JP2722153B2 - 自動せり処理システム - Google Patents

自動せり処理システム

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JP2722153B2
JP2722153B2 JP9547892A JP9547892A JP2722153B2 JP 2722153 B2 JP2722153 B2 JP 2722153B2 JP 9547892 A JP9547892 A JP 9547892A JP 9547892 A JP9547892 A JP 9547892A JP 2722153 B2 JP2722153 B2 JP 2722153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生鮮品等の卸売市場等
で利用される自動せり処理システムに係り、特に、上場
品をせり場に上場し、売り手であるせり人と買い手であ
る買参人との間で上場品の購入数やその価格を決定する
ための自動せり処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、生花の卸売市場におい
ては、生花のせり(「花きせり」という)が行なわれ
る。このせりは、せり場を複数並設し、例えば、同一種
類の花をその100本を売買単位として、せり人の側に
この売買単位の花を多数用意し、適宜の上場数毎に各せ
り場に上場する。多数の買参人は、この並設されたせり
場に対向して階段状に設定された買参人席に着席する。
そして、各せり場のせり人と買参人席の買参人とがせり
により上場品の価格を決定するようにしている。
【0003】従来、このような市場において用いられる
自動せり処理システムとしては、例えば、特開昭62−
256164号公報に掲載されたものが知られている。
この自動せり処理システムは、図17に示すように、買
参人席に夫々設けられ買参人の操作により、上場された
上場品のせりに応札するための多数の応札機1と、上場
品が上場される複数のせり場毎に設けられ応札機1から
の応札信号及びせり人の操作に基づいて所定のせり処理
を行なう複数のせり操作装置2と、該せり操作装置2に
夫々対応して設けられ上場品に係るせり情報を表示する
電光掲示盤3とを備えている。4はせり操作装置2を統
括管理するセンタ装置である。
【0004】応札機1は、図18に示すように、各買参
人に割り当てられた識別コードが磁気的に記憶された買
参人カード(図示せず)の挿入口5、希望購買数(応札
数)を入力するテンキー部6、テンキー部6から入力さ
れた応札数を表示する表示部7、5種類のせり(せり操
作装置)を選択する選択キー8、及びその消去キー8
a、選択されたせり操作装置に上場された上場品のせり
に応札するための応札信号を出力する応札ボタン9を備
えている。
【0005】そして、せりを行なうときは、せり操作装
置2により、センタ装置4に予め入力された上場物の名
称,スタート価格,上場数量等を電光掲示盤3に表示す
る。一方、買参人は、何れか一つの応札機1に買参人カ
ードを挿入し、選択キー8により参加するせり(せり操
作装置)を選択する。その後、せりが開始されたなら
ば、買参人は、掲示盤3に表示された価格で応札する意
思があれば、応札ボタン9を押釦する。せり操作装置2
では、応札ボタン9を押釦した応札機1のカードの識別
番号を読み取るとともに、応札ボタン9による応札数を
検出しており、複数の応札を検出する度に電光掲示盤3
の価格表示を上昇していく。この価格の上昇を見て、買
参人は、応札する意思がある間は応札ボタン9を押し続
け、応札する意思がない場合には応札ボタン9を離す。
【0006】そして、最終段階に至って、応札者が1名
になると、せり操作装置2は上昇する価格を停止し、一
定時間経過後、せり人の指示により落札する。この落札
により、電光掲示盤3に、落札した買参人のコード番号
や購買数量を表示する。その後、上場数に残があれば、
その残数についてのせり(所謂「マリせり」という)を
上記と同様に行ない買参人に分配する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の自動せり処理システムにあっては、価格上昇の過程
において、応札者の駆引が過激になる等の事情で、価格
が適正価格を大幅に越えてしまうことがあり、その場合
には、落札されても、他の製品との均衡上好ましくない
場合があり、できるだけ、価格を適正価格範囲に維持し
たいという要請がある。また、最後の1人にしか落札し
ないので、残数がある場合にはマリせりを行なうことか
ら、それだけ、せり処理の時間が長くなってしまい、せ
り効率が悪いという問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、応札者の過激な駆引による価格の上昇を抑制し
て落札価格ができるだけ適正価格範囲に入るようにする
とともに、せり処理の迅速化を図るようにする点にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、買参人が操作し上場さ
れた上場品のせりに応札するための応札信号を応札ボタ
ンの押釦により発生するとともに、該買参人を識別する
識別情報及び上場品の応札数を設定する多数の応札機
と、上場品が上場されるせり場に設けられ上記応札信号
及びせり人の操作に基づいて所定のせり処理を行なうせ
り操作装置と、上場品の価格を表示する価格表示部及び
落札する買参人を表示する買参人表示部を有した掲示盤
とを備えた自動せり処理システムにおいて、せり操作装
置は、応札機の応札信号の有無を検知する応札検知手段
