JPH05174236A - 自動販売機の故障診断装置 - Google Patents

自動販売機の故障診断装置

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JPH05174236A
JPH05174236A JP33872791A JP33872791A JPH05174236A JP H05174236 A JPH05174236 A JP H05174236A JP 33872791 A JP33872791 A JP 33872791A JP 33872791 A JP33872791 A JP 33872791A JP H05174236 A JPH05174236 A JP H05174236A
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power unit
relay
circuit
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Nobuhiko Ichinose
信彦 一ノ瀬
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品払出し動作とは無関係にコラム選択用ス
イッチ,動力部駆動用スイッチ及び動力部の故障診断を
行なう。 【構成】 コラム内の商品を払出すための電磁ソレノイ
ド11a乃至11hは、コラム選択用リレースイッチ4
aS乃至4hSを夫々直列に介し、且つ動力部駆動用リ
レースイッチ5Sを共通に直列に介して、電源線8,9
間に接続されている。更に、動力部駆動用リレースイッ
チ5Sに並列に、リレースイッチ5Sがオフでリレース
イッチ4aS乃至4hSのいずれかがオンの時に小電流
が流れる第1の限流整流回路12が接続され、リレース
イッチ4aS乃至4hSと電磁ソレノイド11a乃至1
1hとの直列回路に並列に、リレースイッチ5Sがオン
の時に小電流が流れる第2の限流整流回路19が接続さ
れている。そして、第1の限流整流回路12及び第2の
限流整流回路19の小電流の有無を夫々検出する第1の
電流検出回路18及び第2の電流検出回路24が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力部駆動用スイッチ
及びコラム選択用スイッチがともにオンされることによ
り動力部が通電されて駆動して商品の払出しを行なう自
動販売機の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動販売機における商品払出
し装置の故障を診断する装置としては、例えば実公昭6
2−13182号公報に示されたものである。
【0003】このものの基本的構成は、交流電源間に動
力部駆動用リレースイッチ,コラム選択用リレースイッ
チ及び動力部たる電磁ソレノイドの直列回路を接続し、
動力部駆動用リレースイッチに並列に該動力部駆動用リ
レースイッチがオフでコラム選択用リレースイッチがオ
ンの時に電磁ソレノイドが駆動するに至らない小電流が
流れる限流回路を接続し、そして、この限流回路の電流
の有無を検出する検出回路を設けたものである。
【0004】而して、上記従来装置の動作は次の通りで
ある。
【0005】即ち、自動販売機のコイン投入口にコイン
が投入されて商品選択釦が押圧操作されると、制御用の
マイクロコンピュータは、先ず、コラム選択用リレーに
動作制御信号を与えてコラム選択用リレースイッチをオ
ンさせ、次いで、動力部駆動用リレーに動作制御信号を
与えて動力部駆動用リレースイッチをオンさせることに
より、電磁ソレノイドに通電して駆動させ、以て、商品
の払出し動作を行なわせ、更に、動力部駆動用リレーへ
の動作制御信号を停止して動力部駆動用リレースイッチ
をオフさせ、最後に、コラム選択用リレーへの動作制御
信号を停止して動力部駆動用リレースイッチをオフさせ
る。
【0006】そして、マイクロコンピュータは、コラム
選択用リレー及び動力部駆動用リレーに対して動作制御
信号を与えた時及び動作制御信号を停止した時の夫々の
時に検出回路が電流を検出しているか否かによって、コ
ラム選択用リレースイッチの接触不良,溶着,電磁ソレ
