JPH05173429A - 画像形成装置における未転写トナーのクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置における未転写トナーのクリーニング方法

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JPH05173429A
JPH05173429A JP3093321A JP9332191A JPH05173429A JP H05173429 A JPH05173429 A JP H05173429A JP 3093321 A JP3093321 A JP 3093321A JP 9332191 A JP9332191 A JP 9332191A JP H05173429 A JPH05173429 A JP H05173429A
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隆 美才治
Koji Hayashi
浩司 林
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浩 田邉
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    • G03G2215/16Transferring device, details
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写ローラ等の転写媒体を備えた画像形成装
置において、良好な画像品質を長期間にわたって保持で
きるようにする。 【構成】 最終転写材である転写紙7に転写されずに残
った未転写トナーを、像担持体である感光体ドラム1及
び転写媒体である転写ローラ5の外周にそれぞれ設けら
れたクリーニング装置8,9のクリーニングブレード8
a,9aによってクリーニングし、その際上記未転写ト
ナーを各クリーニング装置8,9の廃トナー容器8b,
8bの容量や内部の残トナー量等に合わせて感光体ドラ
ム1と転写ローラ5とに選択的に振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は転写ローラ等の転写媒
体を備えたレーザプリンタ,複写機,ファクシミリ装置
等の電子写真方式の画像形成装置における未転写トナー
のクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置におい
ては、像担持体上に形成されたトナー像を転写ローラ等
の転写媒体を用いて直接あるいは間接的に転写紙等の最
終転写材へ転写するようにしたものがある。このような
画像形成装置では、最終転写材に転写されずに残った未
転写トナーを、像担持体及び転写媒体の外周にそれぞれ
設けられたクリーニング装置によってクリーニングする
ようにしている。
【0003】ところで、この種の画像形成装置におい
て、最終転写材に転写されずに残ってしまう未転写トナ
ー像としては、一般的に次のようなものがある。 作像中になんらかの異常で装置が停止することによ
って像担持体上に残されるトナー像。 トナー濃度制御等のプロセスコントロール用に像担
持体上に形成されるトナー像。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写媒
体を備えた画像形成装置においては、像担持体と転写媒
体の両方を常にきれいな状態に保たなければ良好な画像
品質を維持することができないことから、像担持体上の
未転写トナーのみをクリーニングするだけで済む装置に
比べて、どうしても画像品質の点で劣ってしまうという
欠点があった。この発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、転写媒体を備えた画像形成装置において良好
な画像品質を長期間保持できるようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、像担持体上に形成されたトナー像を転写
ローラ等の転写媒体を用いて直接あるいは間接的に転写
紙等の最終転写材へ転写する画像形成装置において、最
終転写材に転写されずに残った未転写トナーを、像担持
体及び転写媒体の外周にそれぞれ設けられたクリーニン
グ装置によってクリーニングし、その際上記未転写トナ
ーを像担持体と転写媒体とに選択的に振り分けるように
した未転写トナーのクリーニング方法を提供する。
【0006】なお、その振り分け方として、上記未転写
トナーを像担持体と転写媒体のうち各クリーニング装置
に備えた廃トナー容器の容量が大きい方へ多く振り分け
るようにするなど、像担持体と転写媒体のいずれか一方
に常に多くなるように振り分けたり、各クリーニング装
置に備えた廃トナー容器内の残トナー量に従って像担持
体と転写媒体とに選択的に振り分けるようにするとよ
い。