と、応札機に設定された識別情報を読み取る識別情報読
取り手段と、応札機に設定された応札数を読み取る応札
数読取り手段と、掲示板の価格表示部に表示される価格
を上昇させる価格上昇手段と、応札数読取り手段が読み
取った応札数を常時加減算して総応札数を算出する総応
札数算出手段と、該算出された総応札数と上場数との比
較を行なう比較手段と、価格上昇中に上記比較手段の比
較により総応札数が上場数以下になったとき価格上昇を
停止する価格停止手段と、上記応札検知手段及び識別情
報読取り手段の検出及び読取り結果に基づいて応札信号
を送出した買参人を送出順に記憶する送出順記憶手段
と、上記価格停止手段が価格上昇を停止した時点で応札
検知手段が検知した応札信号を送出している買参人を、
該買参人が設定した応札数分の上場品を落札したものと
して上記送出順記憶手段に記憶した送出順に上記掲示板
の買参人表示部に表示させる送出順落札表示手段とを備
えたものである。
【0010】そして、上場数から上記落札した応札数を
減算して残数を算出する残数算出手段と、上記価格上昇
中に上記応札検知手段及び識別情報読取り手段の検出及
び読取り結果に基づいて応札信号の送出を有から無にし
た買参人を順番に記憶する送出無順記憶手段と、残数算
出手段が残数を算出したとき、送出無順記憶手段に記憶
された買参人を応札信号の送出を有から無にするのが遅
かった順に残数分の上場品を落札したものとして上記掲
示盤の買参人表示部に表示させる残数落札表示手段とを
備えたものである。
【0011】そして、必要に応じ、上記応札機は識別情
報を応札信号として送出する送出機能を備えるととも
に、上記せり操作装置の識別情報読取り手段は応札検知
手段としての機能を併せもつものである。
【0012】
【作用】このような構成からなる自動せり処理システム
によれば、買参人が応札機において、応札数を設定し、
応札信号を応札ボタンの押釦により発生する一方、せり
操作装置においては、適時に掲示盤に上場品の価格を表
示し、価格を上昇させる。この価格上昇中に上記比較手
段の比較により総応札数が上場数以下になると、価格停
止手段により価格上昇が停止させられ、この時点で応札
検知手段が検知した応札信号を送出している買参人を、
送出順記憶手段に記憶した送出順に上記掲示盤の買参人
表示部に表示させる。これにより、表示された買参人が
設定した応札数分の上場品を落札したものとして処理さ
れる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る自動せり処理システムについて説明する。この実施
例に係る自動せり処理システムは、図1及び図2に示す
ように、並設された複数のせり場(実施例では3個所)
に対向して設けられた階段状の買参人席(実施例では2
56席)に夫々設けられ、買参人が操作し上場された上
場品のせりに応札するための多数の応札機K(実施例で
は256台(K0 〜Ki 〜Kn ))と、せり場毎に設け
られせり人が操作し所定のせり処理を行なう複数のせり
操作装置S(実施例では3台(Sa,Sb,Sc))
と、該せり操作装置Sに夫々対応して設けられ上場品に
係るせり情報を表示する電光掲示盤D(実施例では3台
(Da,Db,Dc))とを備えている。W(Wa,W
b,Wc)はせり操作装置S(Sa,Sb,Sc)毎に
設けられ、オペレータが操作し上記各せり操作装置Sを
支援するワークステーションである。Hはせり操作装置
S及びワークステーションWとせり情報の送受を行なう
等の機能を有し、せり操作装置S及びワークステーショ
ンWを統括管理するセンタ装置である。
【0014】応札機Kは、図3及び図4にその外観を、
図11にその回路構成を、図10及び図12にせり操作
装置Sとの接続を示しているように、買参人を識別する
識別情報(買参人コード)を備えた買参人カードCが挿
入される買参人カード挿入部10と、各せり操作装置S
に夫々対応して設けられ押釦により対応するせり操作装
置Sに対する応札信号を発生する複数の応札ボタンB
(実施例では3個(Ba,Bb,Bc))と、各せり操
作装置Sに夫々対応して設けられ各せり操作装置Sに係
る上場品の応札数を設定する複数の応札数設定手段とし
ての応札数設定部N(実施例では3個(Na,Nb,N
c))と、買参人カードCを買参人カード挿入部10に
挿入することによって、せり操作装置Sと接続して使用
可能なことを表示する発光ダイオードからなる使用表示
ランプ13とを備え、図11に示しているような回路構
成とし、図10及び図12に示すようにせり操作装置S
と接続されている。
【0015】買参人カードCは、応札機Kの数分設けら
れ、今、一つの買参人カードCについて説明すると、プ
ラスチック等のケース体内に、各せり操作装置S(S
a,Sb,Sc)に夫々対応して設けられ、図11に示
すように、応札機Kの接続端子に接続される3つの識別
配線回路14a,14b,14cを備えている。この各
識別配線回路14a,14b,14cは、並列に接続さ
れて応札機Kの出力端子側に接続され接続もしくは切断
可能な複数のスイッチとしてのパターン15(実施例で
は8つ)を備えた配線列16と、応札機Kの入力端子側
に接続される複数のパターン15の共通入力線17とか
らなる。そして、このパターン15の接続及び切断の組
み合わせ(28 =256組)により買参人の識別コード
(買参人カード番号)としている。一つの買参人カード
Cでは各識別配線回路14a,14b,14cにおい
て、パターン15の接続及び切断の組み合わせは同じに
なっている。また、18は応札機Kの接続端子に接続さ
れて上記発光ダイオードからなる使用表示ランプ13を
