JPH0517339Y2 - - Google Patents

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JPH0517339Y2
JPH0517339Y2 JP1986117097U JP11709786U JPH0517339Y2 JP H0517339 Y2 JPH0517339 Y2 JP H0517339Y2 JP 1986117097 U JP1986117097 U JP 1986117097U JP 11709786 U JP11709786 U JP 11709786U JP H0517339 Y2 JPH0517339 Y2 JP H0517339Y2
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horn
boss
plate
horn switch
mounting
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は車両等に用いられ、ボス部の上方にホ
イールスイツチが設けられるステアリングホイー
ルに関するものである。
<従来の技術> 従来より、ステアリングホイールのボス部上方
にホーンスイツチを組付けた、いわゆるセンター
ホーンタイプのステアリングホイールがあつた。
この種のステアリングホイールは第6図に示す
ように、略四角形のボスプレート53の上方に絶
縁部材54を介して付勢部材としてのコイルスプ
リング55が配置され、さらにこのコイルスプリ
ング55の上端に略四角形の枠状に形成されたコ
ンタクトプレート56が下方に移動可能に配置さ
れている。
そして、該コンタクトプレート56の上方に装
着した略四角形のホーンパツド58を押下げるこ
とにより、前記コンタクトプレート56を押下
げ、前記ボスプレート53に導通させてホーンを
作動させるものであつた。
なお、第6図中、51は金属製ボス、52はス
ポーク芯金、57はスポーク部(図示せず)から
一体的に連結され前記ホーンパツド58を囲むよ
うに形成された被覆体、59は合成樹脂製のロア
カバーである。(実開昭58−104771号公報参照) <考案が解決しようとする問題点> ところが、このステアリングホイールは、略四
角形のボスプレート53の上方に、下方へ移動可
能な略四角形の枠状のコンタクトプレート56が
配置されるため、ボスプレート53の上面には該
コンタクトプレートの移動を妨げるようなものは
配置できず、例えばスポーク芯金52等は第6図
に示すようにボスプレート53の下面にしか溶接
によつて結合できなかつた。
従つて、金属製ボス51の下端からボスプレー
ト53の下面までのスペースがある程度必要にな
り、ボス部分でのボス下面からパツド上面までの
全体としての高さが高く(厚肉)となり、意匠的
な制限を受けるという問題があつた。
また、スポーク芯金をコンタクトプレートの枠
外でボスプレート上面に固定することも考えられ
るが、その場合には該スポーク芯金の固定部が第
6図の被覆体57のようになるため大きなホーン
パツドを得ることができなかつた。
<問題点を解決するための手段> この考案は既述した問題点に鑑みなされたもの
であつて、ボスプレート上面にスポーク芯金等が
結合でき、ボス部分で厚肉とならず、かつ大きな
ホーンパツドを備えたステアリングホイールを提
供することを目的とする。
この考案は、ボス部を覆い、裏面に複数の取付
部材が延出されたホーンパツドと、前記取付部材
とスナツプ係合し、前記ホーンパツドを支持する
複数のホーンスイツチユニツトを具備するステア
リングホイールであつて、前記各ホーンスイツチ
ユニツトは、前記取付部材とスナツプ係合する取
付受部と、該取付受部が固定されるコンタクトプ
レートと、該コンタクトプレートを上方へ付勢す
る付勢部材とからなり、各々のホーンスイツチユ
ニツトは、ボス部の周縁部において前後および/
または左右方向に互いに間隔を有して配置され、
前記複数のホーンスイツチユニツトの少なくとも
1つは、取付受部と、付勢部材であるコイルスプ
リングとが、コンタクトプレート上で同芯円上に
配置され、前記ホーンパツドにより前記コンタク
トプレートを押圧するようにしたことによつて既
述の問題を解決するものである。
<考案の作用・効果> 本考案のステアリングホイールでは、複数のホ
