス入力端子A7〜A9を介して供給されるバッファ
選択信号に従って選択的にハイレベルとされる。
【0028】シリアル入出力回路SIOの各入力バッフ
ァは、デュアルポートメモリDPMがシリアル入力モー
ドで選択状態とされるとき、シリアル入出力端子SIO
0〜SIO7を介して供給される書き込みデータを取り
込み、対応するライトアンプに伝達する。これらの書き
込みデータは、対応するライトアンプによって所定の相
補書き込み信号とされた後、シリアル入出力用相補共通
データ線CDR0*〜CDR7*を介してデータレジス
タDRの選択された合計8個の単位回路に書き込まれ
る。
【0029】一方、シリアル入出力回路SIOの各メイ
ンアンプは、デュアルポートメモリDPMがシリアル出
力モードで選択状態とされるとき、データレジスタDR
の選択された合計8個の単位回路からシリアル入出力用
相補共通データ線CDS0*〜CDS7*を介して出力
される読み出し信号をさらに増幅し、対応する出力バッ
ファに伝達する。これらの読み出し信号は、対応する出
力バッファからシリアル入出力端子SIO0〜SIO7
を介してデュアルポートメモリDPMの外部にシリアル
に送出される。デュアルポートメモリDPMがベンダテ
ストモードとされるとき、シリアル入出力回路SIOの
メインアンプ及び出力バッファは、対応する試験選択信
号S0〜S7がハイレベルとされることを条件に選択的
に動作状態とされる。なお、シリアル入出力回路SIO
の具体的な構成及び動作については、後で詳細に説明す
る。
【0030】タイミング発生回路TGは、起動制御信号
として供給されるロウアドレスストローブ信号RAS
B,カラムアドレスストローブ信号CASB,ライトイ
ネーブル信号WEB,RAMポート用出力イネーブル信
号ROEB,SAMポート用出力イネーブル信号SOE
Bとスペシャルファンクション信号DSF1及びDSF
2ならびにQSFとをもとに上記各種の内部制御信号を
形成し、デュアルポートメモリDPMの各部に供給す
る。また、シリアルクロック信号SCをもとにシリアル
入力又は出力動作のための図示されないタイミング信号
を形成し、シリアル入出力回路SIOに供給する。さら
に、タイミング発生回路TGは、起動制御信号が所定の
組み合わせとされることで選択的に指定されるベンダテ
ストセットサイクル及びベンダテストリセットサイクル
を識別し、このときアドレス入力端子A0〜A2を介し
て供給されるモード設定信号をもとに試験制御信号VT
Mを選択的に形成する。試験制御信号VTMは、ベンダ
テストセレクタBTSLに供給される。なお、デュアル
ポートメモリDPMは、試験制御信号VTMがハイレベ
ルとされることでベンダテストモードとされ、これがロ
ウレベルとされることによって通常の動作モードに戻さ
れる。
【0031】ベンダテストセレクタBTSLは、デュア
ルポートメモリDPMがベンダテストセットサイクルと
され試験制御信号VTMがハイレベルとされるとき、ア
ドレス入力端子A4〜A6ならびにA7〜A9を介して
供給されるバッファ選択信号をもとに試験選択信号R0
〜R7ならびにS0〜S7をそれぞれ選択的に形成し
て、ランダム入出力回路RIO及びシリアル入出力回路
SIOに供給する。デュアルポートメモリDPMがベン
ダテストリセットサイクルとされるとき、ベンダテスト
セレクタBTSLはこれらの試験選択信号をすべてハイ
レベルとし、デュアルポートメモリDPMを通常の動作
状態に戻す。
【0032】図2及び図3には、図1のデュアルポート
メモリDPMに含まれるランダム入出力回路RIO及び
シリアル入出力回路SIOの一実施例の部分的なブロッ
ク図がそれぞれ示されている。これらの図をもとに、こ
の実施例のデュアルポートメモリDPMのランダム入出
力回路RIO及びシリアル入出力回路SIOの構成及び
動作の概要とその特徴について説明する。なお、以下の
説明は、発明の根幹となるメインアンプ及び出力バッフ
ァを中心に行い、入力バッファ及びライトアンプに関す
る説明については割愛する。
【0033】図2において、ランダム入出力回路RIO
は、ランダム入出力端子RIO0〜RIO7に対応して
設けられる8個のメインアンプRMA0〜RMA7なら
びに出力バッファROB0〜ROB7と、図示されない
同数の入力バッファRIB0〜RIB7ならびにライト
アンプRWA0〜RWA7とを備える。このうち、メイ
ンアンプRMA0〜RMA7の入力端子は、対応するラ
ンダム入出力用相補共通データ線CDR0*〜CDR7