点灯させる回路を有効にする上記配線列16とは別の目
的で使用されるループされた使用表示ランプ線路であ
る。そして、買参人カードCは、識別コードの異なるも
のが255個(256個から1個(全切断のカード)は
除かれる)用意される。
【0016】従って、この買参人カードCは、識別配線
回路14a,14b,14cのパターン15の接続及び
切断の組み合わせを識別コードとしているので、従来の
磁気タイプのカードやパンチカードに比較して、耐久性
が良いとともに、専用の読取機を応札機に設ける必要も
なく装置を簡易かつ安価に作製することができる。ま
た、従来の半導体等の電子部品を使用したカードに比較
しても、電子部品や付属電池を設けなくても良い分、安
価かつ小型で薄型に作製できるという利点がある。
【0017】上記応札機Kは、今、一つの応札機Kにつ
いて説明すると、図11,図10に示すように、各せり
操作装置S(Sa,Sb,Sc)に夫々対応して設けら
れるとともに、その接続端子を介して買参人カードCが
接続され、応札信号及び識別コードを走査するための3
つの走査回路20a,20b,20cを備えている。走
査回路20a,20b,20cは、後述するせり操作装
置SのI/Oポート54を介してCPU50に接続され
るとともに、買参人カードCの複数のパターン15から
なる配線列16が接続され、回路間の信号の回り込みを
防止するダイオード27を備えたa本(実施例では8
本)の信号線群21と、せり操作装置Sに接続され、買
参人カードCの共通入力線17が接続されるスイッチン
グ回路22とを備えている。スイッチング回路22はト
ランジスタ23を備え、該トランジスタ23のベースに
はスキャン信号が入力するスキャン信号線24(以下
「SC」とする)がダイオード28を介して接続され、
トランジスタ23のエミッタにはコモン信号が入力する
コモン信号線25(以下「CM」とする)が後述の応札
ボタンBを介して接続され、トランジスタ23のコレク
タには上記買参人カードCの共通入力線17が接続され
るようになっている。上記ダイオード28は、トランジ
スタ23が破損したときの逆流防止となるものである。
【0018】応札機Kの応札ボタンB(Ba,Bb,B
c)は、上記各コモン信号線CMを入り切りするスイッ
チで構成され、応札信号はこのスイッチのオン動作によ
り、上記買参人カードCのパターン15の配線列16及
び上記ダイオード27の信号線群21を介し、各せり操
作装置S(Sa,Sb,Sc)に対応して出力される。
【0019】即ち、11は応札信号伝達手段であって、
応札ボタンBによって発生させられた応札信号を各せり
操作装置S毎に個別かつ並行して伝達するものであり、
応札ボタンBの押釦により有効になり、せり操作装置S
の指令により買参人カードの識別配線回路14a,14
b,14cを走査する走査回路20a,20b,20c
で構成され、走査される識別コードを応札信号として伝
達するものである。従って、応札ボタンBは、買参人カ
ードCのパターン15の配線列16を走査するための各
コモン信号線CMに介装されているので、応札信号は識
別コードを走査する走査回路20a,20b,20cを
通して伝達され、買参人の識別コードがせり操作装置S
のCPU50により読み取られることになり、そのた
め、応札信号を走査する回路と識別コードを走査する回
路とが共用されることから、それだけ、回路構成が簡略
化され、効率が良いものとなっている。
【0020】応札数設定部N(Na,Nb,Nc)は、
夫々各せり操作装置S(Sa,Sb,Sc)に対応して
設けられている。今、一つの応札数設定部Nについて説
明すると、図3,図10及び図11に示すように、0〜
9の数字が付された回転子を外部から回転させる一対の
ロータリスイッチ30,31、即ち、一の位用のロータ
リスイッチ30及び十の位用のロータリスイッチ31を
備えて構成されている。各ロータリースイッチ30,3
1は、回転子の回転位置により並列に接続された4つの
スイッチ回路32の接続,切断を組み合わせるものであ
り(図9に示すように、全体ではb本(実施例では4本
×2桁=8本)の組み合わせ)、この組み合わせにより
いずれか一つの数字を表す数字コードとするものであ
る。一対のロータリスイッチでは、0〜99までの数字
(実施例では応札口数)が入力可能になる。各スイッチ
回路32の出力側は、回路間の信号の回り込みを防止す
るダイオード35を備えた信号線群36a,36b,3
6cを通してせり操作装置Sの後述のI/Oポート54
を介してCPU50に接続され、入力側は上記走査回路
20a,20b,20cの該当するトランジスタ23の
コレクタに接続されている。
【0021】即ち、12は応札数伝達手段であって、応
札数設定部Nによって設定された応札数を個別かつ並行
して各せり操作装置Sに伝達するものであり、応札ボタ
ンBの押釦により有効になり、せり操作装置Sの指令に
より買参人カードの識別配線回路14a,14b,14
cを走査する走査回路20a,20b,20cのスイッ
チング回路22と、信号線群36a,36b,36cと
から構成されている。そして、上記走査回路20a,2
0b,20cの該当するトランジスタ23のコレクタか
らの出力があったとき、即ち、該当する応札ボタンBが
押釦されたとき、各スイッチ回路32で設定した数字コ
ードが該当するせり操作装置SのCPU50により読み
取られる。応札ボタンBは、スイッチング回路22に介
装されているので、応札信号を走査する回路と数字コー
ドを走査する回路とが共用されることから、それだけ、
回路構成が簡略化され、効率が良いものとなっている。
【0022】使用表示ランプ13を点灯させるための使