ノイドの断線,動力部駆動用リレースイッチの接触不
良,溶着等の故障の有無を診断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、故障
診断は商品の払出し動作即ち販売動作とともに行なわれ
るので、事前に故障処置を行なうことができず、特に、
各リレースイッチの接触不良或いは電磁ソレノイドの断
線の故障時には、コイン投入口にコインを投入したにも
かかわらず商品の払出し動作が不可能になって客に迷惑
をかける不具合がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、商品の払出し動作とは無関係に故障診
断を行なうことができる自動販売機の故障診断装置を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、動力部駆動用
スイッチ及びコラム選択用スイッチがともにオンされる
ことにより動力部が通電されて駆動して商品の払出しを
行なう自動販売機において、前記動力部駆動用スイッチ
がオフでコラム選択用スイッチがオンの時に前記動力部
が駆動に至らない小電流が流れる第1の限流回路を設
け、この第1の限流回路の電流の有無を検出する第1の
検出手段を設け、前記動力部駆動用スイッチがオンの時
に前記動力部が駆動に至らない小電流が流れる第2の限
流回路を設け、この第2の限流回路の電流の有無を検出
する第2の検出手段を設け、前記動力部駆動用スイッチ
及びコラム選択用スイッチを選択的にオンさせる制御信
号を発生しその制御信号の状態と前記第1若しくは第2
の検出手段の検出結果に基づいて故障診断を行なう制御
手段を設ける構成に特徴を有する。
【0010】
【作用】本発明の自動販売機の故障診断装置によれば、
次のような診断動作が行なわれる。
【0011】(1)商品の払出し動作が行なわれていな
い状態で、コラム選択用スイッチが正常にオフしている
時には、第1の限流回路には小電流は流れない。これに
対して、コラム選択用スイッチが溶着故障によりオンし
ていると、第1の限流回路に小電流が流れ、これを第1
の検出手段が検出することから、コラム選択用スイッチ
が溶着故障と診断できる。
【0012】次に、制御手段からコラム選択用スイッチ
にオンさせる制御信号を発生させると、コラム選択用ス
イッチが正常にオンした時には、第1の限流回路に小電
流が流れる。これに対して、コラム選択用スイッチが接
触不良故障によりオンしなかった時、或いは、動力部が
断線故障していた時には、第1の限流回路には小電流は
流れず、第1の検出手段が検出動作をしないことから、
コラム選択用スイッチの接触不良故障,或いは、動力部
の断線故障と診断できる。
【0013】(2)商品の払出し動作が行なわれていな
い状態で、動力部駆動用スイッチが正常にオフしている
時には、第2の限流回路には小電流は流れない。これに
対して、動力部駆動用スイッチが溶着故障によりオンし
ていると、第2の限流回路に小電流が流れ、これを第2
の検出手段が検出することから、動力部駆動用スイッチ
が溶着故障と診断できる。
【0014】次に、制御手段から動力部駆動用スイッチ
にオンさせる制御信号を発生させると、動力部駆動用ス
イッチが正常にオンした時には、第2の限流回路に小電
流が流れる。これに対して、動力部駆動用スイッチが接
触不良故障によりオンしなかった時には、第2の限流回
路には小電流は流れず、第2の検出手段が検出動作をし
ないことから、動力部駆動用スイッチの接触不良故障と
診断できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。
【0016】先ず、図2に従って全体の概略的な電気的
構成について述べる。自動販売機には、例えば8個のコ
ラムに夫々対応して商品選択釦1a乃至1hが設けられ
ており、これらは、選択押圧操作されると、選択信号S
1a乃至S1hを夫々出力して制御手段たるマイクロコ
ンピュータ2の各入出力ポートに与えるようになってい
る。
【0017】マイクロコンピュータ2は、記憶装置とし
てROM2A及びRAM2Bを備えており、ROM2A
には販売動作,故障診断等を実行させるための制御プロ
グラム及び必要データが記憶されている。そして、マイ