*に結合され、その出力端子は、対応する出力バッファ
ROB0〜ROB7の入力端子に結合される。出力バッ
ファROB0〜ROB7の出力端子は、対応するランダ
ム入出力端子RIO0〜RIO7に結合される。なお、
ランダム入出力端子RIO0〜RIO7には、対応する
入力バッファRIB0〜RIB7の入力端子が共通結合
され、ランダム入出力用相補共通データ線CDR0*〜
CDR7*には、対応するライトアンプRWA0〜RW
A7の出力端子が共通結合される。なお、出力バッファ
ROB0〜ROB7は、ランダム入出力端子RIO0〜
RIO7に結合される負荷容量を駆動するに充分な比較
的大きな駆動能力を備える。
【0034】ランダム入出力回路RIOの出力バッファ
ROB0〜ROB7には、タイミング発生回路TGから
内部制御信号ROEが共通に供給され、アドレス入力端
子A3を介して所定のテストデータが供給される。これ
らの出力バッファには、さらにベンダテストセレクタB
TSLから、対応する試験選択信号R0〜R7が供給さ
れる。試験選択信号R0〜R7は、対応するメインアン
プRMA0〜RMA7にも供給される。ここで、内部制
御信号ROEは、RAMポート用出力イネーブル信号R
OEBをもとに形成され、デュアルポートメモリDPM
がランダム読み出しモードとされるとき、その読み出し
信号が確立される所定のタイミングで選択的にハイレベ
ルとされる。デュアルポートメモリDPMがベンダテス
トモードとされるとき、内部制御信号ROEは、RAM
ポートのランダム入出力回路RIOに設けられる8個の
出力バッファを動作状態とするためのタイミング信号と
なる。アドレス入力端子A3には、デュアルポートメモ
リDPMがベンダテストセットサイクルとされるとき、
ランダム入出力端子RIO0〜RIO7から出力すべき
出力信号の論理レベルを設定するためのテストデータが
供給される。また、試験選択信号R0〜R7は、デュア
ルポートメモリDPMが通常の動作モードとされるとき
すべてハイレベルとされ、デュアルポートメモリDPM
がベンダテストセットサイクルとされるとき、アドレス
入力端子A4〜A6を介して供給されるバッファ選択信
号に従って選択的にハイレベルとされる。
【0035】ランダム入出力回路RIOのメインアンプ
RMA0〜RMA7は、デュアルポートメモリDPMが
ランダム読み出しモードで選択状態とされるとき、試験
選択信号R0〜R7がともにハイレベルとされることで
一斉に動作状態とされ、各メモリアレイMARYの選択
された合計8個のメモリセルから対応するランダム入出
力用相補共通データ線CDR0*〜CDR7*を介して
出力される読み出し信号をさらに増幅して、対応する出
力バッファROB0〜ROB7に伝達する。デュアルポ
ートメモリDPMがベンダテストモードとされるとき、
メインアンプRMA0〜RMA7は、対応する試験選択
信号R0〜R7がハイレベルとされることを条件に選択
的に動作状態とされる。
【0036】出力バッファROB0〜ROB7は、デュ
アルポートメモリDPMが通常の動作モードとされると
き、試験選択信号R0〜R7がともにハイレベルとされ
るため、内部制御信号ROEに従って一斉に動作状態と
され、メインアンプRMA0〜RMA7から出力される
読み出し信号を対応するランダム入出力端子RIO0〜
RIO7を介してデュアルポートメモリDPMの外部に
送出する。デュアルポートメモリDPMがベンダテスト
モードとされるとき、出力バッファROB0〜ROB7
は、対応する試験選択信号R0〜R7がハイレベルとさ
れることを条件に選択的に動作状態とされる。このと
き、出力バッファROB0〜ROB7の出力ラッチに
は、アドレス入力端子A3を介して入力されるテストデ
ータが供給され、これによって出力バッファROB0〜
ROB7から出力される出力信号の論理レベルが選択的
に設定されるものとなる。
【0037】同様に、シリアル入出力回路SIOは、図
3に示されるように、シリアル入出力端子SIO0〜S
IO7に対応して設けられる8個のメインアンプSMA
0〜SMA7ならびに出力バッファSOB0〜SOB7
と、図示されない同数の入力バッファSIB0〜SIB
7ならびにライトアンプSWA0〜SWA7とを備え
る。このうち、メインアンプSMA0〜SMA7の入力
端子は、対応するシリアル入出力用相補共通データ線C
DS0*〜CDS7*に結合され、その出力端子は、対
応する出力バッファSOB0〜SOB7の入力端子に結
合される。出力バッファSOB0〜SOB7の出力端子