用表示回路Lは、図9に示すように、応札機Kに夫々設
けられた上述の使用表示ランプ13と、該応札機Kに夫
々設けられ上記使用表示ランプ13が接続されたランプ
回路47と、各ランプ回路47に電源を供給する電源回
路40とを備えている。ランプ回路47は、使用表示ラ
ンプ13と直列に接続される抵抗29を含むとともに上
記買参人カードCに設けられ使用表示ランプ13と直列
に接続される使用表示ランプ線路18を含んで構成され
ている。電源回路40は、入力電源(AC100V)4
2aと、該入力電源42aからの出力を変圧及び整流す
る電源42(DC+12V)とを備えている。また、入
力電源42aと電源42との間に、リレー41が介装さ
れている。このリレー41は、電磁コイル43が励磁さ
れたときスイッチ44をオンにして該電源回路40を有
効にするものである。この電磁コイル43のオンオフ回
路45は、せり操作装置S(Sa,Sb,Sc)毎に並
列に設けられ、いずれか一つのせり操作装置Sのオンオ
フ回路45がオンであるとき、電磁コイル43が励磁さ
れる。電磁コイル43のオンオフ回路45は、せり操作
装置Sの電源スイッチ46(図6)に連動している。
尚、図9中符号48は、電磁コイルの逆起電力を抑止す
るためのダイオード、49はオンオフ回路45間の信号
の回り込みを防止するダイオードである。
【0023】従って、この使用表示回路Lは、いずれか
一つのせり操作装置Sの電源がオンであれば、電源回路
40からの電源が供給状態になり、この状態で、買参人
カードCが応札機Kに挿入されると、ランプ回路47に
おいて使用表示ランプ線路18が接続され、電源42の
出力(DC+12V)がランプ回路47に供給されて、
使用表示ランプ13が点灯させられる。これにより、買
参人は、いずれかのせり操作装置Sに応札できることを
認知することができる。この場合、いずれか一つのせり
操作装置Sの電源がオンであれば、使用表示ランプ13
が点灯させられることから、全部のせり操作装置Sの電
源をオンにしなくても良く、不使用のせり操作装置Sの
電源はオフできるので、それだけ省力化を図ることがで
きる。また、せり操作装置Sの電源スイッチ46と連動
させたので、別異に使用表示ランプ13の電源回路を設
けた場合に比較して、点灯忘れや消灯忘れがなく、その
ため買参人にせりが行なわれているか否かを誤認させる
事態が防止される。
【0024】せり操作装置S(Sa,Sb,Sc)は、
図5,図6,図10に示すように、今、一つのせり操作
装置Sについて説明すると、CPU50と、CPU50
からの指令により応札機Kの走査回路20a,20b,
20cのコモン信号線CMに所定のタイミングでコモン
信号を送出するコモン信号送出回路51と、CPU50
からの指令により応札機Kの走査回路20a,20b,
20cのスキャン信号線SCに所定のタイミングでスキ
ャン信号を送出するスキャン信号送出回路52と、応札
機Kの出力をCPU50に受け渡す受渡回路53とを備
えている。54はCPU50と各回路との入出力用のI
/Oポートである。コモン信号送出回路51は、I/O
ポート54側から順に、CPUからの指令信号を選択す
るデコーダ回路51a,インバータ回路51b,上記ト
ランジスタ23に電流を流すためのドライバ回路51c
を備えている。また、スキャン信号送出回路52は、I
/Oポート54側から順に、CPUからの指令信号を選
択するデコーダ回路52a,後述のスイッチング回路5
2b,上記トランジスタ23に電流を流すためのドライ
バ回路52cを備えている。
【0025】コモン信号送出回路51及びスキャン信号
送出回路52の接続は以下のようにして行なわれてい
る。図12も参照し、応札機Kをc個(実施例では16
個)ずつのd個(実施例では16個)のグループに分け
てマトリックス状にしている。これにより、コモン信号
送出線55をd本(実施例では16本)、スキャン信号
送出線56をc本(実施例では16本)設けている。
今、一つのせり操作装置Sについての接続状態を説明す
ると、各グループ毎に応札ボタンBがあるコモン信号線
CMをまとめて夫々異なるコモン信号送出線55に接続
し、各グループにおいて各スキャン信号線SCを異なる
スキャン信号送出線56に夫々接続している。これによ
り、応札ボタンBが押釦されたとき、スキャン信号がハ
イレベル、コモン信号がロウレベルでトランジスタ23
がオン状態になり、これにより、応札ボタンBのオン状
態、買参人カードCの配線列16の識別コードデータ、
応札数設定部Nの数字コードデータが出力され、CPU
50に取り込まれる。
【0026】ここで、図10に示すように、買参人席
(応札機K)の数をiとすると、i≦2a (実施例で
は、i≦2a =28 =256),i≦c×d(実施例で
は、i≦c×d=16×16=256)となる。
【0027】また、スキャン信号送出回路52は、その
走査時に、CPU50からの指令信号59により、すべ
てのスキャン信号送出線56に信号を送出するスイッチ
ング回路52bを備えている。CPU50は、走査の第
一段階で、スイッチング回路52bを有効にして、グル
ープ毎の走査を行ない、第二段階で、各スキャン信号送
出線56毎に信号を送出して個別に走査を行なう。そし
て、第一段階で応札機Kの応札ボタンBの押釦が一つも
ないグループがあれば、第二段階での走査では、当該グ
ループの個別の走査をキャンセルする。そのため、キャ
ンセルしたグループの個別の走査を行なわない分、処理
時間が低減され効率が向上する。
【0028】また、受渡回路53は、応札機Kからの信
号をフォトダイオード58を介して伝達するものであ
