JPH05165902A - 累進寸法作成方法および装置 - Google Patents

累進寸法作成方法および装置

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JPH05165902A
JPH05165902A JP3353307A JP35330791A JPH05165902A JP H05165902 A JPH05165902 A JP H05165902A JP 3353307 A JP3353307 A JP 3353307A JP 35330791 A JP35330791 A JP 35330791A JP H05165902 A JPH05165902 A JP H05165902A
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progressive
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JP3353307A
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Cho Oga
超 大賀
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作で容易にしかも適切な形態で寸法値
位置が干渉しないようにシフトされた累進寸法を書き込
むことができ、操作の負担を軽減する。 【構成】原点指示部13は計測の原点をオペレータによ
り指示させる。寸法値位置指示部14は累進寸法を記入
する際の寸法値の位置を指示させる。測定点指示部15
は測定点をオペレータにより指示させる。重なり判定部
16は累進寸法を仮想的に仮配置し、累進寸法の寸法値
が重なり合うなどして互いに干渉するか否かを判定す
る。シフト量算定部17は干渉すると判定された場合
に、必要な寸法値のシフト量を算定する。書込み制御部
19はディスプレイ3に表示され且つメモリ18に記憶
されている図面データ上に累進寸法データを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(computer-aid
ed design)システムに係り、特にCADシステムによ
り作成される図面データ中に累進寸法を適切に書き込む
ための累進寸法作成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CADシステムを使用している際に、C
ADシステムにより作成される図面データ中に同一の原
点に対する複数の寸法、すなわち原点に対して寸法値が
累進的に逐次増加する累進寸法を書き込みたいことも少
なくない。従来のCADシステムにおいて累進寸法を自
動的に作成する場合には、単に、累進寸法を作成すべき
原点を入力し、さらに測定点および寸法値位置を繰り返
し入力し、各測定点についての累進寸法を逐次作成する
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCADシステムにおいては、累進寸法は、累進寸法を
作成すべき原点を入力し、さらに測定点および寸法値位
置を繰り返し入力して、各測定点についての累進寸法を
逐次作成するようにしていたため、寸法値位置を測定点
毎に指示入力しなければならなかった。このため、寸法
値同士が接近し過ぎて干渉することを避けるために累進
寸法線を折曲して寸法値位置をシフトする操作も、寸法
値位置の指示によってオペレータが寸法値毎に個別に行
わなければならず、操作が煩雑であった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、簡単な操作で容易にしかも適切な形態で寸法
値位置が干渉しないようにシフトされた累進寸法を書き
込むことができ、オペレータの操作の負担を著しく軽減
し得る累進寸法作成方法および装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の累進
寸法作成方法は、図面データ上に累進寸法を記入するに
あたり、累進寸法の記入を選択させる累進寸法選択ステ
ップと、図面上における累進寸法を記入すべき測定対象
の累進寸法の原点を指示させる原点指示ステップと、図
面上における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指示
させる寸法値位置指示ステップと、図面上における累進
寸法の測定対象の複数の測定点を指示させる測定点指示
ステップと、前記原点指示ステップ、寸法値位置指示ス
テップおよび測定点指示ステップで指示された原点、寸
法値位置および測定点に基づいて、累進寸法記入時に累
進寸法の寸法数字が重なる箇所があるか否かを判定する
重なり判定ステップと、前記重なり判定ステップで累進
寸法の寸法数字が重なると判定された場合に累進寸法の
寸法数字が重ならないように累進寸法線を折曲してシフ
トするためのシフト量を求めるシフト量算定ステップ
と、表示および記憶されている図面データ上に、前記原
点指示ステップ、寸法値位置指示ステップ、測定点指示
ステップおよびシフト量算定ステップで得られた原点、
寸法値位置、測定点およびシフト量に従って累進寸法を
書き込む書込みステップとを有することを特徴としてい
る。
【0006】本発明に係る第2の累進寸法作成方法は、
図面データ上に累進寸法を記入するにあたり、累進寸法
の記入を選択させる累進寸法選択ステップと、図面上に
おける累進寸法を記入すべき測定対象の累進寸法の原点
を指示させる原点指示ステップと、図面上における累進
寸法の寸法値を記入すべき位置を指示させる寸法値位置
指示ステップと、図面上における累進寸法の測定対象の
測定点を所要回数繰り返し指示させる測定点指示ステッ
プと、前記原点指示ステップ、寸法値位置指示ステップ
および測定点指示ステップで指示された原点、寸法値位
置および測定点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸法
の寸法数字が重なる箇所があるか否かを前記測定点の指
