JPH05174085A - 角度寸法作成方法および装置 - Google Patents
角度寸法作成方法および装置Info
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- JPH05174085A JPH05174085A JP3356939A JP35693991A JPH05174085A JP H05174085 A JPH05174085 A JP H05174085A JP 3356939 A JP3356939 A JP 3356939A JP 35693991 A JP35693991 A JP 35693991A JP H05174085 A JPH05174085 A JP H05174085A
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- designating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】図面上の2直線間の角度寸法を記入する場合の
オペレータの操作を簡易化して、オペレータの負担を軽
減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ることができ
る。 【構成】要素指示部13は、角度寸法を記入する際の、
測定対象となる第1および第2の直線要素をオペレータ
により指示させる。寸法位置指示部14は、角度寸法を
記入する際の寸法値の位置をオペレータにより指示させ
る。書込み/書換制御部16は、ディスプレイ3に表示
され且つメモリ15に記憶されている図面データ上に、
要素指示部13により指示された測定対象となる第1お
よび第2の直線要素についての角度寸法データを書き込
む。
オペレータの操作を簡易化して、オペレータの負担を軽
減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ることができ
る。 【構成】要素指示部13は、角度寸法を記入する際の、
測定対象となる第1および第2の直線要素をオペレータ
により指示させる。寸法位置指示部14は、角度寸法を
記入する際の寸法値の位置をオペレータにより指示させ
る。書込み/書換制御部16は、ディスプレイ3に表示
され且つメモリ15に記憶されている図面データ上に、
要素指示部13により指示された測定対象となる第1お
よび第2の直線要素についての角度寸法データを書き込
む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムによ
り作成される図面データ中に角度の値を示す角度寸法を
適切に書き込むための角度寸法作成方法および装置に関
する。
ed design)システムに係り、特にCADシステムによ
り作成される図面データ中に角度の値を示す角度寸法を
適切に書き込むための角度寸法作成方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムを使用している際に、C
ADシステムにより作成される図面データ中に角度の値
を示す角度寸法を書き込みたいことも少なくない。この
ような角度寸法を記入すべき箇所は、多くの場合、対象
角度に対応する図形上の特徴部分が存在する。このた
め、図面上の2つの直線が角度寸法を記入すべき対象角
度をなしていることも多い。
ADシステムにより作成される図面データ中に角度の値
を示す角度寸法を書き込みたいことも少なくない。この
ような角度寸法を記入すべき箇所は、多くの場合、対象
角度に対応する図形上の特徴部分が存在する。このた
め、図面上の2つの直線が角度寸法を記入すべき対象角
度をなしていることも多い。
【0003】従来のCADシステムにおいて、角度寸法
を作成する場合には、角度を計測する中心点、計測すべ
き角度を示す2個の測定点および寸法線の位置を指示す
ることにより、前記中心点を中心とする前記2個の測定
点間の角度を指示された寸法線の位置に記入するように
していた。
を作成する場合には、角度を計測する中心点、計測すべ
き角度を示す2個の測定点および寸法線の位置を指示す
ることにより、前記中心点を中心とする前記2個の測定
点間の角度を指示された寸法線の位置に記入するように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCADシステムにおいては、角度寸法を作成する場
合、角度を計測する中心点、計測すべき角度を示す2個
の測定点および寸法線の位置を指示することにより、前
記中心点を中心とする前記2個の測定点間の角度を指示
された寸法線の位置に記入しており、仮に、図面上の2
つの直線が角度寸法を記入すべき対象角度をなしていて
も、そうでない場合と全く同様の操作で角度寸法の作成
を行っていた。このため、角度寸法の作成にあたっての
オペレータの操作は、通常の寸法作成の操作に比し、中
心点を指示しなければならないぶんだけ操作回数が多く
なり、煩雑であった。
のCADシステムにおいては、角度寸法を作成する場
合、角度を計測する中心点、計測すべき角度を示す2個
の測定点および寸法線の位置を指示することにより、前
記中心点を中心とする前記2個の測定点間の角度を指示
された寸法線の位置に記入しており、仮に、図面上の2
つの直線が角度寸法を記入すべき対象角度をなしていて
も、そうでない場合と全く同様の操作で角度寸法の作成
を行っていた。このため、角度寸法の作成にあたっての
オペレータの操作は、通常の寸法作成の操作に比し、中
心点を指示しなければならないぶんだけ操作回数が多く
なり、煩雑であった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、図面上の2直線間の角度寸法を記入する場合
のオペレータの操作を簡易化して、オペレータの負担を
軽減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ることができ
る角度寸法作成方法および装置を提供することを目的と
している。
たもので、図面上の2直線間の角度寸法を記入する場合
のオペレータの操作を簡易化して、オペレータの負担を
軽減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ることができ
る角度寸法作成方法および装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る角度寸法作
成方法は、図面データ上に角度寸法を記入するにあた
り、2直線の交角の角度寸法の記入を選択させる選択ス
テップと、寸法の計測対象となる第1の直線を指示させ
る第1直線指示ステップと、寸法の計測対象となる第2
の直線を指示させる第2直線指示ステップと、寸法を記
入すべき図面上の寸法線の位置を指示させる寸法位置指
示ステップと、表示および記憶されている図面データ上
に、前記第1、第2直線指示ステップおよび寸法位置指
示ステップの指示に基づいて、指示された第1および第
2の直線の交点を中心とし、指示された寸法線の位置
に、前記第1の直線と前記第2の直線とのなす角の角度
寸法のデータを書き込む書込みステップとを有すること
を特徴としている。