ーンスイツチユニツトをボス部の周縁部において
前後および/または左右方向に互いに間隔を有し
て配置したため、各ホーンスイツチユニツト間に
スポーク芯金等を配置してボスプレート上面に溶
接固定でき、ボスの下面からボスプレートの下面
までのスペース(ボスの高さ)を必要最低限にで
きた。従つてボス部分でのボス下面からパツド上
面までの全体としての高さ(肉厚)を低くするこ
とができるとともに、従来のような被覆体をボス
部分に設けることなく、大きなホーンパツドが得
られ、意匠的な設計の自由度が向上する。
さらに、複数のホーンスイツチユニツトの少な
くとも1つのホーンスイツチユニツトで、取付受
部とコイルスプリングとをコンタクトプレート上
面で同心円上に配置したので、ホーンパツド押圧
時にこのホーンスイツチユニツトがホーンパツド
の前後左右の移動を規制するため、各ホーンスイ
ツチユニツトのコンタクトプレートが下方へねじ
られて移動(ローリング)することなく移動し、
ホーンスイツチの作動が確実に行われる。
<実施例> 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は、パツド部10をはずしたステアリン
グホイール本体1の平面図である。このステアリ
ングホイール本体1は、ボス部2、スポーク部
3、リング部4から構成されており、後述するパ
ツド部10と組み合わされてステアリングホイー
ルが形成されている。
ボス部2はステアリングシヤフト(図示せず)
に固着されるボス2aと、該ボス2aに溶接によ
り固着されているセルフアライニング機構の塑性
変形プレート2bと、該塑性変形プレート2bの
外周に溶接により固着されたボスプレート2cよ
りなつている。
スポーク部3はこの実施例では2本設けられ、
一端が前記ボスプレート2cに固着され、他端が
リング芯金4aに連結された板状スポーク芯金3
aと、該芯金3aの一部を覆うウレタン等の発泡
合成樹脂製の被覆層5からなつている。なお、こ
の被覆層5はリング部4の被覆層と一体的に設け
られている。
前記ボス部2とスポーク部3の裏面にはPP(ポ
リプロピレン)樹脂製のロアカバー6が配設さ
れ、前記ボスプレート2cにねじ7止めされてい
る。
なお、第1図中8は後述するホーンスイツチユ
ニツト20,30の可動側のコンタクトプレート
21,31にねじ止めされた係止孔8aを有する
取付受部であり、パツド部10に設けられた取付
部材としての合成樹脂製スナツプ脚12を前記係
止孔8aに係止することによりパツド部10をス
テアリングホイール本体1に装着するものであ
る。
また、40はコンタクトプレート21,31と
導伝板9とを結ぶリード線であり、端部にはコネ
クタ41を有している。
本実施例では、ホーンスイツチユニツト20,
30をボスプレート2cの前後方向に互いに間隔
を有して、すなわち前端と後端とに分けて配置
し、両ホーンスイツチユニツト20,30の間に
スポーク芯金3aが配置されている。
ホーンスイツチユニツト20は、固定側のコン
タクトプレートとしてのボスプレート2cの前端
部上面に配置されており、両端に接点28,28
を有し、両端部近傍に後述する絶縁スペーサ22
が挿通される挿通孔23,23を有した板状の金
属製コンタクトプレート21を備えている。
絶縁スペーサ22は、合成樹脂製で前記コンタ
クトプレート21の下方への移動時のガイドと、
前記ボスプレート2cと前記コンタクトプレート
21との電気的な絶縁を行うために、上部にフラ
ンジ22aを備え、下方に向かつて径小となる円
錐台形のガイド部22bを備え、かつ該ガイド部
22bの中心にはねじ7が挿入される貫通孔22
cが備えられている。
そして、前記コンタクトプレート21の挿通孔
23に、前記絶縁スペーサ22を挿入し、該絶縁
スペーサ22のフランジ22aの上部に付勢部材
としてのコイルスプリング24を同心円上に配置
し、さらにこのコイルスプリング24の外周を覆
うようにして前記取付受部8を前記コンタクトプ
レート21の上面に配置し、該取付受部8をコン
タクトプレート21の裏面からねじ(図示せず)
止めすることにより、取付受部8と、コンタクト
プレート21と、絶縁スペーサ22と、コイルス
プリング24とを一体的に組立てることができ
る。そして、この組立て体を前記絶縁スペーサ2
2の貫通孔22cにねじを挿通して、前記ボスプ
レート2Cにねじ止めすることによりホーンスイ