クロコンピュータ2は、後述するようにして、各出力ポ
ートから動作制御信号S2a乃至S2iを出力して駆動
回路3に与えるようになっている。
【0018】自動販売機には商品選択釦1a乃至1hと
夫々対応するようにしてコラム選択用リレー4a乃至4
hが設けられているとともに、共通の動力部駆動用リレ
ー5が設けられている。そして、駆動回路3は、マイク
ロコンピュータ2から動作制御信号S2iが与えられる
と、動力部駆動用リレー5に通電して動作させるように
なっており、又、マイクロコンピュータ2から動作制御
信号S2a乃至S2hが選択的に与えられると、夫々対
応するコラム選択用リレー4a乃至4hに選択的に通電
して動作させるようになっている。
【0019】さて、図1に従って商品払出し回路につい
て述べる。電源端子6,7間には交流電源の100Vの
電源電圧が印加されるようになっており、これらは主電
源線8,9に接続されている。又、主電源線8は動力部
駆動用リレー5の動力部駆動用スイッチとしての動力部
駆動用リレースイッチ5Sを介して補助電源線10に接
続されている。
【0020】自動販売機の商品払出し装置には、8個の
コラムに対応して動力部としての電磁ソレノイド11a
乃至11hが設けられており、これらの電磁ソレノイド
11a乃至11hは、通電されると駆動して対応するコ
ラム内の商品の1個を取出口に払出すようになってい
る。そして、これらの電磁ソレノイド11a乃至11h
は、コラム選択用リレー4a乃至4hのコラム選択用ス
イッチとしてのコラム選択用リレースイッチ4aS乃至
4hSを夫々直列に介して補助電源線10及び主電源線
9間に接続されている。
【0021】即ち、各電磁ソレノイド11a乃至11h
は、コラム選択用リレースイッチ4aS乃至4hSを夫
々直列に介し且つ動力部駆動用リレースイッチ5Sを共
通に直列に介して、主電源線8,9間に接続されている
ことになる。
【0022】第1の限流回路たる第1の限流整流回路1
2は、交流電流の一方向たる正半波を通す極性のダイオ
ード13及び抵抗14からなり、これらは直列に接続さ
れ且つフォトカプラ15の発光ダイオード15aを直列
に介して主電源線8及び補助電源線10間に接続されて
いる。
【0023】即ち、第1の限流整流回路12は、動力部
駆動用リレースイッチ5Sに並列に接続され、且つ、コ
ラム選択用リレースイッチ4aS乃至4hSと電磁ソレ
ノイド11a乃至11hとからなる直列回路に直列に接
続されていることになる。
【0024】この場合、第1の限流整流回路12の抵抗
14は、電磁ソレノイド11a乃至11hが駆動するよ
うに至らない程度の小電流を流すような高抵抗値に設定
されている。
【0025】フォトカプラ15のフォトトランジスタ1
5bにおいて、そのコレクタは+24Vの直流電圧が印
加された直流電源端子16に接続され、エミッタは抵抗
17を介してアースされており、以て、第1の検出手段
たる第1の電流検出回路18が構成されている。
【0026】この第1の電流検出回路18は、第1の限
流整流回路12に小電流が流れて発光ダイオード15a
が発光すると、フォトトランジスタ15bがオして抵抗
17に電流が流れることにより、その抵抗17の端子間
に生ずる電圧をハイレベルの検出信号S18として出力
するものであり、この検出信号S18はマイクロコンピ
ュータ2の入力ポートに与えられるようになっている。
【0027】第2の限流回路たる第2の限流整流回路1
9は、交流電流の他方向たる負半波を通す極性のダイオ
ード20及び抵抗21からなり、これらは直列に接続さ
れ且つフォトカプラ22の発光ダイオード22aを直列
に介して補助電源線10及び主電源線9間に接続されて
いる。
【0028】即ち、第2の限流整流回路19は、コラム
選択用リレースイッチ4aS乃至4hSと電磁ソレノイ
ド11a乃至11hとからなる直列回路に並列に接続さ
れ、且つ動力部駆動用リレースイッチ5Sに直列に接続
されていることになる。
【0029】この場合、第2の限流整流回路19の抵抗
14も、電磁ソレノイド11a乃至11hが駆動するに
至らない程度の小電流を流すような高抵抗値に設定され
ている。
【0030】フォトカプラ22のフォトトランジスタ2