【0007】また、上記未転写トナーの振り分け方によ
り転写条件を変更するとよい。例えば、転写条件が転写
バイアス印加電圧あるいは転写電流値であり、上記未転
写トナーを像担持体の方へ多く振り分ける時の転写バイ
アス印加電圧値あるいは転写電流値をA1,転写媒体の
方へ多く振り分ける時の転写バイアス印加電圧値あるい
は転写電流値をA2,両方に略均等に振り分ける時の転
写バイアス印加電圧値あるいは転写電流値をA3とした
とき、A1<A3<A2の関係を満たすようにする。
【0008】さらに、上記未転写トナーを像担持体の方
へ多く振り分ける場合には、該トナーが転写領域を通過
している時に像担持体と転写媒体とを離間させ、上記未
転写トナーを転写媒体の方へ多く振り分ける場合には、
該トナーが転写領域を通過している時に像担持体と転写
媒体とを接触させることが望ましい。
【0009】
【作用】この発明の未転写トナーのクリーニング方法を
用いた画像形成装置においては、各クリーニング装置の
廃トナー容器の容量や内部の残トナー量等に合わせて、
上記未転写トナーを像担持体と転写媒体とに選択的に振
り分けるので、各クリーニング装置のクリーニング性能
が安定化し、それによって良好な画像品質を長期間にわ
たって保持することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に基づ
いて具体的に説明する。図1乃至図3はこの発明を実施
した画像形成装置の異なる例を示す概略構成図であり、
それぞれ対応する部分には同一符号を付している。
【0011】図1は転写媒体として転写ローラを用いた
画像形成装置であり、像担持体である感光体ドラム1の
外周面を帯電器2によって帯電させ、その帯電面を図示
しない露光装置からの光3によって露光して静電潜像を
形成し、その潜像を現像器4によってトナーを付着して
顕像化した後、転写ローラ5をレジストローラ6によっ
て搬送される転写紙(最終転写材)7を介して間接的に
感光体ドラム1に接触させ、転写ローラ5に図示しない
電源から転写バイアス電圧を印加することにより、転写
紙7上に感光体ドラム1の外周面に形成されたトナー像
を転写する。
【0012】また、転写紙に転写されずに残った未転写
トナー(以下単に「未転写トナー」という)を感光体ド
ラム1と転写ローラ5とに選択的に振り分けた後(後述
する)、その感光体ドラム1と転写ローラ5の外周にそ
れぞれ設けられたクリーニング装置8,9内のクリーニ
ングブレード8a,9aによってクリーニングして、そ
の各廃トナー容器8b,9b内に回収し、さらに感光体
ドラム1の外周面に残留した電荷を除電器10によって
除電して、次の画像形成に備える。
【0013】なお、11は光学センサであり、感光体ド
ラム1の外周面に対向して設置されており、例えばその
外周面にトナー濃度制御等のプロセスコントロール用の
トナー像が形成された時に、その濃度を検知してそれに
応じた信号を図示しない制御部に出力する。
【0014】図2は転写媒体として転写搬送ベルトを用
いた画像形成装置であり、前述の画像形成装置と同様な
処理によって感光体ドラム1の外周面にトナー像を形成
すると共に、転写搬送ベルト12上に転写紙7を静電的
に吸着して転写領域まで搬送し、転写搬送ベルト12を
転写紙7を介した状態のまま間接的に感光体ドラム1に
接触させ、転写搬送ベルト12の裏面に転写チャージャ
13からコロナチャージを与えることによって転写紙7
に感光体上のトナー像を転写する。
【0015】また、未転写トナーを感光体ドラム1と転
写搬送ベルト12とに選択的に振り分けた後、その感光
体ドラム1と転写搬送ベルト12の外周にそれぞれ設け
られたクリーニング装置8,14内のクリーニングブレ
ード8a,14aによってクリーニングして、その各廃
トナー容器8b,14b内に回収し、さらに感光体ドラ
ム1の外周面に残留した電荷を除電器10によって除電
して、次の画像形成に備える。
【0016】図3は転写媒体として中間転写ベルトと転
写ローラとを用いた画像形成装置であり、感光体ドラム
1の外周面にトナー像を形成した後、中間転写ベルト1
5にバイアス電圧を印加することにより、その中間転写
ベルト15に直接感光体ドラム1上のトナー像を転写す
る。
【0017】ここで、現像器4がシアン,マゼンタ,イ
エローの各色トナーをそれぞれ収容した3つの現像器か
らなるものと仮定した場合、色分解された各潜像のう
ち、まずシアンで現像すべき潜像を感光体ドラム1上に
形成し、それをシアンのトナーを有する現像器によって
顕像化した後、そのトナー像を中間転写ベルト15上に
転写する。
【0018】次いで、マゼンタで現像すべき潜像を感光
体ドラム1上に形成し、それをマゼンタのトナーを有す
る現像器によって顕像化した後、そのトナー像を中間転
写ベルト15上の先に転写されたシアンのトナー像に重
ねて転写する。
【0019】さらに、イエローで現像すべき潜像を感光