成方法は、図面データ上に角度寸法を記入するにあた
り、2直線の交角の角度寸法の記入を選択させる選択ス
テップと、寸法の計測対象となる第1の直線を指示させ
る第1直線指示ステップと、寸法の計測対象となる第2
の直線を指示させる第2直線指示ステップと、寸法を記
入すべき図面上の寸法線の位置を指示させる寸法位置指
示ステップと、表示および記憶されている図面データ上
に、前記第1、第2直線指示ステップおよび寸法位置指
示ステップの指示に基づいて、指示された第1および第
2の直線の交点を中心とし、指示された寸法線の位置
に、前記第1の直線と前記第2の直線とのなす角の角度
寸法のデータを書き込む書込みステップとを有すること
を特徴としている。
【0007】本発明に係る角度寸法作成装置は、図面デ
ータ上に角度寸法を記入する角度寸法作成装置におい
て、2直線の交角の角度寸法の記入コマンドを含むコマ
ンドを入力するためのコマンド入力手段と、寸法の計測
対象となる第1および第2の直線を指示するための直線
指示手段と、寸法を記入すべき図面上の寸法線の位置を
指示するための寸法位置指示手段と、表示および記憶さ
れている図面データ上に、前記直線指示手段および寸法
位置指示手段の指示に基づいて、指示された第1および
第2の直線の交点を中心とし、指示された寸法線の位置
に、前記第1の直線と前記第2の直線とのなす角の角度
寸法のデータを書き込むための書込み手段とを具備する
ことを特徴としている。
ータ上に角度寸法を記入する角度寸法作成装置におい
て、2直線の交角の角度寸法の記入コマンドを含むコマ
ンドを入力するためのコマンド入力手段と、寸法の計測
対象となる第1および第2の直線を指示するための直線
指示手段と、寸法を記入すべき図面上の寸法線の位置を
指示するための寸法位置指示手段と、表示および記憶さ
れている図面データ上に、前記直線指示手段および寸法
位置指示手段の指示に基づいて、指示された第1および
第2の直線の交点を中心とし、指示された寸法線の位置
に、前記第1の直線と前記第2の直線とのなす角の角度
寸法のデータを書き込むための書込み手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の角度寸法作成方法および装置において
は、図面データ上に角度寸法を記入する際に、2直線の
交角の角度寸法の記入を選択させ、寸法の計測対象とな
る第1および第2の直線を指示させ、寸法を記入すべき
図面上の寸法線の位置を指示させて、表示および記憶さ
れている図面データ上に、前記第1および第2の直線の
交点を中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1
の直線と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータ
を書き込むようにしたので、図面上の2直線間の角度寸
法を記入する場合のオペレータの操作を簡易化すること
ができる。
は、図面データ上に角度寸法を記入する際に、2直線の
交角の角度寸法の記入を選択させ、寸法の計測対象とな
る第1および第2の直線を指示させ、寸法を記入すべき
図面上の寸法線の位置を指示させて、表示および記憶さ
れている図面データ上に、前記第1および第2の直線の
交点を中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1
の直線と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータ
を書き込むようにしたので、図面上の2直線間の角度寸
法を記入する場合のオペレータの操作を簡易化すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る角度寸法作成
装置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示
している。本実施例のCADシステムでは、図面データ
上に角度寸法を記入するにあたり、角度寸法を計測する
第1、第2の直線要素、図面上の寸法値の位置および追
加の測定点を指示して、表示および記憶されている図面
データ上に、前記指示に基づいて、2直線間の角度寸法
のデータを、並列形式および直列形式の一方を任意に選
択し、且つ寸法補助線のデータの重複が生じないように
して逐次書き込むことができる。
明する。図1は、本発明の一実施例に係る角度寸法作成
装置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示
している。本実施例のCADシステムでは、図面データ
上に角度寸法を記入するにあたり、角度寸法を計測する
第1、第2の直線要素、図面上の寸法値の位置および追
加の測定点を指示して、表示および記憶されている図面
データ上に、前記指示に基づいて、2直線間の角度寸法
のデータを、並列形式および直列形式の一方を任意に選
択し、且つ寸法補助線のデータの重複が生じないように
して逐次書き込むことができる。
【0010】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、角度寸法
作成処理を含むCAD処理を実行する。入力装置2は、
キーボード等の操作入力装置、マウス等のポインティン
グデバイスを含み、オペレータによる操作入力情報およ
びCAD処理に必要なその他の外部情報をCAD処理部
1に入力する。ディスプレイ3は、CAD処理部1によ
る処理画像情報、入力装置2による入力に関連した情報
等の必要な情報を表示する。出力装置4は、プロッタま
たはプリンタ等を含み、CAD処理部1による処理画像
情報をハードコピーとして出力する。記憶装置5は、例
えばハードディスク装置のようなディスク装置等からな
り、CAD処理部1と関連して動作して、処理前、処理
後および処理中の画像情報等のデータを必要に応じて格
納する。
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、角度寸法
作成処理を含むCAD処理を実行する。入力装置2は、
キーボード等の操作入力装置、マウス等のポインティン
グデバイスを含み、オペレータによる操作入力情報およ
びCAD処理に必要なその他の外部情報をCAD処理部
1に入力する。ディスプレイ3は、CAD処理部1によ
る処理画像情報、入力装置2による入力に関連した情報
等の必要な情報を表示する。出力装置4は、プロッタま
たはプリンタ等を含み、CAD処理部1による処理画像
情報をハードコピーとして出力する。記憶装置5は、例
えばハードディスク装置のようなディスク装置等からな
り、CAD処理部1と関連して動作して、処理前、処理
後および処理中の画像情報等のデータを必要に応じて格
納する。
【0011】CAD処理部1は、この場合、通常のCA
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係る並列記入および直列記入における寸法補助線の重複
防止機能を含む2直線間の角度寸法作成処理を実行する
ための表示制御部11、コマンド入力部12、要素指示
部13、寸法位置指示部14、メモリ15および書込み
/書換制御部16を含んでいる。