ツチユニツト20のステアリングホイール本体1
への装着が完了する。
ホーンスイツチユニツト30は、ボスプレート
2cの後端部上面に配置されており、後述する板
バネ部材34のボスプレート2cの支点となる部
位近傍に接点38,38を備えた可動側のコンタ
クトプレート31を有している。該コンタクトプ
レート31には、両端部上面においてパツド部1
0の合成樹脂製スナツプ脚12と係止する係止孔
8aを有する取付受部8が裏面側からねじ(図示
せず)止めされるとともに、両端部近傍に前記絶
縁スペーサ22が挿入される挿通孔36が設けら
れ、さらに中央部において、2枚の絶縁シート3
3a,33bとリベツト35とにより絶縁状態で
板バネ34が固定されている。そして、前記絶縁
スペーサ22の貫通孔22cにねじ7を挿通し
て、前記ボスプレート2cを介してロアカバー6
に螺着することにより、ホーンスイツチユニツト
30のステアリングホイール本体1への装着が完
了する。
合成樹脂製ホーンパツド11は、ABS,PP等
の硬質樹脂単体、あるいはそれらの表面にPVC、
ウレタン等の軟質または発泡樹脂を設けた複層構
造のものでもよく、本実施例では後者の複層構造
のものを採用している。
なお、取付部材としての合成樹脂製スナツプ脚
12は、ABS樹脂製で、ホーンパツド11の裏
面に、取付受部8と対応して前記硬質樹脂と一体
的に設けられており、該スナツプ脚12の先端に
は取付受部8の係止孔8aへの挿入・係止が簡単
になるように、スリツト13が設けられている。
次に、以上のような構成の本実施例のステアリ
ングホイールの作用・効果を記載する。
まず、ボス部2、スポーク芯金3a、リング芯
金4aが連結された芯金を金型にセツトし、スポ
ーク芯金3aとリング芯金4aを覆うように発泡
ウレタン樹脂の被覆層5をRIM成形によつて形
成する。次に、ロアカバー6をボス部2とスポー
ク芯金3aの基端部の裏面を覆うように配置し、
また、予めコイルスプリング24や絶縁スペーサ
22等と一体化されたコンタクトプレート21を
ボスプレート2cの前端部に配置し、さらに、予
め2枚の絶縁シート33a,33bにより絶縁さ
れてリベツト35によつて板バネ34が組付けら
れ、また、絶縁スペーサ22取付受部8を備えた
コンタクトプレート31をボスプレート2cの後
端部を配置し、それぞれをねじ7によりボスプレ
ート2cの上面から螺着する。
なお、この時各コンタクトプレート21,31
と結線してあるリード線40を、ロアカバー6の
下面の導伝板9にコネクタ41により連結する。
そして、各コンタクトプレート21,31の上
部に設けられた取付受部8に、ホーンパツド11
の合成樹脂製スナツプ脚12を押し込み、両者を
スナツプ係合させてホーンパツド11をステアリ
ングホイール本体1に装着してステアリングホイ
ールが完成される。
そしてホーンパツド11を押下げることによ
り、前記合成樹脂製スナツプ脚12の根元部に設
けられたリブ14が前記取付受部8を各付勢部材
のコイルスプリング24、板ばね34のばね力に
抗して押し下げ、各接点28,38のいずれかを
ボスプレート2cに接触させてホーンを作動させ
る。
この時、ホーンスイツチユニツト20のコイル
スプリング24と、取付受部8および絶縁スペー
サ22を同心円状に配置したため、コンタクトプ
レート21がねじられて移動(ローリング)する
ことなく、ホーン操作が確実となる。
また、各ホーンスイツチユニツト20,30は
絶縁スペーサ22によりコンタクトプレート2
1,31の高さ方向の位置規制を行つているので
正確なコンタクトストロークが得られる。
さらに、前記ホーンスイツチユニツト20,3
0の間のボスプレート2cの上面にスポーク芯金
を溶接しても、前記ホーン操作を阻害することが
なく、ボスプレート2Cの上部のスペースを有効
に利用でき、ひいてはボス部分でのボス底面から
パツド上面までの高さを低くできるとともに、大
きなホーンパツド11が得られ、意匠上の設計の
自由度を向上させることができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次のように具体化してもよい。
(1) ホーンスイツチユニツトを左右にまたは前後
左右に分散させて配置し、各ホーンスイツチユ
ニツト間にスポーク芯金やオートドライブスイ
ツチ、テレスコピツク用レバー等を設けること
ができる。