体ドラム1上に形成し、それをイエローのトナーを有す
る現像器によって顕像化した後、そのトナー像を中間転
写ベルト上のシアン,マゼンタの各色トナーによる重ね
像にさらに重ねて転写する。それによって、中間転写ベ
ルト15上にはフルカラーのトナー像が形成されること
になる。
【0020】上記工程が終了すると、転写ローラ16を
転写紙7を介して像担持体となった中間転写ベルト15
に接触させ、その転写ローラ16にバイアス電圧を印加
することによって転写紙7に中間転写ベルト15上のト
ナー像を転写する。
【0021】また、未転写トナーを感光体ドラム1,中
間転写ベルト15,及び転写ローラ16に選択的に振り
分けた後、その感光体ドラム1,中間転写ベルト15,
及び転写ローラ16の外周にそれぞれ設けられたクリー
ニング装置8,17,18内のクリーニングブレード8
a,17a,18aによってクリーニングして、その各
廃トナー容器8b,17b,18b内に回収し、さらに
感光体ドラム1の外周面に残留した電荷を除電器10に
よって除電して、次の画像形成に備える。
【0022】さて、上述のような転写媒体を備えた画像
形成装置における従来の課題に対して、発明者は未転写
トナーをどのような場合にどのように振り分けるかを詳
細に検討した結果、以下の(1)(2)の内容に示す結論を
得た。そこで、その内容について具体的に説明する。
【0023】(1)未転写トナーを像担持体と転写媒体の
いずれか一方に多くなるように振り分ける。 像担持体と転写媒体が異なる材料によって形成されてい
る場合、以下の項目を考慮することで、未転写トナーを
そのいずれか一方に多くなるように振り分けた方がよい
ことが分かった。
【0024】未転写トナーをクリーニングし易い材料
によって形成されている方へ多く振り分ける。 像担持体及び転写媒体は繰り返し使用されるものである
から、常にきれいな状態でなければならない。そのため
には、未転写トナーは確実にクリーニングされなければ
ならない。よって、未転写トナーをクリーニングし易い
材料で形成されている方へ振り分けた方がよい場合があ
る。
【0025】例えば、図1乃至図3に示したような画像
形成装置におけるクリーニング装置においては、高クリ
ーニング性能で且つ低コストになるようにクリーニング
ブレードが一般に用いられているが、クリーニングブレ
ードは摩擦係数の小さい材料の方がクリーニングし易い
ので、その材料によって形成されたクリーニングブレー
ドを有するクレーニング装置の方へ未転写トナーを多く
振り分けた方がよいということをは示している。
【0026】また、転写紙より発生する紙粉もクリーニ
ング性能の劣化原因になるため、転写紙が接触しない方
の面へ未転写トナーを多く振り分けた方がよいというこ
ともは示している。 未転写トナーをトナーがフィルミングしにくい材料で
形成されている方へ多く振り分ける。
【0027】に示したように、像担持体及び転写媒体
は繰り返し使用されるものであるから、常にきれいな状
態でなければならないため、トナーが表面に融着してし
まうフィルミングはない方が望ましい。よって、トナー
がフィルミングしにくい材料で形成されている方へ未転
写トナーを多く振り分けた方がよい場合がある。ここ
で、トナーがフィルミングしにくい材料とは、表面エネ
ルギーの大きい材料等をさす。
【0028】未転写トナーをクリーニング装置の温度
が低い方へ多く振り分ける。 通常の画像形成装置に用いられるトナーは、最終的に熱
により転写紙上に永久像として定着される。よって、定
着以外ではなるべく熱的に遮断されていた方が好まし
い。例えば、クリーニング装置に存在するトナーが多く
熱せられると、装置あるいは搬送経路内で融着してしま
い、搬送不良を起こしてしまうという不具合を生じてし
まう。よって、クリーニング装置の温度も重要な判断基
準のひとつとなる。
【0029】未転写トナーを転写紙の転写面と接触し
ない面へ多く振り分ける。 更なる判断基準として、転写紙の転写面と接触しない面
に未転写トナーを多く振り分ける方法がある。転写紙の
転写面と接触する面にクリーニング不良が発生した場
合、それがその転写面に現れてしまい、転写画像が見苦
しいものになる恐れがあるためである。
【0030】転写紙の転写面と接触しない面とは、例え
ば図1の画像形成装置では転写ローラ,図2の画像形成
装置では転写搬送ベルト,図3の画像形成装置では転写
ローラの各外周面に相当し、いずれも最終転写媒体を意
味する。 未転写トナーを各クリーニング装置に備えた廃トナー
容器の容量が大きい方へ多く振り分ける。
【0031】からは画像品質あるいは装置のダメー
ジを判断基準としたものであるが、装置の構成から判断
しなければならない場合もある。像担持体と転写媒体の
外周にそれぞれ設けられているクリーニング装置は、そ
れぞれ独立した廃トナー容器を備えており、それぞれの
容量が装置のレイアウト上の都合によって異なる場合が