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係る並列記入および直列記入における寸法補助線の重複
防止機能を含む2直線間の角度寸法作成処理を実行する
ための表示制御部11、コマンド入力部12、要素指示
部13、寸法位置指示部14、メモリ15および書込み
/書換制御部16を含んでいる。
【0012】表示制御部11は、ディスプレイ3による
表示を制御する。この表示制御部11の制御により、デ
ィスプレイ3の画面上に図面データ等が表示される。コ
マンド入力部12は、例えばディスプレイ3の画面との
対話的操作で角度寸法の記入コマンドを含むコマンドを
オペレータにより入力させるための処理を行う。このコ
マンド入力部12は、2直線を指示してこれら2直線間
の角度寸法を計測する2直線指示モードを有効とするか
無効とするか、および角度寸法の並列記入および直列記
入のいずれの機能を有効とするかを、ディスプレイ3の
画面との対話的操作によりそれぞれ任意に選択する処理
も行う。このため、コマンド入力部12は必要に応じて
表示制御部11を制御する。
表示を制御する。この表示制御部11の制御により、デ
ィスプレイ3の画面上に図面データ等が表示される。コ
マンド入力部12は、例えばディスプレイ3の画面との
対話的操作で角度寸法の記入コマンドを含むコマンドを
オペレータにより入力させるための処理を行う。このコ
マンド入力部12は、2直線を指示してこれら2直線間
の角度寸法を計測する2直線指示モードを有効とするか
無効とするか、および角度寸法の並列記入および直列記
入のいずれの機能を有効とするかを、ディスプレイ3の
画面との対話的操作によりそれぞれ任意に選択する処理
も行う。このため、コマンド入力部12は必要に応じて
表示制御部11を制御する。
【0013】要素指示部13は、少なくとも前記2直線
指示モードでの角度寸法の記入コマンドがコマンド入力
部12により入力されたときに機能して、例えばディス
プレイ3の画面との対話的操作により、図面上で、角度
寸法を記入する際の、測定対象となる第1および第2の
直線要素、ならびに追加の測定点(例えば第3番目以降
の直線要素上の点)をオペレータにより指示させるため
の処理を行う。このため、要素指示部13も必要に応じ
て表示制御部11を制御する。
指示モードでの角度寸法の記入コマンドがコマンド入力
部12により入力されたときに機能して、例えばディス
プレイ3の画面との対話的操作により、図面上で、角度
寸法を記入する際の、測定対象となる第1および第2の
直線要素、ならびに追加の測定点(例えば第3番目以降
の直線要素上の点)をオペレータにより指示させるため
の処理を行う。このため、要素指示部13も必要に応じ
て表示制御部11を制御する。
【0014】寸法位置指示部14は、少なくとも前記角
度寸法の記入コマンドがコマンド入力部12により入力
されたときに機能して、例えばディスプレイ3の画面と
の対話的操作により、図面上で、角度寸法を記入する際
の寸法値の位置をオペレータにより指示させるための処
理を行う。この寸法位置指示部14による寸法値の位置
の指示は、例えば第1および第2の直線要素の指示の前
後またはそれらの間に1回だけ行えばよい。このため、
寸法位置指示部14も必要に応じて表示制御部11を制
御する。
度寸法の記入コマンドがコマンド入力部12により入力
されたときに機能して、例えばディスプレイ3の画面と
の対話的操作により、図面上で、角度寸法を記入する際
の寸法値の位置をオペレータにより指示させるための処
理を行う。この寸法位置指示部14による寸法値の位置
の指示は、例えば第1および第2の直線要素の指示の前
後またはそれらの間に1回だけ行えばよい。このため、
寸法位置指示部14も必要に応じて表示制御部11を制
御する。
【0015】メモリ15は、表示制御部11により表示
されるべきCAD図面データを含む情報を記憶する。こ
のメモリ15の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転
送される。このメモリ15は、CAD処理部1における
通常のCAD処理において使用されるメモリを共用して
もよい。
されるべきCAD図面データを含む情報を記憶する。こ
のメモリ15の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転
送される。このメモリ15は、CAD処理部1における
通常のCAD処理において使用されるメモリを共用して
もよい。
【0016】書込み/書換制御部16は、ディスプレイ
3に表示され且つメモリ15に記憶されている図面デー
タ上に、要素指示部13および寸法位置指示部14によ
り得られる測定すべき直線要素(測定点)および寸法位
置の情報に基づいて、前記要素指示部13により指示さ
れた測定対象となる直線要素(測定点)についての角度
寸法データを、寸法補助線データが重複しないようにし
て並列記入形式または直列記入形式で逐次書き込む。
3に表示され且つメモリ15に記憶されている図面デー
タ上に、要素指示部13および寸法位置指示部14によ
り得られる測定すべき直線要素(測定点)および寸法位
置の情報に基づいて、前記要素指示部13により指示さ
れた測定対象となる直線要素(測定点)についての角度
寸法データを、寸法補助線データが重複しないようにし
て並列記入形式または直列記入形式で逐次書き込む。
【0017】書込み/書換制御部16における寸法補助
線データの重複を防止する処理においては、まず、前記
要素指示部13により、追加の測定点、例えば第3の直
線要素上の測定点が指示されて、並列記入または直列記
入が行われることを検出し、並列記入または直列記入が
検出された場合は、並列記入および直列記入のいずれに
設定されているかに応じて、並列記入または直列記入に
より重複することとなる寸法補助線を判別する。さら
に、並列記入形式の場合は、共通の測定点に対する寸法
補助線は最も外側の寸法線に対応する寸法補助線のみが
書き込まれるようにし、また直列記入形式の場合は、従
前の角度寸法線と共通の測定点に対する寸法補助線を書
き込まないようにする。このため、書込み/書換制御部
16は、必要に応じて既に書き込まれた寸法補助線のデ
ータを書き換える。
線データの重複を防止する処理においては、まず、前記
要素指示部13により、追加の測定点、例えば第3の直
線要素上の測定点が指示されて、並列記入または直列記
入が行われることを検出し、並列記入または直列記入が
検出された場合は、並列記入および直列記入のいずれに
設定されているかに応じて、並列記入または直列記入に
より重複することとなる寸法補助線を判別する。さら
に、並列記入形式の場合は、共通の測定点に対する寸法
補助線は最も外側の寸法線に対応する寸法補助線のみが
書き込まれるようにし、また直列記入形式の場合は、従
前の角度寸法線と共通の測定点に対する寸法補助線を書
き込まないようにする。このため、書込み/書換制御部
16は、必要に応じて既に書き込まれた寸法補助線のデ
ータを書き換える。
【0018】次に、このような構成のCADシステムに
おける2直線指示モードでの角度寸法作成に係る動作
を、図2に示すフローチャートを参照して、詳細に説明