(2) ホーンスイツチユニツトは、コイルスプリン
グを用いたものだけを前後および/または左右
方向に、互いに間隔を有するように配置しても
よい。
(3) スポーク芯金3aは板状に限らず、丸棒ある
いはパイプ材を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のホーンパツドを
はずした状態でのステアリングホイール本体の平
面図、第2図は同じくその断面図、第3図はコイ
ルスプリングを用いたホーンスイツチユニツトの
部分断面図、第4図は板ばねを用いたホーンスイ
ツチユニツトの部分断面図、第5図はホーンスイ
ツチユニツトの平面図、第6図は従来のステアリ
ングホイールの部分断面図である。 1……ステアリングホイール本体、2c……ボ
スプレート、3a……スポーク芯金、8……取付
受部、12……スナツプ脚、20,30……ホー
ンスイツチユニツト、21,31……コンタクト
プレート、22……絶縁スペーサ、24……コイ
ルスプリング、34……板ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボス部2を覆い、裏面に複数の取付部材12が
    延出されたホーンパツド11と、 前記取付部材12とスナツプ係合し、前記ホー
    ンパツド11を支持する複数のホーンスイツチユ
    ニツト20,30を具備するステアリングホイー
    ルであつて、 前記各ホーンスイツチユニツト20,30は、
    前記取付部材12とスナツプ係合する取付受部8
    と、該取付受部8が固定されるコンタクトプレー
    ト21,31と、該コンタクトプレート21,3
    1を上方へ付勢する付勢部材24,34とからな
    り、 各々のホーンスイツチユニツト20,30は、
    ボス部2の周縁部において前後および/または左
    右方向に互いに間隔を有して配置され、 前記複数のホーンスイツチユニツト20,30
    の少なくとも1つは、取付受部8と、付勢部材で
    あるコイルスプリング24とが、コンタクトプレ
    ート21上で同芯円上に配置され、 前記ホーンパツド11により前記コンタクトプ
    レート21,31を押圧するようにしたことを特
    徴とするステアリングホイール。
JP1986117097U 1986-07-30 1986-07-30 Expired - Lifetime JPH0517339Y2 (ja)

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JP1986117097U JPH0517339Y2 (ja) 1986-07-30 1986-07-30

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JP1986117097U JPH0517339Y2 (ja) 1986-07-30 1986-07-30

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JPS6323173U JPS6323173U (ja) 1988-02-16
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JP1986117097U Expired - Lifetime JPH0517339Y2 (ja) 1986-07-30 1986-07-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842228U (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 日立造船株式会社 側部水密ゴムの下部形状

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842228U (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 日立造船株式会社 側部水密ゴムの下部形状

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JPS6323173U (ja) 1988-02-16

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