り、そのため、ノイズの影響が少なくなり、確実に信号
の伝達が行なわれ、誤検知を防止することができる。
【0029】また、せり操作装置Sは、図5及び図6に
示すように、表示部60を備えている。表示部60は、
買参人席の応札機Kに対応して設けられ、応札ボタンB
を押しているとき、点灯する多数の応札表示ランプ60
aを備えている。また、表示部60は、せりに係る出荷
番号を表示する出荷番号表示部60b、上場数を表示す
る上場数表示部60c、1口当りの本数を表示する入数
表示部60d、残数表示部60e、せり上げられた価格
を表示する価格表示部60f、落札時等に決定した買参
人の識別番号を表示する買参人表示部60g、買参人が
購入する買数(応札数)を表示する買数表示部60h、
その買参人席を表示する席番号表示部60i、せりの準
備中を表示する準備ランプ60j、せり中を表示するせ
りランプ60k、マリせり中を表示するマリせり表示ラ
ンプ60m等を備えている。更にまた、落札待ち時間を
調整する落札待ち時間調整キー61、価格上昇速度を調
整する価格上昇速度調整キー62、価格上昇単位を変更
する価格上昇単位変更キー63、落札を決定するとき等
押釦する決定キー64、価格上昇をさせてせりを開始す
るとき押釦する開始キー65、価格上昇を一時中断する
とき押釦する停止キー66とを備えている。
【0030】ワークステーションWは、図2に示すよう
に、オペレータがキー操作するものであり後述する機能
等を有し、その入力結果等を該ワークステーションWの
表示部及びせり操作装置Sに並設されるモニタ67に表
示する。68はワークステーションWによってせり結果
等を出力する帳票発行機である。
【0031】電光掲示盤Dは、図7及び図8に示すよう
に、主掲示盤70と副掲示盤80とを備えている。主掲
示盤70には、せり操作装置Sからの指令により、せり
に係る出荷番号を表示する出荷番号表示部71、上場数
または残数を表示する上場数表示部72、1口当りの数
量を表示する入数表示部73、せり上げられた価格を表
示する価格表示部74、落札時等に決定した買参人の識
別番号を表示する買参人表示部75、買参人が購入する
買数(応札数)を表示する買数表示部76、せりの準備
中を表示する準備ランプ77、せり中を表示するせりラ
ンプ78、マリせり中を表示するマリせり表示ランプ7
9を備えている。
【0032】副掲示盤80には、品種や等級等の上場品
に関する各種情報や次回の情報を表示する機能を備える
とともに、図8に示すように、切り替えによりスクロー
ルして必要な買参人の識別番号,価格,応札数を表示し
うる機能を備えている。
【0033】次に、せり操作装置SのCPU50の機能
について詳しく説明する。CPU50は、上述したよう
に、応札機Kの走査回路20a,20b,20cのコモ
ン信号線CM及びスキャン信号線SCに所定のタイミン
グでコモン信号及びスキャン信号を送出するようコモン
信号送出回路51及びスキャン信号送出回路52を起動
する機能を備えている。また、コモン信号送出回路51
及びスキャン信号送出回路52の起動時において、上述
したグループ毎に応札しているかどうかを検知する応札
グループ検知手段を備えている。また、応札ボタンBの
オン動作中に買参人カードCの配線列16から出力され
る信号により買参人カードCの識別情報を読み取るとと
もに応札信号を検知する識別情報読取り検知手段50M
と、応札ボタンBのオン動作中に応札数設定部Nのスイ
ッチ回路32から出力される信号により応札数(応札口
数)を読み取る応札数読取り手段50Cとを備えてい
る。上記識別情報読取り検知手段50Mは、応札検知手
段50Aと、識別情報読取り手段50Bとの機能を併せ
もっている。
【0034】また、CPU50は、掲示盤Dの価格表示
部74に表示される価格を上昇させる価格上昇手段50
Dを備えている。この価格上昇手段50Dは、せり操作
装置Sの開始キー65を押下したとき設定された設定速
度に従い、設定された価格上昇単位に従って、順次価格
表示部の価格を書き換えながら該せり操作装置S及び電
光掲示盤Dの価格表示部に表示させるものである。ま
た、CPU50は、応札数読取り手段50Cが読み取っ
た応札数を常時加減算して総応札数を算出する総応札数
算出手段50Eと、該算出された総応札数と上場数との
比較を行なう比較手段50Fと、価格上昇中に上記比較
手段50Fの比較により総応札数が上場数以下になった
とき価格上昇を停止する価格停止手段50Gと、上記応
札検知手段50A及び識別情報読取り手段50Bの検出
及び読取り結果に基づいて応札信号を送出した買参人を
送出順に記憶する送出順記憶手段50Hと、上記価格停
止手段50Gが価格上昇を停止した時点で応札検知手段
50Aが検知した応札信号を送出している買参人を、該
買参人が設定した応札数分の上場品を落札したものとし
て上記送出順記憶手段50Hに記憶した送出順に上記掲
示盤Dの買参人表示部75に表示させる送出順落札表示
手段50Iとを備えている。更にまた、CPU50は、
停止キー66の押釦により価格表示部の表示を停止させ
る機能、決定キー64の押釦により落札を決定する等の
各種機能を有する。
【0035】更に、CPU50は、上場数から上記落札
した応札数を減算して残数を算出する残数算出手段50
Jと、上記価格上昇中に上記応札検知手段50A及び識
別情報読取り手段50Bの検出及び読取り結果に基づい
て応札信号の送出を有から無にした買参人を順番に記憶
する送出無順記憶手段50Kと、残数算出手段50Jが
残数を算出したとき、送出無順記憶手段50Kに記憶さ
れた買参人を応札信号の送出を有から無にするのが遅か
った順に残数分の上場品を落札したものとして上記掲示