する。図2に示す処理はCADシステムにおける通常の
作図もしくは編集操作中にコマンド入力による割り込み
処理として起動されるものとする。
おける2直線指示モードでの角度寸法作成に係る動作
を、図2に示すフローチャートを参照して、詳細に説明
する。図2に示す処理はCADシステムにおける通常の
作図もしくは編集操作中にコマンド入力による割り込み
処理として起動されるものとする。
【0019】まず、CAD処理部1のコマンド入力部1
2を介して、オペレータにより、2直線指示モードが指
示され且つ並列記入または直列記入のいずれを用いるか
が指示されてから(ステップS1)、角度寸法作成コマ
ンドが選択されると(ステップS2)、システムは並列
記入または直列記入形式の2直線指示モードでの角度寸
法作成モードに設定される(ステップS3)。
2を介して、オペレータにより、2直線指示モードが指
示され且つ並列記入または直列記入のいずれを用いるか
が指示されてから(ステップS1)、角度寸法作成コマ
ンドが選択されると(ステップS2)、システムは並列
記入または直列記入形式の2直線指示モードでの角度寸
法作成モードに設定される(ステップS3)。
【0020】並列記入または直列記入の2直線指示角度
寸法作成モードに設定されると、CAD処理部1の要素
指示部13により、角度寸法を計測して記入すべき図面
上の角度寸法計測の対象となる第1および第2の直線要
素のオペレータによる指示が逐次行われる(ステップS
4)。このステップS4において指示される第1および
第2の直線要素は図面上に既に存在する直線要素の中か
ら選定される。要素指示部13による計測対象直線要素
の指示は、ディスプレイ3の画面を介してオペレータに
よる入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上
のカーソルを用いた指示操作等を行うことにより行われ
る。
寸法作成モードに設定されると、CAD処理部1の要素
指示部13により、角度寸法を計測して記入すべき図面
上の角度寸法計測の対象となる第1および第2の直線要
素のオペレータによる指示が逐次行われる(ステップS
4)。このステップS4において指示される第1および
第2の直線要素は図面上に既に存在する直線要素の中か
ら選定される。要素指示部13による計測対象直線要素
の指示は、ディスプレイ3の画面を介してオペレータに
よる入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上
のカーソルを用いた指示操作等を行うことにより行われ
る。
【0021】ステップS4で計測対象となる第1および
第2の直線要素が指示されると、寸法位置指示部14に
より、前記第1および第2の直線要素に対応する角度寸
法の寸法線を記入すべき図面上の位置のオペレータによ
る指示が行われる(ステップS5)。寸法位置指示部1
4による寸法線位置の指示も、直線要素の場合と同様
に、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによる入
力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上のカー
ソルを用いた指示操作等を行うことにより行われる。
第2の直線要素が指示されると、寸法位置指示部14に
より、前記第1および第2の直線要素に対応する角度寸
法の寸法線を記入すべき図面上の位置のオペレータによ
る指示が行われる(ステップS5)。寸法位置指示部1
4による寸法線位置の指示も、直線要素の場合と同様
に、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによる入
力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上のカー
ソルを用いた指示操作等を行うことにより行われる。
【0022】ステップS5で寸法線の位置が指示される
と、その寸法線位置、ステップS4で指示された第1お
よび第2の直線要素に従って、書込み/書換制御部16
により、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に記
憶されている図面データ上に前記第1および第2の直線
要素についての角度寸法データが書き込まれる(ステッ
プS6)。さらに、要素指示部13により、角度寸法を
計測して並列記入または直列記入すべき追加の測定点の
オペレータによる指示が行われる(ステップS7)。
と、その寸法線位置、ステップS4で指示された第1お
よび第2の直線要素に従って、書込み/書換制御部16
により、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に記
憶されている図面データ上に前記第1および第2の直線
要素についての角度寸法データが書き込まれる(ステッ
プS6)。さらに、要素指示部13により、角度寸法を
計測して並列記入または直列記入すべき追加の測定点の
オペレータによる指示が行われる(ステップS7)。
【0023】ステップS7で追加の測定点が指示される
と、書込み/書換制御部16は、追加の測定点が指示さ
れたことを検出するとともに、並列記入か直列記入かお
よび寸法補助線が必要となるか否かを判定し、並列記入
形式で追加の測定点が指示されたと判定され且つ寸法補
助線が必要となる場合には、それまでに要素指示部13
により入力された直線要素および測定点に基づいて、並
列記入されることとなる角度寸法を解析して、測定点の
追加により重複する寸法補助線を求め、並列記入形式の
角度寸法の重複する寸法補助線は、通常最後に生じる最
も外側の寸法線に対応する寸法補助線のみを有効とし、
それ以外の寸法補助線は削除して、重複しない寸法補助
線と寸法線および寸法値とからなる並列記入形式の角度
寸法線のデータを、ディスプレイ3に表示され且つメモ
リ15に記憶されている図面データ上に書き込む(ステ
ップS8)。このステップS8では、寸法補助線が必要
でないと判定された場合には、そのまま寸法線および寸
法値からなる並列記入形式の角度寸法線のデータを、デ
ィスプレイ3に表示され且つメモリ15に記憶されてい
る図面データ上に書き込む。
と、書込み/書換制御部16は、追加の測定点が指示さ
れたことを検出するとともに、並列記入か直列記入かお
よび寸法補助線が必要となるか否かを判定し、並列記入
形式で追加の測定点が指示されたと判定され且つ寸法補
助線が必要となる場合には、それまでに要素指示部13
により入力された直線要素および測定点に基づいて、並
列記入されることとなる角度寸法を解析して、測定点の
追加により重複する寸法補助線を求め、並列記入形式の
角度寸法の重複する寸法補助線は、通常最後に生じる最
も外側の寸法線に対応する寸法補助線のみを有効とし、
それ以外の寸法補助線は削除して、重複しない寸法補助
線と寸法線および寸法値とからなる並列記入形式の角度
寸法線のデータを、ディスプレイ3に表示され且つメモ
リ15に記憶されている図面データ上に書き込む(ステ
ップS8)。このステップS8では、寸法補助線が必要
でないと判定された場合には、そのまま寸法線および寸
法値からなる並列記入形式の角度寸法線のデータを、デ