2bにおいて、そのコレクタは直流電源端子16に接続
され、エミッタは抵抗23を介してアースされており、
以て、第2の検出手段たる第2の電流検出回路24が構
成されている。
【0031】この第2の電流検出回路24は、第2の限
流整流回路19に小電流が流れて発光ダイオード22a
が発光すると、フォトトランジスタ22bがオンして抵
抗23に電流が流れることにより、その抵抗23の端子
間に生ずる電圧をハイレベルの検出信号S24として出
力するものであり、この検出信号S24はマイクロコン
ピュータ2の入力ポートに与えられるようになってい
る。
【0032】尚、図1は、8個のコラムを1単位のグル
ープとした場合の商品払出し回路を示したものである
が、大形の自動販売機においては、他にも多数のコラム
が設置されているものである。そして、他の多数のコラ
ムも8個のコラムを1単位のグループとして区分し、各
単位のグループ毎に図1に示す如き商品払出し回路が構
成されるようになっている。この場合、各単位のグルー
プのコラム選択用リレースイッチ4aS乃至4hSに対
応するコラム選択用リレースイッチもコラム選択用リレ
ー4a乃至4hの他のリレースイッチを用いるようにな
っており、各単位グループの選択動作は、各単位グルー
プ毎に設けられた動力部駆動用リレー5及びその動力部
駆動用リレースイッチ5Sと同様の動力部駆動用リレー
及びその動力部駆動用リレースイッチが行なうようにな
る。
【0033】次に、本実施例の作用につき説明する。
【0034】先ず、自動販売機の通常の販売動作につい
て述べる。客がコイン投入口にコインを投入した上で商
品選択釦1a乃至1hの内の所望の商品選択釦例えば商
品選択釦1aを押圧操作したとすると、商品選択釦1a
の押圧操作に基づき選択信号S1aが出力されてマイク
ロコンピュータ2に与えられる。
【0035】マイクロコンピュータ2は、周知のよう
に、選択信号S1aが与えられると、先ず、選択信号S
1aに対応する動作制御信号S2aを出力するようにな
っている。これにより、駆動回路3は、マイクロコンピ
ュータ2から出力された動作制御信号S2aに対応する
コラム選択用リレー4aに通電して動作させる。これに
より、このコラム選択用リレー4aのコラム選択用リレ
ースイッチ4aSがオンする。
【0036】その後、マイクロコンピュータ2は、動作
制御信号S2aの出力から若干の時間差をもって動作制
御信号S2iを出力するようになる。これにより、駆動
回路3は、この動作制御信号S2iに対応する動力部駆
動用リレー5に通電して動作させる。従って、動力部駆
動用リレー5の動力部駆動用リレースイッチ5Sがオン
する。
【0037】以上のようにして、コラム選択用リレース
イッチ4aS及び動力部駆動用リレースイッチ5Sがと
もにオンすると、電磁ソレノイド11aが通電されて駆
動して、対応するコラム内の商品を1個だけ取出口に払
出す。
【0038】マイクロコンピュータ2は、所定時間後に
動作制御信号S2iの出力を停止するようになり、従っ
て、動力部駆動用リレー5が断電されて復帰して動力部
駆動リレースイッチ5Sをオフさせる。これにより、電
磁ソレノイド11aが断電される。
【0039】マイクロコンピュータ2は、動作制御信号
S2iの出力停止から若干の時間差をもって動作制御信
号S2aの出力を停止するようになり、従って、コラム
選択用リレー4aが断電されて復帰してコラム選択用リ
レースイッチ4aSをオフさせるようになり、以て、商
品払出し動作即ち商品販売動作を終了する。
【0040】以上は、商品選択釦1aを選択操作した場
合について述べたものであるが、他の商品選択釦1b乃
至1hを選択操作した場合の動作も略同様であり、説明
は省略する。
【0041】さて、マイクロコンピュータ2は、以上の
ような販売動作に関するメインルーチンに対して図3及
び図4に示す割込みルーチンを定期的に実行する。
【0042】(1)先ず、図3に従ってコラム選択用リ
レースイッチ4aSの故障診断動作について述べる。
【0043】マイクロコンピュータ2は、「コラム選択
用リレースイッチ4aSの故障診断」の割込みルーチン
に移行すると、「S18有り?」の判断ステップP1と
なり、第1の電流検出回路18が検出信号S18を出力