盤Dの買参人表示部75に表示させる残数落札表示手段
50Lとを備えている。
【0036】次に、この自動せり処理システムを用いて
行なわれるせりについて、例えば、上記の生花のせり
(「花きせり」という)について説明する。上記と同様
に、せりにおいては、例えば同一種類の花をその100
本を売買単位として、3か所のせり場で夫々せりを行な
う。
【0037】ここで、この自動せり処理システムの基本
的処理について説明する。先ず、出荷番号,上場数やス
タート価格等の所定のせり情報は、予め、センタ装置H
に入力されており、せりが変わる毎にセンタ装置Hから
そのせりデータがせり操作装置Sに送られて、せり操作
装置S及び電光掲示盤Dへ表示される。
【0038】せり操作装置Sは、応札機Kの走査回路2
0a,20b,20cのコモン信号線CM及びスキャン
信号線SCに所定のタイミングでコモン信号及びスキャ
ン信号を送出するようコモン信号送出回路51及びスキ
ャン信号送出回路52を起動している。一方、買参人
は、何れか一つの応札機Kに買参人カードCを挿入す
る。また、参加したいせりの応札口数を対応する応札数
設定部Nに入力する。その後、せりにおいて、買参人
は、掲示盤Dに表示された価格で応札する意思があれ
ば、応札ボタンBを押釦する。この場合、応札ボタンB
の押釦により、買参人カードCの配線列16から買参人
カードCの識別情報が出力され、これにより、せり操作
装置SのCPU50の識別情報読取り検知手段50Mが
買参人カードCの識別情報を読み取るとともに応札信号
として検知する。また、応札数設定部Nのスイッチ回路
からも設定した応札数に応じた信号が出力され、これに
より、応札数読取り手段50Cによって応札数(応札口
数)が読み取られる。
【0039】この場合、3つのせり操作装置Sで同時に
せりが行なわれていても、応札信号,買参人カードCの
識別情報及び応札口数の情報を送出する回路は、せり操
作装置S毎に設けられているので、各せりに対応した応
札ボタンBを個々に押釦することで、対応したせり操作
装置Sに読み取られることになり、そのため、3か所の
せり場で行なわれるせりに重複して参加できる。
【0040】次に、一つのせり操作装置Sが行なうせり
の一例について説明する。
【0041】図13乃至図15に示すように、予め、セ
ンタ装置Hからせり操作装置Sに価格上昇単位,価格上
昇速度や落札待ち時間等の状態設定に係るせり情報を送
っておく(101)。この状態で、先ず、せり人は、せ
り操作装置SのワークステーションWにおいて、これか
ら行なわれるせりに上場される製品の出荷番号の確認を
行なう(102)。この出荷番号の確認では、最初のせ
りを除き、次回のせりの出荷番号を確認する。そのた
め、行なわれるせりについては、データに変更があった
場合のみ入力し直し、変更がない場合には自動的に処理
される。その後、せりが終了したかを確認し(10
3)、せりが終ったならば、電光掲示盤Dに終了を表示
し(104)、せり継続ならば、次に進む。
【0042】次に、センタ装置Hに予め入力しておいた
該当する出荷番号に係るせり情報がせり操作装置Sに送
られ、せり操作装置S及び電光掲示盤Dに表示される
(105)。図5及び図7に示すように、せり操作装置
S及び電光掲示盤Dでは、準備中のランプ60j,77
が点灯し、出荷番号と、1口当りの本数を示す入数と、
上場口数とが表示される。次に、立ち値を、せり操作装
置SのワークステーションWから入力すると(106,
107)、立ち値が、せり操作装置S及び電光掲示盤D
の価格表示部60f,74に表示される(108)。
【0043】買参人は、電光掲示板Dに表示されたせり
情報を見て、購入する意思があれば、購入したい口数を
該当するせりに対応した応札数設定部Nにて設定し(1
09)、該当する応札ボタンBを押す(109)。これ
により、各応札機Kから入力された総応札口数がせり操
作装置Sで算出され、この算出された総応札口数がせり
操作装置Sの表示部に表示される(110)。せり操作
装置Sでは、この総応札口数と上場口数との比較監視を
行なっており(111)、総応札口数が上場口数を上回
ったとき(上場数<総応札口数になったとき)(111
YES)、せり操作装置Sの表示部の準備ランプ60j
を消灯し(112)、操作装置の開始キー65に設けた
開始ランプを点灯する(113)。
【0044】この状態で、せり人は、応札者が2人以上
であることを確認して、せり操作装置Sの開始キー65
を押釦する(114)。これにより、せりが開始され
(115)、電光掲示盤Dの準備ランプ77が消灯し、
せり操作装置S及び電光掲示盤Dのせり中を表示するせ
りランプ60k,78が点灯するとともに、価格表示部
60f,74の価格が、予め決められた価格上昇単位及
び価格上昇速度で順に上昇していく(116)。この場
合、価格上昇単位及び価格上昇速度は、せり操作装置S
の価格上昇単位変更キー63及び価格上昇速度調整キー
62の押釦により、せり人の判断で適宜変更可能になっ
ている。
【0045】そして、買参人は、電光掲示盤Dの価格上
昇を見ながら、応札ボタンBを押し続け、あるいは、価
格に折合いがつかないとき等に、応札ボタンBを放す。
また、途中から、せりに参加したい買参人があった場合
には、上記と同様に応札数設定部Nに購入したい口数を
入力し、応札ボタンBを押釦してせりに参加する。せり
操作装置Sでは、このせり中の応札ボタンBの押釦の有
無を検知し(117)、押釦されている応札機Kの応札
口数を常時加算して総応札口数の算出を行なっており
(118)、この総応札口数をせり操作装置Sの表示部
に随時表示する(119)。