示毎に逐次判定する重なり判定ステップと、前記重なり
判定ステップで累進寸法の寸法数字が重なると判定され
た場合に累進寸法の寸法数字が重ならないように累進寸
法線を折曲してシフトするためのシフト量を求めるシフ
ト量算定ステップと、表示および記憶されている図面デ
ータ上に、前記原点指示ステップ、寸法値位置指示ステ
ップ、測定点指示ステップおよびシフト量算定ステップ
で得られた原点、寸法値位置、測定点およびシフト量に
従って、累進寸法を前記測定点の指示毎に逐次書き込む
書込みステップとを有することを特徴としている。
【0007】本発明に係る第1の累進寸法作成装置は、
図面データ上に累進寸法を記入する累進寸法作成装置に
おいて、累進寸法の記入コマンドを含むコマンドを入力
するためのコマンド入力手段と、図面上における累進寸
法を記入すべき測定対象の累進寸法の原点を指示するた
めの原点指示手段と、図面上における累進寸法の寸法値
を記入すべき位置を指示するための寸法値位置指示手段
と、図面上における累進寸法の測定対象の複数の測定点
を指示するための測定点指示手段と、前記原点指示手
段、寸法値位置指示手段および測定点指示手段で指示さ
れた原点、寸法値位置および測定点に基づいて、累進寸
法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる箇所があるか否
かを判定する重なり判定手段と、前記重なり判定手段で
累進寸法の寸法数字が重なると判定された場合に累進寸
法の寸法数字が重ならないように累進寸法線を折曲して
シフトするためのシフト量を求めるためのシフト量算定
手段と、表示および記憶されている図面データ上に、前
記原点指示手段、寸法値位置指示手段、測定点指示手段
およびシフト量算定手段で得られた原点、寸法値位置、
測定点およびシフト量に従って累進寸法を書き込むため
の書込み手段とを具備することを特徴としている。
【0008】本発明に係る第2の累進寸法作成装置は、
図面データ上に累進寸法を記入する累進寸法作成装置に
おいて、累進寸法の記入コマンドを含むコマンドを入力
するためのコマンド入力手段と、図面上における累進寸
法を記入すべき測定対象の累進寸法の原点を指示するた
めの原点指示手段と、図面上における累進寸法の測定対
象の測定点を指示するための測定点指示手段と、図面上
における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指示する
ための寸法値位置指示手段と、前記測定点指示手段によ
る測定点の指示毎に、前記原点指示手段、測定点指示手
段および寸法値位置指示手段で指示された原点、寸法値
位置および測定点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸
法の寸法数字が重なる箇所があるか否かを逐次判定する
ための重なり判定手段と、前記重なり判定手段で累進寸
法の寸法数字が重なると判定された場合に累進寸法の寸
法数字が重ならないように累進寸法線を折曲してシフト
するためのシフト量を求めるシフト量算定手段と、表示
および記憶されている図面データ上に、前記測定点指示
手段による測定点の指示毎に、前記原点指示手段、測定
点指示手段、寸法値位置指示手段およびシフト量算定手
段で得られた原点、寸法線位置、寸法値位置、測定点お
よびシフト量に従って累進寸法を逐次書き込む書込み手
段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の累進寸法作成方法および装置において
は、図面データ上に累進寸法を記入する際に、累進寸法
の記入を選択させ、図面上における累進寸法を記入すべ
き測定対象の累進寸法の原点を指示させ、図面上におけ
る累進寸法の寸法値を記入すべき寸法値位置を指示さ
せ、累進寸法の測定対象の複数の測定点を指示させ、前
記指示された原点、寸法値位置および測定点に基づい
て、累進寸法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる箇所
があるか否かを判定して、累進寸法の寸法数字が重なる
と判定された場合には累進寸法の寸法数字が重ならない
ように累進寸法線を折曲してシフトさせて、表示および
記憶されている図面データ上に、前記原点、寸法値位
置、測定点およびシフト量に従って累進寸法を書き込む
ようにすることにより、簡単な操作で容易にしかも適切
な形態で寸法値位置が干渉しないようにシフトされた累
進寸法を書き込むことができ、オペレータの操作の負担
を著しく軽減することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る累進寸法
作成装置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成
を示している。本実施例のCADシステムでは、図面デ
ータ上に累進寸法を記入するにあたり、寸法を計測する
原点、図面上の寸法値の位置および複数の測定点を指示
して、表示および記憶されている図面データ上に、前記
指示に基づいて、前記複数の測定点についての累進寸法
のデータを一括して書き込むことができる。
【0011】図1に示すCADシステムは、CAD処理
部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置4および
記憶装置5を備えている。CAD処理部1は、CPU
(中央処理装置)(図示していない)を含み、累進寸法
作成処理を含むCAD処理を実行する。入力装置2は、
キーボード等の操作入力装置、マウス等のポインティン
グデバイスを含み、オペレータによる操作入力情報およ
びCAD処理に必要なその他の外部情報をCAD処理部
1に入力する。ディスプレイ3は、CAD処理部1によ
る処理画像情報、入力装置2による入力に関連した情報
等の必要な情報を表示する。出力装置4は、プロッタま
たはプリンタ等を含み、CAD処理部1による処理画像
情報をハードコピーとして出力する。記憶装置5は、例
えばハードディスク装置のようなディスク装置等からな