は、対応するシリアル入出力端子SIO0〜SIO7に
結合される。シリアル入出力端子SIO0〜SIO7に
は、対応する入力バッファSIB0〜SIB7の入力端
子が共通結合され、シリアル入出力用相補共通データ線
CDS0*〜CDS7*には、対応するライトアンプS
WA0〜SWA7の出力端子が共通結合される。なお、
出力バッファSOB0〜SOB7は、シリアル入出力端
子SIO0〜SIO7に結合される負荷容量を駆動する
に充分な比較的大きな駆動能力を備える。
【0038】シリアル入出力回路SIOの出力バッファ
SOB0〜SOB7には、タイミング発生回路TGから
内部制御信号SOEが共通に供給され、アドレス入力端
子A3を介して前記テストデータが共通に供給される。
これらの出力バッファには、さらにベンダテストセレク
タBTSLから、対応する試験選択信号S0〜S7が供
給される。試験選択信号S0〜S7は、対応するメイン
アンプSMA0〜SMA7にも供給される。ここで、内
部制御信号SOEは、SAMポート用出力イネーブル信
号SOEBをもとに形成され、デュアルポートメモリD
PMがシリアル出力モードとされるとき、その読み出し
信号が確立される所定のタイミングで選択的にハイレベ
ルとされる。デュアルポートメモリDPMがベンダテス
トモードとされるとき、内部制御信号SOEは、SAM
ポートのシリアル入出力回路SIOに設けられる8個の
出力バッファを動作状態とするためのタイミング信号と
なる。アドレス入力端子A3には、デュアルポートメモ
リDPMがベンダテストセットサイクルとされるとき、
シリアル入出力端子SIO0〜SIO7から出力すべき
出力信号の論理レベルを設定するためのテストデータが
供給される。また、試験選択信号S0〜S7は、デュア
ルポートメモリDPMが通常の動作モードとされるとき
すべてハイレベルとされ、デュアルポートメモリDPM
がベンダテストセットサイクルとされるとき、アドレス
入力端子A7〜A9を介して供給されるバッファ選択信
号に従って選択的にハイレベルとされる。
【0039】シリアル入出力回路SIOのメインアンプ
SMA0〜SMA7は、デュアルポートメモリDPMが
シリアル出力モードで選択状態とされるとき、試験選択
信号S0〜S7がともにハイレベルとされることで一斉
に動作状態とされ、データレジスタDRの選択された合
計8個の単位回路から対応するシリアル入出力用相補共
通データ線CDS0*〜CDS7*を介して出力される
読み出し信号をさらに増幅し、対応する出力バッファS
OB0〜SOB7に伝達する。デュアルポートメモリD
PMがベンダテストモードとされるとき、メインアンプ
SMA0〜SMA7は、対応する試験選択信号S0〜S
7がハイレベルとされることを条件に選択的に動作状態
とされる。
【0040】出力バッファSOB0〜SOB7は、デュ
アルポートメモリDPMが通常の動作モードとされると
き、試験選択信号S0〜S7がともにハイレベルとされ
るために内部制御信号SOEに従って一斉に動作状態と
され、メインアンプSMA0〜SMA7から出力される
読み出し信号を対応するシリアル入出力端子SIO0〜
SIO7を介してデュアルポートメモリDPMの外部に
シリアルに送出する。デュアルポートメモリDPMがベ
ンダテストモードとされるとき、出力バッファSOB0
〜SOB7は、対応する試験選択信号S0〜S7がハイ
レベルとされることを条件に選択的に動作状態とされ
る。このとき、出力バッファSOB0〜SOB7の出力
ラッチには、アドレス入力端子A3を介して入力される
テストデータが供給され、これによって出力バッファS
OB0〜SOB7から出力される出力信号の論理レベル
が選択的に設定されるものとなる。
【0041】以上のように、この実施例のデュアルポー
トメモリDPMは、いわゆる×8ビット構成とされ、そ
のランダム入出力回路RIO及びシリアル入出力回路S
IOは、8個のランダム入出力端子RIO0〜RIO7
ならびにシリアル入出力端子SIO0〜SIO7に対応
して設けられる8個の出力バッファROB0〜ROB7
ならびにSOB0〜SOB7をそれぞれ備える。これら
の出力バッファは、デュアルポートメモリDPMが通常
の動作モードとされるとき、内部制御信号ROE又はS
OEに従って一斉に動作状態とされる。また、デュアル
ポートメモリDPMがベンダテストモードとされると
き、試験選択信号R0〜R7又はS0〜S7に従って選
択的に動作状態とされ、その出力信号の論理レベルは、
アドレス入力端子A3を介して供給されるテストデータ
