JPH051743B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 筐体の内部にランプと、ランプの光を放射して
排出される用紙を照射する照射窓とを設け、カバ
ーの開閉に連動すると共に、印字開始と共に点灯
し、印字終了後所定時間経過してから消燈するよ
うにした。

〔産業上の利用分野〕

本発明は暗い環境で使用されるプリンタ装置の
構造に関する。

近来、商品販売管理、在庫管理等を正確且つ迅
速に行う為に、販売ルートの商品運搬車にデータ
処理装置を搭載し、取引場所ごとに商品の品種、
数量等の各種のデータを入力しこれを集計編集し
てデータ処理を行う車載用の端末装置が開発され
ている。

このような端末装置は、装置内にデータ処理回
路を備えた情報入力装置と、プリンタ装置とから
構成していて、必要に応じてデータをプリンタア
ウト出来るようになつている。

〔従来の技術〕

第４図の外観図の如く車載形である本プリンタ
装置は、防塵の為にカバー１等を備えた密閉形筐
体２に収納されている。

プリンタ装置は、第５図の斜視図及び第６図の
側断面図に示す如く、反時計方向に回転するプラ
テン３と、プラテン３に対向し、その軸長方向に
矢印Ａ−Ｂの如く往復移動する印字ヘツド４と、
印字ヘツド４を囲むように設けられ、印字ヘツド
４にインクリボンを供給するインクリボンカセツ
ト５等から構成している。

印字用紙６が単票の場合には、第６図に示す如
くカバー１の挿入口１ａから挿入し、ペーパーガ
イド７ａ〜７ｃでガイドされてプラテン３に達
し、プラテン３の回転に依つて反時計方向に移送
されて先端部が押圧ローラ８で挟圧される。

斯かる状態になると、印字ヘツド４は印字を開
始し、終了した単票はカバー１の排出口１ｂから
矢印Ｅの如く排出される。

一方、印字用紙６が連続帳票の場合には、先ず
カバー１を開いて、筐体２の下端の切欠き口２ａ
を介して筐体内に挿入し、連続帳票の両端のスプ
ロケツト孔をトラクタ９の爪（図示省略）に係合
するようにセツトする。

そしてカバー１を閉じトラクタ９を駆動する
と、爪は反時計方向に回動し、連続帳票はペーパ
ーガイド７ｃでガイドされてプラテン３に達す
る。

プラテン３に達した連続帳票は、プラテン３の
回転と、トラクタ９の回動に依つて更に移送さ
れ、押圧ローラ８で挟圧されて印字ヘツド４に依
る印字が行われる。

印字が終了した連続帳票は単票同様にカバー１
の排出口１ｂから排出される。

尚、筐体２の背部（図に汚いて右側）にはプロ
セツサや、制御部を構成するプリンタ装置１０等
を収納する収納部１１が有つて、リヤカバー１２
で覆われている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上説明したプリンタ装置は、第７図に示すよ
うに例えばトラツクの運転席側の窓上部の側壁或
いは、図示省略したが台等に取付けられて使用さ
れるが、設置される環境が暗く（特に荷台の場
合）印字されて排出されて来る用紙の文字が見ず
らくて、相手側の店員等が手渡すオーダ等の確認
がやりずらい他に、インクリボンカセツトを交換
する際に作業に困難を伴なう問題点があつた。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明のランプ付きプリンタ装置の側
断面図である。

本問題点は、筐体２の内部にランプ１４と、カ
バー１の排出口１ｂの上部に、ランプ１４の光を
放射して排出される用紙６を照射する照射窓１５
とを設け、ランプ１４は、カバー１の開閉に連動
して点滅すると共に、印字開始と共に点燈し、印
字終了後所定時間経過してから消燈するようにし
た本発明に依るランプ付きプリンタ装置に依つて
解決される。