り、CAD処理部1と関連して動作して、処理前、処理
後および処理中の画像情報等のデータを必要に応じて格
納する。
【0012】CAD処理部1は、この場合、通常のCA
D処理を実行するための構成に加えて、本発明実施例に
係る累進寸法作成処理を実行するための表示制御部1
1、コマンド入力部12、原点指示部13、寸法値位置
指示部14、測定点指示部15、重なり判定部16、シ
フト量算定部17、メモリ18および書込み制御部19
を含んでいる。
【0013】表示制御部11は、ディスプレイ3による
表示を制御する。この表示制御部11の制御により、デ
ィスプレイ3の画面上に図面データ等が表示される。コ
マンド入力部12は、例えばディスプレイ3の画面との
対話的操作で累進寸法の記入コマンドを含むコマンドを
オペレータにより入力させるための処理を行う。このコ
マンド入力部12は、累進寸法のタイプ等をディスプレ
イ3の画面との対話的操作でオペレータにより選択指定
するための処理も行う。このため、コマンド入力部12
は必要に応じて表示制御部11を制御する。
【0014】原点指示部13は、少なくとも前記累進寸
法の記入コマンドがコマンド入力部12により入力され
たときに機能して、例えばディスプレイ3の画面との対
話的操作により図面上で累進寸法の計測の原点をオペレ
ータにより指示させるための処理を行う。このため、原
点指示部13も必要に応じて表示制御部11を制御す
る。寸法値位置指示部14は、少なくとも前記累進寸法
の記入コマンドがコマンド入力部12により入力された
ときに機能して、例えばディスプレイ3の画面との対話
的操作により図面上で累進寸法を記入する際の寸法値の
位置をオペレータにより指示させるための処理を行う。
このため、寸法値位置指示部14も必要に応じて表示制
御部11を制御する。
【0015】測定点指示部15は、少なくとも前記累進
寸法の記入コマンドがコマンド入力部12により入力さ
れたときに機能して、例えばディスプレイ3の画面との
対話的操作により図面上で累進寸法を記入する際の測定
点をオペレータにより指示させるための処理を行う。こ
のため、測定点指示部15も必要に応じて表示制御部1
1を制御する。重なり判定部16は、前記原点指示部1
3、寸法値位置指示部14および測定点指示部15によ
り入力された累進寸法の計測原点、寸法値位置および複
数個の測定点に基づいて、図面上に累進寸法を仮想的に
仮配置し、累進寸法の寸法値が重なり合うなどして互い
に干渉するか否かを判定する。
【0016】シフト量算定部17は、前記重なり判定部
16により前記原点指示部13、寸法値位置指示部14
および測定点指示部15により入力された累進寸法の計
測原点、寸法値位置および複数個の測定点に基づいて、
図面上に累進寸法を配置すると、累進寸法の寸法値が重
なり合うなどして互いに干渉すると判定された場合に機
能し、累進寸法の寸法値が互いに干渉しないようにする
ために必要な寸法値のシフト量を算定する処理を行う。
寸法値のシフトとは、寸法線を折曲して寸法値位置をず
らすことをいう。このシフト量は、その都度算定せず
に、予め適宜なる値を固定的に設定しておいて、それを
用いるようにしてもよい。
【0017】メモリ18は、表示制御部11により表示
されるべきCAD図面データを含む情報を記憶する。こ
のメモリ18の記憶内容は必要に応じて記憶装置5に転
送される。このメモリ18は、CAD処理部1における
通常のCAD処理において使用されるメモリを共用して
もよい。書込み制御部19は、ディスプレイ3に表示さ
れ且つメモリ18に記憶されている図面データ上に、前
記寸法値位置指示部14、測定点指示部15およびシフ
ト量算定部17により得られる寸法値位置、測定点およ
びシフト量に基づいて、前記原点指示部13により指示
された原点を基準とする累進寸法データを書き込む。
【0018】次に、このような構成のCADシステムに
おける特に累進寸法作成に係る動作を、図2に示すフロ
ーチャートを参照して、詳細に説明する。図2に示す処
理はCADシステムにおける通常の作図もしくは編集操
作中にコマンド入力による割り込み処理として起動され
るものとする。まず、CAD処理部1のコマンド入力部
12を介して、オペレータにより累進寸法作成コマンド
および累進寸法の記入方法(累進寸法の一括記入か逐次
記入か、水平方向の累進寸法か、垂直方向の累進寸法か
等)が選択され且つ累進寸法のタイプが指示されると
(ステップS1)、システムは指示された記入方法およ
びタイプの累進寸法モードに設定される(ステップS
2)。この場合、例えばステップS1で垂直方向の累進
寸法の一括記入が指示され、垂直方向の一括記入の累進
寸法モードになる。
【0019】垂直方向の一括記入の累進寸法モードにな
ると、CAD処理部1の原点指示部13により、図面上
における累進寸法の計測の原点のオペレータによる指示
が行われる(ステップS3)。原点指示部13による原
点の指示は、ディスプレイ3の画面を介してオペレータ
による入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面
上のカーソルを用いた指示操作等を行うことにより行わ
れる。次に、寸法値位置指示部14により、図面上にお
ける累進寸法の寸法値を記入すべき位置のオペレータに
よる指示が行われる(ステップS4)。寸法値位置指示
部14による寸法値位置の指示も、原点の場合と同様
に、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによる入
力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上のカー
ソルを用いた指示操作等を行うことにより行われる。
【0020】さらに、測定点指示部15により、図面上
における累進寸法を計測して記入すべき測定点のオペレ
ータによる指示が行われる(ステップS5)。このステ
ップS5において指示される測定点は図面上の既存点の
中から選定される。測定点指示部15による測定点の指