しているか否かを判断するようになる。
【0044】商品の払出し動作が行なわれていない状態
においては、コラム選択用リレー4a乃至4h及び動力
部駆動用リレー5のいずれも復帰していて、コラム選択
用リレースイッチ4aS乃至4hS及び動力部駆動用リ
レースイッチ5Sは正常ならば全てオフしているはずで
ある。
【0045】ところが、コラム選択用リレースイッチ4
aS乃至4hSの内のいずれかでも溶着故障してオンし
ていたとすると、その溶着故障しているコラム選択用リ
レースイッチを介して第1の限流整流回路12に正半波
の小電流が流れてフォトカプラ15の発光ダイオード1
5aが発光するようになり、従って、第1の電流検出回
路18は検出信号18を出力している。これにより、マ
イクロコンピュータ2は、判断ステップP1で「YE
S」(溶着故障)と判断して「溶着故障処置」の出力ス
テップP2となる。
【0046】マイクロコンピュータ2は、この出力ステ
ップP2においては、例えば、商品選択釦1a乃至1h
に売切れ信号を出力してこれらの商品選択釦1a乃至1
hに「売切れ」の表示を行なわせ、必要に応じて、電磁
ソレノイド11a乃至11hを駆動しない販売停止処理
を行なうものであり、その後、故障フラグF1を「1」
にする「F1←1」の処理ステップP3を経てメインル
ーチンに戻るようになる(リターン)。
【0047】コラム選択用リレースイッチ4aS乃至4
hSが正常にオフしている場合には、第1の限流整流回
路12には小電流は流れず、第1の電流検出回路18は
検出信号S18を出力しない。従って、マイクロコンピ
ュータ2は、判断ステップP1で「NO」(正常)と判
断して「S2a出力」の出力ステップP4となる。
【0048】マイクロコンピュータ2は、出力ステップ
P4では、動作制御信号S2aを出力するようになり、
駆動回路3は、これに応じてコラム選択用リレー4aに
通電して動作させる。従って、コラム選択用リレースイ
ッチ4aSは正常であればオンするようになっている。
【0049】コラム選択用リレースイッチ4aSが正常
にオンした場合には、第1の限流整流回路12に正半波
の小電流が流れて第1の電流検出回路18が検出信号S
18を出力するので、マイクロコンピュータ2は、次の
「S18有り?」の判断ステップP5に移行した時に
「YES」(正常)と判断して「F1=1?」の判断ス
テップP6となる。
【0050】マイクロコンピュータ2は、この判断ステ
ップP6では、故障フラグF1が「1」か否かを判断す
るものであるが、通常,故障フラグF1はマイクロコン
ピュータ2の初期化の時に「0」になされているので、
ここでは「NO」と判断してメインルーチンに戻る(リ
ターン)。
【0051】コラム選択用リレースイッチ4aSが接触
不良故障でオンしなかった場合、若しくは、電磁ソレノ
イド11aが断線故障している場合には、マイクロコン
ピュータ2から動作制御信号S2aが出力されても第1
の限流整流回路12には小電流は流れず、第1の電流検
出回路18は検出信号S18を出力しない。これによ
り、マイクロコンピュータ2は、判断ステップP5に移
行した時に「NO」(接触不良故障)と判断して「接触
不良故障処置」の出力ステップP7となる。
【0052】マイクロコンピュータ2は、この出力ステ
ップP7では、例えばコラム選択用リレースイッチ4a
Sに対応する商品選択釦1aに売切れ信号を出力して
「売切れ」の表示を行なわせ、その後、「F1←1」の
処理ステップP8を経てメインルーチンに戻る(リター
ン)。
【0053】ところで、以上のような故障診断後故障修
理が行なわれて正常状態になると、マイクロコンピュー
タ2は、「コラム選択用リレースイッチ4aSの故障診
断」の割込みルーチンに移行した時に、「F1=0?」
の判断ステップP6で「YES」と判断して「故障処置
解除」の出力ステップP9となり、出力ステップP2若
しくはP7で行なわれた故障処置を解除するようにな
る。その後、マイクロコンピュータ2は、故障フラグF
1を「0」とする「F1←0」の処理ステップP10を
経てメインルーチンに戻る(リターン)。
【0054】以上は、コラム選択用リレースイッチ4a
Sの故障診断動作について述べたものであるが、他のコ