ィスプレイ3に表示され且つメモリ15に記憶されてい
る図面データ上に書き込む。
【0024】ステップS8で追加の角度寸法が書き込ま
れると、角度寸法の連続記入を終了するか否かが判定さ
れ(ステップS9)、角度寸法の並列記入を終了しない
場合は、ステップS7に戻って、ステップS7およびS
8の処理を繰り返し、逐次、必要に応じて寸法補助線の
重複防止処理を行いつつ並列記入形式での角度寸法の追
加寸法線の書き込みが行われる。ステップS9で、角度
寸法の連続記入を終了すると判定された場合は、システ
ムは次の処理へ移行する。
れると、角度寸法の連続記入を終了するか否かが判定さ
れ(ステップS9)、角度寸法の並列記入を終了しない
場合は、ステップS7に戻って、ステップS7およびS
8の処理を繰り返し、逐次、必要に応じて寸法補助線の
重複防止処理を行いつつ並列記入形式での角度寸法の追
加寸法線の書き込みが行われる。ステップS9で、角度
寸法の連続記入を終了すると判定された場合は、システ
ムは次の処理へ移行する。
【0025】また、ステップS8では、書込み/書換制
御部16は、直列記入形式で追加の測定点が指示され且
つ寸法補助線が必要となると判定された場合には、それ
までに要素指示部13により指示された計測対象の直線
要素および測定点に基づいて、直列記入されることとな
る角度寸法を解析し、測定点の追加により重複する寸法
補助線を求め、直列記入寸法線の重複する寸法補助線は
最初の寸法補助線のみを有効とし、後から発生した寸法
補助線は無視して、重複しない寸法補助線と、寸法線お
よび寸法値とからなる直列記入形式の角度寸法データ
を、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に記憶さ
れている図面データ上に書き込む。この場合、重複する
寸法補助線は後のもののみを有効としてもよいが、その
場合には既に書き込んだ寸法補助線の表示(および描
画)のオン/オフが必要となるため、上述のように最初
の寸法補助線のみを有効とするほうが合理的である。な
お、このステップS8では、直列記入の場合にも、寸法
補助線が必要でないと判定された場合には、そのまま寸
法線および寸法値からなる直列記入形式の角度寸法線の
データを、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に
記憶されている図面データ上に書き込む。
御部16は、直列記入形式で追加の測定点が指示され且
つ寸法補助線が必要となると判定された場合には、それ
までに要素指示部13により指示された計測対象の直線
要素および測定点に基づいて、直列記入されることとな
る角度寸法を解析し、測定点の追加により重複する寸法
補助線を求め、直列記入寸法線の重複する寸法補助線は
最初の寸法補助線のみを有効とし、後から発生した寸法
補助線は無視して、重複しない寸法補助線と、寸法線お
よび寸法値とからなる直列記入形式の角度寸法データ
を、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に記憶さ
れている図面データ上に書き込む。この場合、重複する
寸法補助線は後のもののみを有効としてもよいが、その
場合には既に書き込んだ寸法補助線の表示(および描
画)のオン/オフが必要となるため、上述のように最初
の寸法補助線のみを有効とするほうが合理的である。な
お、このステップS8では、直列記入の場合にも、寸法
補助線が必要でないと判定された場合には、そのまま寸
法線および寸法値からなる直列記入形式の角度寸法線の
データを、ディスプレイ3に表示され且つメモリ15に
記憶されている図面データ上に書き込む。
【0026】ステップS8で追加の角度寸法が書き込ま
れると、角度寸法の連続記入を終了するか否かが判定さ
れ(ステップS9)、角度寸法の直列記入を終了しない
場合は、ステップS7に戻って、ステップS7およびS
8の処理を繰り返し、逐次、必要に応じて寸法補助線の
重複防止処理を行いつつ直列記入形式での角度寸法の追
加寸法線の書き込みが行われる。ステップS9で、角度
寸法の連続記入を終了すると判定された場合は、システ
ムは次の処理へ移行する。
れると、角度寸法の連続記入を終了するか否かが判定さ
れ(ステップS9)、角度寸法の直列記入を終了しない
場合は、ステップS7に戻って、ステップS7およびS
8の処理を繰り返し、逐次、必要に応じて寸法補助線の
重複防止処理を行いつつ直列記入形式での角度寸法の追
加寸法線の書き込みが行われる。ステップS9で、角度
寸法の連続記入を終了すると判定された場合は、システ
ムは次の処理へ移行する。
【0027】ここで、このシステムにおける具体的な操
作の一例を詳細に説明する。まず、図3に示すようなC
ADシステムの編集画面上のメニューで、「注釈」−
「実行」(注釈は、寸法線等の作図以外の注釈等の記入
を意味する)を選択すると、図4のようなメニューが表
示され、このメニューで「寸法」−「要素」(寸法を要
素とすることを意味する)を選択すると、さらに図5の
ようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上の
例えば最下行のプロンプトラインに「寸法線の種類を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、記入し
ようとする寸法線の種類の指示がオペレータに要求され
る。これらのメニューの選択およびその変更は、ディス
プレイ3の編集画面を見ながらオペレータが入力装置2
のカーソル移動キーまたはマウスを操作して、メニュー
上のカーソルバーを移動させることにより行われる。
作の一例を詳細に説明する。まず、図3に示すようなC
ADシステムの編集画面上のメニューで、「注釈」−
「実行」(注釈は、寸法線等の作図以外の注釈等の記入
を意味する)を選択すると、図4のようなメニューが表
示され、このメニューで「寸法」−「要素」(寸法を要
素とすることを意味する)を選択すると、さらに図5の
ようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上の
例えば最下行のプロンプトラインに「寸法線の種類を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、記入し
ようとする寸法線の種類の指示がオペレータに要求され
る。これらのメニューの選択およびその変更は、ディス
プレイ3の編集画面を見ながらオペレータが入力装置2
のカーソル移動キーまたはマウスを操作して、メニュー
上のカーソルバーを移動させることにより行われる。
【0028】まず、並列記入の場合は、図5のメニュー
で、寸法線の並列記入/直列記入を指示するためのトグ
ルスイッチである「デイタム(並列を意味する)」トグ
ルがオン(「デイタム」という表示の前に「■」が表示
される)となっていることを確認し、もしも「デイタ
ム」という表示の前の「■」が「□」となっていて、
「デイタム」トグルがオフとなっていた場合は、「デイ
タム」トグルをオンとして、「デイタム」という表示の
前に「■」が表示されるようにする。このトグルスイッ
チは、オペレータがマウス等を操作してカーソルで所要