ある。未転写トナーは基本的に余分なトナーであるか
ら、このような場合には廃トナー容器の大きい方へ未転
写トナーを多く振り分けるようにする。
【0032】以上、未転写トナーを像担持体と転写媒体
のいずれか一方に常に多くなるように振り分ける判断基
準を示した。ところで、前述したように未転写トナーは
基本的に余分なトナーであるから、それが発生する頻度
によりその量がかなり多くなる可能性がある。よって、
廃トナー容器に満杯を検知するためのセンサ等の手段を
有している装置は、未転写トナーが多くなるように振り
分けられた方の廃トナー容器が満杯になった場合に装置
の動作を継続させるため、他方の廃トナー容器に未転写
トナーが多く回収されるように、振り分けを変更する機
能を有していた方がよい。
【0033】さらに、満杯までの時間的余裕度を増すた
め、装置のレイアウトに余裕がある限り、未転写トナー
を多く振り分ける方の廃トナー容器の容量を大きくして
おくことが必要である。
【0034】(2)未転写トナーの振り分けとして、略均
等あるいは随時振り分けを選択する。 (1)に示したような不具合を考慮しなくてもよい場合
は、以下のようにすればよい。 未転写トナーが像担持体と転写媒体に略均等に振り分
けられるようにする。 これは、その両者に対してクリーニング負荷及び廃トナ
ー容量負荷が偏らないように配慮するものである。
【0035】それぞれの廃トナー容器の残トナー容量
を監視し、残トナー容量の多い方へ未転写トナーを多く
振り分ける。 それぞれの廃トナー容器に残トナー容量を検知すべく重
量センサ等の検知手段を設け、その検知値に基づいて像
担持体と転写媒体のうち残トナー容量の多い廃トナー容
器の方へ未転写トナーを多く振り分ける。
【0036】次に、未転写トナーを像担持体と転写媒体
とに選択的に振り分けるための方法について説明する。
未転写トナーの振り分けは、基本的に転写工程によって
行なわれる。図4に転写ローラに印加する転写バイアス
電圧値と転写効率との関係を示す。ここで、バイアス電
圧が「0」であってもトナーの転写が行なわれるのは、
像担持体と転写媒体である転写ローラの接触により圧力
転写が行なわれるためである。
【0037】この図から、転写トナー量の調整は印加す
る転写バイアス電圧値により制御可能なことが分かる。
これにより、未転写トナーを像担持体の方へ多く振り分
ける時の転写バイアス印加電圧値をV1,転写ローラの
方へ多く振り分ける時の転写バイアス印加電圧値をV2
としたとき、V1<V2の関係を満たすようにする。
【0038】さらに、像担持体と転写ローラに未転写ト
ナーを略均等に振り分ける時の転写バイアス印加電圧値
をV3としたときには、V1<V3<V2の関係を満た
すようにしなければならないことは容易に理解できる。
以上は、転写ローラに印加する転写バイアス電圧値を転
写条件の一例として示したが、転写ローラの代わりに転
写チャージャを用いた場合の転写電流値に対しても同様
のことが云える。
【0039】すなわち、転写条件が転写電流値であり、
未転写トナーを像担持体の方へ多く振り分ける時の転写
電流値をI1,転写チャージャの方へ多く振り分ける時
の転写電流値をI2,両方に略均等に振り分ける時の転
写電流値をI3としたとき、I1<I3<I2の関係を
満たすようにすればよい。
【0040】ここで、各画像形成装置においては、像担
持体及び転写媒体がその圧力転写により摩擦が生じるた
めに損傷することがあるが、それを最小限にするため
に、一般に像担持体と転写媒体とを接離可能に構成し、
転写工程以外は像担持体と転写媒体とを離間するように
している。
【0041】このような画像形成装置においては、未転
写トナーを像担持体の方へ多く振り分ける場合には、圧
力転写による未転写トナーの振り分けを避けるために、
そのトナーが転写領域を通過している時に像担持体と転
写媒体とを離間させることにより、未転写トナーを10
0%像担持体へ振り分けられる。
【0042】また、未転写トナーを転写媒体の方へ多く
振り分ける場合には、非接触状態での転写は非常に難し
いため、そのトナーが転写領域を通過している時に像担
持体と転写媒体とを接触させるようにすればよい。この
未転写トナー処理の具体例を図5に示す。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、転写媒体を備えた画像形成装置における各クリーニ
ング装置のクリーニング性能が安定化するため、良好な
画像品質を長期間にわたって保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した転写媒体として転写ローラ
を用いた画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】この発明を実施した転写媒体として転写搬送ベ