示も、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによる
入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上のカ
ーソルを用いた指示操作等を行うことにより行われる。
【0021】ステップS6で、測定点が指示されると、
重なり判定部16により、原点指示部13、寸法値位置
指示部14および測定点指示部15により入力された累
進寸法の計測原点、寸法値位置および複数個の測定点に
基づいて、図面上に累進寸法が仮想的に仮配置され(ス
テップS6)、さらに累進寸法の寸法値が互いに重なり
合うなどして互いに干渉するか否かが判定される(ステ
ップS7)。
【0022】ステップS7で累進寸法の寸法値が互いに
干渉すると判定された場合には、シフト量算定部17
で、累進寸法の寸法値が互いに干渉しないようにするた
めに必要な寸法値のシフト量が求められ(ステップS
8)、書込み制御部19で、寸法値位置指示部14、測
定点指示部15およびシフト量算定部17により得られ
る寸法値位置、測定点およびシフト量に基づいて、前記
原点指示部13により指示された原点を基準とする累進
寸法データが、ディスプレイ3に表示され且つメモリ1
8に記憶されている図面データ上に書き込まれる(ステ
ップS9)。
【0023】ステップS7で累進寸法の寸法値が互いに
干渉しないと判定された場合には、ステップS9に移行
し、書込み制御部19で、寸法値位置指示部14および
測定点指示部15により得られる寸法値位置および測定
点に基づいて、重なり判定部16により仮配置されたの
と同様の、前記原点指示部13により指示された原点を
基準とする累進寸法データが、ディスプレイ3に表示さ
れ且つメモリ18に記憶されている図面データ上に書き
込まれる。
【0024】ここで、このシステムにおける具体的な操
作の一例を詳細に説明する。まず、図3に示すようなC
ADシステムの編集画面上のメニューで、「注釈」−
「実行」(注釈は、寸法線等の作図以外の注釈等の記入
を意味する)を選択すると、図4のようなメニューが表
示され、このメニューで「寸法」−「要素」(寸法を要
素とすることを意味する)を選択すると、さらに図5の
ようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上の
例えば最下行のプロンプトラインに「寸法線の種類を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、記入し
ようとする寸法線の種類の指示がオペレータに要求され
る。
【0025】この図5のメニューで、「累進」−「垂
直」(垂直方向の累進寸法の実行を意味する)を選択す
ると、図6のようなメニューが表示され、ディスプレイ
3の画面上のプロンプトラインに「累進寸法線のタイプ
を指示して下さい」なる表示がなされることにより、記
入すべき累進寸法のタイプの指示がオペレータに要求さ
れる。
【0026】累進寸法線のタイプには、この場合、例え
ばタイプ1〜タイプ4の4種類があり、図7〜図10に
それぞれ示すように、タイプ1は寸法数値を寸法線の延
長上に配置するインライン配置、タイプ2は寸法数値を
寸法線の上方に配置するアライン配置、タイプ3は片矢
寸法線を記入し且つ寸法数値を寸法線の延長上に配置す
るインライン+片矢配置、およびタイプ4は片矢寸法線
を記入し且つ寸法数値を寸法線の上方に配置するアライ
ン+片矢配置(この場合寸法数値の向きは図示のように
片矢寸法線上に数値が配置されるような向きとする)で
ある。
【0027】この場合図6のメニューでタイプ1が選択
されたものとすると、累進寸法作成モードとなり、図1
1のようなメニューが表示される。このメニューでは、
通常の場合、表示された時点で既に「自動認識」−「実
行」が優先的に選択された状態になっている。これらの
メニューの選択およびその変更は、ディスプレイ3の編
集画面を見ながらオペレータが入力装置2のカーソル移
動キーまたはマウスを操作して、メニュー上のカーソル
バーを移動させることにより行われる。
【0028】この状態では、図11に示すように、前記
プロンプトラインに「原点を指示して下さい」なる表示
がなされることにより、オペレータに累進寸法の計測の
原点の指示が要求される。マウス等を操作して原点を指
示すると、次は図12に示すように、画面上のプロンプ
トラインに「寸法値を表示する位置を指示して下さい」
なる表示がなされ、垂直方向の累進寸法の場合図示のよ
うに垂直方向に延びるカーソルが表示されることによ
り、オペレータに寸法値を配置すべき図面上の位置の指
示が要求される。
【0029】マウス等を操作して寸法値位置を指示する
と、次は、図13に示すようなメニューが表示される。
このメニューは、通常の場合、表示された時点で既に
「シングル」−「指定」が優先的に選択された状態にな
っている。図13のメニューでは、画面上のプロンプト
ラインに「計測する点を指示して下さい」なる表示がな
されることにより、オペレータに累進寸法の測定点の指
示が要求される。このときに、先に入力された寸法値位
置を示す標識等を表示させるようにしてもよい。マウス
等を操作して、カーソル等により測定点を指示する。
【0030】この測定点の指示は、1点ずつ繰り返し
て、図14に示すように、連続して複数回行うことがで
き、測定点の指示を終了する場合は、図15のように
「シングル」−「終了」を選択する。その結果、図15
に示すように、先に指示された寸法値位置および測定点
に基づいて、先に指示された原点に対する累進寸法が先
に設定された記入方法およびタイプに応じた形態で書き
込まれる。
【0031】このように、指示された原点、寸法値位置
および測定点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸法の
寸法数字が重ならないように自動的に累進寸法線を折曲
してシフトさせて、表示および記憶されている図面デー
タ上に、原点、寸法値位置および測定点に従った累進寸
法を書き込むことができる。したがって、簡単な操作で