に従って選択的に設定される。これらの結果、この実施
例のデュアルポートメモリDPMでは、特別な評価用治
具等を用意することなく、ランダム入出力回路RIO及
びシリアル入出力回路SIOに設けられる8個の出力バ
ッファを選択的に動作状態とすることができるため、こ
れらの出力バッファが同時に動作状態とされることによ
る電源ノイズの大きさや電源ノイズによる動作特性の変
化を的確にかつ効率良く評価・解析し、デュアルポート
メモリDPMの信頼性を高めることができるものとな
る。
【0042】図4には、図1のデュアルポートメモリD
PMのベンダテストセットサイクルの一実施例のタイミ
ング図が示され、図5には、そのベンダテストリセット
サイクルの一実施例のタイミング図が示されている。こ
れらの図をもとに、この実施例のデュアルポートメモリ
DPMのベンダテストセットサイクル及びベンダテスト
リセットサイクルの概要について説明する。
【0043】図4において、この実施例のデュアルポー
トメモリDPMは、カラムアドレスストローブ信号CA
SB及びライトイネーブル信号WEBがロウアドレスス
トローブ信号RASBに先立ってロウレベルとされかつ
スペシャルファンクション信号DSF1がロウレベルと
されることでベンダテストセットサイクルとされる。こ
のとき、スペシャルファンクションDSF2の論理レベ
ルは、いわゆるドントケア(don’t care)と
される。また、アドレス入力端子A0〜A2には、ベン
ダテストの内容を指定するためのモード設定信号が供給
され、アドレス入力端子A3には、ランダム入出力回路
RIO及びシリアル入出力回路SIOの動作状態とされ
る出力バッファから出力されるべき出力信号の論理レベ
ルを設定するためのテストデータが供給される。さら
に、アドレス入力端子A4〜A6には、ランダム入出力
回路RIOに対するバッファ選択信号すなわち動作状態
とすべき出力バッファ数Nrが供給され、アドレス入力
端子A7〜A9には、シリアル入出力回路SIOに対す
るバッファ選択信号すなわち動作状態とすべき出力バッ
ファ数Nsが供給される。図4の実施例において、動作
状態とすべきランダム入出力回路RIOの出力バッファ
数Nrは4個とされ、シリアル入出力回路SIOの出力
バッファ数Nsは1個とされる。
【0044】デュアルポートメモリDPMのタイミング
発生回路TGでは、ロウアドレスストローブ信号RAS
Bの立ち下がりエッジを受けて試験制御信号VTMがハ
イレベルとされ、この試験制御信号VTMのハイレベル
を受けて、ベンダテストセレクタBTSLのデコーダが
動作状態とされる。これにより、アドレス入力端子A4
〜A6を介して供給されるバッファ選択信号すなわち出
力バッファ数Nrをもとに、試験選択信号R0〜R3が
ハイレベルとされ、試験選択信号R4〜R7がロウレベ
ルとされる。また、アドレス入力端子A7〜A9を介し
て供給されるバッファ選択信号すなわち出力バッファ数
Nsをもとに、試験選択信号S0がハイレベルとされ、
試験選択信号S1〜S7がロウレベルとされる。その結
果、以後に行われる読み出し動作では、ランダム入出力
回路RIOの4個の出力バッファROB0〜ROB3な
らびにシリアル入出力回路SIOの1個の出力バッファ
SOB0のみが、内部制御信号ROE又はSOEに従っ
て選択的に動作状態とされるものとなる。このとき、こ
れらの出力バッファから出力される出力信号の論理レベ
ルがアドレス入力端子A3を介して供給されるテストデ
ータに従って選択的に設定されるものであることは言う
までもない。
【0045】次に、デュアルポートメモリDPMは、図
3に示されるように、カラムアドレスストローブ信号C
ASBがロウアドレスストローブ信号RASBに先立っ
てロウレベルとされかつスペシャルファンクション信号
DSF1がロウレベルとされることでベンダテストリセ
ットサイクルとされる。このとき、ライトイネーブル信
号WEBはハイレベルのままとされ、スペシャルファン
クションDSF2の論理レベルはドントケアとされる。
また、アドレス入力端子A0〜A2には、ベンダテスト
のリセットすべき内容を指定するためのモード設定信号
が供給され、アドレス入力端子A3〜A9の論理レベル
はドントケアとされる。
【0046】デュアルポートメモリDPMのタイミング
発生回路TGでは、ロウアドレスストローブ信号RAS
Bの立ち下がりエッジを受けて試験制御信号VTMがロ
ウレベルとされる。また、ベンダテストセレクタBTS