のトグルスイッチを指示した状態でマウスのクリックボ
タンを操作することにより、オン/オフを交互に繰り返
す。
で、寸法線の並列記入/直列記入を指示するためのトグ
ルスイッチである「デイタム(並列を意味する)」トグ
ルがオン(「デイタム」という表示の前に「■」が表示
される)となっていることを確認し、もしも「デイタ
ム」という表示の前の「■」が「□」となっていて、
「デイタム」トグルがオフとなっていた場合は、「デイ
タム」トグルをオンとして、「デイタム」という表示の
前に「■」が表示されるようにする。このトグルスイッ
チは、オペレータがマウス等を操作してカーソルで所要
のトグルスイッチを指示した状態でマウスのクリックボ
タンを操作することにより、オン/オフを交互に繰り返
す。
【0029】また、2直線指示を指定する場合は、図5
のメニューで、角度寸法の2直線指示を指定するための
トグルスイッチである「2直線」トグルがオン(「2直
線」という表示の前に「■」が表示される)となってい
ることを確認し、もしも「2直線」という表示の前の
「■」が「□」となっていて、「2直線」トグルがオフ
となっていた場合は、「2直線」トグルをオンとして、
「2直線」という表示の前に「■」が表示されるように
する。
のメニューで、角度寸法の2直線指示を指定するための
トグルスイッチである「2直線」トグルがオン(「2直
線」という表示の前に「■」が表示される)となってい
ることを確認し、もしも「2直線」という表示の前の
「■」が「□」となっていて、「2直線」トグルがオフ
となっていた場合は、「2直線」トグルをオンとして、
「2直線」という表示の前に「■」が表示されるように
する。
【0030】さらに図5のメニューで、「デイタム」ト
グルおよび「2直線」トグルをオンとした状態で、角度
寸法を記入するため、「角度」−「実行」(角度寸法の
実行を意味する)を選択すると、2直線指示による角度
寸法作成モードとなり、図6のような画面が表示され
る。この状態では、図6に示すように、前記プロンプト
ラインに「最初の要素を指示して下さい」なる表示がな
されることにより、オペレータに角度寸法の計測の対象
となる第1の直線要素の指示が要求される。マウス等を
操作して第1の直線要素を指示すると、次は図7に示す
ような状態となる。
グルおよび「2直線」トグルをオンとした状態で、角度
寸法を記入するため、「角度」−「実行」(角度寸法の
実行を意味する)を選択すると、2直線指示による角度
寸法作成モードとなり、図6のような画面が表示され
る。この状態では、図6に示すように、前記プロンプト
ラインに「最初の要素を指示して下さい」なる表示がな
されることにより、オペレータに角度寸法の計測の対象
となる第1の直線要素の指示が要求される。マウス等を
操作して第1の直線要素を指示すると、次は図7に示す
ような状態となる。
【0031】この状態では、図7に示すように、前記プ
ロンプトラインに「2番目の要素を指示して下さい」な
る表示がなされることにより、オペレータに計測対象と
なる第2の直線要素の指示が要求される。マウス等を操
作して第2の直線要素を指示すると、図8に示すような
メニューが表示される。この図8のメニューでは、通常
の場合、表示された時点で既に「自動認識」−「実行」
が優先的に選択された状態になっている。この状態で
は、図8に示すように、画面上のプロンプトラインに
「寸法線の位置を指示して下さい」なる表示がなされる
ことにより、オペレータに寸法線を配置すべき図面上の
位置の指示が要求される。
ロンプトラインに「2番目の要素を指示して下さい」な
る表示がなされることにより、オペレータに計測対象と
なる第2の直線要素の指示が要求される。マウス等を操
作して第2の直線要素を指示すると、図8に示すような
メニューが表示される。この図8のメニューでは、通常
の場合、表示された時点で既に「自動認識」−「実行」
が優先的に選択された状態になっている。この状態で
は、図8に示すように、画面上のプロンプトラインに
「寸法線の位置を指示して下さい」なる表示がなされる
ことにより、オペレータに寸法線を配置すべき図面上の
位置の指示が要求される。
【0032】マウス等を操作して寸法線位置を指示する
と、次は、図9に示すように、図面上に第1および第2
の直線要素についての角度寸法が書き込まれるととも
に、前記プロンプトラインに「計測する次の点を指示し
て下さい」なる表示がなされることにより、オペレータ
に追加の測定点の指示が要求される。ここでは、既に中
心点が求められているので、例えば直線要素を追加して
計測する場合でも、その直線要素に含まれるように追加
の測定点を指示すればよく、さらに単独の測定点を指示
して計測することも可能である。
と、次は、図9に示すように、図面上に第1および第2
の直線要素についての角度寸法が書き込まれるととも
に、前記プロンプトラインに「計測する次の点を指示し
て下さい」なる表示がなされることにより、オペレータ
に追加の測定点の指示が要求される。ここでは、既に中
心点が求められているので、例えば直線要素を追加して
計測する場合でも、その直線要素に含まれるように追加
の測定点を指示すればよく、さらに単独の測定点を指示
して計測することも可能である。
【0033】マウス等を操作して追加の測定点を指示す
ると、次は図10に示すように、図面上に追加の測定点
に対する追加の角度寸法が直前に書き込まれた角度寸法
に対して並列形式で書き込まれ、さらに前記プロンプト
ラインに「計測する次の点を指示して下さい」なる表示
がなされることにより、オペレータにさらに追加の測定
点の指示が要求される。ここでさらに、マウス等を操作
して追加の測定点を指示すると、図面上にさらに追加の
角度寸法が書き込まれることとなるが、角度寸法の並列
記入を終了する場合は、この状態で、図10のように
「自動認識」−「中止」を選択すればよい。
ると、次は図10に示すように、図面上に追加の測定点
に対する追加の角度寸法が直前に書き込まれた角度寸法
に対して並列形式で書き込まれ、さらに前記プロンプト
ラインに「計測する次の点を指示して下さい」なる表示
がなされることにより、オペレータにさらに追加の測定
点の指示が要求される。ここでさらに、マウス等を操作
して追加の測定点を指示すると、図面上にさらに追加の
角度寸法が書き込まれることとなるが、角度寸法の並列
記入を終了する場合は、この状態で、図10のように
「自動認識」−「中止」を選択すればよい。
【0034】上述の図10において、追加の角度寸法が
書き込まれる際に、従前の寸法線の位置に対して予め初
期値として設定した所定の増分(寸法文字と寸法線とが
重ならないような適宜なる値に設定される)が半径方向
に加算された箇所に次の寸法線が書き込まれる。また、
図示してはいないが、もしも計測対象の直線要素および
測定点が指示した寸法線位置まで延びていない場合は、
自動的に寸法補助線が付加される。このように寸法補助
線が用いられる場合は、共通する直線要素に対する重複
する寸法補助線については、最も外側の寸法線に対応す
る、すなわち通常最も後に発生した寸法補助線を有効と
し、先に発生した寸法補助線と書き換えることにより、
寸法補助線のデータの重複を生じることなく、並列記入