容易にしかも適切な形態で寸法値位置が干渉しないよう
にシフトされた累進寸法を書き込むことができ、その結
果オペレータの操作の負担を著しく軽減することができ
る。
【0032】なお、上述した第1の実施例では、複数の
測定点を一括して指示し累進寸法を作成する場合につい
て説明したが、複数の測定点を逐次指示して累進寸法を
作成するようにすることもできる。図16は、本発明の
第2の実施例に係る累進寸法作成装置が組み込まれたC
ADシステムの概略的な構成を示している。本実施例の
CADシステムでは、図面データ上に累進寸法を記入す
るにあたり、寸法を計測する原点および図面上の寸法値
の位置を指示し、さらに測定点を逐次繰り返し指示し
て、表示および記憶されている図面データ上に、前記指
示に基づいて、複数の測定点についての累進寸法のデー
タを逐次書き込むことができる。
【0033】図16に示すCADシステムは、CAD処
理部20、ならびに図1の場合と同様の入力装置2、デ
ィスプレイ3、出力装置4および記憶装置5を備えてい
る。CAD処理部20は、CPU(中央処理装置)(図
示していない)を含み、累進寸法作成処理を含むCAD
処理を実行する。CAD処理部20は、この場合、通常
のCAD処理を実行するための構成に加えて、本発明実
施例に係る累進寸法作成処理を実行するための図1と同
様の表示制御部11、コマンド入力部12、原点指示部
13、シフト量算定部17およびメモリ18、ならびに
本実施例に特有の機能を備えた寸法位置指示部21、測
定点指示部22、重なり判定部23および書込み制御部
24を含んでいる。
【0034】寸法位置指示部21は、前記累進寸法の記
入コマンドがコマンド入力部12により入力され、原点
が原点指示部13で指示された状態で機能して、例えば
ディスプレイ3の画面との対話的操作により図面上で累
進寸法を記入する際の寸法線の位置(例えば水平方向の
累進寸法か、垂直方向の累進寸法か)、寸法値を配置す
る位置および寸法値の自動シフトをオンとするかオフと
するかをオペレータにより指示させるための処理を行
う。このため、寸法位置指示部21も必要に応じて表示
制御部11を制御する。
【0035】測定点指示部22は、少なくとも前記累進
寸法の記入コマンドがコマンド入力部12により入力さ
れ、原点が原点指示部13で指示された状態で機能し
て、例えばディスプレイ3の画面との対話的操作により
図面上で累進寸法を記入する際の測定点をオペレータに
より逐次1点ずつ指示させるための処理を行う。このた
め、測定点指示部21も必要に応じて表示制御部11を
制御する。
【0036】重なり判定部24は、前記原点指示部1
3、寸法位置指示部21および測定点指示部22により
それまでに入力された累進寸法の計測原点、寸法線位
置、寸法値位置および測定点に基づいて、図面上に新た
な累進寸法を仮想的に仮配置し、累進寸法の寸法値が重
なり合うなどして互いに干渉するか否かを少なくとも第
2の測定点以後の測定点の入力毎に逐次判定する。
【0037】書込み制御部24は、ディスプレイ3に表
示され且つメモリ18に記憶されている図面データ上
に、寸法位置指示部21、測定点指示部22およびシフ
ト量算定部17により得られる測定点、寸法線位置、寸
法値位置およびシフト量に基づいて、原点指示部13に
より指示された原点を基準とする新たな累進寸法データ
を、測定点指示部22による測定点の入力毎に逐次書き
込む。
【0038】次に、このような構成のCADシステムに
おける特に累進寸法作成に係る動作を、図17に示すフ
ローチャートを参照して、詳細に説明する。図17に示
す処理はCADシステムにおける通常の作図もしくは編
集操作中にコマンド入力による割り込み処理として起動
されるものとする。
【0039】まず、CAD処理部1のコマンド入力部1
2を介して、オペレータにより累進寸法作成コマンドお
よび累進寸法の記入方法(累進寸法の一括記入か逐次記
入か等)が選択され且つ累進寸法のタイプが指示される
と(ステップS11)、システムは指示された記入方法
およびタイプの累進寸法モードに設定される(ステップ
S12)。この場合、例えばステップS11で累進寸法
の逐次記入が指示され、逐次記入の累進寸法モードにな
る。
【0040】逐次記入の累進寸法モードになると、CA
D処理部1の原点指示部13により、図面上における累
進寸法の計測の原点のオペレータによる指示が行われる
(ステップS13)。原点指示部13による原点の指示
は、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによる入
力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上のカー
ソルを用いた指示操作等を行うことにより行われる。
【0041】次に、寸法位置指示部21により、図面上
における累進寸法の寸法位置等のオペレータによる指示
が行われる(ステップS14)。ステップS14での寸
法位置指示部21による寸法位置等の指示の際には、メ
ニューに対しての、水平方向の累進寸法の記入か、垂直
方向の累進寸法の記入かの選択、および自動シフトのオ
ン/オフの指示が行われるとともに、累進寸法の寸法値
が配置される位置の指示も行われる。
【0042】次に、測定点指示部22により、図面上に
おける累進寸法を計測して記入すべき測定点のオペレー
タによる指示が行われる(ステップS15)。このステ
ップS15において指示される測定点は図面上の既存点
の中から選定される。測定点指示部22による測定点の
指示も、ディスプレイ3の画面を介してオペレータによ
る入力が要求され、オペレータがそれに応じて画面上の
カーソルを用いた指示操作等を行うことにより行われ
る。
【0043】ステップS15で測定点が指示されると、
重なり判定部23が機能して、既に与えられている累進
寸法の計測原点、寸法線位置、寸法値位置および測定点
に基づいて、図面上に累進寸法が仮想的に仮配置され
(ステップS16)、さらに累進寸法の寸法値が互いに
重なり合うなどして互いに干渉するか否かが判定される