ラム選択用リレースイッチ4bS乃至4hSについても
同様にして割込みルーチンにより故障診断動作が行なわ
れるものである。
【0055】(2)次に、図4に従って動力部駆動用リ
レースイッチ5Sの故障診断動作について述べる。
【0056】マイクロコンピュータ2は、「動力部駆動
用リレースイッチ5Sの故障診断」の割込みルーチンに
移行すると、「S24有り?」の判断ステップQ1とな
り、第2の電流検出回路24が検出信号S24を出力し
ているか否かを判断する。
【0057】商品の払出し動作が行なわれていない状態
においては、コラム選択用リレー4a乃至4h及び動力
部駆動用リレー5のいずれもが復帰していて、コラム選
択用リレースイッチ4aS乃至4hS及び動力部駆動用
リレースイッチ5Sは正常ならば全てオフしているはず
である。
【0058】ところで、動力部駆動用リレースイッチ5
Sが溶着故障してオンしていたとすると、その動力部駆
動用リレースイッチ5Sを介して第2の限流整流回路2
4に負半波の小電流が流れてフォトカプラ22の発光ダ
イオード22aが発光するようになり、従って、第2の
電流検出回路24は検出信号S24を出力している。こ
れにより、マイクロコンピュータ2は、判断ステップQ
1で「YES」(溶着故障)と判断して「故障処置」の
出力ステップQ2となる。
【0059】マイクロコンピュータ2は、この出力ステ
ップQ2においては、例えば、商品選択釦1a乃至1h
に売切れ信号を出力してこれらの商品選択釦1a乃至1
hに「売切れ」の表示を行なわせ、必要に応じて、電磁
ソレノイド11a乃至11hを駆動しない販売停止処理
を行なうものであり、その後、故障フラグF2を「1」
にする「F2←1」の処理ステップP3を経てメインル
ーチンに戻るようになる(リターン)。
【0060】動力部駆動用リレースイッチ5Sが正常に
オフしている場合には、第2の限流整流回路19には小
電流は流れず、第2の電流検出回路24は検出信号S2
4を出力しない。従って、マイクロコンピュータ2は、
判断ステップQ1で「NO」(正常)と判断して「S2
i出力」の出力ステップQ4となる。
【0061】マイクロコンピュータ2は、出力ステップ
Q4では動作制御信号S2iを出力するようになり、駆
動回路3は、これに応じて動力部駆動用リレー5に通電
して動作させる。従って、動力部駆動用リレースイッチ
5Sは正常であればオンするようになる。
【0062】動力部駆動用リレースイッチ5Sが正常に
オンした場合には、第2の限流整流回路19に負半波の
小電流が流れて第2の電流検出回路24が検出信号S2
4を出力するので、マイクロコンピュータ2は、次の
「S24有り?」の判断ステップQ5に移行した時に
「YES」(正常)と判断して、「F2=1?」の判断
ステップQ6となる。
【0063】マイクロコンピュータ2は、この判断ステ
ップQ6では、故障フラグF2が「1」か否かを判断す
るものであるが、通常,故障フラグF2はマイクロコン
ピュータ2の初期化の時に「0」になされているので、
ここでは「NO」と判断してメインルーチンに戻る(リ
ターン)。
【0064】動力部駆動用リレースイッチ5Sが接触不
良故障でオンしなかった場合には、マイクロコンピュー
タ2から動作制御信号S2iが出力されても第2の限流
整流回路19には小電流は流れず、第2の電流検出回路
24は検出信号S24を出力しない。これにより、マイ
クロコンピュータ2は、判断ステップQ5に移行した時
に「NO」(接触不良故障)と判断して「故障処置」の
出力ステップQ7となる。
【0065】マイクロコンピュータ2は、この出力ステ
ップQ7では前述の出力ステップQ2と同様の故障処置
を行なった後、「F2←1」の処理ステップQ8を経て
メインルーチンに戻る(リターン)。
【0066】ところで、以上のような故障診断後故障修
理が行なわれて正常状態になると、マイクロコンピュー
タ2は、「動力部駆動用リレースイッチ5Sの故障診
断」の割込みルーチンに移行した時に、「F2=0?」
の判断ステップQ6で「YES」と判断して「故障処置
解除」の出力ステップQ9となり、出力ステップQ2若
しくはQ7で行なわれた故障処置を解除するようにな
る。その後、マイクロコンピュータ2は、故障フラグF