Lでは、試験制御信号VTMのロウレベルを受けて内部
制御信号R0〜R7ならびにS0〜S7が一斉にハイレ
ベルとされ、これによってデュアルポートメモリDPM
は通常の動作モードに戻される。以後、ランダム入出力
回路RIO及びシリアル入出力回路SIOに設けられる
8個の出力バッファは、内部制御信号ROE又はSOE
に従って一斉に動作状態とされるものとなる。
【0047】以上の本実施例に示されるように、この発
明を複数の出力バッファを備えるデュアルポートメモリ
等の半導体装置に適用することで、次のような作用効果
を得ることができる。すなわち、 (1)多ビット構成とされるデュアルポートメモリ等の
ベンダテストの一環として、動作状態とされる出力バッ
ファ又はその数を選択的に指定しかつこれらの出力バッ
ファから出力すべき出力信号の論理レベルを選択的に設
定しうるテストモードを設けることで、特別な評価用治
具等を用意することなく、RAMポート及びSAMポー
トに設けられる複数の出力バッファを選択的に動作状態
とし、その出力信号の論理レベルを選択的に設定できる
という効果が得られる。 (2)上記(1)項により、複数の出力バッファが動作
状態とされることによる電源ノイズの大きさならびに電
源ノイズによる動作特性の変化を定量的にかつ効率良く
評価・解析することができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、多ビット構成
とされるデュアルポートメモリ等の信頼性を高めること
ができるという効果が得られる。
【0048】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、デュアルポートメモリDPMのRAMポート及びS
AMポートに設けられるランダム入力端子及びシリアル
入出力端子の数は、任意に設定できるし、同数であるこ
とを必要条件ともしない。また、これらの入出力端子
は、入力端子及び出力端子にそれぞれ専用化することも
可能である。メモリマットMAT0及びMAT1を構成
するメモリアレイMARYは、複数のサブメモリアレイ
からなるいわゆる分割アレイ方式を採ることができる
し、シェアドセンス方式を採ることもできる。デュアル
ポートメモリDPMは、任意数のメモリマットを備える
ことができるし、アドレスマルチプレクス方式を採るこ
とを必要条件ともしない。SAMポートのSAMポート
用アドレスカウンタSAC及びSAMポート用Yアドレ
スデコーダSYDは、シフトレジスタを中心とするポイ
ンタに置き換えることができる。
【0049】アドレス入力端子数に余裕がある場合、ラ
ンダム入出力回路RIO又はシリアル入出力回路SIO
に設けられる出力バッファを個別に動作状態又は非動作
状態とすることができるし、出力すべき出力信号の論理
レベルを出力バッファごとに設定してもよい。出力バッ
ファを選択的に動作状態として行われるテストモード
は、特にベンダテストの一環として設けられることを必
要条件としない。また、このテストモードにおいて、ラ
ンダム入出力回路RIO及びシリアル入出力回路SIO
に設けられるメインアンプを対応する出力バッファとと
もに選択的に動作状態とする必要もない。ベンダテスト
におけるモード設定信号,テストデータならびにバッフ
ァ選択信号は、アドレス入力端子以外の外部端子から入
力することができる。さらに、ベンダテストセットサイ
クル及びベンダテストリセットサイクルを指定するため
の起動制御信号の名称及び論理レベルならびにその組み
合わせ等は、種々の実施形態を採りうる。
【0050】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるデュア
ルポートメモリに適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、例えば、複数の出力バッ
ファを備える各種のメモリ集積回路やゲートアレイ集積
回路等にも適用できる。本発明は、少なくとも複数の出
力バッファを備える半導体装置に広く適用できる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、デュアルポートメモリ等のベ
ンダテストの一環として、動作状態とされる出力バッフ
ァ又はその数を選択的に指定しこれらの出力バッファか
ら出力される出力信号の論理レベルを選択的に設定しう
るテストモードを設けることで、特別な評価用治具等を
用意することなく、RAMポート及びSAMポートに設
けられる複数の出力バッファを選択的に動作状態とし、