【0046】また、せり操作装置Sは、算出された総応
札口数と上場口数との比較監視を行なっており(12
0)、総応札口数が上場口数を上回っているときは(1
20NO)、上記のせり中の応札ボタンBの押釦の有無
を検知している(121)。即ち、応札ボタンBを放し
た買参人があると、応札ボタンBを放した応札機Kの応
札口数を減算して総応札口数の算出を行なって(12
2)、この総応札口数をせり操作装置Sの表示部に随時
表示する(123)。
【0047】総応札口数が上場口数内に入ると(上場数
≧総応札口数になると)(120YES)、落札したと
して価格表示部の価格上昇が停止する(124)。ここ
までの過程においては、せり操作装置Sは、応札ボタン
Bを押した買参人の買参人カード番号と、各買参人カー
ド番号の応札口数と、応札ボタンBを押した順番と、応
札ボタンBを放した順番とを記憶している。そして、こ
の落札時に、応札ボタンBを押釦していた買参人があれ
ば(125YES)、これらの買参人の買参人カード番
号及び応札口数を、応札ボタンBを押した順番にせり操
作装置S及び電光掲示盤Dに表示する(126)。せり
人は、この表示内容を確認して、せり操作装置Sの決定
キー64を押す(127)。これにより、最後に応札ボ
タンBを放した買参人以外で、応札ボタンBを押し続け
ていた買参人に応札口数分落札決定する。これにより、
その結果は、センタ装置Hに送られ、記録され帳票処理
等の処理に供される(128)。また、上場数からこの
落札された総応札口数が減算され(129)、残数が算
出される。そして、この残数は、せり操作装置S及び電
光掲示盤Dの上場数表示部に表示される。
【0048】残数がある場合は(130)、更に、最後
に応札ボタンBを放した買参人から放すのが遅い順に、
これらの買参人の買参人カード番号及び応札数を表示す
る(131)。なお、最後の買参人の、落札数は購入で
きるだけの残数分となり、そのため、応札口数より少な
くなる場合がある。せり人は、この表示内容を確認し
て、せり操作装置Sの決定キーを押す(132)。これ
により、結果がセンタ装置Hに送られ(133)、上場
数すべてが分配される。そのため、残数を再度せりにか
ける所謂マリせりを特に行なわなくても良くなるので、
一回のせり時間が短縮され、せり効率が向上する。ま
た、応札ボタンBを押釦及び放した順位を考慮して分配
を行なうので、公平なせり処理を行なうことができる。
【0049】図16には、分配の具体例を示している。
これは、上場数が50口の場合に、買参人(応札口数
20口),買参人(応札口数10口),買参人(応
札口数30口),買参人(応札口数20口),買参人
(応札口数25口),買参人(応札口数10口)で
応札した場合の例である。買参人が応札した時点で総
応札口数が50口を上回るので、価格上昇が始まり、買
参人,,,と順に応札ボタンBを放し、が放
した時点で総応札数が50口を下回るので、,に落
札する。また、残数15口は、最後に応札ボタンBを放
したに落札される。
【0050】なお、上記実施例においては、応札機Kを
256台,せり操作装置Sを3台用いた場合について説
明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適
宜の数に定めて良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動せり
処理システムによれば、総応札数が上場数以下になった
とき、価格上昇を停止して、この時点で応札している買
参人に落札することができるので、最後の1人になるま
で価格をせり上げなくても価格を決定でき、そのため、
駆引が過激になって適正価格を逸脱する事態が抑制さ
れ、価格を適正価格範囲に維持できる。また、最後の1
人になるまでせりを行なわなくても良く、しかも、複数
の買参人に同時に落札決定できるので、それだけ、せり
処理を迅速に行なうことができ、せり効率を大幅に向上
させることができる。
【0052】また、残数がある場合、最後に応札ボタン
を放した買参人から放すのが遅い順に、これらの買参人
を表示するようにしたことから、残数を再度せりにかけ
る所謂マリせりを特に行なわなくても良くなるので、そ
れだけ、一回のせり時間を短縮することができ、その点
においてもせり効率を向上させることができる。また、
応札ボタンを押釦及び放した順位を考慮して分配を行な
うので、公平なせり処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動せり処理システムを示すブロック
構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動せり処理システムの
全体構成を示す図である。
【図3】自動せり処理システムの応札機を示す正面図で
ある。
【図4】自動せり処理システムの応札機を示す側面図で
ある。
【図5】自動せり処理システムのせり操作装置を示す正
面図である。
【図6】自動せり処理システムのせり操作装置を示す側
面図である。
【図7】自動せり処理システムの電光掲示盤を示す正面
図である。
【図8】自動せり処理システムの電光掲示盤のスクロー
ル状態を示す図である。
【図9】自動せり処理システムの使用表示ランプの電源
回路示す図である。
【図10】自動せり処理システムの回路構成を示す図で
ある。
【図11】本発明の実施例に係る自動せり処理システム
の買参人カード及び応札機の回路構成を示す図である。
【図12】自動せり処理システムの一つのせり操作装置
と応札機の接続状態を示す図である。
【図13】自動せり処理システムにおいて実施されるせ