(ステップS17)。
【0044】ステップS17で累進寸法の寸法値が互い
に干渉すると判定された場合には、シフト量算定部17
で、累進寸法の寸法値が互いに干渉しないようにするた
めに必要な寸法値のシフト量が求められ(ステップS1
8)、書込み制御部24で、既に与えられている寸法線
位置、寸法値位置、測定点およびシフト量に基づいて、
原点を基準とする累進寸法データが、ディスプレイ3に
表示され且つメモリ18に記憶されている図面データ上
に書き込まれる(ステップS19)。
【0045】ステップS17で累進寸法の寸法値が互い
に干渉しないと判定された場合には、直ちにステップS
19に移行し、書込み制御部24で、重なり判定部23
により仮配置されたのと同様の累進寸法データが、ディ
スプレイ3に表示され且つメモリ18に記憶されている
図面データ上に書き込まれる。そして、累進寸法の逐次
記入を終了するか否かが判定され(ステップS20)、
累進寸法の逐次記入を終了する場合は、次の処理へ移行
し、累進寸法の逐次記入を終了しない場合は、ステップ
S15に戻り、ステップS15〜S19の処理を逐次繰
り返す。
【0046】ここで、このシステムにおける具体的な操
作の一例を詳細に説明する。最初は、上述した第1の実
施例の場合とほぼ同様に、図3に示すようなCADシス
テムの編集画面上のメニューで、「注釈」−「実行」
(注釈は、寸法線等の作図以外の注釈等の記入を意味す
る)を選択すると、図4のようなメニューが表示され
る。図4のメニューで「寸法」−「要素」(寸法を要素
とすることを意味する)を選択すると、さらに図18の
ようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面上の
例えば最下行のプロンプトラインに「寸法線の種類を指
示して下さい」なる表示がなされることにより、記入し
ようとする寸法線の種類の指示がオペレータに要求され
る。
【0047】この図18のメニューで、「累進」−「実
行」(累進寸法の実行を意味する)を選択すると、図1
9のようなメニューが表示され、ディスプレイ3の画面
上のプロンプトラインに「累進寸法線のタイプを指示し
て下さい」なる表示がなされることにより、記入すべき
累進寸法のタイプの指示がオペレータに要求される。
【0048】この場合図19のメニューでタイプ1が選
択されたものとすると、累進寸法作成モードとなり、図
11のようなメニューが表示される。このメニューで
は、通常の場合、表示された時点で既に「自動認識」−
「実行」が優先的に選択された状態になっている。これ
らのメニューの選択およびその変更は、ディスプレイ3
の編集画面を見ながらオペレータが入力装置2のカーソ
ル移動キーまたはマウスを操作して、メニュー上のカー
ソルバーを移動させることにより行われる。この状態で
は、図11に示すように、前記プロンプトラインに「原
点を指示して下さい」なる表示がなされることにより、
オペレータに累進寸法の計測の原点の指示が要求され
る。
【0049】マウス等を操作して原点を指示すると、次
は、図20に示すようなメニューが表示され、画面上の
プロンプトラインに「寸法線の位置を指示して下さい」
なる表示がなされることにより、オペレータに図面上に
おける累進寸法を記入すべき位置の指示が要求される。
寸法線位置の指示は、図20のメニューにおいて、「水
平」すなわち水平方向の累進寸法の記入を選択するか、
「垂直」すなわち垂直方向の累進寸法の記入を選択する
か、および「自動シフト」のトグルスイッチに対するオ
ン/オフの指示(その指示の結果、メニュー上ではそれ
ぞれ「■」/「□」として表示される)により行われ
る。このとき同時に図示のように寸法の計測方向に延び
るカーソルを用いて寸法値を配置する位置の指示も行わ
れる。
【0050】図20のメニューで「垂直」および「自動
シフト」オンが指示されると、図21に示すようなメニ
ュー表示となり、前記プロンプトラインに「計測する点
を指示して下さい」なる表示がなされることにより、オ
ペレータに図面上における累進寸法を計測して寸法線を
記入すべき測定点の指示が要求される。
【0051】マウス等を操作して測定点を指示すると、
図22に示すようにそれまでに指示されたデータに基づ
いて累進寸法が書き込まれ、前記プロンプトラインに
「計測する点を指示して下さい」なる表示がなされるこ
とにより、オペレータに図面上の次の測定点の指示が要
求される。この計測点の指示は逐次繰り返す。累進寸法
が書き込まれる際に、寸法値が干渉する場合は図23お
よび図24に示すように自動的にシフトされて寸法値が
書き込まれる。
【0052】このようにして、測定点の指示を繰り返す
ことにより、多数の測定値に対する累進寸法が逐次入力
される。そして、寸法値が干渉する場合には逐次自動的
にシフトされて寸法値が書き込まれる。これら第1およ
び第2の実施例は、同一のシステムにおいて、選択的に
切り換えて、両者の動作を処理し得るようにすることが
望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、図
面データ上に累進寸法を記入する際に、累進寸法の記入
を選択させ、図面上における累進寸法を記入すべき測定
対象の累進寸法の原点を指示させ、図面上における累進
寸法の寸法値を記入すべき寸法値位置を指示させ、累進
寸法の測定対象の複数の測定点を指示させ、前記指示さ
れた原点、寸法値位置および測定点に基づいて、累進寸
法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる箇所があるか否
かを判定して、累進寸法の寸法数字が重なると判定され
た場合には累進寸法の寸法数字が重ならないように累進
寸法線を折曲してシフトさせて、表示および記憶されて
いる図面データ上に、前記原点、寸法値位置、測定点お
よびシフト量に従って累進寸法を書き込むようにして、
簡単な操作で容易にしかも適切な形態で寸法値位置が干
渉しないようにシフトされた累進寸法を書き込むことが
でき、オペレータの操作の負担を著しく軽減し得る累進