その出力信号の論理レベルを選択的に設定できる。これ
により、複数の出力バッファが動作状態とされることに
よる電源ノイズの大きさならびに電源ノイズによる動作
特性の変化を定量的にかつ効率良く評価・解析できるた
め、多ビット構成とされるデュアルポートメモリ等の信
頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたデュアルポートメモリの
一実施例を示す部分的なブロック図である。
【図2】図1のデュアルポートメモリに含まれるランダ
ム入出力回路の一実施例を示す部分的なブロック図であ
る。
【図3】図1のデュアルポートメモリに含まれるシリア
ル入出力回路の一実施例を示す部分的なブロック図であ
る。
【図4】図1のデュアルポートメモリのベンダテストセ
ットサイクルの一実施例を示すタイミング図である。
【図5】図1のデュアルポートメモリのベンダテストリ
セットサイクルの一実施例を示すタイミング図である。
【符号の説明】
DPM・・・デュアルポートメモリ、RAM・・・RA
Mポート(ランダムアクセスポート)、SAM・・・S
AMポート(シリアルアクセスポート)、RIO・・・
ランダム入出力回路、SIO・・・シリアル入出力回
路、MAT0〜MAT1・・・メモリマット、MARY
・・・メモリアレイ、SA・・・センスアンプ、DR・
・・データレジスタ、XD・・・Xアドレスデコーダ、
RYD・・・RAMポート用Yアドレスデコーダ、SY
D・・・SAMポート用Yアドレスデコーダ、SAC・
・・SAMポート用アドレスカウンタ、XB・・・Xア
ドレスバッファ、YB・・・Yアドレスバッファ、BT
SL・・・ベンダテストセレクタ、TG・・・タイミン
グ発生回路。RMA0〜RMA7・・・RAMポート用
メインアンプ、ROB0〜ROB7・・・RAMポート
用出力バッファ、RIB0〜RIB7・・・RAMポー
ト用入力バッファ、RWA0〜RWA7・・・RAMポ
ート用ライトアンプ。SMA0〜SMA7・・・SAM
ポート用メインアンプ、SOB0〜SOB7・・・SA
Mポート用出力バッファ、SIB0〜SIB7・・・S
AMポート用入力バッファ、SWA0〜SWA7・・・
SAMポート用ライトアンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 481 8728−4M (72)発明者 篠田 孝司 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ出力に供される複数の外部端子
    と、上記外部端子に対応して設けられかつ通常の動作モ
    ードにおいて同時に動作状態とされ所定のテストモード
    において所定の試験選択信号に従って選択的に動作状態
    とされる複数の出力バッファとを具備することを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体装置は、RAMポート及びS
    AMポートを備えるデュアルポートメモリであり、上記
    外部端子及び出力バッファは、上記RAMポート及びS
    AMポートにそれぞれ同数ずつ設けられるものであっ
    て、上記テストモードにおいて選択的に動作状態とされ
    る出力バッファの数は、RAMポート及びSAMポート
    のそれぞれにおいて選択的に指定しうるものであること
    を特徴とする請求項1の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記テストモードにおいて、上記出力バ
    ッファから出力される出力信号の論理レベルは選択的に
    指定しうるものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記テストモードは、ベンダテストモー
    ドの一環として所定のセットサイクルが実行されること
    で選択的に指定されるものであって、上記テストモード
    において選択的に動作状態とされる出力バッファの数な
    らびに出力信号の論理レベルは、アドレス入力端子を介
    して設定されるものであることを特徴とする請求項1,
    請求項2又は請求項3の半導体装置。
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Cited By (4)

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