り処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図14】自動せり処理システムにおいて実施されるせ
り処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図15】自動せり処理システムにおいて実施されるせ
り処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図16】自動せり処理システムにおいて実施されるせ
り処理の具体例を示すグラフである。
【図17】従来の自動せり処理システムの一例の全体構
成を示す図である。
【図18】従来の応札機を示す正面図である。
【符号の説明】
K(K0 〜Ki 〜Kn ) 応札機 S(Sa,Sb,Sc) せり操作装置 D(Da,Db,Dc) 電光掲示盤 W(Wa,Wb,Wc) ワークステーション H センタ装置 C 買参人カード 11 応札信号伝達手段 12 応札数伝達手段 13 使用表示ランプ B(Ba,Bb,Bc) 応札ボタン N(Na,Nb,Nc) 応札数設定部 14a,14b,14c 識別配線回路 15 パターン(スイッチ) 16 配線列 20a,20b,20c 走査回路 21 信号線群 22 スイッチング回路 23 トランジスタ 24(SC) スキャン信号線 25(CM) コモン信号線 30,31 ロータリスイッチ 32 スイッチ回路 40 電源回路 41 リレー 50 CPU 50A 応札検知手段 50B 識別情報読取り手段 50C 応札数読取り手段 50D 価格上昇手段 50E 総応札数算出手段 50F 比較手段 50G 価格停止手段 50H 送出順記憶手段 50I 送出順落札表示手段 50J 残数算出手段 50K 送出無順記憶手段 50L 残数落札表示手段 50M 識別情報読取り検知手段 51 コモン信号送出回路 52 スキャン信号送出回路 53 受渡回路 55 コモン信号送出線 56 スキャン信号送出線 60 表示部 64 決定キー 65 開始キー 66 停止キー 70 主掲示盤 80 副掲示盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 一三 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (72)発明者 本舘 研次 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (72)発明者 佐々木 伸也 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−256164(JP,A) 特開 昭62−34192(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 買参人が操作し上場された上場品のせり
    に応札するための応札信号を応札ボタンの押釦により発
    生するとともに、該買参人を識別する識別情報及び上場
    品の応札数を設定する多数の応札機と、上場品が上場さ
    れるせり場に設けられ上記応札信号及びせり人の操作に
    基づいて所定のせり処理を行なうせり操作装置と、上場
    品の価格を表示する価格表示部及び落札する買参人を表
    示する買参人表示部を有した掲示盤とを備えた自動せり
    処理システムにおいて、せり操作装置は、応札機の応札
    信号の有無を検知する応札検知手段と、応札機に設定さ
    れた識別情報を読み取る識別情報読取り手段と、応札機
    に設定された応札数を読み取る応札数読取り手段と、掲
    示盤の価格表示部に表示される価格を上昇させる価格上
    昇手段と、応札数読取り手段が読み取った応札数を常時
    加減算して総応札数を算出する総応札数算出手段と、該
    算出された総応札数と上場数との比較を行なう比較手段
    と、価格上昇中に上記比較手段の比較により総応札数が
    上場数以下になったとき価格上昇を停止する価格停止手
    段と、上記応札検知手段及び識別情報読取り手段の検出
    及び読取り結果に基づいて応札信号を送出した買参人を
    送出順に記憶する送出順記憶手段と、上記価格停止手段
    が価格上昇を停止した時点で応札検知手段が検知した応
    札信号を送出している買参人を、該買参人が設定した応
    札数分の上場品を落札したものとして上記送出順記憶手
    段に記憶した送出順に上記掲示盤の買参人表示部に表示
    させる送出順落札表示手段とを備え、 上場数から上記落札した応札数を減算して残数を算出す
    る残数算出手段と、上記価格上昇中に上記応札検知手段
    及び識別情報読取り手段の検出及び読取り結果に基づい
    て応札信号の送出を有から無にした買参人を順番に記憶
    する送出無順記憶手段と、残数算出手段が残数を算出し
    たとき、送出無順記憶手段に記憶された買参人を応札信
    号の送出を有から無にするのが遅かった順に残数分の上
    場品を落札したものとして上記掲示盤の買参人表示部に
    表示させる残数落札表示手段とを備えた ことを特徴とす
    るの自動せり処理システム。
  2. 【請求項2】 上記応札機は識別情報を応札信号として
    送出する送出機能を備えるとともに、上記せり操作装置
    の識別情報読取り手段は応札検知手段としての機能を併
    せもつことを特徴とする請求項1記載の自動せり処理シ
    ステム。
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