形式での角度寸法が作成される。
書き込まれる際に、従前の寸法線の位置に対して予め初
期値として設定した所定の増分(寸法文字と寸法線とが
重ならないような適宜なる値に設定される)が半径方向
に加算された箇所に次の寸法線が書き込まれる。また、
図示してはいないが、もしも計測対象の直線要素および
測定点が指示した寸法線位置まで延びていない場合は、
自動的に寸法補助線が付加される。このように寸法補助
線が用いられる場合は、共通する直線要素に対する重複
する寸法補助線については、最も外側の寸法線に対応す
る、すなわち通常最も後に発生した寸法補助線を有効と
し、先に発生した寸法補助線と書き換えることにより、
寸法補助線のデータの重複を生じることなく、並列記入
形式での角度寸法が作成される。
【0035】次に、直列記入の場合は、図5のメニュー
で、寸法線の並列記入/直列記入を指示するためのトグ
ルスイッチである「デイタム(並列を意味する)」トグ
ルがオフ(「デイタム」という表示の前に「□」が表示
される)となっていることを確認し、もしも「デイタ
ム」という表示の前の「□」が「■」となっていて、
「デイタム」トグルがオンとなっていた場合は、「デイ
タム」トグルをオフとして、「デイタム」という表示の
前に「□」が表示されるようにする。このように、「デ
イタム」トグルをオフとした状態で、「2直線」トグル
はオンとしたまま、「角度」−「実行」を選択すると、
2直線指示の角度寸法作成モードとなり、やはり図6の
ようなメニューが表示される。
で、寸法線の並列記入/直列記入を指示するためのトグ
ルスイッチである「デイタム(並列を意味する)」トグ
ルがオフ(「デイタム」という表示の前に「□」が表示
される)となっていることを確認し、もしも「デイタ
ム」という表示の前の「□」が「■」となっていて、
「デイタム」トグルがオンとなっていた場合は、「デイ
タム」トグルをオフとして、「デイタム」という表示の
前に「□」が表示されるようにする。このように、「デ
イタム」トグルをオフとした状態で、「2直線」トグル
はオンとしたまま、「角度」−「実行」を選択すると、
2直線指示の角度寸法作成モードとなり、やはり図6の
ようなメニューが表示される。
【0036】以後、直列記入形式の場合も、上述した並
列記入形式の場合とほぼ同様な操作を繰り返す。そし
て、直列記入の場合は、追加の角度寸法が書き込まれる
際に、従前の角度寸法の延長上に次の角度寸法が書き込
まれ、図11のような角度寸法の直列記入が行われる。
図示してはいないが、もしも、寸法補助線が用いられる
場合には、中間の直線要素および測定点についての重複
する寸法補助線については、先に発生した寸法補助線を
有効とし、後から発生した寸法補助線は無視(表示およ
び描画の対象としない)することにより、中間の寸法補
助線データの重複を生じることなく、角度寸法の直列記
入が行われる。
列記入形式の場合とほぼ同様な操作を繰り返す。そし
て、直列記入の場合は、追加の角度寸法が書き込まれる
際に、従前の角度寸法の延長上に次の角度寸法が書き込
まれ、図11のような角度寸法の直列記入が行われる。
図示してはいないが、もしも、寸法補助線が用いられる
場合には、中間の直線要素および測定点についての重複
する寸法補助線については、先に発生した寸法補助線を
有効とし、後から発生した寸法補助線は無視(表示およ
び描画の対象としない)することにより、中間の寸法補
助線データの重複を生じることなく、角度寸法の直列記
入が行われる。
【0037】このようにして、直線要素(および追加の
測定点)の指示を繰り返すことにより、簡単な操作で角
度寸法を作成することができ、中心点を共通とする多数
の測定値に対しても直列形式または並列形式での角度寸
法が、逐次入力される。なお、上述においては、指示さ
れた寸法線の位置を挟む2直線間の角度寸法を書き込む
ようにしたが、2直線の交点には2対の異なる角度が存
在するため、これらのどちらの角度を計測するかを、任
意に指示するようにしてもよい。
測定点)の指示を繰り返すことにより、簡単な操作で角
度寸法を作成することができ、中心点を共通とする多数
の測定値に対しても直列形式または並列形式での角度寸
法が、逐次入力される。なお、上述においては、指示さ
れた寸法線の位置を挟む2直線間の角度寸法を書き込む
ようにしたが、2直線の交点には2対の異なる角度が存
在するため、これらのどちらの角度を計測するかを、任
意に指示するようにしてもよい。
【0038】また、上述においては、並列記入形式にお
ける寸法位置の増分を予め初期設定により設定される固
定値として説明したが、増分の値を寸法作成時にオペレ
ータが入力するようにしてもよい。この場合、増分の値
の入力は最初の追加の測定点の指示の直前または直後に
行うようにすることが望ましい。
ける寸法位置の増分を予め初期設定により設定される固
定値として説明したが、増分の値を寸法作成時にオペレ
ータが入力するようにしてもよい。この場合、増分の値
の入力は最初の追加の測定点の指示の直前または直後に
行うようにすることが望ましい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、図
面データ上に角度寸法を記入する際に、2直線の交角の
角度寸法の記入を選択させ、寸法の計測対象となる第1
および第2の直線を指示させ、寸法を記入すべき図面上
の寸法線の位置を指示させて、表示および記憶されてい
る図面データ上に、前記第1および第2の直線の交点を
中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1の直線
と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータを書き
込むようにして、図面上の2直線間の角度寸法を記入す
る場合のオペレータの操作を簡易化して、オペレータの
負担を軽減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ること
ができる角度寸法作成方法および装置を提供することが
できる。
面データ上に角度寸法を記入する際に、2直線の交角の
角度寸法の記入を選択させ、寸法の計測対象となる第1
および第2の直線を指示させ、寸法を記入すべき図面上
の寸法線の位置を指示させて、表示および記憶されてい
る図面データ上に、前記第1および第2の直線の交点を
中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1の直線
と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータを書き
込むようにして、図面上の2直線間の角度寸法を記入す
る場合のオペレータの操作を簡易化して、オペレータの
負担を軽減し且つ適切な描画出力結果を容易に得ること
ができる角度寸法作成方法および装置を提供することが
できる。
【図1】 本発明の一実施例に係る角度寸法作成装置が
組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示すブロ
ック図である。