〔作用〕

筐体内にランプを設け、インクリボンカセツト
の交換等でカバーを開いた時に点燈するようにし
た為に交換が容易になり、一方、印字されて排出
される用紙の文字を容易に読取ることが可能とな
る。

〔実施例〕

第１図乃至第３図は本発明の一実施例である。
全図を通じて同一部分には同一付号を付して示し
た。

本発明のランプ付きプリンタ装置は、第１図に
示す如く筐体２の内部の上部前縁に近接してラン
プ１４を設け、更に第１図及び第２図に示す如く
筐体２を覆うカバー１の排出口１ｂの上部にラン
プ１４の光を放射する照射窓１５を突設したもの
である。

斯くの如くすることで、排出口１ｂから矢印Ｅ
のように排出される用紙６を矢印Ｆの如く照射
し、暗所でも用紙６の文字を容易に読取れるよう
にすると共に、インクリボンカセツト６の交換等
の為にカバー１を開いた時点燈して筐体２の内部
を照射し、暗所に於ける作業を容易にしたもので
ある。

ランプ１４は、カバー１の開閉に連動して開い
た時点燈し、閉じると消燈する他に、プリンタ装
置の印字開始と共に点燈して、印字終了後所定の
時間が経過した後に消燈するようになつている。

この点燈方式を第３図のブロツク図を参照して
説明すると、ランプ１４は点滅回路１６に依つて
点滅するが、点滅回路１６はタイマ２０を備える
と共に、プリンタ装置１７を制御する制御部１８
の信号と、カバー１に当接してカバーの開閉を検
出するカバースイツチ１９（例えばマイクロスイ
ツチ等）の信号の２つの系統で作動するようにな
つている。

以下、制御部１８の信号に依る点燈方式を説明
する。

制御部１８はプリンタ装置１７に印字信号を発
すると同時に、点滅回路１６に対して点燈信号を
発し、印字終了と同時に印字終了信号を発する。
点燈回路１６はこの点燈信号に依つてランプ１４
を点燈するが、次の印字終了信号を受けても直ち
に消燈することは無く、タイマ２０を作動して予
め設定した時間だけ点燈を延長するように構成し
ている。

尚、ランプ１４は電球を図示しているが、螢光
管等の光源を含むことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のランプ付きプリ
ンタ装置を使用することで、暗所に於ける保守作
業が容易になる他に、印字が終了して排出される
用紙の文字が読取れて仕事の効率化が図れる等経
済上及び産業上に大なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のランプ付きプリンタ装置の側
断面図、第２図は第１図の外観図、第３図は点燈
方式を示すブロツク図、第４図は従来のプリンタ
装置の外観図、第５図は従来のプリンタ装置の構
成を示す斜視図、第６図は従来のプリンタ装置の
構成を示す側断面図、第７図はプリンタ装置の設
置状態を示す斜視図である。 図に於いて、１はカバー、２は筐体、３はプラ
テン、４は印字ヘツド、５はインクリボンカセツ
ト、６は印字用紙、７ａ〜７ｃはペーパーガイ
ド、８は押圧ローラ、９はトラクタ、１０はプリ
ント板、１１は収納部、１２はリヤカバー、１３
はフレーム、１４はランプ、１５は照射窓、１６
は点滅回路、１７はプリンタ装置、１８は制御
部、１９はカバースイツチ、２０はタイマであ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ カバー１で密閉した筐体２に収納され、印字
   した用紙６を前記カバー１の排出口１ｂから排出
   するプリンタ装置に於いて、 前記筐体２の内部にランプ１４と、前記カバー
   １の排出口１ｂの上部に、前記ランプ１４の光を
   放射して排出される前記用紙６を照射する照射窓
   １５とを設け、 前記ランプ１４は、前記カバー１の開閉に連動
   して点滅すると共に、 印字開始と共に点燈し、印字終了後所定時間経
   過してから消燈するようにしたことを特徴とする
   ランプ付きプリンタ装置。