2を「0」とする「F2←0」の処理ステップQ10を
経てメインルーチンに戻る(リターン)。
【0067】このように、本実施例によれば、マイクロ
コンピュータ2の定期的な割込みルーチンによりコラム
選択用リレースイッチ4aS乃至4hSの溶着,接触不
良の故障、電流ソレノイド11a乃至11hの断線の故
障、動力部駆動用リレースイッチ5Sの溶着,接触不良
の故障を診断するようにしたので、商品販売の事前に故
障処置を行なうことができて、客に迷惑をかけることは
ない。
【0068】又、マイクロコンピュータ2による故障診
断に当たっては、第1及び第2の限流整流回路12及び
19に小電流しか流さないようにしているので、電磁ソ
レノイド11a乃至11hが駆動して商品を払出すよう
な不具合もない。
【0069】しかも、故障個所が修理された後は、マイ
クロコンピュータ2が故障診断の割込みルーチンに移行
した時に、そのマイクロコンピュータ2は「故障処置解
除」の出力ステップP9或いはQ9に移行するので、故
障処置が自動的に解除されることになって、極めて便利
である。
【0070】尚、上記実施例では、第1及び第2の電流
検出回路18及び24としてフォトカプラ15及び22
を有するものを用いたが、例えば、抵抗14及び19の
端子間電圧を検出して小電流の検出を行なう構成として
もよく、この場合には、第1及び第2の限流整流回路1
2及び19のダイオード13及び20は必要に応じて設
ければよい。
【0071】その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】本発明の自動販売機の故障診断装置は以
上説明したように、商品の払出し動作とは無関係に故障
診断を行なうことができ、事前に故障処置を行なうこと
ができて、客に迷惑をかけることがないという優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す商品払出し回路の構成
【図2】全体の電気的構成図
【図3】作用説明用のフローチャート
【図4】作用説明用のフローチャート
【符号の説明】
図面中、1a乃至1hは商品選択釦、2はマイクロコン
ピュータ(制御手段)、4a乃至4hはコラム選択用リ
レー、4aS乃至4hSはコラム選択用リレースイッチ
(コラム選択用スイッチ)、5は動力部駆動用リレー、
5Sは動力部駆動用リレースイッチ(動力部駆動用スイ
ッチ)、11a乃至11hは電磁ソレノイド(動力
部)、12は第1の限流整流回路(第1の限流回路)、
18は第1の電流検出回路(第1の検出手段)、19は
第2の限流整流回路(第2の限流回路)、24は第2の
電流検出回路(第2の検出手段)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力部駆動用スイッチ及びコラム選択用
    スイッチがともにオンされることにより動力部が通電さ
    れて駆動して商品の払出しを行なう自動販売機におい
    て、前記動力部駆動用スイッチがオフでコラム選択用ス
    イッチがオンの時に前記動力部が駆動に至らない小電流
    が流れる第1の限流回路と、この第1の限流回路の電流
    の有無を検出する第1の検出手段と、前記動力部駆動用
    スイッチがオンの時に前記動力部が駆動に至らない小電
    流が流れる第2の限流回路と、この第2の限流回路の電
    流の有無を検出する第2の検出手段と、前記動力部駆動
    用スイッチ及びコラム選択用スイッチを選択的にオンさ
    せる制御信号を発生しその制御信号の状態と前記第1若
    しくは第2の検出手段の検出結果に基づいて故障診断を
    行なう制御手段とを具備してなる自動販売機の故障診断
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180388A (ja) * 1985-11-01 1986-08-13 株式会社 日本コインコ 自動販売機の故障検出装置
JPS6213182U (ja) * 1985-08-14 1987-01-27

Patent Citations (2)

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