寸法作成方法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る累進寸法作成装
置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示す
ブロック図である。
【図2】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図4】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図5】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図6】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図7】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのタイプ1による累進寸法線を模式的に示す図
である。
【図8】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのタイプ2による累進寸法線を模式的に示す図
である。
【図9】 図1のCADシステムの概略的な動作を説明
するためのタイプ3による累進寸法線を模式的に示す図
である。
【図10】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するためのタイプ4による累進寸法線を模式的に示す
図である。
【図11】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図12】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図13】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図14】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図15】 図1のCADシステムの概略的な動作を説
明するための表示画面の様子を模式的に示す図である。
【図16】 本発明の第2の実施例に係る累進寸法作成
装置が組み込まれたCADシステムの概略的な構成を示
すブロック図である。
【図17】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するためのフローチャートである。
【図18】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図19】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図20】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図21】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図22】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図23】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【図24】 図16のCADシステムの概略的な動作を
説明するための表示画面の様子を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1,20…CAD処理部、2…入力装置、3…ディスプ
レイ、4…出力装置、5…記憶装置、11…表示制御
部、12…コマンド入力部、13…原点指示部、14…
寸法値位置指示部、15,22…測定点指示部、16,
23…重なり判定部、17…シフト量算定部、18…メ
モリ、19,24…書込み制御部、21…寸法位置指示
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面データ上に累進寸法を記入するにあ
    たり、 累進寸法の記入を選択させる累進寸法選択ステップと、 図面上における累進寸法を記入すべき測定対象の累進寸
    法の原点を指示させる原点指示ステップと、 図面上における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指
    示させる寸法値位置指示ステップと、 図面上における累進寸法の測定対象の複数の測定点を指
    示させる測定点指示ステップと、 前記原点指示ステップ、寸法値位置指示ステップおよび
    測定点指示ステップで指示された原点、寸法値位置およ
    び測定点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸法の寸法
    数字が重なる箇所があるか否かを判定する重なり判定ス
    テップと、 前記重なり判定ステップで累進寸法の寸法数字が重なる
    と判定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないよ
    うに累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を
    求めるシフト量算定ステップと、 表示および記憶されている図面データ上に、前記原点指
    示ステップ、寸法値位置指示ステップ、測定点指示ステ
    ップおよびシフト量算定ステップで得られた原点、寸法
    値位置、測定点およびシフト量に従って累進寸法を書き
    込む書込みステップとを有することを特徴とする累進寸
    法作成方法。
  2. 【請求項2】 図面データ上に累進寸法を記入するにあ
    たり、 累進寸法の記入を選択させる累進寸法選択ステップと、 図面上における累進寸法を記入すべき測定対象の累進寸
    法の原点を指示させる原点指示ステップと、 図面上における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指