ルトを用いた画像形成装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図3】この発明を実施した転写媒体として中間転写ベ
ルト及び転写ローラを用いた画像形成装置の一例を示す
概略構成図である。
【図4】この実施例の作用説明に供する転写ローラに印
加する転写バイアス電圧と転写効率との関係を示す線図
である。
【図5】この実施例における未転写トナー処理の具体例
を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電器 4 現像器 5 転写ローラ 7 転写紙 8 クリーニング装
置 8a クリーニングブレード 8b 廃トナー容器 9 クリーニング装置 9a クリーニング
ブレード 9b 廃トナー容器 12 転写搬送ベル
ト 13 転写チャージャ 14 クリーニング
装置 14a クリーニングブレード 14b 廃トナー容
器 15 中間転写ベルト 16 転写ローラ 17 クリーニング装置 17a クリーニン
グブレード 17b 廃トナー容器 18 クリーニング
装置 18a クリーニングブレード 18b 廃トナー容
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 E 9186−5C // B41J 29/17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像を転写
    ローラ等の転写媒体を用いて直接あるいは間接的に転写
    紙等の最終転写材へ転写する画像形成装置において、 前記最終転写材に転写されずに残った未転写トナーを、
    前記像担持体及び転写媒体の外周にそれぞれ設けられた
    クリーニング装置によってクリーニングし、その際前記
    未転写トナーを前記像担持体と転写媒体とに選択的に振
    り分けることを特徴とする未転写トナーのクリーニング
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置における未
    転写トナーのクリーニング方法において、 上記未転写トナーを前記像担持体と転写媒体のいずれか
    一方に常に多くなるように振り分けることを特徴とする
    未転写トナーのクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置における未
    転写トナーのクリーニング方法において、 上記未転写トナーを前記像担持体と転写媒体のうち上記
    各クリーニング装置に備えた廃トナー容器の容量が大き
    い方へ多く振り分けることを特徴とする未転写トナーの
    クリーニング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置における未
    転写トナーのクリーニング方法において、 上記未転写トナーを上記各クリーニング装置に備えた廃
    トナー容器内の残トナー量に従って前記像担持体と転写
    媒体とに選択的に振り分けることを特徴とする未転写ト
    ナーのクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    画像形成装置における未転写トナーのクリーニング方法
    において、 上記未転写トナーの振り分け方により転写条件を変更す
    ることを特徴とする未転写トナーのクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置における未
    転写トナーのクリーニング方法において、 転写条件が転写バイアス印加電圧あるいは転写電流値で
    あり、上記未転写トナーを像担持体の方へ多く振り分け
    る時の転写バイアス印加電圧値あるいは転写電流値をA
    1,転写媒体の方へ多く振り分ける時の転写バイアス印
    加電圧値あるいは転写電流値をA2,両方に略均等に振
    り分ける時の転写バイアス印加電圧値あるいは転写電流
    値をA3としたとき、A1<A3<A2の関係を満たす
    ようにすることを特徴とする未転写トナーのクリーニン
    グ方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    画像形成装置における未転写トナーのクリーニング方法
    において、 上記未転写トナーを像担持体の方へ多く振り分ける場合
    には、該トナーが転写領域を通過している時に前記像担
    持体と転写媒体とを離間させ、前記未転写トナーを前記
    転写媒体の方へ多く振り分ける場合には、該トナーが転
    写領域を通過している時に前記像担持体と転写媒体とを
    接触させることを特徴とする未転写トナーのクリーニン
    グ方法。
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