組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図3】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図4】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図5】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図6】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図7】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図8】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図9】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図10】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図11】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
1…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプレイ、
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…コマンド入力部、13…要素指示部、14…寸法位置
指示部、15…メモリ、16…書込み/書換制御部。
4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御部、12
…コマンド入力部、13…要素指示部、14…寸法位置
指示部、15…メモリ、16…書込み/書換制御部。
Claims (6)
- 【請求項1】 図面データ上に角度寸法を記入するにあ
たり、 2直線の交角の角度寸法の記入を選択させる選択ステッ
プと、 寸法の計測対象となる第1の直線を指示させる第1直線
指示ステップと、 寸法の計測対象となる第2の直線を指示させる第2直線
指示ステップと、 寸法を記入すべき図面上の寸法線の位置を指示させる寸
法位置指示ステップと、 表示および記憶されている図面データ上に、前記第1、
第2直線指示ステップおよび寸法位置指示ステップの指
示に基づいて、指示された第1および第2の直線の交点
を中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1の直
線と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータを書
き込む書込みステップとを有することを特徴とする角度
寸法作成方法。 - 【請求項2】 書込みステップは、表示および記憶され
ている図面データ上に、第1、第2直線指示ステップお
よび寸法位置指示ステップの指示に基づいて、指示され
た第1および第2の直線の交点を中心とし、指示された
寸法線の位置に、この寸法線の位置を挟んで前記第1の
直線と前記第2の直線とのなす角の角度寸法のデータを
書き込むステップであることを特徴とする請求項1に記
載の角度寸法作成方法。 - 【請求項3】 図面上の2直線間の角度を計測すべき対
象角度の位置を指示させる計測位置指示ステップをさら
に含み、且つ書込みステップは、表示および記憶されて
いる図面データ上に、第1、第2直線指示ステップ、寸
法位置指示ステップおよび計測位置指示ステップの指示
に基づいて、指示された第1および第2の直線の交点を
中心とし、指示された寸法線の位置に、前記第1の直線
と前記第2の直線とのなす指示された対象角度の角度寸
法のデータを書き込むステップであることを特徴とする
請求項1に記載の角度寸法作成方法。 - 【請求項4】 図面データ上に角度寸法を記入する角度
寸法作成装置において、 2直線の交角の角度寸法の記入コマンドを含むコマンド
を入力するためのコマンド入力手段と、 寸法の計測対象となる第1および第2の直線を指示する
ための直線指示手段と、 寸法を記入すべき図面上の寸法線の位置を指示するため
の寸法位置指示手段と、 表示および記憶されている図面データ上に、前記直線指
示手段および寸法位置指示手段の指示に基づいて、指示
された第1および第2の直線の交点を中心とし、指示さ
れた寸法線の位置に、前記第1の直線と前記第2の直線
とのなす角の角度寸法のデータを書き込むための書込み
手段とを具備することを特徴とする角度寸法作成装置。 - 【請求項5】 書込み手段は、表示および記憶されてい
る図面データ上に、直線指示手段および寸法位置指示手
段の指示に基づいて、指示された第1および第2の直線
の交点を中心とし、指示された寸法線の位置に、この寸
法線の位置を挟んで前記第1の直線と前記第2の直線と
のなす角の角度寸法のデータを書き込む手段であること
を特徴とする請求項4に記載の角度寸法作成装置。 - 【請求項6】 図面上の2直線間の角度を計測すべき対
象角度の位置を指示させる計測位置指示手段をさらに具
備し、且つ書込み手段は、表示および記憶されている図
面データ上に、第1、第2直線指示ステップ、寸法位置
指示ステップおよび計測位置指示ステップの指示に基づ
いて、指示された第1および第2の直線の交点を中心と
し、指示された寸法線の位置に、前記第1の直線と前記
第2の直線とのなす指示された対象角度の角度寸法のデ
ータを書き込む手段であることを特徴とする請求項4に
記載の角度寸法作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356939A JPH05174085A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 角度寸法作成方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356939A JPH05174085A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 角度寸法作成方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174085A true JPH05174085A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18451539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3356939A Pending JPH05174085A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 角度寸法作成方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174085A (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3356939A patent/JPH05174085A/ja active Pending
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