    示させる寸法値位置指示ステップと、 図面上における累進寸法の測定対象の測定点を所要回数
    繰り返し指示させる測定点指示ステップと、 前記原点指示ステップ、寸法値位置指示ステップおよび
    測定点指示ステップで指示された原点、寸法値位置およ
    び測定点に基づいて、累進寸法記入時に累進寸法の寸法
    数字が重なる箇所があるか否かを前記測定点の指示毎に
    逐次判定する重なり判定ステップと、 前記重なり判定ステップで累進寸法の寸法数字が重なる
    と判定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないよ
    うに累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を
    求めるシフト量算定ステップと、 表示および記憶されている図面データ上に、前記原点指
    示ステップ、寸法値位置指示ステップ、測定点指示ステ
    ップおよびシフト量算定ステップで得られた原点、寸法
    値位置、測定点およびシフト量に従って、累進寸法を前
    記測定点の指示毎に逐次書き込む書込みステップとを有
    することを特徴とする累進寸法作成方法。
  3. 【請求項3】 累進寸法線のタイプを選択的に指定する
    タイプ指定ステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項1または2に記載の累進寸法作成方法。
  4. 【請求項4】 図面データ上に累進寸法を記入する累進
    寸法作成装置において、 累進寸法の記入コマンドを含むコマンドを入力するため
    のコマンド入力手段と、 図面上における累進寸法を記入すべき測定対象の累進寸
    法の原点を指示するための原点指示手段と、 図面上における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指
    示するための寸法値位置指示手段と、 図面上における累進寸法の測定対象の複数の測定点を指
    示するための測定点指示手段と、 前記原点指示手段、寸法値位置指示手段および測定点指
    示手段で指示された原点、寸法値位置および測定点に基
    づいて、累進寸法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる
    箇所があるか否かを判定する重なり判定手段と、 前記重なり判定手段で累進寸法の寸法数字が重なると判
    定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないように
    累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を求め
    るためのシフト量算定手段と、 表示および記憶されている図面データ上に、前記原点指
    示手段、寸法値位置指示手段、測定点指示手段およびシ
    フト量算定手段で得られた原点、寸法値位置、測定点お
    よびシフト量に従って累進寸法を書き込むための書込み
    手段とを具備することを特徴とする累進寸法作成装置。
  5. 【請求項5】 図面データ上に累進寸法を記入する累進
    寸法作成装置において、 累進寸法の記入コマンドを含むコマンドを入力するため
    のコマンド入力手段と、 図面上における累進寸法を記入すべき測定対象の累進寸
    法の原点を指示するための原点指示手段と、 図面上における累進寸法の測定対象の測定点を指示する
    ための測定点指示手段と、 図面上における累進寸法の寸法値を記入すべき位置を指
    示するための寸法値位置指示手段と、 前記測定点指示手段による測定点の指示毎に、前記原点
    指示手段、測定点指示手段および寸法値位置指示手段で
    指示された原点、寸法値位置および測定点に基づいて、
    累進寸法記入時に累進寸法の寸法数字が重なる箇所があ
    るか否かを逐次判定するための重なり判定手段と、 前記重なり判定手段で累進寸法の寸法数字が重なると判
    定された場合に累進寸法の寸法数字が重ならないように
    累進寸法線を折曲してシフトするためのシフト量を求め
    るシフト量算定手段と、 表示および記憶されている図面データ上に、前記測定点
    指示手段による測定点の指示毎に、前記原点指示手段、
    測定点指示手段、寸法値位置指示手段およびシフト量算
    定手段で得られた原点、寸法線位置、寸法値位置、測定
    点およびシフト量に従って累進寸法を逐次書き込む書込
    み手段とを具備することを特徴とする累進寸法作成装
    置。
  6. 【請求項6】 累進寸法線のタイプを選択的に指定する
    タイプ指定手段をさらに含むことを特徴とする請求項4
    または5に記載の累進寸法作成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5729750A (en) * 1994-06-11 1998-03-17 Rohm Co. Ltd. Automatic dimensioning in computer aided design
US6864885B2 (en) 2000-03-31 2005-03-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Graphic form correction method and apparatus for CAD system
JP2009181391A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Tekla Corp 寸法決め方法および装置
US8022953B2 (en) 2008-01-30 2011-09-20 Tekla Corporation Dimensions and computer aided modeling

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